JP3822705B2 - 追焚付き給湯装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、1台で給湯、追焚および湯張りを行うことができる追焚付き給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、追焚付き給湯装置は、給湯回路と追焚回路とこれらの間に設けられた湯張り路とを備えており、湯張り路には開閉弁が設けられている。この開閉弁は、給湯時および追焚時には閉じられているが、湯張り時には開かれ、給湯回路で加熱された水を湯張り路および追焚回路を介して浴槽に供給するようになっている(実開平5−25251号公報参照)。
【0003】
ところで、給湯回路内には、給湯用の蛇口を瞬時に閉じた場合、その他の原因によりいわゆるウオーターハンマーと称される高圧が発生することがある。このような高圧が発生すると、給湯回路の各部、特に熱交換器が損傷するおそれがある。そこで、従来の給湯装置においては、給湯回路にブローバルブを設置している。ブローバルブは、給湯回路内の圧力が所定の圧力以上になると開弁するようになっており、ブローバルブが開弁すると給湯回路内の湯が外部に排出される。したがって、給湯回路内が所定の圧力以上に高圧になることがなく、給湯回路の各部が損傷するのを防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の給湯装置においては、ブローバルブの開弁時に給湯回路内の湯を単に装置のハウジングの外部に排出したり、あるいはハウジングの内部に排出していた。湯をハウジングの外部に排出すると、水漏れ等の故障が発生しているかのような誤解を招くおそれがある。一方、ハウジングの内部に排出すると給湯装置の内部に腐食を発生させるおそれがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決するために、請求項1に係る発明は、給湯回路と追焚回路との間にそれらを接続する湯張り路が設けられ、この湯張り路に開閉弁が設けられた追焚付き給湯装置において、上記湯張り路に上記開閉弁を迂回するバイパス路を設け、このバイパス路に、上記追焚回路側から上記給湯回路側への流れを常時阻止し、上記給湯回路側の圧力が所定の圧力を越えると開弁して上記給湯回路側から上記追焚回路側への流れを許容するブローバルブを設け、上記開閉弁より上記追焚回路側の上記湯張り路に、上記給湯回路側から上記追焚回路側への流れを許容し、上記追焚回路側から上記給湯回路側への流れを阻止する第1、第2の逆止弁を設け、この第1、第2の逆止弁間に上記バイパス路の上記追焚回路側の端部を接続したことを特徴としている。
【0006】
この場合、ケーシングに上記湯張り路の一部をなす通路を形成し、このケーシングに上記開閉弁、上記バイパス路および上記ブローバルブを設けるのが望ましい。
また、上記ケーシングの外面には、上記開閉弁より上記給湯回路側の上記通路に連通した装着孔、上記開閉弁より上記追焚回路側の上記通路に連通した連通孔、および上記装着孔と上記連通孔とを連通させる連通溝を形成するとともに、上記装着孔、上記連通孔および上記連通溝を遮蔽する遮蔽部材を設け、これらの装着孔、連通孔、連通溝および遮蔽部材によって上記バイパス路を構成し、上記装着孔に上記逆止弁を設けるのが望ましい。
さらに、上記第1、第2の逆止弁を上記ケーシングに設けるのが望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態について図1および図2を参照して説明する。図1は、この発明に係る追焚付き給湯装置1全体の概略構成を示すものであり、給湯装置1は、給湯回路2、追焚回路3および湯張り路4を有している。
【0008】
給湯回路2は、給湯用熱交換器21を有しており、給湯栓22を開くと、給水源23から供給される水が熱交換器21を通過する際にバーナ24によって加熱され、給水栓22から出湯されるようになっている。
【0009】
追焚回路3は、浴槽31内の湯を循環させるためのポンプP、および追焚用熱交換器32を有しており、ポンプPによって浴槽31から追焚回路3内に吸い込まれた湯が、熱交換器32を通過する際にバーナ33で加熱され、その後浴槽31に戻されるようになっている。
