JP3813605B2 - 穀物微粉砕装置及びそれを用いた穀物微粉体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、そば、米、小麦や大麦などの麦類、トウモロコシに代表される穀物を微粉砕化する穀物微粉砕装置、その装置を用いたそば粉の製造方法及びそば粉に関する。
上述した穀物を微粉砕する方法としては、古来より石臼などの道具が用いられてきたが、生産効率の面からボールミル、震動ミル、ハンマーミル等により機械化して量産化が図られている。しかし、こうした粉砕方法は、粉砕時に摩擦熱が発生し、その熱により水分の蒸発等が生じて穀物が変質することが多く、特に、細かい微粉体を得るためには長時間の粉砕が必要となって、熱の影響は大きくなる。また、機械部品の摩耗による異物混入のおそれもある。このような機械的な粉砕の問題点を考慮して、空気流を用いて粉砕する方法が開発されている。例えば、特許文献1には、ロータを高速回転させてケーシング内に激しい渦流と圧力振動を発生させ、この空気の激しい渦流によって麦糠を微粉砕する点が記載されており、また、別の実施例として、ジェットマイザで高速気流を発生させてその中に麦糠を供給し、粒子間及び粒子とミル内壁との間の衝突により微粉砕する点が記載されている。同様に特許文献2には、ケーシング内に第一及び第二回転体を回転させて、その旋回運動により原料となる粒子を微粉砕し、遠心力の作用により回転体の回転中心に集まってきた粒径の小さいものを吸引ファンで回収する方法が記載されている。こうした回転体により発生する渦流を用いて微粉砕する方法は、特許文献3にも記載されており、複数の回転円板に取り付けられた撹拌板によって発生する渦流によって被粉砕物をライナーに衝突させて微粉砕する点が記載されている。
こうして穀物を微粉砕した微粉体は、そば、うどん、パスタ、ラーメン等の麺類にも用いられているが、微粉体の粒度を調整して製造される麺類の特性を改良することが試みられている。例えば、特許文献4には、そば粉に含まれる特定粒度以下の微粉の割合を低減させかつ特定粒度以上の微粉の割合を低減させて食感、風味を向上させたそば粉が記載されている。また、特許文献5には、3〜40μmに微粉砕された全層そば粉を用いてつなぎを必要としないそば粉100%のそばの製造方法が記載されている。特許文献6には、特定粒径以下の細かい部分と特定粒径の以上粗い部分とを減少させることで色相、食感、食味の優れた麺用小麦粉が記載されている。
一方穀物微粉体の原料穀物の1つとして、そばの実が挙げられる。そばの実は、図13及び図14の断面図に示すように、外側から殻P、種皮Q、胚乳R、胚芽Sの4つの部分からなる。それぞれの部分の平均的な成分組成は、図15に示す通りである。中心部の胚乳は糖質(デンプン)がほとんどで、粗タンパク質の比率は、外側部分のほうが中心部分より高い。また、そばの実の粗タンパク質は、ブリジリン、アルブミンといった粘着力が強いタンパク質を多く含んでいる。図15に示す平均的な成分組成に基づけば粗タンパク質は全体で約38%程度になるが、一般に殻を除去したそばの実の粗タンパク質の比率は10重量%〜40重量%である。
そばの実をそば粉にする場合には、まず脱穀により殻を除去したものを用いる。上述の石臼を用いて微粉砕する場合には、上臼の回転中心から離れた位置に穿けられた投入口より殻のみ除去したそばの実を投入し、上臼の下面と下臼の上面との間で上臼の回転によりすり潰されて微粉砕される。石臼は非効率であるが、摩擦による熱が蓄積されることがないため、熱の影響が少なく、現在でもそば粉の製造に用いられている。石臼でそば粉を挽く場合最初にそばの実の中心部(主に胚乳部分)が微粉砕されて、順次そばの実の外側部分(主に種皮)が微粉砕され、排出される順に内層粉、中層粉及び外層粉と呼ばれている。内層粉は、胚乳部分がほとんどで、主に糖質(デンプン)からなるため、麺にすると歯ごたえやつるっとした口当たりがあって喉越しがよいが、つなぎとなる物質が少なく、小麦粉等を加えて粘着力を与えることで麺に成形することが行われている。中層粉、外層粉と外側部分になるにつれてそばの風味が強くなり、また粗タンパク質を多く含むためつなぎを加える必要もなくなるが、内層粉に較べ食感が悪くなる。そこで、両者を混合してそば粉100%のそばを製造する方法が提案されている。例えば、特許文献7では、そばの実から粘稠性の溶液を調整してこの溶液を用いてそばを打つようにした点が記載されており、特許文献5では、そばをすべて3〜40μmに微粉砕して製造した全層粉を用いてそばを製造する方法が記載されている。いずれもそばの実の外側部分の粗タンパク質を用いてつなぎ成分とするとともにそばの風味も高めようとするものである。
