JP3819961B2 - 弱電用複合プレハブケーブル - Google Patents

弱電用複合プレハブケーブル Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の多重階層等に設置されるTV受像機、電話機、その他の弱電機器の電気信号を伝送する弱電ケーブルに関し、特に、用途別に集合されたケーブルを更に結束して各階層に配線される弱電用複合プレハブケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建築物の室内では、電気設備によって種々の電気機器が稼働し、各種の制御が行われている。したがって例えば高層の集合住宅の場合、動力や照明灯のための電力供給用の配線のほか、弱電機器関係として電話回線、防犯用通報システムに係る出入り口のインターホーン回線(以下、セキュリティ回線という)、各戸に配置された水道メータの検針のための水道検針用回線、TV共同受信アンテナ同軸ケーブル回線等が配線されている。
【0003】
従来、オフィスビルや、高層の集合住宅における各階又は各住戸でのTVアンテナ用同軸ケーブル、電話回線、セキュリティ回線等の配電工事においては、建物の躯体工事の際に予め用途別に電線を挿通する送電管を配設し、各階又は各住戸に配電盤を配設して、躯体工事完了後に、前記送電管に幹線ケーブルを通線して配電盤と接続し、更に各階又は各住戸の室内ケーブルとの接続工事を行っている。また、TV受像機において、VHF,UHF,BS,CS等の放送を受信する場合は、共同受信アンテナを設け、この共同受信アンテナからケーブルを各階又は各住戸に分岐配線してその端末にアンテナ端子を設けている。
【0004】
その他の通信ケーブル等の配線方法としては、電話回線や水道検針用回線、セキュリティ回線等の配線図によって、予め工場において用途別の幹線長さを計尺し、各階で取り出す分岐位置においてそれぞれの電線を所定の分岐方法(圧縮スリーブ、圧着スリーブ、半田付け等)により分岐し、その分岐部をモールド成形によって接続保護されたケーブルを用途別に巻枠に巻装して建設現場に搬送し、配設場所においてそれぞれ個別にパイプスペース等を利用して吊り上げて固定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術によれば、次のような問題が指摘される。
(1) 各階、各住戸への配線は、その殆どが現場作業となり、その作業に要する工数が多く、しかも狭小な場所での作業は作業効率が悪く、分岐箇所の接続性能にもバラ付きを生じ、ケーブルの断線、接触不良等を起す要因にもなり、電気信号が正常に伝送されなくなるといった問題を生じることがあり、建築工事における配線工程の合理化が要望されている。
(2) 予め工場において、電話回線、水道検針用回線、セキュリティ回線等の用途別に、配線図から求められる所定の分岐位置で分岐されたケーブルを使用するので、各階の分岐配線作業は軽減されるが、パイプスペース等による同一経路に個別に配設するのでその作業が煩雑であり、作業効率が悪かった。また、現場でケーブル巻枠による多数の残材が発生し、その廃棄処理に要する費用が嵩むといった問題もある。
【0006】
本発明は、上記のような事情のもとになされたもので、その技術的課題とするところは、各種弱電機器に正常な信号を伝送可能とするためにケーブルの各接続部を確実に接続して性能を向上させると共に、現場作業の工数を軽減することのできる弱電用複合プレハブケーブルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した技術的課題は、本発明によって有効に解決することができる。すなわち本発明に係る弱電用複合プレハブケーブルは、複数のケーブルを外皮で被覆するシースにより結束した弱電用幹線ケーブルユニットと、この弱電用幹線ケーブルユニットに平行に添設した幹線同軸ケーブルとを、樹脂被覆材を介して互いに所定の間隔で橋絡せしめてなる幹線複合ケーブルユニットを備え、前記複数のケーブルはそれぞれ複数のケーブル芯を束ねたものであり、この複数のケーブル芯はそれぞれ複数の芯線を束ねたものであり、前記幹線複合ケーブルユニットには建築物の各階層に対応する位置で前記弱電用幹線ケーブルユニットから弱電用分岐ケーブルユニットが分岐接続され、この分岐接続部が樹脂材により一体にモールド成形され、前記弱電用分岐ケーブルユニットが、前記弱電用幹線ケーブルユニットの前記各ケーブルにおける選択された所定の芯線に接続された複数の分岐ケーブル及びこれらの分岐ケーブルを結束した分岐ケーブル用シースからなり、末端部にコネクタが取り付けられたものである。