【0010】
湯張り路4は、給湯回路2の出湯側と追焚回路3とを接続するためのものであり、湯張り路4には電磁開閉弁(開閉弁)41が設けられている。この電磁開閉弁41は、給湯時および追焚時には閉じているが、湯張り時には開かれる。したがって、湯張り時には、給湯用熱交換器21で加熱された水が湯張り路4および追焚回路3を介して浴槽31に送り込まれる。
【0011】
また、湯張り路4には、電磁開閉弁41より追焚回路3側(以下、湯張り路4において追焚回路3側を下流側、給湯回路2側を上流側という。)に第1、第2の逆止弁42,43が設けられている。この第1、第2の逆止弁42,43は、上流側から下流側への湯の流れは許容するが、逆方向への流れを阻止するものである。したがって、浴槽31内の湯が給湯回路2側へ流入することはない。
なお、二つの逆止弁42,43を設置したのは、追焚回路3側から給湯回路2側への流れを確実に防止するために二つの逆止弁を設置しなければならないという法令上の要請を満たすためのである。
【0012】
また、上記湯張り路4にはバイパス路5が設けられている。このバイパス路5の上流側の端部は、電磁開閉弁41の上流側に接続され、下流側の端部は電磁開閉弁41の下流側に接続されている。これにより、バイパス路5は電磁開閉弁41を迂回するようになっている。しかも、バイパス路5の下流側の端部は、第1、第2の逆止弁42,43の間に接続されている。
【0013】
上記バイパス路5には、ブローバルブ51が設けられている。このブローバルブ51は、所定の開弁圧を有する一種の逆止弁であり、上流側の圧力が所定の圧力を越えると開弁して、上流側から下流側への湯(水)の流れを許容するが、下流側から上流側への流れを常時阻止するものである。ブローバルブ51の開弁圧は、給水源23から供給される水の圧力より高いが、給湯回路2および湯張り路4の各部を損傷させる可能性のある圧力より低圧に設定されている。
【0014】
上記構成の追焚付き給湯装置1においては、給湯回路2にウオーターハンマー等の高圧が発生するとブローバルブ51が開弁し、給湯回路2内の湯が追焚回路3側へ流入する。したがって、給湯回路2内が異常な高圧になることがない。よって、給湯回路2の各部に損傷が発生するのを防止することができる。しかも、ブローバルブ51を通過した水は、追焚回路3に流入し、給湯装置1の外部に漏れることがない。したがって、給湯装置1が故障しているかのような無用の心配を抱かせるおそれがなく、給湯装置1の各部が腐食されることもない。さらに、ブローバルブ51は一種の逆止弁であるので、給湯回路2と追焚回路3とをバイパス路5を介して接続する回路においても、ブローバルブ51と第2の逆止弁43との二つの逆止弁が設置されることになり、法令上の要請を満たすことができる。
【0015】
上記電磁開閉弁41、第1、第2の逆止弁42,43、バイパス路5およびブローバルブ51は、一つのケーシングに設けてブロック化するのが望ましい。そのようにすれば、給湯装置1の組み立てを容易に行うことができるからである。以下、そのようなブロック体6を図2に基づいて説明する。
なお、このブロック体6には、電磁開閉弁41〜ブローバルブ51までの各構成に加えて開放弁8およびは背圧弁9が設けられている。
【0016】
図2において、符号61はブロック体6のケーシングである。このケーシング61は、第1のケーシング61Aと、この第1のケーシング61Aの下端側の側部に固定された第2のケーシング61Bとから構成されており、その内部には湯張り路3の一部をなす通路62が形成されている。この通路62の一端部は、第1のケーシング61Aの上端側の側部に流入孔62aとして開口し、給湯回路2側に接続されるようになっている。通路62の他端部は、第2のケーシング61Bの下端面に流出孔62bとして開口し、追焚回路3側に接続されるようになっている。
【0017】
