JP3225138B2 - 画像処理装置と画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置と画像処理方法

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JP3225138B2
JP3225138B2 JP23498193A JP23498193A JP3225138B2 JP 3225138 B2 JP3225138 B2 JP 3225138B2 JP 23498193 A JP23498193 A JP 23498193A JP 23498193 A JP23498193 A JP 23498193A JP 3225138 B2 JP3225138 B2 JP 3225138B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字画像と写真画像が
混在した文書画像を対象として、文字部の解像性と写真
部の階調性を同時に満足した多値化処理を行なう画像処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】文字画像と写真画像が混在した1枚の画
像を、文字部の解像性と写真部の階調性を同時に満足す
る方式として、処理対象画像の局所領域内での画像濃度
の最大濃度差(△Dmax )を求め、その値と判定閾値
(Th)とを比較することにより、文字領域と写真領域と
に分離する方式が提案されている。
【0003】例えば、特願昭58−3374号公報に
は、画面を複数画素によるブロックに分割し、各ブロッ
ク内の最も濃度レベルの高い画素と、最も濃度レベルの
低い画素との間の濃度レベルの差が一定値より小さい場
合は、濃淡画像領域と判定し、中間調再現に重点をおい
た2値化処理を行い、一定値より大きい場合は、2値画
像領域と判定して分解能に重点をおいた2値化を行う方
式が開示されている。
【0004】すなわち、このような方式では、このよう
にして分離した文字や線図のコントラストの高い画像部
分については動的閾値処理を用いてN値化処理(N≧
2)し、写真等の階調を有する画像部分については誤差
拡散法や組織的ディザ法等の疑似階調の手法を用いてN
値化(N≧2)するため、文字画像の解像性と写真画像
の階調性を同時に満たすことができる。
【0005】例えば、写真画像は一般に、図12に示す
ような濃度プロフィールを持ち、局所領域(3×3)画
素内での最大濃度差が小さいため、写真と判定されて階
調性を重視した処理が施される。一方文字画像は図13
にその濃度プロフィールを示すように、局所領域(3×
3)画素内の最大濃度差が大きいため文字と判定されて
コントラストを強調するような処理が施される。
【0006】このような特徴を利用して、局所領域内で
の最大濃度差(△Dmax )が判定閾値Thよりも大きい時
は文字領域、小さいときは写真領域と判定することがで
きる。
【0007】ところが、このような方法を用いて文字領
域と写真領域を分離した場合、本来写真画像でも背景領
域から対象物に変わる部分等のようにエッジを有する部
分があるため、このような領域を文字と誤って判定して
しまったり、逆に文字画像でもコントラストの低い画像
等があるため、このような領域を写真と判定してしまう
ことが考えられる。このように、画像によっては文字と
写真両方の特徴を持つ中間領域が存在するため、このよ
うな領域を従来の方法で判定すると文字か写真かのいず
れかに誤判定されてしまい非常に目障りな画像となって
しまう。
【0008】例えば、図14の(a)に示すような写真
画像の背景部から対象物に変化する領域の点線で示す濃
度プロフィールをとると図14の(b)のようになり、
最大濃度差が大きくなる。その結果この領域すなわち対
象物の輪郭だけを文字領域と誤判定するため、コントラ
ストが強調されて非常に目障りな画像になってしまう。
【0009】また、図15の(a)に示すような鉛筆書
きなどの低コントラスト画像の場合、点線で示す濃度プ
ロフィールは、図15の(b)のようになるため最大濃
度差の値は小さく、その結果写真と判定されてコントラ
ストの低いぼやけた画像になってしまう。
【0010】このように、文字と写真が混在した画像を
像域分離すると、画像中に文字と写真の両方の特徴を有
する領域、つまり中間領域が存在するため、文字領域と
写真領域の2つの領域に分離することは不可能であっ
た。このような中間領域、例えば本来写真領域と思われ
る領域でも最大濃度差が比較的大きい領域や、複雑な形
状を持つ図形領域を誤って文字あるいは写真と判定して
しまうと、文字領域と写真領域の処理方式のギャップが
大きいため、誤判定領域がノイズのようになり非常に目
障りであるという問題点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、文字
と写真が混在した画像を像域分離する際の中間領域、例
