JP3820360B2 - 足場板 - Google Patents

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    • E04G1/15Scaffolds primarily resting on the ground essentially comprising special means for supporting or forming platforms; Platforms
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、仮設足場に使用される足場板に関するもので、更に詳しくは、足場板本体にハッチを設けると共に、このハッチを開閉する作業床を足場板本体の横断方向に沿って開閉するように足場板本体に枢着してなる足場板に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
図13は移動式仮設足場を示す。この仮設足場は、建枠Kを利用して、足場板1を複数枚ずつ、上下方向に階層状、例えば4階層に配設してなるもので、作業場となる最上階には3枚の足場板1を並設し、1階〜3階の各階には2枚の足場板1を並設して、その端側に足場板1枚分の空間部Sを形成し、最上階の端側の足場板1には足場板本体2の全域に開口するハッチ3が設けられていると共に、このハッチ3を開閉する作業床4が足場板本体2の横断方向(幅方向)に沿って開閉するように足場板本体2に枢着されている。1〜3階の各階の空間部Sは、下階と上階とで互いに反対側の位置に設け、2階の空間部Sから1階の足場板1上に梯子5を設け、また3階の空間部Sから2階の足場板1上に梯子5を設け、最上階では端側にある足場板1のハッチ3から4階の足場板1上に梯子5を設けている。この仮設足場を使用する時は、作業者が1階から最上階まで昇る際に作業床4を開けて、ハッチ2から最上階に上がり、作業床4を閉じて、この最上階の足場板1上で作業を行う。
【0003】
ところで、従来のハッチ3付き足場板1では、ハッチ3を開閉する作業床4の枢着部が足場板本体2に対し固定的に設けられて、作業床4をその開閉方向前後の一方側からしか開けることができないため、足場の組立に際しては、常にハッチ3付き足場板1の設置方向を考えながら組立作業を行う必要がある。即ち、図13に示す例では、ハッチ3付き足場板1は、その作業床4の枢着端部側が最上階の全床面の端に位置するように設置されていて、作業者が最上階へ昇る時は、ハッチ3からそのまま隣の足場板1上に乗れるが、その作業床4の枢着端部が図示例と反対側に位置するように設置されておれば、最上階へ昇る時、作業者は、起立姿勢の作業床4を跨いで乗り越えなければならなくなる不都合がある。
【0004】
本発明は、上記のような問題に鑑み、足場板本体に設けられたハッチを開閉する開閉可能な作業床を、開閉方向前後の何れからも開閉できるようにし、もってハッチ付き足場板の設置作業にあたり、設置方向を一々考える必要がなく、その作業を簡単容易に行える足場板を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、足場板本体2にハッチ3を設けると共に、このハッチ3を開閉する作業床4を足場板横断方向に沿って開閉するように足場板本体2に枢着してなる足場板において、前記作業床4の開閉方向前後に足場板本体2に対し着脱可能な枢着部8,9を設け、前後何れか一方の枢着部9を脱出状態に、他方の枢着部8を枢着状態に維持することによって、前記作業床4を開閉方向前後の何れからも開閉可能に枢着してなることを特徴とする。
【0006】
請求項2は、請求項1に記載の足場板において、前記各枢着部8,9は、足場板本体2の長手方向側端部に沿った作業床4の前後各端部に、同軸上で互いに独立してスライド自在に配置された一対の枢軸用ロッド13,13からなり、両枢軸用ロッド13,13は、各ロッド13の外端部13aが作業床4の左右両端から常時突出するようにバネ14によって付勢されており、両枢軸用ロッド13,13の突出端部13a,13aが足場板本体2側のロッド支持穴15,15に突入することによって枢着状態となり、両枢軸用ロッド13,13の内端部に夫々設けられた操作用把持部13b,13bを前記バネ14の付勢力に抗して引き寄せることにより、両枢軸用ロッド13,13の突出端部13a,13aが前記ロッド支持穴15,15から脱出して脱出状態となることを特徴とする。
