JP3809742B2 - コントラスト補正を行う画像処理装置および方法 - Google Patents

コントラスト補正を行う画像処理装置および方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コントラスト補正を行う画像補正処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル画像データに対して各種の画像補正処理が行われる。画像のコントラストの補正では、画像を複数の矩形に分割して矩形ごとに強調することにより、高速に、画像の各部分のコントラストを最適にすることが知られている。
矩形単位のコントラスト補正処理の1例では、まず、画像を矩形に分割する。次に、矩形ごとにコントラスト伸長率を求める。コントラスト伸長率は、ヒストグラムの形から求める。例えば、ヒストグラムをダイナミックレンジ一杯に伸長するように伸長率を計算する。全部の矩形についてコントラスト伸長率を求める。次に、画像の各画素を画素が含まれる矩形の伸長率で変換する。隣り合う矩形との明度の連続性を保つために、たとえば、矩形ごとに隣り合う矩形のコントラスト伸長率で明度値を計算し、線形補間により変換後の明度値を求める。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、矩形単位のコントラスト補正処理において、1つの矩形に明度差が大きい2つ以上の領域が含まれることがある。このような場合、コントラスト補正処理により、必要以上にコントラストを強調したり、隣り合う矩形の間で明度変化が逆転することがある、という問題があった。したがって、矩形別に画像のコントラストを強調する際に、明度変化の逆転や部分的なコントラスト強調しすぎを防ぐことが望まれる。
【0004】
本発明の目的は、コントラストを最適にする画像補正処理をおこなう画像処理装置や画像処理方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の画像処理装置は、画像を複数の矩形に分ける分割手段と、各矩形の明度ヒストグラムを作成するヒストグラム作成手段と、ヒストグラム作成手段により作成された明度ヒストグラムが多峰性を持つかどうかを調べる判別手段と、判別手段が明度ヒストグラムが多峰性を持っていると判断した矩形について、その矩形内を明度で領域分割し、領域ごとに当該領域の明度ヒストグラムの形に応じてコントラスト伸長率を設定し、設定されたコントラスト伸長率で領域内の画素を変換するコントラスト伸長手段とを備える。
本発明に係る第1の画像処理方法は、画像を複数の矩形に分け、各矩形の明度ヒストグラムを作成し、矩形ごとに明度ヒストグラムが多峰性を持つかどうかを調べ、明度ヒストグラムが多峰性を持っている矩形について、その矩形内を明度で領域分割し、領域ごとに当該領域の明度ヒストグラムの形に応じてコントラスト伸長率を設定し、設定されたコントラスト伸長率で領域内の画素を変換する
本発明に係る第1のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、画像を複数の矩形に分けるステップ、各矩形の明度ヒストグラムを作成するステップ、矩形ごとに明度ヒストグラムが多峰性を持つかどうかを調べるステップ、および、明度ヒストグラムが多峰性を持っている矩形について、その矩形内を明度で領域分割し、領域ごとに当該領域の明度ヒストグラムの形に応じてコントラスト伸長率を設定し、設定されたコントラスト伸長率で領域内の画素を変換するステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録する。
【0006】
本発明に係る第2の画像処理装置は、画像を複数の矩形に分ける分割手段と、各矩形の明度ヒストグラムを作成するヒストグラム作成手段と、ヒストグラム作成手段により作成された明度ヒストグラムが多峰性を持つかどうかを調べる判別手段と、矩形ごとに当該矩形の明度ヒストグラムの形に応じてコントラスト伸長率を求める手段と、明度ヒストグラムが多峰性を持っていると判断された矩形について、その矩形のコントラスト伸長率を設定し、設定したコントラスト伸長率で矩形内の画素を変換する手段とを備える。
