JP3811579B2 - 移植機のマーカ制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、線引き用のマーカを備えた乗用田植機等の移植機に係り、詳しくは前記マーカの繰出しを制御する移植機のマーカ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、乗用田植機等の移植機は、苗の植付条間を適正に保持し、また機体の直進性を良好にするために、植付作業時に、次工程の機体走行基準線となる線を田面に引くマーカ装置を備えている。
【0003】
そして従来、この種マーカ装置として、本件出願人の出願に係る特公平7−102006号公報に記載の技術が公知であり、この従来例によれば、例えばマーカを機体側方に下降繰り出す作業位置から上昇収納する非作業位置へ移動するのに、植付部の昇降動作に連動して行い、かつ左右いずれか一方のマーカを非作業位置にて保持する機械的なロック部材を植付部の昇降作動に伴って左右交互に切換えて、圃場端における機体回向時に、植付部を昇降することにより左右マーカを自動的に作業位置に切換えるように構成されている。
【0004】
これにより、例えば最初に右マーカを作業位置に繰り出して圃場面に線を引き、枕地にて回向した後は、次に反対側の左マーカを作業位置に繰り出して圃場面に線を引きながら移植作業を行えば、前記基準線を目安として走行しながら、該基準線に沿って整列状の移植が可能となる。
【0005】
一方、従来のマーカ装置は、機械的なロック部材を植付部の昇降作動に伴って自動的に左右交互に切換えていたため、機構が複雑になることや、一定の場合、運転者は座席下方のロック部材を操作しなければならない等、煩雑な作業が必要であること等から、近年、1本の操作レバーで作業部の昇降と左右マーカの切換え操作等を可能としたものも出現している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した1本の操作レバーによるマーカの切換え操作において、植付部の昇降に伴い該マーカの繰出しを左右交互に切換える自動モードでの作業中に、畦際において苗補給のためにエンジンを停止し、苗補給完了後に再びエンジンを始動して作業に入る場合、エンジン停止前のマーカの繰出し方向に関係なくマーカの繰出し方向が予め設定されていると、再び作業に入るときにマーカの繰出し方向を設定し直さなければならない場合が生じ、作業効率が低下するという課題があった。
【0007】
本発明は、斯かる課題を解消するためになされたもので、その目的とするところは、マーカ自動モードでの作業中にエンジンを停止した後のエンジン再始動時に、引き続きエンジン停止前のマーカの繰出し順序に従ったマーカの繰出しを可能とする移植機のマーカ制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、エンジン(6)にて駆動される走行機体(5)に、作業部(10)を昇降自在に支持すると共に、該作業部の昇降に伴い上昇収納される非作業位置と機体側方に下降繰り出される作業位置とに移動可能な左右マーカ(50L,50R)を備えた移植機(1)において、
前記作業部(10)の昇降毎に前記左右マーカの繰出し方向を交互に切換える自動モードを有するマーカ制御部(39)と、
前記作業部(10)の上昇に伴い前記左右マーカ(50L,50R)を上昇して前記非作業位置に保持し、かつ前記マーカ制御部(39)からの電気信号に基づき、前記作業部が所定下降位置に下降した状態で、アクチュエータ(46)を作動して前記マーカの非作業位置での保持を解除し、前記左右いずれか一方のマーカを前記作業位置に繰出すマーカ切換え手段(40)と、
前記作業位置に繰出される側の前記マーカが左右いずれの側であるかを表示するマーカ表示手段(84R,84L)と、
前記作業部を作業状態にするための作業スイッチ(32)と、を備え、
前記マーカ制御部は、前記自動モードにあってかつ前記作業部(10)の上昇位置において、前記作業スイッチ(32)をオン状態に保持したままでの前記エンジン(6)を停止した後のエンジン再始動時に、前記マーカ(50L,50R)をエンジン停止前の繰出し方向と反対方向への繰出しを設定すると共に、該設定に基づき前記マーカ表示手段(84R,84L)を表示してなる、
ことを特徴とする移植機のマーカ制御装置にある。
【0009】
請求項2記載の発明は、前記作業中にエンジン(6)を停止した場合に、エンジン停止前の前記マーカ(50R,50L)の繰出し状態を保持可能な保持機構(45)を備えている、ことを特徴とする。
【0011】
[作用]
以上の発明特定事項に基づき、移植機(1)は、その走行機体(5)に作業部(10)が昇降自在に支持されていると共に、該作業部(10)の昇降に伴い上昇収納される非作業位置と、機体左右側方に下降繰り出される作業位置とに移動可能なマーカ(50R,50L)が備えられている。
