JP3813430B2 - シート収納体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウエット状態などのシートが複数枚連続的に取り出し可能に収納されたシート収納体に係り、特に引張り強度の弱いシートでも1枚ずつ確実に取り出すことができるシート収納体に関する。
【0002】
【従来の技術】
手拭きや乳児のお尻拭き、またはトイレあるいは台所の拭き取り清掃などに使用されるウエットシートは、二つ折りや三つ折りに畳まれた状態でボックス形状の容器に収納されている。そして上に位置するシートの折り畳まれた部分の下に位置するシートが挟まれて、上位のシートと下位のシートが所定の幅の重ね代で密着している。そして前記シートが取出されると、次のシートが上のシートに引きずられて持ち上げられ、上位のシートが取出された後に、下位のシートが容器内に残りその一部が前記開口部から突出する。
【0003】
前記容器の開口部では、引き出し力を受けるシートに適度な抵抗力を与えることが必要である。適度な抵抗力を与えることにより、上位のシートが引き出されたときに下位のシートに抵抗が与えられて、上位と下位のシートの前記接合部が分離させられる。
【0004】
前記抵抗力が弱すぎると、上位のシートを取出したときに、下位のシートが上位のシートに引きずられて分離されることなくそのまま出てしまうか、あるいは容器側に残ったとしても開口部からの突出量が大きくなる。
【0005】
そこで前記抵抗力を高める方法として、前記開口部の幅を狭めることや、前記開口部の縁部から前記開口部内に向けて比較的長い弾性変形自在な舌片を設けることが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、開口部が狭すぎると、最上部に位置する最初のシートを前記開口部から取出すのが困難になる。また引張り強度の弱いシートを用いると、前記開口部から取出すときに、シートが破断されることがある。また前記舌片を設けた場合には、前記舌片がシートに噛み込まれるようになってシートが破断しやすい。
【0007】
特に、水洗トイレットに流した際に、多量の水により崩壊する水解性シートは、湿潤時の破断強度が低いため、前記開口部によって適度な抵抗力を与えることが難しい。
【0008】
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、引張り強度の弱い水解性シートを用いた場合に、その引き出し時に破断が生じることなく、開口部から適度に突出できるようにしたシート収納体を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、折り畳まれたシートが複数枚積層され、上下のシートが所定幅の重ね代を介して重ね合わされ、上のシートが持ち上げられたときにその下に位置するシートが一緒に持ち上げられるシート積層体と、前記シート積層体が収納され且つ前記シートを上から順番に取出す開口部が形成されたケースと、を有するシート収納体において、
前記ケースは、少なくとも前記開口部が形成されている部分が板材で形成され、前記開口部の互いに対向する長辺側の縁部のそれぞれには、開口部内に突出する平面形状が曲線状の3箇所以上の凸部と、隣り合う凸部の間に位置する平面形状が凹曲線状の凹部とが形成され、前記凸部と凹部とが同じ周期で波状に形成されているとともに、短辺側の縁部に最も近い前記凸部と短辺側の縁部との間にも、平面形状が凹曲線状の凹部が形成されており、
長辺側の前記縁部のそれぞれに形成された前記凸部は、その頂点が互いに対向して配置され、前記開口部内で対向する凸部の頂点間の隙間の間隔が10mm以上であることを特徴とするものである。
【0010】
例えば、前記シートは、取出し時の引張り方向での湿潤時の破断強度が、25mm幅当り4.9N以下の水解性シートである。
【0011】
