JP3821609B2 - 筆記具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、筆記具本体から供給されるインキを誘導し、かつ保留できるペン体を有する筆記具等に関し、更に詳しくは、一般に、ペイントマーカー、油性マーカー、水性マーカー、アンダーラインペンと呼ばれるタイプの液体筆記具等に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来において、ペン先となるペン体に筆記具本体からインキを供給する液体筆記具等の形態としては、例えば、▲1▼ペン先の後端に接続されたインキ吸蔵体にインキを保留させた筆記具、▲2▼ペン先とインキ室の間に弁機構部を設けてペン先の押圧移動で弁を解放してインキの導出を行う筆記具、▲3▼後端をノックして弁機構を解放するようにした筆記具、▲4▼インキ室に液密に前進する栓体と弁体が配設されて筆記に伴う負圧で弁体を微小に解放してインキを供給するようにした筆記具、▲5▼ペン先とインキ室の間に多数のフインを有したインキ保溜体(コレクター部材)を備えた筆記具、など種々の液体筆記具等が知られている。
【0003】
しかしながら、これらの液体筆記具等において、描線幅の太いものを右手を用いて左から右に筆記する場合、ペン先となるペン体が太いためにペン体の右側が見にくく、線の右終点位置を特定しようとする時に不便である。
これは、模造紙等に表の枠線を引く場合や、横書きの資料にアンダーラインペン等で文字を塗りつぶす時に顕著なものである。この不便さを解消するために、右から左への運筆や図27(a)に示すように、筆記具を不自然な持ち方で対処しているケースが見られるが、これらは本来の筆記具の使用方法とは異なるため違和感があり、指等に無理な負担をかけるものである。なお、図27(b)は自然な持ち方での筆記である。
【0004】
このような線の右終点位置を特定しようとする時に生じる不便さ問題等は、筆記部の描線幅が2mm以上と太い筆記具では更に起こりやすいものである。また、筆記角度を45度以下で筆記する場合には、上記のような問題は起こりにくいが、低筆記角度での筆記は身体に近いところでの筆記には非常に不便であり、特に、電車、飛行機など比較的狭い場所での使用には更に上記不便さ等の問題を生じるものである。
これは、ただ単にペン体の筆記部の形状だけでなく、図28(例えば、実開昭56−140485号公報)に示されるように、ペン先部分1と軸部2を曲げた筆記具3においても、筆記角度が大きいとペンの反対側は見えなくなるし、筆記角度が小さいと構造によっては反対側が見えるものの体に近いところでの筆記で不便があり、上述と同様の課題があるものである。
また、筆ペンや、実開昭54−33731号公報に記載の太ささが可変であり、柔軟なペン先を持つ筆記具では、ある程度筆記荷重をかけると、ペンの反対側はみえるものの、安定した筆記描線幅が得られないため、不都合となる課題がある。
【0005】
更に、万年筆などのインキガイドスリットを有する割ペン先を有する筆記具の中には、例えば、実開昭48−51427号公報、実開昭49−115023号公報、実開平3−29390号公報、特開平9−52486号公報に開示されるような屈曲したペン先部を有するものが数多く知られている。しかしながら、これらの筆記具の主目的は、上述の筆ペンのように描線幅を可変とするものであり、また、「くの字」型になっている筆記具では図28に示されるペン先部分1と軸部2を曲げた筆記具3と同様の課題があり、また、割ペンのペン先はペン先方向の筆記角度だけでなく、横方向の筆記角度が限定されているために線引きには適さないものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、筆記具本体から供給されるインキを誘導し、かつ保留できるペン体を有する筆記具において、ペン先となるペン体の反対側が簡単に視認でき、線引きの終点位置を容易に認識できる筆記具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記従来の課題に鑑み、これを解消しようとするものであり、筆記具本体から供給されるインキを誘導し、かつ保留できるペン体を有する筆記具において、上記ペン体を特定構造とすることにより、上記目的の筆記具が得られることを見い出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は次の(1)〜(10)に存する。
