JP3590534B2 - 表示用画像データ生成装置および記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンピュータにおいて画像表示を行う際に使用される原画像データとは解像度の異なる表示用画像データを生成する表示用画像データ生成装置およびその処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタル印刷の分野において、印刷対象となる原画像データはコンピュータ内の磁気ディスクなどに格納される。そして、オペレータが画像全体の色の調整を行う場合などのように画像全体についての操作編集を行う際には、コンピュータの表示部に画像全体のイメージ表示を行う。このとき、コンピュータ内において画像の圧縮処理が行われて、表示部に対して画像全体を表示することができるようなサイズの一時的な表示用の画像データが生成される。
【0003】
しかしながら、例えば、原画像データが100メガバイトを越えるような大きな画像である場合は、表示部に対して全体表示を行うための一時的な画像データを生成するために多大な時間を必要とする。このため、作業効率が悪く、高精細な印刷物を生成するための処理には向かない。
【0004】
一方、近年では、原画像データに基づいて解像度の異なる複数の画像データをピラミッド構造として管理することでコンピュータの表示部に対する表示処理の効率化を図る技術が提案されている。
【0005】
この技術は、例えば、原画像データと等倍の表示用画像データ、1/2倍の表示用画像データ、1/4倍の表示用画像データ、1/8倍の表示用画像データ、…というように予め設定された複数種類の異なる倍率に対応した異なる解像度の表示用画像データを複数個生成し、それらを一時的に保持しておくものである。
【0006】
そして、オペレータが画像全体についての操作編集を行う場合には、コンピュータが画像全体のイメージ表示を行うのに最も適した倍率の表示用画像データを選択し、これを読み出して表示するだけで表示部に画像全体のイメージ表示を行うことができる。また、異なる解像度の表示用画像データを複数個生成しておくことで、その他の倍率の表示を行う際にも適切に対応することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のようなピラミッド構造の画像データでは、生成される複数の表示用画像データの解像度は、予め設定された解像度で固定されている。このため、コンピュータの表示部の画面全体に対して原画像の画像全体を表示しようとする際に必要な解像度が、例えば原画像に対して1/5倍の画像データであった場合はピラミッド構造の画像データの中に含まれていないため、新たに1/5倍の表示用の画像データを生成する処理を行うことが必要になる。
【0008】
上記のように、ディジタル印刷における画像全体についての操作編集の際には、オペレータが画像の全体表示を参照しつつ画像全体についての色調整等の操作を行うことが多いので、画像の全体表示に適した倍率の表示用画像データが含まれていない場合、上記のようなピラミッド構造の画像データを利用する効果は小さい。
【0009】
また、原画像データのサイズが小さい場合は、あえて縮小画像を生成しなくともよいが、上記のように原画像データから予め設定された倍率の表示用の画像データを自動的に生成する場合は、原画像データのサイズの小さい場合であっても一律に縮小画像を生成してしまうため、却って処理効率を悪化させる要因となる。
【0010】
また、原画像データのサイズが数百メガバイトを越える様な非常に大きいサイズであった場合には、非常に多くの数の表示用の画像データが生成されるので、画像編集の際などに全く使用されることのない倍率の画像データも多数生成されることになる。
【0011】
つまり、上記のようなピラミッド構造の画像データは、コンピュータの処理能力に関係なく、1/2倍、1/4倍、1/8倍、1/16倍等の倍率の表示用画像データを生成するため、画像編集の作業中に使用されない倍率の画像データについても生成される可能性がある。したがって、コンピュータの処理能力が高ければ問題は少ないが、コンピュータの処理能力が低い場合(例えば、磁気ディスクの容量が少ない場合やメモリ容量が少ない場合)には、使用されない倍率の画像データが含まれることにより、磁気ディスクやメモリの使用率が上昇するようになり、コンピュータの処理能力を低下させることになりかねない。換言すれば、コンピュータの効率的な処理のために考案されたはずのピラミッド構造の画像データが却ってコンピュータの処理効率を悪化させるという結果を招くことになる。
【0012】
