JP3818913B2 - 床板ブロックの製造装置および製造方法 - Google Patents

床板ブロックの製造装置および製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床板ブロックの製造装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、床板ブロックの1つとして、バインダで結合された多数のゴムチップからなる板体、さらに前記ゴムチップ相互間に空隙を有する板体、あるいは、前記板体に木板が積層されたものが知られている。この床板ブロックは、クッション性、防音性、保温性等に優れることから、敷込み床の形成材としての使用が提案されている。
【0003】
しかし、前記従来の床板ブロックには、周囲の温度差により大きい伸びが生じるという性質を有する。このため、敷込み床を形成するために多数の床板ブロックを敷き詰めると、床板ブロックに迫り上がりが生じるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は、寸法安定性に優れる床板ブロックの製造装置および製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明による製造対象である床板ブロックは、バインダで結合された多数のゴムチップからなる板状の本体と該本体に埋設されこれと一体の無機質繊維製の不織布または織布とを含む板体と、該板体上に積層されこれと一体をなす1または複数の表層板とからなる。
【0006】
前記床板ブロックは、前記板体の側面に開放する複数の雌型継手と、その側面から突出する、前記雌型継手に上下方向から嵌合可能である外形を有する複数の雄型継手とを備え、前記雌型継手が前記表層板で覆われている
【0007】
前記板体は、好ましくは、前記多数のゴムチップ相互間に形成された多数の空隙を含み、また、前記不織布または織布は少なくとも1つの穴を有する。前記板体はその中に粒状の活性炭および香料のいずれか一方を含むものとすることができる。
【0008】
前記表層板を有する床板ブロックは、次の製造装置および製造方法を用いて製造することができる。
【0009】
前記製造装置は、前記表層板が嵌め込まれる凹部と該凹部を取り巻く平坦な肩部とを有する型と、該型の肩部上に載置される、液状のバインダと多数のゴムチップとの混合物と該混合物中に配置される前記無機質繊維製の不織布または織布とで満たされる空間を規定する枠であって、前記型の肩部上に位置する、前記雄型継手を形成するための複数のくり抜き部と、前記型の凹部上に突出する、前記雌型継手を形成するための複数の突起部とを有する枠と、該枠と嵌合可能である押し型とを備える。
【0010】
また、前記製造方法は、前記製造装置の型の凹部に前記1または複数の表層板を嵌め込むこと、前記型の上に前記枠を載置すること、前記枠内に前記混合物を敷き均すこと、該混合物上に前記無機質繊維製の不織布または織布を載置すること、前記混合物および前記不織布または織布上にさらに他の混合物を敷き均すこと、その後、前記枠に前記押し型を嵌合させ前記混合物を押圧し、この間に前記混合物を加熱することを含む。
【0011】
【発明の作用および効果】
本発明により製造される床板ブロックは、多数のゴムチップからなる板状の本体中にこれと一体に無機質繊維製不織布または織布が埋設されていることから、周囲の温度上昇に伴って前記本体に伸びが生じるとき、前記本体と比べて著しく小さい線膨張係数を有、また、高い抗張力を有する前記不織布または織布が前記本体の伸びを非常に小さいものに抑える作用をなす。このため、床板ブロックは、温度差に基づく伸びが非常に小さいという性質、すなわち優れた寸法安定性を有し、これを敷込み床の形成に用いたときの床板ブロックの迫り上がりを防止することができる。
【0012】
前記板体における多数のゴムチップ間の空隙は空気を含むため、前記空隙が存しないものと比べて、より一層クッション性、防音性、保温性等に優れる。前記不織布または織布に穴を設ければ、該穴を通して連なるゴムチップが前記不織布または織布によって伸長制限を受けるため、前記床板ブロックの寸法安定性をより一層高めることができる。
【0013】
