JP3817956B2 - 育苗施設 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、育苗施設に関するものであって、農業機械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来の育苗施設は、例えば、特開平10−248389号公報に示されているように、播種された苗箱を出芽のために段積み状に積み重ねて保管する出芽室を複数室備えた育苗施設において、出芽室内で段積み状の苗箱を載置する架台と、該架台に沿って走行する搬入用移載コンベヤから受け取った段積み状の苗箱を架台の所定の位置に載置すると共に、架台の所定位置に載置されている出芽後の段積み状の苗箱を取り出して搬出用移載コンベヤに渡すシャトルカ−トと、該シャトルカ−トが複数の出芽室間を自在に行き来できるように配置した案内レ−ルと、出芽室のシャトルカ−ト出入口に設けられた開閉自在な扉とから構成された技術が公開されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の育苗施設は、特開平10−248389号公報で解るように、育苗室の一例である出芽室内へ苗箱搬送車を誘導案内する誘導路が、行止りの一つの路に構成され、苗箱の搬入、搬出に際し、往復走行しなければならない。
したがって、従来の技術では、別の苗箱搬送車が出芽室に入って苗箱の積替えを行なっている間は、後続の苗箱搬送車は、出芽室の外で待機しなければならず、制御機構が複雑になると共に、作業能率を低下する課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した課題を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものである。すなわち、播種後の苗箱(a)を段状に積み重ねる段積装置(32)と、該段積装置(32)で積み重ねた苗箱(a)を搬入する複数の育苗室(2a,2b,2c)と、該育苗室(2a,2b,2c)から搬出した苗箱(a)を積み替える積替装置(3)と、段積装置(32)で積み重ねた苗箱(a)を搭載して育苗室(2a,2b,2c)に搬入したり育苗室(2a,2b,2c)から搬出する苗箱搬送台車(5)とを設け、段積装置(32)から各育苗室(2a,2b,2c)の出入り口(21)を順番に経由して積替装置(3)に 達し、更に各育苗室(2a,2b,2c)の裏側を迂回して段積装置(32)まで帰還するエンドレスに形成した循環誘導路(6)により、苗箱搬送台車(5)を一方向に自動走行する構成とし、各育苗室(2a,2b,2c)内には苗箱(a)を載置する複数の架台(17)を隣接して設け、該架台(17)の前端部を前記循環誘導路(6)に接近して臨ませて循環誘導路(6)に対して直角状に配置し、各育苗室(2a,2b,2c)内において循環誘導路(6)の搬送方向に対して上手側の架台(17)から苗箱搬送台車(5)により苗箱(a)を搬出する作業を繰り返すと共に、前記上手側の架台(17)上が空になると該架台(17)に苗箱(a)を搬入し、搬入が終わると隣接する下手側の架台(17)から苗箱(a)を搬出する受渡し搬送を苗箱搬送台車(5)が繰り返す構成とした育苗施設とした。
【0005】
【発明の効果】
本発明は、段積装置(32)から各育苗室(2a,2b,2c)の出入り口(21)を順番に経由して積替装置(3)に達し、更に各育苗室(2a,2b,2c)の裏側を迂回して段積装置(32)まで帰還するエンドレスに形成した循環誘導路(6)により、苗箱搬送台車(5)を一方向に自動走行する構成とし、各育苗室(2a,2b,2c)内には苗箱(a)を載置する複数の架台(17)を隣接して設け、該架台(17)の前端部を前記循環誘導路(6)に接近して臨ませて循環誘導路(6)に対して直角状に配置し、各育苗室(2a,2b,2c)内において循環誘導路(6)の搬送方向に対して上手側の架台(17)から苗箱搬送台車(5)により苗箱(a)を搬出する作業を繰り返すと共に、前記上手