JP3810473B2 - ホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体およびその製造方法 - Google Patents

ホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体およびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
物体の情報を従来の写真的な方法と異なり、干渉縞の形で記録することで立体像を再現するホログラムは、情報処理、計測、ディスプレーなどの多くの分野で使用されている。このような情報を記録し現像処理した感光材料は、ホログラムといわれ、特に、ホログラムの凹凸で情報を記録する表面レリーフ型ホログラムが知られている。具体的には、先ず、フォトレジストを塗った乾板にアルゴンレーザ光を使って、被写体からの反射光と参照光とを当てて撮影し、現像することで凹凸のあるホログラム画像を得る。そして、この凹凸画像に金属を蒸着し、膜を形成することで導電性を与え、この蒸着面上にニッケルをメッキし、メッキ膜を剥離することで一種の金型(スタンパー)を得ている。次いで、この金型を用いて塩化ビニル、ポリスチレン、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂を、例えば、平圧プレスまたはロール圧プレスなどにより加熱、加圧することで、凹凸を転写し、冷却後剥離することで樹脂ホログラム(エンボスホログラム)を得ている。更に、この樹脂ホログラムの裏面にアルミニウムを約10nm程度真空蒸着し、反射層を形成することで反射型ホログラムを作成し、透明フィルムの印刷物をラミネートすることで表面画像を立体画面から浮き上がったようにみせている。また、樹脂ホログラムをガラスまたは透明樹脂で挟むことで、いわゆる透視ホログラムを作成している。
【0003】
このようなエンボスホログラムの製造方法は、唯一安価で大量生産に適しており、書籍、グリーティングカード、レコードジャケット、ステッカーおよびクレジットカードの偽造防止用などに広く応用されている。
【0004】
ここで、上述した従来の表面レリーフ型ホログラムの製造方法においては、例えば、特公平1−52756に記載されているようなホログラム形成シートが知られている。特公平1−52756記載のホログラム形成シートは、基材となるポリエステルシートにウレタン樹脂塗料を塗布することで樹脂層を形成した後に、プレス機にて樹脂層とスタンパーのホログラム形成面とを重ね合わせることで樹脂層の表面にホログラムを形成していた。そして、この樹脂層の表面にアルミニウムを蒸着し、最終製品を得ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、基材の表面に直接アルミニウム蒸着層を形成し、このアルミニウム蒸着層の表面にホログラムを形成することができれば、ホログラム形成シートを製造することができる。
【0006】
従来、フィルムまたはシートの表面にアルミニウム蒸着層を形成する方法として、例えば、フィルムの表面に、直接アルミニウムを蒸着する方法、および、フィルムの表面にアンダーコート剤を塗布し、その後に、形成されたアンダーコート層の表面上にアルミニウムを蒸着する方法が知られている。特に、前者は、真空雰囲気でアルミニウムを蒸気化し、蒸着すべきフィルムの表面上に凝縮させる、いわゆる真空金属化法として良く知られている。
【0007】
しかしながら、上述の従来のアルミニウム蒸着層を形成する方法は、以下に説明する通り、軟質ポリ塩化ビニルフィルムの表面にアルミニウムを蒸着するのには適していない。
まず、第1の方法(真空金属化法)は、フィルムを容器内に収容し、この容器内を例えば10-3ないし10-4トールの高真空状態に保持した状態で行われる。このため、真空金属化法では、蒸着すべきフィルムは、ガスを放出しない材料や、蒸発しやすい成分を含まない材料からなるものに限定される。なぜならば、フィルムからガスが発生すると容器内を高真空状態に維持することが困難になるからである。
【0008】