(1) 筆記具本体から供給されるインキを誘導し、かつ保留できるペン体を有する筆記具において、上記ペン体は、インキ誘導部と、該インキ誘導部からのインキを導出し線幅2mm以上の描線幅が得られる筆記部とを備えると共に、該筆記部の軸方向の上側に筆記方向を視認できる可視部を備えたことを特徴とする筆記具。
(2) ペン体の可視部には、その幅方向両側又は片側にインキ誘導部を備えると共に、可視部の下部に上記インキ誘導部からのインキを導出する筆記部を備えてなる上記(1)記載の筆記具。
(3) 筆記具本体から供給されるインキを誘導し、かつ保留できるペン体を有する筆記具において、上記ペン体は、インキ誘導部と、該インキ誘導部からのインキを導出する筆記部とを備えると共に、該筆記部の軸方向の上側に筆記方向を視認できる可視部を備え、上記可視部には、その幅方向両側又は片側にインキ誘導部を備えると共に、可視部の下部に上記インキ誘導部からのインキを導出する筆記部を備えてなることを特徴とする筆記具。
(4) ペン体の筆記部が線幅2mm以上の描線幅が得られる筆記部である上記(3)記載の筆記具。
(5) ペン体のインキ誘導部と筆記部とが一体に形成された多孔質部材からなる上記(1)〜(4)の何れか一つに記載の筆記具。
(6) インキ誘導部及び筆記部を支持する支持部材を備え、該支持部材の少なくとも一部を筆記方向を視認できる可視部とする上記(1)〜(5)の何れか一つに記載の筆記具。
(7) 支持部材の可視部が透明な支持部材又は素通しの窓部からなる上記(6)に記載の筆記具。
(8) 可視部内にインキ誘導部を有し、かつ、可視部の下部に上記インキ誘導部からのインキを導出する筆記部を備えてなる上記(1)〜(7)の何れか一つに記載の筆記具。
(9) 可視部がレンズ部材からなる上記(1)〜(8)の何れか一つに記載の筆記具。
(10) インキが蛍光色素を含有するインキからなる上記(1)〜(9)に記載の筆記具。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳しく説明する。
図1〜図7は、本発明の要旨となるペン体を備えた種々の態様となる筆記具の実施形態を示すものである。これらの実施形態は、ペン体以外の形態は基本的には一般的なものであり、以下、概略して説明する。
【0009】
図1は、筆記具本体となる軸筒100内に収納したインキ吸蔵体101にインキを吸蔵させるタイプの筆記具Aの実施形態である。該筆記具Aは、ペン体10の後端にインキ吸蔵体101を接続してインキ吸蔵体101のインキをペン体10に供給する構成となっている。なお、図示符号102は尾栓である。
図2は、弁機構を備えるタイプの筆記具Bの実施形態である。該筆記具Bは、ペン体10と筆記具本体となる軸筒110のインキ室111との間に弁機構部112を設けて、ペン先方向の押圧移動でスプリング113の附勢力に抗して弁棒114を後退させて弁部115を解放してインキの導出を行うようにしたものである。また、インキの粘度が高かかったりインキの成分が沈降しやすい場合にはインキ室111内に撹拌ボール(図示せず)を内蔵していてもよい。なお、図示符号116は弁座部である。
【0010】
図3及び図4は、別の弁機構を備えるタイプの筆記具Cの実施形態である。筆記具Cは、筆記具本体となる軸筒120内に弁棒121がスプリング122で附勢されてその弁部123が弁座部124に密接すると共に、弁部123後方のインキ室125にインキ126が充填され、更にそのインキ126の後端にインキの蒸発や逆流を防止すると共にインキの消耗に伴って追随するグリ−ス状等のフォロア127と必要によってフォロア127内にフォロアと略同等の比重を有する樹脂製の栓体128が浸漬され、フォロア127を貫通する弁棒121の後端に尾栓129が固定されている。
この実施形態の筆記具Cは、図4に示すように、ペン体10をシールするキャップ130を尾栓129に止着して、その後端をノックすると弁部123と弁座部124の密接状態が解除されてインキ126がペン体10に供給可能となるものである。