側の架台(17)上が空になると該架台(17)に苗箱(a)を搬入し、搬入が終わると隣接する下手側の架台(17)から苗箱(a)を搬出する受渡し搬送を苗箱搬送台車(5)が繰り返す構成としたものであるから、苗箱搬送台車(5)は循環誘導路(6)を往復移動することはなく、苗箱搬送台車(5)による一周回工程で苗箱(a)の搬入と搬出とを同時に行え、苗箱搬送台車(5)が誘導路(6)上で交錯したり、後続車を外で待機させる必要がなくなり、苗箱搬送台車(5)と複数台の架台(17)との間で苗箱(a)の受渡しを能率的に行えると共に、制御機構を簡略化できる効果がある。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に記載した構成例に基づいて具体的に説明する。
まず、育苗施設は、図1に示すように、播種プラント1と、隣接した3室の出芽室2a、2b、2cと、積替装置3と、緑化室4とを備え、各室(装置)の間に苗箱aを自動運転によって搬送するための苗箱搬送台車5を誘導案内する循環誘導路6を敷設して構成している。
【0007】
以下、各装置の概略構成から説明する。
播種プラント1は、図2に示すように、苗箱aを載置して搬送する一連の搬送コンベヤ7を設け、その搬送始端部に空の苗箱aを供給する苗箱供給台8を接続して構成している。なお、苗箱供給台8は、苗箱置場に接続され、コンベヤによって空箱を送り出す構成になっている。そして、播種プラント1は、搬送コンベヤ7の上方において、搬送上手側から床土を供給する床土供給装置9、床土の均平と鎮圧をする床土均平装置10、種籾を播く播種装置11、種籾上に覆土をする覆土装置12、最後に灌水する灌水装置13の順番に装備して上手側から連続状態で搬送されてくる苗箱aに種籾を播種する構成としている。
【0008】
なお、図1において、14は種籾の催芽を促進するための浸種槽を示し、15は床土供給装置9と覆土装置12とに精製した土を補給する土補給装置を示し、16は播種装置11に種籾を補給する種籾補給装置を示す。
【0009】
つぎに、出芽室2a、2b、2cは、図1に示すように、3つの室を並べて設置しており、それぞれ密閉度の高い独立した部屋に形成し、温度、湿度、明度等を空調機器や照明器具の自動制御に基づく管理によって環境を作り、搬入される苗箱aの種籾を発芽させる室として構成している。
【0010】
一般に、水稲の場合、種籾は、通常3日で発芽するから3つの出芽室2a、2b、2cを設置し、毎日同じペ−スで播種処理を行なえば、1日あたり1つの発芽室に苗箱aの搬入、搬出作業を行なえばよい。このようにすると、出芽室2a、2b、2cの1室の苗箱aは、全て同時期に搬入と搬出を行なうことになるから、室内の空調や照明の管理を合理的に行なうことが可能となって、無駄が少なく、育苗施設の管理、運営が合理的となる特徴がある。
【0011】
そして、各出芽室2a、2b、2cに設置するコンベヤ付き架台17は、図3に示すように、苗箱aを載置できる横幅にして縦方向の長さを、出芽室2a、2b、2cの奥行きに合わせた長さにした苗箱支持台18の上面に、苗箱搬送用のコンベヤ19を軸架して構成している。そして、コンベヤ付き架台17は、各出芽室2a、2b、2cに苗箱aを搬入、搬出するために、後述する循環誘導路6に対して、前端部17aを接近して臨ませ、終端部17bを奥側に位置して直角状(循環誘導路6に対して)に配置して設けている。
【0012】
そして、コンベヤ19は、図3に示すように、その前端部19aで苗箱搬送台車5との間に段積み状にした苗箱aの受渡しができる構成とし、搬入されてきた発芽前の苗箱aを終端部19b側(実線の矢印参照)に順次搬送し、発芽後の搬出時には前端部19b側(点線の矢印参照)へ自動的に搬送するように制御信号で正逆回転可能に構成している。
【0013】
そして、コンベヤ付き架台17は、図1に示すように、各出芽室2a、2b、2c内において、前記循環誘導路6上を走行する苗箱搬送台車5の走行方向に対して、上手側からNO1、NO2、NO3、………と順次平行状態に配置して設置した構成としている。