えば本来写真領域と思われる領域でも最大濃度差が比較
的大きい領域や、複雑な形状を持つ図形領域を誤って文
字あるいは写真と判定してしまうと、文字領域と写真領
域の処理方式のギャップが大きいため、誤判定領域がノ
イズのようになり非常に目障りであるという問題があっ
た。
【0012】そこで、この発明は、文字と写真が混在す
る画像を像域分離して各領域に適した処理を行う際に、
文字と写真の中間領域で文字と写真を誤って判定した場
合でも誤判定領域が目立ちにくい画像を得ることのでき
る画像処理装置と画像処理方法を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の画像処理装置
は、処理対象画像における注目画素を含む所定範囲内の
画像情報から、前記注目画素と周辺画素との最大濃度差
を算出する最大濃度差算出手段と、この最大濃度差算出
手段で算出された最大濃度差の値を所定の閾値を用いて
上記注目画素が文字領域、写真領域、または中間領域か
を判定する判定手段と、上記注目画素を含む所定範囲内
の画像情報から、文字領域の動的閾値を算出する動的閾
値算出手段と、この動的閾値算出手段で算出された動的
閾値と予め定められた固定閾値とから、上記最大濃度差
算出手段で算出された最大濃度差の値に応じて中間領域
の閾値を算出する中間領域閾値算出手段と、写真領域の
画像情報を多値化するための閾値を設定する写真領域の
閾値設定手段と、上記判定手段により上記注目画素が、
文字領域に対応していると判定された場合は上記動的閾
値算出手段からの動的閾値を選択し、中間領域に対応し
ていると判定された場合は上記中間領域閾値算出手段か
らの閾値を選択し、写真領域に対応していると判定され
た場合は上記閾値設定手段からの閾値を選択する閾値選
択手段と、この閾値選択手段で選択された閾値を用いて
上記注目画素の画像情報を多値化する多値化手段とから
構成されている。
【0014】この発明の画像処理装置は、処理対象画像
における注目画素を含む所定範囲内の画像情報から、前
記注目画素と周辺画素との最大濃度差を算出する最大濃
度差算出手段と、この最大濃度差算出手段で算出された
最大濃度差の値を所定の閾値を用いて上記注目画素が文
字領域、写真領域、または中間領域かを判定する判定手
段と、上記注目画素を含む所定範囲内の画像情報から、
所定の参照領域内の最大値と最小値を算出する最大最小
値算出手段と、上記注目画素を含む所定範囲内の画像情
報から、所定の参照領域内の平均値を算出する平均値算
出手段と、この平均値算出手段で算出された平均値を補
正する補正平均値変換手段と、この補正平均値変換手段
からの補正平均値と、上記最大最小値算出手段からの最
大値と最小値とから動的閾値を算出する動的閾値算出手
段と、この動的閾値算出手段で算出された動的閾値と予
め定められた固定閾値とから、上記最大濃度差算出手段
で算出された最大濃度差の値に応じて中間領域の閾値を
算出する中間領域閾値算出手段と、写真領域の画像情報
を多値化するための閾値を設定する写真領域の閾値設定
手段と、上記判定手段により上記注目画素が、文字領域
に対応していると判定された場合は上記動的閾値算出手
段からの動的閾値を選択し、中間領域に対応していると
判定された場合は上記中間領域閾値算出手段からの閾値
を選択し、写真領域に対応していると判定された場合は
上記閾値設定手段からの閾値を選択する閾値選択手段
と、この閾値選択手段で選択された閾値を用いて上記注
目画素の画像情報を多値化する多値化手段とから構成さ
れている。
【0015】この発明の画像処理装置は、処理対象画像
における注目画素を含む所定範囲内の画像情報から、前
記注目画素と周辺画素との最大濃度差を算出する最大濃
度差算出手段と、この最大濃度差算出手段で算出された
最大濃度差の値を所定の閾値を用いて上記注目画素が文
字領域、写真領域、または中間領域かを判定する判定手
段と、上記注目画素を含む所定範囲内の画像情報から、
所定の参照領域内の最大値、最小値を算出する最大最小
値算出手段と、上記注目画素を含む所定範囲内の画像情
報から、所定の参照領域内の平均値を算出する平均値算
出手段と、この平均値算出手段で算出された平均値を補
正する補正平均値変換手段と、この補正平均値変換手段
からの補正平均値と、上記最大最小値算出手段からの最
大値と最小値とから文字領域の動的閾値を算出する動的
閾値算出手段と、この動的閾値算出手段で算出された動
的閾値と予め定められた固定閾値とから、上記最大濃度
差算出手段で算出された最大濃度差の値に応じて中間領
域の閾値を算出する中間領域閾値算出手段と、写真領域
の画像情報を多値化するための閾値を設定する写真領域
の閾値設定手段と、上記判定手段により上記注目画素
が、文字領域に対応していると判定された場合は上記動
的閾値算出手段からの動的閾値を選択し、中間領域に対
応していると判定された場合は上記中間領域閾値算出手
段からの閾値を選択し、写真領域に対応していると判定