【0011】
図5は、別の弁機構を備えるタイプの筆記具Dの実施形態である。該筆記具Dは、筆記具本体となる軸筒140内のインキ室141に液密に前進する栓体142と弁体143が配設されて、筆記に伴う負圧で弁体143に設けられてインキ室141の壁面に密接する弁部144が僅かに変形して開口し、溝145を通じて前方のペン体10にインキ146が供給可能となるものである。なお、上記栓体142と弁体143はシリコンゴム等の弾性体が使用される。なお、図示符号146は尾栓であり、147は通気口である。
【0012】
図6は、インキ保溜体(コレクター部材)を有するタイプの筆記具Eの実施形態である。該筆記具Eは、ペン体10と筆記具本体となる軸筒150内のインキ室151の間に多数のフインを有したインキ保溜体152が配設され、その軸心部にインキ誘導芯153が設けられてペン体10にインキ154が供給される構成となっている。
【0013】
図7(a)及び(b)は、筆記具本体となる軸筒160内にインキ吸蔵体161にインキを吸蔵させ、両端に細字タイプのペン体162と太字タイプのペン体90(ペン体形状は図1等と相違する)を有するタイプの筆記具Fの実施形態である。該筆記具Fは、太字タイプのペン体90及び細字タイプのペン体162の夫々の後端にインキ吸蔵体161を接続してインキ吸蔵体161のインキをペン体19及びペン体162に供給する構成となっている。なお、図示符号163、164はキャップである。また、165は後軸であり、該後軸165にペン体90(詳細は後述する図24〜図26にて示すペン体90)が取り付けられている。
【0014】
図8は、本発明の筆記具の要旨となるペン体の第1実施形態であり、上述した筆記具の実施形態A〜Eのペン体として示されている。
第1実施形態のペン体10は、支持部材11の外周面にインキ誘導部12が被覆されている。支持部材11は筆記方向を視認できる透明な樹脂又はガラス等の部材、具体的には、平行光線透過率30%以上、好ましくは、平行光線透過率50%以上、更に好ましくは平行光線透過率70%以上の透明な樹脂又はガラス等の部材(以下、「透明な支持部材」ということもある)であり、前方に幅広の平滑面となる可視部11aと後方に軸部11bが形成されている。この平行光線透過率30%未満の樹脂又はガラス等の部材であると、筆記方向を鮮明に視認することができず、好ましくない。この物性を満足する樹脂等としては、例えば、スチレン−イソプレン樹脂、アイオノマー樹脂、SBR−PPのブレンド樹脂、アクリル樹脂、ナイロン樹脂、ポリメチルペンテンなどが挙げられる。
また、インキ誘導部12は、スポンジなどの高分子発泡体、浸透印等に用いられる多孔質のゴム体、不繊布、フェルト、繊維束を樹脂で固めたもの、または、金属、セラミック、高分子の焼結体などの多孔質部材から構成されたものであり、これらの多孔質部材(以下の実施形態においても同様)は、嵌着、または接着剤による接着、または熔着などにより支持部材11の外周に被覆されている。なお、支持部材11の外周面にインキ誘導部12の被覆を更に確実にするため嵌合溝等を施してもよいものである。
【0015】
また、筆記部13は、インキ誘導部12と同じ素材で一体に支持部材11の下部に上述の態様で被覆されており、図8では軸方向と45度以下の勾配を有して示されているが、無論平面であってもよい。これらの形状は、筆記等の使い勝手に合わせて適宜設定される。また、筆記部13は、描線幅が太いものであり、好ましくは、描線幅2mm以上、更に好ましくは、描線幅3mm以上の描線幅となる筆記部である。
上記インキ誘導部12は、上記支持部材11の軸部11bを被覆するインキ誘導軸部12aを有するが、可視部11aの軸直角面は露出するように形成されている。なお、軸部11b、インキ誘導軸部12aの横断面形状は丸軸、角軸などの形状に適宜設定される。
更に、上記可視部11aをレンズ効果を有するレンズ部材(以下の実施形態においても同様)により構成すれば、透視される視野を拡大して見ることが可能となる。
【0016】