【0012】
そして、マーカ制御部(39)は、前記作業部(10)の昇降に伴い、前記マーカ(50R,50L)の繰出しを自動的に左右交互に切換える自動モードでの作業中に、例えば畦際にて苗補給のために前記エンジン(6)を停止し、苗を補給した後のエンジン再始動時に、前記マーカ(50R,50L)をエンジン停止前の繰出し方向と反対方向への繰出しを設定する制御を行う。
【0013】
すなわち、エンジン始動時に、エンジン停止前のマーカ(50R,50L)の繰出し方向に関係なく予め繰出し方向が設定されている場合は、エンジン再始動時には、マーカ(50R,50L)の繰出し方向を改めて設定し直す必要が生じるため、本発明では、エンジン停止前の繰出し方向を検出し、これと反対方向にマーカ(50R,50L)を繰出すことにより、引き続きエンジン停止前のマーカ(50R,50L)の繰出し順序に従った繰出しが可能となる。
【0014】
なお、上述したカッコ内の符号は図面を参照するためのものであって、本発明の発明特定事項を何ら限定するものではない。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
【0016】
図1に示すように、乗用田植機1は、前輪2及び後輪3により支持された走行機体5を有しており、該走行機体5にはその前輪前方部分のボンネット4内にエンジン6が搭載され、走行機体5の前後方向の中間部には座席シート7を有する運転席9が配設されている。この座席シート7の側方には、手動操作レバー17が設けられていて、この手動操作レバー17は、レバーガイド21に沿い「上げ」、「固定」、「下げ(自動)」、「植付(自動)」の各位置に操作可能となっている。
【0017】
前記走行機体5の後方には、昇降リンク機構8を介して作業部としての植付部10が昇降自在に支持され、該植付部10には多数のプランタ、フロー卜14及びマット苗を縦方向に載置し得る苗載せ台12が備えられている。また、植付部10の左右両端部には、マーカ50(R,L)が取り付けられている。このマーカ50は、例えば植付部10の昇降に伴い機体側方に下降繰り出す作業位置と、上昇収納する非作業位置とに自動的かつ交互に切換えられるようになっており、作業位置においては圃場面に走行機体5の走行基準線を引くことができる。
【0018】
前記走行機体5には、昇降リンク機構8に固着されたリンクブラケット44との間に油圧シリンダ装置19が配設されていて、前記手動操作レバー17の操作に基づき、座席シート7下部のリヤカバー26内に配置された制御部39を介して油圧コントロールバルブ35が制御され、更に該油圧コントロールバルブ35により前記油圧シリンダ装置19が伸縮制御されて、植付部10が昇降作動する。
【0019】
なお、前記手動操作レバー17の操作位置は、レバー位置検出ポテンショメータ42により検出され、この検出値に応じて前記制御部39を介して油圧コントロールバルブ35が制御される。
【0020】
また、図2(a)に示すように、前記運転席9の前部には、ステアリングホイール13が設けられ、そのステアリングコラム13aのスイッチボックス51に手元操作レバー38が取り付けられている。
【0021】
この手元操作レバー38は、図示しない弾発部材により、手を離すと図の基準位置に自動復帰するように付勢されていて、この基準位置を中心として上下方向に操作可能であると共に、この上下操作とは独立して機体前後方向に操作可能となっている。前記スイッチボックス51内には、植付部10を制御すべく手元操作レバー38の上下方向位置を検出する切換スイッチ43と、マーカ50(R,L)の繰出しを制御すべく手元操作レバー38の前後方向位置を夫々検出するモード切換スイッチ52及び方向切換スイッチ53が内蔵されている。
【0022】
そして、前記手元操作レバー38を、基準位置から上方向に1回操作すると、その操作が前記切換スイッチ43により検出されて、前記制御部39を介し植付部10が上昇制御され(上げ位置)、同様に下方向に1回操作すると植付部10が下降制御され(下げ位置)、更にこの下げ位置から下方向に1回操作すると植付部10が植付位置(植付位置)に制御される。
【0023】
また、前記手元操作レバー38を、機体前後方向の後方(図2のA方向)に操作すると、その操作が前記方向切換スイッチ53により検出されて、前記制御部39を介しマーカ50の繰出しモード(後述する)が自動モードに設定されると共に、同方向への操作毎にマーカ50の左右作業位置への繰出し方向が選択的に切換えられる。更に、前記手元操作レバー38を、前方(図2のB方向)に操作すると、その操作が前記モード切換スイッチ52により検出されて、前記制御部39を介しマーカ50の繰出しモードが停止モード又は双方モードに順次切換えられる。
【0024】
