JP3823404B2 - 無段変速機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固定シーブ及び可動シーブによって構成される2つのプーリと、これら2つのプーリに巻き掛けられるベルトとを備えた無段変速機に係り、特に自動車におけるトランスミッションに用いて好適であり、詳しくは固定シーブの支持構造等に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、燃料消費率の向上及び運転性能の向上等の要求により、自動車のトランスミッションとしてベルト式無段変速装置を組込んだ自動無段変速機が注目されている。
【0003】
この無段変速機は、ケースに回転自在に支持されたプライマリプーリ及びセカンダリプーリと、これらのプーリに巻き掛けられたベルトと、を備えている。また、これらのプーリは固定シーブと可動シーブとによって構成されており、可動シーブを軸方向に移動させて変速を行うようになっている。
【0004】
また、プライマリプーリには前後進切換装置が連結されており、この前後進切換装置は、サンギヤ、ピニオンギヤ、リングギヤ並びにキャリヤからなるプラネタリギヤによって構成されて、エンジンからの出力をプライマリプーリに伝達するようになっている。
【0005】
図1は、プライマリプーリ側の固定シーブの支持構造等を示す詳細断面図であるが、この図に明らかなように、固定シーブ200はボス部200aを有しており、該ボス部200aは大径ベアリング201を介してケース202(正確には、その突出部202a)に回転自在に支持されている。また、ボス部200aの先端部にはスプライン連結部203が形成されており、この連結部203を介してキャリヤ205が連結されている。
【0006】
さらに、上述したプラネタリギヤのリングギヤ207は、小径ベアリング206を介してケース突出部202aに回転自在に支持されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、大径ベアリング201とスプライン連結部203とは軸方向にずらして配置されているため、軸方向寸法が大きくなってしまうという問題があった。
【0008】
また、固定シーブ200にはベルトが巻き掛けられて図示A方向に大きな荷重が作用するが、上述のように大径ベアリング201とスプライン連結部203とを軸方向にずらして配置しているために大径ベアリング201を中心としたモーメントが発生し、その結果、スプライン連結部203には図示B方向に荷重が発生する。そのため、スプライン連結部203の耐久性並びに信頼性が低下するという問題があった。
【0009】
さらに、小径ベアリング206と大径ベアリング201とが軸方向にずらして配置されているため、軸方向寸法が大きくなってしまうという問題があった。
【0010】
そこで、本発明は、軸方向寸法を小さくすると共に、固定シーブと伝動部材との連結部の耐久性を向上させる無段変速機を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、ケース(7)に回転自在に支持された固定シーブ(52,53)、該固定シーブ(52,53)の軸方向に移動し得ると共に該固定シーブ(52,53)と一体的に回転する可動シーブ(55,56)、及び該可動シーブ(55,56)を軸方向に移動させる油圧アクチュエータ(70,92)を有する一対のプーリ(50,51)と、これら一対のプーリ(50,51)に巻掛けられたベルト(57)と、プラネタリギヤ(20)を構成すると共に前記一対のプーリ(50,51)のいずれか一方における固定シーブ(52)にスプライン連結されて一体的に回転するキャリヤ(19)と、を備える無段変速機(1)において、
前記キャリヤ(19)にスプライン連結される固定シーブ(52)が、略厚肉円筒状のボス部(52a)を有し、
前記キャリヤ(19)にスプライン連結される固定シーブ(52)が、前記ボス部(52a)の外周部に配置された第1のベアリング(59)を介して前記ケース(7)に回転自在に支持されると共に、
