JP3812774B2 - 1ビット信号処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1ビット信号処理装置に関し、特に、nが少なくとも1であるn次デルタ−シグマ変調器を備えた1ビット信号処理装置に関する。なお、本発明の実施例では、音声信号処理装置について説明しているが、本発明は、音声信号処理装置に限定されるものではない。
【0002】
【従来の技術】
アナログ信号を、ナイキスト周波数でサンプリングし、得られるサンプルの振幅をmビットで量子化することによって、アナログ信号をディジタル信号に変換することが知られている。例えばm=8のときは、サンプル値は、8ビットの精度で量子化される。一般的に、mは1以上とされる。
【0003】
アナログ信号を1ビットのディジタル信号に量子化するアナログ/ディジタル変換器(以下、A/D変換器という。)として、「シグマ−デルタA/D変換器」又は「デルタ−シグマA/D変換器」が知られている。ここでは、「デルタ−シグマ」の用語を用いる。そのようなデルタ−シグマA/D変換器は、例えば、クレイグ・マービン(Craig Marven)、ギリアン・イーワース(Gillian Ewers)著、1993年、テキサスインストルメント(Texas Instruments)出版の「ディジタル信号処理への簡単なアプローチ(A Simple Approach to Digital Signal Processing)」(ISBN 0-904.047-00-8)に記述されている。
【0004】
デルタ−シグマA/D変換器では、図7に示すように、アナログ入力信号と、1ビットの出力信号の積分値(シグマ)との差分(デルタ)が加算器101によって求められ、1ビット量子化器102に供給される。出力信号は、論理0と論理1のビットよりなるが、論理0と論理1は、実際の値としては−1と+1をそれぞれ表している。積分器103は、1ビットの出力信号を累積し、アナログ入力信号の値に追従する累積値を出力する。1ビット量子化器102は、生成するビット毎に、累積値を増加(+1)又は減少(−1)させる。デルタ−シグマA/D変換器のサンプリング周波数は、累積値がアナログ入力信号に追従するような出力ビットストリームを生成することができるように、高い周波数とされる。
【0005】
特許請求の範囲及び以下の説明で用いている「1ビット」信号の用語は、例えばデルタ−シグマA/D変換器によって生成され、1ディジタルビットの精度で量子化された信号を意味する。
【0006】
デルタ−シグマ変調器(以下、DSMという。)は、1ビット信号を直接処理するn次のフィルタとして構成され、このn次のフィルタは、1993年10月7日〜10日に行われた第95回AES(Audio Engineering Society)会議でエヌ・エム・ケーシー(N.M. Casey)、ジェームス・エ−・エス・アンガス(James A.S. Angus)によって発表された論文「音声信号の1ビットディジタル処理(One Bit Digital Processing of Audio Signals)」(信号処理・音声研究グループ、電気部門、ヨーク大学、ヘスリングトン、ヨークY01 5DD 英国(Signal Processing:Audio Research Group, The Electronics Department, The University of York, Heslington, York YO1 5DD England))で提案されたものである。図8は、DSMの3次(n=3)のフィルタ部分の構成を示すブロック図である。
【0007】
DSMは、図8に示すように、1ビット信号が入力される入力端子111と、処理された1ビット信号を出力する出力端子117とを備える。1ビット信号の各ビットは、DSM全体において所定のクロック(図示せず)に同期して処理される。出力ビット信号は、例えば閾値が0の比較器からなる1ビット量子化器115によって生成される。DSMは、入力端子111に接続された1ビット乗算器112,112,112と、出力端子117に接続された1ビット乗算器116,116,116と、3段の加算器113,113,113と、積分器114,114,114とを備えている。
【0008】