これに対して、軟質ポリ塩化ビニルフィルムは、フタル酸エステルのような可塑剤を含んでいる。このため、軟質ポリ塩化ビニルフィルムの表面に直接アルミニウムを蒸着しようとすると、これらの可塑剤が、蒸発または分解してガスを発生し、容器内の真空度が十分に上がらず、アルミニウムの蒸着効率が低下する。この結果、蒸気化したアルミニウムが軟質ポリ塩化ビニルフィルム上において凝縮しても、表面に良質なホログラムが形成された薄膜状のアルミニウム蒸着層を形成することができず、結果として得られた軟質ポリ塩化ビニルフィルム上のアルミニウム蒸着層は、全体として表面が粗く、鏡面性に劣っている。
【0009】
また、真空蒸着法により、アルミニウム蒸着層を軟質ポリ塩化ビニルフィルムの表面に直接形成したとしても、可塑剤が軟質ポリ塩化ビニルフィルムの表面に拡散することにより、時間経過とともにアルミニウム蒸着層と軟質ポリ塩化ビニルフィルムとの接着力が弱まり、アルミニウム蒸着層の表面に印刷作業を行う際にアルミニウム蒸着層が軟質ポリ塩化ビニルフィルムから剥がれるおそれがある。
【0010】
一方、第2の方法では、フィルムの表面にアンダーコート剤を塗布し、その後にアンダーコート剤の溶剤の乾燥を行う必要がある。通常、溶剤の乾燥は、フィルムを加熱することにより行われる。この際の熱により、軟質ポリ塩化ビニルフィルムは、長手方向に伸びを生じると共に幅方向には収縮を生じることがある。このために、軟質ポリ塩化ビニルフィルムの幅方向の寸法とフィルムの厚さが変化する。よって、乾燥後の軟質ポリ塩化ビニルフィルムの巻取り品に凹凸が発生し、蒸着作業が困難になる。
【0011】
また、第2の方法では、アンダーコート剤の溶剤により、軟質ポリ塩化ビニルフィルムがふやけた状態となり、均一で薄膜状のアルミニウム蒸着層を形成することが困難である。
【0012】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、第1に、均一で平滑性に優れると共に、密着性にも優れた薄膜状のホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
本発明は、第2に、ホログラムが形成された、薄膜状の金属蒸着層の表面への印刷を容易としたホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0014】
本発明は、第3に、接着剤層と軟質ポリ塩化ビニル層との密着性が良好で、溶剤による劣化を受けず、伸縮およびふやけを生じないホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0015】
本発明は、第4に、軟質ポリ塩化ビニル層からの可塑剤の飛散を防止し、太陽光、温度、湿度などによる金属蒸着層および接着剤層の変色、変質を受けにくいホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、第1に、可塑剤を含む軟質ポリ塩化ビニル層、前記軟質ポリ塩化ビニル層の一方の表面の少なくとも1部に設けられた接着剤層および前記接着剤層の表面に設けられかつ表面にホログラムが形成された金属蒸着層を具備することを特徴とするホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体を提供する。
【0017】
本発明は、第2に、転写材のホログラムに対して金属を蒸着して該転写材のホログラムと正反対の凹凸表面のホログラムを有する金属蒸着層を形成し、前記転写材および前記金属蒸着層からなる第1積層体を得る工程、前記第1積層体の前記金属蒸着層のの少なくとも1部に接着剤層を形成して前記転写材および前記金属蒸着層、前記接着剤層からなる第積層体を得る工程、前記第積層体と可塑剤を含む軟質ポリ塩化ビニル層とを前記第2積層体の前記接着剤層を介して貼り合わせて、前記転写材、前記金属蒸着層、前記接着剤および前記軟質ポリ塩化ビニル層からなる第積層体を得る工程、および、前記第積層体から前記転写材を剥離して、表面に前記ホログラムが形成された前記金属蒸着層、接着剤および前記軟質塩化ビニル層からなる第積層体を得る工程、を具備することを特徴とするホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体の製造方法を提供する。
【0018】