これによって、弱電用幹線ケーブルユニット及び幹線同軸ケーブルからの弱電用分岐ケーブルユニット及び分岐同軸ケーブルの分岐接続を容易にすることができる。また、弱電用幹線ケーブルユニットと弱電用分岐ケーブルユニットの分岐接続部を外部から完全に保護し、接続不良等の発生を防止することができ、しかも現場での配線作業における接続作業を軽減することができる。
【0008】
上記弱電用複合プレハブケーブルにおいて、幹線複合ケーブルユニットには建築物の各階層に対応する位置で弱電用幹線ケーブルユニット及び幹線同軸ケーブルから弱電用分岐ケーブルユニット及び分岐同軸ケーブルを分岐接続し、双方の分岐接続部を樹脂材により一体にモールド成形することもできる。
【0009】
また、幹線複合ケーブルユニットの各階の分岐位置で幹線同軸ケーブルを分離し、この分離した幹線同軸ケーブルに分岐器を介して分岐同軸ケーブルを接続しても良く、あるいは幹線複合ケーブルユニットより分離した幹線同軸ケーブルには増幅器を接続することも好ましい。
【0010】
上記弱電用複合プレハブケーブルを建築物に配設するには、弱電用幹線ケーブルユニットと幹線同軸ケーブルからなる幹線複合ケーブルユニットから、建築物の多層階の階層と対応する位置で、弱電用分岐ケーブルユニット及び分岐同軸ケーブルとが分岐された弱電用複合プレハブケーブルを、前記建築物の各階層を貫通して配置されたメーターボックスあるいはパイプシャフトに前記建築物の最上階の上部係止部に吊支して挿通し、前記弱電用幹線ケーブルユニットの末端を中央制御装置に接続し、前記幹線同軸ケーブルを共同受信アンテナに接続し、前記弱電用分岐ケーブルユニット及び分岐同軸ケーブルを各階、各住戸に配した室内ケーブルと接続する。すなわち、弱電用複合プレハブケーブルは、予め建築物の多層階の各階層と対応する位置で、弱電用分岐ケーブルユニット及び分岐同軸ケーブルとが分岐されたものであるため、各階層での分岐配線作業が軽減され、また、弱電用複合プレハブケーブルの配線作業は、弱電用幹線ケーブルユニットを建築物に設けた上部係止部に吊支した状態で行うため、狭小な場所での作業による労力も軽減される。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る弱電用複合プレハブケーブル1を集合住宅のような高層建築物に配設した場合の実施形態を概略的に示すものであり、図2はこの弱電用複合プレハブケーブル1を部分的に示すものである。図1に示す建築物Tは、1階からn階までの多層階から構成されている。
【0012】
参照符号10は、建築物T内に配設された幹線複合ケーブルユニットである。この幹線複合ケーブルユニット10は、2階からn−1階までの各階の床スラブF2 〜Fn-1 を鉛直方向に貫通して配設されており、弱電用幹線ケーブルユニット10Aと、これに添設されたTVアンテナ用幹線同軸ケーブル10Bとを備えている。幹線複合ケーブルユニット10には、建築物Tの1階から最上階(n階)までの各階層に位置して分岐接続部10Cが設けられ、これら各分岐接続部10Cにおいて、前記弱電用幹線ケーブルユニット10Aから分岐した弱電用分岐ケーブルユニット11及び前記幹線同軸ケーブル10Bから分岐した分岐同軸ケーブル12が樹枝状に延在されている。この弱電用分岐ケーブルユニット11及び分岐同軸ケーブル12の末端部にはそれぞれコネクタ13及びコネクタ14が設けられており、コネクタ13には各住戸別の電話回線2、水道検針用回線3及びインターホン回線4が接続され、コネクタ14には室内用同軸ケーブル5が接続される。また、1階における幹線複合ケーブルユニット1の端部には中央制御装置6が接続される。
【0013】
図3は幹線複合ケーブルユニット10を切断して内部構造を示すものである。この図に示すように、幹線複合ケーブルユニット10は全体がビニル樹脂被覆材101によって被覆されている。ビニル樹脂被覆材101は、弱電ケーブル用シース101aと、同軸ケーブル用シース101bと、これら両シース101a,101bを橋絡する扁平な橋絡部101cからなり、これによって、弱電用幹線ケーブルユニット10Aと幹線同軸ケーブル10Bを、互いに一定の間隔をもって並んだ状態に一体化している。
