JP3809859B2 - 棒状化粧材繰出容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は棒状化粧材繰出容器に関する。特には、芯チャック部材による棒状化粧材の保持方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
棒状化粧材はその種類により、硬度や粘度などの特性は多種多様である。このような多様な特性に応じて、棒状化粧材を保持する様々の芯チャック部材により棒状化粧材の保持方法が改良されてきた。
【0003】
特に細径なアイライナー、アイブロウ、リップライナー等の脆弱な特質を持つ芯材はその性質上安全に保持するのが困難であり、それらの保持方法は多々改良が加えられ、例えば弊社出願の特許第3073989号に見られる棒状化粧材の保持方法は、明細書中の従来技術である図20や図21〜図24までを改良したものであり、棒状化粧材に対して最も小径な外径で繰出容器設計可能でありながら、芯材は軸方向にもサポートされるため、安定した保持をしながらも曲がりの少ない、折れにくい棒状化粧材繰出容器を提供できる芯材の保持方法を紹介した、優れた発明である。
【0004】
この特許第3073989号公報は、先筒内の摺動溝内に複数の爪片によって棒状化粧材保持部を構成し、この爪片の外周面または前記先筒の摺動当接面の少なくとも一方に摺動当接部を備え、少なくとも前記爪片間に棒状化粧材を支持したときには、前記各爪片が前記摺動当接部を介して前記摺動当接面に常時当接するようにしたため、挿入された芯材は各爪片が拡がることなく、計画された保持寸法によって保持されることとなり、その状態を維持しながら摺動することとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、細径な棒状化粧材を保持する保持方法が発明されると、さらに細径でありながら今までにない柔らかさを持つ細径な棒状化粧材が生まれ、従ってこれを繰出容器内で保持する技術が必要となってきた。
【0006】
特許第3073989号公報における芯材の保持方法は、大変優れた芯材の保持方法ではあるが、今までよりもさらに細く、また柔らかい芯材が開発されるとそれらの芯材により適した保持方法を得るために、更なる工夫が必要となっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのため、本発明の棒状化粧材繰出容器の第1の発明においては、先筒と容器本体を回動可能に連結し、両部材の相対回動を以て、棒状化粧材の尾部を保持する棒状化粧材保持部を備えた芯チャック部材が軸方向に進退する棒状化粧材繰出容器であって、前記先筒の内周には複数の摺動溝が設けられ、前記棒状化粧材保持部は、前記芯チャック部材先端に形成された複数の爪片として前記先筒の前記摺動内に位置するとともに、前記各爪片は、前記摺動溝の摺動面に当接する支点と前記爪片の基点とで弓状部を形成し、この弓状部で前記棒状化粧材を弾性的に保持する。
【0008】
第2の発明においては、摘部を備えたカートリッジと、このカートリッジを内挿する容器本体とを備え、前記摘部と前記容器本体との相対回動によって、前記カートリッジ内の棒状化粧材の尾部を保持する棒状化粧材保持部を備えた芯チャック部材が軸方向に進退する棒状化粧材繰出容器であって、前記カートリッジを構成する先筒の内周には、複数の摺動溝が設けられ、前記棒状化粧材保持部は、前記芯チャック部材先端に形成された複数の爪片として前記先筒の摺動内に位置するとともに、前記各爪片は、前記摺動溝の摺動面に当接する支点と前記爪片の基点とで弓状部を形成し、この弓状部で前記棒状化粧材を弾性的に保持する。
【0009】
第3の発明においては、前記摺動溝に当接する支点を複数とし、爪片基点とで複数の弓状部を形成した。
【0010】
【作用及び効果】
本発明の棒状化粧材繰出容器は、先筒と容器本体を回動可能に連結し、両部材の回動を以て、棒状化粧材の尾部に保持した芯チャック部材が軸方向に摺動することで、棒状化粧材が先筒の先端開口孔より進退することで化粧を施すことを可能とするものであって、前記芯チャック部材先端に形成された棒状化粧材保持部は、複数の爪片として前記先筒の摺動溝内に位置するとともに、前記各爪片は、前記摺動溝の摺動面に当接する第1支点と、前記爪片の基点とで弓状部を形成し、この弓状部で前記棒状化粧材を弾性的に保持可能としたもので、芯材を保持する弓状部は、先筒の摺動溝の摺動面に当接せずに芯材を弓状部が弾性変形する事で芯材の保持を行うため、脆弱、或いは柔らかく且つ粘性の高い棒状化粧材の保持を可能とするとともに、芯材の製作時における寸法の許容範囲を広げ、繰出時における負荷も少なくてすむ棒状化粧材繰出容器を提供可能とする。