すなわち、図2(a)〜(c)に示すように、マーカ制御において、手元操作レバー38を基準位置から後方(A方向)に1回操作すると、マーカ50の繰り出しを植付部10の昇降に伴い自動的に左右交互に切換える自動モードとなり、この自動モードにおいて初期状態にあっては右マーカ50Rが作業位置に繰出され、次いで同方向にもう1回操作すると、左マーカ50Lが作業位置に繰出されるモードに設定されて、1回操作するごとに順次右→左→右→・・・と切り換えられる(図2(b)参照)。
【0025】
また、手元操作レバー38を基準位置から前方(B方向)に1回操作すると、マーカ50の繰出しを停止する停止モード(OFFモード)となり、同方向にもう1回操作すると、マーカ50の左右双方が作業位置に繰出される双方モードとなり、1回操作するごとに順次停止モード→双方モード→停止モード→・・・と切り換えられる(図2(c)参照)。
【0026】
なお、停止モードの場合、前記切換えスイッチ52,53はオフであり、マーカ50の繰出しは行わない。また、自動モードの場合、例えば植付部10が一回昇降される毎に、マーカ50の繰出し順序が自動的に左右交互に切換えられる。更に、双方モードの場合、一方のマーカを繰出し状態にしておき、かつ植付部10の下降途中で他方のマーカを繰り出し状態にすることでマーカ50の両方が繰り出される。
【0027】
なお、本実施の形態においては、エンジン始動時(初期状態)においては、マーカ50の繰出しモードは「自動モード」でかつ作業位置への繰出し方向は「右」に予め設定されている。
【0028】
次に、図3に基づき、植付部10の昇降制御について簡単に説明する。
【0029】
手元操作レバー38を操作すると、リヤカバー26内に配置されたバルブ作動機構22が作動し、このバルブ作動機構22により前記油圧コントロールバルブ35が操作されて植付部10が昇降制御される。
【0030】
すなわち、前記バルブ作動機構22はカム回動モータ41を有し、このカム回動モータ41は小ギヤ23を介して平板カム30に噛合されている。この平板カム30は、バルブ操作板36を介して油圧コントロールバルブ35に連結され、この油圧コントロールバルブ35の回動により油圧シリンダ装置19が伸縮される。
【0031】
一方、手元操作レバー38は、制御部39を介してカム回動モータ41と電気的に接続されていて、該手元操作レバー38の上下方向の操作により、その操作内容が前述の切換スイッチ43(図2,図8参照)により判別される。このため、該切換スイッチ43からの制御信号で、前記カム回動モータ41により平板カム30が回動され、油圧コントロールバルブ35を介して油圧シリンダ装置19が伸縮され、更に昇降リンク機構8を介して植付部10が昇降制御される。
【0032】
本発明において、前記制御部39は、作業部10の昇降に伴い前記マーカ50の繰出しを左右交互に切換える自動モードでの作業中に、前記エンジン6を停止した後のエンジン再始動時に、前記マーカ50をエンジン停止前の繰出し方向と反対方向への繰出しを設定する。
【0034】
本実施の形態では、マーカ自動モードでの作業中に、エンジン停止後のエンジン再始動時には、マーカ50をエンジン停止前の繰出し方向と反対方向に繰出すこととした。これにより、引き続きエンジン停止前のマーカ50の繰出し順序に従ったマーカ50の繰り出しが可能となる。
【0035】
次に、図4及び図5に基づき、マーカの制御機構について説明する。
【0036】
図4におけるマーカ引上げ機構(マーカ切換え手段)40は、昇降リンク機構8による植付部10の上昇に伴い、作業位置に下降繰り出されたマーカ50(R,L)を、非作業位置に引上げて上昇収納するものである。
【0037】
このマーカ引上げ機構40は、座席シート7の下方に設けられていて、機体側のベース板56上にマーカ切換えモータ46が取付けられ、そのモータ軸46aに段付きボス54が立設固定されている。このボス54の長手方向の中間段部には、切換えレバー58が一体的に固定され、また小径ボス部には作動アーム48が側方に突設されている。この切換えレバー58は、断面略々L字形をなすと共に、モータ軸46aを中心とする左右略々対称位置に、後述するロッド64が挿通される孔60,60が形成されている。
【0038】
そして、前記マーカ切換えモータ46が時計方向又は反時計方向に回転することにより、切換えレバー58がモータ軸46aを中心として同方向に回動する。また、前記マーカ切換えモータ46の側方には、作動アーム48の位置を検出するロータリスイッチ49が設けられていて、作動アーム48の回動に伴い、このロータリスイッチ49がオン・オフに切換え作動する。
【0039】