前記キャリヤ(19)とのスプライン連結部(58)が、前記第1のベアリング(59)軸方向に重なるように前記ボス部(52a)の内周部に配置された、ことを特徴とする無段変速機(1)にある。
【0013】
請求項に係る発明は、前記キャリヤ(19)が、サンギヤ(15)、リングギヤ(16)並びにピニオンギヤ(17)と共にプラネタリギヤ(20)を構成し、
前記リングギヤ(16)が、前記キャリヤ(19)にスプライン連結される固定シーブ(52,53)に第2のベアリング(60)を介して回転自在に支持され、かつ、
前記第2のベアリング(60)が、前記第1のベアリング(59)と軸方向に重なるように前記ボス部(52a)に配置された、ことを特徴とする無段変速機(1)にある。
【0014】
[作用]
以上構成に基づき、キャリヤ(19)を介して一方のプーリ(50)を回転駆動すると、該プーリ(50)の固定シーブ(52)並びに可動シーブ(55)は一体的に回転し、該回転はベルト(57)を介して他方のプーリ(51)に伝えられる。この状態で油圧アクチュエータ(70,92)の供給油圧により可動シーブ(55,56)の軸方向位置を変更すると、一方のプーリ(50)から他方のプーリ(51)に伝達される回転は変速される。
【0015】
また、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、何等本発明の構成を限定するものではない。
【0016】
【発明の効果】
請求項1に係る本発明によると、キャリヤとのスプライン連結部並びに第1のベアリングを、軸方向に重なるように配置したため、軸方向寸法を小さくできる。また、固定シーブにベルトが巻き掛けられて大きな荷重が作用しても、キャリヤとのスプライン連結部には余分な荷重は作用しない。したがって、該スプライン連結部の耐久性並びに信頼性が向上する。
【0017】
請求項に係る本発明によると、第2のベアリングと第1のベアリングとを軸方向に重なるように配置したため、軸方向寸法を小さくできる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面に沿って、本発明に係る実施の形態について説明する。
【0019】
車両用自動無段変速機1は、図2に示すように、流体継手(トルクコンバータ)2と、前後進切換装置3と、ベルト式無段変速装置(CVT)5と、ディファレンシャル装置6と、を備えている。また、これらの流体継手2等は分割式のケース7に収納されている。
【0020】
このうち、流体継手2は、エンジン出力軸9に連結されたポンプインペラ10と、前後進切換装置3の入力軸3aに連結されたタービンライナー11と、入力軸3aとエンジン出力軸9とを直結するロックアップクラッチ12と、を有している。
【0021】
また、前後進切換装置3は、入力軸3aに固定されたサンギヤ15、後述する固定シーブ52に回転自在に支持されたリングギヤ16、これらに噛合されるピニオンギヤ17、及び該ピニオンギヤ17を支持するキャリヤ(伝動部材)19からなるプラネタリギヤ20を備えている。
【0022】
そして、入力軸3aとキャリヤ19との間には、油圧アクチュエータ21にて操作されるダイレクトクラッチ22が介装されており、このダイレクトクラッチ22を係合させることに基づき入力軸3aとキャリヤ19とを直結状態にするようになっている。また、キャリヤ19の他端は固定シーブ52にスプライン連結されている(詳細は後述)。
【0023】
さらに、リングギヤ16には、油圧アクチュエータ23にて操作されるリバースブレーキ25が連結されており、リングギヤ16の回転を停止できるように構成されている。
【0024】
ここで、油圧アクチュエータ23の構造、並びにその取り付け部の構造について説明する。
【0025】
リバースブレーキ25の側方においては、図3に詳示するように、ケース7の突出部7aが配置されている。この突出部7aは入力軸3aを囲むように配置されており、この突出部7aには、リバースブレーキ25の側に開口するように環状のシリンダ部7bが形成されている。そして、このシリンダ部7bには環状のピストン23aが摺動自在に配置されていて、これらシリンダ部7bとピストン23aとによって油圧アクチュエータ23を構成している。また、シリンダ部7bの底面(図示左側の面)には厚肉部7cが形成されており、この厚肉部7cによって突出部7aが補強されている。なお、この厚肉部7cに対応してピストン23aの受圧面が凹まされている。
