JP3819626B2 - 半導体装置の製造方法及びエッチング装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及びエッチング装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体装置の製造工程におけるエッチング工程に係り、特にエッチングの終点を正確に検出あるいはエッチングの深さを高精度でモニタするための半導体装置の製造方法及びエッチング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置を製造する際には、配線や電極として働く導電層のパターニング、コンタクトホールやスルーホールの開孔、及び素子分離用の絶縁物や半導体素子を埋め込み形成するためのトレンチの形成など様々な工程でエッチングが行われている。このような種々のエッチング工程において、従来はエッチングの終点検出には、例えば(a)作業者の目視による方法、(b)エッチングの対象となる材料に対して高いエッチング選択比を有する材料からなるストッパ層を用いてエッチングの進行を停止させる方法、(c)予め測定した試料のエッチング速度に基づいて進行中のエッチングの深さを推定し、エッチング時間により深さを制御する方法、(d)エッチング時に発生するガスの量を測定して深さを推定する方法、(e)探針によってエッチングの深さを直接測定する方法、(f)レーザ光を照射して入射光と反射光との行路差によるレーザ光の干渉を利用して深さを測定する方法などで測定あるいは推定を行っている。
【0003】
ところで、近年、高集積化された半導体装置、例えばDRAMではSTI(shallow trench isolation)構造やDT(deep trench)構造が注目されている。STI構造のDRAMでは、半導体基板に浅いトレンチを形成して絶縁物を埋め込むことにより、素子分離を行っている。また、DT構造のDRAMでは、半導体基板の主表面に深いトレンチを形成し、このトレンチ内にキャパシタ電極を埋め込み形成することにより、チップ占有面積を増大させることなく大きな容量を確保している。これらSTI構造やDT構造を形成するためには、エッチングによって微細で且つ高精度なトレンチを形成する技術が必要である。
【0004】
しかしながら、上述した(a)〜(f)のエッチング終点検出方法は、いずれもSTI構造やDT構造を採用した256Mビット以上のDRAMで要求されるような十分高い精度でエッチングの終点を検出するのが困難であったり、大規模な測定装置が必要になってエッチング装置のコストが高くなるという問題がある。例えば(a)の方法ではエッチングの深さを正確に判断することは困難であり、特にDT構造のようにアスペクト比の高いエッチングが要求される場合には終点を判断するのはほとんど不可能である。半導体基板を直接エッチングしてトレンチを形成するので(b)の方法は適用できない。また、(c),(d)の方法は推定または間接的な測定であるため、製造ばらつきなどによる影響を受けやすく、やはり要求されるような高い精度は得られない。(e)の方法ではエッチングと同時に測定を行うことができず、且つ微細で深いトレンチの測定は困難である。更に、(f)の方法は深さを直接測定するので精度は高いが、エッチング装置にレーザ光を用いた測定装置を付加しなければならず装置が高価になる。
【0005】
上記のような問題を解決するため、電気的にエッチングの終点を検出する方法として、米国特許第5,173,149号には、n型不純物層上への陽極酸化膜の形成によってエッチング電流がゼロに到達したときに、p型不純物層のエッチングを停止する技術が開示されている。また、米国特許第4,358,338号には、エッチング対象のエッチング電流を検出して終点を検出する技術が開示されている。更に、特開昭60−167332号公報にはエッチングすべき溝と同じ深さに延びる不純物層を形成し、上記溝をまたぐように一対の測定針を当てて電気抵抗を測定し、抵抗が急増した時点でエッチングを停止する技術が開示されている。
【0006】
しかしながら、上記米国特許第5,173,149号に開示されている技術はウェットエッチングに適用するものであり、STI構造やDT構造を形成するために必要な異方性エッチング、例えばRIE(Reactive Ion Etching)には適用できない。また、米国特許第4,358,338号に開示されている技術では、エッチングの対象物を流れる電流を計測してエッチングの終点を検出しているが、電流供給源としてエッチングプラズマを用いているため、DT構造のような微細で深い(アスペクト比の高い)トレンチでは電流レベルが小さくなって検出が困難になる。更に、特開昭60−167332号公報に開示されている技術では、溝を挟むように一対の測定針を当てる必要があり、穴状のトレンチが形成されるSTI構造やDT構造には不純物層に多数の電流経路が残存してしまうため適用できない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように従来の半導体装置の製造方法は、エッチング終点を正確に検出、あるいはエッチングの進行状況を正確にモニタできないという問題があった。
【0008】
また、従来の半導体装置の製造方法は、STI構造やDT構造のように微細で且つ高精度なトレンチが要求されるエッチングの終点検出、あるいはエッチングの進行状況のモニタが正確にできないという問題があった。
【0009】
更に、従来のエッチング装置は、エッチングの深さを正確にモニタしようとすると測定装置を付加しなければならず、エッチング装置が高価になるという問題があった。
【0010】
この発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、エッチング終点を正確に検出、あるいはエッチングの進行状況を正確にモニタできる半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0011】
また、この発明の他の目的は、微細で且つ高精度なトレンチが要求されるSTI構造やDT構造を形成する際のエッチングの終点の検出、あるいはエッチングの進行状況の正確なモニタを行うのに好適な半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0012】