【0011】
第2の発明では、カートリッジと、このカートリッジを内挿する容器本体よりなり、カートリッジと容器本体の回動を以て、カートリッジ内の芯チャック部材に保持された棒状化粧材が進退する棒状化粧材繰出容器であり、前記カートリッジを構成する先筒には複数の摺動溝が設けられ、前記芯チャック部材先端に形成された棒状化粧材保持部は複数の爪片として、前記先筒の摺動溝内に位置するとともに、前記各爪片は、前記摺動溝の摺動面に当接する第1支点と、前記爪片の基点とで弓状部を形成し、この弓状部で前記棒状化粧材を弾性的に保持可能としたもので、カートリッジや容器本体の構造に限定されることなく、脆弱、或いは柔らかく且つ粘性の高い棒状化粧材の保持を可能とした。
【0012】
また、カートリッジ内にスプリングを備えたオートリターン方式のカートリッジにおいては、摺動時の負荷が少ないため、棒状化粧材は確実にオートリターンを可能とする。
【0013】
第3の発明においては、前記摺動溝に当接する支点を複数とし、爪片基点との間で複数の弓状部を形成することによって、棒状化粧材の芯材の質や芯材の長さにフレキシブルに対応できる芯材への保持方法とすることが出来る。
【0014】
【実施例】
図1は本件発明の棒状化粧材繰出容器1の縦一部断面図を示すもので、図5においては、(A)は先筒10を、(B)は芯チャック部材30に螺旋部材40を螺合させて後部にストッパー部材50を芯チャック部材30に固着させた状態のユニットを示し、(C)は容器本体20の、各部材を示す図である。
図2は芯チャック部材30の化粧材保持部39を断面図で表したものである。
【0015】
以下に図1乃至図5より本件発明の棒状化粧材繰出容器を説明していく。
棒状化粧材繰出容器1の先筒10は、先端に棒状化粧材Aが進退する先端開口孔11を備え、内部に4本の摺動溝12を形成し、後部には容器本体20との連結に使用される突部14が、やや小径となった容器本体嵌入部16に設けられている。
【0016】
容器本体20には、前記突部14に嵌合する凹部22を前端内径に備え。また、内部には後述する螺旋部材40とのスプライン係合に使用されるスプライン部21が設けられている。
【0017】
芯チャック部材30には、前端に爪片31より構成される化粧材保持部39が設けられ、竿体37には、螺旋部材40の螺旋溝41と螺合する突起36を軸方向にストローク分設けるとともに、後部にはストッパー部材50が固着されている。
【0018】
図5の(B)に見られる芯チャック部材30と螺旋部材40とストッパー部材50とが連結したユニットは、容器本体20内に挿入され、螺旋部材40は段部23に載置されるとともに、同期係合リブ42はスプライン部21とスプライン係合して、容器本体20と螺旋部材40は同期に回動する事になる。
【0019】
このように構成された棒状化粧材繰出容器1は、先筒10と容器本体20との相対回動させると、芯チャック部材30の突起36と容器本体20に固着された螺旋部材40とによって構成された螺合機構と、爪片31下部の基部35が先筒10内の摺動溝12に係合する回転止め機構とからなる繰出機構が働き、また、螺旋部材40を抜け出した突起36’は、先筒10内の摺動溝12に次々と係合し、芯チャック部材30は、棒状化粧材A(図示せず)の尾部を化粧材保持部39に保持された状態で、軸方向に先筒10と同期に回動しながら移動することによって、棒状化粧材Aを先筒10の先端開口孔11より突出させる。
【0020】
また、先筒10と容器本体20を上述とは逆方向に回動させれば、前記メカニズムにより、棒状化粧材Aは先筒10内を後退する。
【0021】
本件発明の芯チャック部材30の化粧材保持部39は、先筒10の摺動溝12内に位置する爪片31より構成されるとともに、この爪片31は図2の(A)図に示すように、芯チャック部材30の基部35の先端を基点33とし、先端部が摺動溝12の摺動面13に当接するように爪片31を第1支点32より基点33までを内径方向に弓状部34を形成し、この弓状部34で棒状化粧材Aを弾性を持って保持することを特徴としている。
【0022】