本発明に係る第2の画像処理方法は、画像を複数の矩形に分け、各矩形の明度ヒストグラムを作成し、作成した明度ヒストグラムが多峰性を持つかどうかを調べ、矩形ごとに当該矩形の明度ヒストグラムの形に応じてコントラスト伸長率を求め、作成した明度ヒストグラムが多峰性を持っていると判断された矩形について、その矩形のコントラスト伸長率を設定し、設定したコントラスト伸長率で矩形内の画素を変換する。
本発明に係る第2のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、画像を複数の矩形に分けるステップ、各矩形の明度ヒストグラムを作成するステップ、作成した明度ヒストグラムが多峰性を持つかどうかを調べるステップ、矩形ごとに当該矩形の明度ヒストグラムの形に応じてコントラスト伸長率を求めるステップ、および、作成した明度ヒストグラムが多峰性を持っていると判断された矩形について、その矩形のコントラスト伸長率を設定し、設定したコントラスト伸長率で矩形内の画素を変換するステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、図面において、同じ参照記号は同一または同等のものを示す。
本発明の実施形態の情報処理装置(以下、システムという)は、グラフィカル・ユーザ・インターフェース(以下、GUIという)を採用した画像データのデータベースシステムである。図1に示すように、本システムは、中央演算処理装置(以下、CPUという)を備え、システム全体を制御する制御装置1(コンピュータ)を中心として構成される。ディスプレイ2は、画像あるいは文字などを表示すると共に、操作のための各種画面の表示等を行う。キーボード3及びマウス4は、各種入力、指示操作等を行う。フロッピーディスク装置5bは、データを記憶及び保管する媒体であるフロッピーディスク5aへのデータの書き込み及び読み出しを行う。ハードディスク装置6は、画像データとその属性情報などを記憶及び保管する。プリンタ7は、画像データに基づく画像を用紙上に出力する。スキャナ8は、シート状の原稿から画像データを読み取る。CD−ROM装置9bは、多量の画像データが所定のフォーマット形式で格納されたCD−ROM9aから画像データを読み込む。スキャナ8、CD−ROM装置9bにより読み取られた画像データは、ハードディスク装置6に入力される。これらの装置は、それぞれ接続ケーブルを介して制御装置1と接続されている。また、図に示す矢印は、本システムにおけるデータの流れを示す。なお、これらの装置は、制御装置1に内蔵され一体に形成されてもよい。
【0008】
図2は、制御装置1を中心としたブロック図である。制御装置1は、CPU201を中心として構成され、CPU201に接続されるデータバス220を介して、種々の処理プログラムを記憶するROM203、各種データを記憶するRAM204、画像または文字等の表示をディスプレイ2に行う表示制御回路205、キーボードからの入力を転送制御するキーボード制御回路206、マウス4からの入力を転送制御するマウス制御回路207、フロッピーディスク装置5bを制御するフロッピーディスク装置制御回路208、ハードディスク装置6を制御するハードディスク制御回路209、プリンタ7への出力を制御するプリンタ制御回路210、スキャナ8を制御するスキャナ制御回路211、CD−ROMドライブ9bを制御するCD−ROMドライブ制御回路212がそれぞれ接続される。また、CPU201には、本システムを動作させるのに必要な基準クロックを発生するためのクロック202が接続され、さらにデータバス220を介して各種拡張ボードを接続するための拡張スロット215が接続される。なお、拡張スロット215にSCSIボードを接続し、このSCSIボードを介してフロッピーディスク装置5b、ハードディスク装置6、スキャナ8、CD−ROM装置9b等を接続してもよい。なお、画像データの入力装置としてスキャナ8及びCD−ROM装置9bを使用するが、ディジタルカメラなどの他の入力装置を用いてもよい。さらに、このハードウエア回路を、デジタルカメラなどの画像入力機器に内蔵させてもよい。
【0009】
このシステムにおける画像自動補正処理において、画像データに対して画像補正がなされる。画像補正ルーチンには、本発明の対象であるコントラストと明るさの補正処理が含まれる。補正処理開始命令がユーザーにより入力されると、このルーチンが起動され、自動で画像補正処理を行う。画像自動補正には、その他に、画像ファイル入出力処理、画像表示処理、補正操作用GUI処理、GUI処理におけるエラー処理および解像度変更処理が含まれるが、これらについての説明は省略する。なお、本発明の実施に用いるこれらのソフトウエアは、フロッピーディスク、CD−ROMなどの記憶媒体で供給され、それがコンピュータに読み込まれて実行される。
