JP3811243B2 - カメラ用シャッタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォーカルプレンシャッタとしてもレンズシャッタとしても実施することの可能な小型化に適するカメラ用シャッタに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近は、カメラの電気制御化に対する要請が一段と大きくなり、それに応えるべく次々と新しい技術が提案され且つ実施されている。しかし、そのような中にあって、古くから今もって広く採用され続けている電気制御化技術がある。それは、所定の露光時間が得られるように、機械部品であるシャッタ羽根の作動の開始を電気的に制御するようにした技術である。この技術は、一般的には、シャッタ羽根の露光作動は、あくまでも、ばね力で作動する駆動部材によって行われ、電気回路(以下、露光時間制御回路という)は適正な露光時間を得るための時間(通常、電気秒時と称することが多い)を制御するようにし、それらのインターフェース部品として電磁石を用いている。
【0003】
他方、カメラ用シャッタには、大きく分けてフォーカルプレンシャッタとレンズシャッタがある。このうち、フォーカルプレンシャッタは、最近では、先羽根と後羽根が、夫々、複数の分割羽根で構成され、また夫々の駆動部材によって作動させられるようになっていて、それらの駆動部材の露光作動は上記した電磁石の釈放によって行われるようになっている。そのため、電磁石は先羽根用と後羽根用に二つ設けられている。また、レンズシャッタの中にも、露光作動時に露光開口の開き作動だけを行う先羽根と、閉じ作動だけを行う後羽根とを備えたものがある。そのため、それらの羽根の露光作動を電磁石を介して行わせるようにする場合には、特殊なものは別として、やはり二つの電磁石が必要になる。
【0004】
ところで、最近のカメラは可成り小型化されているが、IX240カートリッジフィルムが出現してからは、その小型化の要求が更に一段と強くなっている。しかしながら、シャッタの小型化については、これまでにも大変な努力が払われており、各構成部品を極度に小さくしたり、部品点数を減らしたりすることは勿論のこと、限られたスペースにレイアウトできるようにするために部品相互間の形状に工夫を凝らすなどして対応してきたため、もはや限界状態にあるといっても過言ではない。そのため、大きなスペースを必要とする上記の電磁石についても、聖域化することなく、その存在意義を含めて根本的に検討し直す段階にきている。
【0005】
そのような状況から、本願出願人は、特開平10−186451号公報に記載されているように、上記のような電磁石を全く用いることなく、又は一つだけ用いることによって、上記した二つの駆動部材を順次露光作動させ得るようにしたカメラ用シャッタを提案した。そして、電磁石を全く用いないようにしたシャッタの場合には、セット状態においては、各駆動部材が各係止部材によって係止されており、露光作動時には、各係止部材に連結されている夫々の形状記憶合金に順次通電し、各係止部材による係止を順次解除させるようにしたものである。そのため、立体的に大きなスペースを必要とする二つの電磁石が不要となり、また、形状記憶合金はワイヤ状にすることによってレイアウト上有利になり、小型化には最適な構成が得られることになる。また、電磁石を一方の駆動部材に対してだけ用いるようにした場合には、電磁石が一つ不要になる分だけ上記に準じて小型化されるというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにして提案されたシャッタの場合にも、それを実施するに際しては、克服しなければならない幾つかの課題がある。その中でも一番問題となるのは、上記した各係止部材による係止を、正確な電気信号に対応させて、正確且つ安定して解除できるように製作することが、量産上、容易であるかどうかということである。周知のように、シャッタを構成する各機械部品には、部品加工上、許容公差が定められている。また、上記の解除は摩擦を伴う条件下において行われる。そのため、その解除が、所定の通りに正確に行われるように製作するには、量産上それ相当の困難性を伴うし、まして、製作後において、僅かな磨耗や僅かな変形などによって解除条件が変わることがないように製作するためには可成りの困難性を伴うことになる。