特開平9−206613号公報 特開平4−29757号公報 実開平1−174045号公報 特開平7−170929号公報 特開平7−222563号公報 特開平6−121649号公報 特開平11−243889号公報
上述した穀物微粉砕装置は、高速で回転体を回転させて穀物等の微粉砕を行っているが、いずれも密閉された空間内で行われており、長時間の使用により熱の蓄積は避けられず、また、原料の投入口が回転体の側方又は下方に設けられているため、原料の投入に際して回転体へ搬送するための何らかの手段が必要になってくる。
穀物微粉体の中でそば粉については、そば粉100%からなるそばを製造する場合、上述のようにさまざまな方法が提案されているが、細かい全層粉を用いるとつなぎとしては十分有効であるが、歯ごたえや口当たりといった食感が悪くなる問題点がある。
本発明は、こうした課題に対応して、穀物を微粉砕するのに好適な穀物微粉砕装置を提供するとともに、この穀物微粉砕装置を用いた穀物微粉体の製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明に係る穀物微粉砕装置は、ケーシングと、前記ケーシング内に配置され旋回気流を発生するための回転体と、前記ケーシングの下部に設置されて前記回転体を回転駆動する駆動装置と、前記ケーシングの上部に気密に取付けられると共に前記回転体の回転中心軸を中心とするほぼ円形状の調整口を有する調整部材と、前記調整口に下端部が挿入されて前記ケーシング内に穀物を供給する管体と、前記管体が貫通して取り付けられる外装体と、前記調整口から前記ケーシング外に放出された微粉体を回収する回収手段とを備え、前記回転体の回転動作により発生した旋回気流が前記調整口から前記外装体内に流出するとともに前記管体から外気が下降気流となって前記ケーシング内に流入する気流の流れが形成されて、前記管体に投入された穀物が前記下降気流に乗って前記ケーシング内に導入され前記回転体の回転動作により微粉砕されて前記調整口から微粉体が旋回気流に乗って前記ケーシング外に放出されることを特徴とする。さらに、前記管体には、前記調整口を上方から覆うようにフランジ部材が取付けられており、前記管体を上下動させて前記調整口と前記フランジ部材との間隔を調整する調整手段が設けられている。さらに、前記回収手段は、前記外装体内の微粉体を吸引する吸引装置を備えている。さらに、前記回収手段は、前記外装体内に累積した微粉体を収集する収集手段を備えている。
本発明に係る穀物微粉体の製造方法は、穀物を上記の穀物微粉砕装置により微粉砕する方法である。
本発明に係る穀物微粉砕装置は、上記のような構成を有することで、穀物を微粉砕中に外気が調整口からケーシング内に流入し、ケーシング内の空気は旋回気流によって調整口から排出されるので、粉砕に伴ってケーシング内に生じる熱は外部に排出されて高温化することを抑えることができる。したがって、穀物を粉砕する際に生じる熱による穀物の変質を防止することが可能となる。
また、微粉砕された微粉体は、旋回気流によって調整口から放出されるのであるが、微粉砕により所定の粒径以下になって軽くなったものだけが旋回気流に乗って調整口を通過し放出される。すなわち、ケーシング内に供給された穀物は、回転体の回転により旋回運動するため遠心力が穀物の粒子に作用し、ケーシングの周壁面に押し付けられ状態になる。この状態では、穀物の粒子が互いに衝突したり、ケーシングの周壁面や回転体に衝突して粉砕され、粒径が小さいものになる。粒径が小さくなって軽くなると遠心力の作用が小さくなるため、回転体の回転中心に近づくに従って、粒径のより小さいものが集まるようになる。旋回気流は上方の調整口に向かって流れるため、粉砕された微粉体は上方に放出されるが、調整口を通過できる微粉体は、回転中心付近に集まった所定の粒径以下の小さいものに限られる。したがって、本発明に係る穀物微粉砕装置を用いて微粉体を製造すると、粒径の揃った微粉体を得ることができるとともに、調整部材の調整口の開口形状を変更することで放出される粒径の大きさを調整することも可能になる。
