JP3820399B2 - 高圧トランス及びそれを用いた点灯回路 - Google Patents

高圧トランス及びそれを用いた点灯回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大型液晶ディスプレイや大型液晶テレビなどの光源用冷陰極管を点灯するバックライト電源に使用される閉磁回路のインバータ高圧トランス及びそれを用いた点灯回路に係り、特に高絶縁耐圧が確保できる小型の高圧トランス及びそれを用いた点灯回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
大型液晶ディスプレイや大型液晶テレビなどの液晶ディスプレイユニットは、その光源に冷陰極管を使用して、点灯用バックライト電源を用いており、液晶パネルや導光板の薄型化を図り、製品の小型化の特長を出そうとしている。
【0003】
これに対応すべく、光源用冷陰極管の点灯用バックライト電源の小型、薄型化には、高出力を図りつつ、インバータ高圧トランスの小型化、複数一体化が必要不可欠である。また大型液晶ディスプレイや大型液晶テレビの液晶画面は高輝度にする必要があるため、インバータ高圧トランスを少なくとも4個以上搭載している。
【0004】
しかし電源基板のサイズが限られており、トランス単品の実装面積も限られている。これに対応するため、インバータ高圧トランスの小型化には、巻線部と磁気回路コアの占有面積を小さくする必要がある。
【0005】
従来のインバータ高圧トランスも面実装構造によって薄型化を図っている。図13と図14に、従来のEE型フェライトコアを用いた1出力の面実装構造のトランスを示している。図13はそのトランスの分解斜視図、図14はそのトランスの組み立て後の斜視図である。
【0006】
図中の1は合成樹脂で成形されたコイルボビンで、胴部に1次コイル巻溝2と2次コイル巻溝3を有し、1次コイル巻溝2に1次コイル4が巻回され、2次コイル巻溝3に2次コイル5が巻回されている。
【0007】
コイルボビン1の両側端面にコア挿入口6が形成され、またコイルボビン1の両側部に複数本の端子ピン7が植設されている。コイルボビン1の上から絶縁カバー8が被せられ、コイルボビン1の両側からE型コア9の中央脚部10がそれぞれ挿入されて、図13に示すようにトランスが組み立てられる。
【0008】
この種高圧トランスに関しては、例えば下記のような特許文献1〜3を挙げることができる。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−124045号公報
【0010】
【特許文献2】
特開2001−126937号公報
【0011】
【特許文献3】
特開2002−367835号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし従来の構造ではバックライト電源に使用されるインバータ高圧トランスの小型化、複数一体化の要求に対応し切れないという問題がある。またインバータ高圧トランスを4個以上搭載すると、電源基板は駆動回路を含めて面積が広くなり、電源基板の小型化を図ることができない。
【0013】
トランスの小型化にはボビン形状、磁気回路の体積を小さくする必要がある。コアも幅狭、且つ薄くする必要があるが、単に小型化したのではコアの断面積が小さくなって発熱量が増加し、インバータ高圧トランスの性能を満足させることができない。
【0014】
要するに、従来のコイルボビンやフェライトコアを単に小型化にしたのでは、高出力で信頼性の高いトランスは得られない。特に大型液晶ディスプレイや大型液晶テレビなどに用いる冷陰極管の点灯時は高電圧が発生するため、絶縁耐圧が確保できる構造で、高圧出力の2次側ショート時の安全性が要求される。
【0015】