この発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、原画像データから解像度の異なる表示用画像データをコンピュータの処理能力に応じて必要最小限で生成する表示用画像データ生成装置およびその処理プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、コンピュータによって原画像データから解像度の異なる表示用画像データを生成する表示用画像データ生成装置であって、(a)原画像データを入力して記憶する記憶手段と、(b)前記コンピュータの処理能力に関するパフォーマンス情報を取得する情報取得手段と、(c)前記パフォーマンス情報に基づいて、前記表示用画像データの生成数と解像度とを決定する表示用画像決定手段と、(d)前記表示用画像データの生成数と解像度とに基づいて、前記原画像データに対して圧縮処理を施すことにより、前記表示用画像データを生成する画像圧縮手段とを備えている。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の表示用画像データ生成装置において、前記表示用画像決定手段は、(c−1)前記パフォーマンス情報に基づいて前記表示用画像データの生成数を決定する生成数決定手段と、(c−2)前記パフォーマンス情報に基づいて前記表示用画像データの解像度を決定する解像度決定手段とを備えている。
【0015】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の表示用画像データ生成装置において、前記解像度決定手段は、前記生成数決定手段で得られた前記生成数に応じて原画像データの等倍の解像度と所定の最大縮小率に対応する解像度との解像度区間を分割することによって、前記生成数に応じた異なる解像度を決定し、前記異なる解像度のうちの1つの解像度を、所定の表示部における画像の全体表示に適した全体表示用倍率に対応する解像度に一致させることを特徴としている。
【0016】
請求項4に記載の発明は、コンピュータによって原画像データから解像度の異なる表示用画像データを生成させるプログラムを記録した記録媒体であって、前記プログラムは、前記コンピュータを、(a)原画像データを入力して記憶する記憶手段、(b)前記コンピュータの処理能力に関するパフォーマンス情報を取得する情報取得手段、(c)前記パフォーマンス情報に基づいて、前記表示用画像データの生成数と解像度とを決定する表示用画像決定手段、(d)前記表示用画像データの生成数と解像度とに基づいて、前記原画像データに対して圧縮処理を施すことにより、前記表示用画像データを生成する画像圧縮手段として機能させることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の一実施形態における表示用画像データ生成装置100の概略構成を示す図である。この表示用画像データ生成装置100は、一般的なコンピュータの構成で実現されており、キーボード11と表示部12と処理ユニット13と入出力部14と磁気ディスク15とメモリ16とが設けられている。
【0018】
キーボード11はオペレータが操作入力を行うものであり、マウス等も含まれる。表示部12は、CRTや液晶用ディスプレイなどによってオペレータに画像等を表示するために設けられている。処理ユニット13は、キーボード11、表示部12、入出力部14、磁気ディスク15、メモリ16に接続されており、原画像データから表示用画像データの生成を行う。また、入出力部14は外部器機や記録媒体9から原画像データや所定のプログラムを入力するために設けられたものである。なお、外部器機からデータを受信する場合は入出力部14にはLAN等のネットワークが接続されることになる。磁気ディスク15は、画像編集の際に利用するアプリケーションプログラムや原画像データ等が記憶保存される記憶手段である。さらに、メモリ16には処理ユニット13が処理を行う際に一時的にデータが格納される。
【0019】
処理ユニット13は、印刷出力に先立って画像の編集作業を行うために入力する原画像データを磁気ディスク15に保存する。そして、処理ユニット13は、磁気ディスク15に保存した原画像データと、当該表示用画像データ生成装置100を構成する各部の処理能力に応じて表示部12に画像表示を行う際に使用する表示用画像データの生成を行う。
【0020】
図2および図3は、この実施形態の処理ユニット13におけるブロック図である。処理ユニット13は、情報取得部21と表示用画像決定部22と画像圧縮部23として機能する。
【0021】
情報取得部21は、上記の磁気ディスク15やメモリ16等に対してアクセスし、各部の処理能力を示すパフォーマンス情報Dを取得する。パフォーマンス情報Dには、磁気ディスク15に関するディスクパフォーマンス情報D1、メモリ16に関する使用可能なメモリ量D2、表示部12に関する表示サイズ情報D3、磁気ディスク15にアクセスして得られる原画像データの原画像サイズ情報D4が含まれる。なお、ディスクパフォーマンス情報D1は、磁気ディスク15の容量やデータアクセス時間等の諸要因から導かれる磁気ディスク15の総括的な処理能力情報である。
【0022】
そして、情報取得部21はパフォーマンス情報Dを取得すると、それを表示用画像決定部22に送る。表示用画像決定部22では、パフォーマンス情報Dに基づいて、原画像データから解像度の異なる表示用画像データを生成する際の生成数Nを決定し、生成数Nに応じて表示用画像データそれぞれに異なる解像度M1〜Mn(nは生成数Nと同一の数である。)を決定する。
【0023】
