JP3811314B2 - 音声・ファックス通信切替方法および装置、その方法を記憶した記録媒体 - Google Patents
音声・ファックス通信切替方法および装置、その方法を記憶した記録媒体 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アナログ音声およびアナログFAX(ファクシミリ)信号をパケット化して、IPネットワーク内でリアルタイムに送受信する通信に関し、特に音声通信からFAX通信への切替方法と、FAX通信から音声通信への切替方法と、該方法を実現するための装置、およびその方法を記憶した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
リアルタイムにアナログFAX信号をパケット化し送受信する方法として、音声コーデックを使用する方法がある。これは、アナログのFAX信号を音声信号としてデジタル化し、音声コーデックに入力し、符号化されたデータをパケット化して送信する一方、受信したパケットから符号化データを取出し音声コーデックに入力し、復号化されたデジタルデータをアナログに変換してFAXに送出する方法である。
【0003】
この方法では、受信側のFAX装置において、復号化されたアナログ信号をFAX信号として認識できない場合があり、音声コーデックとして64kbps程度の符号化を使用しなければFAX通信できない。アナログ回線用FAX装置の最高通信速度は、14.4kbpsであり、64kbpsで符号化するのは、大変効率が悪いという問題点があった。
【0004】
また、国際標準ITU−Tの勧告T.38(IPネットワーク上のリアルタイムG3FAX通信手順)において、アナログFAX信号のパケット化について規定されており、FAX信号のパケット化については、音声のパケット化方法と異なる手順を利用するのが、汎用装置として望ましく、さらに通信効率も良くなる。
【0005】
しかし、FAX信号特有のパケット化を実現した通信においては、FAX信号のみをサポートしており、音声と切替えて使用する事ができないという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、FAX信号に対しては音声信号と異なるパケット化を行うことを可能とし、更に、音声通信からFAX通信に切り替えることを可能とし、再びFAX通信から音声通信に切り替えることを可能にする、音声・ファックス通信切替方法および装置、その方法を記憶した記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、
IPネットワークに接続し、アナログ機器より送出されたアナログ信号を入力信号とし、入力されたアナログ信号をパケット化して、ネットワークに送信する音声・ファックス通信切替装置が行う音声・ファックス通信切替方法において、
音声・ファックス通信切替装置は呼設定が完了した時点で、FAXデータパケットの受信を可能な状態とし、
音声の通信中において、
一方の音声・ファックス通信切替装置は、
入力されたアナログ信号から、FAX送信端末である事を示すCNG(発呼トーン)信号またはFAX受信端末であることを示すCED(被呼局識別)信号の検出をおこなうステップ(S1)と、
前記ステップ(S1)において、CNG信号またはCED信号が検出された場合には、音声データパケットの送信および受信の停止を指示するステップ(S5)と、
前記ステップ(S1)において検出されたアナログ信号から、CNG信号またはCED信号を示すFAXデータパケットを生成するステップ(S7)と、
ステップ(S7)で生成したCNG信号またはCED信号を示すFAXデータパケットを通信相手に送信するステップ(S8)を行って、音声通信からファックス通信に切り替え、
他方の音声・ファックス通信切替装置は、
CNG(発呼トーン)信号またはCED(被呼局識別)信号を示すFAXデータパケット受信の有無を検出するステップ(S21)と、
前記ステップ(S21)でCNG信号およびCED信号を示すFAXデータパケットが受信されなかった場合は、受信したFAXデータパケットを破棄し、
前記ステップ(S21)でCNG信号またはCED信号のFAXデータパケットが受信された場合は、音声データパケットの生成、送信、および受信の停止を指示するステップ(S26)と、
受信したCNG信号またはCED信号を示すFAXデータパケットをアナログFAX信号に変換するステップ(S27)と、