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、上記した提案例のうちの一つのように、一方の駆動部材、即ち具体的には後羽根用駆動部材に対してだけ電磁石を用いるようにして小型化を図り、しかも、上記の提案例よりは製作が容易であって露光時間の制御性能が確実に得られるようにしたカメラ用シャッタを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明におけるカメラ用シャッタは、露光用開口部を有する地板と、往復作動が可能であって露光作動時に先羽根用駆動ばねによってセット位置から作動され先羽根に前記露光用開口部を開かせる先羽根用駆動部材と、前記先羽根用駆動部材をセット位置で係止する先羽根用係止部材と、往復作動が可能であって露光作動時に後羽根用駆動ばねによってセット位置から作動され後羽根に前記露光用開口部を閉じさせる後羽根用駆動部材と、前記後羽根用駆動部材をセット位置で係止する後羽根用係止部材と、前記各係止部材に連結されていて撮影時に通電されて変形し該各係止部材の係止を解くと共に前記先羽根用駆動部材に露光作動を行わせる形状記憶合金と、前記先羽根用駆動部材の隣接位置に配置され前記先羽根用駆動部材の露光作動の開始を検出する信号発生手段と、前記信号発生手段からの検出信号によって所定の露光時間に対応した時間の制御を行う露光時間制御回路と、前記形状記憶合金への通電前に通電され前記露光時間制御回路による制御終了信号によって前記後羽根用駆動部材に露光作動を行わせる電磁石と、前記各駆動部材を前記各駆動ばねに抗してセット位置に作動させ撮影時には前記各駆動部材の露光作動可能状態にあるセット部材とを備えているようにする。
【0009】
更に、本発明のカメラ用シャッタにおいては、好ましくは、前記形状記憶合金は、前記先羽根用係止部材に連結されており、前記後羽根用係止部材は、もう一つの形状記憶合金に連結されていて、撮影時に通電されて該もう一つの形状記憶合金が変形したとき、前記後羽根用駆動部材の係止を解くようにする。
更にまた、本発明のカメラ用シャッタにおいては、好ましくは、前記形状記憶合金がワイヤ状をしており、少なくともその一端が前記地板に取り付けられているようにする。
【0010】
また、好ましくは、前記信号発生手段が機械式又は光電式のスイッチであるようにする。
また、好ましくは、前記信号発生手段が、前記先羽根用駆動部材の露光作動の開始直後の状態と、該露光作動の終了直前の状態とを検出し、後者の検出信号によってフラッシュの発光を行わせ得るようにする。
また、好ましくは、前記信号発生手段が、前記先羽根の隣接位置に配置され、前記先羽根の露光作動を検出できるようにする。
【0011】
更に、本発明のカメラ用シャッタにおいては、好ましくは、前記セット部材がワイヤ状の二つの形状記憶合金で構成されており、該二つの形状記憶合金の一端は前記各駆動部材に取り付けられ、他端は前記地板に取り付けられているようにする。
又は、前記セット部材を構成する二つの形状記憶合金のうち少なくとも一方は、その両端が前記地板に取り付けられ、その両端間が前記駆動部材に掛けられているようにする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1〜図4に示した実施例で説明する。また、実施例に示した一部の構成について二つの変形例を図5及び図6を用いて説明する。尚、図1は実施例の撮影終了直後におけるセット前状態を示す平面図であり、また図2はセット後の状態を示す平面図である。図3は実施例の制御系を示すブロック図であり、また図4は実施例の作動を説明するためのタイミングチャートである。また、図5及び図6は各々実施例の一部の構成の変形例を示す部分側面図である。
【0013】
先ず、実施例の構成から説明するが、本実施例は、本発明をフォーカルプレンシャッタに適用したものである。合成樹脂製のシャッタ地板1には、略中央部に方形の開口部1aが形成されているが、図面上では、その左方の一部だけが示されている。このシャッタ地板1の背面側には、周知のように、所定の間隔を空けて、図示していない中間板とカバー板が順に取り付けられている。中間板とカバー板にも上記開口部1aと類似の形状の開口部が形成されており、それらの三つの開口部の合成によってシャッタ装置としての露光用開口が決められている。そして、本実施例の場合には、シャッタ地板1と中間板の間に先羽根が配置され、中間板とカバー板の間に後羽根が配置されている。
【0014】