そして、調整口では、ケーシング内から旋回気流が放出されるが、それと同時にケーシング内に流入する下降気流が回転体の回転中心軸に沿って発生しており、この下降気流に乗って穀物を供給することができるが、さらに、供給手段として調整口に挿入する管体を設けて管体内に下降気流を導くようにすれば、管体内を通して確実に穀物を供給することができる。また、この管体に調整口を上方から覆うようにフランジ部材を取付けて、調整口とフランジ部材との間隔を調整することで、ケーシング内から放出される旋回気流の放出量が調整されて調整口から放出する微粉体の粒径を調整することができる。例えば、両者の間隔を狭めることで旋回気流の放出量が減少して微粉体が長くケーシング内に滞留することになり、その分微粉砕化が進んで放出される微粉体の粒径が小さくなる。
また、調整部材の調整口から放出された微粉体は、旋回気流により調整口から旋回しながら上昇していくが、微粉体の飛散を防止するカバー部材を取付けることで微粉体の回収を簡単に行うことができる。また、カバー部材内の微粉体を吸引装置により吸引することで効率よく微粉体を回収することができる。
また、少なくとも前記調整口を覆うとともに放出された微粉体が外部に飛散しないように配設された回収室を設け、一旦回収室内に微粉体を累積した後収集手段により収集するようにすれば、簡単な機構で微粉体を確実に回収することができる。そして、回収室内の清掃が容易に行えるようになって、微粉体の残留物がなくなり、清潔な状態に保つことができるようになる。さらに、吸引装置等を用いると、例えば、そば粉の場合にその風味が減殺されてしまうことがあるが、回収室内に累積した状態で収集するので、微粉体に備わっている風味を損なうことがない。
以上のように、本発明に係る穀物微粉砕装置を用いて穀物微粉体を製造すると、穀物が変質することがなく粒径の揃った微粉体を得ることができ、このように製造された穀物微粉体を用いると、良質で均一の品質を備えた麺類等の食品を製造することが可能となる。 本発明に係るそば粉の製造方法は、殻のみを除去したそばの実だけから製造されるそば粉の製造方法で、微粉砕時に高温化することがないためそば粉の変質が防止でき、そばの実そのままの風味をそば粉に持たせることができる。さらに、そばの実の外側部分に含まれる粗タンパク質も同じような粒径の微粉体となって含まれているので、歯ごたえのある優れたそばに仕上げることが可能となる。したがって、小麦粉等のつなぎは一切加える必要はなくなり、そば粉100%の優れたそばが実現できる。
石臼によって微粉砕されたそば粉に上記の穀物微粉砕装置によって微粉砕されたそば粉を混合することで、殻のみを除去したそばの実を石臼で微粉砕した粗いそば粉と、同じそばの実を上記の穀物微粉砕装置で微粉砕した細かいそば粉とを混合し、粒径の大小にかかわらず同じ成分を有するそば粉を製造することができる。
本発明に係るそば粉は、石臼により微粉砕された第一そば粉と、殻のみ除去されたそばの実を上記の穀物微粉砕装置によって第一そば粉より小さい粒径に微粉砕して製造された第二そば粉とを混合したそば粉とすることで、石臼により微粉砕されたそば粉の風味を保ちながらそれをベースとしてそれより粒度の小さいそば粉を混合してつなぎの役割を兼ねさせそば粉100%のそばを作成することができる。
以下、本考案に係る実施形態について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本考案を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本考案は、以下の説明において特に本考案を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、装置全体の斜視図を示している。穀物微粉砕装置1は、カバー部材である筒状体2の下部にケーシング3が気密に取付けられており、ケーシング3内には後述するプロペラ状の回転体が配置されている。ケーシング3の下部には回転体を回転駆動するためのモータ4が配設されている。筒状体2の側面下部には排出口5が設けられており、また筒状体2の上部は開放口6となっている。開放口6は常時外気と連通しており、開放口6の中心付近に供給口を配設した穀物供給部9が装置1の上部に設置されている。また、排出口5は、パイプ8を介して吸引装置7と接続されている。