前記床板ブロックは、前記表層板に例えば木板を用いるときは、クッション性のある板敷きの床を得ることができる。また、複数の木板を用いるときは、単一のものと比べて、前記木板に生じるそりの程度をより小さいものとすることができる。
【0014】
前記板体を構成する多数のゴムチップは、また、床下地または既存の床面に対する床板ブロックの滑り止めの性能と共に吸着性能を有し、これらの性能が、前記床下地または床面に対する前記床板ブロックの良好な密着に寄与する。また、多数のゴムチップはその弾性変形により前記床下地または床面の不陸を吸収するため、平坦な床面を実現することができる。
【0015】
前記床板ブロックの板体の側面に複数の雌雄型継手を設けることにより、床板ブロックの設置および交換に伴う床板ブロック同士の連結および分離を容易に行うことができる。また、前記表層板により前記雌型継手が覆われていることから、互いに嵌合した雌雄の両継手が前記表層板下に隠れ、床面の外観を損ねない。また、相互に嵌合状態にある雌雄両継手を覆う前記表層板が雄型継手の上方向への移動を制限することから、互いに連結された床板ブロックの歩行等に伴う沈み込みに伴う両継手の嵌合解除を防止することができる。
【0016】
前記板体中に活性炭の多数の粒子または香料を含めることにより、前記ゴムチップが発する臭いを消し、あるいは室内に芳香を放散させることができる。
【0017】
前記床板ブロックの表層板および板体は、これらの両者を別々に製造または準備し、これらの一方を他方に接着剤で接合することにより一体とすることも可能であるが、前記型に前記表層板を入れ、その上に枠を載置し、これに前記液状バインダとゴムチップとの混合物を満たし、また、該混合物中に前記不織布または織布を配置し、その後、これらに押し型を押し付け、さらに熱を加えることにより、表層板および板体の双方の製造または準備と、これらの一体的接合とを一時に行うことができ、また、これにより、床板ブロックの製造に要する労力を軽減することができる。これにより、さらに、床板ブロックの製造に要する材料および製造コストを低減することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1ないし図2および図3ないし図4を参照すると、本発明による製造対象である複数(図示の例では4つ)の床板ブロック10が、それぞれ、異なる態様で、互いに連結された状態で示されている。
【0019】
床板ブロック10は、板体12と、該板体上に積層されこれと一体をなす複数(図示の例では4つ)の表層板14とからなる。
【0020】
床板ブロック10は、図示の例のように、例えば一辺の長さが約30cmである正方形の平面形状を有し、また、前記正方形の平面形状を有する板体12および表層板14が共に1cmの厚さ寸法を有する。多数の床板ブロック10を床下地または既存の床面上に置いて、敷き詰めることにより、個々の床板ブロック10が前記床下地または床面に接しているだけの敷込み床を形成することができる。
【0021】
床板ブロック10は、言うまでもなく、三角形、六角形等の他の多角形、雲形等からなる他の平面形状を有するように、また、板体12および表層板14が他の大きさの厚さ寸法を有するように任意に設定することができる。
【0022】
板体12は、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂(固化物)からなるバインダ(図示せず)で結合された多数のゴムチップ16からなる板状の本体18と、該本体に埋設されこれと一体の無機質繊維製の不織布または織布(以下「シート片」と称する。)20とを含む。
【0023】
ゴムチップ16は例えば1〜5mmの粒径を有し、また、前記バインダは各ゴムチップ16を覆いかつゴムチップ16同士を互いに接着する皮膜からなる。これによれば、板体12はゴムチップ16相互間に存する空隙(図示せず)を備える。
【0024】
この例に代えて、前記バインダの使用量を増大することによってこのような空隙を有しない板体12とすることができる。いずれの板体も、弾性体であるゴムチップ16を含むことからクッション性を有し、さらに防音性、保温性を有する。空気を含む前記空隙はこれらのクッション性、防音性、保温性等の向上に寄与する。
【0025】
