JP3814901B2 - 放射性廃棄体貯蔵設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放射性廃棄物をガラス固化したガラス固化体や使用済み燃料を収納した容器等の廃棄体を長期間にわたって貯蔵する放射性廃棄体貯蔵設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、放射性廃液をガラス固化処理したガラス固化体、使用済み燃料を収納した容器等の廃棄体を、放射性物質の崩壊熱が除去されるまで長期間にわたって貯蔵することが検討されている。
【0003】
図5及び図6は自然風冷方式の放射性廃棄体貯蔵設備の一例を示すものであり、1は鉄筋コンクリート構造の躯体で、該躯体1は地表面近くの地中に設けられている。
【0004】
この躯体1の内部には、ガラス固化体、あるいは使用済み燃料を収納した容器等の放射性廃棄体2を収納し得る収納管3が前端側から後端側へ向って順に複数列垂下したピット4と、該ピット4の前方に設けられ且つ上下方向に延びる冷却空気流入シャフト5とが形成されている。
【0005】
収納管3は、下端部が閉塞された筒状に形成されており、その内部には、複数の放射性廃棄体2が上下方向に積み重ねて収納できるようになっている。
【0006】
また、躯体1には、該躯体1の外部の地上から冷却空気流入シャフト5の上端部に連通する冷却空気入口流路6と、冷却空気流入シャフト5の下端部から前記のピット4の前端最下部に連通する空気流入口7と、ピット4の後端上部から躯体1の外部の地上へ連通する空気流出口8とが設けられている。
【0007】
更に、躯体1には、該躯体1の外部からピット4へ略鉛直に貫通する放射性廃棄体挿入口9が、前記の収納管3の上端に対応するように開口されている。
【0008】
この放射性廃棄体挿入口9は、プラグ10及び蓋11によって閉鎖されるようになっている。
【0009】
収納管3は、上端部が前述した放射性廃棄体挿入口9に連通するように躯体1のピット4の天井を構成している部分に埋め込まれ、また、収納管3の前記の天井部分に埋め込まれている箇所より下方の部分は、ピット4の内部に位置している。
【0010】
収納管3のピット4の内部に位置している部分の外側には、収納管3の外周との間に空気流通路12を形成する通風管13が上下方向に配置されており、この通風管13はステー14により収納管3と同芯状に支持され、通風管13の外側は支持架構15により相互に結合されると共に、ピット4の内面に固定されている。
【0011】
そして、通風管13の下端はピット4内の下部に開口し、通風管13の上端はピット4内の上部に開口している。
【0012】
通風管13の下部近傍の外側とピット4の内周面との間には、全面にわたって板状の下部プレナム形成板16が設けてあり、通風管13の下部近傍の外側でピット4を上下に遮断している。
【0013】
また、通風管13の上部近傍の外側とピット4の内周面との間には、全面にわたって板状の上部プレナム形成板17が設けてあり、通風管13の上部近傍の外側でピット4を上下に遮断している。
【0014】
図5及び図6に示す放射性廃棄体貯蔵設備では、収納管3に放射性廃棄体2を収納すると、該放射性廃棄体2に内装されている放射性物質の崩壊熱が空気流通路12の空気に伝達され、空気流通路12における空気の温度が上昇することにより、空気流通路12、ピット4の上部、空気流出口8を経て躯体1の外部へ流出する空気流が生じるとともに、躯体1の外部から冷却空気入口流路6、冷却空気流入シャフト5、空気流入口7、ピット4の下部を経て空気流通路12に流入する空気流が生じ、この空気流によって、放射性廃棄体2に内装されている放射性物質の崩壊熱が除去されることになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図5及び図6に示す放射性廃棄体貯蔵設備では、それぞれの収納管3に、複数の放射性廃棄体2が積み重ねられた状態で収納されるので、放射性廃棄体2の外部温度を計測する場合や、放射性廃棄体2を目視検査する場合には、収納管3の内部から個々の放射性廃棄体2を順に外部へ搬出しなければならず、保管中の放射性廃棄体2の状況を容易に確認することができない。