【0014】
弱電用幹線ケーブルユニット10Aは、電話回線ケーブル102と、水道検針用回線ケーブル103と、インターホン回線ケーブル104等の複数のケーブルが、ビニル樹脂被覆材101における弱電ケーブル用シース101a内のシールド被覆105の内周にまとめて束ねられたものである。また、電話回線ケーブル102は図4(A)に示すように、まとめて束ねられた複数のケーブル芯102aからなり、更にこれら各ケーブル芯102aは、各住戸別の複数の色分けされた芯線102bが、それぞれ数本ずつ束ねられたものである。水道検針用回線ケーブル103も同様であって、すなわち図4(B)に示すように、まとめて束ねられた複数のケーブル芯103aからなり、更にこれら各ケーブル芯103aは、各住戸別の複数の色分けされた芯線103bが、それぞれ数本ずつ束ねられたものである。更にインターホン回線ケーブル104も同様であって、すなわち図4(C)に示すように、まとめて束ねられた複数のケーブル芯104aからなり、更にこれら各ケーブル芯104aは、各住戸別の複数の色分けされた芯線104bが、それぞれ数本ずつ束ねられたものである。
【0015】
上記構成を有する幹線複合ケーブルユニット10によれば、弱電用幹線ケーブルユニット10Aと幹線同軸ケーブル10Bが、ビニル樹脂被覆材101の橋絡部101cを介して、互いに一定の間隔をもって並んだ状態に一体化されているため、弱電用幹線ケーブルユニット10Aを伝送される電気信号と、幹線同軸ケーブル10Bを伝送されるTV信号が互いに干渉するのを有効に防止することができる。また、弱電用幹線ケーブルユニット10A及び幹線同軸ケーブル10Bからの弱電用分岐ケーブルユニット11及び分岐同軸ケーブル12の分岐接続がしやすくなる。
【0016】
図5は、幹線複合ケーブルユニット10における分岐接続部10Cの内部構造を示すものである。すなわちこの実施形態によれば、弱電用幹線ケーブルユニット10Aは、分岐接続部10Cの位置においてビニル樹脂被覆材101の弱電ケーブル用シース101a及びシールド被覆105が切除され、電話回線ケーブル102からは選択された所定の芯線がC型コネクション106を介して電話回線分岐ケーブル11aに接続され、水道検針用回線ケーブル103及びインターホン回線ケーブル104からは、選択された所定の芯線が多端子コネクタ107を介して水道検針用回線分岐ケーブル11b及びインターホン回線分岐ケーブル11cに接続されており、これら分岐ケーブル11a,11b,11cは分岐ケーブル用シース11dによって、弱電用分岐ケーブルユニット11として束ねられている。弱電用分岐ケーブルユニット11の末端部に取り付けられたコネクタ13には、図2に示す各住戸別の電話回線2、水道検針用回線3及びインターホン回線4と接続するための複数の端子ta 〜tc が、それぞれ前記分岐ケーブル11a,11b,11cと対応して設けられている。
【0017】
一方、幹線同軸ケーブル10Bは、分岐接続部10Cにおいていったん切断され、その切断部は、同軸ケーブル分岐器108を介して再接続されると共に、この同軸ケーブル分岐器108を介して分岐同軸ケーブル12が前記切断部に接続されている。
【0018】
上記分岐接続部10Cは、その全体がビニル樹脂成形体109のモールド成形によって一体にモールドされている。すなわち、分岐接続部10Cにおける弱電用幹線ケーブルユニット10Aの弱電ケーブル用シース101a及びシールド被覆105の切除部、C型コネクション106、多端子コネクタ107及び同軸ケーブル分岐器108による分岐ケーブル11a,11b,11c及び分岐同軸ケーブル12の接続部は、前記ビニル樹脂成形体109内に埋設されている。
【0019】
ビニル樹脂成形体109は、幹線複合ケーブルユニット10の弱電用幹線ケーブルユニット10A及び幹線同軸ケーブル10Bに対する弱電用分岐ケーブルユニット11及び分岐同軸ケーブル12の分岐接続部10Cを外部から完全にシールすると共に一体的にモールドしているため、C型コネクション106、多端子コネクタ107及び同軸ケーブル分岐器108における端子の接続が緩んだり、接続不良を起こすことがなく、電気信号を正常に伝送することができる。また、張力に対する強度も大きいため、引っ張り強度向上のためのメッセンジャワイヤ等を添設する必要がなく、塵埃や水等の侵入を確実に遮断して信号の伝送を良好に行うことができる。