また、多数のゴムチップ16は、前記床下地または既存の床面に対する床板ブロック10の滑り止めの性能および吸着性能を有する。このため、床板ブロック10の前記床下地または床面に対する密着および座りが良好である。さらに、ゴムチップがその弾性変形により前記床下地または床面の不陸を吸収するため、床板ブロック10を水平に配置することができる。
【0026】
本体18中に埋設されたシート片20を構成する無機質繊維として、ガラス繊維、セラミック繊維、カーボン繊維、石英繊維、岩石繊維等の中の1つを選択することができる。ガラス繊維を選択するときは、例えば約250g/mの表面密度を有する織物を使用することができる。また、この織物は、本体18の外形と同じかまたは該外形よりもわずかに小さい、前記外形と相似の外形(前記した寸法下では一辺が29cmの正方形)を有するものとすることができる。
【0027】
シート片20は、好ましくは、本体18の厚さ方向に関するほぼ中間位置にあって本体18の表裏両面と平行に伸びている。これに代えて、前記中間位置以外の位置および前記表裏面と非平行な位置に配置することも可能である。
【0028】
シート片20は、線膨張率が非常に小さく、また、抗張力が非常に高いという固有の性質を有する。したがって、本体18中の前記バインダを介してゴムチップと一体をなすシート片20は、これと反対の性質である非常に大きい線膨張率を有するゴムチップ16の周囲の温度差に基づく非常に大きい伸びに抵抗してこれを抑制し、結果として板体12の伸びを非常に小さいものとする。これにより、前記敷込み床におけるその構成ブロックの伸びに伴う迫り上がりを効果的に防止することができる。
【0029】
実験によれば、温度差の範囲25〜80度(摂氏)においては、前記した寸法の板体(ガラス繊維のシート片20を含む)12の伸びおよび本体18と同様の板体(ガラス繊維のシート片20を含まず)の伸びは、それぞれ、これらの一辺の長さ寸法の0.12%および1.3%であり、また、シート片20の代わりに本体18に金網を入れたものでは0.5%であった。
【0030】
シート片20には少なくとも1つの穴(図示せず)、例えば前記寸法の下において直径10mmの穴を設けることができる。これによれば、前記穴を通してシート片20を横切るゴムチップ16の伸びが抑えられるため、本体18の伸びがより一層抑制される。また、前記穴を通してシート片20の上下の前記ゴムチップの層が互いに接合されることから、これらの層についての層間剥離を防止することができる。したがって、これによれば、シート片20を前記ゴムチップの層の全面に接する大きさ又は形状のもの(本体18の外形とほぼ同じ外形を有するもの)とすることができる。なお、前記穴は、円孔のほか矩形のような多角形、楕円形等の他の任意の形状を選択することができる。
【0031】
図1および図3に示すように、前記敷込み床の形成の際、複数の床板ブロック10はこれらの側縁部または側面が互いに接するように敷き並べられる。敷き並べられる床板ブロック10を互いにまた簡単に連結することができるように、各床板ブロック10は、複数の雌型継手22およびこれらに上方から嵌合可能である外形を有する複数の雄型継手24を有する。
【0032】
図示の例では、板体12の互いに隣り合う両側面(板体12の平面形状である前記正方形の互いに隣り合う両辺を規定する両側面)のそれぞれに一対の雌型継手22が設けられ、他の両側面のそれぞれに一対の雄型継手24が設けられている。前記雌型継手および前記雄型継手の配置位置および配置数量は任意に定めることができる。
【0033】
雌型継手22は板体12の前記側面および表裏面に開放し、また、雄型継手24は前記側面から突出している。図示の例では、雌型継手22は板体12の側面からその内方に向けて末広がりの輪郭を有し、雄型継手24は反対に前記側面からその外方に向けて末広がりの外形または輪郭を有する。雌雄両継手の輪郭はほぼ同一である。したがって、雄型継手24を上下方向から(本体18の表面側または裏面側から)雌型継手22に嵌合することができ、嵌合されると、これらの継手を介して互いに連結された両ブロック10は、水平方向の外力を受けても連結状態を維持される。これに対し、一方のブロック10が上下方向への外力を受けると、両継手22,24の嵌合が解除され、両ブロック10が分離する。
【0034】