ステップ(S27)で変換したアナログFAX信号をアナログ機器に送出するステップ(S28)とを行って、音声通信からファックス通信に切り替える
ことを特徴とする。
【0008】
また本発明は、
IPネットワークに接続し、アナログ機器より送出されたアナログ信号を入力信号とし、入力されたアナログ信号をパケット化して、ネットワークに送信する音声・ファックス通信切替装置が行う音声・ファックス通信切替方法において、
音声・ファックス通信切替装置は呼設定が完了した時点で、FAXデータパケットの受信を可能な状態とし、
FAXの通信中において、
一方の音声・ファックス通信切替装置は、
音声データパケットの生成、送信、および受信を停止させておき、
入力されたアナログ信号から、呼切断を指示するDCN(切断命令)信号の検出を行うステップ(S9)と、
入力アナログ信号からDCN信号の検出された場合は、アナログ信号からDCN信号を示すFAXデータパケットを生成するステップ(S10)と、
ステップ(S10)で生成したDCN信号を示すFAXデータパケットを通信相手に送信するステップ(S11)と、
ステップ(S11)の後に、FAXデータの処理を停止させ、FAXデータパケットの送信を停止させるステップと、
音声データの処理を開始させるとともに音声データパケットの受信および送信を開始するステップとを行って、ファックス通信から音声通信に切り替え、
他方の音声・ファックス通信切替装置は、
音声データパケットの生成、送信、および受信を停止させておき、
DCN(切断命令)信号を示すFAXデータパケットの検出をおこなうステップ(S30)と、
このステップ(S30)でDCN信号を示すFAXデータパケットが検出された場合は、DCN信号を示すFAXデータパケットからDCN信号を示すアナログFAX信号に変換するステップ(S31)と、
このステップ(S31)で変換されたDCN信号を示すアナログFAX信号をアナログ機器に送出するステップ(S32)と、
ステップ(S32)の後に、FAXデータの処理を停止させ、FAXデータパケットの送信を停止させ、FAXデータパケットの受信を可能な状態に維持するステップと、
音声データの処理を開始させるとともに音声データパケットの受信および送信を開始するステップとを行って、ファックス通信から音声通信に切り替える
ことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施形態例を詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明の第1の実施形態例を示す。図1において、1は装置全体の制御を行う装置制御部、2はアナログ信号の入出力を制御するアナログインタフェース部、3は入力されたアナログ信号からCNG信号およびCED信号を検出するFAX制御信号検出部、4はアナログ信号をデジタル化し、音声パケットを生成する音声データ処理部、5はアナログ信号をデジタル化し、FAXパケットを生成するとともにDCN信号の検出を行うFAXデータ処理部、6は発呼、着呼に関する通信制御および音声、FAXといったデータ通信の制御を行うパケット通信制御部、7はLANインタフェース部である。アナログインタフェース部2には、電話機インタフェースや電話網インタフェースが適用でき、電話機インタフェースの場合は電話機やFAX装置との間で直接アナログ信号をやり取りし、アナログ電話網インタフェースの場合は電話網を介して他の電話機やFAX装置とアナログ信号の送受信を行うことができる。
【0013】
(1)音声通信からFAX通信に切替える場合の説明をする。
【0014】
図2、図3は、音声通信からFAX通信に切替える場合のシーケンス例で、図2は、CNG信号が初めに検出された場合、図3は、CED信号が初めに検出された場合である。また、呼設定が完了した時点で音声通信を開始する場合を示した。
【0015】
呼設定が完了した時点で、装置制御部1は、アナログインタフェース部2に対して、アナログ信号をFAX制御信号検出部3に送るよう指示し、FAX制御信号検出部3に対して検出開始を指示し、音声データ処理部4に処理の開始を指示し、パケット通信制御部6に対して、音声データパケットの送信および受信の開始とFAXデータパケットの受信開始を指示する。
【0016】