この実施形態では、表示用画像決定部22は図3に示すような構成で実現される。この実施形態では表示用画像決定部22には、パフォーマンス情報Dに基づいて表示用画像データの生成数Nを決定する生成数決定部22aと、パフォーマンス情報Dに基づいて表示用画像データの解像度M1〜Mnを決定する解像度決定部22bとが設けられている。そして、解像度決定部22bは、さらに、エントリー解像度決定部31とエントリー解像度補正部32とマッピング部33として機能するように実現されている。
【0024】
生成数決定部22aにおいては、パフォーマンス情報Dを入力すると、パフォーマンス情報Dに含まれる情報のうち、ディスクパフォーマンス情報D1とメモリ量D2と原画像サイズ情報D4とを参照し、後述する所定の演算を行うことによって生成数Nを導く。ここで得られた生成数Nは、解像度決定部22bのエントリー解像度決定部31に導かれるとともに、後段の画像圧縮部23に送られる。
【0025】
解像度決定部22bにおいては、エントリー解像度決定部31が生成数Nに応じてエントリー解像度m1,m2,…,mnを決定する。そして、このエントリー解像度m1〜mnはエントリー解像度補正部32に送られる。エントリー解像度補正部32は、パフォーマンス情報Dに含まれる情報のうちのディスクパフォーマンス情報D1とメモリ量D2とに基づいて、エントリー解像度m1〜mnを補正し、エントリー解像度補正値m1’〜mn’を得る。そして、エントリー解像度補正値m1’〜mn’はマッピング部33に送られる。マッピング部33は、パフォーマンス情報Dに含まれている表示サイズ情報D3と原画像サイズ情報D4とから後述する演算によって表示部12の全面に原画像を全体表示するために適当な全体表示用倍率MMを求め、エントリー解像度補正値m1’〜mn’のうちの1つの解像度の補正値を全体表示用倍率MMに一致(マッピング)させる。そして、各エントリー解像度補正値m1’〜mn’を表示用画像データの異なる解像度M1〜Mnとして画像圧縮部23に出力する。
【0026】
そして、画像圧縮部23は、原画像データを磁気ディスク15から読み出し、解像度M1〜MnのN個の圧縮画像データ、すなわちN個の表示用画像データを生成する。なお、画像圧縮部23で生成される表示用画像データのうちの1つは、表示部12に原画像を全体表示するのに適した倍率MMになる。
【0027】
なお、図1から図3に示した表示用画像データ生成装置100は既述のように一般的なコンピュータで構成されているが、当該コンピュータ内の処理ユニット13が、図1に示すように入出力部14を介してフレキシブルディスクやCD−ROMなどの記録媒体9から所定の処理プログラムを読み出して実行することによって、図2および図3に示した各処理部(情報取得部21,表示用画像決定部22,画像圧縮部23等)としての機能が実現するものであってもよいことは言うまでもない。
【0028】
以上のような構成において、表示用画像データ生成装置100で実際に行われる処理シーケンスについて説明する。図4ないし図6は、この実施形態の表示用画像データ生成装置100における処理シーケンスを示すフローチャートである。
【0029】
まず、図4に示すフローチャートにおいて、処理ユニット13は、まず、原画像データを入力し、それを磁気ディスク15内に格納保存する(ステップS1)。そして、処理ユニット13は、表示部12に原画像データに基づくイメージ表示を行う際に使用するための表示用画像データの生成処理を行う(ステップS2)。このステップS2の処理の詳細を図5のフローチャートに示す。
【0030】
処理ユニット13は、磁気ディスク15にアクセスして原画像データを参照し、原画像データの原画像サイズ情報D4を取得する(ステップS21)。そして、ステップS22に進み、処理ユニット13は磁気ディスク15やメモリ16等に対してアクセスし、各部の処理能力を示すパフォーマンス情報Dを取得する。表示部12の表示サイズに関する情報やメモリ16のメモリ量に関する情報等のパフォーマンス情報Dが予め何らかのデータ形式で磁気ディスク15内に格納されている場合、処理ユニット13は磁気ディスク15にアクセスすることによって各部の処理能力を示すパフォーマンス情報Dを取得することができる。
【0031】
なお、処理ユニット13は、このステップS21とS22とを処理する際には、情報取得部21として機能する。そして、ステップS21,S22の処理が行われた結果、上記のパフォーマンス情報Dとして、磁気ディスク15に関するディスクパフォーマンス情報D1、メモリ16に関する使用可能なメモリ量D2、表示部12に関する表示サイズ情報D3、原画像データの原画像サイズ情報D4を取得することができる。
【0032】
そして、ステップS23に進む。ステップS23〜S27では、処理ユニット13は表示用画像決定部22として機能する。
【0033】
まず、ステップS23において、処理ユニット13は表示用画像決定部22における生成数決定部22aとして機能し、パフォーマンス情報Dに基づいて表示用画像データを生成する際の生成数Nを決定する。
【0034】