また、前記モータ軸46aの機体後方のベース板56上には、左右両端側を機体フレームに支持された軸61が横設されていて、該軸61にはカム62,62が機体前後方向に揺動可能に軸着されている。このカム62,62は、その高さ方向中途部に孔63,63が形成され、かつその後方に突出する突起部62a,62aを有している。そして、前記孔63,63と切換えレバー58に形成された前記孔60,60との間に、夫々ロッド64,64が取り付けられている。このロッド64,64の一端側はナット65,65により切換えレバー58に取り付けられ、他端側は内側に折曲されて前記カム62,62に係止されている。なお、これらのカム62,62は、捩りバネ66,66により軸61を中心として図5の反時計方向に付勢されている。
【0040】
また、前記カム62,62に対向するように、アームプレート67,67が支点軸68を中心として揺動可能に軸着されている。このアームプレート67,67には、前記カム62,62に対向する前端側に、前記カム62,62に当接するピン69,69が植設され、後端側にはローラ受け70,70が固定され、更に中央先端側にはワイヤ取付孔71,71が形成されている。
【0041】
前記支点軸68の下方には、横軸75が機体フレームに枢支されており、この横軸75に揺動板76,76の中間部が回動可能に軸着されている。そして、これら左右揺動板76の前端側には、前記アームプレート67,67のローラ受け70,70に当接可能にローラ77が取り付けられ、後端側には連結ピン79を介してU字プレート78の前端部が連結されている。このU字プレート78の後端部は、軸86を介して昇降リンク機構8の基端部に固設された前記リンクブラケット44に取り付けられている(図1参照)。
【0042】
また、前記ワイヤ取付孔71,71には、インナワイヤ73a,73aの連結ピン72,72が係合され、該インナワイヤ73a,73aの他端は、前記マーカ50(R,L)に夫々連結されている。なお、アウタワイヤ73,73の一端はブラケット74にナット92により調節自在に取り付けられ、他端は後述するマーカ基部回動部材93に固定されている。
【0043】
以上において、本発明は、作業中にエンジン6を停止した場合に、エンジン停止前の前記マーカ50の繰出し状態を保持可能な保持機構を備えたものである。
【0044】
すなわち、マーカ50を使用しての植付け作業中にエンジン6を停止した場合、エンジン停止前のマーカ50の繰出し状態は保持機構45により保持されるようになっている。この保持機構45は、前記段付きボス54と切換えレバー58及びロッド64を有し、前記切換えレバー58とロッド64とは、該切換えレバー58に形成された孔60を介して挿通されているため、ロッド64自身を図4の右方に移動させても切換えレバー58には影響を及ぼさないため、エンジン停止前のマーカ50の繰出し状態が保持される。
【0045】
次いで、図6(a)(b)に示すように、前記マーカ切換えモータ46のモータ軸46aが回動すると、該モータ軸46aと一体の作動アーム48を介してこれに係合された検出アーム55が検出軸49aを回動させる。この検出軸49aの回動により、ロータリスイッチ49がオン・オフ作動する。
【0046】
そして、図6(a)は、マーカ切換えモータ46が時計方向に回動してロータリスイッチ49の左スイッチがオンした状態を示し、このとき前記マーカ50は左(L)側が作業位置に繰り出されている。また、図6(b)は、マーカ切換えモータ46が反時計方向に回動してロータリスイッチ49の右スイッチがオンした状態を示し、このとき前記マーカ50は右(R)側が作業位置に繰り出されている。
【0047】
図7(a)(b)は、前記マーカ50の先端繰出し側の構成を示している。
【0048】
同図に示すように、苗載せ台12を支持する左右ステー81には、マーカ基部回動部材93によりマーカ枢支ピン91とマーカ基部のアーム50aを介して左右のマーカ50(R,L)が回動自在に支持されている。この左右のマーカ50(R,L)は、苗載せ台12の裏面に上昇収納された非作業位置と、植付部10の側方に繰り出されてその折曲側の先端aが圃場面に接触する作業位置とに切り換えられ、かつこれらマーカ50(R,L)は植付フレーム82,82との間に張設された繰出しスプリング83,83により作業位置になるように付勢されている。
【0049】
以上により、前述したマーカ引上げ機構40の作動は、図4及び図5において、例えば制御部39からの右マーカ50Rの繰り出し指令に基づき、マーカ切換えモータ46が初期位置から図4の反時計方向に回転してロータリスイッチ49の右スイッチがオンした位置で停止する。
【0050】
これにより、切換えレバー58はモータ軸46aを中心として反時計方向に揺動し、機体進行方向に対して右側のロッド64(R)を図面右方に引っ張る。すると、右側カム62が軸61を中心として図5の時計方向に回動し、その突起部62aと右側アームプレート67のピン69との係合が外れる。こうして、右側アームプレート67は、支点軸68を中心として時計方向に回動し、先端の連結ピン72が同方向に回動し、インナワイヤ73aが繰出しスプリング83により引っ張られ、右マーカ50Rが作業位置に繰り出される。
【0051】