【0020】
図1に示す多層階構造の建築物Tの建築に際して、この建築物Tに、上述の構成を有する弱電用複合プレハブケーブル1を配設する場合は、予め工場において、幹線複合ケーブルユニット10に、前記建築物Tの1階から最上階(n階)までの各階層に対応する位置で、弱電用幹線ケーブルユニット10A及び幹線同軸ケーブル10Bから、分岐接続部10Cを介して弱電用分岐ケーブルユニット11(電話回線分岐ケーブル11a,水道検針用回線分岐ケーブル11b,インターホン回線分岐ケーブル11c)及び分岐同軸ケーブル12を分岐させるといった加工を行うことによって、弱電用複合プレハブケーブル1を製作する。この弱電用複合プレハブケーブル1は、現場に搬入後、幹線複合ケーブルユニット10を、建築物Tの最上階に設けた係止部7に吊支して垂設すると共に、2階からn−1階までの各階の床スラブF2 〜Fn-1 を鉛直方向に貫通して設けられたメータボックスあるいはパイプシャフト(図示省略)に挿通し、これによって、幹線複合ケーブルユニット10にその長さ方向所定間隔で設けられた複数の分岐接続部10Cを、建築物Tの各階に位置させる。
【0021】
幹線複合ケーブルユニット10における弱電用幹線ケーブルユニット10Aの末端(下端)は中央制御装置6に接続することによって、弱電設備の集中管理や維持管理の容易化を図る。幹線同軸ケーブル10Bは共同受信アンテナ(図示省略)に接続する。また、建築物Tの各階層に位置する分岐接続部10Cから分岐された弱電用分岐ケーブルユニット11(電話回線分岐ケーブル11a,水道検針用回線分岐ケーブル11b,インターホン回線分岐ケーブル11c)の末端のコネクタ13には、各住戸別の電話回線2、水道検針用回線3及びインターホン回線4を接続し、前記分岐接続部10Cから分岐された分岐同軸ケーブル12の末端のコネクタ14には、各住戸別のTVアンテナ同軸ケーブル5をそれぞれ接続する。
【0022】
上述の実施形態によれば、幹線複合ケーブルユニット10の各分岐接続部10Cにおける弱電用分岐ケーブルユニット11及び分岐同軸ケーブル12の分岐接続部が、ビニル樹脂成形体109に埋設状態となっているが、他の実施形態としては以下のようなものが考えられる。
【0023】
例えば図6に示す実施形態によれば、幹線複合ケーブルユニット10の弱電用幹線ケーブルユニット10Aと幹線同軸ケーブル10Bが、分岐接続部10Cの位置でビニル樹脂被覆材101の橋絡部101cを切断することによって互いに分離されている。弱電用幹線ケーブルユニット10Aに対する弱電用分岐ケーブルユニット11の分岐接続部は、図5と同様に、ビニル樹脂成形体109のモールド成形によってこのビニル樹脂成形体109に埋設固定される一方、幹線同軸ケーブル10Bに対する分岐同軸ケーブル12の分岐接続は、前記ビニル樹脂成形体109の外部で同軸ケーブル分岐器108を介して行われている。
【0024】
また、図7に示す実施形態は、分岐接続部10Cの位置でビニル樹脂被覆材101の橋絡部101cを切断することによって弱電用幹線ケーブルユニット10Aから分離させた幹線同軸ケーブル10Bを切断して、その切断部にキャップ15を被せたものである。すなわち、同軸ケーブル分岐器108による分岐同軸ケーブル12の分岐接続を建築現場で行う場合は、この状態で現場に搬入する。
【0025】
また、図8に示す実施形態は、幹線複合ケーブルユニット10の所要の位置でビニル樹脂被覆材の橋絡部101cを切断することによって、弱電用幹線ケーブルユニット10Aから幹線同軸ケーブル10Bを分離すると共にこの幹線同軸ケーブル10Bを切断し、その切断部に増幅器16を接続したものである。これによって、共同受信アンテナから幹線同軸ケーブル10Bを伝送されるTV電波の減衰を有効に防止することができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明によると、次のような効果が実現される。
(1) 請求項1又は3に係る発明によると、建築現場での配線作業、ひいては弱電用幹線ケーブルユニット及び幹線同軸ケーブルからの弱電用分岐ケーブルユニット及び分岐同軸ケーブルの分岐接続作業が容易になる。