このシャッタ地板1の表面側には、軸1b,1c,1d,1e,1f,1gが立設されており、このうち軸1b,1cはシャッタ地板1の背面側にも突き出ていて、その部分は細く形成されている。周知であるため図示していないが、本実施例における先羽根及び後羽根は、夫々、シャッタ地板1の背面側に枢着された二つのアームに複数の分割羽根を枢支した構成をしていて、夫々の一方のアーム(以下、主アームという)は、軸1bと軸1cに枢着されている。また、シャッタ地板1には、貫通した円弧状の孔1h,1iが形成されている。
【0015】
シャッタ地板1の表面側において、軸1b,1cには、夫々、合成樹脂製の先羽根用駆動部材2,後羽根用駆動部材3が回転可能に取り付けられている。このうち、先羽根用駆動部材2には、作動ピン2a,ばね掛け2b,切り欠き形状の被検出部2c,端面の被検出部2dが形成されていて、作動ピン2aは、円弧状の孔1hを貫通して、先羽根の主アームに形成された孔に嵌合している。そのため、先羽根用駆動部材2が反時計方向へ回転したときには、作動ピン2aは主アームを反時計方向へ作動させて分割羽根を展開させ、逆に時計方向へ回転したときには、作動ピン2aは主アームを時計方向へ作動させて分割羽根を重畳させるようになっている。また、先羽根用駆動部材2は、先羽根用駆動ばね4によって時計方向へ回転するように付勢されており、該駆動ばね4の一端は上記したばね掛け2bに掛けられ、他端はシャッタ地板1に設けられたばね掛け1jに掛けられている。
【0016】
他方、後羽根用駆動部材3には、作動ピン3aと、図面上、表面側に隆起させて形成した取付部3b(一部を断面で示している)とが形成されていて、作動ピン3aは、円弧状の孔1iを貫通して、後羽根の主アームに形成された孔に嵌合している。そのため、後羽根用駆動部材3が反時計方向へ回転したときには、作動ピン3aは主アームを反時計方向へ作動させて分割羽根を重畳させ、作動ピン3aが主アームを時計方向へ作動させたときには分割羽根を展開させるようになっている。また、後羽根用駆動部材3は、後羽根用駆動ばね5によって時計方向へ回転するように付勢されており、該駆動ばね5の一端は上記した取付部3bの隆起した壁に掛けられ、他端はシャッタ地板1に設けられたばね掛け1kに掛けられている。
【0017】
上記の取付部3bには、周知のようにして鉄片部材6が取り付けられている。この鉄片部材6は、鉄片部6a,軸部6b,鍔部6cで構成されていて、軸部6bを取付部3bに形成された孔に嵌合させ、軸部6bの軸方向へ移動可能となっている。また、この軸部6bには圧縮ばね7が緩く嵌装されているが、図1の状態においては、鍔部6cが、取付部3bの孔の縁に接触し、抜け止めの働きをしている。そして、この鉄片部材6は、セット位置においては、後述する電磁石の鉄芯部材に鉄片部6aを接触させるように構成されている。
【0018】
また、シャッタ地板1の表面側にはセンサー8が適宜な方法で取り付けられている。このセンサー8は、周知の透過型の光電式スイッチであり、発光部からの出射光が受光部に入射されるようになっていて、それらの発光部と受光部との間で、先羽根用駆動部材2の一部が運動するようになっている。そして、発光部からの出射光が受光部に入射したときには検出回路からHレベルの信号を、遮断されたときにはLレベルの信号を出力するようになっている。そのため、図2の状態から先羽根駆動部材2が時計方向へ回転し、被検出部2c,2dが上記の出射光路上を通過したときだけHレベルの信号を出力することになる。尚、本発明においては、透過型の光電式スイッチであるセンサー8に代えて、周知のような反射型の光電式スイッチを用いても、機械式スイッチを用いても、一向に差し支えない。
【0019】
更に、先羽根用駆動部材2と後羽根用駆動部材3には、夫々、ワイヤ状の形状記憶合金9,10の一端が取り付けられており、それらの他端はシャッタ地板1に取り付けられている。夫々の取り付け方は同じであって、各端部を止め具11,12及び13,14に巻き込むようにしてかしめ止めし、それらの止め具11,12,13,14をビス15,16,17,18によって固定している。これらの形状記憶合金9,10は、その両端に電圧を印加すると発熱してその長さが収縮し、冷却すると元へ戻る性質を有している。従って、図示していないが、本実施例においては、リード線が、形状記憶合金9,10と一緒に止め具11,12,13,14にかしめ止めされている。そして、形状記憶合金9の伸縮は、シャッタ地板1に設けられた柱1m,ばね掛け1jをガイドとして行われ、形状記憶合金10の伸縮は、シャッタ地板1に設けられた柱1n,1pをガイドとして行われる。尚、柱1nの先端が後羽根用駆動部材3に接することのないように両者間に所定の空間が設けられていることは言うまでもない。