第1のケーシング61Aの上端部には、上記電磁開閉弁41が設けられている。電磁開閉弁41は、軸線を上下方向に向けて配置され、通路62を上流側と下流側とに区分する弁座41aと、この弁座41aに着座する弁体41bとを有しており、弁体41bによって第1のケーシング61Aの内部の上部に背圧室41cが形成されている。この背圧室41cは、弁体41bに形成されたオリフィス41dを介して通路62の上流側に連通するとともに、弁体41bに形成された小孔41eを介して通路62の下流側に連通している。オリフィス41dは、その内部を湯が流れるときに大きな流通抵抗が発生するような内径を有しており、小孔41eより大幅に小径になっている。一方、小孔41eは、その上端開口部が弁軸41fによって開閉されるようになっている。弁軸41fは、ばね41gによって下方へ付勢され、弁体41bの上端面に突き当たって小孔41dを閉じる一方、ソレノイド(図示せず)に通電すると、その磁力によりばね41gの付勢力に抗して上方へ移動し、小孔41dを開くようになっている。
【0018】
上記構成の電磁開閉弁41において、いま電磁弁41より上流側の通路62内が所定の水圧(給水源23から供給される水の圧力)になっており、弁体41bが弁座41aに着座しているものとする。その状態では、背圧室41cがオリフィス41dを介して通路62の上流側に連通しているので、背圧室41c内も所定の水圧になっている。しかも、背圧室41cに臨む弁体41bの受圧面積が通路62の上流側に臨む弁体41bの受圧面積より大きいので、弁体41bは着座状態を維持する。
【0019】
弁体41bが着座した状態において、ソレノイドに通電すると弁軸41fが上方へ移動して小孔41eを開く。すると、背圧室41cが小孔41eを介して通路62の下流側に連通し、その内部の圧力が低下する。このため、弁体41bが通路62の上流側の水圧によって弁座41aから上方へリフトさせられ、電磁開閉弁41が開弁状態になる。したがって、湯が通路62内を上流側から下流側へ向かって流れる。
なお、背圧室41cは、オリフィス41dを介して通路2に連通しているが、オリフィス41dの内径が小孔41eの内径より大幅に小さいので、開弁時には、オリフィス41dから背圧室41cに流入する湯によって背圧室41c内が通路62の上流側の水圧と同圧になることはない。
【0020】
弁体41bのリフト時に、ソレノイドに対する通電を停止すると、弁軸41fがばね41gの付勢力によって下方へ移動し、小孔41dを閉じる。すると、通路62内の湯がオリフィス41dを通って背圧室41c内に流入し、背圧室41c内が通路62内と同圧になる。この結果、受圧面積が相違する分、背圧室41c内の圧力が弁体41bを下方へ押す力が、通路62内の圧力が弁体41bを上方へ押す力に比べて大きくなり、弁体41bが弁座41aに着座する。これによって、電磁開閉弁41が閉じる。
なお、弁体41bが一旦着座すると、着座状態を維持するのは上述のとおりである。
【0021】
上記第1のケーシング61Aの内部で上記電磁開閉弁41の下側には、逆止弁42が設けられている。逆止弁42は、弁座41aの下側にそれと同軸に配置された弁座42aと、この弁座42aの下側の通路62内に上下方向へ移動自在に配置されたに弁体42bと、この弁体42bを上方へ付勢して弁座42aに着座させるばね42cとを備えている。ばね42cの付勢力は、弁座42aより上流側の水圧が弁体42bを下方へ押圧する力より大幅に小さくなっている。したがって、電磁開閉弁41が開弁して通路62内に湯が流入すると、逆止弁42は開弁する。
【0022】
上記第2のケーシング61bの内部で流出孔62bの上側には、第2の逆止弁43が配置されている。この第2の逆止弁43は、上記第1の逆止弁42と同様に、軸線を上下方向に向けた弁座43a、この弁座43aの下流側に配置された弁体43b、およびこの弁体43bを上方へ付勢して弁座43aに着座させるばね43cを有しており、第1の逆止弁42と同様に機能する。
【0023】
第1のケーシング61Aの内部で上記第1の逆止弁42の下側には、開放弁8が設けられている。この開放弁8は、第1のケーシング61Aの下端部に下方へ向かって形成された排水孔63を開閉するためのものであり、排水孔63の上端部に上記第1の逆止弁42の弁座42aと同軸に形成された弁座81と、第1の逆止弁42と共用の弁体42bおよびばね42cとから構成されている。
【0024】