この発明の更に他の目的は、装置の高コスト化を招くことなく正確なエッチング終点の検出やエッチングの深さのモニタができるエッチング装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の態様に係る半導体装置の製造方法は、半導体基体のエッチング予定領域におけるエッチングの予定の深さにpnジャンクションを形成し、このpnジャンクションに逆バイアス電圧を与えて空乏層を生成し、前記pnジャンクションを介して流れる、エッチング時間に対する逆バイアス電流をモニタしつつ前記半導体基体を異方性ドライエッチングし、エッチングで形成された界面が逆バイアスされたpnジャンクションに生成された空乏領域に到達することによって発生する自由キャリアが誘起する逆バイアス電流の増大を検知してエッチングの終点とする。
【0014】
また、この発明の第2の態様に係る半導体装置の製造方法は、半導体基体におけるエッチング予定領域に異なる深さの複数のpnジャンクションを形成し、これらpnジャンクションにそれぞれ逆バイアス電圧を与えて空乏層を生成し、前記複数のpnジャンクションを介して流れる、エッチング時間に対する逆バイアス電流をそれぞれ測定しつつ前記半導体基体を異方性ドライエッチングし、エッチングで形成された界面が逆バイアスされたpnジャンクションに生成された空乏領域に到達することによって発生する自由キャリアが誘起する逆バイアス電流の増大をそれぞれ検知して異方性ドライエッチング工程をモニタする。
【0015】
この発明の第3の態様に係る半導体装置の製造方法は、半導体基体のモニタ領域に所定の深さのpnジャンクションを形成し、このpnジャンクションに逆バイアス電圧を与えて空乏層を生成し、前記pnジャンクションを介して流れる、エッチング時間に対する逆バイアス電流を測定しつつ前記半導体基体の前記モニタ領域及びエッチングすべき領域を異方性ドライエッチングし、エッチングで形成された界面が逆バイアスされたpnジャンクションに生成された空乏領域に到達することによって発生する自由キャリアが誘起する逆バイアス電流の増大を検知してエッチングの終点とする。
【0016】
更に、この発明の第4の態様に係る半導体装置の製造方法は、半導体基体のモニタ領域に所定の深さのpnジャンクションを形成し、このpnジャンクションに逆バイアス電圧を与えて空乏層を生成し、前記pnジャンクションを介して流れる、エッチング時間に対する逆バイアス電流を測定しつつ前記半導体基体の前記モニタ領域とエッチングすべき領域を異方性ドライエッチングし、エッチングで形成された界面が逆バイアスされたpnジャンクションに生成された空乏領域に到達することによって発生する自由キャリアが誘起する逆バイアス電流の増大を検知し、引き続き異方性ドライエッチングを進行させて前記逆バイアス電流の増大を検知した時の前記モニタ領域の深さに基づいてエッチングの深さを制御する。
【0035】
更にまた、この発明の第5の態様に係るエッチング装置は、半導体基体が収容される反応室と、前記反応室内にエッチングのための反応性ガスを供給するガス供給手段と、前記反応室内に供給された反応性ガスをプラズマ化するプラズマ生成手段と、前記半導体基体のエッチング予定領域に形成されたpnジャンクションに逆バイアス電圧を与えて空乏層を生成する電圧印加手段と、前記pnジャンクションを介して流れる、エッチング時間に対する逆バイアス電流を測定する電流測定手段と、前記電流測定手段により測定した、エッチングで形成された界面が逆バイアスされたpnジャンクションに生成された空乏領域に到達することによって発生する自由キャリアが誘起する逆バイアス電流の増大を検知する検知部、パラメータのデータを記憶する記憶部、及び前記記憶部に記憶されているパラメータのデータと前記電流測定手段による測定値とに基づいてエッチング時間とエッチング条件を算出する演算部を備え、前記電流測定手段による測定結果に応じてエッチング終点の判定、あるいはエッチングの深さのモニタを行う制御手段とを具備する。
この発明の第6の態様に係る半導体装置の製造方法は、半導体基体におけるエッチング予定領域に異なる深さの複数のpnジャンクションを形成し、これらpnジャンクションにそれぞれ逆バイアス電圧を与えて空乏層を生成し、前記複数のpnジャンクションを介して流れる、エッチング時間に対する逆バイアス電流をそれぞれ測定しつつ前記半導体基体を異方性ドライエッチングし、エッチングで形成された界面が逆バイアスされたpnジャンクションに生成された空乏領域に到達することによって発生する自由キャリアが誘起する逆バイアス電流の増大を検知し、前記複数のpnジャンクションに隣接する領域での異方性ドライエッチング工程をモニタし、前記異方性ドライエッチングを更に実行し、前記逆バイアス電流の増大を検知した時のエッチングの深さに基づいてオーバーエッチング時間を制御する。
【0037】
上記第1の形態に係る製造方法によれば、半導体基体のエッチング予定領域に予め形成したpnジャンクションの空乏層をエッチング終点のセンサとして用いるので、従来のいかなる光学的な測定とも異なり、STI構造やDT構造を含む全てのエッチング工程に適用できる。しかも、pnジャンクション(空乏層)の深さは、イオン注入時の加速エネルギーやアニールによって正確に制御できるので、高い精度でエッチングの終点を検知できる。また、ウェーハ(半導体基体)上には電圧を印加するための電極以外には何等付加する必要がなく、エッチング工程の調整やエッチング装置の反応室への大規模な測定機器の追加も不要であるので、エッチング装置の高コスト化を招くこともない。
【0038】
上記第2の形態に係る製造方法によれば、半導体基体のエッチング予定領域に形成した異なる深さの複数のpnジャンクションの空乏層をそれぞれエッチングの深さを検知するためのセンサとして用いるので、エッチングの進行状況を正確にモニタできる。しかも、従来のいかなる光学的な測定とも異なり、STI構造やDT構造を含む全てのエッチング工程に適用できる。上記複数のpnジャンクションの深さは、イオン注入時の加速エネルギーやアニールによってそれぞれ正確に制御できるので、高い精度でエッチングの進行状況をモニタできる。また、ウェーハ(半導体基体)上には電圧を印加するための電極以外には何等付加する必要がなく、エッチング工程の調整やエッチング装置の反応室への大規模な測定機器の追加も不要であるので、エッチング装置の高コスト化を招くこともない。
