JP3812410B2 - 情報表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、文字や絵図等の情報を表示する情報表示装置であって、液体中で用いられるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
文字、絵図等の情報を表示するものとして、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ等の各種ディスプレイが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
水族館等において、水中で文字、絵図等の情報を表示させたいという要望がある。ところが、例えば液晶ディスプレイを用いた場合には、構造上バックライトが必要であるため、配線も含めて表示パネル以外の部分をも水分から保護することは困難であり、高コストとなるという問題がある。
【0004】
本発明は、上記点に鑑み、簡易に液体中で情報を表示させることのできる情報表示装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、任意の情報が表示されるとともに、液体中に配置される情報表示部を備え、情報表示部は、EL素子を用いた透明ELディスプレイからなる自発光式ディスプレイであり、情報を表示していない部位は透明であるとともに、電圧が印加される端子部を有し、前記端子部は液体の外に配置されることを特徴としている。自発光式ディスプレイは簡単な構造であり、簡易な防液対策を施すだけで、ディスプレイを液体中に設置することが可能となる。また、情報表示部における防液対策を行いにくい部分を液体の外に配置することで、より簡易に防液対策を行うことができる。
【0006】
また、透明ディスプレイを用いることで、表示する情報を両面から見ることができる。また、ディスプレイの向こう側が透けて見え、液体中に置いた場合に違和感がない。さらに、液体中に文字や絵図等の情報だけが浮き上がっているように見える。
【0007】
ELディスプレイは、高輝度、高コントラストであり、表示が見えやすい。また、ELディスプレイは透明度が高く透過率が高い。さらに、簡単な構造であるため、防液対策を簡易に行うことができる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明では、情報表示部は、EL素子とEL素子を挟み込む一対のガラス部材とを有し、一対のガラス部材における外周部のうち少なくとも液体中に位置する部位には、EL素子への液体侵入を防止する液体侵入防止部材が設けられていることを特徴としている。これにより、EL素子に液体が侵入するのを防止することができる。
【0010】
また、請求項3に記載の発明では、情報表示部に供給される電流値を検出する電流センサを備え、電流センサにより検出された電流値が所定値を超えた場合には、情報表示部への電圧の印加を停止することを特徴としている。これにより、情報表示部が何らかの理由で破損したような場合にも、液体中に電圧が印加されてしまうのを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図1〜図3に基づいて説明する。本実施形態の情報表示装置は、水槽中において情報を表示させるものである。
【0012】
図1は、本実施形態の情報表示装置の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、情報表示装置は、文字や絵図等の任意の情報を表示する情報表示部10、情報表示部10を駆動する駆動回路11、駆動回路11から情報表示部10に供給される電流値を検出する電流センサ12、各種制御を行う制御回路13を備えている。制御回路13は、駆動回路11を制御して、情報表示部10に各種情報を表示させる。制御回路13は記憶手段としてのフラッシュメモリを備えており、情報表示部10に表示する情報データを保持しておくことができる。
【0013】
図2は情報表示装置が設置される水槽20の側面図であり、図3は図2のA−A断面図である。図2に示すように、情報表示部20は、水槽20の内部に配置されている。水槽20には液体として水21が満たされているものとする。
【0014】
情報表示部10に表示する情報は何でもよく、例えば水槽20で魚を飼育している場合には、その魚の説明等を表示させることができる。あるいは、魚の映像等を表示させてバーチャルインテリアとして用いることもできる。
【0015】
本実施形態では、水槽20の底面部には情報表示部10を挿入可能な開口部が形成されており、情報表示部20は水槽20の底面部から水槽20の内部に挿入されている。これにより、情報表示部10は水中に位置することとなる。情報表示部10が水槽20の開口部に挿入されている部位は、例えば耐水性の接着剤を充填してシール構造とする。
【0016】
情報表示部10と駆動回路11は、可撓性を有するフレキシブルテープ14にて電気的に接続されている。情報表示装置における情報表示部10以外の駆動回路11等は水槽10の外に配置し、水に触れないようにする。
【0017】
本実施形態では、情報表示部10としてEL素子を有する板状のELディスプレイを用いている。図3に示すように、ELディスプレイ10は、少なくともガラス基板10bまたはガラス基板10cに形成されたEL素子10aが、お互いのガラス基板の内側にあるように形成されている。EL素子10aは、図示を省略しているが、発光層を絶縁層、電極の順で挟み込んだ構造をしている。