【0020】
シャッタ地板1の軸1d,1eには、夫々、先羽根用係止部材19,後羽根用係止部材20が回転可能に取り付けられている。これらの係止部材19,20は、フック部19a,20aを有していて、ばね21,22によって時計方向へ回転するように付勢されているが、それらの回転は、シャッタ地板1に設けられたストッパ1q,1rによって阻止されるようになっている。そして、これらの係止部材19,20にも、夫々、ワイヤ状の形状記憶合金23,24の一端が取り付けられており、それらの他端はシャッタ地板1に取り付けられている。
【0021】
また、その取り付けに際しては、一端は、夫々、止め具25,26にかしめ止めされ、ビス27,28によって固定されているが、それらの他端は共通の止め具29にかしめ止めされ、ビス30によって固定されている。また、これらの形状記憶合金23,24の性質も形状記憶合金9,10と同じであり、それらの伸縮は、シャッタ地板1に設けられた柱1s,1t,1uをガイドとして行われる。尚、当然のことではあるが、止め具29にかしめ止めされたリード線をプラスに接続した場合には、止め具25,26にかしめ止めされた各リード線をマイナスに接続することになる。
【0022】
更に、シャッタ地板1の軸1f,1gには、夫々、テンショナー31,32が回転可能に取り付けられている。そのうち、テンショナー31は、ばね33によって時計方向に付勢され、またテンショナー32は、ばね34によって反時計方向に付勢されており、それらのピン31a,32aが形状記憶合金9,10に接触し、常に、該形状記憶合金9,10を緊張状態にさせておくようになっている。
【0023】
周知であるため図示していないが、シャッタ地板1の表面側には、該シャッタ地板1と平行になるようにして取付板(上地板と称されることもある)が取り付けられている。そして、その下面、即ちシャッタ地板1側の面には、図1及び図2に一点鎖線で示すような配置関係で電磁石35が取り付けられている。この電磁石35は、鉄芯部材35aが、二つの磁極部で鉄片部材6を吸着するようにするためにU字形をしていて、その一方の磁極部にコイル35bを嵌装している。しかしながら、鉄芯部材35aは、それら二つの磁極部を、シャッタ地板1に対して垂直となるようにして配置されているので、図面上ではそれらが重なり、一方の磁極部だけが見えている。
【0024】
次に、図3及び図4も参照しながら本実施例の作動を説明する。尚、本実施例においては、以下に説明するスイッチSWのほかに、撮影に先立って撮影者が手動で閉じる電源スイッチが設けられていて、その電源スイッチを閉じると、撮影者に必要な情報を与える液晶等の外部表示装置やファインダー内の表示装置を働かせると同時に、センサー8に通電し発光部を発光させるようになっており、また、この電源スイッチは、カメラが所定時間以上放置されていると、自動的に開くようになっている。更に、図3及び図4においては、上記した形状記憶合金9,10,23,24を、夫々、SMA1,SMA2,SMA3,SMA4で示してある。
【0025】
図1は、撮影終了直後の状態を示している。従って、先羽根用駆動部材2と後羽根用駆動部材3とは、各駆動ばね4,5によって露光作動を完了した状態にあり、撮影者は、未だカメラのレリーズボタンを押したままの状態である。この状態においては、図示していない先羽根の各分割羽根は重畳して開口部1aの下方位置に格納されており、後羽根の分割羽根は展開して開口部1aを覆っている。この状態から、レリーズボタンの押下げ力を解除するとスイッチSWが開き、その信号によって、モータMoはフィルムの巻き上げを開始し、また、同時に形状記憶合金9(SMA1)は電圧を印加されて発熱する。そして、形状記憶合金9は急速に収縮して短くなり、先羽根用駆動部材2を先羽根用駆動ばね4に抗して反時計方向へ回転させ、作動ピン2aによって、図示していない先羽根の主アームを、軸1bで反時計方向へ回転させる。その結果、図示していない分割羽根は展開しながら上方へ作動を開始する。
【0026】