図7および図8は、パフォーマンス情報Dに基づいて生成数Nを決定する方法を説明する図である。生成数決定部22aは、上述のようにパフォーマンス情報Dに含まれる情報のうち、ディスクパフォーマンス情報D1とメモリ量D2と原画像サイズ情報D4とに基づいて生成数Nを導く。図7(a)は、ディスクパフォーマンス情報の値のみから導かれる生成数N1の関係を示しており、図7(b)は、メモリ量の値のみから導かれる生成数N2の関係を示しており、図7(c)は、原画像のサイズのみから導かれる生成数との関係を示している。いずれの関係においても最大生成数はNmaxに設定されている。ここで、図7(c)は原画像サイズに応じて生成数を導くための関係であるが、図7(c)の関係を上下反転させると図8に示すような関係が得られる。つまり、図8は、表示用画像データとして不必要な数を原画像のサイズに応じて求める関係である。
【0035】
そして、表示用画像データ生成装置100は、図7(a),(b)および図8に示すような関係を磁気ディスク15やメモリ16に予めテーブルとして保持しておき、生成数決定部22aはパフォーマンス情報Dを取得すると、これらのテーブルを読み出して、ディスクパフォーマンス情報D1とメモリ量D2と原画像サイズ情報D4とのそれぞれに基づいて生成数N1,N2および不必要数N3を導く。
【0036】
図7(a)において、ディスクパフォーマンス情報の値と生成数N1とは比例関係にあり、ディスクパフォーマンス情報の値が高くなるほど(すなわち、記憶容量が大きい場合、データアクセス時間が短い場合等)、生成数N1が大きくなる。このような設定は、磁気ディスク15のみについて考えた場合、ディスクパフォーマンスが高いときは、例えば、多くの表示用画像データを生成したとしても記憶容量が不足する事態は生じず、磁気ディスク15について問題が生じないことに鑑みてなされたものである。
【0037】
また、図7(b)においても、メモリ量と生成数N2とは比例関係にあり、メモリ量が大きくなるほど、生成数N2が大きくなる。このような設定は、メモリ16のみについて考えた場合、メモリ量が大きいときは、多くの表示用画像データを生成したとしても記憶容量が不足する事態は生じず、メモリ16について問題が生じないことに鑑みてなされたものである。
【0038】
さらに、図8において、不必要数N3は原画像のサイズが所定のサイズdaになるまでは最大不必要数Nmaxとなっており、それより原画像のサイズが大きくなると原画像サイズの増加に伴って一定の割合で不必要数N3が減少する。そして、原画像のサイズが所定のサイズdbよりも大きくなると、原画像サイズの増加に伴って一定の割合で不必要数N3が増加する。このような設定とした理由は次のような理由による。
【0039】
第1には、原画像の全体表示等を行う際に、原画像データから縮小画像データを生成せずともそのまま原画像データに基づいて表示を行えば表示部12に対して原画像の全体イメージを表示することができる程度のサイズである場合、すなわち、原画像のサイズが所定のサイズdaよりも小さい場合にはあえて表示用画像データを生成する必要がないからである。
【0040】
第2には、原画像のサイズが所定のサイズdbよりも大きい場合には、原画像データから生成される縮小画像データ、すなわち表示用画像データの数が膨大になることを避けることが必要となり、不必要数N3を増加させて生成される表示用画像データの生成数を低減するためである。例えば、原画像データが100メガバイトを越えるようなデータである場合は、これについて上記ディスクパフォーマンスとメモリ量とに基づいて生成数Nを求め、その生成数Nに基づいて表示用画像データをN個生成しようとすると、原画像データのサイズが大きいため、生成されるN個の表示用画像データの容量も大きくなり、磁気ディスク15等の占有率を高める結果を招き、却って処理効率の低下させる要因になる場合がある。したがって、原画像データのサイズが所定のサイズdbよりも大きい場合は、不必要数N3を増加させることにより、上記弊害の是正するように、図8のような設定が行われる。
【0041】
そして、生成数決定部22aは、図7(a),(b)と図8との関係によって得られた生成数N1,N2および不必要数N3を、
【0042】
【数1】
Figure 0003590534
【0043】
に代入して演算を行うことにより、生成数Nを導く。
【0044】
なお、数1において、K1およびK2は、それぞれ「0<K1<1」と「0<K2<1」とを満たし、かつ、「K1>K2」および「K1+K2=1」を満たす定数であり、生成数Nを決定する際にディスクパフォーマンスとメモリ量とのいずれを重視するかを示す重み係数となる。近年のコンピュータにおいては、ディスクアクセス時間が最もコンピュータの処理効率に関するボトルネックとなっていることに鑑みて、この実施形態では、「K1>K2」という条件を付記していしる。しかし、このようなディスクアクセス時間が問題とならない場合には、そのような条件は必要ではないと考えられる。
【0045】
また、数1におけるかっこ内は、ディスクパフォーマンス情報D1とメモリ量D2とのそれぞれから得られる生成数N1,N2に基づいて得られる生成数であり、0からNmaxまでの値をとり得る。そして、この値から不必要数N3を減算することによって原画像データのサイズに応じて不必要となる数を減じる。そして、1を加算することにより、生成数Nの最小値が「1」となるようにする。これによって少なくとも1つの表示用画像データが確保されることになる。
【0046】
そして、上記のようにして得られた生成数Nを画像圧縮部23と解像度決定部22bのエントリー解像度決定部31とに対して送り、ステップS24に進む。