図3に明らかなように、先筒10の先端開口孔11は、貫通孔17と同寸に穿設されているため、棒状化粧材Aは先筒10の内周面18によっても、軸方向にサポートを受けることとなり、棒状化粧材Aの芯径は、貫通孔17より微かな小径の寸法で摺動を可能とする。
【0023】
また、爪片31の弓状部34を備えた棒状化粧材保持部39において、弓状部34の頂点部分によって形成される棒状化粧材保持部39の内径は、棒状化粧材芯の芯径より小径の寸法で構成されている。
【0024】
この場合、4辺の爪片により、4方向より包括するように棒状化粧材Aを弾性的に保持している。
【0025】
本発明の芯チャック部材30の棒状化粧材の芯材の保持方法は、図2の(A)及び(B)に断面図として明示されている。
【0026】
図2(A)は芯材が未挿入の状態を示した図であり、各爪片31は第1支点と基点33の間で内径方向に弓状を示している。
【0027】
図2(B)は、棒状化粧材の芯材を、この化粧材保持部39に挿入した状態を示す図であり、芯材の抵抗を受けた爪片31の弓状部34は、弾性を持ってこの芯材を保持しているため、かなり柔らかい、粘性に富んだ芯材でも保持可能となるものである。
【0028】
また、芯材製作時における径の寸法設定を従来のものよりも広く設定可能とし、柔らかく粘性に富んだもののみならず、逆に粉末を固めたような粘性が乏しく脆弱な芯材であっても破壊することなく爪片31の弾性をもってこれを保持できるものである。
【0029】
図4は更なる工夫を加えた、本発明の棒状化粧材保持部39の、棒状化粧材の芯材の保持方法を示した図である。第1支点32と基点33の間には、第2支点32’を設け、芯材は弓状部34,34’の2カ所の弓状部で弾性的に保持されている。
【0030】
本発明の芯チャック部材30の各爪片31による棒状化粧材保持部39は、単数はもちろん、芯材の質、長さ等を考慮して複数の弓状部で弾性的に保持可能とするとともに、繰出容器の繰出負荷に柔軟に適応することを特徴としている。
【0031】
これをよりわかりやすくするために、図2と図6を比較しながら説明する。
図2と図6は、ともに前記した繰出容器であり、爪片によって棒状化粧材を保持するものであるが、図6は、摺動溝212に位置する芯チャック部材230の先端に形成された爪片231が4片設けられ、爪片231の外周には、芯材が挿入された際に、計画された寸法以上に爪片231が拡開するのを防止するための突起232を設け、芯材を保持して摺動する際は、この突起232は常時摺動面213に当接するようにしてある。
【0032】
図6に見られるように、芯材が挿入された際の抵抗は、突起232を介して芯材と突起232の角度α=90度で摺動面に伝達するため、やや強めに芯材を保持した場合は、繰出が重くなる(つまり、突起232が摺動面に当接しながら摺動するため)事もあり得るので、芯材の径寸法の誤差を少なくする必要があった。
【0033】
これに比べ、図2の本発明の爪片31は、基点33より弓状部34を形成し、第1支点32で摺動面に当接するため、芯材を保持する弓状部34の断面Bは、摺動面13に当接していないばかりか、芯材と第1支点32との角度βが鋭角な3角形を形作る角度となり、芯材を保持する弓状部34を変形させることで、図2(B)の如く弾性を有しながら芯材を保持することにより、より脆弱であったり粘性の高い芯材をも保持可能で、図6と比較すると芯材の径寸法に対する許容範囲を広くとることが可能である。
【0034】
図7,及び図8は、カートリッジ式棒状化粧材繰出容器を示すもので、このカートリッジ式棒状化粧材繰出容器は図7に示すカートリッジ102と、図8に示すカートリッジ102を収容する容器本体120とからなるものである。
【0035】
カートリッジ102は、先筒110と基体160とを回動可能に連結し、先筒110と基体160でカートリッジ102の全容をなし、芯チャック部材130を内挿し、この芯チャック部材130を後方に付勢する引きばね4と、この引きばね4を基体160に係止させるストッパー部材150により構成される。
【0036】
先筒110内には、摺動溝112を設け、この摺動溝112内に芯チャック部材130先端に形成した爪片131を位置させ、この爪片131を基点133より第1支点132に至る弓状に配し、弓状部134で棒状化粧材を弾性的に保持するものである。
また、先筒110の上半身には、カートリッジ102が容器本体120に内挿された際に、容器本体120から突出する摘部115が形成されている。
【0037】