された場合は上記閾値設定手段からの閾値を選択する閾
値選択手段とから構成されている。
【0016】この発明の画像処理方法は、処理対象画像
における注目画素を含む所定範囲内の画像情報から、前
記注目画素と周辺画素との最大濃度差を算出し、この算
出された最大濃度差の値を所定の閾値を用いて上記注目
画素が文字領域、写真領域、または中間領域かを判定
し、上記注目画素を含む所定範囲内の画像情報から、文
字領域の動的閾値を算出し、この算出された動的閾値と
予め定められた固定閾値とから、上記算出された最大濃
度差の値に応じて中間領域の閾値を算出し、写真領域の
画像情報を多値化するための写真領域の閾値を設定し、
上記判定により上記注目画素が、文字領域に対応してい
ると判定された場合は上記文字領域の動的閾値を選択
し、中間領域に対応していると判定された場合は上記中
間領域の閾値を選択し、写真領域に対応していると判定
された場合は上記写真領域の閾値を選択し、この選択さ
れた閾値を用いて上記注目画素の画像情報を多値化する
ようにしたことを特徴する。
【0017】この発明の画像処理方法は、処理対象画像
における注目画素を含む所定範囲内の画像情報から、前
記注目画素と周辺画素との最大濃度差を算出し、この算
出された最大濃度差の値を所定の閾値を用いて上記注目
画素が文字領域、写真領域、または中間領域かを判定
し、上記注目画素を含む所定範囲内の画像情報から、所
定の参照領域内の最大値と最小値を算出し、上記注目画
素を含む所定範囲内の画像情報から、所定の参照領域内
の平均値を算出し、この算出された平均値をDa、補正
係数をγ、補正平均値をDa’として、Da’=γ+
(1−2×γ/255)Daを計算して平均値を補正
し、この補正された補正平均値と上記算出された最大値
と最小値とから動的閾値を算出し、この算出された動的
閾値と予め定められた固定閾値とから、上記算出された
最大濃度差の値に応じて中間領域の閾値を算出し、写真
領域の画像情報を多値化するための写真領域の閾値を設
定し、上記判定により上記注目画素が、文字領域に対応
していると判定された場合は上記動的閾値を選択し、中
間領域に対応していると判定された場合は上記中間領域
の閾値を選択し、写真領域に対応していると判定された
場合は上記写真領域の閾値を選択する閾値選択手段と、
この閾値選択手段で選択された閾値を用いて上記注目画
素の画像情報を多値化するようにしたことを特徴する。
【0018】この発明の画像処理方法は、処理対象画像
における注目画素を含む所定範囲内の画像情報から、前
記注目画素と周辺画素との最大濃度差を算出し、この算
出された最大濃度差の値を所定の閾値を用いて上記注目
画素が文字領域、写真領域、または中間領域かを判定
し、上記注目画素を含む所定範囲内の画像情報から、所
定の参照領域内の最大値、最小値を算出し、上記注目画
素を含む所定範囲内の画像情報から、所定の参照領域内
の平均値を算出し、この算出された平均値をDa、補正
係数をγ、補正平均値をDa’として、Da’=γ+
(1−2×γ/255)Daを計算して平均値を補正
し、この補正された補正平均値と上記算出された最大値
と最小値とから文字領域の動的閾値を算出し、この算出
された動的閾値と予め定められた固定閾値とから、上記
算出された最大濃度差の値に応じて中間領域の閾値を算
出し、写真領域の画像情報を多値化するための写真領域
閾値を設定し、上記判定により上記注目画素が、文字
領域に対応していると判定された場合は文字領域の動的
閾値を選択し、中間領域に対応していると判定された場
合は上記中間領域の閾値を選択し、写真領域に対応して
いると判定された場合は上記写真領域の閾値を選択する
ようにしたことを特徴する。
【0019】
【作用】この発明は、処理対象画像における注目画素を
含む所定範囲内の画像情報から、前記注目画素と周辺画
素との最大濃度差を最大濃度差算出手段で算出し、算出
された最大濃度差の値を所定の閾値を用いて上記注目画
素が文字領域、写真領域、または中間領域かを判定手段
で判定し、上記注目画素を含む所定範囲内の画像情報か
ら、文字領域の動的閾値を算出し、算出された動的閾値
と予め定められた固定閾値とから、上記最大濃度差算出
手段で算出された最大濃度差の値に応じて中間領域の閾
値を算出し、写真領域の画像情報を多値化するための閾
値を設定し、上記判定手段により上記注目画素が、文字
領域に対応していると判定された場合は上記文字領域の
動的閾値を選択し、中間領域に対応していると判定され
た場合は上記中間領域の閾値を選択し、写真領域に対応
していると判定された場合は上記写真領域の閾値を選択
し、選択された閾値を用いて上記注目画素の画像情報を
多値化するようにしたものである。
【0020】この発明は、処理対象画像における注目画
素を含む所定範囲内の画像情報から、前記注目画素と周
辺画素との最大濃度差を最大濃度差算出手段で算出し、
算出された最大濃度差の値を所定の閾値を用いて上記注
目画素が文字領域、写真領域、または中間領域かを判定