【0016】
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、保管中の放射性廃棄体の状態を容易に確認することが可能な放射性廃棄体貯蔵設備を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に記載した放射性廃棄物貯蔵設備では、空気流入手段及び空気流出手段を有するピットと、それぞれ放射性廃棄体を載置し得る多数の移動台を水平な周回経路に沿って移動させ得る複数基の廃棄体周回装置とを備え、この複数基の廃棄体周回装置をピットの内部に積層配置するとともに、各廃棄体周回装置における移動台の周回経路の一部分をなす搬出入ラインが、その上方の周回経路の搬出入ラインによって覆われず、ピットの上方からみてそれぞれが透視できるようにし、周回経路の搬出入ラインに対して放射性廃棄体の授受を行い得る天井クレーンをピット上方に設け、ピット内部に周回経路に沿って移動する移動台に載置された放射性廃棄体の温度を検出する温度検出手段及び放射性廃棄体を撮影する撮影手段を設置している。
【0018】
本発明の請求項2に記載した放射性廃棄体貯蔵設備では、本発明の請求項1に記載の放射性廃棄体貯蔵設備の構成に加えて、ピット内部に周回経路に沿って移動する移動台に載置された放射性廃棄体の放射線量を検出する放射線量検出手段を設置し、ピット上方に放射性廃棄体に対する除染槽を設けている。
【0019】
本発明の請求項1あるいは請求項2に記載の放射性廃棄体貯蔵設備のいずれにおいても、各廃棄体周回装置の移動台を周回経路に沿って移動させ、ピット内に設置した温度検出手段によって、移動台に載置された個々の放射性廃棄体の温度を検出し、ピット内に設置した撮影手段によって、移動台に載置された個々の放射性廃棄体を撮影する。
【0020】
更に、ピット上部に設けたクレーンによって、周回経路の一部分をなす搬出入ラインに位置している移動台に対する放射性廃棄体の授受を行う。
【0021】
また、本発明の請求項2に記載の放射性廃棄体貯蔵設備においては、各廃棄体周回装置の移動台を周回経路に沿って移動させ、ピット内に設置した放射線量検出手段によって、移動台に載置された個々の放射性廃棄体の放射線量を検出する。
【0022】
更に、ピット上方に設けた除染槽によって、廃棄体周回装置の移動台へ載置すべき放射性廃棄体、あるいは移動台からピットの外部へ取り出すべき放射性廃棄体に対する除染を行う。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図例に基づいて説明する。
【0024】
図1から図4は本発明の放射性廃棄体貯蔵設備の実施の形態の一例を示すものであり、図中、図5及び図6と同一の符号を付すものは同一物を表している。
【0025】
18は地表面近くの地中に設けられているコンクリート構造の躯体であり、この躯体18は、中央部に設けられ且つ上下方向に延びる冷却空気流出シャフト19と、該冷却空気流出シャフト19の両側に設けられ且つ放射性廃棄体2を移動可能に収納できるように構成されているピット20,20と、該各ピット20,20のそれぞれの外側端部に連なり且つ上下方向に延びる冷却空気流入シャフト21,21と、前記の各ピット20,20の下方に設けられ且つ該各ピット20,20及び前記の各冷却空気流入シャフト21,21を相互に連通する冷却空気流通路22,22とによって構成されている。
【0026】
なお、19aは冷却空気流出口であり、該冷却空気流出口19aはフィルター及びガラリーを備え、冷却空気流出シャフト19の上部に設けられている。
【0027】
