JP3821332B2 - 定量排出装置付き原料貯留装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば丸大豆等の穀物類を蒸煮し乾燥し付着性、団塊性がある粒状原料を一定期間貯留して表面部と内部との水分の均一化を図りしかる後に粒状原料を連続的または間欠的に排出することができ、その際、排出量を一定に保つための定量排出装置付き原料貯留装置に関し、特に、タンク内で原料がブリッジしたり圧密になる虞れがなく、また原料を圧壊する虞れがなく、先入れ先出しが可能である定量排出装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、原料貯留装置として、サークルフィーダーやベルトフィーダーが用いられていた。図4は、サークルフィーダーやベルトフィーダーと全く異なるタイプの従来の定量排出装置付き原料貯留装置を示す。この原料貯留装置は、角筒状をしたタンク1の両側下部に傾斜面を有するように絞られておりかつ断面山形の区画壁2により二つの排出口3,3に別れていて、各排出口3を軸線方向に沿って隆条の掻取歯5を外周部に等間隔に適数備えたロータ4で塞いでいる構成であり、丸大豆等の粒状原料Mを一定期間貯留して表面部と内部との水分の均一化を図りしかる後に粒状原料を連続的または間欠的に排出できかつ排出量を一定に保つ排出することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の定量排出装置付き原料貯留装置は、タンク1の両側に傾斜面を有するように絞られていること、及び区画壁2により二つの排出口3,3に別れていて、二つの排出口3,3の面積がタンク1の水平な断面積に比べて大幅に縮小しているために、タンク1内で原料がブリッジしたり圧密になる虞れがあり、また先入れ先出しが保たれなかった。さらに、ロータ4の掻取歯5で掻き取られ隣接する掻取歯5の間に位置する粒状原料が旋回される過程でロータ4を収容する部材の内壁面と接触して擦り潰される不具合があった。本願発明は、タンク内で原料がブリッジしたり圧密になる虞れがなく、また原料を圧壊する虞れがなく、先入れ先出しが可能であるように改良された定量排出装置付き原料貯留装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、上部に原料投入口を有するとともに下端に原料排出口を有し原料を一定期間貯留する四方の側壁に傾斜部がない直方体形状に形成されたタンクを備え、該タンクの原料排出口に、連通接続されるロータ収容ケースを備え、該ロータ収容ケース内に原料排出口を塞ぐように二本のロータが水平にかつ平行にかつロータ対向面側においてアップ回転となって回転駆動されるように設けられ、各ロータは軸線方向に沿って軸直角方向の断面がノコ歯状に形成された隆条の掻取歯を外周部に等間隔に適数有し、かつ一方のロータの掻取歯と他方のロータの掻取歯との間から粒状原料が落下できない程度に近接して設けられて構成されたことを特徴とする定量排出装置付き原料貯留装置を提供するものである。
【0005】
そしてさらに本願発明は、上部に原料投入口を有するとともに下端に原料排出口を有し原料を一定期間貯留する四方の側壁に傾斜部がない直方体形状に形成されているタンクを備え、該タンクの原料排出口に、タンクの原料排出口に連通接続させるロータ収容ケースを備え、該ロータ収容ケース内に原料排出口を塞ぐように二本のロータが水平にかつ平行にかつロータ対向面側においてアップ回転となって回転駆動されるように設けられ、各ロータには軸線方向に沿って軸直角方向の断面がノコ歯状に形成された隆条の掻取歯を外周部に等間隔に適数有し、かつ一方のロータの掻取歯と他方のロータの掻取歯との間から粒状原料が落下できない程度に近接しており、前記排出口の下側に連通していて前記二本のロータを収納する空間を形成しているロータ収納ケースの上部を円弧状に形成し、該円弧状部材の内周面と掻取歯の先端部が摺動するごとく構成されていることを特徴とする定量排出装置付き原料貯留装置を提供するものである。
【0006】
【実施の形態】
本願発明の実施の形態に係る定量排出装置付き原料貯留装置を図面を参照して説明する。図1は、丸大豆等の穀物類を蒸煮して乾燥した粒状原料を一定期間貯留して表面部と内部との水分の均一化を図りしかる後に粒状原料10を連続的または間欠的に排出することができ、その際、排出量を一定に保つことができる定量排出装置付き原料貯留装置である。
