JP3813255B2 - インクジェット・プリンタにおけるカッタ機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット・プリンタにおけるカッタ機構に関する。
【0002】
【従来技術】
特開平5−229204号公報には、インクジェットヘッドからプリント媒体に向けてインクを噴射し、プリント媒体に作画を行うインクジェット・プリンタが開示されている。また、特開平6−328897号公報には、ロール紙の作画済みの領域を、画線ヘッドに昇降駆動機構を介して設けられたカッターにより切断するようにした自動製図機のカッタ機構が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
インクジェット・プリンタにおいて、長尺用紙に所定範囲づつ印字を行う場合、所定範囲の印字後、この印字済み部分を、連続する未印字部分から切り離すため、カッタ機構を設ける必要がある。通常、この種のカッタ機構は、カッタを上下動させる専用のアクチュエータを必要とし、機構が複雑となるという問題点があった。
本発明は上記問題点を解決することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、ガイドレール(22)に沿ってキャリッジ(24)を往復方向に移動し、該キャリッジ(24)に搭載したカッタ機構によって印字済みの用紙(30)を切断するようにしたインクジェット・プリンタにおいて、前記ガイドレール(22)に沿ったキャリッジ(24)の移動経路の両端に側板(32)(34)を配設し、前記キャリッジ(24)にカッタ(52)を昇降自在に支持し、前記キャリッジ(24)にカッタカム(56)を2方向に移動自在に設け、該カッタカム(56)の両側壁にカッタ(52)を上昇位置に保持する上位水平部(58a)とカッタ(52)を下降位置に保持する下位水平部(58b)と両水平部(58a)(58b)間を連結する傾斜部とを備えた溝からなる案内部(58)を設け、該案内部(58)に前記カッタ(52)の支軸(54)をスライド自在に嵌合配置し、該カッタカム(56)が一方向に移動すると該カッタカム(56)の前記案内部(58)によって前記カッタ(52)が用紙切断位置に移動し、前記カッタカム(56)が他方向に移動すると該カッタカム(56)の前記案内部(58)によって前記カッタ(52)が用紙(30)から引っ込んだ位置に移動するように成し、前記カッタカム(56)を、前記キャリッジ(24)の移動によって前記側板(32)(34)に衝突させることにより、2方向に移動し得るように成し、前記キャリッジ(24)にローラ(44)を回転自在に設け、該ローラ(44)を用紙(30)の上から該用紙を受ける受ける面(28)に弾接させながら前記カッター(52)によって前記用紙(30)を切断するようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を、添付した図面を参照して詳細に説明する。
2はインクジェット・プリンタであり、プラテンドラム4と、インクジェット・プリントヘッド6を備えている。8,10,12は用紙押えローラ、14は駆動ローラ、16,18,20は用紙ガイドである。22はガイドレールであり、印字部後方の用紙搬送路を横切って配置されている。前記ガイドレール22にはキャリッジ24が移動自在に取り付けられている。前記キャリッジ24は、コントローラによって制御される駆動モータに連結し、該モータの駆動によって、前記ガイドレール22沿って往復方向に駆動されるように構成されている。
【0006】
26は前記ガイドレール22の上方にこれに対して平行に配置されたレール体であり、図1中、紙面垂直方向に伸びる定着面28を備えている。前記レール体26には、印字後のロール紙などの長尺用紙30を定着面28に導くガイド20が固設されている。前記キャリッジ24は、U字状の金属製板部材により構成され、これの前記ガイドレール22に沿った往復移動端側には、側板32,34が配設されている。前記キャリッジ24の両側壁にはL状の溝36が形成され、これにオイルローラ38の支軸40が支承されている。キャリッジ24の両側壁に形成された縦溝42にはフューザローラ44(定着コロ)の支軸46がスライド自在に支承されている。
【0007】
前記支軸46はばね48によって上方向に付勢され、この付勢力によって、フューザローラ44は、レール体26の定着面28に弾接している。前記フューザローラ44の表面には前記オイルローラ38が当接し、該オイルローラ38は、フューザローラ44の回転とつれ回りするように構成されている。50は前記キャリッジ24の両側壁に形成された縦溝であり、これらには、カッタ52の支軸54が回転を阻止された状態でスライド自在に嵌合配置されている。
【0008】
56は前記キャリッジ24内に、該キャリッジ24に対してスライドガイド機構(図示省略)を介して、図2中、左右方向にスライド自在に配置されたU字状の金属板から成るカッタカムであり、これの両側壁に、溝から成るカッタ昇降案内部58が形成されている。前記案内部58は、カッタ52を上昇位置に保持する上位水平部58aと、カッタ52を下降位置に保持する下位水平部58bと、両水平部58a,58b間を連結する傾斜部とから構成されている。
【0009】
次に、本実施形態の作用について説明する。
ロール紙などの長尺用紙30は、プラテンドラム4に巻き付いた状態で、プリントヘッド6の図1中、紙面垂直方向の走査運動により、印字が施行される、長尺用紙30の印字された部分は、プラテンドラム4の回転と駆動ローラ14回転によって、用紙ガイド16,18に沿って、レール体26の定着面28に順次送られる。定着面28に長尺用紙30の印字部分が搬送されると、コントローラの制御により、キャリッジ24が、ガイドレール22に沿って往復移動され、フューザローラ44によって、印字部分のインクが押しつぶされ、定着が行われる。