アナログインタフェース部2に入力されたアナログ信号は、FAX制御信号検出部3に送られ、FAX制御信号検出部3では、アナログ信号からCNG信号とCED信号の検出を行う。CNG信号およびCED信号が検出されなかった場合は、アナログ信号を音声データ処理部4に入力する。音声データ処理部4は、入力されたアナログ信号をデジタル化し、パケット化を行い、生成した音声パケットをパケット通信制御部6に入力する。音声データ処理部4では、データ圧縮のためデジタルデータを符号化する場合があり、その場合は符号化されたデータをパケット化する。パケット通信制御部6では、入力された音声データパケットに、ヘッダとして通信相手のIPアドレス、ポート番号を設定して、LANインタフェース部7に入力する。LANインタフェース部7は、入力された音声データパケットをLANに送出する。
【0017】
また、FAX制御信号検出部3において、CNG信号あるいはCED信号が検出された場合には、直ちにアナログ信号をFAXデータ処理部5に入力し、FAXデータパケット送信開始を装置制御部1に通知する。FAXデータパケット送信開始を通知された装置制御部1は、アナログインタフェース部2に対してアナログ信号をFAXデータ処理部5に入力するよう指示し、FAXデータ処理部5に対して処理の開始を指示し、音声データ処理部4に対して処理の停止を指示し、パケット通信制御部6に対して音声データパケットの送信および受信の停止を指示する。処理の開始を指示されたFAXデータ処理部5は、入力されたアナログ信号をデジタル化し、パケット化した後パケット通信制御部6に入力する。音声データパケットの送信および受信の停止を指示されたパケット通信制御部6では、FAXパケットが入力された場合のみ、ヘッダとして通信相手のIPアドレス、ポート番号(ポート番号は、音声とFAXで異なる値を設定するのが一般的である)を設定して、LANインタフェース部7に入力する。LANインタフェース部7は、入力されたFAXデータパケットをLANに送出する。
【0018】
一方、LANインタフェース部7は、LAN上を流れているパケットから、自装置宛てのパケットを取込み、パケット通信管理部6に入力する。パケット通信管理部6は、入力されたパケットが音声データパケットの場合は、音声データ処理部4に入力し、FAXデータパケットの場合はFAXデータ処理部5に入力する。音声データ処理部4は、入力された音声パケットを分解し(符号化されたデータの場合は復号化し)アナログ信号に変換し、アナログインタフェース部2に入力する。FAXデータ処理部5は、入力されたFAXデータパケットから、CNG信号を示すパケットとCED信号を示すパケットの検出を行い、CNG信号を示すパケットおよびCED信号を示すパケットが検出されなかった場合は、FAXデータパケットを廃棄する。CNG信号を示すパケットあるいはCED信号を示すパケットを検出した場合は、FAXデータパケットを分解し、アナログ変換して、アナログインタフェース部2に入力し、さらに、装置制御部1にFAXデータパケット受信開始を通知する。アナログインタフェース部2は、入力されたアナログ信号をアナログ機器またはアナログ電話網に送出する。FAXデータパケット受信開始を通知された装置制御部1は、音声データ処理部4に対して処理の停止を指示し、パケット通信制御部6に対して音声データパケットの受信および送信の停止を指示する。音声データパケットの受信および送信の停止を指示されたパケット通信制御部6は、LANインタフェース部7から入力されたFAXデータパケットのみをFAXデータ処理部5に送る。
【0019】
この様にして、音声データ通信からFAXデータ通信へ切替えが行われる。
【0020】
(2)FAX通信から音声通信へ切替える場合を説明する。
【0021】
図4は、FAX通信から音声通信へ切替える場合のシーケンス例である。
【0022】
FAXデータ処理部5において、入力されたアナログ信号をデジタル化し、パケット化した後、生成したパケットをパケット通信制御部6に入力するとともに、呼切断を指示するDCN(切断命令)信号の検出を行い、DCN信号が検出された場合は、FAX通信の終了を装置制御部1に通知する。FAX通信の終了を通知された装置制御部1は、アナログインタフェース部2に対して、アナログ信号をFAX制御信号検出部3に入力するよう指示し、音声データ処理部4に対して処理の開始を指示し、FAXデータ処理部5に対して処理の停止を指示し、パケット通信制御部6に対してFAXデータパケットの送信停止、音声データパケットの受信および送信の開始を指示する。