【0047】
ステップS24では、処理ユニット13は、表示部12に対して原画像のイメージ全体を表示する際に必要な原画像データに対する倍率、すなわち全体表示用倍率MMを求める。ここで、全体表示倍率MMは、
【0048】
【数2】
Figure 0003590534
【0049】
によって求めることができる。すなわち、表示部12に関する表示サイズ情報D3を原画像データの原画像サイズ情報D4で除算することにより、原画像の全体イメージを表示部12に表示する際の全体表示倍率MMを求めることができる。ここで、表示部12に関する表示サイズ情報D3は、「D3={表示部12の横方向の幅(ピクセル値)}×{表示部12の縦方向の幅(ピクセル値)}×{(1ピクセルあたりのビット進度)÷8}」で表現される。したがって、表示サイズ情報D3は、バイト(byte)単位で表現されている。一方、原画像データの原画像サイズ情報D4についてもバイト単位で表現されている。したがって、上記数2の演算を行うことにより、全体表示倍率MMを求めることができる。
【0050】
次に、ステップS25に進み、処理ユニット13はエントリー解像度決定部31として機能してステップS23で求められた生成数Nに応じてN個のエントリー解像度m1〜mn(nは生成数Nと同一の数である。)を決定する。
【0051】
ここで、エントリー解像度m1〜mnを決定する方法について説明する。図9はエントリー解像度の決定方法を説明する図である。図9に示すように、表示用画像データ生成装置100には、予め表示用画像データを生成する際に最大縮小倍率Rmaxが設定されている。図示のように、原画像に対して等倍となる倍率をM0とすると、等倍M0から最大縮小率Rmaxまでの倍率領域(解像度区間)を設定する。エントリー解像度決定部31は、図9のように解像度区間を生成数Nに応じてN個の境界によって分割(例えば等分割)する。そして、各境界における倍率からエントリー解像度m1〜mnを求める。図9は、生成数Nが「4」である場合を例示している。また、図9には、ステップS24で求めた全体表示倍率MMの解像度を示している。
【0052】
そして、ステップS26に進み、処理ユニット13はエントリー解像度補正部32として機能し、図10に示すようにエントリー解像度m1〜mnをパフォーマンス情報Dに基づいて補正してエントリー解像度補正値m1’〜mn’を生成する。この実施形態においては、エントリー解像度を補正する際に参照するパフォーマンス情報をディスクパフォーマンス情報D1とメモリ量D2との2つの情報としている。
【0053】
図11は、パフォーマンス情報にも基づいてエントリー解像度の補正量を求めるための関係を示す図である。図11(a)はディスクパフォーマンスと補正量との関係を示しており、図11(b)はメモリ量と補正量との関係を示している。図11(a)に示すようにディスクパフォーマンスD1と補正量S1とは比例関係にあり、ディスクパフォーマンスD1が高くなるにつれて補正量S1が大きくなる。また、図11(b)に示すようにメモリ量D2と補正量S2とも比例関係にあり、メモリ量D2が高くなるにつれて補正量S2が大きくなる。なお、補正量S1,S2は、いずれも所定の最小値「−S」と最大値「+S」との間の値をとるように設定されている。
【0054】
そして、エントリー解像度補正部32は、図11に示す関係に基づいて補正量S1,S2を求め、これらの補正量S1,S2を、
【0055】
【数3】
Figure 0003590534
【0056】
に代入することにより、補正量Sを求める。数3において、K1およびK2は、上述した数1と同様に、それぞれ「0<K1<1」と「0<K2<1」とを満たし、かつ、「K1>K2」および「K1+K2=1」を満たす重み係数である。なお、各重み係数K1,K2の値は、上記数1に示したものと同一の値を採用してもよく、また、数1の重み係数の値とは別個独立に設定してもよい。このようにして得られた補正量Sは、ディスクパフォーマンスとメモリ量とを考慮した値となる。
【0057】
そして、数3の演算によって得られた補正量Sに基づいて、エントリー解像度補正部32は、図10に示すようにエントリー解像度m1〜mnを補正量Sに応じて+方向または−方向に移動させ、エントリー解像度補正値m1’〜mn’を生成する。
【0058】
この実施形態のように、生成数Nに基づいてN個の表示用画像データを生成したとしても、生成した解像度に含まれていない解像度を表示部12に表示する必要が生じる場合がある。このような場合には、処理ユニット13は表示すべき解像度よりも高い解像度の画像データから表示すべき解像度の画像データを生成することになる。換言すれば、高解像度の表示用画像データに対して間引き処理などの圧縮処理を行うことにより、それよりも低解像度の表示用画像データを生成することができるが、低解像度の表示用画像データからはそれよりも高解像度の表示用画像データは生成できない。したがって、表示用画像データ生成装置100の各部の処理能力が高い場合には、予め生成しておく表示用画像データの解像度を高く設定しておき、低解像度の表示用画像データが必要となったときに高解像度の表示用画像データから低解像度の表示用画像データを生成するようにしても、処理能力が高いので処理効率が極端に悪化することがない。