【0010】
用紙30を切断するときは、コントローラの制御によりキャリッジ24がガイドレール22の端部に移動し、キャリッジ24が図2に示すように側板32に衝突する。これにより、キャリッジ24に対して右方向に突出していたカッタカム56がキャリッジ24に対して、左方向に相対移動し、カッタ52の支軸54がカッタ昇降案内部58に案内されて縦溝50に沿って上昇し、カッタ52が、定着面28より上方に突出する。即ち、用紙切断可能状態となる。
【0011】
次に、キャリッジ24が図2中、左方向に移動し、案内部58によって用紙切断可能位置に係止されたカッタ52により長尺用紙30が切断される。カッタ52を定着面28より引込める場合には、キャリッジ24を、図3に示すように、側板34に衝突させ、カッタカム56を、キャリッジ24に対して、図3中、右方向に相対移動させる。これにより、カッタ52の支軸54は、カッタ昇降案内部58に案内されて、縦溝50に沿って下降し、カッタ52が定着面28より所定距離引っ込む。
【0012】
【効果】
本発明は上述の如く、カッタを上下動するアクチュエータを用いないので、カッタ機構を簡単にすることが出来る効果が存する。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットプリンタの概略側面図である。
【図2】キャリッジの側面図である。
【図3】キャリッジの側面図である。
【符号の説明】
2 インクジェット・プリンタ
4 プラテンドラム
5 プリントヘッド
8 用紙押えローラ
10 用紙押えローラ
12 用紙押えローラ
14 駆動ローラ
16 用紙ガイド
18 用紙ガイド
20 用紙ガイド
22 ガイドレール
24 キャリッジ
26 レール体
28 定着面
30 用紙
32 側板
34 側板
36 溝
38 オイルローラ
40 支軸
42 縦溝
44 フューザーローラ
46 支軸
48 ばね
50 縦溝
52 カッタ
54 支軸
56 カッタカム
58 案内部
58a 上位水平部
Claims (1)
- ガイドレール(22)に沿ってキャリッジ(24)を往復方向に移動し、該キャリッジ(24)に搭載したカッタ機構によって印字済みの用紙(30)を切断するようにしたインクジェット・プリンタにおいて、前記ガイドレール(22)に沿ったキャリッジ(24)の移動経路の両端に側板(32)(34)を配設し、前記キャリッジ(24)にカッタ(52)を昇降自在に支持し、前記キャリッジ(24)にカッタカム(56)を2方向に移動自在に設け、該カッタカム(56)の両側壁にカッタ(52)を上昇位置に保持する上位水平部(58a)とカッタ(52)を下降位置に保持する下位水平部(58b)と両水平部(58a)(58b)間を連結する傾斜部とを備えた溝からなる案内部(58)を設け、該案内部(58)に前記カッタ(52)の支軸(54)をスライド自在に嵌合配置し、該カッタカム(56)が一方向に移動すると該カッタカム(56)の前記案内部(58)によって前記カッタ(52)が用紙切断位置に移動し、前記カッタカム(56)が他方向に移動すると該カッタカム(56)の前記案内部(58)によって前記カッタ(52)が用紙(30)から引っ込んだ位置に移動するように成し、前記カッタカム(56)を、前記キャリッジ(24)の移動によって前記側板(32)(34)に衝突させることにより、2方向に移動し得るように成し、前記キャリッジ(24)にローラ(44)を回転自在に設け、該ローラ(44)を用紙(30)の上から該用紙を受ける受ける面(28)に弾接させながら前記カッター(52)によって前記用紙(30)を切断するようにしたことを特徴とするカッタ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22938896A JP3813255B2 (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | インクジェット・プリンタにおけるカッタ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22938896A JP3813255B2 (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | インクジェット・プリンタにおけるカッタ機構 |
Publications (2)
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JPH1052955A JPH1052955A (ja) | 1998-02-24 |
JP3813255B2 true JP3813255B2 (ja) | 2006-08-23 |
Family
ID=16891420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22938896A Expired - Fee Related JP3813255B2 (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | インクジェット・プリンタにおけるカッタ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3813255B2 (ja) |
-
1996
- 1996-08-12 JP JP22938896A patent/JP3813255B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH1052955A (ja) | 1998-02-24 |
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