【0007】
請求項3は、請求項2に記載の足場板において、前記各枢軸用ロッド13の外端部13aには夫々係合斜端面21が形成されていて、前後何れか一方の枢着部8を枢着状態にし、他方9を脱出状態にして、作業床4を開放状態から閉鎖する時に、前記他方の枢着部9を構成する枢軸用ロッド13,13の係合斜端面21,21を、前記ロッド支持穴15,15の入口部に対しその上方から押し付けることにより、その係合斜端面21,21の楔作用で両枢軸用ロッド13,13が前記バネ14,14に抗し引き寄せられてロッド支持穴15,15に突入し、作業床4を閉鎖位置にロックするようになっていることを特徴とする。
【0008】
請求項4は、請求項2又は3に記載の足場板において、前記操作用把持部13bは、各枢軸用ロッド13の内端部をコ字状に折り返して形成されたものからなることを特徴とする。
【0009】
請求項5は、請求項2〜4の何れかに記載の足場板において、前記作業床4には、各枢着部8,9を構成する両枢軸用ロッド13,13の操作用把持部13b,13bが配設されている部分に指挿入用開口部20,20が開口形成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項6は、請求項1〜5の何れかに記載の足場板において、前後何れか一方の枢着部8を枢着状態にし、他方9を脱出状態にして、開放した作業床4を起立姿勢に保持するための起立姿勢保持手段24が設けられてなることを特徴とする。
【0011】
請求項7は、請求項6に記載の足場板において、前記起立姿勢保持手段24は、前記各枢軸用ロッド13の内側に隣接してそれと平行に配置され、先端部が球面状に形成されたストッパーピン25からなるもので、バネ26により作業床4の左右両端から突出するように付勢されていて、開放した作業床4が起立姿勢にある時は、枢着状態にある枢軸用ロッド13に隣接した方のストッパーピン25の先端部25aが足場板本体2側の上面部に支持されて、作業床4を起立姿勢に保持し、この作業床4を倒して閉鎖する時は、枢着状態にある枢軸用ロッド13に隣接したストッパーピン25及び脱出状態にある枢軸用ロッド13に隣接したストッパーピン25の何れもが、その先端部25aの楔作用でバネ26に抗して後退し、足場板本体2側に設けてある係合孔27に係脱可能に係合するようになっていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、足場板1が上下に複数階層状に設けられた仮設足場を示したもので、上下の足場板1どうしを梯子5でつなぎ且つ各足場板1に梯子5からの出入口となるハッチ3を設けると共に、このハッチ3を開閉する作業床4を設けている。図2は作業床4が閉鎖位置ある状態を示す足場板1の斜視図であり、図3は作業床4が開放位置ある状態での同足場板1の斜視図、図4は同足場板1の作業床4部分の拡大平面図である。また図5は同足場板1の作業床4部分の拡大底面図、図6は図5の一部拡大図である。
【0013】
上記足場板1の構造について説明すると、足場板本体2の両端部には、足場用建枠の横材6に係止される係止フック7が突設されており、この足場板本体2の一端部側にハッチ3が設けられると共に、このハッチ3を開閉する作業床4が、足場板1を横断するような方向に沿って開閉するように足場板1に枢着されている。そして、作業床4にはその開閉方向前後に、足場板本体2に対し着脱可能な枢着部8,9が設けられていて、その前後何れか一方の枢着部8又は9を脱出状態に、他方の枢着部9又は8を枢着状態に維持することにより、作業床4が開閉方向前後の何れからも開閉可能に足場板本体2に枢着されるようになっている。図3では、枢着部8が枢着状態、枢着部9が脱出状態となっている。
【0014】