図3に示すように、このコントラスト補正部は、画像を矩形に分割する画像分割部20、矩形ごとにヒストグラムを作成するヒストグラム作成部22、および、矩形ごとにコントラストの伸長を行なうコントラスト伸長部24からなる。なお、コントラスト補正処理は以下ではソフトウエアプログラムとして説明されるが、少なくとも1部をハードウエア回路としてもよい。
【0010】
図4は、画像を複数の矩形に分割して、その1つの矩形(ハッチングを施した部分)を取り出した状況を図式的に示す。この矩形にはA領域(明るい領域)とB領域(暗い領域)が含まれる。ここで、点pはB領域上の点である。
【0011】
図5は、図4に示した矩形の明度ヒストグラムである。多峰性を持ったヒストグラムであることがわかる。ヒストグラムは、点線で示したA領域とB領域のヒストグラムを加えたヒストグラムである。点pの明度値はplである。
【0012】
図6は、比較のため従来のコントラスト補正により図4の矩形のコントラストを伸長した後の明度ヒストグラムを示す。このコントラスト補正では、矩形ごとにヒストグラムの形からコントラスト伸長率を求める。次に、画像の各画素を画素が含まれる矩形の伸長率で変換する。ここで、矩形ごとに隣り合う矩形のコントラスト伸長率で明度値を計算し、線形補間により変換後の明度値を求める。これにより、点pの変換後の明度値はpl'になる。しかし、B領域のみのヒストグラム(図5参照)から、B領域は過剰な補正を行わないほうがよい領域であることがわかる。なぜならば、B領域は、極端に暗く分散が小さい領域(べた領域)であり、コントラストを強調しすぎると、ノイズを強調したり、まだらになったりするからである。この比較例では、pl'はかなり高い明度になり、B領域はコントラスト補正過剰になっている。
【0013】
次に、本発明の第1の実施形態における矩形単位のコントラスト補正処理について説明する。図7は、この実施形態のCPU201によるコントラスト補正のメイン処理フローを示す。まず、画像を矩形に分割する(S10)。次に、矩形ごとにコントラスト伸長率を求める。まず、矩形を表すnを1とし(S12、図8参照)、その矩形についてコントラスト伸長率を求める(S14)。そして、nをインクリメントし(S16)、nが矩形の数より大きくなければ、S14に戻り、上述の処理を全矩形について繰り返す。
次に、画像の各画素を画素が含まれる矩形の伸長率で変換する(S18)。隣り合う矩形との明度の連続性を保つために、矩形ごとに隣り合う矩形のコントラスト伸長率で明度値を計算し、線形補間により変換後の明度値を求める。
【0014】
図8は、コントラスト伸長率を求める処理(図7、S14)のフローを示す。まず、ヒストグラムが多峰性を持つかどうかを調べる(S40)。この調べ方には、ヒストグラムの谷を調べる等の方法がある。その他、高速に処理する方法では、矩形内をさらにいくつかの矩形に分割し、各矩形の平均値を求め、次に、この平均値を比較して、多峰性を持つか否かを調べる。ある程度以上差がある矩形がある場合は、多峰性を持つと判断する(S42)。
ヒストグラムが多峰性を持つと判断される場合は(S42でYES)、矩形を明度で領域分割する(S44)。領域分割の方法は、領域拡張法等の公知の方法を用いる。領域拡張法は、各画素についてその特徴量を周辺のそれと比べ、特徴量に差がない画素は周辺画素と同一の領域であるとして、順次統合していく方法である。そして、領域毎にヒストグラムの伸長率を求める(S46)。コントラスト伸長率は、ヒストグラムの形から求める。たとえば、ある程度分散が大きい場合は、各矩形のダイナミックレンジ一杯にヒストグラムを伸長する倍率であり、分散がかなり小さい場合は、強調されすぎないように小さめに設定する。
一方、ヒストグラムが多峰性を持たないと判断される場合は(S42でNO)、矩形単位でヒストグラムの伸長率を求める(S48)。
【0015】
図9は、図5のコントラスト伸長後の矩形の明度ヒストグラムである。点pの変換後の明度値はpl''になる。A領域は、ダイナミックレンジ一杯にヒストグラムの伸長を行うが、B領域は伸長率を押さえるため、B領域に含まれる点pの変換後の値pl''は、あまり変化せず、B領域はコントラスト補正過剰にならない。