本発明は、第3に、転写材のホログラムに対して金属を蒸着して該転写材のホログラムと正反対の凹凸表面のホログラムを有する金属蒸着層し、第1積層体を得る工程、前記第1積層体の前記金属蒸着層のの少なくとも1部に接着剤層を形成して前記転写材および金属蒸着層、前記接着剤層からなる第積層体を得る工程、前記第積層体と、一方の面に再粘着剤層および保護シート層が設けられた可塑剤を含む軟質ポリ塩化ビニル層の他方の面とを前記第2積層体の前記接着剤層を介して貼り合わせて、前記転写材、前記金属蒸着層、前記接着剤、前記軟質ポリ塩化ビニル層、前記再粘着剤層および保護シート層からなる第積層体を得る工程、および、前記第積層体から前記転写材を剥離して、表面に前記ホログラムが形成された前記金属蒸着層、前記接着剤、前記軟質ポリ塩化ビニル層、前記再粘着剤層および保護シート層からなる第積層体を得る工程を具備することを特徴とするホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体の製造方法を提供する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の形態について図面を参照して説明する。
図1は、第1の形態のホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体を示す断面図である。
図1に示すように、第1の形態の軟質ポリ塩化ビニル積層体10は、軟質ポリ塩化ビニル層11、接着剤層12、アルミニウム蒸着層13およびオーバーコート層14が順次積層されている。
【0020】
第1層の軟質ポリ塩化ビニル層11は、軟質ポリ塩化ビニルからなる。本発明で用いられる軟質ポリ塩化ビニルは、塩化ビニルポリマーに可塑化剤を添加して可塑化させた、いわゆる外部可塑化型軟質ポリ塩化ビニルである。ここで含有されている可塑化剤は、例えば、フタル酸エステルである。
【0021】
軟質ポリ塩化ビニル層11は、軟質ポリ塩化ビニルからなるフィルム、シートおよびウエブのいずれも包含する。軟質ポリ塩化ビニル層11の厚さは特に限定されないが、例えば、20〜400μmである。
【0022】
軟質ポリ塩化ビニル層11の、接着剤層12が形成される側の表面には、予めコロナ放電処理を施こし、その表面を粗くしておくことができる。これにより、接着剤層12と軟質ポリ塩化ビニル層11とを非常に強固に接着させることができる。
【0023】
第2層の接着剤層12は、特に、ドライラミネートに用いられる二液硬化型接着剤または光硬化型接着剤が好ましい。
二液硬化型接着剤は、時間が経過することにより硬化するものであり、加熱すればさらに短時間で硬化する接着剤である。例えば、ウレタン系樹脂接着剤またはエポキシ系樹脂接着剤である。また、光硬化型接着剤は、電子線や紫外線の照射により硬化するタイプであって、例えば、ウレタン系樹脂接着剤またはアクリル系接着剤である。より具体的には、二液硬化型のポリウレタン系樹脂接着剤を乾燥時に1m2当たり4〜8g塗布し、40℃で24時間のキュアリングを行う。
【0024】
第3層のアルミニウム蒸着層13は、アルミニウムを蒸発させた後、被着体の表面で凝縮させて形成された薄膜からなる。アルミニウム蒸着層13の厚さは、光の波長よりも薄い、例えば、1000オングストローム(A)以下であることが好ましい。遮光性、防湿性、ガスバリア性の点を考慮すると、50〜700Aの範囲内が好ましい。さらにアルミニウム材の節減の点を考慮に入れると、200〜250Aの範囲内が特に好ましい。
【0025】
アルミニウム蒸着層13の表面には、ホログラム13aが形成されている。ホログラム13aは、アルミニウム蒸着層13の表面に形成された凹凸で構成された、いわゆる表面レリーフ型ホログラムである。
【0026】
第4層のオーバーコート層14は、最上層に印刷インキ層を形成する場合に、印刷インキとの馴染みを良くするアンダーラッカーのために設けられる。従って、印刷インキとしてアルミニウム蒸着層13との馴染みに優れたビニル加工用特殊インキを用いる場合には、オーバーコート層14を省略できる。
【0027】
オーバーコート層14は、通常、アルミニウム蒸着層13の表面上に、例えば、酢酸エチルのような低沸点溶剤で溶解したアンダーラッカー材を塗布した後、40〜80℃で低温乾燥することにより形成される。
【0028】
オーバーコート層14は、具体的には、印刷適性を付与する一般的なアンダーラッカー材からなる。