また、芯チャック部材130は、竿体137上に螺旋部136を形成し、後部に雄ねじ137’を設けている。
【0038】
この雄ねじ137’と、ストッパー部材150の雌ねじ151とが螺合して、芯チャック部材130にストッパー部材150が取り付けられている。
引きばね4においては、小径部4aがストッパー部材150の先端に係止され、また、大径部4cは、基体160の段部164に係止されることにより、軸方向に摺動する芯チャック部材130を常時後方に付勢可能に介装されている。
【0039】
芯チャック部材130前端に形成された爪片131は、先筒110内の摺動溝112に位置するとともに、基部135は前記摺動溝112に係合して回転止め機構を構成するとともに、竿体137に形成された螺旋部136は、基体160前端に設けた係合部161に螺合して螺合機構を構成する。
【0040】
このカートリッジ102を図8の容器本体120に挿入してカートリッジ102の摘部115を容器本体120に対して回動させると、容器本体120内の縦リブ125は、カートリッジ102の基体160の後部に備えた同期係合部162にスプライン係合するため、カートリッジ102の先筒110と基体160とが相対的に回動する事となり、前記カートリッジ102内の芯チャック部材130には回転止め機構と螺合機構によって繰出機構が働き、芯チャック部材130は、引きばね4の中径部4bを伸ばしながら、軸方向に移動する。芯チャック部材130の爪片131に保持された棒状化粧材は、先筒110の先端開口孔111より突出を始める。
【0041】
また、カートリッジ102を容器本体120より離脱すれば、カートリッジ102内の芯チャック部材130は引きばね4の弾性によって、基体160を回転させつつ後退限まで自動的に戻るため、芯チャック部材130先端に保持された棒状化粧材は、自動的にカートリッジ102内に引き込まれることとなる。
【0042】
本実施例の主旨は、前記カートリッジ式棒状化粧材繰出容器101のカートリッジ102内の芯チャック部材130の爪片131に、本発明の保持方法が利用されていることにある。
【0043】
カートリッジ102内の爪片131は、先筒110に形成された摺動溝112内に位置するとともに、爪片131の前端は、摺動溝112の摺動面113に当接する第1支点132を有し、基部135の基点133と前記第1支点132との間の弓状に形成した弓状部134で棒状化粧材を保持するものであり、図2、図3で説明したとおりの効果をもたらす。
【0044】
カートリッジ式棒状化粧材繰出容器の構造は、前記図7,図8に説明したものばかりでなく、容器本体内に押棒を内挿し、カートリッジが容器本体に着装され、カートリッジと容器本体との回動によって容器本体内の押棒が軸方向に移動し、カートリッジ内のスプリングによって常時後方に付勢されている芯チャック部材の後端面を前記押棒がスプリングの弾性に抗して移動することによって棒状化粧材を進退させていく方式の、カートリッジ式棒状化粧材繰出容器も広く一般に知られている。
【0045】
この方式のカートリッジも容器本体より離脱すると、カートリッジ内のスプリングの弾性で棒状化粧材は自動的にカートリッジ内に引き込まれる。
【0046】
本発明の棒状化粧材の芯チャック部材の爪片による保持方法によれば、棒状化粧材は先筒内周面で軸方向にサポートされるとともに、棒状化粧材は弾性を持って保持され、繰出負荷に対する負荷が少ないため、スプリングの弾性でカートリッジ内の棒状化粧材は容器本体より離脱されると確実にオートリターンを可能とする。
【0047】
また、カートリッジ式棒状化粧材繰出容器には、カートリッジ内にスプリングを使用しないカートリッジもその芯材の特性によって多々存在するが、本発明の芯材に対する保持方法は、カートリッジ式棒状化粧材繰出容器において、今まで説明したようなカートリッジ内にスプリングを備えるタイプのものに限定されず、前記のスプリングを使用しないタイプにも対応する。
【0048】
また、本発明は、棒状化粧材繰出容器やカートリッジ式棒状化粧材繰出容器における芯チャック部材の前端に形成した棒状化粧材保持部の改良に関する発明であり、あくまで棒状化粧材繰出容器の構造や、カートリッジ式棒状化粧材繰出容器の構造を限定するものではない。
【0049】
