JP2767905B2 - スピーカ装置 - Google Patents

スピーカ装置

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JP2767905B2
JP2767905B2 JP1170169A JP17016989A JP2767905B2 JP 2767905 B2 JP2767905 B2 JP 2767905B2 JP 1170169 A JP1170169 A JP 1170169A JP 17016989 A JP17016989 A JP 17016989A JP 2767905 B2 JP2767905 B2 JP 2767905B2
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敬 橋本
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は各種音響機器に用いられるバスレフ方式のス
ピーカ装置に関するものである。
従来の技術 小容積のボックスに組込まれたスピーカの低音側の再
生限界周波数を伸ばす方法として、ボックスに長さや径
を調整したダクトを設定することで、この長さと径によ
って定まる低周波数域の音を共振させるバスレフ方式が
よく用いられている。
このダクトをボックスに設けるための構成として、従
来、第8図に示すようにボックス構成部品と一体で形成
する構成、第9図に示すように別部品として形成したダ
クトを取り付ける構成などが知られている。
すなわち、第8図に示すものは、ボックス後面部品1
に、一部にダクト2を一体に設けたボックス前面部品3
を組合せてビス4により結合し、上記ボックス前面部品
3にスピーカ5を組込んで構成されており、第9図に示
すものは、ボックス後面部品1に開口部6を形成したボ
ックス前面部品3をビス4により結合し、上記ボックス
前面部品3の開口部6に別個に形成したL字状のダクト
7をビス8により密閉用クッション材9を介して結合す
るとともにこのボックス前面部品3にスピーカ5を組込
んで構成されていた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、これらの構成ではスピーカ装置の外部
形状が限定され、かつダクト及びボックスの構成部品が
金型により量産化される場合、以下の欠点を有してい
た。
第8図の例においては、ダクト2はボックス前面部品
3に一体で成形されるためボックス前面部品3の金型開
閉方向にしか設けられないため、ダクト長はボックスの
金型開閉方向における深さに限定され、バスレフ方式と
しての設計上必要となる長さが設けられない場合が生じ
るものであった。
また、第9図の例においてはダクト7に屈曲部がある
ため、第10図に示すように垂直方向開閉金型10と水平方
向開閉金型11の二軸の開閉方向を有する複雑な金型が成
形上必要になるとともに、ボックス前面部品3への取付
時に、音響気密性の確保及び取付強度確保のために、嵌
合面に密閉用クッション材9の挿入、ビス8による締め
付け等の作業と構造が必要となる。また、音響的には屈
曲部の内側を金型開閉の必要上直線化するため第10図に
示すaの部分に断面不連続部が生じ、滑らかな空気流動
を阻害し、低音の音質を悪化させるものとなっていた。
本発明は上記欠点に鑑み、大規模な設備を必要とせ
ず、自在な形状を形成し得るダクトを用いることで、ボ
ックスの形状に関わらずかつ低音を劣化させずにバスレ
フ方式化を行い得るスピーカ装置を提供するものであ
る。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明のスピーカ装置は、
スピーカを組込んだボックスと、このボックスの構成壁
の一部に設けられた開口と、この開口に結合された少な
くとも1ヶ所以上の延伸方向を変更する屈曲部を有する
硬質エチレンプロピレンゴムチューブからなるダクトと
で構成したものである。
作用 この構成により、硬質エチレンプロピレンゴムチュー
ブからなるダクトの形成に関しては、押出し成形ノズル
と加硫時の保持治具以外に成形金型等の大規模な設備を
必要としなくなり、また従来の金属・樹脂では金型の開
閉構造上成形困難とされていた二ヶ所以上の屈曲点を有
するダクトでも、上記ゴムの弾性を用いて治具から離形
することで、成形可能となる。
一方スピーカ装置としては、このダクトをボックスの
形状に応じて成形することで、常にバスレフ方式の設計
上必要なダクト長を確保することが可能となる。また、
ボックスとダクトの取付けに際し、ボックス側のダクト
取付部開口径をダクト外径よりやや小さくすれば、ゴム
の弾性によりボックスとダクトの間で、振動が原因の異
音が発生せず気密性の高い取付け保持が可能となる。さ
らにこの取付けには、ボックスの構成壁による支持以外
はビス締め、溶着等の作業を必要としない。
音響的には、屈曲部内側を等断面積に保持できるた
め、滑らかな空気流動が実現され低音の音質が向上でき