オーバーコート層14の表面上には、上述のように印刷インキ層15を形成できる。印刷インキ層15は、通常の印刷方法により形成できる。例えば、オフセット印刷、UVオフセット印刷、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷またはフレキソ印刷が挙げられる。
【0029】
接着剤層12、アルミニウム蒸着層13およびオーバーコート層14は、図1に示すように、軟質ポリ塩化ビニル層11の表面全体にわたって設けても良い。また、ポリ塩化ビニル層11の表面に、所望の図柄、パターンに従って一部分だけに設けることもできる。
【0030】
上述の第1の形態の軟質ポリ塩化ビニル積層体10では、軟質ポリ塩化ビニル層11の表面に接着剤層12が設けられている。このため、軟質ポリ塩化ビニル層11に含有されている可塑剤が軟質ポリ塩化ビニル層11と接着剤層12との界面で拡散することが防止される。このため、軟質ポリ塩化ビニル層11と、接着剤層12の上側に積層されたアルミニウム蒸着層13との接着力が時間の経過とともに弱まるのを防止できる。また、接着剤層12が軟質ポリ塩化ビニル層11およびアルミニウム蒸着層13を接着しているので、軟質ポリ塩化ビニル層11の表面に直接アルミニウムを蒸着させた場合に比べて、両者が強固に接着されている。この結果、例えば、オーバーコート層14の表面に印刷を施した場合に、アルミニウム蒸着層13が軟質ポリ塩化ビニル層11から剥離するのを防止できる。
【0031】
また、接着剤層12は、アルミニウム蒸着層13のアルミニウム粒子を吸収するため、アルミニウムの酸化を防止することができる。また、接着剤層12は、コロナ放電処理により粗くされた軟質ポリ塩化ビニル層11の表面を平滑化できる。
【0032】
さらに接着剤層12は、軟質ポリ塩化ビニル層11に含まれる可塑化剤が軟質ポリ塩化ビニル層11の外部に飛散するのを防止する。このため、軟質ポリ塩化ビニル層11の柔軟性を長時間にわたって維持することができる。
【0033】
さらに、アルミニウム蒸着層13の表面にオーバーコート層14が設けられている。オーバーコート層14は印刷インキとの馴染みが良いため、オーバーコート層14の表面に各種印刷を容易に施すことができる。また、オーバーコート層14は、太陽光線、温度または湿度からアルミニウム蒸着層13および接着剤層12を保護し、これらの層の変色や劣化を防止できる。
【0034】
次に、第1の形態に係るアルミニウム蒸着層を有する軟質ポリ塩化ビニル積層体10の製造方法について説明する。
図2は転写材の表面にアルミニウム蒸着層が設けられた状態を示す断面図である。図3はアルミニウム粒子を転写材上に蒸着する装置を示した概略図である。
【0035】
まず、図2に示すように、転写材21の表面上にアルミニウム蒸着層13が形成される。ここで用いられる転写材21は、表面にアルミニウム蒸着層13の表面に形成しようとするホログラム13aと正反対の凹凸が形成されている。この凹凸の形成は、公知の表面レリーフ型ホログラムの形成方法に従って行うことができる。
【0036】
転写材21は、剥離層を設けずにアルミニウム粒子を直接表面に蒸着できる材料からなる。また、転写材21は、後で説明するアルミニウム蒸着層13の蒸着工程でガスを発生しない材料からなることが好ましい。転写材21の材料は、具体的には、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリ塩化ビニール、ポリアミドのうちの1種もしくはこれらのうち2種以上の材料の組み合わせ、または、再生セルロースである。特に、転写材21としては、剥離性に優れていること、および、再使用が可能であることを考慮に入れて選択することが好ましい。
【0037】
また、転写材21のアルミニウム蒸着層13に対する接着力は、接着剤層12のアルミニウム蒸着層13に対する接着力よりも小さくすることが必要である。これにより、転写材21をアルミニウム蒸着層13から容易に剥離し、アルミニウム蒸着層13を、軟質ポリ塩化ビニル層12の表面上に設けられた接着剤層12へ容易に転写させることができる。
【0038】
転写材21へのアルミニウム蒸着層13の形成は、例えば、以下の方法により行うことができる。まず、転写材21は、図3に示すように、ロール状に巻き上げられた状態で、真空ポンプPにより真空状態(10-3ないし10-4トール)とされた蒸着機30内に収容されている。転写材21は、上室29内に配置された複数のガイドローラ31によりガイドされながら蒸着機30内の下室32へ繰り出される。