手段で判定し、上記注目画素を含む所定範囲内の画像情
報から、所定の参照領域内の最大値と最小値を最大最小
値算出手段で算出し、上記注目画素を含む所定範囲内の
画像情報から、所定の参照領域内の平均値を算出し、算
出された平均値を補正し、補正された補正平均値と上記
最大最小値算出手段からの最大値と最小値とから動的閾
値を算出し、算出された動的閾値と予め定められた固定
閾値とから、上記最大濃度差算出手段で算出された最大
濃度差の値に応じて中間領域の閾値を算出し、写真領域
の画像情報を多値化するための写真領域の閾値を設定
し、上記判定手段により上記注目画素が、文字領域に対
応していると判定された場合は上記動的閾値を選択し、
中間領域に対応していると判定された場合は上記中間領
域の閾値を選択し、写真領域に対応していると判定され
た場合は上記写真領域の閾値を選択し、選択された閾値
を用いて上記注目画素の画像情報を多値化するようにし
たものである。
【0021】この発明は、処理対象画像における注目画
素を含む所定範囲内の画像情報から、前記注目画素と周
辺画素との最大濃度差を最大濃度差算出手段で算出し、
算出された最大濃度差の値を所定の閾値を用いて上記注
目画素が文字領域、写真領域、または中間領域かを判定
手段で判定し、上記注目画素を含む所定範囲内の画像情
報から、所定の参照領域内の最大値、最小値を最大最小
値算出手段で算出し、上記注目画素を含む所定範囲内の
画像情報から、所定の参照領域内の平均値を算出し、算
出された平均値を補正し、補正された補正平均値と、上
記最大最小値算出手段からの最大値と最小値とから文字
領域の動的閾値を算出し、算出された動的閾値と予め定
められた固定閾値とから、上記最大濃度差算出手段で算
出された最大濃度差の値に応じて中間領域の閾値を算出
し、写真領域の画像情報を多値化するための閾値を設定
し、上記判定手段により上記注目画素が、文字領域に対
応していると判定された場合は上記文字領域の動的閾値
を選択し、中間領域に対応していると判定された場合は
上記中間領域の閾値を選択し、写真領域に対応している
と判定された場合は上記写真領域の閾値を選択するよう
にしたものである。
【0022】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は、この発明の実施例に係る画像
処理装置の概略構成を示すものである。この画像処理装
置は図示しないイメージスキャナ等の読取装置にて読取
入力された画像情報を、例えば1画素当たり8ビットの
デジタル・データとして入力し、これをN値化処理(N
≧2)するものである。
【0023】図1において、ラインバッファ1はこのよ
うな画像情報を一時的に格納して以下に示す画像処理
(N値化処理)に供する。最大濃度差算出回路2は、上
記ラインバッファ1から所定のクロックに同期して出力
される画像情報を入力し、その画像情報から注目画素を
含む局所領域における特徴情報をそれぞれ求めるもので
ある。次に文字/写真/中間領域判定回路3では、この
特徴情報を判定して前記局所領域の画像情報が文字部特
有の性質を示すか、写真部としての特徴を示すか、ある
いは中間領域としての性質を示すかを判定して、その画
像の種別を識別判定するものである。この識別判定結果
に従って閾値選択回路7が切替えられ、文字領域の閾値
算出回路4から与えられる閾値、または写真領域の閾値
算出回路(メモリ)6から与えられる閾値、または中間
領域の閾値算出回路5から与えられる閾値が、前記画像
情報をN値化処理するための閾値として選択的に抽出さ
れる。そして上記ラインバッファ1から読出され、遅延
回路8を介して所定タイミング遅延されて比較回路(N
値化回路)9に導かれる画像情報が、上記閾値選択回路
7を介して抽出された閾値にてN値化処理されて出力さ
れる。
【0024】文字領域の閾値発生回路4は、上記ライン
バッファ1から読み出される画像情報から、所定の大き
さの参照領域、例えば(3×3)画素の局所領域におけ
る最大値と最小値を算出する最大・最小値算出回路41
と、同じ領域の平均値を算出する平均値算出回路42
と、この平均値(Da)を下記式を用いて補正するため
の補正平均値変換回路43と、最大値、最小値、補正平
均値の3つ値から動的N値化のためのN−1個の動的閾
値を算出する動的閾値算出回路44とからなる。
【0025】 Da′=γ+(1−2×γ/255)Da 次に個々の回路について説明する。図2は、最大濃度差
算出回路2の構成を示すもので、最大・最小値検出回路
21と減算器22とからなる。最大・最小値検出回路2
1は、処理対象画像中の注目画素に対して、図3の
(a)に示すようにその注目画素(斜線で示す画素)を
含む(5×5)画素の領域内における濃度の最大値と最
小値とをそれぞれ求めるものである。
【0026】最大・最小値検出回路21は、セレクタ2
1a、比較器21b〜21h、およびカウンタ21iと
から構成されている。最大・最小値検出回路21は、ま