【0026】
一方、CVT5は、図2に示すように、プライマリプーリ50とセカンダリプーリ51とを有しており、これらのプライマリプーリ50及びセカンダリプーリ51は、固定シーブ52,53と可動シーブ55,56とをそれぞれ有している。また、これらのプーリ50,51の間には金属製のベルト57が巻き掛けられている。
【0027】
このうち、プライマリプーリ50側の固定シーブ52は、前後進切換装置3の側に延設された略厚肉円筒状の第1ボス部52aと、その反対側に延設された略厚肉円筒状の第2ボス部52bとを有しており、第1ボス部52aは、その外周部に配置された大径ベアリング(第1のベアリング)59を介して突出部7aに回転自在に支持されている。なお、本実施の形態においては、油圧アクチュエータ23のシリンダ部7bを固定シーブ52側に深く形成することにより、油圧アクチュエータ23を、大径ベアリング59と同じ軸方向位置に配置している。
【0028】
また、第1ボス部52aの内周部には、図3に詳示するように、大径ベアリング59と軸方向に重なるように、キャリヤ19とのスプライン連結部58が形成されており、このスプライン連結部58を介してキャリヤ19が固定シーブ52に連結されて一体的に回転し、前後進切換装置3からの回転がプライマリプーリ50に伝達されるようになっている。さらに、第1ボス部52aの先端部には環状の凹部52cが形成されており、該凹部52cには、大径ベアリング59と軸方向に重なるようになるように小径ベアリング(第2のベアリング)60が配置されている。そして、上述したリングギヤ16が、この小径ベアリング60を介して固定シーブ52に回転自在に支持されている。
【0029】
また、第2ボス部52bの端部とケース7との間にはベアリング61が介装されており(詳細は後述)、結局、この固定シーブ52は、各ボス部52a,52bとケース7との間に介装された2つのベアリング59,61によって回転自在に支持されている。
【0030】
一方、可動シーブ55は、固定シーブ52の軸方向に移動し得ると共に該固定シーブ52と一体的に回転するように、ボールスプライン64を介して第2ボス部52bに支持されており、可動シーブ55は、ダブルピストンタイプの油圧アクチュエータ70によって軸方向に移動されるように構成されている。
【0031】
この油圧アクチュエータ70は、図4に詳示するように、固定シーブ52の第2ボス部52bに嵌挿されて固定されたアウタシリンダ71及びインナシリンダ72と、可動シーブ55の外周部にカシメ固定されたピストン部材73と、によって構成されている。
【0032】
すなわち、アウタシリンダ71は、第2ボス部52bを中心にして傘状に延設された部分71aと、該部分71aに連続する円筒部分71bと、を有しており、インナシリンダ72は、可動シーブ55の背面に沿うように湾曲して形成されている。
【0033】
また、ピストン部材73は、アウタシリンダの円筒部分71b並びにインナシリンダ72の端縁に摺接するようにカシメ固定部から軸方向に延設された円筒部分73aと、アウタシリンダ73との間に油圧室75を形成するように円筒部分73aから屈曲されたピストン部分73bと、を有している。なお、可動シーブ55の背面は、ピストン面を形成し、インナシリンダ72と共に油圧室77を形成している。
【0034】
ところで、ピストン部材73が可動シーブ55にカシメ固定される前においては、図5(a) に詳示するように、可動シーブ55は凹部55aと凸部55bとをその外周部に有しており、回転軸方向と直交する方向に形成された当接面55cを有している。また、ピストン部材73の先端部には薄肉部73cが形成されており、それに伴って、軸方向と直交する方向に突出する突出面73dが形成されている。
【0035】
そして、ピストン部材73(薄肉部73cの先端部)が可動シーブ55の凹部55aにカシメ固定された後においては、図5(b) に詳示するように、ピストン部材側の突出面73dは可動シーブ側の当接面55cに突き当てられた状態となる。したがって、油圧に伴う押圧力が図示F方向に作用しても、該押圧力Fは当接面55cにて受け止められて、カシメ固定部にはほとんど作用しないようになっている。