【0059】
このため、この実施形態においては、図11に示すような関係と数3による演算によって補正量Sを求め、表示用画像データ生成装置100の処理能力が比較的高い場合には、生成する表示用画像データの解像度を高くするようにエントリー解像度m1〜mnを補正するように構成されている。換言すれば、このステップS26においては、当該表示用画像データ生成装置100の処理能力に応じた解像度を設定するために行われる処理である。
【0060】
そして、エントリー解像度補正部32が、エントリー解像度m1〜mnを補正してエントリー解像度補正値m1’〜mn’を生成すると、ステップS27に進み、処理ユニット13はマッピング部33として機能する。
【0061】
ステップS27においてマッピング部33は、エントリー解像度補正値m1’〜mn’のうちの1つの解像度をステップS24で求めた全体表示用倍率MMに対応する解像度に一致させ、実際に表示用画像データとして生成すべきN個の解像度M1〜Mnを生成する。図12は、全体表示用倍率MMへのマッピングを示す図である。例えば、ステップS26において得られたエントリー解像度補正値m1’〜mn’が図12(a)に示すような倍率に対応する解像度であるとする。マッピング部33は、全体表示用倍率MMよりも低解像度側(最大縮小倍率Rmax側)にエントリー解像度補正値が存在するか否かを判断し、存在する場合は、最も全体表示用倍率MMに近い倍率に対応するエントリー解像度補正値を全体表示用倍率MMに一致(マッピング)させる。例えば、マッピング部33は、図12(a)において全体表示倍率MMから低解像度側(最大縮小倍率Rmax側)に向かってエントリー解像度補正値を検索する。すると、最初にエントリー解像度補正値m3’を検出することができる。したがって、マッピング部33は、図12(b)に示すように、検出されたエントリー解像度補正値m3’を全体表示用倍率MMに一致させる。
【0062】
なお、マッピング部33は、全体表示用倍率MMよりも低解像度側(最大縮小倍率Rmax側)にエントリー解像度補正値が存在するか否かを判断して、存在しなかった場合には、全体表示用倍率MMよりも高解像度側(等倍M0側)に存在するエントリー解像度補正値のうち、最も全体表示用倍率MMに近い倍率に対応するエントリー解像度補正値を全体表示用倍率MMに一致させる。
【0063】
このように、ステップS27においてエントリー解像度補正値m1’〜mn’のうちの1つの解像度を全体表示用倍率MMに対応する解像度に一致させることにより、表示用画像データとして生成されるN個の画像データのうちの1つは、原画像データに基づくイメージ表示を表示部12の画面全体に行うことができる。このため、ディジタル印刷の分野において、オペレータが画像全体についての傾向を変更をするような画像編集(例えば、色調整など)を行う際には、表示部12に原画像全体のイメージ表示を行うことが頻繁に行われるが、その際に必要となる全体表示用倍率MMに一致した解像度の表示用画像データを予め生成しておくことができるので、原画像全体のイメージ表示を行う際の処理効率を向上させることができる。
【0064】
マッピング部33では、全体表示倍率MMへのマッピングを行った後に、各エントリー解像度補正値m1’〜mn’を実際に表示用画像データとして生成すべきN個の解像度M1〜Mnとして画像圧縮部23に出力する。
【0065】
なお、画像編集の際に、画像の局所的な部分に対して一定の加工を施すようなレタッチ的な編集作業を行う場合には、一般に表示部12に対して原画像の一部分を拡大表示させて編集作業を行う場合が多いため、このような局所的な編集のみが行われる場合には、マッピング部33における処理(ステップS27)はあえて行う必要がない。
【0066】
そして、ステップS28に進み、処理ユニット13は画像圧縮部23として機能し、磁気ディスク15から原画像データを読み出し、この原画像データに対して間引き処理等の圧縮処理を施すことにより、ステップS27で得られた解像度M1〜Mnのそれぞれに対応するN個の表示用画像データと原画像データに対して等倍となる表示用画像データとを生成する。
【0067】
図13は、図12(b)に基づいて生成される表示用画像データP0〜P4を示す図である。図13に示すように画像圧縮部23は、原画像データG0から画像の平面サイズが原画像に対して等倍となる表示用画像データP0と、原画像に対してM1倍となる表示用画像データP1と、原画像に対してM2倍となる表示用画像データP2と、原画像に対してM3倍、すなわち、全体表示倍率MMとなる表示用画像データP3と、原画像に対してM4倍となる表示用画像データP4とを生成する。
【0068】
そして、ステップS29へと進み、処理ユニット13はステップS28で生成されたN個の表示用画像データと等倍の表示用画像データとのそれぞれを原画像データに関連づけて磁気ディスク15やメモリ16に一時的に格納保存する。これによって、原画像データに基づいて表示部12にイメージ表示を行う際に、処理ユニット13は磁気ディスク15やメモリ16にアクセスして予め生成された表示用画像データのうちの必要な解像度の表示用画像データを読み出すだけで表示することが可能となり、効率的な表示処理が可能となる。
【0069】