ず、前記ラインバッファ1からクロックCLKに同期し
て列方向に5画素単位で順次入力される(8bit/画
素)画像情報をセレクタ21aを介して比較器21b、
21c、21d、21e、21fに順次分配している。
なお、この列単位に入力される画像情報の上記セレクタ
21aによる比較器21b、21c、21d、21e、
21fへの分配は、クロックCLKを受けて動作する2
bitカウンタ21iの選択信号SEI、SE2により
動作制御して行う。
【0027】これらの比較器21b、21c、21d、
21e、21fによって画像情報を5画素単位でそれぞ
れ列方向に比較し、その列における最大濃度と最小濃度
とをそれぞれ求める。
【0028】次段の比較器21g、21hは、上記比較
器21b、21c、21d、21e、21fからの信号
を入力し、列方向にそれぞれ求めた最大値と最小値とを
行方向に比較し、その中の最大値と最小値をそれぞれ求
めるものである。以上の処理によって図3の(a)に示
す(5×5)画素の領域内における最大濃度値Dmaxと
最小濃度値Dmin がそれぞれ求められ出力される。
【0029】減算器22は、このようにして求めた最大
濃度値Dmax と最小濃度値Dmin から、下記式を用いて
最大濃度差ΔDmax を求めるものである。 ΔDmax =Dmax −Dmin 文字/写真/中間領域判定回路3は、このようにして算
出した最大濃度差ΔDmax を所定の閾値Thh 、Thl と比
較し、以下の判定条件の下で識別信号14を出力する。
【0030】 次に、各領域のN値化手段について説明する。
【0031】文字領域の閾値発生回路4は、最大・最小
値算出回路41、平均値算出回路42、補正平均値変換
回路43、動的閾値算出回路44からなる。ここでは文
字領域の出力レベル数を4、すなわち4値化するものと
する。
【0032】図4は、最大・最小値算出回路41を示す
もので、セレクタ41a、比較器41b,41c,41
d,41e,41f,およびカウンタ41gとから構成
されている。最大・最小値算出回路41は、処理対象画
像中の注目画素に対して、(3×3)画素の参照領域内
における濃度の最大値(Dmax )と最小値(Dmin )と
をそれぞれ求める。最大値(Dmax )および最小値(D
min )は、それぞれ動的閾値算出回路44へ出力され
る。
【0033】図5は、平均値算出回路42を示すもの
で、セレクタ42a、加算器42b,42c,42d,
42e、除算器42f、およびカウンタ42gとから構
成されている。平均値算出回路42は、最大・最小値算
出回路41と同様の(3×3)画素の参照領域内で平均
濃度値(Da)を求める。平均濃度値(Da)は補正平
均値変換回路43へ出力される。そして、平均濃度値
(Da)を補正平均値変換回路43で補正する。
【0034】図6は、補正平均値変換回路43を示すも
ので、乗算器43aと加算器43bとから構成されてい
る。補正平均値変換回路43は、平均値算出回路42か
ら入力される平均濃度値(Da)を下記式の補正平均値
(Da′)に変換するものである。ただし、e=1−2
×γ3/255とf=γ3とは、予め図示しないCPU
にセットされている。
【0035】 Da′=γ3+(1−2×γ3/255)×Da 動的閾値算出回路44は、上記最大・最小値算出回路4
1で算出した濃度の最大値(Dmax )と最小値(Dmin
)、および補正平均値変換回路43で算出した補正平
均値(Da′)とから動的閾値を算出するものである。
【0036】図7に動的閾値算出回路44を示す。ま
ず、加算器44a、44bにて、それぞれ濃度の最大値
(Dmax )と補正平均値(Da′)の和、濃度の最小値
(Dmin )と補正平均値(Da′)の和とを算出する。
除算器44c、44dはそれぞれこのようにして求めた
値の平均値を求めるものである。
【0037】 Th[1] =(DmAX +Da’)/2 Th[2] =Da’ Th[3] =(Dmin +Da’)/2 このようにして文字領域の4値化のための3つの閾値が
与えられる。
【0038】なお、本実施例では動的4値化について説
明したが、4値に限定されるものではない。N値の場合
(N≧2)は、例えば下記式のように閾値を算出するこ
とができる。
【0039】 (a)i<(N/2)のとき Th[i] =(Dmax −Da’)×i/(N/2)+Da’ (b)i=(N+1)/2のとき Th[i] =Da’ (c)i>(N+1)/2のとき Th[i] =(Da’−Dmin )×(i−N/2)/(N/2)+Dmin ただし、i=1、…、(N−1) 図8に中間領域の閾値算出回路5を示す。中間領域の閾
値算出回路5は、減算器5a〜5c、除算器5d、乗算
器5e、減算器5f、および遅延回路5gとから構成さ
れている。この中間領域の閾値算出回路5は、最大濃度
差ΔDmax が所定の閾値Thl とThh の間にあるときに、
ΔDmax の値に応じて閾値を制御するもので、その原理
