JP3814892B2 - ガス衣類乾燥機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス燃焼部の異常を検知する手段をもつガス衣類乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガス衣類乾燥機では、回転ドラム内へ熱風を導入し、排出させるファンを回転させるファンベルトが運転開始する前より外れている場合、熱風の熱源であるガス燃焼部で空気が循環せず酸欠状態になる。そのため、ガス燃焼部は、着火しようとしても炎が点かなかったり、たとえ炎が点いてもしばらくして炎が消えてしまったりする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のガス衣類乾燥機では、ファンベルトが外れていることが原因で、ガス燃焼部が不着火または立ち消えになった場合に、ファンベルト外れを異常報知しなければならないにもかかわらず、ガス燃焼部の不着火または立ち消えを検知し、報知していたため、異常の原因を特定することができず、補修に時間がかかるという問題を有していた。
【0004】
本発明は上記課題を解決するもので、ファンベルトが外れている場合、ファンベルト外れを異常報知することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、衣類を回転撹拌させる回転ドラムと、前記回転ドラムを回転させるモータと、前記回転ドラム内へ熱風を導入し排出させる送風手段と、前記モータと前記送風手段との間に張設されたベルトと、前記熱風の熱源となるガス燃焼部と、前記ガス燃焼部の温度を検知する燃焼部温度検知手段と、異常が生じたとき前記異常を報知する報知手段と、前記送風手段、ガス燃焼部および報知手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、着火動作開始後、前記燃焼部温度検知手段により検知した温度が所定時間内にある一定値まで上がらないか、またはある一定値以上上昇変化しない場合前記報知手段により不着火異常の報知をし、前記着火動作開始後、前記燃焼部温度検知手段により検知した温度が所定時間内にある一定値まで上がるか、またはある一定値以上上昇変化した後、前記燃焼部温度検知手段により検知した温度がある一定値まで下がるか、またはある一定値以上下降変化した場合報知手段により立ち消え異常の報知をし、前記ガス燃焼部の不着火異常または立ち消え異常が連続して生じたとき、前記連続して生じた回数が所定回数であれば、前記報知手段により前記不着火異常の報知および立ち消え異常の報知と異なる前記ベルトの外れ異常の報知するように構成したものである。
【0006】
これにより、着火動作をしているのに着火しない、または、着火したのに立ち消えするという異常が連続で所定回数以上起こった場合、送風手段の異常、すなわち、ファンベルトが外れているという異常を報知することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、衣類を回転撹拌させる回転ドラムと、前記回転ドラムを回転させるモータと、前記回転ドラム内へ熱風を導入し排出させる送風手段と、前記モータと前記送風手段との間に張設されたベルトと、前記熱風の熱源となるガス燃焼部と、前記ガス燃焼部の温度を検知する燃焼部温度検知手段と、異常が生じたとき前記異常を報知する報知手段と、前記燃焼部温度検知手段からの出力を入力し前記送風手段、ガス燃焼部および報知手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、着火動作開始後、前記燃焼部温度検知手段により検知した温度が所定時間内にある一定値まで上がらないか、またはある一定値以上上昇変化しない場合前記報知手段により不着火異常の報知をし、前記着火動作開始後、前記燃焼部温度検知手段により検知した温度が所定時間内にある一定値まで上がるか、またはある一定値以上上昇変化した後、前記燃焼部温度検知手段により検知した温度がある一定値まで下がるか、またはある一定値以上下降変化した場合報知手段により立ち消え異常の報知をし、前記ガス燃焼部の不着火異常または立ち消え異常が連続して生じたとき、前記連続して生じた回数が所定回数であれば、前記報知手段により前記不着火異常の報知および立ち消え異常の報知と異なる前記ベルトの外れ異常の報知するように構成したものであり、着火動作をしているのに着火しない、または、着火したのに立ち消えするという異常が連続で所定回数以