この開放弁8においては、弁体42bを第1の逆止弁42と共用しているため、弁体42bが弁座42aからリフトすると、弁体42bが弁座81に着座する。したがって、通路62内を湯が流れているときには、開放弁8が開弁することがなく、排水孔63から湯が流出することもない。一方、通路62内の圧力が極めて低圧ないしは負圧になると、弁体42bを下方に押し付ける力(通路62内圧力−排水孔63内圧力(大気圧))に対して上方に開放するばね42cの付勢力が打ち勝って、弁体42bがばね42cの付勢力によって弁座81からリフトし、排水孔63が開かれる。これにより、通路62内の湯が排水孔63から外部に排出される。
【0025】
また、上記第2のケーシング61Bの内部で第2の逆止弁43の上側には、背圧弁9が設けられている。この背圧弁9は、通路62内に第2の逆止弁43の弁座43aと同軸に配置され、通路62を第1の逆止弁42側と第2の逆止弁43側とに区分する弁座91と、この弁座91に対して着座、リフトすることによって通路62を開閉する弁体92と、この弁体92を下方へ付勢して弁座91に着座させるばね93とを有している。ばね93の付勢力は、弁体92の着座時に通路62内の湯が弁体92を上方へ押圧する力より小さく設定されている。したがって、電磁開閉弁41が開弁して通路62内を湯が流れと、背圧弁9は開弁する。その一方、通路62内の圧力が給水源23の水圧より低い所定の圧力(以下、残圧という。)になると、例えば0.5Kg/cm2程度になると、弁体92を弁座91に着座させるような大きさに設定されている。したがって、背圧弁9は、電磁開閉弁41を閉弁して通路62内が所定の残圧になると閉弁し、電磁開閉弁41と背圧弁9との間の通路62内を所定の残圧(ばね93の付勢力+大気圧)に維持する。
【0026】
ここで、残圧は、ばね42cの付勢力よりも大きく、第1の逆止弁42を開弁させるとともに、開放弁8を閉弁させるのに十分な大きさに設定されている。したがって、通路62内を湯が一旦流れると、第1の逆止弁42より上流側の通路62内が極めて低圧になるか、負圧にならない限り、第1の逆止弁42は開弁状態を維持し、開放弁8は閉弁状態を維持する。
【0027】
上記第1のケーシング61Aの側部には、上記バイパス路5およびブローバルブ51が設けられている。
すなわち、第1のケーシング61Aの側部外面には、装着孔52、この装着孔52の下方に配置された連通孔53、および装着孔52と連通孔53とを連通させる連通溝54がそれぞれ形成されている。装着孔52の内側の端部は、電磁開閉弁41の弁座41aより上流側の通路62に開口し、連通孔53の内側の端部は、第1の逆止弁42の弁座42aと背圧弁9の弁座91との間の通路62に開口している。また、第1のケーシング61Aの側部外面には、遮蔽板(遮蔽部材)55が固定されており、この遮蔽板55によって装着孔52、連通孔53および連通溝54が外部に対して密封されている。この結果、第1のケーシング61Aには、装着孔52、連通溝54、連通孔53および遮蔽板55とにより、電磁開閉弁41を迂回して通路62の上流側と下流側とを連通する連通路が形成されることになり、この連通路がバイパス路5である。
【0028】
上記装着孔52には、ブローバルブ51が装着されている。ブローバルブ51は、装着孔52の内側の端部に形成された弁座51a、この弁座51aより外側の装着孔52内に移動可能に挿入された弁体51b、およびこの弁体51bを内側へ付勢して弁座51aに着座させるばね51cとから構成されており、前述したようにばね51cによる開弁圧は、通路62内を流れる湯の圧力より高く、しかも給湯用熱交換器21等が損傷を受ける圧力より低く設定されている。
【0029】
上記構成のブロック体6を用いた場合には、流入口62aを給湯回路2側に接続し、流出口62bを追焚回路3側に接続するだけで済み、電磁開閉弁41、第1、第2の逆止弁42,43およびブローバルブ51をそれぞれ組み付ける必要がない。したがって、給湯装置1の組立を容易に行うことができる。しかも、バイパス路5を湯張り路4と別個に配管する必要がないので、組立をより一層容易に行うことができるとともに、配管のための設置空間が不要になる。また、開放弁8を設けているので、電磁開閉弁41、第1、第2の逆止弁42,43、背圧弁9のいずれも開弁状態で故障し、かつ断水時のように給湯回路2側が負圧になったとしても、開弁故障によって通路62内の圧力が下がり、ばね42cの付勢力により排水孔63が開かれるので、浴槽31の湯が通路62bを通ってきても排水孔63側に流れる。よって、浴槽31の湯が通路62を通って給湯回路2側へ流入するのを防止することができる。