この第1実施形態のペン体10を有する筆記具、例えば、上述の図1〜6に示した筆記具の実施形態A〜Eのペン体に好適に適用できるものである。なお、図7の実施形態の細字及び太字タイプの筆記具Fの太字用のペン体に(図7におけるペン体構造は当該第1実施形態の構造と若干相違するが)第1実施形態のペン体10を好適に適用できることはいうまでもない。
この第1実施形態のペン体10を有する筆記具、例えば、図1〜7に示した描線幅の太いペン体10を有する筆記具A〜Fを右手を用いて左から右に通常筆記する場合、支持部材11を透明な樹脂又はガラス等の部材からなる可視部11a及び軸部11bとしたので、筆記部13の軸方向直上に位置する可視部11a(及び軸部11b)によりペン先の右側が見やすくなって線の右終点位置が容易に特定可能となる。
これにより、模造紙に表の枠線を引く場合や、横書きの資料に上記筆記具でアンダーライン等で文字を塗りつぶす時や、電車や飛行機など比較的狭い場所での使用に際して顕著な使い勝手を向上することができるものとなる。
【0017】
以下に、本発明の筆記具の要旨となるペン体の他の各実施形態を図9〜図26に示して説明する。これらの図9〜図26に示す各実施形態のペン体は、例えば、図1〜7に示した夫々の筆記具A〜Fのペン体として好適に適用でき、上記第1実施形態のペン体10と同様に各々の可視部により、ペン先の右側が見やすくなって線の右終点位置が容易に視認できるものとなる。
図9(a)は、ペン体の第2実施形態である。この第2実施形態のペン体15は、上記第1実施形態のペン体10と略同じ構成であり、相違する点は支持部材16の可視部を枠状の素通しとなる窓部17を形成、具体的には、支持部材16に窓部17を穿設して筆記方向を視認できるものとしたものである。
なお、上記第1実施形態のペン体と同様の構成は同じ図示符号で示し、その説明を省略する。また、この第2実施形態では、素通しとなる窓部17で筆記方向を視認できるので、支持部材16は必ずしも透明な樹脂等である必要はないものである。更に、図9(b)に示すように、支持部材16を使用することなく、多孔質部材から一体に構成されるインキ誘導部12と筆記部13とを肉厚にし、かつ、可視部を枠状の素通しとなる窓部17となるように成形したペン体15であってもよいものである。
【0018】
図10(a)及び(b)は、ペン体の第3実施形態である。この第3実施形態のペン体20は、支持部材21が上記第1実施形態と同じ特性の樹脂又はガラス等の部材からなるものである。また、インキ誘導部22及び筆記部23は、上記第1実施形態と同様に多孔質部材であり、支持部材21の軸部21aがインキ誘導部22の軸部22aの内孔に装着されると共に、可視部24の外周に設けた突部24aがインキ誘導部22の枠状部22bの内側に設けた凹部22cに係合されて支持部材21にインキ誘導部22及び筆記部23が一体に固定される構成となっている。なお、二重成形で形成することも可能である。
【0019】
図11は、ペン体の第4実施形態である。この第4実施形態のペン体25は、上記第4実施形態のペン体と略同様の構成であり、相違する点は支持部材26の可視部を枠状の素通しとなる窓部26aに形成して筆記方向を視認できるものとしたものである。なお、上記第3実施形態のペン体と同様の構成は同じ図示符号で示し、その説明を省略する。
【0020】
図12は、ペン体の第5実施形態である。この第5実施形態のペン体27は、支持部材28の外周部にインキ誘導部29aと筆記部29bとが一体に周状に被覆されてなるものである。この場合、可視部28a、軸部28bは全体が扁平な板状に形成されている。
【0021】
図13(a)及び(b)は、ペン体の第6実施形態である。この第6実施形態のペン体30は、透明な支持部材31の前端に脚部32aで固定された筆記部32が設けられ、この筆記部32の脚部32a後端に連通して上記支持部材31内部所要箇所にインキを毛管作用で誘導可能とするインキ誘導溝からなるインキ誘導部33が設けられている。なお、支持部材31は透明な樹脂等で構成されているので、31aが可視部となり、可視部31a内の流通するインキを通して筆記方向を視認するものである。