また、本発明は、折り畳まれたシートが複数枚積層され、上下のシートが所定幅の重ね代を介して重ね合わされ、上のシートが持ち上げられたときにその下に位置するシートが一緒に持ち上げられるシート積層体と、前記シート積層体が収納され且つ前記シートを上から順番に取出す開口部が形成されたケースと、を有するシート収納体において、
前記シートは、取出し時の引張り方向での湿潤時の破断強度が、25mm幅当り4.9N以下の水解性シートであり、
前記ケースは、少なくとも前記開口部が形成されている部分が板材で形成され、前記開口部の互いに対向する長辺側の縁部のそれぞれには、開口部内に突出する平面形状が曲線状の3箇所以上の凸部と、隣り合う凸部の間に位置する平面形状が凹曲線状の凹部とが形成され、前記凸部と凹部とが同じ周期で波状に形成されているとともに、短辺側の縁部に最も近い前記凸部と短辺側の縁部との間にも、平面形状が凹曲線状の凹部が形成されており、
長辺側の前記縁部のそれぞれに形成された前記凸部は、その頂点が互いに対向して配置されていることを特徴とするものである。
【0012】
前記各発明において、前記両縁部に形成された前記凸部の周期が5〜20mmであることが好ましい。また、前記凸部での、頂点を含む領域の曲率半径が、2〜10mmであることが好ましい。
【0013】
また、前記凸部の頂点と、前記凹部の底点との高低差が1〜10mmであることが好ましい。この場合、前記凸部での、頂点を含む領域の曲率半径と、前記凹部での、底点を含む領域の曲率半径とが、同じであることが好ましい形状である。
【0014】
さらに、少なくとも前記凸部の頂点近傍で板厚方向に延びる切断面で切断した断面形状において、開口部の上下両縁部が面取りされていると、シートに破断を生じさせることがない。
【0015】
本発明では、板材で形成された開口部の縁部に曲線状の凸部が形成されている。そして開口部内では凸部と凸部が対向した形状である。比較的強度の低いシートで例えば水解性シートが前記開口部から引き出される際に、前記凸部が前記シートに適度な抵抗力を与える。また凸部が曲線形状であるため、凸部がシートに食い込みにくく、よってシートが破断するようなことがない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図面を参照して説明する。
【0017】
図1は本発明のシート収納体の第1の実施の形態を示す斜視図、図2は図1のII−II線の断面図、図3はシート収納体の開口部を示す平面図、図4はシート収納体の第2の実施の形態を示す斜視図である。
【0018】
図1に示すシート収納体は、プラスチック製の硬質ケース1の内部に、図2に示すシート積層体10が収納されている。
【0019】
図1に示すケース1は、周囲を取り囲む側板部2と、上板部3とが一体に形成されている。そして前記上板部3に開口部4が形成されている。また前記側板部2の底部は開放されており、この開放部分に底板部5が着脱自在に取付けられている。前記シート積層体10は、前記底部の開放部分から前記ケース1の内部に収納される。
【0020】
また、前記ケース1では、上板部3の側辺部分に、蓋体6がヒンジ部7により回動自在に連結されている。前記蓋体6が倒されると、この蓋体6が前記上板部3の周囲に嵌着されて、前記開口部4が閉鎖される。
【0021】
前記ケース1の上板部3はケース1を形成するプラスチック材料で形成された板であり、この板の部分に開口部4が形成されている。よって開口部4の周囲部分は、プラスチックの特性で若干撓むことができるが、シートの摺動力によって容易に撓まない程度の剛性を有している。
【0022】
図3に示すように、前記開口部4の互いに対向する長辺側の両縁部には、前記縁部に沿って凸部4aと凹部4bとが、交互に且つ連続して形成されている。一方の縁部に形成された前記凸部4aおよび凹部4bと、他方の縁部に形成された前記凸部4aおよび凹部4bは、それぞれ同じ周期Wで波状に形成されている。
【0023】
両縁部に形成された凸部4aと凸部4aとが同じ位相で形成されており、開口部4内では、一方の縁部に形成された凸部4aの頂点4a1と、他方の縁部に形成された凸部4aの頂点4a1とが、間隔寸法Hを開けて対向している。
【0024】