1ビット乗算器112〜112は、入力端子111を介して供給される1ビット信号にpビットからなる係数A〜Aをそれぞれ乗算し、得られるpビットの乗算値を加算器113〜113にそれぞれ供給し、1ビット乗算器116〜116は、出力信号にpビットの係数C〜Cをそれぞれ乗算し、得られるpビットの乗算値を加算器113〜113にそれぞれ供給する。加算器113〜113は、それらの乗算値をそれぞれ加算し、得られる加算値を積分器114〜114に供給する。また、中間段の加算器113,113は、前段の積分器114,114の出力もそれぞれ加算する。最終段は、入力端子111に接続された1ビット乗算器112と、加算器113とを備え、1ビット乗算器112は、入力1ビット信号にpビットの係数Aを乗算し、加算器113は、この乗算値に前段の積分器114の出力を加算する。そして、得られる加算値は、1ビット量子化器115に供給される。
【0009】
DSMでは、正及び負のpビットの数を表すために2の補数計算が用いられる。1ビット量子化器115は、正の値が入力されると、それを+1(論理1)に量子化し、負の値が入力されると、それを−1(論理0)に量子化して出力する。
【0010】
ケーシー及びアンガス著の論文には、「1ビットの処理装置は、雑音により許容できないほど不明瞭な音声信号を含む1ビットの出力信号を生成するので、・・・量子化雑音を適切に除去しなければならない。」との記載がある。音声信号を不明瞭にする雑音は、1ビット量子化器115によって発生する量子化雑音である。
【0011】
1ビット量子化器115は、音声信号が供給される第1の入力端子と、音声信号と実質的に相関がないランダムビットストリーム(量子化雑音)が供給される第2の入力端子とを有する加算器と見なすことができる。このモデルでは、入力端子111を介して入力される音声信号は、1ビット乗算器112〜112によって出力端子117にフィードフォワードされるとともに、1ビット乗算器116〜116によってフィードバックされる。したがって、係数A〜Aは、音声信号の伝達関数のz変換における零点を定め、係数C〜Cは、伝達関数のz変換における極を定めている。
【0012】
一方、雑音信号は、1ビット量子化器115から1ビット乗算器116〜116によってフィードバックされ、係数C〜Cは、雑音信号の伝達関数の極を定めている。
【0013】
係数A〜A,C〜Cは、他の所望の特性の中で回路安定度が得られるように定められる。
【0014】
係数C〜Cは、例えば図9に実線120で示すように、音声帯域内における量子化雑音を除去して最小にするように定められる。
【0015】
係数A〜A,C〜Cは、また所望の音声信号特性が得られるように定められる。
【0016】
係数A〜A,C〜Cは、以下のようにして定めることができる。
【0017】
a)例えば雑音除去機能を有する所望のフィルタ特性の伝達関数をz変換してH(z)を求める。
【0018】
b)H(z)を係数に変換する。
【0019】
これは、オーディオ・エンジニアリング・ソサィティ・ジャーナル、39巻、No.7/8、1991年、7月/8月、アール・ダブル・アダムス等著(Journal of Audio Engineering Society, Volume 39, no. 7/8, 1991 July/August by R.W Adams et al.)「5次のシグマ−デルタA/D変換器の理論と実践(Theory and Practical Implementation of a Fifth Order Sigma-Delta A/D Converter)」、及びアンガスとケーシーの上述した論文に記述されている方法を用いて、行うことができる。
【0020】
ここで、係数を定める具体的な方法について説明する。
【0021】
5次のDSMを解析する過程と、所望のフィルタ特性が得られる係数を計算する過程とを概説する。
【0022】
5次のDSMは、図10に示すように、係数a〜fの乗算器121〜121と、加算器122〜122と、積分器123〜123と、係数A〜Eの乗算器125〜125とを備えている。積分器123〜123は、それぞれ単位遅延時間を有する。積分器123〜123は、それぞれ信号s[n],t[n],u[n],v[n],w[n]を出力する。DSMには、信号x[n]が入力される。ここで、[n]は、クロックに同期した連続のサンプルにおける1つのサンプルを表している。量子化器124は、信号y[n]を出力し、この信号y[n]は、DSMの出力信号でもある。量子化器124を信号にランダム雑音を加える単なる加算器として動作すると見なしたモデルに基づいて解析する。したがって、量子化器124は、この解析では無視される。