本発明の目的は、小型の高圧トランス及びそれを用いた点灯回路を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、1次ボビンと2つの2次ボビンが、一方の2次ボビンのコア挿入穴の中心を中心にして描いた仮想円と、他方の2次ボビンのコア挿入穴の中心を中心にして描いた前記仮想円と同径の仮想円が互いに交差する1つの交点上に前記1次ボビンのコア挿入穴の中心が位置するように配置され、前記1次ボビンに1次コイルを巻回し、前記2つの2次ボビンに2次コイルをそれぞれ巻回して、1次側磁心と2つの2次側磁心を有する磁心の前記1次側磁心を前記1次ボビンのコア挿入穴に挿入し、前記2つの2次側磁心を前記2次ボビンのコア挿入穴にそれぞれ挿入して磁気回路を構成することにより、2つの高電圧を1個のトランスで発生する高圧トランスを対象とするものである。
【0017】
そして本発明の第1の手段は、前記1次側磁心の前記2次側磁心とは反対側のほぼ半周面を間隔をおいて覆うとともに、前記2次側磁心に向けて開放するようにして、前記1次コイルを囲むように漏洩磁束用磁心が設けられていることを特徴とするものである。
【0023】
本発明の第の手段は、前述の高圧トランスを用い、その高圧トランスの入力側1次コイルの両端を1組の例えば後述のインバータ回路などの駆動制御回路に接続し、高圧トランスの出力側の2つの2次コイルの両端を2組の冷陰極管にそれぞれ接続したことを特徴とするものである。
【0024】
本発明の第の手段は、冷陰極管が液晶ディスプレイ用の光源であることを特徴とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図と共に説明する。図1は第1実施形態に係る高圧トランスの上面図、図2はその高圧トランスの側面図、図3はその高圧トランスに用いるコイルボビンの上面図、図4はそのコイルボビンの側面図、図5(a),(b)はその高圧トランスに用いるコアの上面図と一部を断面にした上面図、図6はそのコアの側面図、図7はその高圧トランスの分解側面図、図8はその高圧トランスの磁気回路の磁路を示す図である。
【0026】
合成樹脂の成形体からなるコイルボビン1は、1次コイル4を巻回する1つの1次ボビン11と、2次コイル5a,5bをそれぞれ巻回する2つの2次ボビン12a,12bとが同じ方向を向いて並列にかつ一体に設けられている(図3,図4参照)。図4に示すように1次ボビン11,2次ボビン12a,12bの高さはほぼ同じに設定されている。25はこれら1次ボビン11と2次ボビン12a,12bを一体に連結する連結部である。
【0027】
図3に示すように1次ボビン11を中心にしてその両側にほぼ等間隔に2つの2次ボビン12a,12bが配置され、かつ2次ボビン12aと2次ボビン12bは近接している。
【0028】
本実施形態では1次ボビン11と2次ボビン12a,12bを一体成形したが、生産性を上げるためこれら3つのボビンを個々に分割し、巻線を行なった後に1次ボビン11と2次ボビン12a,12bを組み合わせてコイルを結合してもよい。この場合も1次ボビン11を中心にして、その両側にほぼ等間隔に2つの2次ボビン12a,12bを配置し、かつ2次ボビン12aと2次ボビン12bは近接した状態にする必要がある。
【0029】
1次ボビン11は胴部外周に所定数の1次コイル溝2を有し、胴部の内部に上下方向に貫通したコア挿入穴13が形成されている。1次ボビン11のコア挿入穴13が開口した一方の端部(図4において下方の端部)には、複数本の端子ピン7が植設されている。
【0030】
2次ボビン12a,12bは胴部外周に所定数の2次コイル溝3a,3bを有し、胴部の内部に上下方向に貫通したコア挿入穴14a,14bが形成されている。2次ボビン12a,12bのコア挿入穴14a,14bが開口した一方の端部(図4において下方の端部)には、それぞれ複数本の端子ピン15a,15bが植設されている。
【0031】
図1に示すように、一方のコア挿入穴14aの中心を中心にして描いた仮想円28aと、他方のコア挿入穴14bの中心を中心にして描いた前記仮想円28aと同径の仮想円28bが互いに交差する1つの交点29上に、前記コア挿入穴13の中心がくるように、前記コア挿入穴13,14a,14bの位置関係が設定されている。
【0032】
1次ボビン11の1次コイル溝2に1次コイル4が巻回され、1次コイル4の端部が端子ピン7にからげられる。2次ボビン12a,12bの2次コイル溝3a,3bには2次コイル5a,5bがそれぞれ巻回され、2次コイル5a,5bの端部が端子ピン15a,15bにからげられる。
【0033】