上起こった場合、不着火異常報知または立ち消え異常報知とは別に、送風手段の異常、すなわち、ファンベルトが外れているという異常を報知することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、制御手段は、報知手段により送風手段の異常が生じたことを所定時間報知している間は運転を行わず、所定時間報知した後、乾燥機本体への通電を切りにするようにしたものであり、異常報知中は着火動作をさせることができないので、ファンベルトが外れている場合、着火動作の繰り返しを防ぐことができる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、乾燥機本体への通電を入り切りする電源投入手段を備え、制御手段は、送風手段の異常を報知している間に前記電源投入手段により前記乾燥機本体への通電を切りにされた場合、その後通電を入りにされると、送風手段の異常を所定時間報知し、報知中は運転を行わないようにしたものであり、異常報知中に電源を切られ、すぐ電源を入れられた場合でも、所定時間は着火動作をさせないので、着火動作の繰り返しを防ぐことができる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0011】
(実施例1)
図2に示すように、乾燥機本体1は、下部に駆動源となるモータ2を設けており、このモータ2と乾燥機本体1の背面側に設けたファン(送風手段)3およびこのファン3の前方に設けた回転ドラム4との間にそれぞれベルト5、6を張設して、モータ2の駆動によりファン3および回転ドラム4を回転させるようにしている。また、乾燥機本体1の前方下部に熱源となるバーナ(ガス燃焼部)7を配設し、またその燃焼量を制御するために比例制御弁8を設けている。
【0012】
ドラム前板9は、回転ドラム4を前面で回転自在に支持するもので、その平面部に多数の熱風穴10を設け、バーナ7の燃焼による熱風を燃焼筒11により熱風穴10まで導き、回転ドラム4内に流入させて被乾燥物(衣類)を加熱乾燥する。この回転ドラム4内の熱風は、ファン3によって排気ガイド12に送り出され、乾燥機本体1の外に排出する。
【0013】
電極13は、運転中は回転ドラム4内の衣類に接触する位置に配設されている。この電極13は一対の導電部材とその間の絶縁部材(いずれも図示せず)により構成され、導電部材間の抵抗値を検出することによって回転ドラム4内の衣類の乾燥状態を検知する。
【0014】
つぎに、図1に示すように、燃焼部温度検知手段14は、バーナ7の燃焼部に配設した熱電対15を接続し、熱電対15の熱起電力の検知で炎の状態を判定している。熱風温度検知手段16は、バーナ7の近傍に配設したサーミスタ17を接続し、バーナ7で加熱された熱風の温度を検知するようにしている。
【0015】
乾燥検知手段18は、電極13や排気温度を検知する排気温度検知手段19とによって回転ドラム4内の衣類の乾燥状態を検知する。電源投入手段20は、復帰コイル(図示せず)を有する機械式の電源スイッチ20a(図3参照)により構成しており、手動で乾燥機本体1への通電を入り切りすることができ、また復帰コイルに通電することにより乾燥機本体1への通電を切ることができる。
【0016】
入力設定手段21は、運転コースなどを入力設定するもので、図3に示すように、ふんわり切換スイッチ21a、タイマースイッチ21b、コーススイッチ21c、スタート一時停止スイッチ21dで構成している。記憶手段22は情報を保持するもので、通常、不揮発性メモリー等を用いている。
【0017】
駆動手段23は、モータ2、バーナ7、比例制御弁8、電源投入手段20などを制御する。表示手段(報知手段)24は、図3に示すように、設定された内容などを表示するフィルター目詰まり報知ランプ24a、ふんわりキープ表示ランプ24b、残り時間表示ランプ24c、コース表示ランプ24d〜24g、燃焼表示ランプ24hなどで構成している。
【0018】
制御手段25は、入力設定手段21によるスイッチ入力データに基づき、表示手段24によりその内容を表示する。また、制御手段25は、乾燥検知手段18による乾燥データや排気温度検知手段19による温度データに基づき、駆動手段23を介してモータ2、バーナ7、比例制御弁8、電源投入手段20などを制御する。
【0019】