を図9に示す。この図は縦軸に最大濃度差、横軸に閾値
をとったものである。文字/写真/中間領域判定回路3
の判定に従って、ΔDmax がThl以下の場合は単純4値
化とし閾値Th′[1] 〜Th′[3] は下記式で求められる。
【0040】Th′[i] =(255/4)×i i
=1、2、3、… また、ΔDmax がThh より大きい場合は動的閾値処理を
行い、閾値は動的閾値算出回路44で求めたTh[1] 〜Th
[3] とする。そして、ΔDmax が図8の一点鎖線の位置
にあるとき、すなわちThh とThl の間にあるときは、算
出する中間領域の閾値Th″[1] は、Th[1] とTh′[1] を
結んだ線とこの一点鎖線の交差したときの横軸の値にな
る(図9における×印)。以下Th″[2] 、Th″[3] も同
様に算出できる。
【0041】この算出方法を式で表すと下記のようにな
る。 Th″[1] =Th[1]-(Th[1]-Th′[1] )/(Thh-Thl )×(Thh-ΔDmax ) Th″[2] =Th[2]-(Th[2]-Th′[2] )/(Thh-Thl )×(Thh-ΔDmax ) Th″[3] =Th[3]-(Th[3]-Th′[3] )/(Thh-Thl )×(Thh-ΔDmax ) これに対して、写真領域の閾値発生回路6では、例え
ば、図3の(b)に示すようなディザパターン情報(デ
ィザマトリクス)が与えられる。
【0042】このようにして、前述した文字/写真/中
間領域判定回路3の識別判定結果に従って閾値選択回路
7が切替えられ、文字領域の閾値算出回路4より与えら
れた閾値、または写真領域の閾値算出回路6のディザパ
ターンによって示される閾値、または中間領域の閾値算
出回路5より与えられた閾値が、前記画像情報をN値化
処理するための閾値として選択的に抽出される。そして
上記ラインバッファ1から読出され、遅延回路8を介し
て所定タイミング遅延されて比較回路9に導かれる画像
情報が、上記閾値選択回路7を介して抽出された閾値に
てN値化処理されて出力される。
【0043】例えば、図10の(a)に示すような写真
画像を処理した場合について説明する。このような画像
の背景から対象物に変わる領域は図10の(b)にその
濃度プロフィールを示すように比較的最大濃度差(ΔD
max )が大きい。このため、図10の(c)に示す従来
の方法で判別すると文字領域と判定され、図10の
(d)に示すように背景と対象物の境界のみが強調され
てしまう目障りな画像になってしまう。これに対して、
同じ画像を本実施例の方式で領域を判別すると「中間領
域」として判定されるため、図10の(e)に示すよう
に従来の方法よりも閾値が少し高くなる。その結果、図
10の(f)に示すように出力画像は、入力画像に近い
形で再現され、従来法のようにエッジのみが強調される
ことがない。
【0044】また、図11の(a)に示すようなコント
ラストの低い文字画像においては、図11の(b)に示
すように最大濃度差が比較的小さいため、図11の
(c)に示すように従来の方法では写真と判定され、出
力画像は図11の(d)に示す濃度が低いぼやけた画像
になってしまう。これに対して同じ画像を本方式で領域
を判別すると、図11の(e)に示すようにこのような
領域も中間領域と判定されて閾値が多少低くなるので、
出力画像は図11の(f)に示すようにコントラストが
強調されて従来よりもシャープな画像となる。
【0045】以上説明したように上記実施例によれば、
文字と写真の中間領域と思われる領域は、コントラスト
を重視した文字処理の閾値と階調性を重視した写真処理
の閾値の中間の閾値となるように設定されるため、文字
と写真を誤って判定した場合でも誤判定領域が目立ちに
くい画像を得ることができる。
【0046】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。例えば特徴量を算出するための局所領
域の大きさは実施例に示した(5×5)画素の領域に限
られるものではなく、また動的閾値を算出するための局
所領域の大きさも、ここでは(3×3)画素としたが、
処理対象画像の解像度等に応じて可変可能である。ま
た、閾値の適応的な発生手段も可変可能であり、写真部
のN値化に用いるディザパターンも特に限定されない。
またそのディザマトリクスの大きさも限定されるもので
はなく、ディザパターンもドット分散型に閾値配置する
ことのみならず、ドット集中形式で閾値配置することも
可能である。
【0047】さらには、上記実施例では読取り入力され
た画像情報からそのまま濃度情報を求めたが、この量を
画像濃度(反射率の逆数の対数)に変換した値を用いて
その特徴量を求めることも可能である。またここでは、
文字領域と写真領域とを分離する際の画像特徴情報とし
て最大濃度差を用いたが、その他の特徴情報を用いるこ
とももちろん可能である。その他本発明はその主旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施することが可能であ