図4に示すように2次コイル溝3は、複数の鍔部によって分割スリット16a〜6dに分けられている。そして各分割スリット16a〜6dの深さが異なるように胴部に段差が付けてあり、本実施形態の場合は分割スリット16aから分割スリット16dに向かうに従って段々に深くなるようになっている。
【0034】
この段差付きの各分割スリット16a〜6dに各々分割して2次コイル5(5a,5b)を巻線することにより、1スリット当たりの電位差が低く抑えられて絶縁耐圧が向上する。
【0035】
例えば出力電圧1500V(r.m.s)を発生する高圧トランスで、2次側巻線に細線を200ターン巻回したボビンにおいて、分割しない場合は最大1500V(r.m.s)の電位差が生じるが、前述のように各分割スリット16a〜6dを設け、各スリット(巻溝)に500ターンの巻線を行なった場合、最大375V(r.m.s)の電位差であり低く抑えられる。
【0036】
さらに各分割スリット16a〜6dの胴部に段差が設けてあるため、鍔を挟んだ隣り合う巻線どうしの電位差はさらに低くでき、絶縁耐圧はさらに向上し、高圧出力の2次側ショート時の安全性が確保できる。
【0037】
磁気回路は、2つのコア17a,17bで形成される。それの磁性材料としてはフェライト、珪素鋼板、軟質磁性材料のアモルファス金属、パーマロイ、ナノ結晶軟質磁性材料またはそれらの組み合わせたものが用いられる。
【0038】
図5(a)は上側コア17aの平面図、図5(b)は下側コア17bの一部を断面にした平面図である。この図5に示すようにコア17a,17bは平面形状がほぼV字状をしており、その中心部に円柱状の1次側磁心26が、両端部に円柱状の2次側磁心27がそれぞれ同一方向に突設されている。これら1つの1次側磁心26と2つの2次側磁心27の配置間隔は、図3に示すコイルボビン1のコア挿入穴13,14a,14bの配置間隔とほぼ同じである。
【0039】
図5(b)に示されているように、1次側磁心26の2次側磁心27とは反対側のほぼ半周面を間隔をおいて覆うとともに、かつ2次側磁心27側に向けて開放するように平面形状がほぼU字型もしくはほぼV字型をした漏洩磁束用磁心21bが1次側磁心26ならびに2次側磁心27と一体に設けられている。図6(a)に示すように、上側コア17aにも同様に漏洩磁束用磁心21aが一体に設けられている。
【0040】
本発明によればコア17a,17bに設けられている各々の磁心(1次側磁心26,2次側磁心27,漏洩磁束用磁心21)の断面積は高圧トランスが許される限り大きくとれるから、上下方向(高さ方向)の寸法を低く抑えつつ断面積が確保でき、そのために発熱の低減が図れる。
【0041】
コア17a,17bの突き合わせ面には、予めスペーサ18を貼着するか(図7参照)、あるいは(ならびに)漏洩磁束用磁心21の端面を部分的に研磨して(図7参照)空隙19を形成する(図2参照)。
【0042】
1次ボビン11のコア挿入穴13および2次ボビン12a,12bのコア挿入穴14a,14bに、コア17a,17bを上下方向から挿入し、各コア17a,17bの磁心(1次側磁心26,2次側磁心27,漏洩磁束用磁心21)を互いに対向させて、磁気回路を形成する。2対のコア17a,17bは、絶縁性の接着剤20(図7参照)で固定する。コア17a,17bの固定手段は、絶縁テープなどでも構わない。
【0043】
巻回された1次コイル4ならびに2次コイル5a,5bの外周は、それぞれ絶縁テープ24で覆われる。このようにして図1と図2に示すような2出力インバータ高圧トランスが得られる。
【0044】
図8はこの高圧トランスにおける磁気回路の磁路を示す図で、矢印22a,22bは主たる磁束を、矢印23a,23bは漏洩磁束をそれぞれ示している。1次側磁心26、2次側磁心27、漏洩磁束用磁心21を前述のように配置することにより、主たる磁束22a,22bと漏洩磁束23a,23bが同図に示すように形成され、主たる磁束22aと漏洩磁束23aが互いに重なり合い、主たる磁束22bと漏洩磁束23bが互いに重なり合う。
【0045】
前述のように2つのコア17a,17bの間に空隙19を形成し、かつ漏洩磁束用磁心21a,21bを1次コイル4を囲むように形成することにより、磁気抵抗が増加する。この磁気抵抗は、コアの断面積、磁性材の磁束密度、空隙19の長さなどを選定することにより、任意に調整できる。
