JP2599532Y2 - 車両用スピーカ装置 - Google Patents

車両用スピーカ装置

Info

Publication number
JP2599532Y2
JP2599532Y2 JP1991055702U JP5570291U JP2599532Y2 JP 2599532 Y2 JP2599532 Y2 JP 2599532Y2 JP 1991055702 U JP1991055702 U JP 1991055702U JP 5570291 U JP5570291 U JP 5570291U JP 2599532 Y2 JP2599532 Y2 JP 2599532Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
inner body
speaker
attached
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991055702U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05553U (ja
Inventor
重行 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Onkyo Corp
Original Assignee
Onkyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Onkyo Corp filed Critical Onkyo Corp
Priority to JP1991055702U priority Critical patent/JP2599532Y2/ja
Publication of JPH05553U publication Critical patent/JPH05553U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2599532Y2 publication Critical patent/JP2599532Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の扉の内部に取
り付けるスピーカ装置において、スピーカを取り付ける
ブラケットを一枚の鉄板製、 または一体の射出成型した
合成樹脂製としたことを特徴とする車両用スピーカ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の車両用スピーカ装置は、自
動車組み立てライン上で自動車の扉のインナボディに穿
設したスピーカ取り付け穴に、スピーカを嵌合して、取
り付けねじ等で締め付け固定していたものがほとんどで
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】したがって、従来のこ
の種車両用スピーカ装置にあっては、自動車の扉にスピ
ーカ取り付け穴を明ける中心穴加工、およびその周囲に
小さな取り付けねじ穴を複数個明ける加工等が必要であ
って、それらの加工寸法誤差も小さいので、自動車組み
立て工程中において、それらの精度の高い加工をするこ
とは、大変煩瑣な手数と時間を要していたという問題が
あった。また、このような車両用スピーカ装置にあって
は、電気入力線接続について、一々ハンダ鏝をもってハ
ンダ付け加工を施す手数を必要とするという問題もあっ
た。
【0004】そこで、本考案は、図1,図2に示すよう
に、このような従来の車両用スピーカ装置が有していた
問題点を解決するために、予めブラケット(2)(スピーカ
取り付け板)に、 一端にコネクタ(6)等を接続した電気入
力電線を接続したスピーカ(1)を取り付けておいて、半
成品として搬入し、 自動車組み立てライン工程上で、一
々スピーカの取り付けねじの締め付け作業や、接続用電
線のハンダ付け作業等を廃して、コネクタの挿入のみで
接続を完了出来て、自動車組み立て作業時間の短縮、取
り付け作業品質の向上を図ることを目的とし、ひいては
製造コストの低減と、組み込み品質の均一化に資するこ
とができる車両用スピーカ装置を提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】該目的を達成するための
第1考案の構成を、実施例に対応する図1を用いて
明すると、本第1考案は、ブラケット(2)に、接続用
コネクタ(6)の一端を入力端子に接続したスピーカド
ライバユニット(1)を取り付けるとともに、バスレフ
用ダクト(4)を形成して、自動車のインナボディ
(5)の内側形状に合わせて成形した前記ブラケット
(2)の外側との間にブチル樹脂等の独立気泡の樹脂
(8)を介して、自動車のインナボディ(5)に取り付
てバスレフキャビネットを形成して、自動車組み立て
工程において、前記接続用コネクタ(6)に自動車のイ
ンナボディ(5)側の電気入力配線を一挙動で接続し得
車両用スピーカ装置である。また、第2考案は、
2,図3に示すようにブラケット(2)が、内周に凸部
(22)を有する切欠部(21)を設けてあり、別体の
バスレフ用ダクト(4’)の端部外周に形成した周縁部
(14)の溝(15)を、前記ブラケット(2)の切欠
部(21)に嵌合したものである車両用スピーカ装置で
ある。
【0006】
【作用】本第1考案は、このような構成により、接続用
コネクタ(6)の一端をその入力端子に接続したスピー
カドライバユニット(1)を、前記コネクタ(6)とと
もに、バスレフ用ダクト(4)を形成するブラケット
(2)に取り付けて、自動車のインナボディ(5)の内
側形状に合わせて成形したブラケット(2)の外側との
間に、ブチル樹脂等の独立気泡の樹脂(8)を介して、
自動車のインナボディ(5)に機密に取り付けると、バ
スレフ型キャビネットが形成することができる
【0007】また、 本考案は、 別体のバスレフ用ダクト
(4')の端部外周に形成した周縁部(14)の溝(15)を、 前記
のブラケット(2)の内周に設けた凸部(22)を有する切欠
部(21)に嵌合できるから、 種々の周波数のバスレフ位相
反転周波数を自由に得られる。
【0008】
【実施例】以下本考案の実施例について図面に基づいて
説明する。図中、図1乃至図3は、本考案の1実施例を
示す図であって、図1は本考案スピーカ装置の実施例の
断面図を示している。(1)はスピーカのドライバユニッ
トで、 鉄板製のブラケット(2)に、取り付けねじあるい
はリベット等で取り付けられている。更にブラケット
(2)には必要に応じて、 スピーカ取り付け面から内方に
向けて突出する筒状のダクト(4)を、 溶接又は接着によ
って一体に形成して、ブラケット(2)を車両の扉のイン
ナボディ(5)に取り付けた際、 インナボディ(5)に形成さ
れた凹部の空間を利用して、 バスレフダクト(4)を動作
させて、 バスレフ型スピーカキャビネットとして動作せ
しめることができるようにするか、または、ダクト(4)
を塞ぐか、 取り付けないで密閉型ボックスとして動作せ
しめることができる。
【0009】而して、 接続用コネクタ(6)の一端をスピ
ーカ(1)の入力端子にハンダ付けして接続を完了してお
く。このような態形に仕上げた半成品で、 自動車組み立
て工程ラインに搬入することにより、 小さいスペースで
納入管理することができる。さらにブラケット(2)の外側
は、 自動車インナボディ(5)の内部形状に適合した形状
に成形しておいて、 間にブチル樹脂のような独立気泡の
樹脂(8)を、 気密保持用クッションとして介して取り付
けると、気密度の高いスピーカ装置として完成できる。