図示の例にあっては、表層板14が雌型継手22を覆っており、このため、互いに嵌合状態にある雌型継手22に対する雄型継手24の上方への移動を妨害する。そのため、敷き並べられかつ互いに連結された両ブロック10は、その上方からの歩行者による踏み付けによって板体12が弾性変形し、沈み込むとき、雌型継手22に対する雄型部材24の上下方向への相対移動が制限され、連結状態を維持される。
【0035】
板体12中に粒状の活性炭または香料(図示せず)を含有させることができる。前記活性炭および香料は前記バインダ中に含め、あるいは、シート片20上に載せまたはこれにしみ込ませることができる。前記活性炭はゴムチップ16の消臭に役立ち、前記香料は芳香を発散する。
【0036】
前記ゴムチップおよび前記バインダは、ブロック10の製造時、後記液状のバインダとゴムチップ16との混合物に適当な顔料を添加することにより、種々の色彩を付することができる。
【0037】
表層板14として、例えば木板を用いることができる。複数の木板の使用により、単一の木板と比べて、前記木板に生じるそりの程度をより小さいものとすることができる。前記木板のほか、例えば、樹脂コンクリート板を用いることができる。
【0038】
図5および図6に示すように、床板ブロック10は、金属製の型30と、枠32と、押し34とを有する製造装置28を用いて製造することができる。
【0039】
型30は全体に正方形の平面形状を有し、凹所36とその周囲を取り巻きかつ凹所36の開放縁を規定する平坦な肩部38とを備える。
【0040】
凹所36は、図示の例では複数の表層板14の全部が並列状態で嵌合可能の大きさ、すなわち全表層板14の平面形状とほぼ同形の平面形状と、各表層板14の厚さ寸法にほぼ等しい深さ寸法とを有する。したがって、凹所36内に複数の表層板14を配置するとき、表層板14の上面が肩部38と整列し、これらが1の平面を規定する。
【0041】
床板ブロック10の製造に際しては、まず、型30を準備し、該型の凹所36内に表層板14を配置する。
【0042】
その後、型30の肩部38上に枠32を載置し、例えば5〜10重量%の一液性ポリウレタン樹脂液と、多数のゴムチップ16と、必要に応じて添加する顔料、香料との混合物40を枠32内に充填する。前記ポリウレタン樹脂液の量は、前記ゴムチップの相互に接着するに必要十分な量であり、したがってゴムチップ相互間に生じる前記間隙を埋めるには足りない量である。
【0043】
この充填に際し、枠32内への約半量の混合物40の投入および敷き均し、該混合物上へのシート片20の載置、および前記混合物およびシート片20上への残り半量の混合物40の配置および敷き均しの各作業を順次に行う。
【0044】
前記残り半量の混合物40の配置に先立ち、シート片20上に、粒状の活性炭を例えば500g/mの平面密度で散布することができる。
【0045】
図示の枠32は、型30の外形とほぼ同形である、全体に正方形の外形を有する。枠32は、また、互いに平行な外面42および内面44を有し、前記雌型継手および雄型継手を形成するために内面44から枠32の内方に向けて突出する複数の突起部46と、内面44から外面42に向けて伸びる複数のくり抜き部48とが設けられている。
【0046】
突起部46およびくり抜き部48は、それぞれ、枠32内に、混合物40の充填を排除する空間および充填される空間を規定する。また、突起部46は、枠32の下方の型30内に配置された表層板14と相対しかつ接し、くり抜き部48は型の肩部38と相対しかつ接している。したがって、表層板14上に前記雌型継手を規定する空間を形成し、また、肩部38上に前記バインダで結合された多数のゴムチップ16からなる前記雄型継手を形成することができる。
【0047】
混合物40の充填後、押し型34を用いて枠32中の混合物に押圧力を及ぼす。押圧力の付与の前または後、あるいはこれと同時に装置28に熱を加えて内部の混合物40を加熱する。
【0048】
押し型34は板体からなり、枠の突起部46およびくり抜き部48にそれぞれ対応する同数および同形のくり抜き部および突起部(図示せず)を有し、これらのくり抜き部および突起部は、それぞれ、枠の突起部46およびくり抜き部48に対して嵌合可能である。したがって、押し型34はこれに垂直外力を加えるとき、枠の内面44に沿って下降し、混合物40およびシート片20とを圧迫する。
【0049】