【0039】
上記第3の形態に係る製造方法によれば、半導体基体のモニタ領域に形成したpnジャンクションの空乏層をセンサとして用いるので、必ずしも素子領域にpnジャンクションを形成する必要がなく、従来のいかなる光学的な測定とも異なり、STI構造やDT構造を含む全てのエッチング工程に適用できる。pnジャンクションの深さは、イオン注入時の加速エネルギーやアニールによって正確に制御できるので、高い精度でエッチングの深さを設定できる。また、ウェーハ(半導体基体)上にはモニタ領域と逆バイアス電圧を印加するための電極以外には何等付加する必要がなく、エッチング工程の調整やエッチング装置の反応室への大規模な測定機器の追加も不要であるので、エッチング装置の高コスト化を招くこともない。
【0040】
上記第4の形態に係る製造方法によれば、半導体基体のモニタ領域に形成したpnジャンクションの空乏層をセンサとして用い、エッチングが所定の深さに達したことを検知した後、更にエッチングを進行させ、前記モニタ領域の深さに基づいてエッチングの深さを制御するので、従来のいかなる光学的な測定とも異なり、STI構造やDT構造を含む全てのエッチング工程に適用できる。pnジャンクションの深さは、イオン注入時の加速エネルギーやアニールによって正確に制御できる。また、ウェーハ(半導体基体)上にはモニタ領域と逆バイアス電圧を印加するための電極以外には何等付加する必要がなく、エッチング工程の調整やエッチング装置の反応室への大規模な測定機器の付加も不要であるので、エッチング装置の高コスト化を招くこともない。
【0059】
上記第5の形態に係る構成によれば、通常のエッチング装置に、電圧印加手段、電流測定手段及び制御手段を設ければよいので、大規模な測定装置を付加する必要がなく、装置の高コスト化を招くことなくエッチング終点を検出できる。しかも、制御手段で逆バイアス電流の急激な上昇を検知してエッチングを終了するので、エッチング終点を正確に検出できる。
上記第6の形態に係る製造方法によれば、半導体基体のエッチング予定領域に形成した異なる深さの複数のpnジャンクションの空乏層をそれぞれエッチングの深さを検知するためのセンサとして用いるので、エッチングの進行状況を正確にモニタしてオーバーエッチング時間を制御できる。しかも、従来のいかなる光学的な測定とも異なり、STI構造やDT構造を含む全てのエッチング工程に適用できる。上記複数のpnジャンクションの深さは、イオン注入時の加速エネルギーやアニールによってそれぞれ正確に制御できるので、高い精度でオーバーエッチング時間を制御できる。また、ウェーハ(半導体基体)上には電圧を印加するための電極以外には何等付加する必要がなく、エッチング工程の調整やエッチング装置の反応室への大規模な測定機器の追加も不要であるので、エッチング装置の高コスト化を招くこともない。
【0061】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0062】
[第1の実施の形態]
図1は、この発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法について説明するためのもので、DT構造の半導体装置を形成する際のエッチング工程に着目したフローチャート、図2(a)〜(d)はそれぞれ、上記DT構造の半導体装置を形成する際のRIE工程における半導体基板の状態を製造工程順に示す断面図である。
【0063】
まず、図2(a)に示すように、トレンチの形成予定領域下の半導体基板(ウェーハ)11中に不純物をイオン注入して活性化し、形成するトレンチの底部に対応する位置にpnジャンクション12を形成する(ステップ1)。この時、pnジャンクション12の深さdJ は、イオン注入の加速エネルギーとアニールによって、形成するトレンチの底部に位置するように制御する。
【0064】
次に、図2(b)に示す如く、半導体基板11の主表面上にトレンチを形成するためのエッチングマスク13を形成する(ステップ2)。このマスク13としては、例えば半導体基板11上にTEOS(SiO2 )膜を形成し、このTEOS膜をフォトリソグラフィーによりパターニングして用いる。このマスク13には、半導体基板11の主表面に電圧を印加するための窓を開口しておく。
【0065】
その後、図2(c)に示すように、上記半導体基板11をクランプ14に固定し、上記pnジャンクション12に逆バイアス電圧VR を印加することにより空乏層16を生成した状態で上記半導体基板11のRIE(Reactive Ion Etching)を行い、トレンチ15を形成する(ステップ3)。このRIEは、上記pnジャンクション12を流れる逆バイアス電流をモニタしつつ行う(ステップ4)。そして、逆バイアス電流が急激に上昇したか否かを判定し(ステップ5)、変化がない場合にはエッチングを続ける。
【0066】
図2(d)に示すように、エッチングが進行してトレンチ15がpnジャンクション12に生成された空乏層16に達すると、後述する原理によりリーク電流が増大し、図3(a)に示すように逆バイアス電流JR が急激に増加する。この逆バイアス電流が急激に上昇した点はpnジャンクションの位置、すなわち所期のトレンチ15の深さdJ であるので、図3(b)に示すように、この点をエッチングの終点と判定してRIEを終了する(ステップ6)。
【0067】