本発明は、先筒と容器本体、またはカートリッジと容器本体との回動によって先筒の先端開口孔より棒状化粧材が進退する構造のものであればよく、棒状化粧材の径の大小や、質感の違い、また粘性のあるなしに関わらず、棒状化粧材を軸方向にサポートしつつ、棒状化粧材を傷つけることなく確実に弾性的に保持できる優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の棒状化粧材繰出容器の縦一部断面図である。
【図2】図1の化粧材保持部の断面図で、(A)は棒状化粧材が未挿入時を、(B)は棒状化粧材が挿入されている状態を示している。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】第1実施例で使用される芯チャック部材の、別の形態を示す断面図である。
【図5】第1実施例の各部材の断面斜視図である。(A)は先筒を、(B)は芯チャック部材と螺旋部材、ストッパー部材を、そして(C)は容器本体をそれぞれ示している。
【図6】従来例の、芯チャック部材の断面図である。
【図7】本発明の第2実施例の、カートリッジ式棒状化粧材繰出容器のカートリッジの縦一部断面図である。
【図8】第2実施例のカートリッジ式棒状化粧材繰出容器に用いられる容器本体の縦一部断面図である。
【符号の説明】
1・・・・ 棒状化粧材繰出容器
A・・・・ 棒状化粧材
10・・・ 先筒
11・・・ 先端開口孔
12・・・ 摺動溝
12’・・ 摺動溝
13・・・ 摺動面
13’・・・ 摺動面
14・・・ 突部
16・・・ 容器本体嵌入部
17・・・ 貫通孔
18・・・ 内周面
20・・・ 容器本体
21・・・ スプライン部
22・・・ 凹部
23・・・ 段部
30・・・ 芯チャック部材
31・・・ 爪片
32・・・ 第1支点
32’・・・ 第2支点
33・・・ 基点
34・・・ 弓状部
34’・・・ 弓状部
35・・・ 基部
36・・・ 突起
36’・・・ 突起
37・・・ 竿体
39・・・ 化粧材保持部
40・・・ 螺旋部材
41・・・ 螺旋溝
42・・・ 同期係合リブ
50・・・ ストッパー部材
101・・ カートリッジ式棒状化粧材繰出容器
102・・ カートリッジ
4・・・・ 引きばね
4a・・・ 小径部
4b・・・ 中径部
4c・・・ 大径部
110・・ 先筒
111・・ 先端開口孔
112・・ 摺動溝
113・・ 摺動面
115・・ 摘み部
120・・ 容器本体
125・・ 縦リブ
130・・ 芯チャック部材
131・・ 爪片
132・・ 第1支点
133・・ 基点
134・・ 弓状部
135・・ 基部
136・・ 螺旋部
137・・ 竿体
137’・・ 雄ねじ
150・・ ストッパー部材
151・・ 雌ねじ
160・・ 基体
162・・ 同期係合部
164・・ 段部
212・・ 摺動溝
230・・ 芯チャック部材
231・・ 爪片
232・・ 突起

Claims (3)

  1. 先筒と容器本体を回動可能に連結し、
    両部材の相対回動を以て、棒状化粧材の尾部を保持する棒状化粧材保持部を備えた芯チャック部材が軸方向に進退する棒状化粧材繰出容器であって、
    前記先筒の内周には複数の摺動溝が設けられ、
    前記棒状化粧材保持部は、前記芯チャック部材先端に形成された複数の爪片として前記先筒の前記摺動内に位置するとともに、
    前記各爪片は、前記摺動溝の摺動面に当接する支点と前記爪片の基点とで弓状部を形成し、この弓状部で前記棒状化粧材を弾性的に保持することを特徴とする棒状化粧材繰出容器。
  2. 摘部を備えたカートリッジと、
    このカートリッジを内挿する容器本体とを備え
    前記摘部と前記容器本体との相対回動によって、前記カートリッジ内の棒状化粧材の尾部を保持する棒状化粧材保持部を備えた芯チャック部材が軸方向に進退する棒状化粧材繰出容器であって、
    前記カートリッジを構成する先筒の内周には、複数の摺動溝が設けられ、
    前記棒状化粧材保持部は、前記芯チャック部材先端に形成された複数の爪片として前記先筒の摺動内に位置するとともに、
    前記各爪片は、前記摺動溝の摺動面に当接する支点と前記爪片の基点とで弓状部を形成し、この弓状部で前記棒状化粧材を弾性的に保持することを特徴とする棒状化粧材繰出容器。
  3. 前記摺動溝に当接する支点を複数とし、爪片基点とで複数の弓状部を形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の棒状化粧材繰出容器。
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