作動ピン2aは、セット位置の直前になると、先羽根用係止部材19に形成されたフック部19aの背中を押すので、該係止部材19は、カム作用によって、ばね21に抗して反時計方向へ回転される。このとき、形状記憶合金23は僅かに弛むため、柱1sから外れないようにしておくことが必要であり、そのようにする場合の一例としては、柱1sを太めにし、その横腹に貫通孔を形成しておき、形状記憶合金23をその孔に通しておくような構成が簡便である。このようにして、作動ピン2aが先羽根用係止部材19を押し、やがて、その押動関係が解かれると、先羽根用係止部材19は、ばね21によって時計方向へ復帰作動を行い、フック部19aが作動ピン2aの作動軌跡内に進入し、図2に示すように、ストッパ1qに当接して停止する。
【0027】
その後、形状記憶合金9は、通電を断たれることによって伸長するが、それに伴い、テンショナー31がばね33によって時計方向へ回転させられるので、形状記憶合金9は、図2に示すように、常に緊張状態を保たされている。そのため、形状記憶合金9は柱1mやばね掛け1jから外れることがない。尚、このことからも分かるように、ばね21による先羽根用係止部材19の作動は、形状記憶合金23の長さによっても規制されるので、ストッパ1qは必ずしも必要とするものではない。
【0028】
さて、上記のようにして形状記憶合金9(SMA1)への通電が断たれると、今度は、形状記憶合金10(SMA2)に通電が行われる。そのため、形状記憶合金10は発熱して短くなり、後羽根用駆動部材3を後羽根用駆動ばね5に抗して反時計方向へ回転させる。この回転によって、後羽根用駆動部材3は、作動ピン3aによって、図示していない後羽根の主アームを、軸1cで反時計方向へ回転させ、図示していない分割羽根を重畳させながら上方へ作動させる。その後の後羽根用駆動部材3の作動は、上記した先羽根用駆動部材2のセット作動と略同じであり、作動ピン3aが後羽根用係止部材20を一時的に反時計方向へ押した後、該後羽根用係止部材20がばね22によって復帰作動することによって、セット位置に係止されるが、その過程で、圧縮ばね7は圧縮され、鉄片部材6の鉄片部6aが電磁石35の鉄芯部材35aに密着する。
【0029】
その後、形状記憶合金10(SMA2)に対する通電が断たれると、形状記憶合金10は伸長するが、その場合にもテンショナー32が反時計方向へ回転し、形状記憶合金10を緊張状態に保つことになる。このようにして、全ての部材は図2に示したセット状態となるが、その直後にはモータMoも停止し、フィルムの巻き上げも完了状態となる。尚、本実施例においては、先羽根用駆動部材2のセットが完了した後に、後羽根用駆動部材3のセット作動を開始させているが、形状記憶合金9(SMA1)に対する供給電圧に影響がなければ、周知のフォーカルプレンシャッタと同様に、先羽根用駆動部材2のセット作動が開始し、所定時間後、未だそのセット作動が完了する前に、後羽根用駆動部材3の作動を開始させるようにするのが好ましい。
【0030】
撮影に先立って、ズーミングや画枠サイズの設定などが行われる。このとき、図2から分かるように、センサー8の光路は、先羽根用駆動部材2によって遮断されているので、検出回路からはLレベルの信号が出力されているが、もしも、このときにHレベルの信号が出力されていた場合には、少なくとも先羽根用駆動部材2が正規のセット状態に位置していないことになるから、そのHレベルの信号によって、図示していない警告回路を働かせ、液晶等の外部表示装置やファインダー内の表示装置に警告マークが表示されるようになっている。
【0031】
撮影に際しては、先ず、レリーズボタンを押すと、その初期段階でスイッチSWが閉じ、測光回路と測距回路が働くと共に、電磁石35のコイル35bにも通電される。それによって、鉄芯部材35aは励磁され、鉄片部材6の鉄片部6aを磁気的に吸着保持することになる。この状態においては、上記の警告回路の作動を認識できたり、測光回路の測定結果によって適正露光が得られるかどうかも認識できるので、もしも撮影を中止したい場合には、レリーズボタンの押し下げを途中から解除すれば、それが可能になる。しかし、撮影を行う場合には、更にレリーズボタンを押し下げる。そして、測距信号によって撮影レンズの合焦が自動的に行われると、その完了信号がSMAドライバー回路Bに入力され、形状記憶合金23,24(SMA3,4)に対して通電が行われる。
【0032】
形状記憶合金23,24(SMA3,4)は通電によって短くなり、各係止部材19,20を、ばね21,22に抗して反時計方向へ回転させる。そのため、先羽根用係止部材19による係止が解かれ、先羽根用駆動部材2は、先羽根用駆動ばね4の力によって時計方向へ回転を開始する。しかし、後羽根用駆動部材3は、上記したように鉄片部材6が電磁石35によって吸着保持されているので、圧縮ばね7によって僅かに回転した状態で停止する。従って、その状態においては、後羽根は開口部1a内に進入せず、未だその上方位置に格納された状態となっている。