(2) 請求項2に係る発明によると、モールド成形した樹脂材によって、ケーブルの分岐接続部が外部から完全に保護されるので、接続不良等の発生が防止され、分岐接続部の内部機構が安定して、配線の性能を向上させることができる。
(3) 請求項1に係る発明によると、予め幹線複合ケーブルユニットには建築物の各階層に対応する位置で弱電用幹線ケーブルユニット及び幹線同軸ケーブルから弱電用分岐ケーブルユニット及び分岐同軸ケーブルが分岐接続されているので、現場での配線作業に及び接続作業が大幅に軽減される。
(4) 請求項4に係る発明によると、幹線同軸ケーブルに設けた増幅器によって、TV信号の減衰を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弱電用幹線複合ケーブルユニットを集合住宅のような高層建築物に配設した場合の実施形態を概略的に示す説明図である。
【図2】上記弱電用複合プレハブケーブルの概略構成を部分的に示す説明図である。
【図3】上記弱電用複合プレハブケーブルの幹線複合ケーブルユニットを切断して内部構造を示す説明図である。
【図4】上記弱電用複合プレハブケーブルの幹線複合ケーブルユニット内における各ケーブルの断面図である。
【図5】上記弱電用複合プレハブケーブルの幹線複合ケーブルユニットにおける分岐接続部の内部構造を示す説明図である。
【図6】本発明に係る弱電用幹線複合ケーブルユニットの他の実施形態を概略的に示す説明図である。
【図7】本発明に係る弱電用幹線複合ケーブルユニットの他の実施形態を概略的に示す説明図である。
【図8】本発明に係る弱電用幹線複合ケーブルユニットの他の実施形態を概略的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 弱電用複合プレハブケーブル
10 幹線複合ケーブルユニット
10A 弱電用幹線ケーブルユニット
10B 幹線同軸ケーブル
10C 分岐接続部
101 ビニル樹脂被覆材
102 電話回線ケーブル
103 水道検針用回線ケーブル
104 インターホン回線ケーブル
108 同軸ケーブル分岐器
109 ビニル樹脂成形体(樹脂材)
11 弱電用分岐ケーブルユニット
12 分岐同軸ケーブル
16 増幅器

Claims (4)

  1. 複数のケーブルを外皮で被覆するシースにより結束した弱電用幹線ケーブルユニットと、
    前記弱電用幹線ケーブルユニットと平行に添設した幹線同軸ケーブルとを、
    樹脂被覆材を介して互いに所定の間隔で橋絡せしめた幹線複合ケーブルユニットを備え、
    前記複数のケーブルはそれぞれ複数のケーブル芯を束ねたものであり、この複数のケーブル芯はそれぞれ複数の芯線を束ねたものであり、
    前記幹線複合ケーブルユニットには建築物の各階層に対応する位置で前記弱電用幹線ケーブルユニットから弱電用分岐ケーブルユニットが分岐接続され、
    この分岐接続部が樹脂材により一体にモールド成形され、
    前記弱電用分岐ケーブルユニットが、前記弱電用幹線ケーブルユニットの前記各ケーブルにおける選択された所定の芯線に接続された複数の分岐ケーブル及びこれらの分岐ケーブルを結束した分岐ケーブル用シースからなり、末端部にコネクタが取り付けられたことを特徴とする弱電用複合プレハブケーブル。
  2. 請求項1の記載において、
    幹線複合ケーブルユニットには建築物の各階層に対応する位置で幹線同軸ケーブルから分岐同軸ケーブルを分岐接続し、
    この分岐接続部を樹脂材により一体にモールド成形したことを特徴とする弱電用複合プレハブケーブル。
  3. 請求項1の記載において、
    幹線複合ケーブルユニットの各階の分岐位置で幹線同軸ケーブルを分離し、この分離した幹線同軸ケーブルに分岐器を介して分岐同軸ケーブルを接続したことを特徴とする弱電用複合プレハブケーブル。
  4. 請求項1の記載において、
    幹線複合ケーブルユニットの所要の位置で幹線同軸ケーブルを分離し、この分離した幹線同軸ケーブルに増幅器を接続したことを特徴とする弱電用複合プレハブケーブル。
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