【0007】
原料貯留装置は、上部に小口径の原料投入口11を有し下端が開口して原料排出口12となっている角筒状のタンク13を備えている。原料投入口11には図示しないバルブが設けられている。タンク13は、粒状原料10の付着性、圧密に密接に関連する団塊性を考慮して四方の側壁に傾斜部がない直方体形状に形成されている。粒状原料10は、空気搬送式輸送手段等により原料投入口11よりタンク13内へ投入されるようになっている。
【0008】
タンク13の原料排出口12を塞ぐようにパイプ状に形成された二本の同じロータ14a,14b(仮に右側を14a、左側を14bとする)が水平にかつ平行に設けられている。従って、原料排出口12の幅(図1においてA)は、ロータ14a,14bで形成される幅(図1においてB)より小幅に形成される。これら二本のロータ14a,14bにはそれぞれ軸線方向に沿って隆条の掻取歯15a,15bが外周部に等間隔で適数備られていている。掻取歯15a,15bの断面形状は、軸直角方向の断面がノコ歯状に形成されており、ロータ14a,14bは、タンク13内の粒状原料10を該歯15a,15bで掻き取るような方向に回転させる。
【0009】
ロータ14a,14bにおける軸端部の一方側のそれぞれには、歯車17a,17bが装着されており、また例えば一方のロータ14aの軸端部にはさらにモータ16が装着されていて(図2参照)、モータ16が回転すると、二本のロータ14a,14bがロータ対向面側においてアップ回転となって互いに反対回転され、各ロータ14a,14bの掻取歯15a,15bが原料排出口12に位置する粒状原料10を掻き取って外側へ排出するようになっている。
【0010】
ここにおいて、ロータ14a,14bの位置関係は、図1に示す如く掻取歯15a,15bの先端部の回転軌跡が干渉し合う程度にまで近づけて配置する。すなわち一方の掻取歯15a,15aどうしの空間20aに他方の掻取歯15bが入り込む位置関係、あるいは他方の掻取歯15b,15bどうしの空間20bに他方の掻取歯15aが入り込む位置関係にである。いうなれば、あたかも歯車どうしが噛み合うような位置関係なのである。これにより粒状原料10が細かい場合でも、ロータ14a,14bの間から該原料10が落下することなく定量排出が保証される。前記排出口12の下側にホッパシュート状のロータ収容ケース18が連通接続されていて、該ロータ収容ケース18に前記二本のロータ14a,14bが収容されている。
【0011】
ロータ収納ケース18の上部は、原料10の排出に際してシールの作用をし、その断面の形状は、ロータ14a,14bの掻取歯15a,15bの先端の回転軌跡、すなわち円弧状に形成されている。そしてその円弧状部材19の円弧の長さは、少なくとも掻取歯15a,15bの1ピッチ分必要で、またこれが長すぎると原料10を練ることになってしまい、好適には掻取歯15の1.0〜1.5ピッチ程度である。そして、円弧状部材19の内壁面と掻き取り歯15a,15bの先端部が摺動するのである。かく構成することにより粒状原料10の定量排出並びにシール性が保証される。なお、ロータ収容ケース18の下側には通常の輸送手段例えば空気輸送装置が設けられる。
【0012】
本発明装置は、粒状原料をタンク13に満杯に貯留してテンパリングしてから全量を一定排出量となるように連続して又は間欠的に排出するバッチ処理を行う場合と、粒状原料をタンク13に満杯に貯留してテンパリングしてから一定排出量となるように連続して排出する一方、排出量と同量となるように粒状原料をタンク13に間欠的に補給投入しかつ先入れ先出しを保つように処理する場合のいずれにも使用できる。
【0015】
次に図3にロータ14a,14bの配置の他の実施例を示す。本実施例は、ロータ14a、14bの掻取歯15a,15bの先端部の回転軌跡がお互いに干渉することなく、隙間Cを設けて配置した例で、粒状原料10が大きいときに有効である。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように、本願発明の定量排出装置付き原料貯留装置によれば、例えば丸大豆等の穀物類を蒸煮し乾燥し付着性、団塊性がある粒状原料を一定期間貯留して表面部と内部との水分の均一化を図りしかる後に粒状原料を連続的または間欠的に排出することができ、その際、排出量を一定に保つための原料貯留装置に好適であり、特に、タンク内で原料がブリッジしたり圧密になる虞れがなく、また原料を圧壊する虞れがなく、先入れ先出しが可能に円滑な搬出が行える。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の定量排出装置付き原料貯留装置を示す縦断正面図。