また、21aは冷却空気流入口であり、該冷却空気流入口21aはフィルター及びガラリーを備え、冷却空気流入シャフト21の上部に設けられている。
【0028】
前記の各ピット20のそれぞれの内部には、4基の廃棄体周回装置23が上下方向に所定の間隔を置いて積層配置されている。
【0029】
この各廃棄体周回装置23は、各ピット20平面のそれぞれの冷却空気流出シャフト19側の大半を占める部分において、ピット20の幅方向(図2に示すC−D方向)に所定の間隔を置いてピット20の長手方向(図2に示すA−B方向)へ水平に延び且つ両端部が曲線によって連なる保管用ライン24と、ピット20平面の冷却空気流入シャフト21側の一部分において、前記の保管用ライン24のピット20幅方向の壁際の端部をピット20幅方向に連結して水平に延びる搬出入ライン25とからなる周回経路26を有する。
【0030】
また、前記の各廃棄体周回装置23は図3に示すように、前記の周回経路26に沿って移動し得るよう下面に車輪27とラックピニオン方式の駆動力伝達手段28とを有し、上面が放射性廃棄体2を各個に載置できるように形成され且つ移動方向に互いに連結された多数の移動台29を備えている。
【0031】
更に、各廃棄体周回装置23は、移動台29の下面に設けた駆動力伝達手段28を介して移動台29を連続的に移動させ得る駆動装置30をそれぞれに備えている。
【0032】
各廃棄体周回装置23の周回経路26の各搬出入ライン25は、その上方の周回経路26の搬出入ライン25によって覆われず、ピット20の上方からみるとそれぞれが透視できる位置を通るように設けられている。
【0033】
各ピット20の上部には廃棄体搬出入室31が設けられており、該廃棄体搬出入室31の冷却空気流入シャフト21側の床32には、廃棄体搬出入孔33が設けられ、該廃棄体搬出入孔33の廃棄体搬出入室31側には、除染槽34が設けられ、該除染槽34の径方向の略中央部の上方には、ピット20の幅方向へ延びる隔壁35が備えられ、除染槽34の底部には、ターンテーブルあるいは往復動可能なベルトコンベヤ等の移動手段36が備えられている。
【0034】
前記の廃棄体搬出入室31の天井には、廃棄体搬出入室31をピット20長手方向へ移動して除染槽34と搬出入口37との間の放射性廃棄体2の搬送を行い得る天井クレーン38が設けられている。
【0035】
前記の廃棄体搬出入孔33上方のピット20の天井には、前記の各廃棄体周回装置23の周回経路26の搬出入ライン25上の移動台29に対して放射性廃棄体2の授受を行い得る天井クレーン39が設けられている。
【0036】
また、ピット20の内部の所要位置には、図4に示すように周回経路26に沿って移動する移動台29に載置された放射性廃棄体2の温度を検出する温度検出器40と、放射性廃棄体2を撮影する撮影用カメラ41と、放射性廃棄体2の放射線量を検出する放射線検出器42とが設置されており、図示していない貯蔵設備管理室に前記の撮影用カメラ、温度検出器及び放射線検出器に対応する各種の監視装置(図示せず)を設置している。
【0037】
以下、図1から図4に示す放射性廃棄体貯蔵設備の作動について説明する。
【0038】
放射性廃棄体貯蔵設備に対して放射性廃棄体2を貯蔵するに際しては、図示していない送給手段によって放射性廃棄体2を搬出入口37から廃棄体搬出入室31の内部へ搬入し、該放射性廃棄体2を廃棄体搬出入室31に設けた天井クレーン38によって吊り上げて除染槽34へ投入し、該除染槽34によって放射性廃棄体2の除染を行う。
【0039】
その後、除染槽34に投入した放射性廃棄体2を除染槽34の底部に設けた移動手段36によって除染槽34内の廃棄体搬出入孔33側へ移動させてから、ピット20の天井に設けた天井クレーン39によって吊り上げ、廃棄体搬出入孔33を通してピット20の内部へ吊り降ろし、該放射性廃棄体2を載置すべき移動台29の上に載置する。
【0040】
放射性廃棄体2を載置した移動台29が属する廃棄体周回装置23の駆動装置30を作動して該廃棄体周回装置23の移動台29列を周回経路26に沿って所定の方向へ移動させる。