一方、植付け走行により走行機体5が枕地に至り、該枕地において走行機体5を回向する際、油圧シリンダ装置19が作動して植付部10が上昇すると、昇降リンク機構8の基部に固定されたリンクブラケット44が軸86を中心として時計方向に回動するため、U字プレート78が図4及び図5の左方に引かれ、揺動板76が横軸75を中心として時計方向に回転し、ローラ77がアームプレート67のローラ受け70を持ち上げる。すると、アームプレート67は支点軸68を中心として反時計方向に回転し、連結ピン72を介してインナワイヤ73aを引っ張り、右マーカ50Rを上昇させて該右マーカ50Rを非作業位置に収納する。
【0052】
次いで、走行機体5を回行して植付部10が下降し、リフト角ポテンショメータ87(図1参照)にて植付部10が所定位置に下降したことを検知すると、マーカの繰出しモードが自動モードの場合、制御部39から前記と反対の左マーカ50Lの繰り出し指令が発せられ、この指令に基づき、マーカ切換えモータ46が図4の時計方向に回転してロータリスイッチ49の左スイッチがオンした位置で停止する。
【0053】
これにより、切換えレバー58はモータ軸46aを中心として時計方向に揺動し、機体進行方向に対して左側のロッド64(L)を図面右方に引っ張る。すると、左側カム62が軸61を中心として図5の時計方向に回動し、その突起部62aと左側アームプレート67のピン69との係合が外れる。こうして、左側アームプレート67は、支点軸68を中心として時計方向に回動し、先端の連結ピン72が同方向に回動し、インナワイヤ73aが繰出しスプリング83により引っ張られ、左マーカ50Lが作業位置に繰り出される。
【0054】
更に、走行機体5が枕地に至り、植付部10が上昇して昇降リンク機構8の基部のリンクブラケット44が軸86を中心として時計方向に回動すると、U字プレート78が図5の左方に引かれ、揺動板76が横軸75を中心として時計方向に回転し、ローラ77がアームプレート67のローラ受け70を持ち上げる。すると、アームプレート67は支点軸68を中心として反時計方向に回転し、連結ピン72を介してインナワイヤ73aを引っ張り、左マーカ50Lを上昇させて該左マーカ50Lを非作業位置に収納する。以下、同様にして、走行機体5が枕地に至り、植付部10が昇降する毎にマーカ50(R,L)が左右交互に切り換えられる。
【0055】
本発明は、前記マーカ50を移動制御する電磁アクチュエータ(46)を備え、該電磁アクチュエータ(46)は前記作業部10が所定の下降位置にある場合にのみ駆動制御される。
【0056】
すなわち、本実施の形態においては、電磁アクチュエータとしての前記マーカ切換えモータ46は、植付部10が所定の「下げ位置」又は「植付位置」にある場合にのみ駆動制御されるようになっている。
【0057】
これは、マーカ50の繰出しモードに応じて該マーカ50を繰出し可能な状態にセットしておくとすると、マーカ50の繰出しモードを切換えるごとにマーカ切換えモータ46が不必要に駆動されるおそれがあるため、これを回避するようにしたものである。
【0058】
図8は、本実施の形態の制御ブロック図を示している。
【0059】
前記制御部39は、マイクロコンピュータ(以下、CPUという)を有し、このCPUに、植付作業時にオン操作されて各種モニタや警報装置を作動可能状態にする植付スイッチ32とそのモニタランプ32aからの信号が入力されている他、手元操作レバー38による植付部10の制御用の切換スイッチ43、マーカ制御用のモード切換スイッチ52及び方向切換スイッチ53、マーカ50の繰出し状態を検出するロータリスイッチ49、植付部10の昇降位置を検出するリフト角ポテンショメータ87、更に平板カム30の位置を検出する油圧カムポテンショメータ47等からの信号が入力されている。
【0060】
また、これら各種スイッチ等からの信号に基づき、CPUを介して、植付部10を昇降制御するカム回動モータ41、マーカ50が作業位置にあるか否かを知らせるモニタ用のランプ84L,84R、マーカ切換えモータ46等が制御される。
【0061】
次に、図9のフローチャートに基づき、本実施の形態におけるエンジン始動時のマーカモードセットについて説明する。
【0062】
S1においては、植付スイッチ32のON/OFFを判断している。この植付スイッチ32は、植付作業時にオン操作されて各種モニタや警報装置を作動可能とするものであり、従って植付スイッチ32がONの場合にのみマーカ50が作業位置に繰り出されることになる。そして、この植付スイッチ32がOFFなら、S2において、マーカモードをOFFとすると共にモニタフラグをリセットして最初のステップに戻り、植付スイッチ32がONなら、S3において前回植付スイッチ32のON/OFFを判断する。このS3において、前回植付スイッチ32のON/OFFを判断しているのは、該植付スイッチ32がOFFからONに変化した場合に、マーカ50をオートモードの右(方向フラグ)に設定するためであり、次のS4でこの設定をした後、S5に進む。また、S3で前回植付スイッチ32がONであったなら最初のステップに戻る。