例えばホットプレス(図示せず)の使用の下、押し型34を介して混合物40に加えるべき圧力の大きさ、混合物40の加熱温度およびこれらの熱圧付与時間は、例えば、それぞれ、約0.5〜1.0Kg/cm2、約120〜135℃および約10〜15分間である。
【0050】
前記熱圧の加熱により、前記ポリウレタン樹脂液が固化し、その固化物をバインダとしてゴムチップ16が相互に結合される。また、混合物40と表層板14との界面に存する前記ポリウレタン樹脂液の固化物が板体12と表層板14を一体に結合する。さらに、シート片20とその周囲の混合物40との界面に存する前記ポリウレタン樹脂液の固化物が、シート片20と本体18とを一体に結合する。
【0051】
前記熱圧の付与後、押し型34、枠32および型30を順次解体することにより脱型し、製品としての床板ブロック10を得ることができる。
【0052】
板体12と表層板14とは、前記装置および製法によらないで、適当な接着剤を用いて互いに接合することもできる。しかし、前記装置および製法によるときは、床板ブロック10の製造を一時に行うことができ、また、前記接着剤を不要とし、該接着剤による接着作業を不要とすることができるため、材料費および製造費の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 互いに連結された複数の床板ブロックの平面図である。
【図2】 図1に示す複数の床板ブロックの側面図である。
【図3】 図1とは異なる態様で互いに連結された複数の床板ブロックの平面図である。
【図4】 図3に示す複数の床板ブロックの側面図である。
【図5】 床板ブロックの製造装置の縦断面図である。
【図6】 押し型を除いて示す床板ブロックの製造装置の平面図である。
【符号の説明】
10 床板ブロック
12 板体
14 表層板
16 ゴムチップ
18,20 板体の本体および織布
22,24 雌型継手および雄型継手
28 床板ブロックの製造装置
30 型
32 枠
34 押し型
40 混合物

Claims (5)

  1. バインダで結合された多数のゴムチップからなる板状の本体と該本体に埋設されこれと一体の無機質繊維製の不織布または織布とを含む板体と、該板体上に積層されこれと一体をなす1または複数の表層板とからなり、前記板体がその側面に開放する複数の雌型継手と、その側面から突出する、前記雌型継手に上下方向から嵌合可能である外形を有する複数の雄型継手とを備え、前記雌型継手が前記表層板で覆われている床板ブロックの製造装置であって、
    前記表層板が嵌め込まれる凹部と該凹部を取り巻く平坦な肩部とを有する型と、該型の肩部上に載置される、液状のバインダと多数のゴムチップとの混合物と該混合物中に配置される前記無機質繊維製の不織布または織布とで満たされる空間を規定する枠であって、前記型の肩部上に位置する、前記雄型継手を形成するための複数のくり抜き部と、前記型の凹部上に突出する、前記雌型継手を形成するための複数の突起部とを有する枠と、該枠と嵌合可能である押し型とを含む、製造装置。
  2. 前記板体は、前記多数のゴムチップ相互間に形成された多数の空隙を含む、請求項1に記載の製造装置。
  3. 前記不織布または織布は少なくとも1つの穴を有する、請求項1に記載の製造装置。
  4. 前記板体が粒状の活性炭および香料の少なくとも一方を含む、請求項1に記載の製造装置。
  5. 請求項1に記載の製造装置を用いて前記床板ブロックを製造する方法であって、前記型の凹部に前記1または複数の表層板を嵌め込むこと、前記型の上に前記枠を載置すること、前記枠内に前記混合物を敷き均すこと、該混合物上に前記無機質繊維製の不織布または織布を載置すること、前記混合物および前記不織布または織布上にさらに他の混合物を敷き均すこと、その後、前記枠に前記押し型を嵌合させ、前記混合物を押圧し、この間に前記混合物を加熱することを含む、製造方法。
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CN110965726A (zh) * 2018-09-28 2020-04-07 台山市长发木业有限公司 一种自粘型装饰板材

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