【0041】
次いで、次に搬入される放射性廃棄体2を載置すべき移動台29が属する廃棄体周回装置23の駆動装置30を作動して該廃棄体周回装置23の移動台29列を周回経路26に沿って移動させ、目的の移動台29を天井クレーン39の直下に移動させる。
【0042】
上述の作動を繰り返すことによって、4基の廃棄体周回装置23に属するそれぞれの移動台29に対して放射性廃棄体2を載置する作業を行い、放射性廃棄体貯蔵設備に放射性廃棄体2を貯蔵する。
【0043】
そして、必要に応じて各廃棄体周回装置23の駆動装置30を適宜に作動してそれぞれの廃棄体周回装置23に属する各移動台29をそれぞれの周回経路26に沿って移動させながら、ピット20内に設置した温度検出器40によって移動台29に載置されている個々の放射性廃棄体2の温度を検出し、あるいは、ピット20内に設置した撮影用カメラ41によって移動台29に載置されている個々の放射性廃棄体2を撮影する。
【0044】
また、必要に応じて各廃棄体周回装置23の駆動装置30を適宜に作動してそれぞれの廃棄体周回装置23に属する移動台29を周回経路26に沿って移動させ、ピット20内に設置した放射線検出器42によって、移動台29に載置されている個々の放射性廃棄体2の放射線量を検出する。
【0045】
また、放射性廃棄体貯蔵設備に貯蔵されている放射性廃棄体2を放射性廃棄体貯蔵設備の外部へ取り出すに際しては、取り出すべき放射性廃棄体2が載置されている移動台29が属する廃棄体周回装置23の駆動装置30を作動して該廃棄体周回装置23の移動台29列を周回経路26に沿って移動させ、目的の放射性廃棄体2が載置されている移動台29を、ピット20の天井に設けた天井クレーン39の直下に移動させる。
【0046】
そして、該天井クレーン39を作動させて、前記の移動台29上に載置されている外部へ取り出すべき放射性廃棄体2を廃棄体搬出入孔33を通してピット20の内部から吊り上げて除染槽34へ投入し、該除染槽34によって放射性廃棄体2の除染を行う。
【0047】
その後、除染槽34に投入した前記の放射性廃棄体2を除染槽34の底部に設けた移動手段36によって除染槽34内の廃棄体搬出入室31側へ移動させたのち、放射性廃棄体2を廃棄体搬出入室31に設けた天井クレーン38によって除染槽34から吊り上げて廃棄体搬出入室31の床上に降ろし、図示していない送給手段によって、前記の放射性廃棄体2を搬出入口37から廃棄体搬出入室31の外部へ搬出する。
【0048】
図1から図4に示す放射性廃棄体貯蔵設備では、ピット20の内部に放射性廃棄体2を収納すると、該放射性廃棄体2に内装されている放射性物質の崩壊熱がピット20内部の空気に伝達され、ピット20における空気の温度が上昇することにより、ピット20の上部、冷却空気流出シャフト19、冷却空気流出口19aを経て、躯体18の外部へ流出する空気流が生じるとともに、躯体18の外部から冷却空気流入口21a、冷却空気流入シャフト21、冷却空気流通路22を経てピット20の下部に流入する空気流が生じ、この空気流によって、放射性廃棄体2に内装されている放射性物質の崩壊熱が除去されることになる。
【0049】
このように、図1から図4に示す放射性廃棄体貯蔵設備では、ピット20内に、周回経路26に沿って移動することができ且つ放射性廃棄体2を個々に載置することができる多数の移動台29を有する4基の廃棄体周回装置23を設け、ピット20上方の廃棄体搬出入室31近傍に、放射性廃棄体2を搬出入するための天井クレーン38,39を設け、除染槽34を備え、ピット20内の所要位置に、撮影用カメラ41、温度検出器40及び放射線検出器42を配置したので、適宜に放射性廃棄体2の収納、移動、搬出が可能となり、移動台29に載置された個々の放射性廃棄体2の状態を撮影用カメラ41によって監視できるとともに、放射性廃棄体2の温度や放射線量を検出することができる。
