JP3819158B2 - 自動車用片輪コンベヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、片側車輪のみを搬送し、他方側の片側車輪は非搬送面上を回転走行させるようになった自動車用片輪コンベヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4はこの種の搬送装置を示すもので、搬送方向Cに対して車両5の片側の車輪6のみを搬送するスラットコンベヤ1を備え、他方側の車輪6aは非搬送面上を回転走行するようになっている。このような装置では、車両搬入時の搬送方向Cからの車体の角度ずれや或はハンドルの微妙な切れに起因して、例えば図4Aで示すように、搬送方向Cに搬送される場合に非搬送側の車輪6aが点線で示すように外側へずれていると、コーナリングフォースFが図示のように外側へ作用し、その方向へ脱輪する可能性がある。このために、同図Bに示すように、非搬送面には搬送方向Cに対して直交方向へ配列された複数本の個々に軸支されたフリーローラ7を搬送方向Cに連続的に敷設することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これにより、非搬送側のずれた車輪が搬送方向へ回転走行する際に、フリーローラが回転してコーナリングフォースを逃がして脱輪が防止されるが、作業者がフリーローラ上に乗った場合に滑って転ぶ危険がある。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みて、危険を伴うことなく、脱輪を防止できる自動車用片輪コンベヤを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、この目的を達成するために、請求項1により、片側車輪のみを搬送し、他方側の車輪は非搬送面上を回転走行させるようになった自動車用片輪コンベヤにおいて、非搬送面に、他方側の車輪を載置させる車輪載置プレートを搬送方向に互いに非連結状態で複数個配列し、各車輪載置プレートの裏側に、搬送方向に対して少なくとも直交方向へ回転する複数個の回転体を敷設し、車輪載置プレートの直交方向の両端部に、回転体に載置された車輪載置プレートの直交方向の移動量を制限し、かつ移動した車輪載置プレートを原位置へ復動させるように弾性を呈するプレート状ストッパを設けたことを特徴とする。
【0006】
搬送方向に対して角度がずれた車輪が各車輪載置プレートを縦断する際に、ずれ角に対応して直交方向へ車輪がずれる距離に対応して車輪載置プレートが回転体の回転で移動してコーナリングフォースを吸収する。これにより、次の車輪載置プレートへは直交方向へずれを伴うことなく搬入され、同様にずれに対応して直交方向へ移動し、順に乗り継がれることにより脱輪が防止される。車輪載置プレートは、弾性のプレート状ストッパにより、車輪の縦断走行後に原位置に復動すると共に、直交方向の移動量が制限される。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3を基に本発明の実施の形態の一例による自動車用片輪コンベヤを説明する。図4Aに示す片輪コンベヤとしてのスラットコンベヤ1と平行する他方側の片側車輪6aの非搬送面には、車種によるバラツキを考慮して車輪6、6aの標準的な横幅の倍幅で、かつ長さが約70cm、つまり約2mの標準的なタイヤ周面長を3分割する程度の鉄製の車輪載置プレート12が、搬送方向Cにストッパ16を介して配列されている。
【0008】
車輪載置プレート12の裏側の床面9には、鉄製の基面プレート19が敷設されている。この基面プレートには、車輪載置プレート12を載置させる回転体として搬送方向Cに対して直交方向Dへ配列された複数本の丸棒11が敷設されている。基面プレート19には、車輪載置プレート12の直交方向D、即ち側方への移動を拘束し、かつ原位置へ復動させるように弾性を呈するウレタンゴム製のプレート状ストッパ13の下端部が、車輪載置プレート12の両側端部に位置するように、ねじ止めされている。入口の車輪載置プレート12には、傾斜台17が連設されている。
【0009】
ストッパ13は、2mの周面長を有するタイヤが1回転した時に想定される最大のずれ角に対して10mm程度側方へ走行すると仮定して、弾性復帰可能にその1/3程度、即ち約3mm程度よりも若干大きく側動を許容するように構成されている。また、ストッパ13間の間隔は、複数本のそれぞれ軸支されていない丸棒11を回転自在にする隙間を与えるように設定されている。ストッパ16間の間隔も、同様に丸棒11の回転自在を保証するようにその長さよりも僅かに広く設定され、また丸棒11の端面を滑動させるように、低摩擦で剛性の例えばMCナイロンで作製されている。
【0010】
このように構成された自動車用片輪コンベヤの動作は、次の通りである。搬送方向Cに対してハンドルが僅かに切れたり、車体自体が僅かに斜めになった状態で車両5がスラットコンベヤ1に搬入されると、非搬送側では丸棒11で支持された車輪載置プレート12が車輪6aの縦断距離に対する側動量に対応して側動させられる。続く車輪載置プレート12に乗り移ったときには、車輪載置プレート12は原位置に在り、同様に車輪6aのずれに対応して側動させられ、順に原位置から僅かに側動させつつ乗り継ぐことにより脱輪が防止される。
【0011】
尚、前述の実施の形態に代えて、車輪載置プレートに対する弾性ストッパとしは、間欠的に配置されて車輪載置プレートを剛性のプレートを介して付勢するコイルばねを用いることも考えられる。回転体としては、場合により個々に位置決めされた回転自在のボールを用いることも可能である。
【0012】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、搬送方向に対して僅かに角度がずれた車輪が非搬送面を回転走行する際に生じるコーナリングフォースを、順に乗り継いで独立に側方へ移動させる車輪載置プレートで逃がすことができ、その横幅に僅かな余裕を持たせることにより脱輪が防止される。車輪載置プレートの側動量がストッパで制限されるために、作業者が乗っても転びにくくなる。
【0013】
請求項2の発明によれば、回転体を軸支構造を備えない丸棒にすることにより、従来の個々に軸支するフリーローラに比べて薄くすることができるためにピットを掘らなくて済み、簡単な構造で剛性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による自動車用片輪コンベヤの非搬送側の平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】本発明の前提となる自動車用片輪コンベヤを示すもので、同図Aは平面図、同図Bはその非搬送面の搬送方向に対する直交方向の断面図である。
【符号の説明】
1 スラットコンベヤ
5 車両
6、6a 車輪
11 丸棒
12 車輪載置プレート
13、16 ストッパ
Claims (2)
- 片側車輪のみを搬送し、他方側の車輪は非搬送面上を回転走行させるようになった自動車用片輪コンベヤにおいて、
非搬送面に、他方側の車輪を載置させる車輪載置プレートを搬送方向に互いに非連結状態で複数個配列し、
前記各車輪載置プレートの裏側に、搬送方向に対して少なくとも直交方向へ回転する複数個の回転体を敷設し、
前記車輪載置プレートの前記直交方向の両端部に、前記回転体に載置された前記車輪載置プレートの前記直交方向の移動量を制限し、かつ移動した前記車輪載置プレートを原位置へ復動させるように弾性を呈するプレート状ストッパを設けたことを特徴とする自動車用片輪コンベヤ。 - 回転体が、プレート状ストッパ間及び車輪載置プレートの搬送方向両端部のストッパ間に、互いに独立に回転自在に僅かに隙間をおいて配列された搬送方向に縦長の丸棒であることを特徴とする請求項1の自動車用片輪コンベヤ。
Priority Applications (1)
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JP23685498A JP3819158B2 (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 自動車用片輪コンベヤ |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=17006795
Family Applications (1)
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JP23685498A Expired - Fee Related JP3819158B2 (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 自動車用片輪コンベヤ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3819158B2 (ja) |
-
1998
- 1998-08-24 JP JP23685498A patent/JP3819158B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2000062660A (ja) | 2000-02-29 |
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