制御手段25は、バーナ7の着火動作を行った際に、熱電対15による温度データが所定時間(たとえば、20秒)内に、ある一定値にまで上がるか、または、ある一定値以上上昇変化すると、正常に着火したと検知して、燃焼表示ランプ24hを点灯させる。所定時間内に検知できなかった場合、不着火異常であるとして、表示手段24で報知する。図4(a)はその表示の一例であり、2つの表示「U」、「31」を交互に点滅させる。
【0020】
制御手段25は、正常に着火したと検知した後、燃焼を続けるように駆動手段23を制御しているにもかかわらず、熱電対21による温度データが、ある一定値にまで下がるか、または、ある一定値以上下降変化すると、立ち消え異常であるとして表示手段24で報知する。図4(b)はその表示の一例であり、2つの表示「U」、「32」を交互に点滅させる。
【0021】
ここで、モータ2とファン3との間に張設されたベルト5が外れている時、ファン3が回転せず、回転ドラム4、バーナ7の空気が循環せず、バーナ7は酸欠状態となって、着火時に不着火となり、また、着火しても短時間のうちに立ち消えが起こるので、制御手段25は、燃焼部温度検知手段14の出力により、着火毎にこの不着火または着火して所定時間(たとえば、2分)内の立ち消えを判定し、記憶手段22に記憶しておき、所定回数(たとえば、3回)連続している場合は、不着火および立ち消え異常を報知せず、ファンベルト外れ異常を報知する。図4(c)はその表示の一例であり、2つの表示「H」、「11」を交互に点滅させる。
【0022】
また、制御手段25は、燃焼開始後の所定時間(2分)以内にバーナ7の立ち消えを検知しなかった場合、記憶手段22の情報を初期化するようにし、燃焼開始後の所定時間(2分)以降にバーナ7の立ち消えを検知した場合、記憶手段22の連続回数を記憶しないようにしている。
【0023】
上記構成において、図5を参照しながら動作を説明すると、ステップ26で、電源スイッチ20aがオンされると、ステップ27で記憶手段22より、着火毎の不着火または着火して所定時間内の立ち消えの連続回数(以下、ファンベルト外れカウントという)を読み出す。ステップ28でスタート一時停止スイッチ21dがオンされて、ステップ29で着火動作を開始する。
【0024】
ステップ30へ進み、熱電対15によって着火検知したかどうかを判定し、着火検知したら、ステップ31で燃焼表示ランプ24hを点灯する。ステップ32で所定時間(20秒)経過しても着火検知できなかった場合、不着火と判定し、ステップ33でファンベルト外れカウンタNを+1し、ファンベルト外れカウンタNを記憶手段22に記憶する。ステップ34でファンベルト外れカウンタNが第1の所定値未満である場合、ステップ35へ進み、表示手段24により不着火異常を報知する。ファンベルト外れカウンタNが第1の所定値以上である場合、ステップ36へ進み、ファンベルト外れ異常を報知する。
【0025】
ステップ31で燃焼表示ランプ24hを点灯すると、ステップ37へ進み、熱電対15によって炎が立ち消えしたかどうかを判定し、ステップ38で着火してから所定時間(2分)が経過しない間に、立ち消え検知した場合、ステップ39でファンベルト外れカウンタNを+1し、ファンベルト外れカウンタNを記憶手段22に記憶する。ステップ40でファンベルト外れカウンタNが第1の所定値未満である場合、ステップ41へ進み、立ち消え異常を報知する。ファンベルト外れカウンタNが第1の所定値以上である場合、ステップ36へ進み、ファンベルト外れ異常を報知する。
【0026】
ステップ38で着火してから所定時間が経過した時、ステップ42でファンベルト外れカウンタN=0として初期化し、ファンベルト外れカウンタNを記憶手段22に記憶する。それ以降、ステップ43で炎が立ち消えしたかどうか判定し続けるが、この時立ち消え検知したとしても、ファンベルト外れカウンタNはそのままで、必ず、ステップ41で立ち消え異常を報知する。
【0027】
ステップ44で乾燥運転を終了するか判定し、終了すると判定されれば、ステップ45で次工程へ進む。
【0028】
これにより、不着火、立ち消えを連続して数回検知した場合、ファンベルトが外れていると判断して、ファンベルト異常を報知することができる。
【0029】
ここで、第1の所定値は、本来の不着火、立ち消えの原因によりこれらの異常が起こったときに最低1回は報知して使用者に点検を促さなければならないので、2以上である。そして、ファンベルト外れカウンタNを+1してファンベルト外れ異常を報知するかどうか判定する立ち消え検知の所定時間(本実施例では、2分)は、ファンベルトが外れている時に立ち消え検知する可能性のある時間の上限である。
【0030】
(実施例2)