図2は、装置1の概略断面図を示している。筒状体2の側面下部には排出口5が設けられており、筒状体2の下端には略半球状のケーシング3が気密に取付けられている。ケーシング3内には、4枚の羽根を有するプロペラ状の回転体12が配設されており、回転体12の回転中心には回転軸13が固定されている。回転軸13は、ケーシング3の底部に穿設された挿通孔14を貫通してモータ4に装着されており、その軸心は筒状体2の内周面の中心軸と一致するように配置されている。また、回転体12の羽根は、回転軸13の軸心に対する垂直面に沿って回転するように取付けられている。筒状体2とケーシング3の取付部分には、円形の調整口11が穿設されたドーナツ状の調整部材10が固定されている。そして、調整口11は、その中心が回転軸13の軸心と略一致するように配置されている。また、調整口11と筒状体2の内周面とは同心円状となるようにされており、調整口11の大きさは筒状体2の内周面の大きさよりも小さくされている。
そして、モータ4が回転駆動すると、回転軸13を介して回転体12が回転する。回転体12の回転によりケーシング13内の空気は、図2に示すように旋回気流15となり、調整口11から筒状体2の内周面に沿って開放口6へ向かって流れ、外気に流出する。一方、開放口6からは外気中の空気が流入し、筒状体2の中心部を通り調整口11を抜けてケーシング3内に流れる流入気流16が形成される。図3から図6は、図2の断面A−A、断面B−B、断面C−C及び断面D−Dのそれぞれについて上方からみた気流の流れを模式的に示したものである。図3に示すように、断面A−Aでは、筒状体2の内周面に沿って旋回気流15が流れており、中心部に流入気流16が下方に向かって流れている。断面B−Bでは、図4に示すように、旋回気流15の一部が排出口5に流出して排出気流17が形成されている。断面C−Cでは、図5に示すように、調整部材10に穿設された円形の調整口11の周面に沿って旋回気流15が流出し、調整口11の中心部に流入気流16がケーシング3内に流入している。断面D−Dでは、回転体12の回転によりその回転方向に沿った気流が発生している。
以上説明したような気流が流れている状態で、穀物供給部9より穀物粒を順次供給すると、供給された穀物粒は、開放口6の中心部を流れる流入気流16に沿って筒状体2から調整口11の中心部を通りケーシング3内に導かれる。ケーシング3内に導入された穀物粒は、回転体12の回転により羽根やケーシング3の内面に衝突したり、互いに衝突するなどの衝撃が加えられて粉砕されていく。そして、こうした衝撃が繰り返し加えられることにより穀物粒は徐々に微粉砕される。また、回転体12の回転によって回転方向に沿った気流が発生しているため、微粉砕されて軽くなった粒子は、回転方向に回転するようになり、遠心力の作用によりその重さが重い程回転体12の回転中心から離れた位置で回転するようになる。
そして、回転しながら互いに衝突し合いさらに微粉砕されていき、回転体12の回転中心付近には軽い粒子が集まり、回転中心から離れるに従い重い粒子が集まるようになって、重さの揃った粒子群、すなわち粒径の揃った粒子群が形成されるようになる。その状態を模式的に示したのが図7である。ケーシング3の内面付近には粒径の大きい粒子群が形成され、回転体12の回転中心にいくに従い粒径の小さい粒子群が形成される。そして、回転体12の回転中心付近の調整口11内に位置する粒径の小さい粒子群のみが旋回気流15に乗って調整口11から放出されるようになる。したがって、調整口11の大きさを調整することで調整口11から放出される粒径の大きさを制御することができる。例えば、調整口11の口径を大きくすると、粒径の大きい微粉体を取り出すことができ、また口径を小さくすれば、粒径の小さい微粉体を取り出すことができる。そして、取り出される微粉体は粒径の揃ったものとなる。