る。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
文字と写真が混在する画像を像域分離して各領域に適し
た処理を行う際に、文字と写真の中間領域で文字と写真
を誤って判定した場合でも誤判定領域が目立ちにくい画
像を得ることのできる画像処理装置と画像処理方法を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる画像処理装置の概略
構成を示すブロック図。
【図2】最大濃度差算出回路の構成例を示す図。
【図3】(5×5)画素の参照領域とディザパターンの
一例を示す図。
【図4】(3×3)画素内の最大・最小値算出回路の構
成例を示す図。
【図5】平均値算出回路の構成例を示す図。
【図6】補正平均値変換回路の構成例を示す図。
【図7】動的閾値算出回路の構成例を示す図。
【図8】中間領域の閾値算出回路の構成例を示す図。
【図9】中間領域の閾値算出原理を説明するための図。
【図10】写真画像の処理方法を説明するための図。
【図11】文字画像の処理方法を説明するための図。
【図12】写真画像の濃度プロフィールの例を示す図。
【図13】文字画像の濃度プロフィールの例を示す図。
【図14】エッジを含む写真画像の例と濃度プロフィー
ルを示す図。
【図15】コントラストの低い文字画像の例と濃度プロ
フィールを示す図。
【符号の説明】
1…ラインバッファ 2…最大濃度差算出回路 3…文字/写真/中間領域判定回路 4…文字領域の閾値算出回路 5…中間領域の閾値算出回路 6…写真領域の閾値算出回路 7…閾値選択回路 8…遅延回路 9…比較回路 41…最大・最小値算出回路 42…平均値算出回路 43…補正平均値変換回路 44…動的閾値算出回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 H04N 1/60

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理対象画像における注目画素を含む所
    定範囲内の画像情報から、前記注目画素と周辺画素との
    最大濃度差を算出する最大濃度差算出手段と、 この最大濃度差算出手段で算出された最大濃度差の値を
    所定の閾値を用いて上記注目画素が文字領域、写真領
    域、または中間領域かを判定する判定手段と、 上記注目画素を含む所定範囲内の画像情報から、文字領
    域の動的閾値を算出する動的閾値算出手段と、 この動的閾値算出手段で算出された動的閾値と予め定め
    られた固定閾値とから、上記最大濃度差算出手段で算出
    された最大濃度差の値に応じて中間領域の閾値を算出す
    る中間領域閾値算出手段と、 写真領域の画像情報を多値化するための閾値を設定する
    写真領域の閾値設定手段と、 上記判定手段により上記注目画素が、文字領域に対応し
    ていると判定された場合は上記動的閾値算出手段からの
    動的閾値を選択し、中間領域に対応していると判定され
    た場合は上記中間領域閾値算出手段からの閾値を選択
    し、写真領域に対応していると判定された場合は上記閾
    値設定手段からの閾値を選択する閾値選択手段と、 この閾値選択手段で選択された閾値を用いて上記注目画
    素の画像情報を多値化する多値化手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 処理対象画像における注目画素を含む所
    定範囲内の画像情報から、前記注目画素と周辺画素との
    最大濃度差を算出する最大濃度差算出手段と、この最大濃度差算出手段で算出された最大濃度差の値を
    所定の閾値を用いて上記注目画素が文字領域、写真領
    域、または中間領域かを判定する判定手段と、 上記注目画素を含む所定範囲内の画像情報から、所定の
    参照領域内の最大値と最小値を算出する最大最小値算出
    手段と、 上記注目画素を含む所定範囲内の画像情報から、所定の
    参照領域内の平均値を算出する平均値算出手段と、 この平均値算出手段で算出された平均値を補正する補正
    平均値変換手段と、 この補正平均値変換手段からの補正平均値と、上記最大
    最小値算出手段からの最大値と最小値とから動的閾値を
    算出する動的閾値算出手段と、 この動的閾値算出手段で算出された動的閾値と予め定め
    られた固定閾値とから、上記最大濃度差算出手段で算出
    された最大濃度差の値に応じて中間領域の閾値を算出す
    る中間領域閾値算出手段と、写真領域の画像情報を多値化するための閾値を設定する
    写真領域の閾値設定手段と、 上記判定手段により上記注目画素が、文字領域に対応し
    ていると判定された場合は上記動的閾値算出手段からの
    動的閾値を選択し、中間領域に対応していると判定され