【0033】
先羽根用駆動部材2は、時計方向へ回転させられると、作動ピン2aによって先羽根の主アームを時計方向へ作動させるため、先羽根を構成する複数の分割羽根は重畳されてゆき、開口部1aを開いていくが、その初期段階において、センサー8が、高速で移動する先羽根用駆動部材2の被検出部2cを検出するので、検出回路は瞬間的にHレベルの信号を出力する。それによって、CPUは、露光時間制御回路に対して、測光結果に基づく適正な露光時間が得られるための時間(以下、電気秒時という)のカウントを開始させる。また、この過程において、先羽根用駆動部材2は、形状記憶合金9を引っ張るので、テンショナー31は、ばね33の付勢力に抗して反時計方向へ回転されていく。
【0034】
そして、先羽根が開口部1aを開き終わる直前になると、先羽根用駆動部材2の端面部に形成された被検出部2dがセンサー8の光路を通過するので、検出回路は再びHレベルの信号を出力する。そして、カメラがフラッシュモードになっている場合には、この2回目のHレベルの信号によってストロボ回路が働かされ、先羽根が開口部1aを開き終わったとき最適の光量が得られるようにしてフラッシュを発光させる。その後、先羽根用駆動部材2の作動ピン2aは孔1hの下端縁に衝突し、図示していない手段によってバウンドを防止されて停止する。形状記憶合金23(SMA3)に対する通電は短時間だけ行われる。そのため、通電が断たれると形状記憶合金23(SMA3)が伸長するので、先羽根用係止部材19は、ばね21によって時計方向へ回転され図1の状態に復帰する。
【0035】
露光時間制御回路による電気秒時のカウントが終了すると、その出力信号によって、電磁石35のコイル35bに対する通電が断たれる。そのため、後羽根用駆動部材3は、後羽根用駆動ばね5の力によって時計方向へ回転し、作動ピン3aによって後羽根の主アームを時計方向へ作動させる。その結果、後羽根を構成する複数の分割羽根は展開されてゆき、開口部1aを閉じていく。その間、後羽根用駆動部材3は、形状記憶合金10を引っ張るので、上記の場合と同様にしてテンショナー32を時計方向へ回転させていく。そして、後羽根が開口部1aを閉じ終わった直後に、作動ピン3aが孔1iの下端縁に衝突し、停止する。
【0036】
また、上記のようにして後羽根用駆動部材3が時計方向への回転を開始した直後には、SMAドライバー回路Bを介して形状記憶合金24への通電が断たれる。そのため、形状記憶合金24が伸長するので、後羽根用係止部材20は、ばね22によって時計方向へ回転され、フック部20aを作動ピン3aの作動軌跡内に臨ませる。従って、後羽根の露光作動が終了した段階においては、全ての部材は、略図1に示した状態となっている。その後は、レリーズボタンの押下げ力を解除するとスイッチSWが開き、既に説明したようにしてセット作動が行われることになる。尚、このセット作動の初期段階でセンサー8の出力信号がLレベルとなるが、このLレベル信号が所定のタイミングで出力されない場合に、既に述べたセット不良の警告回路を働かせるようにしても差し支えない。また、セット作動の終了直前に、センサー8の出力信号が瞬間的にHレベルとなるが、既にスイッチSWが開いているため、この信号は拾わないようになっている。従って、図4には示していない。
【0037】
次に、上記の実施例における一部の構成の変形例を図5及び図6を用いて説明する。上記の実施例においては、形状記憶合金9の一端はシャッタ地板1に取り付けられ、他端は先羽根用駆動部材2に取り付けられていた。しかし、このように構成すると、先羽根用駆動部材2に取り付けられた端部は、常に先羽根用駆動部材2と共に作動することになり、止め具11に取り付けられたリード線は、その都度振り回されることになる。狭いカメラ内においてこのような動きをさせることは好ましいことではなく、断線や漏電の原因にもなりかねない。同じことは形状記憶合金10,23,24についても言える。そこで、形状記憶合金9の場合を例として、リード線が振り回されることのない掛け渡し方にした二つの例が、図5及び図6に示されている。これらの変形例に共通する点は、形状記憶合金9が、両端ともシャッタ地板1に取り付けられ、先羽根用駆動部材2には、その中間部を単に掛けただけの構成にした点である。
【0038】