また、インキ誘導溝33を容易に形成する方法として支持部材31を31A、31Bの2部材となして、一方又は双方の内面にインキ誘導部33を形成することができる。更に、31A、31Bの2部材は、インキ誘導部33以外は密接するよう相互間の嵌合、接着、溶着などで一体化することができる。
【0022】
図14(a)及び(b)は、ペン体の第7実施形態である。この第7実施形態のペン体35は、上記第6実施形態のペン体30と略同じ構成であり、相違する点はインキ誘導部36と筆記部37とが一体に形成され、略コの字状に支持部材36の前端に固定されていることと、また、コの字状に形成された脚部37aにインキが均一に誘導されるように支持部材31の内部所要箇所にインキ誘導溝33が枝状に配設されているものである。なお、上記第6実施形態のペン体と同様の構成は同じ図示符号で示し、その説明を省略する。
【0023】
図15(a)及び(b)は、ペン体の第8実施形態である。この第8実施形態のペン体40は、上記第6実施形態のペン体と略同じ構成であり、相違する点は支持部材41に可視部となる窓部42が穿設されると共に、インキ誘導溝43がその窓部42を迂回して形成され、筆記部44にインキが毛管作用で供給可能となっている。従って、窓部42で筆記方向を視認できるので、支持部材41は必ずしも透明である必要はない。
【0024】
図16(a)〜(c)は、上述した第6実施形態〜第8実施形態に対応可能とする支持部材45のインキ誘導溝からなるインキ誘導部46の前端面をそれぞれ示している。また、図16(d)は第6実施形態〜第8実施形態に対応可能とするもので45A、45Bの2部材を合わせた支持部材47の外周に透明なポリオレフィン、シリコーン、フッ素樹脂などの熱収縮チューブ等からなる外皮48が密着されている。また、図16(e)も第6実施形態〜第8実施形態にに対応可能とするもので支持部材49の中心部にインキ誘導溝からなるインキ誘導部50に多孔質部材からなるインキ誘導多孔質部材51が挿通されている。
更に、図17(a)は支持部材52にジグザグ状のインキ誘導溝53を形成したもの、図17(b)は支持部材54に枝状のインキ誘導溝55を形成したもの、図17(c)は支持部材56の側面にスリット状のインキ誘導溝57を形成したものを示している。
更にまた、上述した第6実施形態〜第8実施形態のペン体30、35、40は各支持部材の前端に多孔質部材等の筆記部を設けているが、支持部材の前端を直接上記図16(a)〜(e)又は図17(a)〜(c)の形態とした筆記部としてもよいものである。
【0025】
図18は、ペン体の第9実施形態である。この第9実施形態のペン体60は略矩形状(形状は限定されないもの)を示しているが、このペン体60は、インキ誘導部61と筆記部62とが略L字状となる一体の多孔質部材からなり、その内側角部にインキ誘導部61及び筆記部62を補強するために可視部となる透明な支持部材63が固定された構成となっている。
【0026】
図19は、ペン体の第10実施形態である。この第10実施形態のペン体65は、インキ誘導部66と筆記部67とが略コの字状となる一体の多孔質部材からなり、その内側凹部にインキ誘導部66と筆記部67を補強するために可視部となる透明な支持部材68が固定された構成となっている。
【0027】
図20は、ペン体の第11実施形態である。この第11実施形態のペン体70は、略コの字状に形成された支持部材71の外周側面に、一体の多孔質部材からなるインキ誘導部72と筆記部73が被覆されている。この略コの字状に形成された素通しとなる部分が可視部74となるものである。
【0028】
図21は、ペン体の第12実施形態である。この第12実施形態のペン体75は、多孔質部材からなるインキ誘導部76と筆記部77の外周に硬質の樹脂或いは金属管である外皮78が被覆されると共に、略コの字状に形成され、その両端部に多孔質部材の端部がそれぞれ露出された構成となっている。この略コの字状に形成された素通しとなる部分が可視部79となるものである。
【0029】
図22は、ペン体の第13実施形態である。この第13実施形態のペン体80は、上記第12実施形態と略同じ構成であり、相違点はインキ誘導部76と筆記部77を補強するために、略コの字状の凹部に可視可能に透明な支持部材81が一体に形成されたものである。上記第12実施形態と同じ構成は同じ図示符号をもって示し、その説明を省略する。