【0023】
一方、FAXデータ処理部5において、パケット通信制御部6から入力されたFAXデータパケットを分解し、アナログ信号に変換してアナログインタフェース部2に入力するとともに、DCN信号の検出を行い、DCN信号が検出された場合には、装置制御部1にFAX通信の終了を通知する。FAX通信の終了を通知された装置制御部1は、アナログインタフェース部2に対して、アナログ信号をFAX制御信号検出部3に入力するよう指示し、音声データ処理部4に対して処理の開始を指示し、FAXデータ処理部5に対して処理の停止を指示し、パケット通信制御部6に対してFAXデータパケットの送信停止、音声データパケットの受信および送信の開始を指示する。
【0024】
この様にして、FAX通信から音声通信へ切替えが行われる。
【0025】
また、FAX通信から音声通信に切替わった後は、呼設定完了後と同じ状態になるので、再度音声通信からFAX通信への切替え、およびFAX通信から音声通信への切替えが可能である。
【0026】
前記音声・ファックス通信切替方法は、具体的にはパーソナルコンピュータ(PC)等のコンピュータにより、予め所定の記録媒体に記録されたプログラムに基づいて実行される。
【0027】
図5は本発明の実施形態例に係るパケット送信処理の例1を示すフローチャートである。
【0028】
すなわち、IPネットワークに接続し、アナログ機器より送出されたアナログ信号を入力信号とし、入力されたアナログ信号をパケット化して、ネットワークに送信する音声・ファックス通信切替方法において、入力されたアナログ信号から、FAX送信端末である事を示すCNG(発呼トーン)信号またはFAX受信端末であることを示すCED(被呼局識別)信号の検出をおこなうステップ(S1)と、CNG信号またはCED信号が検出されない場合はアナログ信号から音声データパケットが生成可能かを検出するステップ(S2)と、アナログ信号から音声データパケットが生成可能な場合は、アナログ信号から音声データパケットを生成するステップ(S3)と、このステップ(S3)で生成した音声データパケットをネットワーク上の通信相手に送信するステップ(S4)と、前記ステップ(S1)において、CNG信号またはCED信号が検出された場合には、音声データパケット受信停止を指示するステップ(S5)と、FAXエラーを検知するステップ(S6)と、FAXエラーを検知しない場合は、FAXデータパケットを生成するステップ(S7)と、ステップ(S7)で生成したFAXデータパケットを通信相手に送信するステップ(S8)とを有する。
【0029】
図6は本発明の実施形態例に係るパケット送信処理の例2を示すフローチャートである。図6中、図5と同一部分は同一符号を付してその説明を省略する。
【0030】
ネットワーク上でFAXデータパケットを送信している場合において、入力されたアナログ信号から、呼切断を指示するDCN(切断命令)信号の検出を行うステップ(S9)と、入力アナログ信号からDCN信号の検出されない場合は、前記FAXエラーを検知するステップ(S6)に戻る。入力アナログ信号からDCN信号の検出された場合は、アナログ信号からDCN信号を示すFAXデータパケットを生成するステップ(S10)と、このステップ(S10)で生成したDCN信号を示すFAXデータパケットをネットワーク上の通信相手に送信するステップ(S11)と、ネットワーク上の通信相手にDCN信号を示すFAXデータパケットを送信した後、または前記ステップ(S6)でFAXエラーを検知した場合は、音声データパケットの受信開始を指示するステップ(S12)と、前記ステップ(S2)で音声データパケットが生成可能でない場合、前記ステップ(S4)で音声データパケットを送信した場合、または前記ステップ(S12)で音声データパケット受信開始を指示した場合は、オンフック状態を検出するステップ(S13)と、ステップ(S13)でオンフック状態でない場合は前記ステップ(S1)へ戻り、ステップ(S13)でオンフック状態の場合は呼切断するステップ(S14)とを有する。
【0031】
図7は本発明の実施形態例に係るパケット受信処理の例1を示すフローチャートである。
【0032】