【0023】
サンプル[n]における出力信号y[n]は、入力信号x[n]に係数fを乗算し、それに前段の積分器123の出力信号w[n]を加算したものであり、例えばy[n]=fx[n]+w[n]で表される。
【0024】
同じ原理を積分器123〜123の各出力信号に適用すると、下記式1が得られる。
【0025】
y[n]=fx[n]+w[n]
w[n]=w[n−1]+ex[n−1]+Ey[n−1]+v[n−1]
v[n]=v[n−1]+dx[n−1]+Dy[n−1]+u[n−1]
u[n]=u[n−1]+cx[n−1]+Cy[n−1]+t[n−1]
t[n]=t[n−1]+bx[n−1]+By[n−1]+s[n−1]
s[n]=s[n−1]+ax[n−1]+Ay[n−1]
・・・式1
これらの式1をz変換すると、下記式2が得られる。
【0026】
Y(z)=fX(z)+W(z)
W(z)(1−z−1)=z−1(eX(z)+EY(z)+V(z))
V(z)(1−z−1)=z−1(dX(z)+DY(z)+U(z))
U(z)(1−z−1)=z−1(cX(z)+CY(z)+T(z))
T(z)(1−z−1)=z−1(bX(z)+BY(z)+S(z))
S(z)(1−z−1)=z−1(aX(z)+AY(z))
・・・式2
z変換式2において、Y(z)をX(z)の単一関数として解くと、下記式3が得られる。
【0027】
【数1】
Figure 0003812774
【0028】
DSMの伝達関数は、Y(z)/X(z)であり、下記式4に示すように、zの級数で表される。この式4の右辺の1行目は、式3に基づいて2行目に示すように表すことができる。
【0029】
【数2】
Figure 0003812774
【0030】
式4において、所望の伝達関数を満足するように係数α,βを決め、係数α〜αから係数f〜aを、係数β〜βから係数E〜Aを導く。
【0031】
右辺の2行目の分子におけるzの項はfだけであり、したがって、f=αである。
【0032】
次に、右辺の1行目の分子からα(1−z−1)を引くと、α+α−1・・・+・・・α−5−α(1−z−1)が得られる。
【0033】
同様に、右辺の2行目の分子からf(1−z−1)を引く。このとき、z−1の項はeだけであり、このeは、右辺の1行目の対応したαと等しい。
【0034】
以上の処理を、式4の分子の全ての項に対して繰り返して、係数d〜aを求める。また、この処理を式4の分母の全ての項に対して繰り返して、係数E〜Aを求める。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような1ビット信号処理装置では、信号帯域における雑音の発生が問題となる。
【0036】
本発明は、雑音電力をより広い帯域に拡散し、信号帯域における信号対雑音(S/N)比を改善するした1ビット信号処理装置を提供することを目的とする。
【0037】
【課題を解決する手段】
本発明に係る1ビット信号処理装置は、第1のサンプリング周波数の1ビット信号が供給される入力手段と、入力手段に接続され、供給される1ビット信号の第1のサンプリング周波数を第2のサンプリング周波数に高める第1のサンプリング周波数変換手段と、第1のサンプリング周波数変換手段に接続され、第2のサンプリング周波数と同じ周波数で動作し、第2のサンプリング周波数の1ビット信号を処理する縦続接続された複数の1ビットのn(≧1)次デルタ−シグマ変調手段と、複数の1ビットのn次デルタ−シグマ変調手段に接続され、複数の1ビットのn次デルタ−シグマ変調手段で処理された1ビット信号の第2のサンプリング周波数を第1のサンプリング周波数に低下させて1ビット信号を出力する第2のサンプリング周波数変換手段とを備える。第2のサンプリング周波数変換手段は、少なくとも2つの入力手段とビット遅延手段とを有するデルタ−シグマ変調手段を備え、ビット遅延手段は、複数の1ビットのn次デルタ−シグマ変調手段で処理された1ビット信号の各ビットを少なくとも2つの入力手段に同時に供給する。
【0038】
そして、この1ビット信号処理装置では、サンプリング周波数を高くすることにより、量子化雑音電力をより広い帯域に拡散し、信号帯域内の雑音を低減する。