る。
実施例 以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説
明する。
第1図は本発明の第1の実施例である自動車床面取付
型バスレフ方式のスピーカ装置の斜視図である。また、
第2図は第1図のA−A線による断面図である。
第1図において12はスピーカ、13は合成樹脂からなる
ボックス前面部品、14は同じくボックス後面部品、15は
延伸方向を変更する屈曲部を1ヶ所有する硬質エチレン
・プロピレンゴムからなるダクト、16はボックス後面部
品14の内面に設けたダクト保持部、17はボックス前面部
品13に設けたボックス開口部、18はボックス前面部品13
の下面に設けた取付部である。本実施例のスピーカ装置
は、ボックス前面部品13にスピーカ12を取付け、ボック
ス開口部17に硬質エチレン・プロピレンゴムからなるダ
クト15を圧入した後、ボックス前面部品13とボックス後
面部品14とをビス締めして構成している。因みに、この
スピーカ装置でバスレフ方式化に必要なダクト径は25m
m、長さは95mmであった。
上記ダクト15は第3図(a)に示すようにノズル19か
ら硬質エチレン・プロピレンゴムからチューブ体20を押
出し、このチューブ体20を第3図(b)に示すようにク
ランク形の治具21に挿入し、これを第3図(c)に示す
ように加硫し、これを第3図(d)に示すように治具21
を引抜いてクランク状に形成されたものを得る。
この構成により、第8図の従来例ではボックスの深さ
不足のため不可能であったダクト長が実現できるととも
に、第9図の従来例に較べてダクトの成形設備を大幅に
簡略化し、取付工数も低減できた。
また、第7図は、第1図のスピーカ装置において第9
図の従来例のダクト7を取り付けた場合と第1図のダク
ト15の場合とで、1W入力時の空気流動抵抗による三次高
調波歪を比較した歪−周波数特性図である。従来例に較
べ硬質エチレン・プロピレンゴムからなるダクト15では
大幅に三次高調波歪の低減ができた。
第4図は本発明の第2の実施例である自動車荷物室埋
込型スピーカ装置の斜視図である。第5図はこのスピー
カ装置のB−B線による断面図である。第4図におい
て、12はスピーカ、13はボックス前面部品、14はボック
ス後面部品、16はダクト保持部、17はボックス開口部
で、以上は第1図の構成と同様なものである。第1図の
構成と異なるのは硬質エチレン・プロピレンゴムからな
るダクト15に延伸方向を変更する屈曲部を2ヶ所設けた
点である。この構成により、第9図の従来例では実現で
きなかった2ヶ所の屈曲部を必要とするダクトを簡易治
具で実現可能にするとともに、その屈曲部の空気流動抵
抗による三次高調波歪を大幅に低減するものである。
また、第6図(a),(b)に示すようにボックス前
面部品13のボックス開口部17に外周面を逆円錐台形状と
し、ここにダクト15を圧入結合することで組込みが容易
となり、気密性の向上が図れることになる。
なお、第1、第2の実施例において、各々硬質エチレ
ン・プロピレンゴムのダクト15はボックスの内側に設け
たが、これはボックスの外側としてもよい。
発明の効果 以上のように本発明は、ボツクスの形状に関わりなく
バスレフ方式化を可能とするとともに、ダクト取付時の
工数削減及びダクト作成時の設備簡易化を可能とし、音
響的には低音部の三次高調波歪を低減できる優れたスピ
ーカ装置を実現し得るものであり、その実用的効果は大
なるものがある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の第1の実施例であるスピーカ装置の斜
視図、第2図は第1図のA−A線による断面図、第3図
(a)〜(d)は本発明のダクトの製造工程を示す説明
図、第4図は第2の実施例であるスピーカ装置の斜視
図、第5図は第4図のB−B線による断面図、第6図
(a),(b)は第3の実施例の要部の断面正面図と断
面側面図、第7図は本発明と従来のダクトを用いたスピ
ーカ装置の第三次高調波歪特性図、第8図は従来のボッ
クス一体成形ダクトを有するスピーカ装置の断面図、第
9図は従来の射出成形による別部品ダクトを有するスピ
ーカ装置の断面図、第10図は第6図の射出成形ダクトの
金型開閉構造説明図である。 12……スピーカ、13……ボックス前面部品、14……ボッ
クス後面部品、15……ダクト、16……ダクト保持部、17
……ボックス開口部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピーカを組込んだボックスと、このボッ
    クスの構成壁の一部に設けられた開口と、この開口に結
    合された少なくとも、一ヶ所以上の延伸方向を変更する
    屈曲部を有する硬質エチレンプロピレンゴムチューブか
    らなるダクトとで構成されたスピーカ装置。
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