すなわち、ネットワークから受信したパケットをアナログ信号に変換してアナログ機器に送出する音声・ファックス通信切替方法において、CNG信号またはCED信号のFAXデータパケット受信の有無を検出するステップ(S21)と、CNG信号またはCED信号のFAXデータパケットが受信されない場合は、音声データパケット受信可能か否かを検出するステップ(S22)と、このステップ(S22)で音声データパケットが受信可能である場合は、ネットワークから音声データパケットを受信するステップ(S23)と、ネットワークから音声データパケットを受信した場合は、音声データパケットからアナログ音声信号に変換するステップ(S24)と、ステップ(S24)で変換したアナログ音声信号をアナログ機器に送出するステップ(S25)と、前記ステップ(S21)でCNG信号またはCED信号のFAXデータパケットが受信された場合は、音声データパケットの生成、送信の停止を指示するステップ(S26)と、ネットワークから受信したFAXデータパケットからアナログFAX信号に変換するステップ(S27)と、ステップ(S27)で変換したアナログFAX信号をアナログ機器に送信するステップ(S28)とを有する。
【0033】
図8は本発明の実施形態例に係るパケット受信処理の例2を示すフローチャートである。図8中、図7と同一部分は同一符号を付してその説明を省略する。
【0034】
ネットワークから受信したFAXデータパケットをアナログFAX信号に変換してアナログ機器に送信している場合において、
ネットワークからFAXデータパケット受信の有無を検出するステップ(S29)と、このステップ(S29)でFAXデータパケットを受信した場合は、DCN信号の検出をおこなうステップ(S30)と、このステップ(S30)でDCN信号が検出されない場合は、前記ステップ(S27)に戻り、DCN信号が検出された場合は、DCN信号を示すFAXデータパケットからDCN信号を示すアナログFAX信号に変換するステップ(S31)と、このステップ(S31)で変換されたDCN信号を示すアナログFAX信号をアナログ機器に送出するステップ(S32)と、このステップ(S32)でDCN信号を示すアナログFAX信号をアナログ機器に送出した後、音声データパケットの生成開始、および通信相手に音声データパケットの送信開始を指示するステップ(S33)と、前記ステップ(S22)で音声データパケットが受信可能でない場合、前記ステップ(S25)でアナログ音声信号をアナログ機器に送出する場合、前記ステップ(S29)でネットワークからFAXデータパケットを受信した場合、または前記ステップ(S33)で通信相手に音声データパケットの生成送信開始を指示した場合は、オンフック状態の有無を検出するステップ(S34)と、オンフック状態でない場合は、呼切断の有無を検出するステップ(S35)と、呼切断でない場合は、前記ステップ(S21)に戻る。前記ステップ(S34)でオンフック状態の場合、または前記ステップ(S35)で呼切断の場合は、終了する。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、FAX信号に対しては音声信号と異なるパケット化を行うことを可能とし、更に、音声通信からFAX通信に切り替えることを可能とし、再びFAX通信から音声通信に切り替えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施形態例を示す構成ブロック図である。
【図2】本発明における音声通信からFAX通信への切替えシーケンスの例1を示す説明図である。
【図3】本発明における音声通信からFAX通信への切替えシーケンスの例2を示す説明図である。
【図4】本発明におけるFAX通信から音声通信への切替えシーケンスの一例を示す説明図である。
【図5】本発明の実施形態例に係るパケット送信処理の例1を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態例に係るパケット送信処理の例2を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態例に係るパケット受信処理の例1を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態例に係るパケット受信処理の例2を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 装置制御部
2 アナログインタフェース部
3 FAX制御信号検出部
4 音声データ処理部
5 FAXデータ処理部
6 パケット通信制御部