先ず、図5に示した変形例は、実施例における先羽根用駆動部材2に、シャッタ地板1に向けて円柱形の軸部2eを設けたものである。この軸部2eには径方向に貫通した孔2fが形成され、その両方の出口には面取り部が形成されている。そして、形状記憶合金9は、その略中間部が孔2fに挿通されている。また、図6に示した変形例は、図5に示した変形例と同様に、先羽根用駆動部材2に、シャッタ地板1に向けて円柱形の軸部2gを設けているが、その円周部には環状溝2hが形成され、そこに形状記憶合金9の略中間部が掛けられている。そして、これらの変形例のようにした場合には、上記したようにリード線の処理が有利になるだけではなく、テンショナー31及びそれに付帯する部材等が不要になるという利点がある。尚、上記したように、このような形状記憶合金の掛け渡し方は、形状記憶合金10,23,24についても同じようにして採用することが可能である。
【0039】
尚、上記の実施例においては、各駆動部材2,3の係止を解くために、係止部材19,20の両方を夫々の形状記憶合金23,24で作動させるようにしているが、本発明においては、係止部材20の係止解除には形状記憶合金24を用いず、従来のように電磁石を用いて解除させるようにしたものも含まれる。また、係止部材20の係止解除に形状記憶合金を用いる場合であっても、実施例のように二つの形状記憶合金23,24を用いず、それらの役目を一つの形状記憶合金で行えるようにすることも可能である。そして、そのようにする場合には、その一つの形状記憶合金の両端を各係止部材19,20に取り付け、それらの間の適所をシャッタ地板1に取り付けることになる。
【0040】
また、上記の実施例においては、各駆動部材2,3をセットする場合に、形状記憶合金9,10を用いているが、本発明は、そのような構成に限定されない。即ち、従来のように、各駆動部材2,3を機械的なセット部材によってセットし、各駆動部材2,3がセット位置で各係止部材19,20に係止された後、そのセット部材を直ちに初期位置へ復帰させてしまうようなものにも適用することができる。また、そのセット部材の初期位置への復帰が、撮影時に電磁石35のコイル35bに通電され、鉄片部材6が磁気的に吸着保持された後に行われるようにすれば(このようなセット部材の作動システムはダイレクトタイプのフォーカルプレンシャッタとして周知)、実施例における係止部材20及び形状記憶合金24並びにそれらに関係する部材等が不要となる。
【0041】
更に、上記の実施例においては、各形状記憶合金をワイヤ状のものとして説明したが、帯状の形状記憶合金であっても差し支えない。また、上記の実施例においては、センサー8を先羽根用駆動部材2に隣接させて配置しているが、上記の説明からも分かるように、このような信号発生手段は、先羽根用駆動部材2と略一体的に作動する部材の作動位置を検出するようにしても差し支えなく、従って、先羽根のアームや分割羽根の隣接位置に配置しても機能的には同等の作用効果を得ることが可能である。また、既に述べたように、このような信号発生手段は、透過型の光電式スイッチに限定されず、反射型の光電式スイッチでもよいし、機械式スイッチであっても差し支えない。
【0042】
更にまた、上記の実施例は、本発明をフォーカルプレンシャッタに適用したものであるが、本発明は、先羽根即ち開き用の羽根と、後羽根即ち閉じ用の羽根とを、個別に設けているタイプのレンズシャッタにも適用することができる。しかし、その場合には、セット作動のとき、先に、後羽根用駆動部材がセットされ、露光用開口を後羽根によって完全に閉じてから、先羽根用駆動部材のセット作動を開始させることが必須となる。また、その場合には、各羽根は、夫々1枚であってもよいし複数枚であっても差し支えない。
【0043】
【発明の効果】
上記のように、本発明は、撮影時において、電気的な信号によって、夫々先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材の露光作動を可能にしたカメラ用シャッタにおいて、少なくとも先羽根用駆動部材の作動開始を形状記憶合金を介して行うようにしたものであるから、従来のような大きなスペースを必要とする電磁石が一つ不要になりシャッタの小型化に極めて有効である。また、露光時間制御回路による露光秒時の制御の開始を、先羽根系の作動の検出信号によって行っているので、形状記憶合金に対する通電信号によって行うものよりも所定の露光時間を正確に且つ安定して得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の平面図であり、撮影終了直後におけるセット前状態を示している。
