JP3824103B2 - ラインオイラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばさく岩機やエア工具等の潤滑に用いるラインオイラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のラインオイラとしては、例えば図4に示すものが知られている。このラインオイラは、エア流通路aを内部に有する内筒bと、該内筒bとの間に油槽cを形成して内筒bに気密に外挿された外筒dと、内筒bの外周壁に形成されて油槽cの油をエア流通路aに導く油導通部eとを備えたもので、外筒dの外周壁には油槽c内に油を注入するための注入口fが設けられており、該注入口fにはオイルプラグgが着脱自在にねじ込まれている。
【0003】
内筒bの図において右側の端部にはエア供給管hが接続されており、油槽cから油導通部eを介してエア流通路aに流出した油が該供給管hからエア流通路aに供給されたエアと共に内筒bの左端部に設けられたエア流出口iからさく岩機やエア工具の被潤滑部に送出されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来のラインオイラにおいては、油槽cに注油する際に、オイルプラグgを取り外して注入口fから油を注入し、該注入後、オイルプラグgを注入口fに取り付けて閉塞するようにしているが、オイルプラグgはねじ込み式のために回す回数が多くなってその取り付け、取り外しに手間を要して注油作業に時間がかかり、しかも、オイルプラグgが外筒dの外周部から出っ張って邪魔になるという不都合がある。
【0005】
本発明はかかる不都合を解消するためになされたものであり、油槽への注油時間を短縮することができると共に、外筒の外周部の出っ張りを無くして取扱い易くすることができるラインオイラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明に係るラインオイラは、エア流通路を内部に有する内筒と、該内筒との間に油槽を形成して前記内筒に気密に外挿された外筒と、前記油槽と前記エア流通路との間に介在されて前記油槽の油を該エア流通路に導く油導通部とを備え、該油導通部から前記エア流通路に流出した油を該エア流通路を流れるエアと共に被潤滑部に送出するようにしたラインオイラにおいて、前記外筒を前記内筒に対して軸方向に移動可能且つ周方向に回動可能に配設すると共に該内筒の端部に径方向外方に突出する突起を設け、前記外筒の前記突起側の端部開口を油の注入口とすると共に該外筒の前記突起側の端部外周壁に該外筒の端面から軸方向に延びる第1の切欠き部と該第1の切欠き部から周方向に延びる第2の切欠き部とを設け、前記外筒を軸方向に移動させて前記突起を前記第1の切欠き部に挿入した後、該外筒を周方向に回して前記突起を前記第2の切欠き部に挿入して該外筒の軸方向の移動を阻止し、更に、該阻止状態で前記内筒を軸方向外方に付勢する付勢部材を設けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例を図1〜図3を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の一例であるラインオイラの全体図、図2は図1のII−II線断面図、図3は注油方法を説明するための説明図である。
【0008】
図1〜図3において符号1はコネクションパイプ(内筒)であり、このコネクションパイプ1は長尺な小径部2と該小径部2の左端部に設けられた短尺な大径部3とを備える。コネクションパイプ1の内部はエア流通路1aとされており、また、大径部3の軸方向の略中央部には二個の円柱状のピン(突起)4が周方向に互いに180°離間して埋め込まれて大径部3の外周面から突出している。大径部3の左端部にはフランジ3aが形成されている。フランジ3aとピン4との間の大径部3にはOリング(付勢部材)3bが外挿されている。ピン4より右端側の大径部3には全周溝が形成されており、該全周溝にはOリング3cが装着されて大径部3と後述するケース5との間のシールがなされている。
【0009】
コネクションパイプ1には、その内径が大径部3の外径より若干大径で且つ軸方向の長さがコネクションパイプ1より短い円筒状のケース(外筒)5が小径部2との間に油槽6を形成して外挿されている。ケース5の外径はフランジ3aの外径と略同一とされており、また、ピン4の突出端はケース5の外周面より内側に位置している。
【0010】
ケース5の右端部には小径孔部7が形成されており、該小径孔部7はコネクションパイプ1の小径部2に軸方向に摺動可能且つ周方向に回動可能にはめ込まれている。小径孔部7の内周面には全周溝が形成されており、該全周溝にはOリング8が装着されて小径孔部7と小径部2との間のシールがなされている。小径孔部7から軸方向右方に突出する小径部2の突出端にはエア供給ホース9が接続されており、該エア供給ホース9からエア流通路1aにエアが供給されるようになっている。
【0011】
ケース5の左端部開口は潤滑油の注入口5aとされており、また、該左端部外周壁にはケース5の左端面から軸方向に延びる第1の切欠き部10と該第1の切欠き部10から周方向に延びる第2の切欠き部11とが形成されている。第1及び第2の切欠き部10,11は、周方向に互いに180°離間して2箇所形成されており、その幅がピン4の径より若干広く形成されてピン4の挿脱を可能にしている。第2の切欠き部11の軸方向外側(左側)の壁面には、ピン4の外周面に対応する形状の係止凹部12が形成されている。
【0012】