【0039】
この下室32内には、アルミニウム34を貯蔵した貯蔵器33が、転写材21に均一で一様なアルミニウム蒸着層13を形成するのに十分な数だけ設けられている。例えば、幅75cmの転写材21に対しては、幅3cm、長さ15cmの貯蔵器33を10個設ける。各貯蔵器33は、アルミニウム34の液化温度、例えば、1500℃に加熱されている。一方、下室32に導かれた転写材21は、水冷ドラム35により室温に保たれる。
【0040】
貯蔵器33で加熱され、蒸気化したアルミニウム粒子36は、貯蔵器33と水冷ドラム35との温度差により、水冷ドラム34上の転写材21に向かって移動し、転写材21の表面上で凝縮する。この結果、図2に示すように、アルミニウム蒸着層13が蒸着された転写材21(以下、第1積層体20という)が得られる。第1積層体20は、ガイドローラ31により巻取部37へ導かれ、ロール状に巻き上げられる。
【0041】
なお、蒸着機30には監視用の監視窓38、39が設けられており、転写材21上のアルミニウム蒸着層13の転写状態を容易に観察できる。また、下室32を通過する転写材21の速度、貯蔵器33の温度は、それぞれ転写材21に蒸着させるアルミニウム蒸着層13の厚さに合わせて調整される。
【0042】
次に、第1積層体20のアルミニウム蒸着層13の表面に接着剤層12を設けた後に、接着剤層12の表面に軟質ポリ塩化ビニル層11を接着する。
図4はアルミニウム蒸着層13の表面に接着剤層を設けた状態を示す断面図である。図5は接着剤層12と軟質ポリ塩化ビニル層11とを接触させた状態を示す断面図である。図6はアルミニウム蒸着層13の表面に接着剤層12を設け、接着剤層12と軟質ポリ塩化ビニル層11とを貼り合わせる工程を概略的に示した図である。
【0043】
まず、図6に示すように、軟質ポリ塩化ビニル層となる、ウエブ状の軟質ポリ塩化ビニルフィルム41は、ロール61から引き出され、ガイドローラ62によりガイドされてコロナ放電器63の内部を通過される。コロナ放電器63では、軟質ポリ塩化ビニルフィルム41の一方の表面にコロナ放電処理が施され、粗く加工される。
【0044】
一方、第1積層体20のアルミニウム蒸着層13の表面に、接着剤層12が形成される。具体的には、第1積層体20はロール59から引き出され、ガイドローラ64によりガイドされて第1積層体20を挟むように対向して配置された一対のローラ65、66へ導かれる。一対のローラ65、66の一方のローラ66は、接着剤槽67に収容された接着剤溶液68に浸されている。第1積層体20の移動に応じてローラ66も回転する。この結果、アルミニウム蒸着層13の表面上に接着剤溶液68が塗布される。そして、乾燥部69で50〜80℃の熱風が吹き付けられる。この結果、接着剤溶液69から溶剤が蒸発、除去され、図4に示すように、均一な接着剤層12がアルミニウム蒸着層13の表面上に形成される。
【0045】
接着剤層12およびアルミニウム蒸着層13が積層された転写材21(以下、第2積層体40という)は、軟質ポリ塩化ビニルフィルム41と、接着剤層12が硬化する前に、接着剤層12と軟質ポリ塩化ビニルフィルム41のコロナ放電処理が施された面が接触するように、一対のローラ70、71により挟まれる。一方のローラ70は、例えば、ショア硬度約75のゴムローラであり、他方のローラ71はクロム被覆またはステンレススチール製である。一対のローラ70、71間には所定の圧力が掛けられている。一対のローラ70、71間の圧力は、ローラ70、71の直径に反比例して定められ、例えば、ローラ71の直径を約50cmとした場合には、5〜6kgの範囲内に定められる。
【0046】
第2積層体40および軟質ポリ塩化ビニルフィルム41は、一対のローラ70、71間で一体化される。この後、一体化された第2積層体40および軟質ポリ塩化ビニルフィルム41は、巻取りローラ72により巻き取られる。
【0047】
そして、一体化された第2積層体40および軟質ポリ塩化ビニルフィルム41は、40〜60℃の環境下で24〜72時間貯蔵され、これにより、接着剤層12が硬化される。この結果、図5に示すように、第2積層体40の接着剤層12の表面に軟質ポリ塩化ビニルフィルム41が接着された第3積層体50が得られる。なお、接着剤層12に光硬化型接着剤を用いた場合には、接着剤層12は紫外線照射装置または電子線照射装置により硬化され、長時間貯蔵する必要はない。