【図2】実施例の平面図であり、セット後の状態を示す平面図である。
【図3】実施例の制御系を示すブロック図である。
【図4】実施例の作動を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】実施例における一部の構成の変形例を示す部分側面図である。
【図6】実施例における一部の構成の他の変形例を示す部分側面図である。
【符号の説明】
1 シャッタ地板
1a 開口部
1b,1c,1d,1e,1f,1g 軸
1h,1i,2f 孔
1j,1k,2b ばね掛け
1m,1n,1p,1s,1t,1u 柱
1q,1r ストッパ
2 先羽根用駆動部材
2a,3a 作動ピン
2c,2d 被検出部
2e,2g,6b 軸部
2h 環状溝
3 後羽根用駆動部材
3b 取付部
4 先羽根用駆動ばね
5 後羽根用駆動ばね
6 鉄片部材
6a 鉄片部
6c 鍔部
7 圧縮ばね
8 センサー
9,10,23,24 形状記憶合金
11,12,13,14,25,26,29 止め具
15,16,17,18,27,28,30 ビス
19 先羽根用係止部材
19a,20a フック部
20 後羽根用係止部材
21,22,33,34 ばね
31,32 テンショナー
35 電磁石
35a 鉄芯部材
35b コイル
Claims (8)
- 露光用開口部を有する地板と、往復作動が可能であって露光作動時に先羽根用駆動ばねによってセット位置から作動され先羽根に前記露光用開口部を開かせる先羽根用駆動部材と、前記先羽根用駆動部材をセット位置で係止する先羽根用係止部材と、往復作動が可能であって露光作動時に後羽根用駆動ばねによってセット位置から作動され後羽根に前記露光用開口部を閉じさせる後羽根用駆動部材と、前記後羽根用駆動部材をセット位置で係止する後羽根用係止部材と、前記各係止部材に連結されていて撮影時に通電されて変形し該各係止部材の係止を解くと共に前記先羽根用駆動部材に露光作動を行わせる形状記憶合金と、前記先羽根用駆動部材の隣接位置に配置され前記先羽根用駆動部材の露光作動の開始を検出する信号発生手段と、前記信号発生手段からの検出信号によって所定の露光時間に対応した時間の制御を行う露光時間制御回路と、前記形状記憶合金への通電前に通電され前記露光時間制御回路による制御終了信号によって前記後羽根用駆動部材に露光作動を行わせる電磁石と、前記各駆動部材を前記各駆動ばねに抗してセット位置に作動させ撮影時には前記各駆動部材の露光作動可能状態にあるセット部材とを備えていることを特徴とするカメラ用シャッタ。
- 前記形状記憶合金は、前記先羽根用係止部材に連結されており、前記後羽根用係止部材は、もう一つの形状記憶合金に連結されていて、撮影時に通電されて該もう一つの形状記憶合金が変形したとき、前記後羽根用駆動部材の係止を解くようにしたことを特徴とする請求項1に記載のカメラ用シャッタ。
- 前記形状記憶合金がワイヤ状をしており、少なくとも一端が前記地板に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ用シャッタ。
- 前記信号発生手段が機械式又は光電式のスイッチであることを特徴とした請求項1乃至3の何れかに記載のカメラ用シャッタ。
- 前記信号発生手段が、前記先羽根用駆動部材の露光作動の開始直後の状態と、該露光作動の終了直前の状態とを検出し、後者の検出信号によってフラッシュの発光を行わせ得るようにしたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のカメラ用シャッタ。
- 前記信号発生手段が、前記先羽根の隣接位置に配置され、前記先羽根の露光作動を検出するようにしたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のカメラ用シャッタ。
- 前記セット部材がワイヤ状の二つの形状記憶合金で構成されており、該二つの形状記憶合金の一端は前記各駆動部材に取り付けられ、他端は前記地板に取り付けられているようにしたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のカメラ用シャッタ。
- 前記セット部材を構成する二つの形状記憶合金のうち少なくとも一方は、その両端が前記地板に取り付けられ、その両端間が前記駆動部材に掛けられていることを特徴とする請求項7に記載のカメラ用シャッタ。
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