その後、必要に応じてトレンチ15の側壁及び底部をCDE(Chemical Dry Etching)によってエッチングする(ステップ7)。このエッチングは、図4に示すようにRIEの際にトレンチ15の側壁及び底部に結晶欠陥などのダメージ層17が形成されるので、このダメージ層17を除去するためである。このCDEの際にも上記RIEと同様に逆バイアス電流JR のモニタを行う(ステップ8)。図5に示すように、CDEによってダメージ層17が除去されるに従って逆バイアス電流JR は徐々に低下する。そこで、逆バイアス電流JR が初期値に近づいたことを検知することによりダメージ層17を除去できたか否かを判定できる(ステップ9)。そして、逆バイアス電流JR が初期値に充分近づいた時点でエッチングの終点と判定してCDEを終了する(ステップ10)。このように、pnジャンクション12の逆バイアス電流JR のモニタは、トレンチの深さのモニタだけでなく、RIEによる側壁部や底部のダメージあるいはその品質の識別のためにも用いることができる。もし、逆バイアス電流JR の急激な変化が異常に大きければ、それはRIE工程が悪化したことを意味する。なぜなら、pnジャンクションの逆バイアス電流JR 、すなわちジャンクションリーク電流は、デバイスの性能、例えばDRAMのセルキャパシタにおける電荷保持時間を低下させる。従って、逆バイアス電流JR は、一定の満足できるレベルに低減すべきである。
【0068】
引き続き、上記トレンチ15内にキャパシタ電極を埋め込み形成した後(ステップ11)、半導体基板の素子領域にMOSトランジスタ、抵抗、配線層及びパッシベーション膜などを順次形成し(ステップ12)、パッケージへの実装工程を経て半導体装置を完成する。
【0069】
図6(a),(b)は、上記半導体基板中のpnジャンクションに逆バイアス電圧VR を印加するためのコンタクトシートを示している。(a)図はコンタクトシートの端部の拡大断面図、(b)図は2枚のコンタクトシートを半導体基板(ウェーハ)にコンタクトした状態を示す断面図である。図6(a)に示す如く、コンタクトシート20は、厚さ10μm程度のCuシート21の表面に、厚さ10μmのドープドシリコン層22が形成され、これらの表面にポリイミド層23が被覆されて構成されている。上記ポリイミド層の厚さは10μm程度であり、基板11との接触部には数mm程度の窓24が形成されている。上記Cuシート21は抵抗値を低くするためのものであり、窓24から露出されるようにしたドープドシリコン層22は、基板11に金属シート21を直接接触させると基板を汚染する恐れがあるので、金属汚染を防止するためのものである。
【0070】
上記のような構成の2枚のコンタクトシート20−1,20−2を用意し、それぞれのシート20−1,20−2の端部の窓24−1,24−2を半導体基板11の主表面と裏面にそれぞれ対向させて配置し、上記窓24−1,24−2に対向する面のポリイミド層23−1,23−2に上下方向から圧力を印加して半導体基板11との電気的なコンタクトを取る。そして、これらのシート20−1,20−2を介してpnジャンクションに空乏層を生成するための逆バイアス電圧VR を印加する。
【0071】
次に、上述した方法によってエッチング終点を検知する原理について図7ないし図10を用いて詳しく説明する。図7に示すように、シリコン基板がRIEされて界面ができると、この界面に存在するシリコン原子25,25,…は結合を作る相手のシリコン原子を失うので、この原子25,25,…の周りに局在した電子準位が生成される。特にそのエネルギーレベルが半導体の禁制帯にある時には、x方向に沿ったエネルギー図上で図8(a)に示すように表現できる。
【0072】
図8(b)はpnジャンクションを有するシリコン基板の実空間の図であり、図8(c)はRIE工程で形成された表面のy方向に沿ったエネルギーバンド図である。明らかなように、空乏領域と交差する表面は、そのバンドギャップ状態もまた空乏領域になる。一般に、空乏領域中のバンドギャップ状態は、ホールの放出とエレクトロンの放出による自由キャリアの生成を促進させ、逆バイアスされたpnジャンクションを横切るリーク電流を誘導する。空乏領域中のバンドギャップ状態による自由キャリアの生成メカニズムの詳細については後に言及する。
【0073】
図9は、バンドギャップ状態と伝導帯または価電子帯との間の電荷転送の個々の過程を描いている。占有されたバンドギャップ状態から伝導帯へのエレクトロンの放出は、過程▲1▼によって表示される。逆に、過程▲2▼は、非占有ギャップ状態によって捕獲された、伝導帯中のエレクトロンを表現している。同様に、過程▲3▼は、非占有のバンドギャップ状態から価電子帯へのホール放出である。占有されたギャップ状態によって捕獲された価電子帯中のホールは、過程▲4▼によって表される。バンドギャップ状態と伝導帯または価電子帯との間の電荷転送のショックレイ−リード−ホール(Shockly−Read−Hall)統計値で単純に仮定すると、各過程▲1▼,▲2▼,▲3▼,▲4▼はそれぞれ、下式[数1],[数2],[数3],[数4]で表せる。
【0074】
【数1】
Figure 0003819626
【0075】
【数2】
Figure 0003819626
【0076】
【数3】
Figure 0003819626
【0077】
【数4】
Figure 0003819626
【0078】
但し、上式[数1]ないし[数4]において、fはギャップ状態の占有、Eiは真性半導体のフェルミ準位、ψnはエレクトロンの擬フェルミ準位、ψpはホールの擬フェルミ準位、kはボルツマン係数、Tは絶対温度である。また、Vthは熱運動速度、σnはエレクトロンの捕獲横断面、σpはホールの捕獲横断面、ET は捕獲エネルギー準位、niは固有のキャリア濃度である。
【0079】
安定状態では、[数1]と[数4]の和と[数2]と[数3]の和は等しいと考えられるので、
【数5】
Figure 0003819626
【0080】
と表せる。また、ネットジェネレーションレート(net generation rate)Gは[数1]−[数2]で表せるので、
【数6】
Figure 0003819626
【0081】
である。ここで、ΔEi、Ei’をそれぞれ、
【数7】
Figure 0003819626
【0082】
【数8】
Figure 0003819626
【0083】
とおくと、[数6]は、
【数9】
Figure 0003819626
【0084】
と表せる。空乏層中では、図10から明らかなように、
【数10】
Figure 0003819626
【0085】
とおけるので、上式[数9]は、
【数11】
Figure 0003819626
【0086】
となる。
【0087】