【0046】
図9は、本発明の第2実施形態に係る高圧トランスの側面図である。この実施形態で前記第1実施形態と相違する点は、漏洩磁束用磁心21a,21bをコア17a,17bとは別にして、ネジ状に形成している。従って漏洩磁束用磁心21a,21bをコア17a,17bにねじ込みながら組み込むため、漏洩磁束用磁心21a,21b間の空隙19の長さ(磁気抵抗)が容易に調整できる。
【0047】
本実施形態では漏洩磁束用磁心21a,21bの両方をねじ込み式にしたが、一方の例えば漏洩磁束用磁心21bをコア17bと一体に設け、他方の例えば漏洩磁束用磁心21aをコア17aに対してねじ込み式にして、その漏洩磁束用磁心21aのねじ込み量によって漏洩磁束用磁心21a,21b間の空隙19の長さを調整することも可能である。
【0048】
図10は、本発明の第3実施形態に係る自励発振2出力高圧トランスにおけるインバータ回路の一例を示す回路図で、冷陰極管を点灯させるインバータ回路である。
【0049】
本発明の実施形態に係る2出力高圧トランスTの1次側には1つの1次コイルN11が設けられ、2次側には2つの2次コイルN21,N22が設けられ、さらにベースコイルN12が設けられている。
【0050】
ベースコイルN12の誘起電力によりスイッチングトランジスタQ1,Q2が交互にオン、オフを繰り返し、それにより直流入力+Bをスイッチングして2次コイルN21,N22に高電圧が誘起され、2次コイルN21,N22に接続されている2組の冷陰極管CFLが点灯する。
【0051】
なお、漏洩インダクタンスを利用することで、冷陰極管CFLの電流制限を行なうバラストコンデンサCbが不要となる。
【0052】
起動時だけ高電圧が発生し、定常時の2次側出力電圧はランプ点灯電圧であり、絶縁耐圧の安全性が保てる。
【0053】
図11は、本発明の第4実施形態に係る他励駆動方式の2出力高圧トランスにおけるインバータ回路の一例を示す回路図で、冷陰極管を点灯させるインバータ回路である。
【0054】
フルブリッジを構成する4つのパワートランジスタが用いられている。図中のoutLとoutRは、高圧トランスTの1次コイルを交互に駆動するブリッジ出力である。
【0055】
共振サイクルはトランス入力電流Ipiがゼロを横切ったときに始まり、内蔵されている電流ゼロクロスコンバータが反転する。outLがoutRの位相状態によって決まったタイムインターバルTonでグランドからVccにスッチングする。
【0056】
この間、タイムインターバルTonの期間中、トランス入力電流Ipiは増加し続ける。タイムインターバルTonの期間終了後、出力はVccからグランドに接続され、トランス入力電流Ipiは減少し、再びゼロ点を交差するのでサイクルが繰り返される。これにより2組の冷陰極管CFLが点灯する。
【0057】
この場合も漏洩インダクタンスを利用することで、冷陰極管CFLの電流制限を行なうバラストコンデンサCbは不要となる。さらに前述の自励発振方式の2出力高圧トランスと同様に、絶縁耐圧の安全性が保てる。
【0058】
図12は、本発明の第5実施形態に係る2出力高圧トランスにおけるインバータ回路の一例を示す回路図で、冷陰極管を点灯させるインバータ回路である。
【0059】
この実施形態は図に示すように2次コイルN21とN22直列に接続して、2倍の出力電圧を得る構成になっている。
【0060】
なお、図10から図12において、図中の+Bは入力直流電圧、Tは高圧トランス、N11は1次コイル、N12はベースコイル、N21,N22は2次コイル、Q1,Q2はトランジスタ、R1,R2は抵抗、Lはインダクタンス、Cは共振コンデンサ、CFLは冷陰極管、Cbはバラストコンデンサ、MOS FETはパワートランジスタ、outL,outRはブリッジ出力、Ipiはトランス入力電流、Vccは入力電圧、Cpは並列コンデンサ、Csは直列コンデンサ、V1,V2は出力電圧である。
本発明の実施形態によれば、冷陰極管の電流制限を行なうバラストコンデンサが不要となり、起動時だけに高電圧が発生し、定常時の2次側出力電圧はランプ点灯電圧であり、絶縁耐圧の安全性が確保できる。