【0030】
図23(a)〜(c)は、ペン体の第14実施形態である。この第14実施形態のペン体85は、多孔質部材である軸状のインキ誘導部86を略矩形状に曲げて成形して、筆記部87が露出する状態で略矩形状の可視部となる窓部88を有した支持部材89の外枠89aと内枠89bとの間に固定されている。また、支持部材89に透明な素材からなる蓋部89aが固定される構成となっている。なお、蓋部89aは、不透明とし、素通しとなる窓部が穿設された構成であってもよい。
【0031】
図24〜図26は、ペン体の第15実施形態である。この第15実施形態のペン体は、上述した筆記具の実施形態F(図7)のペン体として示されている。
この第15実施形態のペン体90は、透明な支持部材91の外周に、略U字状の多孔質部材からなるインキ誘導部92と筆記部93が一体に被覆されている。
支持部材91は、図26(a)〜(c)に示すように、その外周面には、インキ誘導部92と筆記部93の略U字状の多孔質部材を嵌合する段部91aを有する嵌合溝91bが形成されており、また、その両側面部には図7に示す筆記具Fの後軸165の嵌合孔165aに取り付けるための嵌合突部91c,91cが形成されている。
この実施形態のペン体90では、支持部材91が透明な樹脂等からなる部材であるので、該支持部材91が可視部となり、筆記方向を視認できるものとなる。
【0032】
上述したように、様々なペン体の実施形態を示したが、本発明の要旨であるペン体は、上記実施形態に限定されるものではなく、それぞれの上記ペン体の実施形態1〜15(図8〜26)の特徴を組み合わせて適用することができ、本発明の要旨であるペン体以外の構成は特に限定されるものではない。
また、図13〜15の支持部材を透明又は透明で且つ可視部となる窓部を形成し、インキ誘導部となるインキ誘導溝の経路を機能性と合わせて遊び性のあるパターンを形成することによって楽しむことも可能である。
更に、アンダーラインペン等ではインキに蛍光色素、例えば、ベーシックバイオレット11、ベーシックイエロー40などを含有させることで、更に視認性を上げることが可能である。なお、本発明の筆記具に用いるインキ組成は特に限定されるものではない。
更にまた、インキの変わりに、液状化粧料、液状薬剤、塗布液、修正液などの液状体とし、筆記部を該液状体に併せて、例えば、多孔質部材からなる適宜形状の塗布部材を使用してもよいものである。
【0033】
このように構成される本発明となる各実施形態の筆記具では、描線幅が太い場合であっても、右手を用いて左から右に筆記する場合、ペン体の筆記部の軸方向直上に筆記方向を視認することができる可視部があるので、ペン先の右側が見やすくなって、線の右終点位置が容易に特定可能となる。これにより、模造紙に表の枠線を引く場合や、横書きの資料にアンダーラインペンで文字を塗りつぶす時や、電車や飛行機など比較的狭い場所での使用に際して顕著な使い勝手を向上することができることとなる。
【0034】
【発明の効果】
本発明の構成及び作用は、以上のとおりであり、描線幅の太い筆記具を右手を用いて左から右に筆記する場合、ペン体の筆記部の軸方向直上に可視部があるので、右側の視認が容易となり、線の右終点位置が容易に特定できる。特に、模造紙に表の枠線を引く場合や、横書きの資料にアンダーラインペンで文字を塗りつぶす時に極めて使い勝手が良い。また、電車、飛行機など比較的狭い場所での使用に効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の筆記具の実施形態Aを示す縦断面図である。
【図2】本発明の筆記具の実施形態Bを示す縦断面図である。
【図3】本尭明の筆記具の実施形態Cを示す縦断面図であり、未使用の状態を示している。
【図4】図3の筆記具Cの縦断面図であり、使用の状態を示している。
【図5】本発明の筆記具の実施形態Dを示す縦断面図である。
【図6】本発明の筆記具の実施形態Eを示す縦断面図である。
【図7】(a)及び(b)は、本発明の筆記具の実施形態Fを示す縦断面図及び側断面図である。
【図8】本発明の要旨となるペン体の第1実施形態を示す断面図である。