7 LANインタフェース部
Claims (5)
- IPネットワークに接続し、アナログ機器より送出されたアナログ信号を入力信号とし、入力されたアナログ信号をパケット化して、ネットワークに送信する音声・ファックス通信切替装置が行う音声・ファックス通信切替方法において、
音声・ファックス通信切替装置は呼設定が完了した時点で、FAXデータパケットの受信を可能な状態とし、
音声の通信中において、
一方の音声・ファックス通信切替装置は、
入力されたアナログ信号から、FAX送信端末である事を示すCNG(発呼トーン)信号またはFAX受信端末であることを示すCED(被呼局識別)信号の検出をおこなうステップ(S1)と、
前記ステップ(S1)において、CNG信号またはCED信号が検出された場合には、音声データパケットの送信および受信の停止を指示するステップ(S5)と、
前記ステップ(S1)において検出されたアナログ信号から、CNG信号またはCED信号を示すFAXデータパケットを生成するステップ(S7)と、
ステップ(S7)で生成したCNG信号またはCED信号を示すFAXデータパケットを通信相手に送信するステップ(S8)を行って、音声通信からファックス通信に切り替え、
他方の音声・ファックス通信切替装置は、
CNG(発呼トーン)信号またはCED(被呼局識別)信号を示すFAXデータパケット受信の有無を検出するステップ(S21)と、
前記ステップ(S21)でCNG信号およびCED信号を示すFAXデータパケットが受信されなかった場合は、受信したFAXデータパケットを破棄し、
前記ステップ(S21)でCNG信号またはCED信号のFAXデータパケットが受信された場合は、音声データパケットの生成、送信、および受信の停止を指示するステップ(S26)と、
受信したCNG信号またはCED信号を示すFAXデータパケットをアナログFAX信号に変換するステップ(S27)と、
ステップ(S27)で変換したアナログFAX信号をアナログ機器に送出するステップ(S28)とを行って、音声通信からファックス通信に切り替える
ことを特徴とする音声・ファックス通信切替方法。 - IPネットワークに接続し、アナログ機器より送出されたアナログ信号を入力信号とし、入力されたアナログ信号をパケット化して、ネットワークに送信する音声・ファックス通信切替装置が行う音声・ファックス通信切替方法において、
音声・ファックス通信切替装置は呼設定が完了した時点で、FAXデータパケットの受信を可能な状態とし、
FAXの通信中において、
一方の音声・ファックス通信切替装置は、
音声データパケットの生成、送信、および受信を停止させておき、
入力されたアナログ信号から、呼切断を指示するDCN(切断命令)信号の検出を行うステップ(S9)と、
入力アナログ信号からDCN信号の検出された場合は、アナログ信号からDCN信号を示すFAXデータパケットを生成するステップ(S10)と、
ステップ(S10)で生成したDCN信号を示すFAXデータパケットを通信相手に送信するステップ(S11)と、
ステップ(S11)の後に、FAXデータの処理を停止させ、FAXデータパケットの送信を停止させるステップと、
音声データの処理を開始させるとともに音声データパケットの受信および送信を開始するステップとを行って、ファックス通信から音声通信に切り替え、
他方の音声・ファックス通信切替装置は、
音声データパケットの生成、送信、および受信を停止させておき、
DCN(切断命令)信号を示すFAXデータパケットの検出をおこなうステップ(S30)と、
このステップ(S30)でDCN信号を示すFAXデータパケットが検出された場合は、DCN信号を示すFAXデータパケットからDCN信号を示すアナログFAX信号に変換するステップ(S31)と、
このステップ(S31)で変換されたDCN信号を示すアナログFAX信号をアナログ機器に送出するステップ(S32)と、
ステップ(S32)の後に、FAXデータの処理を停止させ、FAXデータパケットの送信を停止させ、FAXデータパケットの受信を可能な状態に維持するステップと、
音声データの処理を開始させるとともに音声データパケットの受信および送信を開始するステップとを行って、ファックス通信から音声通信に切り替える
ことを特徴とする音声・ファックス通信切替方法。 - IPネットワークに接続し、アナログ機器より送出されたアナログ信号を入力信号とし、入力されたアナログ信号をパケット化して、ネットワークに送信する音声・ファックス通信切替装置において、