【0061】
【発明の効果】
本発明は前述のような構成になっており、1次コイルを2つの2次コイルに対して共通に使用するように磁気回路を形成し、これに2つの磁気回路を1個のトランスで構成しているから、小型化、薄型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る高圧トランスの上面図である。
【図2】その高圧トランスの側面図である。
【図3】その高圧トランスに用いるコイルボビンの上面図である。
【図4】そのコイルボビンの側面図である。
【図5】(a),(b)はその高圧トランスに用いるコアの上面図と一部を断面にした上面図である。
【図6】そのコアの側面図である。
【図7】その高圧トランスの分解側面図である。
【図8】その高圧トランスの磁気回路の磁路を示す図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る高圧トランスの側面図である。
【図10】本発明の第3実施形態に係る自励発振2出力高圧トランスにおけるインバータ回路の一例を示す回路図である。
【図11】本発明の第4実施形態に係る他励駆動方式の2出力高圧トランスにおけるインバータ回路の一例を示す回路図である。
【図12】本発明の第5実施形態に係る2出力高圧トランスを1出力にし2倍の出力を取り出す回路図である。
【図13】従来のEE型コアを使用した高圧トランスの分解斜視図である。
【図14】その高圧トランスの組み立て後の斜視図である。
【符号の説明】
1:コイルボビン、2:1次コイル巻溝、3,3a,3b:2次コイル巻溝、4:1次コイル、5,5a,5b:2次コイル、6:コア挿入口、7:端子ピン、8:絶縁カバー、9:E型コア、10:中央脚部、11:1次ボビン、12,12a,12b:2次ボビン、13:コア挿入穴、14,14a,14b:コア挿入穴、15,15a,15b:端子ピン、16a〜16d:分割スリット、17:コア、17a:上側コア、17b:下側コア、18:スペーサー、19:空隙、20:接着剤、21:漏洩磁束用の磁心、22:主たる磁束、23:漏洩磁束、24:絶縁テープ、25:連結部、26:1次側磁心、27:2次側磁心、28a,28b:仮想円、29:交点、+B:入力直流電圧、T:高圧トランス、N11:1次コイル、N12:ベースコイル、N21,N22:2次コイル、Q1,Q2:トランジスタ、R1,R2:抵抗、L:インダクタンス、C:共振コンデンサ、CFL:冷陰極管、Cb:バラストコンデンサ、MOS FET:パワートランジスタ、outL,outR:ブリッジ出力、Ipi:トランス入力電流、Vcc:入力電圧、Cp:並列コンデンサ、Cs:直列コンデンサ、V1,V2:出力電圧

Claims (3)

  1. 1次ボビンと2つの2次ボビンが、一方の2次ボビンのコア挿入穴の中心を中心にして描いた仮想円と、他方の2次ボビンのコア挿入穴の中心を中心にして描いた前記仮想円と同径の仮想円が互いに交差する1つの交点上に前記1次ボビンのコア挿入穴の中心が位置するように配置され、前記1次ボビンに1次コイルを巻回し、前記2つの2次ボビンに2次コイルをそれぞれ巻回して、1次側磁心と2つの2次側磁心を有する磁心の前記1次側磁心を前記1次ボビンのコア挿入穴に挿入し、前記2つの2次側磁心を前記2次ボビンのコア挿入穴にそれぞれ挿入して磁気回路を構成することにより、2つの高電圧を1個のトランスで発生する高圧トランスにおいて、
    前記1次側磁心の前記2次側磁心とは反対側のほぼ半周面を間隔をおいて覆うとともに、前記2次側磁心に向けて開放するようにして、前記1次コイルを囲むように漏洩磁束用磁心が設けられていることを特徴とする高圧トランス。
  2. 請求項1記載の高圧トランスを用い、その高圧トランスの入力側1次コイルの両端を1組の駆動制御回路に接続し、高圧トランスの出力側の2つの2次コイルの両端を2組の冷陰極管にそれぞれ接続したことを特徴とする点灯回路。
  3. 請求項記載の点灯回路において、前記冷陰極管が液晶ディスプレイ用の光源であることを特徴とする点灯回路。
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