【0039】
また、複数のn次デルタ−シグマ変調手段は、1つのシリコン集積回路に形成されている。サンプリング周波数を高めることにより、集積回路の周波数特性を良くし、量子化雑音電力をさらに拡散する。
【0040】
1ビット信号は、+1又は−1を表すサンプルよりなる。サンプリング周波数を高める手段、例えばアップコンバータは、ビットストリーム中にサンプル値を重複させて挿入したり、0のサンプル値を挿入することにより、サンプリング周波数を高くすることができる。例えば、サンプリング周波数を2倍にするときには、+1を一回重複させて+1,+1とし、−1を重複させて−1,−1とする。あるいは、連続するサンプル間に0を挿入する。サンプル値を重複させることにより、所望の周波数特性を良好に近似するとともに、信号の電力を維持する。0の挿入は、周波数特性を近似することができるが、信号の電力が低下する。
【0041】
サンプリング周波数を低下させる手段、例えばダウンコンバータは、様々な形態とすることができる。重要なことは、ダウンコンバータが量子化雑音を信号帯域にフィードバックさせないように動作することである。
【0042】
ダウンコンバータは、例えば、信号帯域に雑音が侵入しないFIRフィルタで構成することができる。あるいは、ダウンコンバータは、ダウンコンバータ及びフィルタとして機能するデルタ−シグマ変調器で構成することができる。
【0043】
サンプリング周波数を1/2にするダウンコンバータの一つの例としては、関連出願(英国出願番号9624671.5)、(英国出願番号9624673.1)に記述されているデルタ−シグマ変調器がある。デルタ−シグマ変調器は、2つの信号入力端子を備え、ビットストリームの偶数サンプルと奇数サンプルが同時に供給される。
【0044】
デルタ−シグマ変調器を用いる利点は、1ビット信号がデルタ−シグマ変調器に入力されると、1ビット信号がデルタ−シグマ変調器から出力されることである。
【0045】
音声信号は、通常、m(>>1)ビットの精度でディジタル化される前に、サンプリング周波数が44.1kHz又は48kHzでサンプリングされる。1ビット信号は、例えば64fs、すなわち約3MHzでサンプリングして得られる。実施例では、サンプリング周波数を、128fs又は例えばさらに高い256fsに変換している。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る1ビット信号処理装置について図面を参照しながら説明する。
【0047】
例えば44.1kHz又は48kHz等の標準の音声信号のサンプリング周波数をfsとすると、図1に示すように、入力端子11を介して供給される1ビット信号のサンプリング周波数は、例えば64fsである。
【0048】
アップコンバータ12は、この実施例においては、入力される1ビット信号のサンプリング周波数を128fsに変換する。具体的には、アップコンバータ12は、ビットストリーム中にサンプル値を重複させて挿入したり、0のサンプル値を挿入することにより、入力される1ビット信号のサンプリング周波数を128fsに変換する。
【0049】
アップコンバートされた信号は、縦続接続されたデルタ−シグマ変調器(以下、DSMという。)13,14によって信号処理が施される。なお、図面には、2つのDSMのみを示している。
【0050】
アップコンバート処理は、雑音電力をより広い帯域に拡散し、信号帯域における信号対雑音比(S/N)を改善する。
【0051】
ダウンコンバータ15は、サンプリング周波数を64fsに変換する。
【0052】
この実施例において、縦続接続された少なくとも2つのDSM13,14は、1つのシリコン集積回路に形成されている。アップコンバート処理、すなわちサンプリング周波数を高めることにより、集積回路の周波数特性を良くすることができる。
【0053】
アップコンバータ12及び/又はダウンコンバータ15も、その集積回路に形成するようにしてもよい。
【0054】
ダウンコンバータ15は、サンプリング周波数を所望の値、例えば64fsに変換する。ダウンコンバータ15は、信号帯域において、信号対雑音比をなるべく低下させずにサンプリング周波数を変換する。ダウンコンバータ15は、帯域外雑音の信号帯域への折り返しを避ける。
【0055】