【0018】
ELディスプレイは、自発光式であって高輝度、高コントラストであり、表示が見えやすいという特徴がある。また、ELディスプレイは透明度が高く透過率が高いため、情報を表示しない部位では向こう側が透けて見える。これにより、水中に文字や絵図等の情報だけが浮き上がっているように見える。
【0019】
また、ELディスプレイは自発光式であるため、液晶ディスプレイで必要とされるようなバックライト等は不要であり簡単な構造をしている。このため、以下の1)〜3)に示す防水対策を施すことで、水中に情報表示部10を設置することが可能となる。
【0020】
1)情報表示部10におけるフレキシブルテープ14が接続している部位は、駆動回路11より電圧が印加され信号が入力される実装部(端子部)10dとなっている。ELディスプレイで情報表示を行うためには、少なくとも100V以上の電圧を印加する必要がある。このため、実装部10dが水中に存在すると、情報表示部10に電圧を供給する線間の絶縁が充分に保てない等の理由から、情報表示部10における情報表示性能が悪化する。
【0021】
そこで、本実施形態では、図2に示すように、情報表示部10のうち、少なくとも信号や電圧の入力部分である実装部10dは水中に位置しないようにする。これにより、EL素子10aが2枚のガラス基板10b、10cで挟まれている部分だけが水中に位置することになる。
【0022】
2)EL素子10aとガラス基板10b、10cとを貼り付けるためには、EL素子10aより広い面積で接着剤10fが用いられる。この接着剤10fは、空気中では充分な耐水性を発揮するが、水中では大きな水圧がかかるので耐水性が充分であるとはいえない。
【0023】
そこで、本実施形態では、図2、図3に示すように、EL素子10aを挟んだガラス基板10b、10cの周囲を水分侵入防止部材10eで覆うことで防水構造としている。水分侵入防止部材10eとしては、例えば金属や樹脂を用いることができる。金属は水中で錆びにくいものであれば何でもよい。樹脂は耐湿性のものであれば何でもよく、透明であることが望ましい。
【0024】
3)また、水槽20中で水流が発生した場合には、ELディスプレイに過度の水圧がかかる可能性がある。上述のようにEL素子には100V以上の電圧が印加されるため、ガラスが割れた場合には電圧が水中に印加されることとなる。そこで、本実施形態では情報表示部10に供給される電流値を検出する電流センサ13を設けている。電流センサ13により検出した電流値が所定値を超え、過大な電流値を検出した場合には、駆動回路11から情報表示部10への電圧印加を停止するように構成している。これにより、ガラスが割れたような場合にも、水中に電圧が印加されることを防ぐことができる。
【0025】
以上、本実施形態のように、情報表示部10としてELディスプレイ等の板状の自発光式ディスプレイを用いることで、簡易な防水対策を施すだけで、ディスプレイを水中に設置することが可能となる。また、透明ディスプレイを用いることで、表示する情報を両面から見ることができる。さらに、向こう側が透けて見え、水中に置いた場合に違和感がない。
【0026】
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、情報表示部10を水槽20に底面から挿入して水中に位置するように構成したが、これに限らず、例えば情報表示部10を上方からつり下げて、情報表示部10が水中に位置するように構成してもよい。この場合には、情報表示部10の実装部10eを水上に位置するようにする。
【0027】
また、上記実施形態では水中に設置する情報表示部10として自発光式のELディスプレイを用いたが、これに限らず、自発光式ディスプレイとして蛍光表示管ディスプレイ、プラズマディスプレイ等を用いてもよい。このうち、蛍光表示管ディスプレイは、電極材料として細い金属を用いることで、透明ディスプレイとして用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上記実施形態の情報表示装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】情報表示装置が設置された水槽の側面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【符号の説明】
10…情報表示部、11…駆動回路、12…電流センサ、13…制御回路。
Claims (3)
- 任意の情報が表示されるとともに、液体中に配置される情報表示部を備え、前記情報表示部は、EL素子を用いた透明ELディスプレイからなる自発光式ディスプレイであり、情報を表示していない部位は透明であるとともに、電圧が印加される端子部を有し、前記端子部は液体の外に配置されることを特徴とする情報表示装置。
- 前記情報表示部は、前記EL素子と前記EL素子を挟み込む一対のガラス部材とを有し、前記一対のガラス部材における外周部のうち少なくとも液体中に位置する部位には、前記EL素子への液体侵入を防止する液体侵入防止部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
- 前記情報表示部に供給される電流値を検出する電流センサを備え、前記電流センサにより検出された電流値が所定値を超えた場合には、前記情報表示部への電圧の印加を停止することを特徴とする請求項1または2に記載の情報表示装置。
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