以上の処理によって表示用画像データの生成処理が終了したことになる。このように、予め原画像データに基づいて異なる解像度の表示用画像データを生成しておけば、後に行われる編集作業等の際に必要な表示用画像データを効率よく取得することができ、表示効率を向上させることができる。
【0070】
次に、表示部12に対して原画像に基づくイメージ表示を行う際には、図4のステップS3に進み、画像の表示処理が行われる。ステップS3の処理の詳細は図6のフローチャートである。
【0071】
まず、ステップS31において、処理ユニット13は、キーボード11などから表示倍率の設定に関する入力があったか否かを判断する。そして「YES」の場合はステップS32に進み、「NO」の場合はステップS33に進む。
【0072】
ステップS32に進んだ場合、処理ユニット13は、表示倍率として入力された倍率Mpに対応する解像度の表示用画像データを磁気ディスク15またはメモリ16から取得する。ここで、倍率Mpに対応する解像度の表示用画像データが上記の表示用画像データの生成処理(ステップS2)において生成されていない場合は、倍率Mpよりも大きい倍率の表示用画像データから間引き処理などの圧縮処理を行うことにより、倍率Mpに対応する表示用画像データを生成する。
【0073】
一方、ステップS33に進んだ場合は、表示倍率についての入力がなかったため、デフォルト設定として表示部12に対して全体表示用倍率MMに対応する解像度の表示用画像データを磁気ディスク15またはメモリ16から取得する。
【0074】
そして、ステップS34に進み、処理ユニット13は、ステップS32またはステップS33で取得・生成された表示用画像データを用いて表示部12に対して原画像に基づくイメージ表示を行う。
【0075】
このようにして原画像に基づいて表示部12にイメージ表示が行われる。なお、色調整などのような画像全体についての傾向を変更するような画像編集を行う際には、原画像全体のイメージ表示を行うことが多いが、予め全体表示用内率MMに対応する表示用画像データを生成しているので、原画像データがどのようなサイズのデータであっても効率よく原画像全体のイメージ表示を行うことができる。
【0076】
以上説明したように、この実施形態では、一般的な構成のコンピュータによって実現される表示用画像データ生成装置100において、原画像データを入力して記憶しておき、使用するコンピュータの処理能力に関するパフォーマンス情報を取得して当該パフォーマンス情報に基づいて、表示用画像データの生成数Nと解像度M1〜Mnとを決定するように構成されているため、原画像データから解像度の異なる表示用画像データをコンピュータの処理能力に応じて必要最小限で生成することができる。したがって、コンピュータの処理能力が低いにもかかわらず、多くの表示用画像データが生成されることがなく、処理効率の低下を招くことはない。
【0077】
また、この実施形態では、生成数決定部22aで得られた生成数Nに応じて原画像データの等倍の解像度と所定の最大縮小率Rmaxに対応する解像度との解像度区間を分割することによって、生成数Nに応じた異なる解像度を決定し、異なる解像度のうちの1つの解像度を、所定の表示部における画像の全体表示に適した全体表示用倍率MMに対応する解像度に一致させるため、画像の全体表示に適した解像度の表示用画像データが常に生成されるので、効率的に表示部12に原画像の全体表示を行うことができる。
【0078】
なお、上述した内容は、本発明を実施するにあたっての一例であるため、本発明は上記内容に限定されるものではない。
【0079】
例えば、パフォーマンス情報Dに含まれる情報は上記内容に限定されるものではない。したがって、コンピュータの構成に上述した構成要素以外の要素が含まれる場合には、その要素の処理能力に関する情報をパフォーマンス情報Dに含めてもよい。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、コンピュータの処理能力に関するパフォーマンス情報を取得し、当該パフォーマンス情報に基づいて、表示用画像データの生成数と解像度とを決定し、表示用画像データの生成数と解像度とに基づいて、原画像データに対して圧縮処理を施すことにより、表示用画像データを生成するため、原画像データから解像度の異なる表示用画像データをコンピュータの処理能力に応じて必要最小限で生成することができる。このため、コンピュータの処理能力が低いにもかかわらず、多くの表示用画像データが生成されることがなく、処理効率の低下を招くことはない。
【0081】
請求項2に記載の発明によれば、パフォーマンス情報に基づいて表示用画像データの生成数を決定する生成数決定手段と、パフォーマンス情報に基づいて表示用画像データの解像度を決定する解像度決定手段とを備えるため、コンピュータの処理能力に応じて表示用画像データの生成数と解像度とを決定することができる。
【0082】
請求項3に記載の発明によれば、解像度決定手段は、生成数決定手段で得られた生成数に応じて原画像データの等倍の解像度と所定の最大縮小率に対応する解像度との解像度区間を分割することによって、生成数に応じた異なる解像度を決定し、異なる解像度のうちの1つの解像度を、所定の表示部における画像の全体表示に適した全体表示用倍率に対応する解像度に一致させるため、原画像の全体表示に適した解像度の表示用画像データが常に生成されるので、効率的に原画像の全体表示を行うことができる。