旋回気流15に乗った粒子群は、筒状体2の内周面に沿って運ばれて飛散することなく、排出口5からパイプ8を介して吸引装置7内に回収されていく。こうして、粒径の揃った微粉体が製造されることになる。以上の製造工程において重要なことは、調整口11より外気が流入してケーシング3内に導入されていることである。すなわち、ケーシング3内では、回転体12の回転により熱が発生しているが、ケーシング3内で発生した熱は外気から流入する流入気流16によって冷却されると共に旋回気流15により外気へ運ばれるため、ケーシング内3の温度上昇を抑えることができる。したがって、常温に近い状態で穀物粒を微粉砕できるため、熱による穀物の変質が生じない。
また、外気自体を低温状態になるように温度管理すれば、ケーシング3内を常温より低い一定温度に保ちながら微粉砕を行うことができ、製造された微粉体の品質を一定にすることが可能となる。また、外気自体を無酸素状態にしておくことで、ケーシング3内において無酸素状態で微粉砕することができ、穀物を酸化させることなく微粉体とすることが可能となる。こうした外気の管理は、上述した装置1を密閉された室内に配置して室内の空気を適宜管理することで簡単に行うことができる。
一例として、モータ4を回転数約20000rpmで駆動し、殻のみ除去したそばの実を供給して微粉体を製造した場合、調整口11の口径を80〜100mm程度に設定しておくと、粒度200メッシュ〜400メッシュの微粉体(そば粉の全層粉)を得ることができた。その際ケーシング3内の温度は外気温より約10℃だけ上昇したが、長時間駆動してもそれ以上上昇することはなかった。こうして製造されたそば粉で従来と同様の方法でそばを作成したが、小麦粉等のつなぎを用いることなくそばを作成することができた。
装置1により得られる微粉体の粒度は、上述したように調整口11の口径により調整できるが、それ以外にもモータ4の回転数、回転体12の羽根の数、ケーシング3内の容積等の旋回気流の強弱に関わる要因も微粉体の粒度調整に密接に関連する。
図8には別の実施形態を示す。この実施形態では、筒状体2内に円筒状の管体30が配置されている。管体30の中心軸は回転軸13の軸心に略一致しており、管体30内には流入気流16が流れるようになっている。そして、上端開口31には、穀物供給部9の供給口部から穀物が送入され、調整口11からケーシング3内に挿入された下端開口32から穀物が送出される。図9の管体30の斜視図に示されているように、管体30の調整口11より上方位置にはドーナツ状のフランジ部材33が取付けられており、その大きさは調整口11を覆うことができる程度の大きさである。また、管体30の上部には、管体30を上下動するためのアーム36と連結するためのリング部材35が固定されており、図示されない駆動装置によりアーム36が上下動することに伴い管体30も上下動するようにされている。また、管体30の下端開口32の周囲には所定幅のリング状の飛散防止部材34が固定されており、下端開口32から送出された穀物が回転体12に衝突して調整口11からケーシング3外に飛び出すのを防止する。
管体30が下降すると、調整口11とフランジ部材33との間隔が狭まり、調整口11からの旋回気流15の流れが抑制されてその分長くケーシング3内で回転体12の回転動作による微粉砕が進み、微粉体はより粒径が細かいものとなる。したがって、調整口11とフランジ部材33との間隔を適宜設定することで、調整口11より放出される微粉体の粒径を調整することができる。
以上説明した実施形態では、調整口11から放出された微粉体は、筒状体2内を上昇気流に乗って回収されるようにされているが、放出された微粉体が外部に飛散しないように調整口11を覆う回収室を設け、回収室内の底面に累積した微粉体を刷毛等により回収するようにしてもよい。図10は、その具体化した一例を一部断面の正面図で示している。
装置本体フレーム100の上部には、穀物粒を投入するホッパ101が取り付けられており、ホッパ101の下端の排出口には所定量の穀物粒が順次排出されるように調整する投入調整装置102が配設されている。本体フレーム100の下部には、内部にモータ104を収納した基台部103が取り付けられている。