【0050】
従って、図1から図4に示す放射性廃棄体貯蔵設備によれば、放射性廃棄体2の収納密度の向上と放射性廃棄体2の崩壊熱放出期間の短縮を図ることができ、また、個々の放射性廃棄体2に対するモニタリングによって該放射性廃棄体2の貯蔵状態を常時把握することが可能となり、貯蔵設備の全体の健全性の向上に寄与できる。
【0051】
なお、本発明の放射性廃棄体貯蔵設備は上述した実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0052】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の放射性廃棄体貯蔵設備によれば、下記のような種々の優れた効果を奏し得る。
【0053】
(1)本発明の請求項1及び請求項2に記載の放射性廃棄体貯蔵設備のいずれにおいても、ピット内に、周回経路に沿って移動することができ且つ放射性廃棄体を個々に載置することができる多数の移動台を有する複数基の廃棄体周回装置を設け、ピット上方に放射性廃棄体を搬出入する揚重手段を設けたので、放射性廃棄体の収納密度の向上と放射性廃棄体の崩壊熱放出期間の短縮を図ることができる。
【0054】
(2)本発明の請求項1及び請求項2に記載の放射性廃棄体貯蔵設備のいずれにおいても、ピット内の所要位置に、撮影手段及び温度検出手段を配置したので、移動台に載置された個々の放射性廃棄体の状態の監視と温度管理が可能となり、放射性廃棄体の貯蔵状態を常時把握することができる。
【0055】
(3)本発明の請求項2に記載の放射性廃棄体貯蔵設備においては、ピット内の所要位置に、放射線検出手段を配置したので、移動台に載置された個々の放射性廃棄体の放射線量管理が可能となり、また、ピット上方に除染槽を設けたので、ピット内に収納すべき放射性廃棄体、あるいはピットから外部へ取り出すべき放射性廃棄体に対する除染を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放射性廃棄体貯蔵設備の実施の形態の一例の側方断面図である。
【図2】図1に関連する周回経路の平面図である。
【図3】図1に関連する移動台及び駆動装置の側面図である。
【図4】図1に関連する温度検出器等の配置図である。
【図5】従来の放射性廃棄体貯蔵設備の一例の斜視図である。
【図6】図5に関連するピット部分の側方断面図である。
【符号の説明】
2 放射性廃棄体
19 冷却空気流出手段(冷却空気流出シャフト)
20 ピット
21 冷却空気流入手段(冷却空気流入シャフト)
23 廃棄体周回装置
26 周回経路
29 移動台
34 除染槽
39 揚重手段(天井クレーン)
40 温度検出手段(温度検出器)
41 撮影手段(撮影用カメラ)
42 放射線検出手段(放射線検出器)

Claims (2)

  1. 空気流入手段及び空気流出手段を有するピットと、それぞれ放射性廃棄体を載置し得る多数の移動台を水平な周回経路に沿って移動させ得る複数基の廃棄体周回装置とを備え、この複数基の廃棄体周回装置をピットの内部に積層配置するとともに、各廃棄体周回装置における移動台の周回経路の一部分をなす搬出入ラインが、その上方の周回経路の搬出入ラインによって覆われず、ピットの上方からみてそれぞれが透視できるようにし、周回経路の搬出入ラインに対して放射性廃棄体の授受を行い得る天井クレーンをピット上方に設け、ピット内部に周回経路に沿って移動する移動台に載置された放射性廃棄体の温度を検出する温度検出手段及び放射性廃棄体を撮影する撮影手段を設置したことを特徴とする放射性廃棄体貯蔵設備。
  2. ピット内部に周回経路に沿って移動する移動台に載置された放射性廃棄体の放射線量を検出する放射線量検出手段を設置し、ピット上方に放射性廃棄体に対する除染槽を設けたことを特徴とする請求項1に記載の放射性廃棄体貯蔵設備。
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