【0083】
請求項4に記載の発明によれば、コンピュータに、記録媒体に記録されたプログラムを読み取らせて実行させることにより、当該コンピュータを、原画像データから解像度の異なる表示用画像データをコンピュータの処理能力に応じて必要最小限で生成することができる表示用画像データ生成装置として機能させることができる。このため、コンピュータの処理能力が低いにもかかわらず、多くの表示用画像データが生成されることがなく、処理効率の低下を招くことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態における表示用画像データ生成装置の概略構成を示す図である。
【図2】処理ユニットにおけるブロック図である。
【図3】処理ユニットにおけるブロック図である。
【図4】この実施形態の表示用画像データ生成装置における処理シーケンスを示すフローチャートである。
【図5】この実施形態の表示用画像データ生成装置における処理シーケンスを示すフローチャートである。
【図6】この実施形態の表示用画像データ生成装置における処理シーケンスを示すフローチャートである。
【図7】パフォーマンス情報に基づいて生成数を決定する方法を説明する図である。
【図8】パフォーマンス情報に基づいて生成数を決定する方法を説明する図である。
【図9】エントリー解像度の決定方法を説明する図である。
【図10】エントリー解像度の補正を示す図である。
【図11】パフォーマンス情報に基づいてエントリー解像度の補正量を求めるための関係を示す図である。
【図12】全体表示用倍率MMへのマッピングを示す図である。
【図13】この実施形態において生成される表示用画像データを示す図である。
【符号の説明】
9 記録媒体
11 キーボード
12 表示部
13 処理ユニット
14 入出力部
15 磁気ディスク
16 メモリ
21 情報取得部(情報取得手段)
22 表示用画像決定部(表示用画像決定手段)
22a 生成数決定部(生成数決定手段)
22b 解像度決定部(解像度決定手段)
23 画像圧縮部(画像圧縮手段)
31 エントリー解像度決定部
32 エントリー解像度補正部
33 マッピング部
N 生成数
D パフォーマンス情報
m1〜mn エントリー解像度
m1’〜mn’ エントリー解像度補正値
M1〜Mn 解像度
MM 全体表示用倍率

Claims (4)

  1. コンピュータによって原画像データから解像度の異なる表示用画像データを生成する表示用画像データ生成装置であって、
    (a) 原画像データを入力して記憶する記憶手段と、
    (b) 前記コンピュータの処理能力に関するパフォーマンス情報を取得する情報取得手段と、
    (c) 前記パフォーマンス情報に基づいて、前記表示用画像データの生成数と解像度とを決定する表示用画像決定手段と、
    (d) 前記表示用画像データの生成数と解像度とに基づいて、前記原画像データに対して圧縮処理を施すことにより、前記表示用画像データを生成する画像圧縮手段と、
    を備えることを特徴とする表示用画像データ生成装置。
  2. 請求項1に記載の表示用画像データ生成装置において、
    前記表示用画像決定手段は、
    (c−1) 前記パフォーマンス情報に基づいて前記表示用画像データの生成数を決定する生成数決定手段と、
    (c−2) 前記パフォーマンス情報に基づいて前記表示用画像データの解像度を決定する解像度決定手段と、
    を備えることを特徴とする表示用画像データ生成装置。
  3. 請求項2に記載の表示用画像データ生成装置において、
    前記解像度決定手段は、
    前記生成数決定手段で得られた前記生成数に応じて原画像データの等倍の解像度と所定の最大縮小率に対応する解像度との解像度区間を分割することによって、前記生成数に応じた異なる解像度を決定し、前記異なる解像度のうちの1つの解像度を、所定の表示部における画像の全体表示に適した全体表示用倍率に対応する解像度に一致させることを特徴とする表示用画像データ生成装置。
  4. コンピュータによって原画像データから解像度の異なる表示用画像データを生成させるプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記プログラムは、前記コンピュータを、
    (a) 原画像データを入力して記憶する記憶手段、
    (b) 前記コンピュータの処理能力に関するパフォーマンス情報を取得する情報取得手段、
    (c) 前記パフォーマンス情報に基づいて、前記表示用画像データの生成数と解像度とを決定する表示用画像決定手段、
    (d) 前記表示用画像データの生成数と解像度とに基づいて、前記原画像データに対して圧縮処理を施すことにより、前記表示用画像データを生成する画像圧縮手段、
    として機能させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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