ここで、ダウンコンバータ15の具体的な構成について説明する。図2は、ダウンコンバータを1次のFIRフィルタで構成したときの具体的な構成を示すブロック図である。例えば図1に示すDSM14からの1ビット信号はスケーリング回路21に供給され、このスケーリング回路21は、サンプリング周波数が128fsの奇数サンプルと偶数サンプルの和を用いてサンプリング周波数が64fsのサンプル値を補間するために、1ビット信号を1/2倍する。1/2倍された1ビット信号は、分割回路22に供給され、この分割回路22は、64fsのサンプリング周波数で互いに対応した奇数サンプル、偶数サンプルを係数乗算器23,24に同時に供給することにより、サンプリング周波数を低域に変換する。係数乗算器23,24は、それぞれ所定の係数を奇数サンプル、偶数サンプルに乗算して、加算器25に供給する。加算器25は、係数がそれぞれ乗算された奇数サンプルと偶数サンプルを加算し、すなわち隣接した奇数サンプルと偶数サンプルを混合して得られるサンプルを、64fsのサンプリング周波数で1ビット変換器26に供給する。
【0056】
スケーリング回路21〜加算器25から構成されるFIRフィルタは、1ビット信号をp(>1)ビットの信号に変換する。したがって、FIRフィルタの出力に1ビット変換器26が設けられており、この1ビット変換器26は、pビットの信号を1ビット信号に変換する。
【0057】
ここで、DSMの具体的な構成について説明する。図3は、ダウンコンバータとして構成されたDSMの構成を示すブロック図である。図3に示すDSMは、関連出願(英国出願番号9624674.9)に記述されているDSMを変形したものである。
【0058】
すなわち、図3に示すDSMは、図2に示す分割回路22と、分割された1ビット信号が供給される線形の音声信号処理部40と、線形の雑音除去部50と、音声信号処理部40の出力を濾波(フィルタリング)するローパスフィルタ(以下、LPFという。)31と、LPF31の出力と雑音除去部50の出力とを加算する加算器32と、加算器32の出力を1ビット信号に変換し、この1ビット信号をDSMの出力端子35を介して出力する量子化器33とを備える。このDSMは、クロック発生回路(図示せず。)によって制御される。
【0059】
図3に示すDSMは、例えば3次であり、音声信号処理部40及び雑音除去部50は、例えば3つの積分部をそれぞれ有する。音声信号処理部40の積分部は、奇数サンプル及び偶数サンプルに所定の係数A,Bをそれぞれ乗算する少なくとも1組の1ビット係数乗算器41,42と、係数A,Bがそれぞれ乗算された奇数サンプルと偶数サンプルとを加算する加算器43と、加算器43の出力を累積する積分器44とを備える。積分部ではない最終段は、奇数サンプル及び偶数サンプルに所定の係数A,Bをそれぞれ乗算する1ビット係数乗算器41,42と、係数A,Bが乗算された奇数サンプル及び偶数サンプルと前段の積分器44の出力とを加算する加算器43とを備える。
【0060】
また、雑音除去部50の積分部は、少なくとも1つの1ビット係数乗算器51と、1ビット係数乗算器51の出力を累積する積分器52と、前段の積分器52の出力と現段の1ビット係数乗算器51の出力とを加算する加算器53とを備える。積分部でない最終段は、1ビット係数乗算器51と、1ビット係数乗算器51の出力と前段の積分器52の出力とを加算する加算器53とを備える。
【0061】
図4は、積分器44〜44,52〜52の具体的な構成を示すブロック図である。これらの積分器44〜44,52〜52は、図4に示すように、加算器55と、加算器55の出力を単位時間遅延して加算器55にフィードバックする遅延回路56とからなる。そして、これらの積分器44〜44,52〜52は、供給される信号を累積して積分値を出力する。
【0062】
また、図3に示す分割回路22は、64fsのサンプリング周波数で、偶数サンプル、奇数サンプルを、音声信号処理部40の1ビット係数乗算器41〜41,42〜42に同時に供給する。なお、1ビット係数乗算器42〜42は、新たに追加されたものであり、加算器43〜43に接続されている。
【0063】