図3及び図5に示すように、足場板本体2に設けてあるハッチ3内には、その前後各側縁部の両端側に梯子取付用ブラケット29,30が配設され、各ブラケット29,30には梯子5の両側面から突出する梯子取付用の係止ピン11,12(図1参照)が突入可能なピン孔a,bが設けられている。図1に示す仮設足場では、これらのブラケット29,30及び係止ピン11,12を利用して、図示のように夫々所要位置に梯子5が取り付けられる。
【0015】
作業床4の開閉方向前後に設けられた両枢着部8,9は、同じ構造であって、各枢着部8,9は、図5及び図6から分かるように、足場板本体の長手方向側端部に沿った作業床の前後各端部に、同軸上で互いに独立してスライド自在に配置された一対の枢軸用ロッド13,13からなり、両枢軸用ロッド13,13は、各ロッド13の外端部13aが作業床4の左右両端から常時突出するようにコイルバネ14により付勢されており、両枢軸用ロッド13,13の突出端部13a,13aが、足場板本体2側に設けられたロッド支持穴15,15(図7参照)に夫々突入することによって枢着状態となり、両枢軸用ロッド13,13の内端部に夫々設けられた操作用把持部13b,13bをコイルバネ14,14の付勢力に抗して引き寄せることにより、両枢軸用ロッド13,13の突出端部13a,13aがロッド支持穴15,15から夫々脱出して脱出状態となるようになっている。このように構成される枢着部8,9は、構造が簡単で、製作が容易となる上、枢着部8,9を枢着状態と脱出状態に切り換える操作が簡単となる。
【0016】
各枢着部8,9を構成する一対の枢軸用ロッド13,13の各ロッド13は、足場板本体2に取り付けられたスライド支持部材16,17によってスライド自在に支持されている。そして、各枢軸用ロッド13の内端部に設けられた操作用把持部13bは、このロッド13の内端部をコ字状に折り返して形成されたもので、図6に示すように、コ字状折り返し部分の先端部に取着された固定ピン18とスライド支持部材16の一端面との間にコイルバネ14が嵌装され、このコイルバネ14によって各ロッド13が各ロッド13の外端部13aが作業床4の左右各端から突出付勢されると共に、その突出長さが、スライド支持部材16の他端面に当接する固定ピン19によって制限されるようになっている。
【0017】
従って、各枢着部8,9を足場板本体2に対して脱出状態にする時は、両枢軸用ロッド13,13の操作用把持部13b,13bを、図6の矢印で示すようにコイルバネ14,14の付勢力に抗して引き寄せると、両枢軸用ロッド13,13の突出端部13a,13aが足場板本体2のロッド支持穴15,15から夫々脱出して脱出状態となる。この場合、作業床4を形成する床板4aには、図6に示すように、両枢軸用ロッド13,13の操作用把持部13b,13bが配設されている部分に指挿入用開口部20が開口形成されているから、作業床4の表側及び裏側の何れからでも指を挿入させて、操作用把持部13b,13bを簡単容易に引き寄せ操作することができる。
【0018】
また、図7の(A)及び(B)に示すように、各枢軸用ロッド13の外端部13aには夫々係合斜端面21が形成されていて、前後両枢着部8,9の何れか一方、例えば枢着部8を枢着状態にし、他方の枢着部9を脱出状態にして、作業床4を開放状態から閉鎖する時に、他方の枢着部9を構成する枢軸用ロッド13の係合斜端面21を、図7の(A)に示すように足場板本体2側に設けられたロッド支持穴15の入口部に対しその上方から押し付けることにより、その係合斜端面21の楔作用で枢軸用ロッド13が前記コイルバネ14に抗し引き寄せられて同図の(B)に示すように当該ロッド13の外端部13aがロッド支持穴15に突入し、作業床4を閉鎖位置に自動的にロックするようになっている。
【0019】
実際の使用に際しては、一方の枢着部8を枢着状態にし、他方の枢着部9を脱出状態にした作業床4を、図3に示すように起立した状態から閉じる方向に押し倒せば、枢着部9側にある両枢軸用ロッド13,13の突出端部13a,13aがその係合斜端面21,21によりロッド支持穴15,15に突入して、閉鎖位置に自動的にロックされることになる。尚、各枢軸用ロッド13の外端部(突出端部)13aが突入して支持されるロッド支持穴15は、図7及び図10に示すように、ハッチ3を形成する横枠22の内側凹段部22a所要位置に固定されたナット部材23に同心状形成された穴からなる。