なお、上記コンベヤ付き架台17に代えて、従来から公知技術(前掲の特開平10−248389号公報参照)として知られているシャトルカ−トを利用した移載コンベヤ付の架台を使用する構成にしても同一の作用効果を期待できる。
【0014】
つぎに、出芽室2a、2b、2cや緑化室4の保温カバ−20を構成する出入り口21の巻き上げカバ−22の実施例を図4乃至図7に基づいて説明する。
前述のとおり、出芽室2(緑化室4)は、温度や湿度を自動制御しながら管理して種籾の発芽(緑化)を促進する室に構成するために、密閉度の高い部屋に構成しなければならない。
【0015】
まず、巻き上げカバ−22は、図4および図5に示すように、下部にウエイトパイプ23を取り付け、出芽室2(緑化室4)の出入り口21に吊り下げて塞ぎ密閉度を高める構成としている。そして、巻き上げロ−プ24、24’は、図4、図5、図6にそれぞれ示すように、一端部を巻き上げカバ−22の裏側(室内)上部に固着した左右2本づつ計4本のロ−プからなり、巻き上げカバ−22の下端部(ウエイトパイプ23)の下側を迂回させて室外上部の滑車25、25’に巻回し、更に、図5で解るように、巻き取りウインチ26に接続して構成している。
【0016】
したがって、巻き上げカバ−22は、巻き取りウインチ26のハンドル27を回して巻き上げロ−プ24、24’を巻き取れば、引かれて上方に巻き上げられて、出入り口21を開けることができる。
そして、保温カバ−20は、図7に示すように、前記巻き上げカバ−22の両側端縁に接触する部分を袋縫28にして、その両側端縁を前後両側から挟んで重ね合わせる構成としている。そして、前述の袋縫28部分の内面と、前記巻き上げカバ−22の両側端縁の接合面とにそれぞれマジックテ−プ29を装着して吊り下げ状態のとき接着して密閉度を確保する構成としている。
【0017】
このように構成すると、出芽室2a、2b、2c(緑化室4)は、管理人や搬送台車が出入りするときに、出入り口21を簡単なウインチ操作によって短時間で開閉できるから、密閉度を損なうことが少なくなった実用的効果がある。
【0018】
つぎに、積替装置3は、図1に示すように、前記出芽室2a、2b、2cと緑化室4との間に設置し、苗箱搬送台車5が出芽室2a、2b、2cから搬出してきた発芽後の苗箱aを棚状の緑化台車30に積み替える構成としている。そして、苗箱aを搭載した緑化台車30が緑化台車搬送車31によって緑化室4に搬入され、更に、苗箱aは、緑化室4内で苗が移植できる程度に成長すると、再び、緑化台車搬送車31によって緑化室4から搬出して、出荷することになる。
【0019】
つぎに、苗箱aを搬送する苗箱搬送台車5と循環誘導路6について説明する。
まず、循環誘導路6は、図1に示すように、播種プラント1の工程が終了した位置に設置している段積装置32から各出芽室2a、2b、2cの出入り口21を経由して順番に回り、緑化室4側の積替装置3に達し、更に、前記出芽室2a、2b、2cの裏側を迂回して、出発点の段積装置32まで帰還するエンドレスの循環路に構成している。そして、循環誘導路6は、磁気を用いた誘導線を敷設した誘導路に形成して、苗箱搬送台車5を自動制御によって誘導案内する構成としている。
【0020】
そして、苗箱搬送台車5は、図示は省略しているが、その台車上、循環誘導路6上、出芽室2a、2b、2c内およびコンベヤ付き架台17のそれぞれの要所々々にセンサ類を設置して苗箱aの有無やパレットの有無を検出して、その検出情報をコントロ−ラに入力して制御されながら循環誘導路6を走行する構成としている。
【0021】
なお、コントロ−ラは、具体的構成は省略するが、マイクロコンピュ−タを利用し、各センサ類から入力された検出情報と、予め記憶させているテ−ブルデ−タ、設定しているプログラムに基づいて比較演算しながら、出力側に制御信号を出力して苗箱搬送台車5は勿論、各装置を自動運転できる構成としている。