【図2】図1の2−2視断面図
【図3】他の実施例図
【図4】従来の定量排出装置付き原料貯留装置を示す縦断正面図。
【符号の説明】
10 粒状原料
11 原料投入口
12 原料排出口
13 タンク
14a,14b ロータ
15a,15b 掻取歯
16 モータ
17a,17b 歯車
18 ロータ収容ケース
19 円弧状部材
20a,20b 空間
Claims (2)
- 上部に原料投入口を有するとともに下端に原料排出口を有し原料を一定期間貯留する四方の側壁に傾斜部がない直方体形状に形成されたタンクを備え、該タンクの原料排出口に、連通接続されるロータ収容ケースを備え、該ロータ収容ケース内に原料排出口を塞ぐように二本のロータが水平にかつ平行にかつロータ対向面側においてアップ回転となって回転駆動されるように設けられ、各ロータは軸線方向に沿って軸直角方向の断面がノコ歯状に形成された隆条の掻取歯を外周部に等間隔に適数有し、かつ一方のロータの掻取歯と他方のロータの掻取歯との間から粒状原料が落下できない程度に近接して設けられて構成されたことを特徴とする定量排出装置付き原料貯留装置。
- 上部に原料投入口を有するとともに下端に原料排出口を有し原料を一定期間貯留する四方の側壁に傾斜部がない直方体形状に形成されたタンクを備え、該タンクの原料排出口に、タンクの原料排出口に連通接続させるロータ収容ケースを備え、該ロータ収容ケース内に原料排出口を塞ぐように二本のロータが水平にかつ平行にかつロータ対向面側においてアップ回転となって回転駆動されるように設けられ、各ロータには軸線方向に沿って軸直角方向の断面がノコ歯状に形成された隆条の掻取歯を外周部に等間隔に適数有し、かつ一方のロータの掻取歯と他方のロータの掻取歯との間から粒状原料が落下できない程度に近接しており、前記排出口の下側に連通していて前記二本のロータを収納する空間を形成しているロータ収納ケースの上部を円弧状に形成し、該円弧状部材の内周面と掻取歯の先端部が摺動するごとく構成されていることを特徴とする定量排出装置付き原料貯留装置。
Priority Applications (1)
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JP36615597A JP3821332B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 定量排出装置付き原料貯留装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JPH11187759A JPH11187759A (ja) | 1999-07-13 |
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JP36615597A Expired - Fee Related JP3821332B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 定量排出装置付き原料貯留装置 |
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Families Citing this family (2)
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JP5196875B2 (ja) * | 2007-05-31 | 2013-05-15 | 曙ブレーキ工業株式会社 | 粉体送り装置 |
JP5418215B2 (ja) * | 2009-12-25 | 2014-02-19 | Jfeスチール株式会社 | 定量切り出し装置 |
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1997
- 1997-12-25 JP JP36615597A patent/JP3821332B2/ja not_active Expired - Fee Related
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