【0020】
また、作業床4を図3に示すように開放して起立した姿勢に保持するための起立姿勢保持手段24が設けられている。この起立姿勢保持手段24は、図3〜図6、及び図8〜図11に示すように、各枢着部8,9を構成する各枢軸用ロッド13の内側に隣接してそれと平行に配置され、先端部25aが丸く球面状に形成されたストッパーピン25からなるもので、コイルバネ26により作業床4の左右両端から突出するように付勢されていて、図10に示すように開放した作業床4が起立姿勢にある時は、枢着状態にある枢軸用ロッド13に隣接した方のストッパーピン25の先端部25aが、図8の実線図示のように足場板本体2の横枠22の上面に支持されて、作業床4が起立姿勢に保持されることになる。
【0021】
また、こうして起立姿勢に保持された作業床4を倒して閉鎖する時は、上記のストッパーピン25(枢着状態にある枢軸用ロッド13に隣接した方のストッパーピン25)及び脱出状態にある枢軸用ロッド13に隣接した方のストッパーピン25の何れもが、夫々の先端球状部25aの楔作用により、図8の仮想線図示のようにコイルバネ26に抗して後退して、足場板本体2側に設けてある係合孔27に係脱可能に係合するようになっている。つまり、起立姿勢にある作業床4を閉鎖方向に押し倒せば、ストッパーピン25による作業床4の保持が自動的に解除されて、この作業床4が閉鎖されることになる。
【0022】
尚、各ストッパーピン25は、図8〜図11に示すように、枢軸用ロッド13を支持しているスライド支持部材17にスライド自在に支持されていて、このスライド支持部材17の一端面とストッパーピン25の所要部との間に介装されたコイルバネ26によって作業床4の左右端面から突出付勢されていると共に、ストッパーピン25に取り付けられてスライド支持部材17の他端面に当接する固定ピン28によって突出長さが制限されている。
【0023】
図12の(A)及び(B)は、上述したような構成よりなる足場板1における作業床4の作用を分かりやすく図示したものである。作業床4の開閉方向前後に設けてある枢着部8,9が何れも足場板本体2に対し枢着状態にあって、作業床4が閉鎖位置にある状態を(A)及び(B)の仮想線で示す。
【0024】
両枢着部8,9がいずれも枢着状態に維持されて閉鎖位置にある作業床4を、例えば図12の(A)に示すように、枢着部9側から開放させる時には、この枢着部9側における両枢軸用ロッド13,13の操作用把持部13b,13bを把持して引き寄せると、両枢軸用ロッド13,13の突出端部13a,13aが足場板本体2側のロッド支持穴15,15から脱出するから、この作業床4の枢着部9側を引き起こして同図(A)の実線図示のような起立姿勢にすればよい。
【0025】
こうして作業床4を起立させると、作業床4は起立姿勢保持手段24によって起立姿勢に保持される。即ち、枢着状態にある枢着部8の各枢軸用ロッド13に隣接した方のストッパーピン25の先端部25aが、図10に示すように足場板本体2の横枠22の上面に支持されて、作業床4が起立姿勢に保持される。このように作業床4が起立姿勢に保持されるから、ハッチ3を昇り降りする際に作業床4が倒れることがなく、安全となる。
【0026】
図12の(A)の実線で示すように起立姿勢に保持されている作業床4を、閉鎖方向に倒せば、保持手段24による作業床4の起立姿勢の保持が解除されて、作業床4は、同図(A)の仮想線図示のように閉じてハッチ3を閉鎖すると共に、この閉鎖位置に自動ロックされる。即ち、起立姿勢にある作業床4を閉じる方向に押し倒せば、図7によって説明したように、枢着部9側にある両枢軸用ロッド13,13の突出端部13a,13aがその係合斜端面21,21によりロッド支持穴15,15に突入して、閉鎖位置に自動的にロックされる。
【0027】
このように、作業床4の開放時には、この作業床4を起立姿勢にするだけで、自動的に作業床4を起立姿勢に保持させることができ、また作業床4を強制的に倒せば、保持手段24による作業床4の起立姿勢の保持が解除されるから、起立姿勢保持及びその保持解除のための操作が一切不要で、非常に便利である。
【0028】