さらに又、ブラケット(2)は、 スピーカ(1)のフレーム(1
a)として、 車両に取り付けた場合、 車体インナボディ
(5)の一部分として適合して組み込むことが出来るか
ら、コスト低減に一層顕著な効果をあげることができ
る。 そしてまた、 ブラケット(2)内部又はインナボディ
(5)内部に吸音材を取り付けて、 スピーカ装置としてキ
ャビネット内部の吸音効果を高める効果を現出すること
も可能である。
【0010】本考案は、 前記のブラケット(2)が、 別体
のバスレフ用ダクト(4')の端部外周に形成した周縁部(1
4)の溝(15)を、 前記ブラケツト(2)の切欠部(21)の凸部
(22)に嵌合する構造によって、 ダクト(4')の寸法によっ
て、 バスレフの位相反転の周波数を調整することができ
る車両用スピーカ装置である。
【0011】以上本考案の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本考案は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本考案にいう前記の構
成要件を備え、かつ、本考案にいう目的を達成し、以下
にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施す
ることができるものである。
【0012】
【考案の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
考案は、 鉄板製のブラケット(2)に取り付けねじ(3)で
スピーカのドライバユニット(1)が、 取り付けられ、 更
にブラケット(2)には必要に応じて、 スピーカ取り付け
面から内方に向けて突出する筒状のダクト(4)を、 溶接
又は接着によって一体に形成しているから、 ブラケット
(2)を車両インナボディ(5)に取り付けた際、 扉のインナ
ボディ(5)に形成された凹部の空間を利用して、 バスレ
フ型スピーカキャビネット、 あるいは密閉形スピーカキ
ャビネットとして動作せしめることができる。 接続用コ
ネクタ(6)の一端をスピーカの入力端子にハンダ付けし
て接続をしておいてこのような形態に仕上げた半成品
で、 自動車組み立て工程ラインに搬入することにより、
小さいスペースで在庫納入管理することができ、 さら、
ブラケット(2)の外側は、 自動車車体のインナボディ(5)
の内部形状に合わせた形状に成形しておいて、 車体のイ
ンナボディ(5)との間にブチル樹脂のような独立気泡の
パッキング樹脂(8)を、 気密保持用クッションとして介
して取り付けできるので、扉の空間を気密に保持できる
スピーカ装置として、 動作せしめることができる。 さら
に又、 ブラケット(2)は、 スピーカ(1)のフレームとし
て、 車両用に取り付けた場合、 車体インナボディ(5)の
一部分として、 適合して組み込むことが出来るから、コ
スト低減に一層顕著な効果をあげることができる。
【0013】本考案は、 また、 前記のブラケット(2)を、
種々の寸法の別体のバスレフ用ダクト(4')の端部外周
に形成した周縁部(14)の溝(15)を、 前記ブラケツト(2)
の切欠部(21)の凸部(22)に嵌合することができるので、
バスレフの位相反転の周波数を調整することができる効
果を有する。
【0014】また、 スピーカ装置としてキャビネット内
部に吸音材を取り付けて、 製品の吸音効果を向上すると
ともに、 均一にする効果を現出する効果ことも可能であ
る。以上の相当的効果として、再生音質の向上等の実用
上における種々の顕著な効果を期待することが出来るに
至ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示した縦断面図。
【図2】切欠部を設けたブラケットの外観図。
【図3】別体のダクト部の外観図。
【符号の説明】
(1) ドライバユニット (2) ブラケット (4) バスレフ用ダクト (4') 別体のバスレフ用ダクト (5) インナボディ (6) 接続用コネクタ (8) パッキング樹脂 (14) 周縁部 (15) 溝 (21) 切欠部 (22) 凸部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続用コネクタ(6)に接続された電気
    入力線の他端が入力端子に接続されたスピーカドライバ
    ユニット(1)と、このスピーカドライバユニット
    (1)及び前記接続用コネクタ(6)が取り付けられた
    ブラケット(2)と、このブラケット(2)に形成され
    たバスレフ用ダクト(4)と、前記ブラケット(2)と
    自動車のインナボディ(5)との間に介入されるクッシ
    ョン用のパッキング樹脂(8)とを備え、前記ブラケッ
    ト(2)は、前記自動車のインナボディ(5)の内側形
    状に合わせて成形され、前記パッキング樹脂(8)を介
    して前記自動車のインナボディ(5)に取り付けられて
    キャビネットを形成し、前記ブラケット(2)に取り付
    けられた接続用コネクタ(6)に、前記自動車インナボ
    ディ(5)側からの電気入力配線の一端を挿入すること
    により、前記自動車インナボディ(5)側からの電気入
    力がスピーカドライバユニット(1)への接続されるこ
    とを特徴とする車両用スピーカ装置。
  2. 【請求項2】 接続用コネクタ(6)に接続された電気
    入力線の他端が入力端子に接続されたスピーカドライバ
    ユニット(1)と、このスピーカドライバユニット
    (1)及び前記接続用コネクタ(6)が取り付けられる
    と共に、内周に凸部(22)を有する切欠部(21)が
    形成されて別体のバスレフ用ダクト(4’)が着脱自在
    とされたブラケット(2)と、前記ブラケット(2)と
    自動車のインナボディ(5)との間に介入されるクッシ
    ョン用のパッキング樹脂(8)とを備え、前記ブラケッ
    ト(2)は、前記自動車のインナボディ(5)の内側形
    状に合わせて成形され、前記パッキング樹脂(8)を介
    して前記自動車のインナボディ(5)に取り付けられて
    キャビネットを形成し、前記ブラケット(2)に取り付
    けられた接続用コネクタ(6)に、前記自動車のインナ
    ボディ(5)側からの電気入力配線の一端を挿入するこ
    とにより、前記自動車インナボディ(5)側からの電気
    入力がスピーカドライバユニット(1)への接続される
    ことを特徴とする車両用スピーカ装置
JP1991055702U 1991-06-21 1991-06-21 車両用スピーカ装置 Expired - Lifetime JP2599532Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991055702U JP2599532Y2 (ja) 1991-06-21 1991-06-21 車両用スピーカ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991055702U JP2599532Y2 (ja) 1991-06-21 1991-06-21 車両用スピーカ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05553U JPH05553U (ja) 1993-01-08
JP2599532Y2 true JP2599532Y2 (ja) 1999-09-13