【0048】
次に、第3積層体50から転写材21が剥離される。
図7は第3積層体50から転写材21を剥離する工程を概略的に示した図である。
第3積層体50は、巻取りローラ72から引き出され、1対のロール81,82の間に導入される。ここで、第3積層体50から転写材21が剥離される。転写材21は、ロール91により巻き上げられる。一方、軟質ポリ塩化ビニルフィルム41、接着剤層2およびアルミニウム蒸着層14の積層体83は、ロール84により巻き上げられる。この結果、軟質ポリ塩化ビニルフィルム41の表面上に接着剤12を介してアルミニウム蒸着層13が設けられた第4積層体が得られる。得られたアルミニウム蒸着層13の表面には、転写材21の表面に形成された凹凸に対応したホログラム13aが形成されている。
【0049】
次に、第4積層体のアルミニウム蒸着層13の表面上にオーバーコート層14を形成する。まず、アルミニウム蒸着層13の表面に、コロナ放電器によりコロナ放電処理を施され、粗く加工される。その後、粗く加工されたアルミニウム蒸着層4の表面に、低沸点溶剤に溶解されたアンダーラッカー材が塗布され、低温乾燥される。この結果、軟質ポリ塩化ビニル積層体10が得られる。
【0050】
軟質ポリ塩化ビニル積層体10は、オーバーコート層14の表面上に、通常の印刷処理がなされる。
アルミニウム蒸着層13を軟質ポリ塩化ビニルフィルム41の表面上に一部分だけ設ける場合には、上述のアルミニウム蒸着層13の表面に接着剤層12を形成する工程で、接着剤層12を、アルミニウム蒸着層13の全面に形成せずに、所望の図柄、パターンに応じて、アルミニウム蒸着層13の表面の一部分にのみ塗布する。この場合、第3積層体50から転写材21を剥離する工程で、接着剤層12が形成された部分のアルミニウム蒸着層12だけが、対応する軟質ポリ塩化ビニルフィルム41の表面に転写され、接着剤層12が形成されていない部分のアルミニウム蒸着層12は転写材21上にそのまま残される。
【0051】
以上説明した第1の形態の軟質ポリ塩化ビニル積層体10の製造方法では、転写材21の表面にアルミニウム蒸着層13を真空蒸着法に従って形成する。この後、アルミニウム蒸着層13の表面に接着剤層12を形成し、軟質ポリ塩化ビニルフィルム41に転写している。このため、軟質ポリ塩化ビニルフィルム41自体は、真空蒸着処理にはさらされないので、真空蒸着処理により蒸発または分解してガスを発生させる可塑化剤を含んでいても何ら支障がない。一方、転写材21としては、真空蒸着法に適したものを適宜選択して使用できる。すなわち、アルミニウムを真空蒸着する工程で、ガスを発生しない材料を使用できる。また、剥離後の転写材21は、再使用できるので経済的である。転写材21として二軸延伸ポリプロピレンフィルムを用いた場合には、特に、アルミニウム蒸着層13の剥離が容易に起こり、転写材21を再利用するのに適している。
【0052】
また、転写材21の表面に凹凸21aを形成し、この凹凸21aが形成された表面にアルミニウムを蒸着した後、軟質ポリ塩化ビニルフィルム41の表面に転写している。これにより、転写されたアルミニウム蒸着層13の表面に、転写材21の表面に形成された凹凸21aに対応するホログラム13aが形成される。
【0053】
また、上述の第1の形態の軟質ポリ塩化ビニル積層体10の製造方法によれば、上述の従来の第2の方法のように、軟質ポリ塩化ビニルフィルム41の表面上にアンダーコート層を設ける必要がない。このため、アンダーコート層を形成するための熱により軟質ポリ塩化ビニルフィルム41が劣化、伸縮および膨潤するおそれがない。この結果、均一でかつ良好なホログラムが形成された薄膜状のアルミニウム蒸着層13を有する軟質ポリ塩化ビニル積層体10が容易に製造可能である。
【0054】
さらに、転写材21として表面を未処理の材料を用いること、および、剥離層を設けないことにより、転写材21の表面にアルミニウム粒子が過剰に蒸着されるのを防止し、極めて薄いアルミニウム蒸着層13、具体的には50〜700A、好ましくは200〜700Aのアルミニウム蒸着層13を形成できる。この結果、遮光性、防湿性およびガスバリア性に優れた軟質ポリ塩化ビニル積層体10を、少量のアルミニウム材を用いて製造することができる。
【0055】