従って、自由キャリアの生成に効率の良い、禁制帯を取り巻くエネルギーレベルのギャップ状態は、逆バイアスされたpnジャンクションを横切るリーク電流によって起こる内部電界によって迅速に一掃される。
【0088】
RIE工程で形成される表面は、各種のエネルギーレベルのギャップ状態から多数のダングリングボンドを持っている。ギャップ状態のいくつかは禁制帯のまわりにエネルギーレベルを持っており、上述したように自由キャリア生成の効率が良くなる。従って、空乏領域を横切る1つのRIE表面は、自由キャリア生成開始のギャップ状態とジャンクションを横切るリーク電流を増大させる。換言すれば、RIE工程がpnジャンクションを横切る空乏領域にちょうど到達したときに、突然リーク電流信号が増大する。このリーク電流の増大をモニタすることによって正確なエッチング終点を検知することができる。
【0089】
上述した第1の実施の形態では、半導体基板におけるディープトレンチの形成予定領域のpnジャンクションに空乏層を生成してエッチング終点のセンサとして用いるので、従来のいかなる光学的な測定とも異なり、深いトレンチであっても容易にエッチング終点を検知できる。しかも、pnジャンクションの深さは、イオン注入時の加速エネルギーやアニールによって正確に制御できるので、高精度の検知が可能となる。また、半導体基板(ウェーハ)上には電圧を印加するための電極以外には何等付加する必要がなく、エッチング工程の調整やレーザ測定装置などのようなエッチング装置の反応室への大規模な機器の追加も不要であるので、エッチング装置の高コスト化を招くこともない。
【0090】
なお、上記第1の実施の形態では、エッチングの終点を検出するためにpnジャンクションを設けたが、半導体素子を形成するためのウェル領域と半導体基板とによって形成されるpnジャンクションを利用してエッチングの終点検出を行うようにしても良い。
【0091】
また、エッチングが空乏層に到達した時点でエッチングを停止するようにしたが、トレンチが空乏層に到達するまでのエッチング時間やその条件などの種々のパラメータを測定しておき、これらに基づいてエッチングを進行させて所望の深さに達したときにエッチングを停止させるようにしても良い。この場合にはトレンチの深さを推定することになるが、エッチングされる半導体基板そのものを用い、且つエッチング装置やエッチング条件も同一で行えるので、製造ばらつきなどによる影響を受けることはほとんどなく、正確且つ高精度にエッチングできる。
【0092】
更に、エッチング領域の異なる深さに複数のpnジャンクションを形成してそれぞれに逆バイアス電圧を与えることにより空乏層を生成し、これら複数の測定点でエッチングの進行をモニタすれば、更に正確なエッチング終点の制御、あるいはエッチング深さのモニタが可能となる。
【0093】
ディープトレンチを形成する場合を例に取って説明したが、シャロートレンチの形成にも適用できるのは勿論であり、一定の深さのトレンチを形成する場合を例に取って説明したが、複数の異なる深さのトレンチを形成する必要がある場合には、それぞれのトレンチの底部の位置にそれぞれpnジャンクションを形成し、各々の深さのトレンチ毎にエッチング終点を検出して異なる深さのトレンチを形成しても良い。
【0094】
[第2の実施の形態]
次に、この発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。上記第1の実施の形態では、トレンチの形成予定領域にpnジャンクションを形成する場合について説明したが、この第2の実施の形態では、モニタ領域を設け、このモニタ領域にpnジャンクションを形成して上記第1の実施の形態と同様なエッチングの終点検出またはエッチングの深さのモニタを行うようにしている。すなわち、この発明の第2の実施の形態では、実際のデバイスが形成される領域(アクティブ領域)の外側の領域に形成されたモニタ領域のpnジャンクションを使っている。上記モニタ領域として、半導体基板の周辺部の半導体素子が形成されない領域やダイシング領域などのアクティブ領域の余った領域を用いればウェーハに無駄な領域が形成されることはない。
【0095】
図11に示すように、まず、p型半導体基板(ウェーハ)31中にイオン注入及び/または拡散法によってn型不純物を注入してn型拡散層29を形成することにより、モニタ領域30の所定の深さにpnジャンクション32を形成する。下記のような理由によって、接合深さは実際のトレンチ35Bが形成される深さと一致している必要はない。その後、TEOS膜を基板31の表面に堆積し、フォトリソグラフィーとエッチング法によってパターニングし、その後のトレンチエッチング工程のためのマスク33Bを形成する。この際、モニタ領域30にアクティブ領域の開口サイズと比べて小さな開口サイズを持ったエッチングマスク33Bを当て、実際のディープトレンチ35Bの深さよりも浅いpnジャンクションを形成する。これは、一般に、図13(a),(b)に示すように小さい開口サイズのトレンチ35A−bのエッチングは、図12(a),(b)に示すような大きい開口サイズのトレンチ35A−aよりもエッチングの進行が遅くなるからである。従って、小さい開口サイズのトレンチ(すなわち、モニタ領域30のモニタトレンチ35A)のエッチングが所定の深さに達する時には、大きい開口サイズのトレンチ(すなわち、アクティブ領域の実際のトレンチ35B)は、小さい開口サイズのトレンチよりもより深くまでエッチングされることになる。上記基板31をクランプ34に固定し、上記pnジャンクション32に逆バイアス電圧VR を印加し、空乏層36を形成した状態で基板31のRIEを行い、トレンチ35A,35Bを形成する。このエッチングは、前述したようにpnジャンクション32の逆バイアス電流JR をモニタしながら行う。そして、逆バイアス電流JR の急激な上昇を検知する。大きい開口サイズのトレンチのエッチング深さと小さい開口サイズのトレンチのエッチング深さとの関係を確立することにより、小さい開口サイズのトレンチの深さを基準として、大きい開口サイズのトレンチの深さを推定できる。すなわち、終点センサとしてのモニタ領域30中の浅いトレンチ35Aの深さを測定することにより、アクティブ領域に形成された深いトレンチ35Bの深さを推定できる。この方法は、特により深いトレンチを形成しようとする場合に好適なものであり、基板31中の深い領域にpnジャンクションを形成する必要がなく、容易な浅い領域にpnジャンクションを形成すれば良い。もちろん、大きな開口サイズのトレンチと深いpnジャンクションが容易に形成できるときには、モニタ領域は実際のトレンチ35Bよりも大きな開口サイズにしてもかまわない。