モータ104の回転軸105は、基台部103の上面から鉛直方向に突設しており、回転軸105には、6連の回転体106が固定されている。そして、回転体106を囲むように、円筒状のケーシング107が基台部103の上面に気密に固設されている。ケーシング107の上面部108は平板で構成されており、円形の調整口109が開口している。調整口109の中心は回転軸105の回転中心軸と一致するように設定されている。
基台部103の上面には、ケーシング107より直径が大きい円筒状の外装体110が気密に固設されている。ケーシング107及び外装体110は、上面から見ると、回転軸105の回転中心を中心に同心円状になるように配置されている。そして、ケーシング107の上面部108が水平方向に延設されてその周縁が外装体110の内面に気密に固着されている。そして、ケーシング107及び外装体110との間において、基台部103の上面と上面部108の延設部によって囲まれたドーナツ状の密封空間は、冷却ダクト111として使用される。
外装体110の上面部112には、直管状の管体113が貫通して取り付けられており、管体113の中心軸は、回転軸105の回転中心軸に沿うように設定されている。管体113の下端部は調整口109内に挿入されており、下端にはドーナツ状のフランジ114が固定されている。管体113の上端には、ラッパ状の導入部115が設けられており、投入調整装置102から落下してくる穀物粒を管体113内に導入する。導入部115の下方にはプーリ116が管体113の周囲に嵌合しており、プーリ116と上面部112との間には、管体113を囲むように筒体117が固定され、上面部112には筒体117と当接するように軸受け部材118が配設されており、軸受け部材118の上面を筒体117が摺動して管体113は回転可能に支持されている。そして、本体フレーム100に取り付けられたモータ119の回転軸に固定されたプーリ120とプーリ116との間に伝動ベルト121を張架して、モータ119を回転駆動すれば、管体113が回転するようになっている。
外装体110内において、管体113には外装体110の内壁面に向かってアーム部材122及び123が突設されており、アーム部材122の先端部には外装体110の内壁面を摺動する刷毛部124が設けられている。また、アーム部材123には、ケーシング107の上面部108の上面を摺動する刷毛部125が設けられている。したがって、管体113が回転すると、それに伴って刷毛部124及び125がそれぞれ外装体110の内壁面及び上面部108の上面を周動するようになる。
外装体110の上面部112は、一部に開口を形成してそれを密閉する蓋体126が開閉自在に装着されており、また、取出口部127が外方へ突設されている。ケーシング107の上面部108の延設部には一部に開口を形成してその下方に延びる取出管128が外部に連通して設けられている。
次に、装置の動作について説明する。まず、ホッパ101に処理が必要な穀物粒を投入する。そして、モータ104の回転駆動を開始し、上述の実施形態と同様に高速回転させる。そうすると、回転体106が高速回転して調整口109から旋回気流が外装体110内に噴出するようになり、管体113の導入部115から外気が流入して下降気流が発生し、管体113の下端からケーシング107内に流入するようになる。こうした現象は、上述の実施形態と同様のものである。取出口部127には、ホースを介して吸引装置130が接続されており、外装体110内の空気を吸引するため、調整口109から噴出した旋回気流は取出口部127から吸引されて外部に排出される。
こうした気流の流れが形成された後、投入調整装置102を作動させて所定量の穀物粒を順次導入部115に投入する。投入された穀物粒は、下降気流に乗って管体113内を通過してケーシング107内に導入される。ケーシング107内に導入された穀物粒は、上述の実施形態と同様に回転体の高速回転により微粉砕されて所定の粒径となったものが調整口109から外装体110内に旋回気流に乗って噴出される。