閉鎖位置にロックされている作業床4を、今度は図12の(B)に示すように反対側の枢着部8側から開放させる時は、この枢着部8側における両枢軸用ロッド13,13の操作用把持部13b,13bを把持して引き寄せると、(A)の場合と同様に、両枢軸用ロッド13,13の突出端部13a,13aが足場板本体2側のロッド支持穴15,15から脱出するから、この作業床4の枢着部8側を引き起こして、(B)の実線図示のような起立姿勢にすればよい。こうして作業床4を起立させると、作業床4は起立姿勢保持手段24によって起立姿勢に保持される。
【0029】
また、作業床4をハッチ3から取り外す場合には、作業床4の一方側にある枢着部8の枢軸用ロッド13,13の操作用把持部13b,13bと、他方側にある枢着部8の枢軸用ロッド13,13の操作用把持部13b,13bとを同時に把持すれば、両方の枢着部8,9が足場板本体2に対して脱出状態となるから、そのまま引き上げることによって、作業床4をハッチ3から簡単容易に取り外しことができる。
【0030】
以上説明したように、この足場板1によれば、作業床4をその開閉方向前後の何れからも開閉できるように枢着しているから、足場板1が上下に複数階層状に設けられた図1に示す仮設足場のように、各階ごとに作業床4の枢着部の位置が異なる場合であっても、各足場板1の設置にあたっては、足場板の方向を何も考えることなく設置すればよく、しかして足場板1の設置作業を終えた後に、各作業床4の枢着部の位置を任意に決めればよいから、足場板の設置作業を能率良く行うことができる。
【0031】
以上の実施形態では、足場板本体2の一端部側にハッチ3が設けられた足場板1について説明したが、本発明の足場板は、図13に示される足場板1のように、足場板本体2の全域に開口するハッチ3が設けられていてもよい。
【0032】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、足場板の足場板本体に設けたハッチを開閉する作業床をその開閉方向前後の何れからも開閉できるように枢着しているから、ハッチ付き足場板の設置作業にあたって、足場板の設置方向を一々考える必要がなく、足場板の設置作業を簡単容易に行うことができ、作業能率を向上できる。また、両方の枢着部を脱出状態とすることによって、作業床をハッチから取り外すことができる。
【0033】
請求項2に係る発明によれば、枢着部の構造が簡単で、製作が容易になると共に、枢着部を枢着状態と脱出状態とに切り換える操作が簡単となり、また作業床をハッチから簡単に取り外すことができる。
【0034】
請求項3に係る発明によれば、各枢軸用ロッドの外端部に夫々係合斜端面が形成されているから、起立姿勢にある作業床を閉じる方向に押し倒せば、枢着部側にある両枢軸用ロッドの突出端部がその係合斜端面により足場板本体側のロッド支持穴に突入して、作業床を閉鎖位置に自動的にロックすることができる。
【0035】
請求項4に係る発明によれば、操作用把持部を把持し易く、両操作用把持部の引き寄せ操作が簡単となる。
【0036】
請求項5に係る発明によれば、作業床の表側及び裏側の何れからでも指を挿入させて、操作用把持部を簡単容易に引き寄せ操作することができる。
【0037】
請求項6に係る発明によれば、ハッチを昇り降りする際に作業床が倒れることがなく、安全性を確保できる。
【0038】
請求項7に係る発明によれば、作業床の開放時には、この作業床を起立姿勢にするだけで、自動的に作業床を起立姿勢に保持させることができ、また作業床を強制的に倒せば、保持手段による作業床の起立姿勢の保持が解除されるから、起立姿勢保持及びその保持解除のための操作が一切不要で、非常に便利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 足場板が上下に複数階層状に設けられた仮設足場を示す斜視図である。
【図2】 作業床が閉鎖位置ある状態を示す足場板の斜視図である。
【図3】 作業床が開放位置ある状態での同足場板の斜視図である。
【図4】 同足場板の作業床部分の拡大平面図である。
【図5】 同足場板の作業床部分の拡大底面図である。
【図6】 図5の一部拡大図である。