図1における制御手段25は、入力設定手段21の特殊操作により記憶手段22に記憶されているファンベルト外れカウンタを初期化できるようにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0031】
上記構成において図6を参照しながら動作を説明すると、ステップ46で電源スイッチ20aがオンされ、ステップ47で同時にふんわり切換スイッチ21aとコーススイッチ21cが同時に押されている場合に限り、ステップ48以下に進み、それ以外はステップ49で通常の運転行程を行う。
【0032】
ステップ48では、標準ランプ24dを点滅させ、残り時間表示ランプ24cにファンベルト外れカウンタを表示させる。ステップ50でスタート一時停止スイッチ21dが押されると、ステップ51でファンベルト外れカウンタをクリアして、それを記憶手段22に記憶してステップ52で運転を終了させる。
【0033】
これにより、製造工程で検査のために起こした不着火、立ち消え検知はファンベルト外れカウンタにカウントされず、初めからファンベルト外れ異常になることはない。また、修理検査時にも、修理検査終了時にこれを用いることにより、修理検査終了直後にファンベルト外れ異常になることはない。
【0034】
(実施例3)
図1における制御手段25は、ファンベルト外れ異常を所定時間(たとえば、5分)報知し、その間は運転を行わず、所定時間(5分)経過すると、記憶手段22に記憶されているファンベルト外れカウンタを初期化して、電源投入手段20により乾燥機本体1への通電を切りにする。また、制御手段25は、ファンベルト外れ異常を報知して所定時間が経過する前に、電源投入手段20により乾燥機本体への通電を切りにされた場合、その後、通電を入りにされると、ファンベルト外れ異常を所定時間(5分)報知し、報知中は運転を行わないようする。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0035】
上記構成において図7を参照しながら動作を説明すると、ステップ53でファンベルト外れ異常報知を開始する。このとき、前記の通り、ファンベルト外れカウンタは第1の所定値になっている。また、異常報知中は運転を行うことはできない。ステップ54へ進み、異常を所定時間報知すると、ステップ55でファンベルト外れカウンタNを0とし、ファンベルト外れカウンタNを記憶手段22に記憶し、ステップ56で電源をオートオフする。
【0036】
その後、ステップ57で、電源スイッチ20aがオンされると、ステップ58で、ファンベルト外れカウンタNを読み出す。ここで、ファンベルト外れカウンタN=0となっていて、ステップ59でファンベルト外れカウンタと第1の所定値を比較するが、必ず所定値未満となるので、ステップ60で通常運転を開始する。
【0037】
一方、ステップ54で、異常を所定時間報知している間に、ステップ61で電源スイッチ20aがオフされた場合、その後、ステップ57で電源スイッチ20aがオンされると、ステップ58で、ファンベルト外れカウンタNを読み出す。ここで、ファンベルト外れカウンタNは第1の所定値に等しいままなので、ステップ59でファンベルト外れカウンタNと第1の所定値を比較したとき、必ず所定値以上となるので、ステップ53へ戻ってファンベルト外れ異常を開始する。
【0038】
これにより、ファンベルト外れ異常報知を開始して所定時間(5分)経過しないと、異常報知を終了することはない、すなわち、運転を行うことができなくなっている。
【0039】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1記載の発明によれば、衣類を回転撹拌させる回転ドラムと、前記回転ドラムを回転させるモータと、前記回転ドラム内へ熱風を導入し排出させる送風手段と、前記モータと前記送風手段との間に張設されたベルトと、前記熱風の熱源となるガス燃焼部と、前記ガス燃焼部の温度を検知する燃焼部温度検知手段と、異常が生じたとき前記異常を報知する報知手段と、前記燃焼部温度検知手段からの出力を入力し前記送風手段、ガス燃焼部および報知手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、着火動作開始後、前記燃焼部温度検知手段により検知した温度が所定時間内にある一定値まで上がらないか、またはある一定値以上上昇変化しない場合前記報知手段により不着火異常の報知をし、前記着火動作開始後、前記燃焼部温度検知手段により検知した温度が所定時間内にある一定値まで上がるか、