噴出された微粉体は外装体110内に飛散し、上面部108の上面に累積していき、一部は外装体110の内壁面に付着するようになる。このとき、取出口部127からは空気の吸引が行われ、蓋体126は閉鎖されており、取出管128は外部と連通した状態で、その出口には微粉体を収納する容器129が設置されている。したがって、取出口部127からの空気の吸引により外装体110内は減圧状態に置かれるため、取出管128からは空気が流出することはなく微粉体のみ取出すことができるようになる。外装体110内にある程度微粉体が蓄積されると、モータ119を回転駆動して管体113をゆっくり回転させる。そうすると、管体113に取り付けられた刷毛部124及び125がそれぞれ外装体110の内壁面及び上面部108の上面を摺動していき、蓄積された微粉体を収集する。収集された微粉体は最終的に取出管128から外部に導出されるようになる。
外装体110内に漂っている微粉体については、取出口部127から吸引装置130に吸引することで取り出すことができる。外装体110内を清掃したい場合等には漂う微粉体を吸引して取り除き、蓋体126を開いて内部の清掃を容易に行うことができる。吸引装置130は、空気の吸引が行えるものであればよく、図1に示す吸引装置よりも小型の吸引装置を用いることができる。
また、回転体の高速回転に伴い発生する熱は管体113内を下降して流入する外気により冷却されるが、さらに冷却ダクト111に送風機131を接続して常時ケーシング107の周囲を冷却すれば、ケーシング107内の温度上昇をさらに抑えることができる。この場合冷却媒体は液体でもよく、その場合には送風機131に代えてポンプを接続し水等の液体を冷却ダクト内に流通させて冷却すれば、ケーシング107の冷却効率をさらに高めることができる。
この例では、外装体110内が回収室として機能し、内部に飛散した微粉体を収集手段である刷毛により収集して回収するようにしたので、微粉体の風味を損なうことなく回収することができ、また、回収室内の清掃等のメンテナンスも容易に行うことができる。
図11は、上述した実施形態で製造された微粉体と石臼装置20で製造された微粉体を混合する製造方法を示している。石臼装置20は、上臼21及び下臼22を積み重ねた状態に設置し、上臼21の上部にはその供給口に差込まれた穀物受け26が設けられており、穀物受け26にはその上方より穀物供給部23が所定量ずつ穀物を供給している。上臼21の供給口は上臼21を貫通して下臼22との接触面に通じており、穀物受け26に供給された穀物粒は供給口を通り上臼21及び下臼22の接触面へ供給される。そして、上臼21及び下臼22の中心には回転棒体28を挿通する穴部が穿設されており、上臼21のみが回転棒体28に固定されている。したがって、モータ24の回転駆動により駆動伝達機構25が回転棒体8を回転させると、上臼21が下臼22の上面を摺動しながら回転する。上臼21の回転により、上臼21及び下臼22の接触面に供給された穀物粒は、すり潰されて粉砕されるようになる。例えばそばの実を微粉砕する場合には、上述したように、最初にそばの実の中心部(主に胚乳部分)が微粉砕されて内層粉が上臼21及び下臼22の接触面の外周から排出され、順次そばの実の外側部分(主に種皮)が微粉砕されて中層粉及び外層粉が排出される。排出されたそば粉は粉受け27に集められて、粉受け27の排出口29より適当に取り出される。
こうして石臼装置20で製造されたそば粉と装置1で上述と同様に製造されたそば粉とを撹拌装置40に投入して撹拌器41で撹拌して両者を均一に混合する。石臼装置20で微粉砕されたそば粉の粒度は80メッシュ〜200メッシュであるが、装置1のそば粉をそれよりも細かい200メッシュ〜400メッシュにすることで、石臼装置20で製造されたそば粉をベースに装置1のそば粉がつなぎの役割を兼ねてそばを作成することができる。
次に、図11に示すように、装置1により微粉砕された粒度200メッシュ〜400メッシュのそば粉(以下「第一そば粉」という)及び石臼装置20による中層粉及び外層粉(以下「第二そば粉」という)を用いて、次の3種類の混合比率でそば粉を作成した。
(1)第一そば粉100%
(2)第一そば粉80%及び第二そば粉20%
(3)第一そば粉50%及び第二そば粉50%
さらに、比較例として第二そば粉と石臼で粉砕して製造した外層粉とを混合した次のそば粉を作成した。
(4)第二そば粉90%及び外層粉10%