この場合、苗箱搬送台車5は、上記循環誘導路6を往復移動することはなく、コントロ−ラから出力される制御信号に基づく自動運転によって、一方向にのみ走行して段積装置32から各出芽室2a、2b、2cに播種後の苗箱aを搬入し、発芽後の苗箱aを各出芽室2a、2b、2cから搬出して緑化室4側の積替装置3まで搬送し、エンドレスの循環誘導路6にしたがって出発点に帰還する構成としている。
【0022】
なお、段積装置32は、図示を省略しているが、播種後の苗箱aを段状(30枚程度)に積み重ねる装置であって、苗箱搬送台車5上の繰り出しコンベヤ33(図3参照)に載置することができる構成としている。
【0023】
以上のように構成された育苗施設は、主として稲の苗を育苗するものであるから、田植え時期の前になるとフル稼働する。
【0024】
まず、播種プラント1は、図2に示すように設備されており、搬送上手側から搬送コンベヤ7上に連続的に供給された空の苗箱aが移動する過程で、床土、播種、覆土、灌水の順に作業が進み、播種が完了する。このようにして播種された苗箱aは、図1に示すように、段積装置32によって段状に積み上げられて、循環誘導路6上のステ−ションに待機している苗箱搬送台車5上の繰り出しコンベヤ33に載置される。
【0025】
そして、苗箱搬送台車5は、苗箱aの搭載が完了すると、スタ−ト操作に基づいて循環誘導路6にしたがって出芽室2a、2b、2c側に走行を開始する。そして、苗箱搬送台車5は、搭載して搬送してきた苗箱aを、最も手前の出芽室2aのNO1コンベヤ付き架台17に順次搬入して、続いてNO2、NO3と各コンベヤ付き架台17に順番に搬入する。このとき、コンベヤ19は、図3に示すように、苗箱搬送台車5上に段積みされた苗箱aが実線の矢印の方向に回転する繰り出しコンベヤ33から、前端部19aで受取り、矢印(実線)の如く正転しながら、その終端部19b側に順次搬入を続ける。
【0026】
このようにして、苗箱搬送台車5は、搬送してきた苗箱aをコンベヤ付き架台17上に渡し終わると、循環誘導路6にしたがって積替装置3側に向ってスタ−トして自動走行し、その積替装置3を素通りして段積装置32まで帰還することになる。
以上述べたような苗箱aの搬入作業は、原則的には1日に1つの出芽室2を行い、実施例の場合、3日で完了する。
【0027】
既に述べたように、稲の種籾は、通常3日で発芽するから3つの出芽室2a、2b、2cを、毎日同じペ−スで播種処理して1日あたり1つの発芽室2に苗箱aの搬入を行なえば3日を1サイクルの単位として作業が可能である。
以上のようにして出芽室2a、2b、2cは、苗箱aの搬入作業が完了すると、温度および湿度を自動制御に基づいて管理しながら種籾の発芽を促進する。
【0028】
つぎに、本発明の循環誘導路6上を自動走行する苗箱搬送台車5によって行なう苗箱aの搬入と搬出との合理的な作業手順を、図8に示すフロ−チャ−トに基づいて説明する。
まず、1つの出芽室2aの苗箱aの発芽が完了して搬出時期に達したとき、出芽室2aの最も手前側にあるNO1コンベヤ付き架台17上の苗箱aは、コンベヤ19を、図3に矢印(点線)で示すように、逆転しながら発芽後の苗箱aを前端部19a側に順次移動する。そして、苗箱搬送台車5は、NO1コンベヤ付き架台17の前端部17aに臨ませた位置で待機して、繰り出しコンベヤ33を矢印(点線)の方向に回転して受け取って、上記苗箱aを搭載してスタ−トし搬出して積替装置3まで搬送する。そして、その苗箱aは、緑化台車30に積み替えられて緑化台車搬送車31によって緑化室4に搬入して緑化作業に移る。
【0029】
このような作業の繰り返しによって、NO1のコンベヤ付き架台17上が空になると、つぎに、苗箱搬送台車5は、段積装置32で段積みした播種後の苗箱aを搭載して、空の状態になったNO1コンベヤ付き架台17に段積み状にして渡し、順次搬入作業を行なう。