音声・ファックス通信切替装置は呼設定が完了した時点で、FAXデータパケットの受信を可能な状態とする手段を有し、
音声の通信中において、
一方の音声・ファックス通信切替装置は、
入力されたアナログ信号から、FAX送信端末である事を示すCNG(発呼トーン)信号またはFAX受信端末であることを示すCED(被呼局識別)信号の検出をおこなう手段1と、
前記手段1において、CNG信号またはCED信号が検出された場合には、音声データパケットの送信および受信の停止を指示する手段5と、
前記手段1において検出されたアナログ信号から、CNG信号またはCED信号を示すFAXデータパケットを生成する手段7と、
手段7で生成したCNG信号またはCED信号を示すFAXデータパケットを通信相手に送信する手段8によって、音声通信からファックス通信に切り替え、
他方の音声・ファックス通信切替装置は、
CNG(発呼トーン)信号またはCED(被呼局識別)信号を示すFAXデータパケット受信の有無を検出する手段21と、
前記手段21でCNG信号およびCED信号を示すFAXデータパケットが受信されなかった場合は、受信したFAXデータパケットを破棄する手段と、
前記手段21でCNG信号またはCED信号のFAXデータパケットが受信された場合は、音声データパケットの生成、送信、および受信の停止を指示する手段26と、
受信したCNG信号またはCED信号を示すFAXデータパケットをアナログFAX信号に変換する手段27と、
手段27で変換したアナログFAX信号をアナログ機器に送信する手段28によって、音声通信からファックス通信に切り替える
ことを特徴とする音声・ファックス通信切替装置。 - IPネットワークに接続し、アナログ機器より送出されたアナログ信号を入力信号とし、入力されたアナログ信号をパケット化して、ネットワークに送信する音声・ファックス通信切替装置において、
音声・ファックス通信切替装置は呼設定が完了した時点で、FAXデータパケットの受信を可能な状態とする手段を有し、
FAXの通信中において、
一方の音声・ファックス通信切替装置は、
音声データパケットの生成、送信、および受信を停止させておき、
入力されたアナログ信号から、呼切断を指示するDCN(切断命令)信号の検出を行う手段9と、
入力アナログ信号からDCN信号が検出された場合は、アナログ信号からDCN信号を示すFAXデータパケットを生成する手段10と、
手段10で生成したDCN信号を示すFAXデータパケットを通信相手に送信する手段11と、
手段11の後に、FAXデータの処理を停止させ、FAXデータパケットの送信を停止させる手段と、
音声データの処理を開始させるとともに音声データパケットの受信および送信を開始する手段によって、ファックス通信から音声通信に切り替え、
他方の音声・ファックス通信切替装置は、
音声データパケットの生成、送信、および受信を停止させておき、
DCN(切断命令)信号を示すFAXデータパケットの検出をおこなう手段30と、
この手段30でDCN信号を示すFAXデータパケットが検出された場合は、DCN信号を示すFAXデータパケットからDCN信号を示すアナログFAX信号に変換する手段31と、
この手段31で変換されたDCN信号を示すアナログFAX信号をアナログ機器に送出する手段32と、
手段32の後に、FAXデータの処理を停止させ、FAXデータパケットの送信を停止させ、FAXデータパケットの受信を可能な状態に維持する手段と、
音声データの処理を開始させるとともに音声データパケットの受信および送信を開始する手段によって、ファックス通信から音声通信に切り替える
ことを特徴とする音声・ファックス通信切替装置。 - 請求項1又は2に記載の音声・ファックス通信切替方法をコンピュータで実現するためのプログラムを記録した、該コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12174899A JP3811314B2 (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 音声・ファックス通信切替方法および装置、その方法を記憶した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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