【0016】
次に、本発明の第2の実施形態における矩形単位のコントラスト補正処理について説明する。第2の実施形態におけるメイン処理フローは、第1の実施形態のメインフロー(図7)と同じであるので、説明を省略する。
図10は、第2の実施形態におけるコントラスト伸長率を求める処理を示す。まず、伸長率を求める(S60)。コントラスト伸長率は、ヒストグラムの形から求める。次に、ヒストグラムが多峰性を持つかどうかを調べる(S62)。調べ方は第1の実施形態と同様である。そして、多峰性を持つと判断される場合は(S64でYES)、S60で求めたコントラストの伸長率を小さめに設定する(S66)。
【0017】
図11は、図4の矩形についてのコントラスト伸長後の明度ヒストグラムを示す。点pの変換後の明度値はpl'''になる。伸長率を小さめに抑えたため、A、B領域ともに、コントラストの強調は抑えられている。pの変換後の値p'''は、もとの値からあまり変化せず、B領域はコントラスト補正過剰にならない。
第1実施形態と比較すると、本実施形態では、領域を分割せずに、コントラストの強調量(伸長率)を落とすので、必要以上にコントラストを強調しすぎないという効果を、簡単に高速に得ることができる。
【0018】
次に、明度変化の逆転を防止する本発明の処理の効果を説明する。従来は、明度変化の逆転が起きることがあった。しかし、本発明により、明度変化の逆転を防ぐ効果がある。この詳細について次に説明する。
【0019】
図12と図13を用いて、コントラスト補正を説明する。従来は、矩形単位のコントラスト補正では、各矩形ごとに隣り合う矩形のコントラスト伸長率で明度値を計算し、線形補間により変換後の明度値を求める方法をとっている。そのため、従来は、明度変化の逆転が起こることがあった。図13は、図12のハッチングを施した矩形81を示す。ここで、図12の矩形81、矩形82のコントラスト伸長率がそれぞれ、2.0、1.0である。また、矩形81はA、Bの2つの領域から構成されており、コントラスト伸長率がそれぞれ、2.0、1.0であるとする。また、矩形の1辺の長さが2Lとする。いまB領域上の2点p1、p2をとり、従来の方法でコントラストを伸長し、線形補間後の画素値を計算した。説明を簡単にするために、縦方向のみの補間により計算した。
Figure 0003809742
このように、この従来例では、p1>p2のとき、場合によっては、p2の方が大きくなる。
【0020】
一般に、矩形内に明度差が大きい領域(A、B)が2つ以上存在する場合、その矩形に隣接する矩形は、A、B領域のどちらかであることが多い。その場合には、従来法では、上述のように明度が逆転する可能性が高い。すなわち、A領域のコントラストの伸長を受けて、B領域のコントラストが伸長されるため、線形補間をしても、明度変化が逆転する場合がある。
一方、第1の実施形態では、B領域内に存在する点p1、p2の変換には、矩形81についてのヒストグラムが双峰性なので、領域分割をして各領域ごとのコントラスト伸長率を求めて伸長するので、明度変化が逆転することはない。また、第2の実施形態においても、B領域内に存在する点p1、p2の変換には、多峰性を考慮してコントラスト伸長率を小さめにするので、明度変化が逆転することはない。
【0021】
なお、上記の実施形態では、コントラスト伸長率によりコントラスト補正をしていた(画素値を伸長率で変倍する)が、これに限らない。たとえば、入力と出力との関係を示す変換曲線を用いてコントラストを補正する場合にも、本発明の適用が可能である。つまり、第1実施形態では、分割した領域ごとに適した変換曲線を選択または作成するようにすればよい。また、第2実施形態では、ヒストグラムが多峰性であるときには、コントラストを強調しすぎない変換曲線を選択または作成するようにすればよい。
【0022】
【発明の効果】
高速に画像の各部分に対してコントラスト補正を行うときに、部分的に必要以上にコントラストを強調しすぎることがなくなり、また、部分的に明度変化が逆転することもなくなる。
また、領域を分割せずにコントラストの強調量を落とすので、必要以上にコントラストを強調しすぎない効果を、簡単に高速で得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体概念構成の図
【図2】 制御装置1を中心としたブロック図