【0096】
その後、必要に応じてトレンチ35A,35Bの側壁及び底部に対してCDEを行う。このCDEの際にも、上記RIEと同様に逆バイアス電流JR のモニタを行うことによりダメージ層を充分に除去できたか否かを判定できる。逆バイアス電流JR が初期値に充分近づいた時点でエッチングの終点と判定してCDEを終了する。
【0097】
引き続き、上記トレンチ35B内にキャパシタを埋め込み形成した後、半導体基板の素子領域にMOSトランジスタ、抵抗、配線層及びパッシベーション膜などを順次形成し、パッケージへの実装工程を経て半導体装置を完成する。
【0098】
上記のような製造方法によれば、半導体基体のモニタ領域に形成したpnジャンクションの空乏層をセンサとして用い、モニタ領域のエッチングの際に予測した深さでディープトレンチのエッチングを終了するので、従来のいかなる光学的な測定とも異なり、深いトレンチであっても容易にエッチング終点を検知できる。しかも、pnジャンクションの深さは、イオン注入時の加速エネルギーやアニールによって正確に制御できる。ディープトレンチの深さを直接的に測定してエッチングの終点を検出しているわけではないが、モニタ領域とディープトレンチの形成領域におけるエッチングの条件は実質的に等しいので、充分高い精度で検知できる。ウェーハ上にはモニタ領域と電圧を印加するための電極以外には何等付加する必要がなく、エッチング工程の調整やエッチング装置の反応室への大規模な測定機器の追加も不要であるので、エッチング装置の高コスト化を招くこともない。この方法がシャロートレンチエッチングに適応できるのはいうまでもない。
【0099】
[第3の実施の形態]
図14ないし図16はそれぞれ、この発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の製造方法について説明するためのもので、図14はディープトレンチを有する半導体装置におけるエッチング工程について説明するためのフローチャート、図15はRIE工程における半導体基板の断面図、図16は図15のRIE工程におけるエッチング時間と逆バイアス電流との関係を示す図である。図15に示すように、まず、半導体基板41のモニタ領域40(シャロートレンチ形成領域の一部を利用しても良い)に不純物をイオン注入して拡散層39を形成することにより、pnジャンクション42を形成する(ステップ1)。pnジャンクション42の深さは、イオン注入の加速エネルギーとアニールによって形成すべきシャロートレンチの底部より浅くなるように制御する。
【0100】
次に、モニタ領域40のトレンチとディープトレンチを形成するためのエッチングマスク43を形成する(ステップ2)。このマスク43は、例えば上記半導体基板41上にTEOS膜を形成し、フォトリソグラフィーを行って上記TEOS膜をパターニングすることにより形成する。
【0101】
その後、上記半導体基板41をクランプ44に固定し、上記pnジャンクション42に逆バイアス電圧VR を印加することにより空乏層46を生成し、この状態で上記半導体基板42のRIEを行い、モニタ用のトレンチ45Aとディープトレンチ45Bを形成する(ステップ3)。このエッチングは、上記pnジャンクション42の逆バイアス電流JR とエッチング時間をモニタしつつ行う(ステップ4)。そして、逆バイアス電流JR が急激に上昇したか否かを判定し、変化がない場合にはエッチングを続ける(ステップ5)。
【0102】
エッチングが進行してトレンチがpnジャンクション42の空乏層46に達すると、逆バイアス電流JR が急激に上昇するので、この時のエッチング時間、各種のパラメータを測定する(ステップ6)。そして、この測定したデータに基づいて施すべきオーバーエッチングの時間を算出する(ステップ7)。
【0103】
引き続き、エッチングを進行させてディープレンチ45Bを形成する(ステップ8)。この際、上記算出した条件を満たしているか否か判定し(ステップ9)、条件を満たしたときにエッチングの終点と判定してRIEを終了する(ステップ10)。よって、図16に示すように逆バイアス電流の急激な上昇点の検知から算出した条件を満たすまでのΔTだけオーバーエッチングして終点とする。
【0104】
その後、必要に応じてトレンチの側壁と底部をCDEによってエッチングし、RIEの際に形成されたダメージ層を除去する(ステップ11)。このCDEの際にも逆バイアス電流JR のモニタを行うことによりダメージ層を除去できたか否かの判定を行うことができる(ステップ12)。そして、逆バイアス電流JR の初期値と測定値との差ΔIがRIEによるダメージ層が除去できた値に近づいた時にエッチングの終点と判定してCDEを終了する(ステップ13)。
【0105】
次に、上記シャロートレンチ45内にキャパシタを形成した後(ステップ14)、半導体基板41の素子領域にMOSトランジスタ、抵抗、配線層及びパッシベーション膜などを順次形成し(ステップ15)、パッケージへの実装工程を経て半導体装置を完成する。
【0106】
このような製造方法によれば、半導体基体のモニタ領域に形成したpnジャンクションに生成した空乏層をセンサとして用い、ディープトレンチのエッチングの深さを上記モニタ領域によるモニタ結果に応じて決定するので、従来のいかなる光学的な測定とも異なり、容易にエッチング終点を検知できる。しかも、pnジャンクションの深さは、イオン注入時の加速エネルギーやアニールによって正確に制御できるので、高精度な検知が可能となる。また、ウェーハ上にはモニタ領域と電圧を印加するための電極以外には何等付加する必要がなく、エッチング工程の調整やエッチング装置の反応室への機器の追加も不要であるので、エッチング装置の高コスト化を招くこともない。
【0107】
