JP3812448B2 - スピーカボックス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は主として自動車に搭載される音響機器に用いられるスピーカボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術を図3のスピーカボックスの要部側断面図により説明する。
【0003】
同図によると、1はキャビネット、2は金属板、6は金属板2にプレス加工されたバーリングタップ、7はブラケット、8はビスである。従来このタイプのスピーカボックスでは、バーリングタップ6にビス8でブラケット7を固定すると同時にボックスを密閉し、ブラケット7を介して車両等の本体側に取付けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年、車載用のスピーカボックスは省スペースのためにブラケットを介さずに直接スピーカボックスを装着することが望まれているが、従来のバーリングタップで直接取付けると締め付け強度が不足するという課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明のスピーカボックスは、底面開口部を有するキャビネットと、この底面開口部を覆うとともに孔を設けた金属板と、この孔と中心軸を合せて固着されたナットと、上記ナットを覆うように前記金属板に固定されたカバーと、少なくとも前記金属板と前記カバー間の隙間に塗布されたシーリング剤とで構成したものであり、前記金属板に固着したナットを用いて自動車の車体側とボルト等で締結するので、締結強度を充分確保するとともに、シーリング剤によってスピーカボックス内への前記ナット内径部分から発生するエアー漏れを防止することで、車両の省スペース(薄形)化に対応したスピーカボックスの提供を可能とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のスピーカボックスの一実施の形態について図1から図2により説明する。なお、従来技術と同一部分は同一番号を付して説明を省略して説明する。
【0007】
(実施の形態1)
図1は本発明のスピーカボックスの一実施の形態の要部側断面図であり、図2は同製作過程を説明する要部分解側断面図である。
【0008】
同図によると、2aはカシメ部2bを設けた金属板であり、3はこの金属板2aにこの金属板2aの孔に中心軸を合せて溶接されたナットであり、4は前記カシメ部2bが挿入される小孔部4aを設けるとともに、前記ナット3を覆うカバーであり、5はシーリング剤である。
【0009】
本実施の形態では、キャビネット1は樹脂成形品、金属板2aはプレスされた鉄板、ナット3は溶着シロを持った溶接ナット、カバー4はプレスされたメッキ鋼板、シーリング剤5はシリコン系粘着剤又はオレフィン系ホットメルトを使用している。
【0010】
次にスピーカボックスとしての組立手順について説明すると、図2は上記金属板2aとカバー4がカシメられる前のそれぞれの状態を示し、同図のように、金属板2aは複数のカシメ部2bが切り起こされた状態で溶接されたナット3と共にメッキされ、前記小孔部4aに挿入され、金属板2aのカシメ部2bがカバー4の上から外側へ曲げ戻され、両者はカシメられる。この際、金属板2aとカバー4の間に必要な公差として発生する隙間は、シーリング剤5により覆われ密閉される。以上のようにして構成された金属板組立品は、最終的にキャビネット1に固定され、スピーカボックスとして完成される。
【0011】
以上のようにシーリング剤5で前述の金属板2aとカバー4の隙間をシールドするので、車体側(図示せず)とスピーカボックスをナット3により固定した場合のビス(図示せず)とナット3間の僅かな隙間からのエアー漏れもナット3を含むカバー4内とキャビネット1と金属板2aで構成された密閉空間とがシーリング剤5によって分離されて密閉が確保されて、スピーカボックスとしての密閉が確保されるとともに、ナット3で車体側と締結されるので締結強度も充分確保することが可能となる。
【0012】
また、本実施の形態においてはカバー4を金属板2aにカシメにより固定したが、これはカバー4を溶接した場合、メッキによってカバー4内にメッキ液が残存し、残存したメッキ液に起因する品質不良の可能性を回避するため、メッキ後にカバー4を金属板2aにカシメにより固定することにしたことによるものである。
【0013】
また、従来使用していたブラケットを使用しないので車室内での省スペース化に寄与できるとともに、部品コストやスピーカキャビネットの輸送コストの低減も行えるものである。
【0014】
【発明の効果】
以上のように、本発明のスピーカボックスは取付の締結強度の向上と省スペース化を図ったスピーカボックスの提供を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピーカボックスの一実施の形態の要部側断面図
【図2】同製作過程を説明する要部分解側断面図
【図3】従来のスピーカボックスの要部側断面図
【符号の説明】
1 キャビネット
2a 金属板
3 ナット
4 カバー
5 シーリング剤
Claims (1)
- 底面開口部を有するキャビネットと、このキャビネットの底面開口部を覆うとともに孔を設けた金属板と、この孔と中心軸を合せて固着されたナットと、上記ナットを覆うように前記金属板に固定されたカバーと、少なくとも前記金属板と前記カバー間の隙間に塗布されたシーリング剤とで構成されるスピーカボックス。
Priority Applications (1)
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JP2002018059A JP3812448B2 (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | スピーカボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002018059A JP3812448B2 (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | スピーカボックス |
Publications (2)
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JP2003219491A JP2003219491A (ja) | 2003-07-31 |
JP3812448B2 true JP3812448B2 (ja) | 2006-08-23 |
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Family Applications (1)
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JP2002018059A Expired - Fee Related JP3812448B2 (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | スピーカボックス |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3812448B2 (ja) |
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2002
- 2002-01-28 JP JP2002018059A patent/JP3812448B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP2003219491A (ja) | 2003-07-31 |
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