【図9】(a)は本発明の要旨となるペン体の第2実施形態を示す断面図であり、(b)は(a)の変形例の断面図である。
【図10】(a)は本発明の要旨となるペン体の第3実施形態を示す正面図であり、(b)は(a)の断面図である。
【図11】本発明の要旨となるペン体の第4実施形態を示す正面図である。
【図12】本発明の要旨となるペン体の第5実施形態を示す正面図である。
【図13】(a)は本発明の要旨となるペン体の第6実施形態を示す正面図であり、(b)は(a)の断面図である。
【図14】(a)は本発明の要旨となるペン体の第7実施形態を示す正面図であり、(b)は(a)の断面図である。
【図15】(a)は本発明の要旨となるペン体の第8実施形態を示す正面図であり、(b)は(a)の断面図である。
【図16】(a)〜(e)は、それぞれ本発明のペン体における支持部材の前端を示す図面である。
【図17】(a)〜(c)は、それぞれ本発明のペン体における他の支持部材の前端を示す図面である。
【図18】本発明の要旨となるペン体の第9実施形態を示す正面図である。
【図19】本発明の要旨となるペン体の第10実施形態を示す正面図である。
【図20】本発明の要旨となるペン体の第11実施形態を示す正面図である。
【図21】本発明の要旨となるペン体の第12実施形態を示す正面図である。
【図22】本発明の要旨となるペン体の第13実施形態を示す正面図である。
【図23】(a)は、本発明の要旨となるペン体の第14実施形態を示す正面図であり、(b)は(a)のI−I線断面図であり、(c)は蓋部を取付けた時の断面図である。
【図24】本発明の要旨となるペン体の第15実施形態を示す正面図である。
【図25】第15実施形態のペン体に用いるインキ誘導部と筆記部とが一体となった部材を示す正面図である。
【図26】(a)〜(d)は、順次第15実施形態のペン体に用いる支持部材の平面図、正面図、左側面図、右側面図である。
【図27】(a)は、不自然な持ち方で筆記した場合の斜視図であり、(b)は通常の自然な持ち方で筆記した場合の斜視図である。
【図28】従来の筆記具の使用状態の一例を示す図面である。
【符号の説明】
A 筆記具
10 ペン体
11 支持部材
11a 可視部
12 インキ誘導部
13 筆記部
Claims (10)
- 筆記具本体から供給されるインキを誘導し、かつ保留できるペン体を有する筆記具において、上記ペン体は、インキ誘導部と、該インキ誘導部からのインキを導出し線幅2mm以上の描線幅が得られる筆記部とを備えると共に、該筆記部の軸方向の上側に筆記方向を視認できる可視部を備えたことを特徴とする筆記具。
- ペン体の可視部には、その幅方向両側又は片側にインキ誘導部を備えると共に、可視部の下部に上記インキ誘導部からのインキを導出する筆記部を備えてなる請求項1記載の筆記具。
- 筆記具本体から供給されるインキを誘導し、かつ保留できるペン体を有する筆記具において、上記ペン体は、インキ誘導部と、該インキ誘導部からのインキを導出する筆記部とを備えると共に、該筆記部の軸方向の上側に筆記方向を視認できる可視部を備え、上記可視部には、その幅方向両側又は片側にインキ誘導部を備えると共に、可視部の下部に上記インキ誘導部からのインキを導出する筆記部を備えてなることを特徴とする筆記具。
- ペン体の筆記部が線幅2mm以上の描線幅が得られる筆記部である請求項3記載の筆記具。
- ペン体のインキ誘導部と筆記部とが一体に形成された多孔質部材からなる請求項1〜4の何れか一つに記載の筆記具。
- インキ誘導部及び筆記部を支持する支持部材を備え、該支持部材の少なくとも一部を筆記方向を視認できる可視部とする請求項1〜5の何れか一つに記載の筆記具。
- 支持部材の可視部が透明な支持部材又は素通しの窓部からなる請求項6に記載の筆記具。
- 可視部内にインキ誘導部を有し、かつ、可視部の下部に上記インキ誘導部からのインキを導出する筆記部を備えてなる請求項1〜7の何れか一つに記載の筆記具。
- 可視部がレンズ部材からなる請求項1〜8の何れか一つに記載の筆記具。
- インキが蛍光色素を含有するインキからなる請求項1〜9に記載の筆記具。
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