なお、上記第3の実施の形態ではモニタ領域40のエッチングの深さがトレンチの深さよりも浅い場合を例に取って説明したが、モニタ領域40と実際のエッチング領域のトレンチの深さが同じでも良いのは勿論である。また、シャロートレンチの場合にも適用できるのはいうまでもない。
【0108】
また、センス領域を1箇所だけ設ける場合について説明したが、ウェーハの複数箇所に設けることにより、より正確なモニタが可能となる。複数のセンス領域に異なる深さのpnジャンクションを形成し、これらのモニタ領域のエッチング深さをモニタすれば、更に正確なエッチングが行える。
【0109】
[第4の実施の形態]
図17は、上述したようなRIEを行うためのエッチング装置の概略構成図である。ここでは、平行平板型電極構造のエッチング装置にこの発明を適用した例を示している。反応室50内には、上部電極51と下部電極(試料台)52が対向して設けられている。試料台52は、プラズマの発生とイオンの引き込みを行うための高周波電源53に接続されている。この試料台52上には、エッチングの対象となるウェーハ(半導体基板)54が載置されている。上記ウェーハ54にはpnジャンクションが形成されており、このpnジャンクションには直流電源55から逆バイアス電圧VR が印加され、空乏層が生成される。この逆バイアス電圧VR を印加するためのウェーハ54とのコンタクトには、図6(b)に示したコンタクトシート20−1,20−2が用いられる。そして、上記反応室50内にガス流量調整器56を介してエッチングのための反応性ガスを導入し、反応後のガスはポンプ57によりメインバルブ58及びバタフライバルブ59を介して排出する。
【0110】
上記エッチングの期間、電流計60により逆バイアス電流JR (リーク電流)が測定され、この測定値が制御装置61に供給される。この制御装置61は、上記電流計60の出力の急激な上昇を検知する検知部、種々のパラメータのデータを記憶する記憶部、及びこの記憶部に記憶されているデータと上記電流計60による測定値とに基づいてエッチング時間やエッチング条件などを算出する演算部などを備えており、上記電流計60の測定結果に応じてエッチング終点の判定やエッチングの深さのモニタを行う。例えば、第1の実施の形態の場合には逆バイアス電流JR の急激な上昇を検知してエッチング終点を検知し、第2,第3の実施の形態の場合には記憶部のデータに基づいてエッチングの終点の判定やモニタ、あるいは必要に応じてガス流量調整器56により反応性ガスの流量を調整する。
【0111】
そして、上記制御装置61によりエッチングの終点と判定されると、上記高周波電源53によるプラズマの発生を停止させるとともにメインバルブ58及びバタフライバルブ59を閉じ、且つポンプ57を停止させることによりエッチング装置を停止させる。
【0112】
このような構成によれば、通常のエッチング装置に、直流電源、電流計及び制御装置を設ければ良いので、レーザ光を用いるような大規模な測定装置を付加する必要がなく、装置の高コスト化を招くことなくエッチングの終点検出、あるいはエッチング深さのモニタが可能となる。しかも、制御装置で逆バイアス電流の急激な上昇を検知してエッチングを終了するので、エッチング終点を正確に検出できる。
【0113】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、エッチング終点を正確に検出、あるいはエッチングの進行状況を正確にモニタできる半導体装置の製造方法が得られる。
【0114】
また、微細で且つ高精度なトレンチが要求されるSTI構造やDT構造を形成する際のエッチングの終点の検出、あるいはエッチングの進行状況の正確なモニタを行うのに好適な半導体装置の製造方法が得られる。
【0115】
更に、装置の高コスト化を招くことなく正確なエッチング終点の検出やエッチングの深さのモニタができるエッチング装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法について説明するためのもので、DT構造の半導体装置を形成する際のエッチング工程に着目したフローチャート。
【図2】DT構造の半導体装置を形成する際のRIE工程における半導体基板(ウェーハ)の断面図であり、(a)図ないし(d)図はそれぞれ半導体基板の状態を製造工程順に示す断面図。
【図3】エッチングの終点検出について説明するためのもので、(a)図はエッチング時間と逆バイアス電流との関係を示す図、(b)図はエッチング時間とトレンチの深さとの関係を示す図。
【図4】RIEの際にトレンチの側壁及び底部に形成されるダメージ層について説明するためのトレンチの拡大断面図。
【図5】ダメージ層を除去するためのCDE時間と逆バイアス電流との関係を示す図。
【図6】半導体基板中のpnジャンクションに逆バイアス電圧を印加するためのコンタクトシートについて説明するためのもので、(a)図はコンタクトシートの端部の拡大断面図、(b)図は2枚のコンタクトシートを半導体基板にコンタクトした状態を示す断面図。
【図7】シリコンのRIEにより形成された界面の原子の周りに局在した電子準位について説明するための図。
【図8】シリコンのRIEにより形成された界面の原子の周りに局在した禁制帯内の電子準位について説明するためのもので、(a)図は界面がx=0でx軸に垂直に形成された時のx方向に沿ったエネルギー図、(b)図はpnジャンクションを有するシリコン基板の実空間を示す模式図、(c)図はy方向に沿ったエネルギー図。
【図9】禁制帯内準位によるエレクトロンまたはホールの放出及び捕獲について説明するための図。
【図10】空乏層中におけるキャリアの捕獲について説明するための図。
【図11】DT構造の半導体装置を形成する際のRIE工程における半導体基板(ウェーハ)の断面図。
【図12】サイズが大きくて深いトレンチのエッチング時間とエッチング深さの関係について説明するためのもので、(a)図はトレンチの断面図、(b)図はエッチング時間とエッチング深さの関係を示す図。
【図13】サイズが小さくて浅いトレンチのエッチング時間とエッチング深さの関係について説明するためのもので、(a)図はトレンチの断面図、(b)図はエッチング時間とエッチング深さの関係を示す図。