【図3】 コントラスト補正系のブロック図
【図4】 画像を矩形に分割して、その1つの矩形を取り出した図
【図5】 図3の矩形の明度ヒストグラム
【図6】 コントラスト伸長後の矩形の明度ヒストグラム
【図7】 メイン処理フローチャート
【図8】 第1実施形態におけるコントラスト伸長率を求める処理のフローチャート
【図9】 コントラスト伸長後の矩形の明度ヒストグラム
【図10】 第2実施形態におけるコントラスト伸長率を求める処理のフローチャート
【図11】 コントラスト伸長後の矩形の明度ヒストグラム
【図12】 コントラスト補正の例を説明するための画像の図
【図13】 コントラスト補正の例を説明するための矩形の画像の図
【符号の説明】
1 制御装置、2 ディスプレイ、5 フロッピーディスク装置、6 ハードディスク装置、8 スキャナ、96 CD−ROM装置、201 CPU

Claims (6)

  1. 画像を複数の矩形に分ける分割手段と、
    各矩形の明度ヒストグラムを作成するヒストグラム作成手段と、
    ヒストグラム作成手段により作成された明度ヒストグラムが多峰性を持つかどうかを調べる判別手段と、
    判別手段が明度ヒストグラムが多峰性を持っていると判断した矩形について、その矩形内を明度で領域分割し、領域ごとに当該領域の明度ヒストグラムの形に応じてコントラスト伸長率を設定し、設定されたコントラスト伸長率で領域内の画素を変換するコントラスト伸長手段と
    を備える画像処理装置。
  2. 画像を複数の矩形に分け、
    各矩形の明度ヒストグラムを作成し、
    矩形ごとに明度ヒストグラムが多峰性を持つかどうかを調べ、
    明度ヒストグラムが多峰性を持っている矩形について、その矩形内を明度で領域分割し、領域ごとに当該領域の明度ヒストグラムの形に応じてコントラスト伸長率を設定し、設定されたコントラスト伸長率で領域内の画素を変換する
    画像処理方法。
  3. 画像を複数の矩形に分けるステップ、
    各矩形の明度ヒストグラムを作成するステップ、
    矩形ごとに明度ヒストグラムが多峰性を持つかどうかを調べるステップ、および
    明度ヒストグラムが多峰性を持っている矩形について、その矩形内を明度で領域分割し、領域ごとに当該領域の明度ヒストグラムの形に応じてコントラスト伸長率を設定し、設定されたコントラスト伸長率で領域内の画素を変換するステップ
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  4. 画像を複数の矩形に分ける分割手段と、
    各矩形の明度ヒストグラムを作成するヒストグラム作成手段と、
    ヒストグラム作成手段により作成された明度ヒストグラムが多峰性を持つかどうかを調べる判別手段と、
    矩形ごとに当該矩形の明度ヒストグラムの形に応じてコントラスト伸長率を求める手段と、
    明度ヒストグラムが多峰性を持っていると判断された矩形について、その矩形のコントラスト伸長率を小さく設定し、設定したコントラスト伸長率で矩形内の画素を変換する手段と
    を備える画像処理装置。
  5. 画像を複数の矩形に分け、
    各矩形の明度ヒストグラムを作成し、
    作成した明度ヒストグラムが多峰性を持つかどうかを調べ、
    矩形ごとに当該矩形の明度ヒストグラムの形に応じてコントラスト伸長率を求め、
    作成した明度ヒストグラムが多峰性を持っていると判断された矩形について、その矩形のコントラスト伸長率を小さく設定し、設定したコントラスト伸長率で矩形内の画素を変換する
    画像処理方法。
  6. 画像を複数の矩形に分けるステップ、
    各矩形の明度ヒストグラムを作成するステップ、
    作成した明度ヒストグラムが多峰性を持つかどうかを調べるステップ、
    矩形ごとに当該矩形の明度ヒストグラムの形に応じてコントラスト伸長率を求めるステップ、および
    作成した明度ヒストグラムが多峰性を持っていると判断された矩形について、その矩形のコントラスト伸長率を小さく設定し、設定したコントラスト伸長率で矩形内の画素を変 するステップ
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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