そして、苗箱搬送台車5は、全ての苗箱aをNO1コンベヤ付き架台17に渡し終わると、隣接するNO2コンベヤ付き架台17の前まで走行して待機する。そして、NO2コンベヤ付き架台17は、苗箱aの搬出作業に移り、コンベヤ19が逆転回動(図3の点線の矢印方向)しながら載置している発芽後の苗箱aを苗箱搬送台車5側に搬送して空の苗箱搬送台車5上に搭載する。このようにして、苗箱搬送台車5は、NO2コンベヤ付き架台17の苗箱aを搭載して積替装置3に搬送してくる。
【0030】
このような各装置および苗箱搬送台車5のタイミング作動は、要所々々に設置しているセンサの検出情報と、予め記憶させているテ−ブルデ−タおよび予め設定しているプログラムに基づいてコントロ−ラが比較演算して各アクチュエ−タに制御信号を出力しながら、図8に示すフロ−チャ−トに示すように、苗箱の搬入と搬出とを同時に行なうことができる。
【0031】
以上のとおり、本発明は、苗箱搬送台車5による苗箱aの搬入と搬出とを、初回工程において、上手側のNO1コンベヤ付き架台17から搬出して空にした後、次回工程から空のNO1コンベヤ付き架台17に搬入して、隣接する下手側のNO2コンベヤ付き架台17から搬出する受渡し搬送を繰り返しながら自動運転する。したがって、上記搬入と搬出作業は、図8のフロ−チャ−トに示すように、NO2、NO3、NO4、………と1つの出芽室2aが完了するまで続けることになる。
【0032】
このように、本発明に係る苗箱搬送台車5は、エンドレスに形成した循環誘導路を一方向に自動走行することによって、苗箱の搬入と搬出とを1工程で行い、作業能率を向上することができる。
【0033】
尚、この発明の実施の形態は出芽室2a,2b,2cへの苗箱aの搬入及び搬出について説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば緑化室4への苗箱aの搬入及び搬出作業に利用できるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であって、育苗施設の平面図である。
【図2】本発明の実施例であって、側面図である。
【図3】本発明の実施例であって、側面図である。
【図4】本発明の実施例であって、正面図である。
【図5】本発明の実施例であって、側面図である。
【図6】本発明の実施例であって、平面図である。
【図7】本発明の実施例であって、斜面図である。
【図8】本発明の実施例であって、フロ−チャ−トである。
【符号の説明】
1:播種プラント、2a、2b、2c:出芽室、3:積替装置、5:苗箱搬送台車、6:循環誘導路、17:コンベヤ付き架台、21:出入り口、32:段積装置、a:苗箱。
Claims (1)
- 播種後の苗箱(a)を段状に積み重ねる段積装置(32)と、該段積装置(32)で積み重ねた苗箱(a)を搬入する複数の育苗室(2a,2b,2c)と、該育苗室(2a,2b,2c)から搬出した苗箱(a)を積み替える積替装置(3)と、段積装置(32)で積み重ねた苗箱(a)を搭載して育苗室(2a,2b,2c)に搬入したり育苗室(2a,2b,2c)から搬出する苗箱搬送台車(5)とを設け、段積装置(32)から各育苗室(2a,2b,2c)の出入り口(21)を順番に経由して積替装置(3)に達し、更に各育苗室(2a,2b,2c)の裏側を迂回して段積装置(32)まで帰還するエンドレスに形成した循環誘導路(6)により、苗箱搬送台車(5)を一方向に自動走行する構成とし、各育苗室(2a,2b,2c)内には苗箱(a)を載置する複数の架台(17)を隣接して設け、該架台(17)の前端部を前記循環誘導路(6)に接近して臨ませて循環誘導路(6)に対して直角状に配置し、各育苗室(2a,2b,2c)内において循環誘導路(6)の搬送方向に対して上手側の架台(17)から苗箱搬送台車(5)により苗箱(a)を搬出する作業を繰り返すと共に、前記上手側の架台(17)上が空になると該架台(17)に苗箱(a)を搬入し、搬入が終わると隣接する下手側の架台(17)から苗箱(a)を搬出する受渡し搬送を苗箱搬送台車(5)が繰り返す構成とした育苗施設。
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