【図14】この発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の製造方法について説明するためのもので、STI構造を有する半導体装置におけるエッチング工程を示すフローチャート。
【図15】図14のフローチャートに示したRIE工程における半導体基板の断面図。
【図16】図15のRIE工程におけるエッチング時間と逆バイアス電流との関係を示す図。
【図17】この発明によるエッチング装置の概略構成図。
【符号の説明】
11,31,41,54…半導体基板(ウェーハ)、12,32,42…pnジャンクション、13,33A,33B,43…エッチングマスク、14,34,44…クランプ、15,35A,35B,45A,45B…トレンチ、16,36,46…空乏層、17…ダメージ層、20,20−1,20−2…コンタクトシート、29,39…拡散層、30,40…モニタ領域、50…反応室、51…上部電極、52…下部電極(試料台)、53…高周波電源、55…直流電源、56…ガス流量調整器、57…ポンプ、58…メインバルブ、59…バタフライバルブ、60…電流計、61…制御装置、VR …逆バイアス電圧、JR …逆バイアス電流。

Claims (6)

  1. 半導体基体のエッチング予定領域におけるエッチングの予定の深さにpnジャンクションを形成し、このpnジャンクションに逆バイアス電圧を与えて空乏層を生成し、前記pnジャンクションを介して流れる、エッチング時間に対する逆バイアス電流をモニタしつつ前記半導体基体を異方性ドライエッチングし、エッチングで形成された界面が逆バイアスされたpnジャンクションに生成された空乏領域に到達することによって発生する自由キャリアが誘起する逆バイアス電流の増大を検知してエッチングの終点とすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 半導体基体におけるエッチング予定領域に異なる深さの複数のpnジャンクションを形成し、これらpnジャンクションにそれぞれ逆バイアス電圧を与えて空乏層を生成し、前記複数のpnジャンクションを介して流れる、エッチング時間に対する逆バイアス電流をそれぞれ測定しつつ前記半導体基体を異方性ドライエッチングし、エッチングで形成された界面が逆バイアスされたpnジャンクションに生成された空乏領域に到達することによって発生する自由キャリアが誘起する逆バイアス電流の増大をそれぞれ検知して異方性ドライエッチング工程をモニタすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 半導体基体のモニタ領域に所定の深さのpnジャンクションを形成し、このpnジャンクションに逆バイアス電圧を与えて空乏層を生成し、前記pnジャンクションを介して流れる、エッチング時間に対する逆バイアス電流を測定しつつ前記半導体基体の前記モニタ領域及びエッチングすべき領域を異方性ドライエッチングし、エッチングで形成された界面が逆バイアスされたpnジャンクションに生成された空乏領域に到達することによって発生する自由キャリアが誘起する逆バイアス電流の増大を検知してエッチングの終点とすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 半導体基体のモニタ領域に所定の深さのpnジャンクションを形成し、このpnジャンクションに逆バイアス電圧を与えて空乏層を生成し、前記pnジャンクションを介して流れる、エッチング時間に対する逆バイアス電流を測定しつつ前記半導体基体の前記モニタ領域とエッチングすべき領域を異方性ドライエッチングし、エッチングで形成された界面が逆バイアスされたpnジャンクションに生成された空乏領域に到達することによって発生する自由キャリアが誘起する逆バイアス電流の増大を検知し、引き続き異方性ドライエッチングを進行させて前記逆バイアス電流の増大を検知した時の前記モニタ領域の深さに基づいてエッチングの深さを制御することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 半導体基体が収容される反応室と、
    前記反応室内にエッチングのための反応性ガスを供給するガス供給手段と、
    前記反応室内に供給された反応性ガスをプラズマ化するプラズマ生成手段と、
    前記半導体基体のエッチング予定領域に形成されたpnジャンクションに逆バイアス電圧を与えて空乏層を生成する電圧印加手段と、
    前記pnジャンクションを介して流れる、エッチング時間に対する逆バイアス電流を測定する電流測定手段と、
    前記電流測定手段により測定した、エッチングで形成された界面が逆バイアスされたpnジャンクションに生成された空乏領域に到達することによって発生する自由キャリアが誘起する逆バイアス電流の増大を検知する検知部、パラメータのデータを記憶する記憶部、及び前記記憶部に記憶されているパラメータのデータと前記電流測定手段による測定値とに基づいてエッチング時間とエッチング条件を算出する演算部を備え、前記電流測定手段による測定結果に応じてエッチング終点の判定、あるいはエッチングの深さのモニタを行う制御手段と
    を具備することを特徴とするエッチング装置。
  6. 半導体基体におけるエッチング予定領域に異なる深さの複数のpnジャンクションを形成し、これらpnジャンクションにそれぞれ逆バイアス電圧を与えて空乏層を生成し、前記複数のpnジャンクションを介して流れる、エッチング時間に対する逆バイアス電流をそれぞれ測定しつつ前記半導体基体を異方性ドライエッチングし、エッチングで形成された界面が逆バイアスされたpnジャンクションに生成された空乏領域に到達することによって発生する自由キャリアが誘起する逆バイアス電流の増大を検知し、前記複数のpnジャンクションに隣接する領域での異方性ドライエッチング工程をモニタし、前記異方性ドライエッチングを更に実行し、前記逆バイアス電流の増大を検知した時のエッチングの深さに基づいてオーバーエッチング時間を制御することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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