また、上述の第1の形態の軟質ポリ塩化ビニル積層体10の製造方法では、オーバーコート層14を、低沸点溶剤に溶解したアンダーラッカー材をアルミニウム蒸着層13の表面に塗布した後、低温乾燥して形成している。このため、軟質ポリ塩化ビニルフィルム41が高温で加熱されず、熱により軟質ポリ塩化ビニルフィルム41が劣化、伸縮および膨潤するおそれがない。この結果、平滑性に優れ、均一な良好なホログラムが形成された薄膜状のアルミニウム蒸着層13を有する軟質ポリ塩化ビニル積層体10を容易に製造可能である。
【0056】
次に、本発明の第2の形態の軟質ポリ塩化ビニル積層体を説明する。
図8は本発明の第二実施例に係るアルミニウム蒸着層が転写された軟質ポリ塩化ビニルフィルムの断面図である。なお、第1の形態と同一の符号番号については同一の部材を示している。
【0057】
図8に示すように、本実施例の軟質ポリ塩化ビニル積層体100は、保護シート101、再粘着材層102、軟質ポリ塩化ビニル層11、接着剤層12、アルミニウム蒸着層13、オーバーコート層14が順次積層されている。
【0058】
ここで、保護シート101は、例えば、上質クラフト紙にポリエチレン押し出しラミネートを施し、表面にシリコン加工をした素材からなり、再粘着材層102を保護するために設けられる。
【0059】
再粘着剤層102は、接着剤層12とは反対側の軟質ポリ塩化ビニル層11の一方の表面に設けられている。この再粘着剤層102は、剥離および粘着を繰り返し行うことができる接着剤からなる。例えば、アクリル酸エステル系樹脂が挙げられる。
【0060】
軟質ポリ塩化ビニルフィルムの一方の面に再粘着剤層102および保護シート101が順次設けられた製品が、通常「粘着紙」という名称で市販で入手できる。
【0061】
次に、上述の第2の形態の軟質ポリ塩化ビニル積層体100の製造は、図6に示す軟質ポリ塩化ビニルフィルム41に代えて、一方の面に保護シート101および再粘着剤層102が積層された軟質ポリ塩化ビニルフィルムを用いた以外は、同様の操作により行うことができる。
【0062】
以上説明した第2の形態の軟質ポリ塩化ビニル積層体100は、第1の形態の軟質ポリ塩化ビニル積層体10およびその製造方法について説明した効果と同様の効果を奏する他、保護シート101を剥がすだけでアルミニウム蒸着層12を有する軟質ポリ塩化ビニル積層体を他の基材に容易に貼り付けることができると共に、剥離および粘着を繰り返し行うことが可能である。
【0063】
以上、アルミニウム蒸着層にホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、銀、金、銅、ニッケル、スズ、白金およびこれらの金属の合金からなる群から選ばれた金属または合金からなるホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体を包含する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の形態に係るホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体を示す断面図。
【図2】本発明の第1の形態に係るホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体の製造方法の一工程を示す断面図。
【図3】本発明の第1の形態に係るホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体の製造方法で用いられる蒸着機を示す概略図。
【図4】本発明の第1の形態に係るホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体の製造方法の一工程を示す断面図。
【図5】本発明の第1の形態に係るホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体の製造方法の一工程を示す断面図。
【図6】本発明の第1の形態に係るホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体の製造方法で用いられる装置を示す概略図。
【図7】本発明の第1の形態に係るホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体の製造方法で用いられる装置を示す概略図。