また、各凸部4aは、その頂点4a1を含む領域での曲率半径がR1の曲線形状であり、各凹部4bは、その底点4b1を含む領域での曲率半径がR2である。
【0025】
前記開口部4の短辺側の縁部では、開口部4内から離れる方向へ形成された凹部4cと、その両側から開口部4内に突出する凸部4d,4dが形成されている。よって、図3の左右両側で互いに対向する前記凹部4cの底点と前記凹部4cの底点との間が、最も開口幅寸法の広い部分となる。前記凹部4cの底点を含む領域の曲率半径はR3、前記凸部4dの頂点を含む領域の曲率半径はR4、凹部4eの底点を含む領域の曲率半径がR5である。
【0026】
この実施の形態では凸部4aの曲率半径R1と凹部4bの曲率半径R2が等しい(R1=R2)。そして、R3とR4は互いに同じまたは別の寸法であり、好ましくはR1=R2>R4>R3>R5である。
【0027】
図2に示すように、シート積層体10は、複数のシート折り畳み体11が積層されたものである。個々のシート折り畳み体11は、長方形のシート12が折り畳まれたものであり、その折り構造の一例は、中間片13と、中間片13から上方に折り返された上折り片14と、中間片13から下方へ折り返された下折り片15とが折り形成されている。そして、各シートは水または液を含浸したウエット状態である。
【0028】
そして上位のシート折り畳み体11の前記中間片13と下折り片15との間に、下位のシート折り畳み体11の上折り片14が挟まれ、下折り片15とその下のシートの上折り片14とが幅寸法Lの範囲の重ね代16で接合されている。前記重ね代16では、シートどうしが水膜により密着している。
【0029】
前記各シート12は、使用後に水洗トイレへ捨てたときに多量の水で繊維がばらばらになるように崩壊する水解性シートであり、例えば、レーヨンやパルプなどの繊維から抄紙された紙、不織布で、水解性または水膨潤性のCMCなどのバインダーが含まれているもの、または、繊維長が10mm以下または7mm以下のレーヨンなどを用いウォータジェットで繊維を交絡させた不織布で、多量の水が与えられたときに10mm以下の短い繊維の交絡がほぐれて水解するもの、またはレーヨンやパルプにフィブリル化レーヨンが含まれ、前記フィブリル化レーヨンをバインダーとして機能させた紙または不織布などである。
【0030】
これらの水解性シートは、開口部4から引き出す方向での湿潤時の破断強度が、25mm幅当り4.9N以下、または3N以下である。なお、前記破断強度は、幅25mm長さ150mmのシート片に、その重量の2.5倍の水分を含浸させ、テンシロン試験機によりチャック間距離100mmで保持し、チャック間に100mm/minの速度を与えて引張り試験したときの破断時の引張り荷重である。
【0031】
前記シート収納体では、シート積層体10の最上部のシート12を摘んで開口部4から引き出す際に、幅Lの重ね代16で接合されている下位のシート12が上方へ持ち上げられる。そして下位のシート12が前記開口部4の縁部の凸部4aにより両側から抵抗力を受け、上位のシート12が取出されるときに、前記重ね代16での接合が外れ、下位のシート12が開口部4が少し突出した状態でケース1内に残る。
【0032】
ここで、本発明では、前記シート12が水解性シートのように引張り強度が極めて低いものであっても、前記開口部4により適度な抵抗力を与えることができ、しかもシートの破断を防止できる。その機能を以下に説明する。
【0033】
折り畳まれているシート12が開口部4から引き出される際に、図2に示すように、上折り片14がX1方向へ引かれながら、また中間片13がX2方向へ引かれながら、両側に位置する前記凸部4aと凸部4aとの間で拘束されながら開口部4の外へ至る。このとき、個々の凸部4aによってシートに局部的な抵抗力が与えられて、重ね合わせ部16が開口部4から出た時点で、下位のシート12に与えられる抵抗力により、重ね合わせ部16においてシートどうしが分離することができる。
【0034】