【0036】
ところで、アウタシリンダ71は、図4に詳示するように、第2ボス部52bの近傍において図示左方に膨出する膨出部71cを有しており、この膨出部71cの背面(図示左側の面)には、上述したベアリング61が配置されている。このベアリング61のインナーレース61aは、膨出部71cの背面に所定面積以上(好ましくは、膨出部71cの全面)と接触するような径であり、また、インナーレース61aの背面側(図示左側)には凹部61bが形成されている。そして、この凹部61bには、第2ボス部52bに螺合されるナット90が配置されており、このナット90によってアウタシリンダ71、インナシリンダ72及びベアリング61の位置決めを行っている。つまり、本実施の形態においては、インナーレース61aの径はナット90の径よりも大きく設定されている。
【0037】
一方のセカンダリプーリ51においても、図2に示すように、固定シーブ53はケース7に回転自在に支持されており、可動シーブ56は、固定シーブ53の軸方向に移動し得ると共に該固定シーブ53と一体的に回転するように、固定シーブ53にボールスプライン91を介して支持されている。そして、この可動シーブ56は、その背面に配置された油圧アクチュエータ92によって軸方向に移動できるようになっている。
【0038】
さらに、固定シーブ53のボス部53aには出力ギヤ93が固定されており、この出力ギヤ93の下方には減速ギヤ機構95とディファレンシャル装置6とが配置されている。このうち、減速ギヤ機構95は、一体的に回転するように同軸上に配置された大ギヤ95a及び小ギヤ95bを有しており、ディファレンシャル装置6は、デフケース62と一体的に回転するように該ケース62に固定されたリングギヤ63と、デフケース62内にシャフトを介して支持されている一対のデフギヤ65,65と、これらのデフギヤ65,65にそれぞれ噛合されたサンギヤ66,66と、を有しており、各サンギヤ66,66は、車両の左右前車軸96,96にそれぞれ連結されて差動回転を出力するようになっている。そして、固定シーブ側の出力ギヤ93は、減速ギヤ機構95の大ギヤ95aに噛合され、その小ギヤ95bは、ディファレンシャル装置6のリングギヤ63に噛合されている。
【0039】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
【0040】
エンジン出力軸9の回転は、流体継手2を介して入力軸3aに伝達される。この状態でダイレクトクラッチ22を係合させると共にリバースブレーキ25を解放すると、入力軸3aと固定シーブ52とは直結状態となって、入力軸3aの回転がキャリヤ19を介してそのまま固定シーブ52に伝えられる。これにより、プライマリプーリ50が正回転駆動され、その回転はベルト57を介してセカンダリプーリ51に伝達される。
【0041】
そして、セカンダリプーリ51の回転は、出力ギヤ93を介して減速ギヤ機構95に伝達され、該ギヤ機構95にて減速された上でディファレンシャル装置6に伝達される。
【0042】
この状態で油圧アクチュエータ70,92の供給油圧により可動シーブ55,56の軸方向位置を変更すると、プライマリプーリ50からセカンダリプーリ51に伝達される回転は変速される。
【0043】
一方、ダイレクトクラッチ22を解放すると共にリバースブレーキ25を係合させると、リングギヤ63が停止状態となることにより固定シーブ52には逆方向の回転が伝達される。そして、その回転は、上述と同様にベルト57、セカンダリプーリ51、及び出力ギヤ93を介して減速ギヤ機構95に伝達され、さらにディファレンシャル装置6に伝達される。
【0044】
次に、本実施の形態の効果について説明する。
【0045】
本実施の形態によれば、大径ベアリング59、スプライン連結部58並びに小径ベアリング60を、ほぼ同じ軸方向位置に配置することにより、軸方向寸法を小さくできる。
【0046】