【図8】本発明の第2の形態に係るホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体を示す断面図。
【符号の説明】
10…軟質ポリ塩化ビニル積層体、11…軟質ポリ塩化ビニル層、12…接着剤層、13…アルミニウム蒸着層、13a…ホログラム、14…オーバーコート層、15…印刷インキ層、21…転写材、30…蒸着機、101…保護シート、102…再粘着剤層。

Claims (8)

  1. 可塑剤を含む軟質ポリ塩化ビニル層、前記軟質ポリ塩化ビニル層の一方の表面の少なくとも1部に設けられた接着剤層および前記接着剤層の表面に設けられかつ表面にホログラムが形成された金属蒸着層を具備することを特徴とするホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体。
  2. 金属蒸着層の厚さが50〜700Aの範囲内である請求項1記載のホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体。
  3. さらに金属蒸着層を含む軟質ポリ塩化ビニル層の表面に設けられたオーバーコート層を具備する請求項1または2記載のホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体。
  4. さらに軟質ポリ塩化ビニル層の他方の表面に設けられた再粘着剤層および前記再粘着剤層の表面に設けられた保護シート層を具備する請求項1ないし3のいずれか1つに記載のホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体。
  5. 転写材のホログラムに対して金属を蒸着して該転写材のホログラムと正反対の凹凸表面のホログラムを有する金属蒸着層を形成し、前記転写材および前記金属蒸着層からなる第1積層体を得る工程、
    前記第1積層体の前記金属蒸着層のの少なくとも1部に接着剤層を形成して前記転写材および前記金属蒸着層、前記接着剤層からなる第積層体を得る工程、
    前記第積層体と可塑剤を含む軟質ポリ塩化ビニル層とを前記第2積層体の前記接着剤層を介して貼り合わせて、前記転写材、前記金属蒸着層、前記接着剤および前記軟質ポリ塩化ビニル層からなる第積層体を得る工程、および、
    前記第積層体から前記転写材を剥離して、表面に前記ホログラムが形成された前記金属蒸着層、接着剤および前記軟質塩化ビニル層からなる第積層体を得る工程、
    を具備することを特徴とするホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体の製造方法。
  6. さらに第積層体の金属蒸着層の表面にオーバーコート層を形成する工程を具備する請求項5記載のホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体の製造方法。
  7. 転写材のホログラムに対して金属を蒸着して該転写材のホログラムと正反対の凹凸表面のホログラムを有する金属蒸着層し、第1積層体を得る工程、
    前記第1積層体の前記金属蒸着層のの少なくとも1部に接着剤層を形成して前記転写材および金属蒸着層、前記接着剤層からなる第積層体を得る工程、
    前記第積層体と、一方の面に再粘着剤層および保護シート層が設けられた可塑剤を含む軟質ポリ塩化ビニル層の他方の面とを前記第2積層体の前記接着剤層を介して貼り合わせて、前記転写材、前記金属蒸着層、前記接着剤、前記軟質ポリ塩化ビニル層、前記再粘着剤層および保護シート層からなる第積層体を得る工程、および、
    前記第積層体から前記転写材を剥離して、表面に前記ホログラムが形成された前記金属蒸着層、前記接着剤、前記軟質ポリ塩化ビニル層、前記再粘着剤層および保護シート層からなる第積層体を得る工程、
    を具備することを特徴とするホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体の製造方法。
  8. さらに第積層体の金属蒸着層の表面にオーバーコート層を形成する工程を具備する請求項7記載のホログラムが形成された軟質ポリ塩化ビニル積層体の製造方法。
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