【0030】
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、適宜設計変更可能である。
例えば、上記の実施の形態は、給湯用および追焚用の熱交換器21,32を別々のバーナ24,33で加熱する給湯装置1にこの発明を適用したものであるが、この発明は、二つの熱交換器を同一のバーナで加熱する一缶二回路式の給湯装置に適用してもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、ブローバルブを通過した湯を追焚回路側へ流すようにしているので、給湯装置の外部に水が排出されることがない。したがって、給湯装置が故障しているかのような無用の心配を抱かせたり、装置の内部がブローバルブから排出された水によって腐食されるのを防止することができという効果が得られる。
請求項2に係る発明によれば、給湯装置の組立を容易に行うことができるという効果が得られる。
請求項3に係る発明によれば、バイパス路としての配管が不要であるので、その分だけ手間を省くとともに、設置空間を小さくすることができるという効果が得られる。
請求項4に係る発明によれば、バイパス路に1つのブローバルブを設けただけであるにも拘わらず、給湯回路と追焚回路とをバイパス路を介して接続した回路においても、ブローバルブと第2の逆止弁との二つの逆止弁が配置されることになり、給湯回路と追焚回路とを接続する回路には二つの逆止弁を設置しなければならないとする法令上の要請を満たすことができるという効果が得られる。
請求項5に係る発明によれば、給湯装置の組立をより一層容易に行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す概略構成図である。
【図2】図1に示す実施の形態において用いるのに好適なブロック体を示す断面図である。
【符号の説明】
1 追焚付き給湯装置
2 給湯回路
3 追焚回路
4 湯張り路
5 バイパス路
41 電磁開閉弁(開閉弁)
42 第1の逆止弁
43 第2の逆止弁
51 ブローバルブ
52 装着孔
53 連通孔
54 連通溝
55 遮蔽板(遮蔽部材)
61 ケーシング
62 通路
Claims (4)
- 給湯回路と追焚回路との間にそれらを接続する湯張り路が設けられ、この湯張り路に開閉弁が設けられた追焚付き給湯装置において、上記湯張り路に上記開閉弁を迂回するバイパス路を設け、このバイパス路に、上記追焚回路側から上記給湯回路側への流れを常時阻止し、上記給湯回路側の圧力が所定の圧力を越えると開弁して上記給湯回路側から上記追焚回路側への流れを許容するブローバルブを設け、上記開閉弁より上記追焚回路側の上記湯張り路に、上記給湯回路側から上記追焚回路側への流れを許容し、上記追焚回路側から上記給湯回路側への流れを阻止する第1、第2の逆止弁を設け、この第1、第2の逆止弁間に上記バイパス路の上記追焚回路側の端部を接続したことを特徴とする追焚付き給湯装置。
- ケーシングに上記湯張り路の一部をなす通路を形成し、このケーシングに上記開閉弁、上記バイパス路および上記ブローバルブを設けたことを特徴とする請求項1に記載の追焚付き給湯装置。
- 上記ケーシングの外面には、上記開閉弁より上記給湯回路側の上記通路に連通した装着孔、上記開閉弁より上記追焚回路側の上記通路に連通した連通孔、および上記装着孔と上記連通孔とを連通させる連通溝を形成するとともに、上記装着孔、上記連通孔および上記連通溝を遮蔽する遮蔽部材を設け、これらの装着孔、連通孔、連通溝および遮蔽部材によって上記バイパス路を構成し、上記装着孔に上記逆止弁を設けたことを特徴とする請求項2に記載の追焚付き給湯装置。
- 上記第1、第2の逆止弁を上記ケーシングに設けたことを特徴とする請求項3に記載の追焚付き給湯装置。
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