【0063】
次に、S5では、「初回通過」したか否かを判断し、「初回通過」でなければ最初のステップに戻り、「初回通過」ならS6に進む。この「初回通過」とは、植付スイッチ32がOFFからONになったのがエンジン始動後、初めてかどうかを判断するものであり、エンジン始動後、初めて植付スイッチ32がOFFからONになった場合にのみ、以下のステップでマーカ50のセット状態を検出し、該マーカ50をオートモードの右又は左に設定する。すなわち、S6では、マーカRスイッチ(ロータリスイッチ右)49のON/OFFを判断し、マーカRスイッチ49がONならS9に進み、OFFならS7においてマーカL(左)スイッチ(ロータリスイッチ左)49のON/OFFを判断する。ここで、マーカLスイッチ49がOFFなら最初のステップに戻り、ONならS8に進んで方向フラグを右から左に反転し、更にS9で植付クラッチフラグをセットする。
【0064】
次に、図10のフローチャートに基づき、マーカモードセットに関する制御動作について説明する。なお、図9に示すマーカモードセット1に次いで図10に示すマーカモードセット2が作動する。
【0065】
S11では、植付部10が最上昇位置にあるか否かを判断し、NOなら最初に戻り、YESならS12において、植付スイッチ32のON/OFFを判断する。そして、植付スイッチ32がOFFなら最初のステップに戻り、植付スイッチ32がONなら、マーカ50の繰り出しが可能であるとしてS13に進み、ここで手元操作レバー38の前方向への操作(前操作)の有無を判断する。手元操作レバー38の前操作が有ったなら、S14に進み、ここで現時点でのマーカモードを判断する。そして、このときのマーカモードがOFFなら、S15において、マーカモードを次の繰り出し順序である両落ちモードに設定してS25に進み、またS14でマーカモードがオートモード又は両落ちモードならS16に進み、ここでマーカモードをOFFに設定してS25に進む。
【0066】
一方、前述のS13で手元操作レバー38の前操作が無かったなら、S17に進み、ここで現時点でのマーカモードを判断する。そして、このときのマーカモードがオートモード以外ならS18に進み、ここで手元操作レバー38の後方向への操作(後操作)が有ったか否かを判断し、後操作が無かったならS25に進み、後操作が有ったならS19でマーカモードをオートモードでかつ方向フラグを右に設定してS25に進む。
【0067】
また、S17でマーカモードがオートモードであったなら、次にS20で植付クラッチフラグがセットされているか否かを判断する。そして、植付クラッチフラグがリセットされていれば、S22に進み、植付クラッチフラグがセットされていれば、S21で方向フラグを右→左、又は左→右に反転させた後、S22で植付クラッチフラグをクリアしてS23に進む。すなわち、マーカモードがオートモードのときは、植付部10が上昇位置にある場合に方向フラグを左右反転させている。
【0068】
このS23では、手元操作レバー38の後操作があったか否かを判断し、後操作がなければS25に進み、後操作があったなら、これに基づきS24で方向フラグを右→左、又は左→右に反転させてから、S25に進む。
【0069】
S25においては、マーカモードが両落ちモードか否かを判断し、両落ちモード以外ならS26において両落ちフラグをクリアする。また、マーカモードが両落ちモードならS27に進み、ここでマーカRスイッチ49がONか否かを判断する。そして、マーカRスイッチ49がONならS28で両落ちフラグをL(左)にセットする。また、S27でマーカRスイッチ49がOFFなら、S29において、マーカLスイッチ49がONか否かを判断する。そして、マーカLスイッチ49がONなら、S30において両落ちフラグをR(右)にセットし、マーカLスイッチ49がOFFならS31において両落ちフラグをR&Lにセットして最初のステップに戻る。
【0070】
図11は、マーカモータコントロールに関する制御フローチャートを示している。
【0071】
すなわち、S41でマーカモードを判断し、両落ちモードならS51に進み、OFFモードならS58に進み、オートモードならS42に進む。このS42では、植付部10がマーカ収納位置、すなわち「固定位置」又は「上げ位置」にあるか否かを判断し、植付部10が収納位置になければS47に進み、収納位置にあればS43に進む。このS43では、植付部10の昇降を制御する油圧系の油圧状態、すなわち平板カム30が「下げ位置」又は「植付位置」にあるか否かを判断する。これは、植付部10が「下げ位置」又は「植付位置」にある場合にのみ、マーカ切換えモータ46を駆動可能としているからである。
【0072】