ケース5内に位置する小径部2には、油槽6内の潤滑油をエア流通路1aに導くための油導通孔(油導通部)13が周方向に互いに離間して複数形成されている。油導通孔13はフエルト14によって覆われており、該フエルト14は押え部材としての金網15によって押さえられている。潤滑油の粘度や温度等によって潤滑油のエア流通路1aへの流出量が変化する際、編み目の異なるフエルトに交換することで、潤滑油のエア流通路1aへの流出量が常に一定となるように調整することが可能である。なお、図2において符号16は、フエルト14の軸方向の移動を規制するフランジ状のストッパである。
【0013】
次に、油槽6への潤滑油の注油方法を説明する。
図3に示すように、コネクションパイプ1とケース5とが分離された状態(注入口5aが開口された状態)において、ケース5の左端部に開口する注油口5aから油槽6内へ潤滑油を注入する。この時、エア供給ホース9がケース5の右端部に当接しており、これにより、ケース5はコネクションパイプ1から抜け出ることを防止される。また、Oリング8により小径孔部7と小径部2との間がシールされているので油漏れが防止される。
【0014】
次いで、コネクションパイプ1の大径部3に埋め込まれた二個のピン4とケース5の左端部に周方向に離間して二箇所形成された第1の切欠き部10との位相を一致させ、この状態でケース5を軸方向左方に移動させてピン4を第1の切欠き部10に挿入し、その後、ケース5を周方向に所定角度回してピン4を第2の切欠き部11に挿入し該ピン4を係止凹部12にはめ込む。これにより、ケース5の軸方向及び周方向の移動が阻止される。
【0015】
この時、コネクションパイプ1の大径部3に形成されたフランジ3aとケース5の左端面との間にOリング3bが挟まれた状態となって、該Oリング3bの弾性力でコネクションパイプ1が軸方向外方(左方)に付勢され、これにより、コネクションパイプ1にケース5がしっかりと固定されて注入口5aが閉塞され、図2に示す状態となる。
【0016】
閉塞状態においては、Oリング3bはシール部材としても機能し、また、Oリング3cによってコネクションパイプ1の大径部3とケース5との間のシールがなされると共に、Oリング8によって小径孔部7と小径部2との間のシールがなされ、これにより、油槽6の気密状態が確保される。
【0017】
そして、この状態でエア供給ホース9からエア流通路1aにエアを供給すると、油槽6からフエルト14及び油導通孔13を介してエア流通路1aに流出した潤滑油が該エア流通路1aを流れるエアと共に、コネクションパイプ1の左端部に設けられたエア流出口1bから図示しないさく岩機やエア工具等に送出される。
【0018】
なお、ケース5のコネクションパイプ1からの分離は、上述した閉塞の手順と逆の方法で行う。
このようにこの実施の形態では、ケース5を軸方向に移動させてコネクションパイプ1の大径部3に埋め込まれたピン4をケース5に設けられた第1の切欠き部10に挿入し、その後、ケース5を周方向に所定角度回して該ピン4を第2の切欠き部11に挿入するだけで注入口5aを簡単に閉塞することができ、しかも、該閉塞の手順と逆の手順で注入口5aを簡単に開口することができるので、従来に比べて油槽6への注油時間を大幅に短縮することができる。
【0019】
また、ケース5の端部開口を潤滑油の注入口5aとしているので、ケース5の外周部に従来のようなオイルプラグの出っ張りがなくなって取扱いが容易となり、小さな機械ではハンドルとして利用することが可能になる。
【0020】
【発明の効果】
上記の説明から明らかなように、本発明によれば、外筒を軸方向に移動させて内筒に設けられた突起を外筒に設けられた第1の切欠き部に挿入し、その後、外筒を周方向に所定角度回して該突起を第2の切欠き部に挿入するだけで注入口を簡単に閉塞することができると共に、該閉塞の手順と逆の手順で注入口を簡単に開口することができるので、従来に比べて油槽への注油時間を短縮することができるという効果が得られる。
【0021】
また、外筒の端部開口を油の注入口としているので、外筒の外周部に従来のようなオイルプラグの出っ張りがなくなって取扱いが容易になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例であるラインオイラの全体図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】注油方法を説明するための説明図である。
【図4】従来のラインオイラを説明するための説明的断面図である。
【符号の説明】
1…コネクションパイプ(内筒)
1a…エア流通路
3b…Oリング(付勢部材)
3c…Oリング
8…Oリング
4…ピン(突起)
5…ケース(外筒)
6…油槽
10…第1の切欠き部
11…第2の切欠き部
12…係止凹部
13…油導通孔(油導通部)

Claims (1)

  1. エア流通路を内部に有する内筒と、該内筒との間に油槽を形成して前記内筒に気密に外挿された外筒と、前記油槽と前記エア流通路との間に介在されて前記油槽の油を該エア流通路に導く油導通部とを備え、該油導通部から前記エア流通路に流出した油を該エア流通路を流れるエアと共に被潤滑部に送出するようにしたラインオイラにおいて、
    前記外筒を前記内筒に対して軸方向に移動可能且つ周方向に回動可能に配設すると共に該内筒の端部に径方向外方に突出する突起を設け、前記外筒の前記突起側の端部開口を油の注入口とすると共に該外筒の前記突起側の端部外周壁に該外筒の端面から軸方向に延びる第1の切欠き部と該第1の切欠き部から周方向に延びる第2の切欠き部とを設け、前記外筒を軸方向に移動させて前記突起を前記第1の切欠き部に挿入した後、該外筒を周方向に回して前記突起を前記第2の切欠き部に挿入して該外筒の軸方向の移動を阻止し、更に、該阻止状態で前記内筒を軸方向外方に付勢する付勢部材を設けたことを特徴とするラインオイラ。
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