ただし、前記凸部4aは曲線形状であり、しかも各凸部4aの頂点4a1が同一線上に位置しており、凸部4aと凸部4aとの間隔寸法Hは、各凸部の形成位置(i)(ii)(iii)において同じである。よって、シートには複数の凸部4aから均等に抵抗力が与えられ、凸部4aとシートとの摺動抵抗が複数箇所に分散される。しかも、各凸部4aの頂部4a1が曲線形状であるため、シートに対して破断を生じさせるような局部的に強い抵抗力が与えられるのを避けることができる。
【0035】
したがって、水解性シートであっても、シートを破断することなく1枚ずつ順番に取出せ、また次のシートが開口部4から適度な寸法だけ突出する。
【0036】
ここで、湿潤時の破断強度が、25mm幅当り4.9N以下、あるいは3N以下と強度が弱いものである場合には、開口部の各寸法は以下の範囲であることが好ましい。
【0037】
まず、開口部4内で対向する凸部4aの頂点間の隙間の間隔Hは10mm以上であることが好ましく、その上限は40mmであることが好ましく、さらに好ましくは30mm以下である。また、前記両縁部に形成された前記凸部4aの周期Wが5〜20mmであることが好ましく、さらには5〜10mmが好ましい。また、前記凸部4aでの、頂点4a1を含む領域の曲率半径R1および、凹部4bでの、底点4b1を含む領域の曲率半径R2が、共に2〜10mmであることが好ましい。また凸部4aの頂点4a1と、凹部4bの底点4b1との高低差hは、1〜10mmが好ましい。
また、前記凸部4aは一方の側の縁部で3箇所以上で、対向する凸部4aと凸部4aが3組以上設けられている。例えば前記凸部4aが1組または2組であると、この凸部4aからシートへ与えられる摺動抵抗力が分散せずに1箇所または2箇所に集中し、シートに破断が生じやすくなる。
【0038】
また図2に示すように、開口部4の縁部全周、または少なくとも凸部4aの頂点4a1においては、その断面形状での上と下の縁部に面取りCが形成されている。この面取りCは半径rが0.1〜0.5mmの円弧形状であることが好ましい。
【0039】
図4は本発明の第2の実施の形態のシート収納体20を示す斜視図である。
この収納体20のケース21は、樹脂フィルム、または樹脂フィルムとアルミニウムなどの金属箔とのラミネートシートなどの軟質な包装シートで形成されており、横シール22、22および、図示しない縦シールで密封されている。
【0040】
そして前記軟質な包装袋であるケースの上面には、プラスチックまたは厚紙などの板材23が貼り付けられている。そしてこの板材23に図1と図3に示したのと同じ形状の開口部4が形成されている。また前記開口部4を塞ぐ軟質な蓋材24が繰り返して貼着・剥離自在に取付けられている。
【0041】
前記板材23は、シートが開口部4を通過するときの摺動力で変形しない程度の剛性を有している。したがって、開口部4がシートに抵抗力を与えるときの機能は、図1に示す硬質ケースの開口部4と全く同じである。
【0042】
また本発明では、収納体に収納されるシートが水解性シートに限られず、ウエット状態のシートであってもドライ状態のシートであっても、シートを破断させることなく取出すことが可能である。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述した本発明によれば、引張り強度が弱く破断しやすいシートであっても、確実に1枚ずつ分離して取出すことができる。また下位のシートの開口部からの飛び出し量も適度に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート収納体の第1の実施の形態を示す斜視図、
【図2】図1のII−II線の断面図、
【図3】シート収納体の開口部を示す平面図、
【図4】シート収納体の第2の実施の形態を示す斜視図、
【符号の説明】
1 ケース
2 側板部
3 上板部
4 開口部
4a 凸部
4a1 頂点
4b 凹部
4b1 底点
5 底板部
10 シート積層体
11 シート折り畳み体
12 シート
16 重ね代

Claims (9)