また、音声信号処理部40は、64fsの周波数で動作し、ビットストリームの偶数サンプルと奇数サンプルを混合する。この音声信号処理部40の出力信号はp(>1)ビットからなる信号である。音声信号処理部40の出力信号は、ローパスフィルタ31においてフィルタリング処理が施された後、加算器32を介して量子化器33に供給される。量子化器33は、加算器32の出力信号を1ビット信号に量子化し、このDSMの出力端子35を介して出力する。また、この出力信号は、雑音除去部50を介して加算器32にフィードバックされる。
【0064】
ローパスフィルタ31は、図2に示すスケーリング回路21〜加算器25で構成されるFIRフィルタと同様なFIRフィルタである。
【0065】
1ビット係数乗算器41〜41の係数A〜A、1ビット係数乗算器42〜42の係数B〜B、雑音除去部50の1ビット係数乗算器51〜51の係数C〜C及びローパスフィルタ31は、所望のフィルタ特性が得られるように定められる。係数A〜A,B〜Bは、偶数サンプルと奇数サンプルが混合されたサンプルが単位の大きさを有するようにするための係数である。
【0066】
このDSMは、入力信号及び出力信号の両方ともが1ビット信号であるという利点を有する。
【0067】
ここで、DSMの他の具体的な構成について説明する。図5は、ダウンコンバータとして構成されたDSMの構成を示すブロック図である。図5に示すDSMは、関連出願(英国出願番号9624673.1)に記述されているDSMを変形したものである。
【0068】
このDSMは、図5に示すように5次のDSMであり、分割回路22と、5つの積分部と、最終段部と、出力端子67とを備える。
【0069】
1段目の積分部は、分割回路22から出力される奇数サンプル及び偶数サンプルに所定の係数A,Bをそれぞれ乗算する1ビット係数乗算器61,62と、出力端子67から出力される1ビット信号に所定の係数Cを乗算する1ビット係数乗算器66と、1ビット係数乗算器61,62,66の各出力を加算する加算器63と、加算器63の出力を累積する積分器64とを備える。1ビット係数乗算器61,62,66は、1ビット信号にPビットからなる係数A,B,Cをそれぞれ乗算する。
【0070】
4つの中間段の各積分部は、分割回路22から出力される奇数サンプル及び偶数サンプルに所定の係数A〜A,B〜Bをそれぞれ乗算する1ビット係数乗算器61〜61,62〜62と、出力端子67から出力される1ビット信号に所定の係数C〜Cをそれぞれ乗算する1ビット係数乗算器66〜66と、加算器63〜63と、加算器63〜63の出力を累積する積分器64〜64とを備える。加算器63〜63には、各段の1ビット係数乗算器61〜61,62〜62,66〜66の各出力と前段の積分器64〜64の出力とがそれぞれ供給される。
【0071】
最終段は、分割回路22から出力される奇数サンプル及び偶数サンプルに係数A,Bをそれぞれ乗算する1ビット係数乗算器61,62と、1ビット係数乗算器61,62の各出力と前段の積分器64の出力とを加算する加算器63と、量子化器65とを備える。この量子化器65には、加算器63から、例えば正と負の両方の数を表す2の補数形式のpビットの信号が供給される。量子化器65は、例えば閾値が0の比較器からなり、pビットの信号を、正の信号が+1に、負の信号が−1となるように量子化して、出力信号を生成する。
【0072】
また、積分器64〜64は、図4を用いて説明したものと同様のものである。すなわち、積分器64〜64は、直列に接続された加算器と遅延回路とを備え、出力を単位時間遅延してフィードバックし、供給される信号を累積する。
【0073】
分割回路22は、偶数サンプル、奇数サンプルを1ビット係数乗算器61〜61,62〜62に同時に供給する。偶数サンプルと奇数サンプルは、64fsのサンプリング周波数を有する。DSMは、64fsの周波数で動作し、ビットストリームの偶数サンプルと奇数サンプルを混合する。
【0074】
1ビット係数乗算器61〜61の係数A〜A、1ビット係数乗算器62〜62の係数B〜B及び1ビット係数乗算器66〜66の係数C〜Cは、所望の周波数特性が得られるように定められる。また、係数A〜A,B〜Bは、奇数サンプルと偶数サンプルが混合されたサンプルが単位の大きさを有するようにするための係数である。
【0075】
勿論、係数は、回路の安定度が向上するように定められる。また、係数は、図6(a)に示すように、実線71で示す雑音除去特性が得られるように定められる。これにより、入力信号の帯域における雑音(帯域内雑音)が減少する。
【0076】