【図7】 (A)は係合斜端面を形成した枢軸用ロッドの突出端部がロッド支持穴に突入する前段階を示す説明断面図、(B)は同枢軸用ロッドの突出端部が係合斜端面によりロッド支持穴に突入した状態示す説明断面図である。
【図8】 起立姿勢保持手段のストッパーピンによって作業床が起立姿勢に保持されている状態を示す縦断側面図である。
【図9】 起立姿勢保持手段のストッパーピンが足場板本体側の係合孔に係合している状態での足場板本体の一部切欠拡大平面図である。
【図10】 図3の矢印Vで示す部分の拡大図である。
【図11】 図3の矢印Wで示す部分の拡大図である。
【図12】 図4のX−X線断面図で、(A)は作業床を開閉方向前後両枢着部の一方側から開閉する場合の説明図、(B)は他方側から開閉する場合の説明図である。
【図13】 従来技術を説明するために例示した移動式仮設足場の斜視図である。
【符号の説明】
1 足場板
2 足場板本体
3 ハッチ
4 作業床
5 梯子
7 係止フック
8,9 枢着部
13 枢軸用ロッド
13a 突出端部
14 コイルバネ
15 ロッド支持穴
20 係合斜端面
21 係合斜端面
24 起立姿勢保持手段
25 ストッパーピン
25a ストッパーピンの先端球状部
26 コイルバネ
27 係合孔

Claims (7)

  1. 足場板本体にハッチを設けると共に、このハッチを開閉する作業床を足場板横断方向に沿って開閉するように足場板本体に枢着してなる足場板において、前記作業床の開閉方向前後に足場板本体に対し着脱可能な枢着部を設け、前後何れか一方の枢着部を脱出状態に、他方の枢着部を枢着状態に維持することによって、前記作業床を開閉方向前後の何れからも開閉可能に枢着してなる足場板。
  2. 前記各枢着部は、足場板本体の長手方向側端部に沿った作業床の前後各端部に、同軸上で互いに独立してスライド自在に配置された一対の枢軸用ロッドからなり、両枢軸用ロッドは、各ロッドの外端部が作業床の左右両端から常時突出するようにバネによって付勢されており、両枢軸用ロッドの突出端部が足場板本体側のロッド支持穴に突入することによって枢着状態となり、両枢軸用ロッドの内端部に夫々設けられた操作用把持部を前記バネの付勢力に抗して引き寄せることにより、両枢軸用ロッドの突出端部が前記ロッド支持穴から脱出して脱出状態となる請求項1に記載の足場板。
  3. 前記各枢軸用ロッドの外端部には夫々係合斜端面が形成されていて、前後何れか一方の枢着部を枢着状態にし、他方を脱出状態にして、作業床を開放状態から閉鎖する時に、前記他方の枢着部を構成する枢軸用ロッドの係合斜端面を、前記ロッド支持穴の入口部に対しその上方から押し付けることにより、その係合斜端面の楔作用で両枢軸用ロッドが前記バネに抗し引き寄せられてロッド支持穴に突入し、作業床を閉鎖位置にロックするようになっている請求項2に記載の足場板。
  4. 前記操作用把持部は、各枢軸用ロッドの内端部をコ字状に折り返して形成されたものからなる請求項2又は3に記載の足場板。
  5. 前記作業床には、各枢着部を構成する両枢軸用ロッドの操作用把持部が配設されている部分に指挿入用開口部が開口形成されている請求項2〜4の何れかに記載の足場板。
  6. 前後何れか一方の枢着部を枢着状態にし、他方を脱出状態にして、開放した作業床を起立姿勢に保持するための起立姿勢保持手段が設けられてなる請求項1〜5の何れかに記載の足場板。
  7. 前記起立姿勢保持手段は、前記各枢軸用ロッドの内側に隣接してそれと平行に配置され、先端部が球面状に形成されたストッパーピンからなるもので、バネにより作業床の左右両端から突出するように付勢されていて、開放した作業床が起立姿勢にある時は、枢着状態にある枢軸用ロッドに隣接した方のストッパーピンの先端部が足場板本体側の上面部に支持されて、作業床を起立姿勢に保持し、この作業床を倒して閉鎖する時は、枢着状態にある枢軸用ロッドに隣接したストッパーピン及び脱出状態にある枢軸用ロッドに隣接したストッパーピンの何れもが、その先端部の楔作用でバネに抗して後退し、足場板本体側に設けてある係合孔に係脱可能に係合するようになっている請求項6に記載の足場板。
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