また、固定シーブ52にはベルト57が巻き掛けられて大きな荷重(図3の符号A参照)が作用するものの、大径ベアリング59とスプライン連結部58とを同じ軸方向位置に配置しているため、スプライン連結部58には従来装置のような余分な荷重が作用しない。その結果、スプライン連結部58の耐久性並びに信頼性が向上する。
【0047】
ところで、固定シーブの支持構造には、従来より、特開昭61−105345号公報にて開示されたもの(図6参照)や、特開平4−83946号公報にて開示されたもの(図1参照)がある。
【0048】
このうち図6においては、ケース100には突出部100aが形成されており、該突出部100aには、固定シーブ102が大径ベアリング103を介して回転自在に支持されている。そして、この突出部100aにはブレーキピストン105が配置されている。この突出部100aは、大径ベアリング103と同等の幅に太く形成されているため、ブレーキピストン105は大径ベアリング103の位置からずらして配置されることとなり、軸方向寸法が長くなるという問題があった。
【0049】
これに対して図1に示すものは、ケース202の突出部202aを細く形成していることから軸方向寸法を短くできるものの、ベアリング201の支持が不確実になるという問題があった。なお、図中の符号210はブレーキピストンを示している。
【0050】
本実施の形態によれば、シリンダ部7bを固定シーブ52側に深く形成することによって、油圧アクチュエータ23を大径ベアリング59と同じ軸方向位置に配置でき、軸方向寸法を短くできる。また、シリンダ部7bの底面に厚肉部7cを形成することによって突出部7aの強度を確保でき、大径ベアリング59の支持を確実なものとできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来におけるプライマリプーリ側の固定シーブの支持構造等を示す詳細断面図。
【図2】本発明に係る無段変速機の全体構成を示す図。
【図3】前後進切換装置等の詳細構造を示す図。
【図4】プライマリプーリ等の詳細構造を示す図。
【図5】可動シーブと油圧アクチュエータとの接合部を示す詳細断面図であり、(a) は接合前の状態を示す図、(b) は接合後の状態を示す図。
【図6】従来の問題点を説明するための図。
【符号の説明】
1 無段変速機
7 ケース
15 サンギヤ
16 リングギヤ
17 ピニオンギヤ
19 キャリヤ(伝動部材)
20 プラネタリギヤ
50 プライマリプーリ
51 セカンダリプーリ
52,53 固定シーブ
52a ボス部
55,56 可動シーブ
57 ベルト
58 スプライン連結部
59 大径ベアリング(第1のベアリング)
60 小径ベアリング(第2のベアリング)
70,92 油圧アクチュエータ

Claims (2)

  1. ケースに回転自在に支持された固定シーブ、該固定シーブの軸方向に移動し得ると共に該固定シーブと一体的に回転する可動シーブ、及び該可動シーブを軸方向に移動させる油圧アクチュエータを有する一対のプーリと、これら一対のプーリに巻掛けられたベルトと、プラネタリギヤを構成すると共に前記一対のプーリのいずれか一方における固定シーブにスプライン連結されて一体的に回転するキャリヤと、を備える無段変速機において、
    前記キャリヤにスプライン連結される固定シーブが、略厚肉円筒状のボス部を有し、
    前記キャリヤにスプライン連結される固定シーブが、前記ボス部の外周部に配置された第1のベアリングを介して前記ケースに回転自在に支持されると共に、
    前記キャリヤとのスプライン連結部が、前記第1のベアリング軸方向に重なるように前記ボス部の内周部に配置された、
    ことを特徴とする無段変速機。
  2. 前記キャリヤは、サンギヤ、リングギヤ並びにピニオンギヤと共にプラネタリギヤを構成し、
    前記リングギヤが、前記キャリヤにスプライン連結される固定シーブに第2のベアリングを介して回転自在に支持され、かつ、
    前記第2のベアリングが、前記第1のベアリングと軸方向に重なるように前記ボス部に配置された、
    ことを特徴とする請求項記載の無段変速機。
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