  1. 折り畳まれたシートが複数枚積層され、上下のシートが所定幅の重ね代を介して重ね合わされ、上のシートが持ち上げられたときにその下に位置するシートが一緒に持ち上げられるシート積層体と、前記シート積層体が収納され且つ前記シートを上から順番に取出す開口部(4)が形成されたケース(1)と、を有するシート収納体において、
    前記ケース(1)は、少なくとも前記開口部(4)が形成されている部分が板材で形成され、前記開口部(4)の互いに対向する長辺側の縁部のそれぞれには、開口部(4)内に突出する平面形状が曲線状の3箇所以上の凸部(4a)と、隣り合う凸部(4a)の間に位置する平面形状が凹曲線状の凹部(4b)とが形成され、前記凸部(4a)と凹部(4b)とが同じ周期(W)で波状に形成されているとともに、短辺側の縁部に最も近い前記凸部(4a)と短辺側の縁部との間にも、平面形状が凹曲線状の凹部(4e)が形成されており、
    長辺側の前記縁部のそれぞれに形成された前記凸部は、その頂点が互いに対向して配置され、前記開口部内で対向する凸部(4a)の頂点(4a1)間の隙間の間隔(H)が10mm以上であることを特徴とするシート収納体。
  2. 前記凸部(4a)の頂点(4a1)間の間隔(H)が40mm以下である請求項1記載のシート収納体。
  3. 前記シートは、取出し時の引張り方向での湿潤時の破断強度が、25mm幅当り4.9N以下の水解性シートである請求項1または2記載のシート収納体。
  4. 折り畳まれたシートが複数枚積層され、上下のシートが所定幅の重ね代を介して重ね合わされ、上のシートが持ち上げられたときにその下に位置するシートが一緒に持ち上げられるシート積層体と、前記シート積層体が収納され且つ前記シートを上から順番に取出す開口部(4)が形成されたケース(1)と、を有するシート収納体において、
    前記シートは、取出し時の引張り方向での湿潤時の破断強度が、25mm幅当り4.9N以下の水解性シートであり、
    前記ケース(1)は、少なくとも前記開口部(4)が形成されている部分が板材で形成され、前記開口部(4)の互いに対向する長辺側の縁部のそれぞれには、開口部(4)内に突出する平面形状が曲線状の3箇所以上の凸部(4a)と、隣り合う凸部(4a)の間に位置する平面形状が凹曲線状の凹部(4b)とが形成され、前記凸部(4a)と凹部(4b)とが同じ周期(W)で波状に形成されているとともに、短辺側の縁部に最も近い前記凸部(4a)と短辺側の縁部との間にも、平面形状が凹曲線状の凹部(4e)が形成されており、
    長辺側の前記縁部のそれぞれに形成された前記凸部(4a)は、その頂点(4a1)が互いに対向して配置されていることを特徴とするシート収納体。
  5. 前記周期(W)が5〜20mmである請求項1ないし4のいずれかに記載のシート収納体。
  6. 前記凸部(4a)での、頂点(4a1)を含む領域の曲率半径(R1)が、2〜10mmである請求項1ないし5のいずれかに記載のシート収納体。
  7. 前記凸部(4a)の頂点(4a1)と、前記凹部(4b)の底点(4b1)との高低差(h)が1〜10mmである請求項1ないし6のいずれかに記載のシート収納体。
  8. 前記凸部(4a)での、頂点(4a1)を含む領域の曲率半径(R1)と、前記凹部(4b)での、底点(4b1)を含む領域の曲率半径(R2)とが、同じである請求項1な いし7のいずれかに記載のシート収納体。
  9. 前記開口部(4)の互いに対向する短辺側の縁部には、平面形状が凹曲線状の短辺側凹部(4c)と、この短辺側凹部(4c)の両側に形成されて開口部(4)内に突出する凸曲線状の短辺側凸部(4d)とが形成されて、
    短辺側の縁部に最も近い前記凸部(4a)と短辺側の縁部との間に位置する前記凹部(4e)と、前記短辺側凸部(4d)とが連続しており、
    前記短辺側凹部(4c)の底点間の間隔が、開口部(4)の開口幅の最も広い部分である請求項1ないし8のいずれかに記載のシート収納体。
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