そして、S43で油圧状態が「下げ」又は「植付」以外なら、S50においてマーカ切換えモータ46の駆動を停止し、また、S43で油圧状態が「下げ」又は「植付」なら、S44に進み、ここで方向フラグが右か左かを判断する。そして、このS44で方向フラグが右ならS54に進み、方向フラグが左ならS45でマーカLスイッチ49のON/OFFを判断する。そして、マーカLスイッチ49がONなら、S50に進み、マーカLスイッチ49がOFFならS46でマーカ切換えモータ46を左方向に駆動する。これは、マーカ50がオートモードで油圧状態が「下げ」又は「植付」位置にあるときに、該マーカ50を前回と反対方向に繰り出す制御を行うからである。
【0073】
また、前述したS42において、植付部10がマーカ収納位置になければ、S47において植付部10がマーカ振り出し位置にあるか否かを判断する。振り出し位置になければ、S50に進み、振り出し位置にあれば、S48で植付クラッチの入切を判断する。そして、植付クラッチが切ならS50に進み、植付クラッチが入なら、S49で植付クラッチフラグをセットして、S50に進み、マーカ切換えモータ46の駆動を停止する。
【0074】
更に、前述したS41において、マーカ50が両落ちモードならS51において植付部10がマーカ収納位置にあるか否かを判断し、収納位置になければS56に進み、収納位置にあればS52に進んで、植付部10の昇降を制御する油圧状態を判断する。そして、S52で油圧状態が「下げ」又は「植付」以外なら、S50に進み、油圧状態が「下げ」又は「植付」なら、S53に進み、ここで両落ちフラグが右及び左になっているか否かを判断する。
なお、S56では、植付部10がマーカ振り出し位置にあるか否かを判断し、振り出し位置になければ、S50に進み、振り出し位置にあれば、S57に進む。このS57では、両落ちフラグがR(右)になっているか否かを判断し、R(右)になっていればS54に進み、R(右)でなければ(≠R)、S45に進む。
【0075】
両落ちフラグが右及び左になっていなければS50に進み、両落ちフラグが右及び左になっていれば、S54に進み、ここでマーカRスイッチ49のON/OFFを判断する。マーカRスイッチ49がONなら、S50に進み、マーカRスイッチ49がOFFならS55でマーカ切換えモータ46を右方向に駆動する。
【0076】
次に、前述したS41において、マーカモードがOFFならS58において植付部10がマーカ収納位置、すなわち「固定位置」又は「上げ位置」にあるか否かを判断する。そして、植付部10がマーカ収納位置になければS65に進み、マーカ収納位置にあればS59において、植付部10の昇降を制御する油圧状態を判断する。
【0077】
このS59で、油圧状態が「下げ」又は「植付」以外なら、S65に進み、油圧状態が「下げ」又は「植付」なら、S60において、マーカC(中央)スイッチ49のON/OFFを判断し、ONならS65に進み、OFFならS61に進む。このS61では、マーカRスイッチ49のON/OFFを判断し、ONならS64においてマーカ切換えモータ46を左方向に駆動すると共に、駆動方向フラグをLとし、OFFならS62に進む。
【0078】
このS62では、マーカLスイッチ49のON/OFFを判断し、ONならS66においてマーカ切換えモータ46を右方向に駆動すると共に、駆動方向フラグをRとし、OFFならS63に進む。このS63では、駆動方向フラグの方向を判断し、駆動方向フラグがRならS66に進み、駆動方向フラグがLならS64に進み、駆動方向フラグがクリアならS65においてマーカ切換えモータ46の駆動を停止すると共に、駆動方向フラグをクリアする。
【0079】
図12は、マーカモニタ表示に関するフローチャートを示す。
【0080】
このマーカモニタ表示においては、作業位置に繰出される側のマーカモニタのランプを点灯するものであるが、S71において、モニタフラグがセットされているか否かを判断し、セットされていればS74に進み、リセットされていればS72に進む。このS72では、植付部10が最上昇位置にあるか否かを判断し、植付部10が最上昇位置になければS75においてマーカモニタの左右のランプ84R,84Lを消灯して最初のステップに戻り、植付部10が最上昇位置にあれば、S73でモニタフラグをセットしてS74に進む。このS74では、マーカモードを判断し、マーカモードがOFFならマーカモニタの左右のランプ84R,84Lを消灯し(S75)、マーカモードが両落ちならマーカモニタの左右のランプ84R,84Lを点灯する(S76)。更に、マーカモードがオートならS77に進み、このS77では、方向フラグが右(R)か左(L)かを判断する。そして、方向フラグがLなら、マーカモニタ左のランプ84Lのみを点灯し(S78)、また方向フラグがRなら、マーカモニタ右のランプ84Rのみを点灯する(S79)。
【0081】
【発明の効果】