以上の4種類のそば粉を同じ方法でそばに仕上げ、2分間茹でた後氷水中に1分間冷却して試食用のそばとして準備した。そして、パネラー7名により試食を行い、その食味結果(色、香り、味、コシ、麺のつながり)を5段階評価(5;優れる、4;やや優れる、3;同程度、2;やや劣る、1;劣る)で評価した。評価に際しては、NO.1のそばを基準として相対評価により行った。その評価結果を図12に示す。
第一そば粉を用いたそば粉の場合には、香り以外では比較例のそば粉よりも高い評価が出ており、総合評価ではいずれも比較例より高い評価となっている。特に味、コシ及び麺のつながりでは特に高い評価が出ており、香りについても混合比率が上がると石臼によるそば粉の香りが加わり、比較例と同程度のレベルに達していることがわかる。
また、上記の4種類についてレオメータ(不動工業製)で咀嚼試験を行った。咀嚼性では、(1)が最も高く次に(2)、(3)、(4)の順であった。
以上のように、粒度の揃った細かい微粉体からなるそば粉を用いることで歯ごたえのある腰の強いそばに仕上げることができるとともに、石臼によるそば粉と混合することでその風味を保持しながら腰の強いそばに仕上げることができ、両者の長所が備わった優れたそば粉となることがわかる。また、両者の混合比率を変えることで歯ごたえや風味を好みに応じて調整することも可能となる。なお、この例では、石臼によるそば粉を用いているが、ローラ挽きのそば粉と装置1のそば粉とを混合することで歯ごたえや風味を改善することも可能である。
本発明に係る実施形態の全体斜視図である。 本発明に係る実施形態の気流の流れを示す断面図である。 図2における断面A−Aの説明図である。 図2における断面B−Bの説明図である。 図2における断面C−Cの説明図である。 図2における断面D−Dの説明図である。 図2における微粉砕された粒子群の分布を示す説明図である。 本発明の別の実施形態を示す断面図である。 図8に示す管体に関する斜視図である。 本発明のさらに別の実施形態を示す一部断面の正面図である。 石臼装置及び本発明の穀物微粉砕装置を用いた製造工程を示す説明図である。 食味結果をまとめた表である。 そばの実の側断面図である。 そばの実の横断面図である。 そばの実の成分組成をまとめた表である。
符号の説明
1 装置本体
2 筒状体
3 ケーシング
4 モータ
5 排出口
6 開放口
7 吸引装置
8 パイプ
9 穀物供給部
10 調整部材
11 調整口
12 回転体
13 回転軸
14 モータ

Claims (5)

  1. ケーシングと、前記ケーシング内に配置され旋回気流を発生するための回転体と、前記ケーシングの下部に設置されて前記回転体を回転駆動する駆動装置と、前記ケーシングの上部に気密に取付けられると共に前記回転体の回転中心軸を中心とするほぼ円形状の調整口を有する調整部材と、前記調整口に下端部が挿入されて前記ケーシング内に穀物を供給する管体と、前記管体が貫通して取り付けられる外装体と、前記調整口から前記ケーシング外に放出された微粉体を回収する回収手段とを備え、前記回転体の回転動作により発生した旋回気流が前記調整口から前記外装体内に流出するとともに前記管体から外気が下降気流となって前記ケーシング内に流入する気流の流れが形成されて、前記管体に投入された穀物が前記下降気流に乗って前記ケーシング内に導入され前記回転体の回転動作により微粉砕されて前記調整口から微粉体が旋回気流に乗って前記ケーシング外に放出されることを特徴とする穀物微粉砕装置。
  2. 前記管体には、前記調整口を上方から覆うようにフランジ部材が取付けられており、前記管体を上下動させて前記調整口と前記フランジ部材との間隔を調整する調整手段が設けられている請求項に記載の穀物微粉砕装置。
  3. 前記回収手段は、前記外装体内の微粉体を吸引する吸引装置を備えている請求項1又は2に記載の穀物微粉砕装置。
  4. 前記回収手段は、前記外装体内に累積した微粉体を収集する収集手段を備えている請求項1から3のいずれかに記載の穀物微粉砕装置。
  5. 穀物を請求項1からのいずれかに記載の穀物微粉砕装置により微粉砕する穀物微粉体の製造方法。
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