これらの係数は、さらに図6(b)に示すように、入力信号及び雑音を6dB減衰させ、帯域外の雑音を減衰させたままで、入力信号(及び帯域内雑音)を例えば6dB増幅して補償する図6(c)の実線73に示すようなローパスフィルタ特性が得られるように定められる。
【0077】
図6(c)に示すように、ローパスフィルタ特性73のロールオフ周波数において、雑音の一部は、上述した補償のための増幅により増幅される。図6(a)〜(c)は、2次のローパスフィルタを3次のDSMに組み込んだ設計原理に基づいたものである。2次と3次を組み合わせた結果の5次のDSMでは、係数はDSMの全体の中に分散される。
【0078】
上述のように、図5に示すDSMは、n(≧3)次のDSMであり、奇数サンプルと偶数サンプルが供給される。
【0079】
量子化器65は、pビットの信号を1ビット信号に再量子化し、このDSMの出力端子67を介して出力する。
【0080】
このDSMには、複数の積分部が設けられている。1ビット係数乗算器61,62,66、加算器63及び積分器64からなる第1段目の積分部は、奇数サンプルと第1の係数Aの積、偶数サンプルと第2の係数Bの積、及び出力信号と第3の係数Cの積の加算値を積分して、積分値を生成する。中間段の少なくとも2つの積分部は、奇数サンプルと第1の係数A〜Aの積、偶数サンプルと第2の係数B〜Bの積、出力信号と第3の係数C〜Cの積、及び前段の積分値の加算値を累積して、積分値を生成する。
【0081】
1ビット係数乗算器61と加算器63からなる最終段は、奇数サンプルと第1の係数Aの積、偶数サンプルと第2の係数Bの積、及び前段の積分値を加算して、上述したpビットの信号を生成し、量子化器33は、このpビットの信号を再量子化する。
【0082】
図5に示す5次のDSM上の2次のフィルタの部分は、物理的に、3次のデルタ−シグマ変調器の部分から分離することができないと見えるが、図4に示すDSMは、2次のフィルタを備えた3次のデルタ−シグマ変調器と見なすことができる。
【0083】
【発明の効果】
本発明に係る1ビット信号処理装置は、第1のサンプリング周波数の1ビット信号が供給される入力手段と、入力手段に接続され、第1のサンプリング周波数を第2のサンプリング周波数に高める第1のサンプリング周波数変換手段と、第2のサンプリング周波数と同じ周波数で信号を処理する縦続接続された複数の1ビットのn(≧1)次デルタ−シグマ変調手段と、1ビットのn(≧1)次デルタ−シグマ変調手段に接続され、処理された1ビット信号が供給され、サンプリング周波数を第1のサンプリング周波数に低下させて1ビット信号を出力する第2のサンプリング周波数変換手段とを備える。
【0084】
これにより、雑音電力がより広い帯域に拡散され、信号帯域における信号対雑音(S/N)比を改善することができる。
【0085】
また、第1のサンプリング周波数変換手段と、n次デルタ−シグマ変調手段と、第2のサンプリング周波数変換手段とを1つの集積回路に形成し、サンプリング周波数を第1のサンプリング周波数変換手段により高めることにより、集積回路の周波数特性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る1ビット信号処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 FIRフィルタで構成されたダウンコンバータの構成を示すブロック図である。
【図3】 DSMとして構成されたダウンコンバータの構成を示すブロック図である。
【図4】 積分器の構成を示すブロック図である。
【図5】 他のDSMとして構成されたダウンコンバータの構成を示すブロック図である。
【図6】 図5に示すDSMの入力信号に対する効果を説明するための周波数特性図である。
【図7】 従来のデルタ−シグマ変調器の構成を示すブロック図である。
【図8】 n次のフィルタとして構成されたデルタ−シグマ変調器の構成を示すブロック図である。
【図9】 雑音除去特性を示す図である。
【図10】 5次のDSMの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
12 アップコンバータ、13,14 デルタ−シグマ変調器、15 ダウンコンバータ

Claims (8)

  1. 第1のサンプリング周波数の1ビット信号が供給される入力手段と、