またはある一定値以上上昇変化した後、前記燃焼部温度検知手段により検知した温度がある一定値まで下がるか、またはある一定値以上下降変化した場合報知手段により立ち消え異常の報知をし、前記ガス燃焼部の不着火異常または立ち消え異常が連続して生じたとき、前記連続して生じた回数が所定回数であれば、前記報知手段により前記不着火異常の報知および立ち消え異常の報知と異なる前記ベルトの外れ異常の報知するように構成したから、着火動作をしているのに着火しない、または、着火したのに立ち消えするという異常が連続で所定回数以上起こった場合、不着火異常報知または立ち消え異常報知とは別に、送風手段の異常、すなわち、ファンベルトが外れているという異常を報知することができる。
【0040】
また、請求項2に記載の発明によれば、制御手段は、報知手段により送風手段の異常が生じたことを所定時間報知している間は運転を行わず、所定時間報知した後、乾燥機本体への通電を切りにするようにしたから、異常報知中は着火動作をさせることができないので、ファンベルトが外れている場合、着火動作の繰り返しを防ぐことができる。
【0041】
また、請求項3に記載の発明によれば、乾燥機本体への通電を入り切りする電源投入手段を備え、制御手段は、送風手段の異常を報知している間に前記電源投入手段により前記乾燥機本体への通電を切りにされた場合、その後通電を入りにされると、送風手段の異常を所定時間報知し、報知中は運転を行わないようにしたから、異常報知中に電源を切られ、すぐ電源を入れられた場合でも、所定時間は着火動作をさせないので、着火動作の繰り返しを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例のガス衣類乾燥機のブロック図
【図2】 同ガス衣類乾燥機の縦断面図
【図3】 同ガス衣類乾燥機の操作表示部の拡大正面図
【図4】 (a)同ガス衣類乾燥機の不着火異常表示の一例を示す図
(b)同ガス衣類乾燥機の立ち消え異常表示の一例を示す図
(c)同ガス衣類乾燥機のファンベルト外れ異常表示の一例を示す図
【図5】 同ガス衣類乾燥機の動作フローチャート
【図6】 本発明の第2の実施例のガス衣類乾燥機の動作フローチャート
【図7】 本発明の第3の実施例のガス衣類乾燥機の動作フローチャート
【符号の説明】
3 ファン(送風手段)
4 回転ドラム
7 バーナ(ガス燃焼部)
14 燃焼部温度検知手段
22 記憶手段
24 表示手段(報知手段)
25 制御手段
Claims (3)
- 衣類を回転撹拌させる回転ドラムと、前記回転ドラムを回転させるモータと、前記回転ドラム内へ熱風を導入し排出させる送風手段と、前記モータと前記送風手段との間に張設されたベルトと、前記熱風の熱源となるガス燃焼部と、前記ガス燃焼部の温度を検知する燃焼部温度検知手段と、異常が生じたとき前記異常を報知する報知手段と、前記燃焼部温度検知手段からの出力を入力し前記送風手段、ガス燃焼部および報知手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、着火動作開始後、前記燃焼部温度検知手段により検知した温度が所定時間内にある一定値まで上がらないか、またはある一定値以上上昇変化しない場合前記報知手段により不着火異常の報知をし、前記着火動作開始後、前記燃焼部温度検知手段により検知した温度が所定時間内にある一定値まで上がるか、またはある一定値以上上昇変化した後、前記燃焼部温度検知手段により検知した温度がある一定値まで下がるか、またはある一定値以上下降変化した場合報知手段により立ち消え異常の報知をし、前記ガス燃焼部の不着火異常または立ち消え異常が連続して生じたとき、前記連続して生じた回数が所定回数であれば、前記報知手段により前記不着火異常の報知および立ち消え異常の報知と異なる前記ベルトの外れ異常の報知するように構成したガス衣類乾燥機。
- 制御手段は、報知手段により送風手段の異常が生じたことを所定時間報知している間は運転を行わず、所定時間報知した後、乾燥機本体への通電を切りにするように構成した請求項1記載のガス衣類乾燥機。
- 乾燥機本体への通電を入り切りする電源投入手段を備え、制御手段は、送風手段の異常を報知している間に前記電源投入手段により前記乾燥機本体への通電を切りにされた場合、その後通電を入りにされると、送風手段の異常を所定時間報知し、報知中は運転を行わないように構成した請求項2記載のガス衣類乾燥機。
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