Family

ID=13006227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991055702U Expired - Lifetime JP2599532Y2 (ja) 1991-06-21 1991-06-21 車両用スピーカ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2599532Y2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0183051U (ja) * 1987-11-19 1989-06-02
JPH01161243U (ja) * 1988-04-28 1989-11-09
KR100383929B1 (ko) * 2000-09-05 2003-05-14 현대자동차주식회사 차량용 도어의 트위터 스피커 장착구조
JP2003063316A (ja) * 2001-08-23 2003-03-05 Sony Corp 車両ドア用スピーカ装置
JP4786083B2 (ja) * 2001-08-31 2011-10-05 テイ・エス テック株式会社 スピーカボックス一体型ドアライニング
US8649548B1 (en) * 2012-08-14 2014-02-11 Bose Corporation Structure having acoustic transducer volume

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61117750U (ja) * 1985-01-10 1986-07-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05553U (ja) 1993-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5734131A (en) Speaker mount structure of vehicle
US5532437A (en) Speaker assembly
EP0746958B1 (en) Sound-reproducing apparatus comprising an acoustic horn, and acoustic horn for use in the apparatus
JP2599532Y2 (ja) 車両用スピーカ装置
JPS6140576B2 (ja)
JP3462546B2 (ja) 車載用スピーカ
WO2022067902A1 (zh) 机动车、扶手箱及车载低音模组
US20060145376A1 (en) Trim panel with integrally formed attachment member
US6937740B2 (en) Monopole low frequency test woofer
JP2767905B2 (ja) スピーカ装置
JPH053596A (ja) スピーカ
JP3397965B2 (ja) 電子鍵盤楽器のスピーカボックス
JPH06183287A (ja) 車両用インストルメントパネルにおける装置取付け構造
CN214154775U (zh) 用于车载音响的盆架
JP3327014B2 (ja) スピーカ
CN214154813U (zh) 便于装配接线的盆架
JPS61139185A (ja) 車載用スピ−カ
JPH07326868A (ja) 電子機器収納用筐体
MXPA01000151A (es) Ensamble de bocina de multimontaje.
JP4067075B2 (ja) 部品の接合構造
JPH10210580A (ja) スピーカフレーム
JP3622384B2 (ja) 車載用スピーカ装置
JPH10200984A (ja) 車載用ホーン型スピーカシステム
JPH057877Y2 (ja)
KR100471892B1 (ko) 차량 스티어링휠의 부품 장착용 홀더 제작방법