    上記入力手段に接続され、上記供給される1ビット信号の第1のサンプリング周波数を第2のサンプリング周波数に高める第1のサンプリング周波数変換手段と、
    上記第1のサンプリング周波数変換手段に接続され、上記第2のサンプリング周波数と同じ周波数で動作し、上記第2のサンプリング周波数の1ビット信号を処理する縦続接続された複数の1ビットのn(≧1)次デルタ−シグマ変調手段と、
    上記複数の1ビットのn次デルタ−シグマ変調手段に接続され、該複数の1ビットのn次デルタ−シグマ変調手段で処理された1ビット信号の第2のサンプリング周波数を上記第1のサンプリング周波数に低下させて1ビット信号を出力する第2のサンプリング周波数変換手段とを備え、
    上記第2のサンプリング周波数変換手段は、少なくとも2つの入力手段とビット遅延手段とを有するデルタ−シグマ変調手段を備え、該ビット遅延手段は、上記複数の1ビットのn次デルタ−シグマ変調手段で処理された1ビット信号の各ビットを該少なくとも2つの入力手段に同時に供給することを特徴とする1ビット信号処理装置。
  2. 上記複数の1ビットのn次デルタ−シグマ変調手段は、1つの集積回路に形成されていることを特徴とする請求項1記載の1ビット信号処理装置。
  3. 上記第1のサンプリング周波数変換手段は、上記集積回路に形成されていることを特徴とする請求項2記載の1ビット信号処理装置。
  4. 上記第2のサンプリング周波数変換手段は、上記集積回路に形成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の1ビット信号処理装置。
  5. 上記第2のサンプリング周波数変換手段は、FIRフィルタからなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の1ビット信号処理装置。
  6. 上記デルタ−シグマ変調手段は、
    上記複数の1ビットのn次デルタ−シグマ変調手段からの1ビット信号の奇数サンプルが供給される第1の入力手段と、
    上記複数の1ビットのn次デルタ−シグマ変調手段からの1ビット信号の偶数サンプルが供給される第2の入力手段と、
    上記1ビット信号の奇数サンプルと偶数サンプルを混合して、pビットの信号を生成する線形信号処理手段と、
    上記線形信号処理手段からのpビットの信号をフィルタリングするフィルタリング手段と、
    当該デルタ−シグマ変調手段の出力信号を、上記フィルタリング手段の出力に設けられた加算手段に戻して、上記フィルタリング手段からのpビットの信号に加算する雑音除去手段と、
    上記加算器加算手段で加算された信号を、当該デルタ−シグマ変調手段の出力信号である1ビット信号に変換する量子化手段とを備えることを特徴とする請求項記載の1ビット信号処理装置。
  7. 上記デルタ−シグマ変調手段は、n(≧3)次のデルタ−シグマ変調手段からなり、n次デルタ−シグマ変調手段は、
    上記複数の1ビットのn次デルタ−シグマ変調手段からの奇数サンプルが供給される第1の入力手段と、
    上記複数の1ビットのn次デルタ−シグマ変調手段からの偶数サンプルが供給される第2の入力手段と、
    Pビットの信号を1ビット信号に再量子化し、再量子化された1ビット信号を、当該1ビット信号処理装置の出力信号として出力する量子化手段と、
    上記奇数サンプルと第1の係数の積、上記偶数サンプルと第2の係数の積、及び上記出力信号と第3の係数の積の加算値の積分値を生成する第1段目の混合手段と、上記奇数サンプルと第1の係数の積、上記偶数サンプルと第2の係数の積、上記出力信号と第3の係数の積、及び前段の積分値の加算値の積分値を生成する少なくとも2つの中間段の混合手段とを含む複数の混合手段と、
    上記奇数サンプルと第1の係数の積、上記偶数サンプルと第2の係数の積、及び前段の積分値の加算値の積分値を生成し、上記pビットの信号として量子化手段に供給する最終段の混合手段とを備えることを特徴とする請求項6記載の1ビット信号処理装置。
  8. 上記1ビット信号は、音声信号からなることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項記載の1ビット信号処理装置。
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