以上説明した通り、請求項1記載の発明によれば、マーカ自動モードでの作業中にエンジンを停止した後のエンジン再始動時に、前記マーカをエンジン停止前のマーカの繰出し側と反対側への繰出しを設定するマーカ制御部を備えたことにより、例えばマーカ自動モードでの作業中に畦際にてエンジンを停止したとしても、エンジン再始動時には、引き続きエンジン停止前のマーカの繰出し順序に従ったマーカの繰出しが行われるので、マーカの繰出し方向を設定し直す手間が省け、作業能率の向上を図ることができる。
【0082】
請求項2記載の発明によれば、作業中にエンジンを停止した場合に、エンジン停止前のマーカの繰出し状態を保持可能な保持機構を備えていることにより、作業中にエンジンを停止したとしても、エンジン停止前のマーカの繰出し状態を保持してこの繰出し状態を検出することができるので、エンジンを停止した後、エンジンを再始動する時には、エンジン停止前のマーカの繰出し順序に従ったマーカの繰出しを行うことが可能となる。
【0083】
また、請求項記載の発明によれば、マーカを移動制御するマーカ切換え手段のアクチュエータは、作業部が所定の下降位置にある場合にのみ駆動制御されることにより、マーカの繰出しモードの切換え操作を頻繁に行ったとしても、作業部が所定位置に下降するまではアクチュエータは駆動されないので、不必要な繰出しモードの切換え操作によりアクチュエータの寿命が短縮されるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された乗用田植機を模式的に表した側面図である。
【図2】(a)はステアリングホイールとその下方に取付けた手元操作レバーの外観斜視図、(b)はマーカの繰出し方向の切換え順序を示す図、(c)はマーカの繰出しモードの切換え順序を示す図である。
【図3】乗用田植機に用いられる油圧制御機構の全体構成を示す側面図である。
【図4】マーカ引上げ機構の平面図である。
【図5】マーカ引上げ機構の側面図である。
【図6】(a)はロータリスイッチにより左マーカの繰出しが検出されている状態を示す図であり、(b)はロータリスイッチにより右マーカの繰出しが検出されている状態を示す図である。
【図7】(a)はマーカの先端繰出し側の全体構成を示す図であり、(b)はその要部拡大図である。
【図8】本実施の形態における制御部の構成ブロック図である。
【図9】エンジン始動時のマーカモードセットについての制御フローチャートを示す図である。
【図10】通常のマーカモードセットに関する制御フローチャートを示す図である。
【図11】マーカ切換えモータによる制御フローチャートを示す図である。
【図12】マーカモニタ表示に関する制御フローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 乗用田植機
5 走行機体
6 エンジン
7 座席シート
8 昇降リンク機構
9 運転席
10 植付部
30 平板カム
32 植付スイッチ
38 手元操作レバー
39 制御部
40 マーカ引上げ機構
41 カム回動モータ
45 保持機構
46 マーカ切換えモータ
48 作動アーム
49 ロータリスイッチ
50(R,L) マーカ
58 切換えレバー
64 ロッド
84(R,L) モニタランプ

Claims (2)

  1. エンジンにて駆動される走行機体に、作業部を昇降自在に支持すると共に、該作業部の昇降に伴い上昇収納される非作業位置と機体側方に下降繰り出される作業位置とに移動可能な左右マーカを備えた移植機において、
    前記作業部の昇降毎に前記左右マーカの繰出し方向を交互に切換える自動モードを有するマーカ制御部と、
    前記作業部の上昇に伴い前記左右マーカを上昇して前記非作業位置に保持し、かつ前記マーカ制御部からの電気信号に基づき、前記作業部が所定下降位置に下降した状態で、アクチュエータを作動して前記マーカの非作業位置での保持を解除し、前記左右いずれか一方のマーカを前記作業位置に繰出すマーカ切換え手段と、
    前記作業位置に繰出される側の前記マーカが左右いずれの側であるかを表示するマーカ表示手段と、
    前記作業部を作業状態にするための作業スイッチと、を備え、
    前記マーカ制御部は、前記自動モードにあってかつ前記作業部の上昇位置において、前記作業スイッチをオン状態に保持したままでの前記エンジンを停止した後のエンジン再始動時に、前記マーカをエンジン停止前の繰出し方向と反対方向への繰出しを設定すると共に、該設定に基づき前記マーカ表示手段を表示してなる、
    ことを特徴とする移植機のマーカ制御装置。
  2. 前記作業中にエンジンを停止した場合に、エンジン停止前の前記マーカの繰出し状態を保持可能な保持機構を備えている、
    ことを特徴とする請求項1記載の移植機のマーカ制御装置。
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