    た場合は上記中間領域閾値算出手段からの閾値を選択
    し、写真領域に対応していると判定された場合は上記閾
    値設定手段からの閾値を選択する閾値選択手段と、 この閾値選択手段で選択された閾値を用いて上記注目画
    素の画像情報を多値化する多値化手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 処理対象画像における注目画素を含む所
    定範囲内の画像情報から、前記注目画素と周辺画素との
    最大濃度差を算出する最大濃度差算出手段と、 この最大濃度差算出手段で算出された最大濃度差の値を
    所定の閾値を用いて上記注目画素が文字領域、写真領
    域、または中間領域かを判定する判定手段と、 上記注目画素を含む所定範囲内の画像情報から、所定の
    参照領域内の最大値、最小値を算出する最大最小値算出
    手段と、 上記注目画素を含む所定範囲内の画像情報から、所定の
    参照領域内の平均値を算出する平均値算出手段と、 この平均値算出手段で算出された平均値を補正する補正
    平均値変換手段と、 この補正平均値変換手段からの補正平均値と、上記最大
    最小値算出手段からの最大値と最小値とから文字領域の
    動的閾値を算出する動的閾値算出手段と、 この動的閾値算出手段で算出された動的閾値と予め定め
    られた固定閾値とから、上記最大濃度差算出手段で算出
    された最大濃度差の値に応じて中間領域の閾値を算出す
    る中間領域閾値算出手段と、 写真領域の画像情報を多値化するための閾値を設定する
    写真領域の閾値設定手段と、 上記判定手段により上記注目画素が、文字領域に対応し
    ていると判定された場合は上記動的閾値算出手段からの
    動的閾値を選択し、中間領域に対応していると判定され
    た場合は上記中間領域閾値算出手段からの閾値を選択
    し、写真領域に対応していると判定された場合は上記閾
    値設定手段からの閾値を選択する閾値選択手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 処理対象画像における注目画素を含む所
    定範囲内の画像情報から、前記注目画素と周辺画素との
    最大濃度差を算出し、 この算出された最大濃度差の値を所定の閾値を用いて上
    記注目画素が文字領域、写真領域、または中間領域かを
    判定し、 上記注目画素を含む所定範囲内の画像情報から、文字領
    域の動的閾値を算出し、 この算出された動的閾値と予め定められた固定閾値とか
    ら、上記算出された最大濃度差の値に応じて中間領域の
    閾値を算出し、 写真領域の画像情報を多値化するための写真領域の閾値
    を設定し、 上記判定により上記注目画素が、文字領域に対応してい
    ると判定された場合は上記文字領域の動的閾値を選択
    し、中間領域に対応していると判定された場合は上記中
    間領域の閾値を選択し、写真領域に対応していると判定
    された場合は上記写真領域の閾値を選択し、 この選択された閾値を用いて上記注目画素の画像情報を
    多値化するようにしたことを特徴する画像処理方法。
  5. 【請求項5】 処理対象画像における注目画素を含む所
    定範囲内の画像情報から、前記注目画素と周辺画素との
    最大濃度差を算出し、この算出された最大濃度差の値を所定の閾値を用いて上
    記注目画素が文字領域 、写真領域、または中間領域かを
    判定し、 上記注目画素を含む所定範囲内の画像情報から、所定の
    参照領域内の最大値と最小値を算出し、 上記注目画素を含む所定範囲内の画像情報から、所定の
    参照領域内の平均値を算出し、 この算出された平均値をDa、補正係数をγ、補正平均
    値をDa’として、Da’=γ+(1−2×γ/25
    5)Daを計算して平均値を補正し、 この補正された補正平均値と上記算出された最大値と最
    小値とから動的閾値を算出し、 この算出された動的閾値と予め定められた固定閾値とか
    ら、上記算出された最大濃度差の値に応じて中間領域の
    閾値を算出し、写真領域の画像情報を多値化するための写真領域の閾値
    を設定し、 上記判定により上記注目画素が、文字領域に対応してい
    ると判定された場合は上記動的閾値を選択し、中間領域
    に対応していると判定された場合は上記中間領域の閾値
    を選択し、写真領域に対応していると判定された場合は
    上記写真領域の閾値を選択する閾値選択手段と、 この閾値選択手段で選択された閾値を用いて上記注目画
    素の画像情報を多値化するようにしたことを特徴する画
    像処理方法。
  6. 【請求項6】 処理対象画像における注目画素を含む所
    定範囲内の画像情報から、前記注目画素と周辺画素との
    最大濃度差を算出し、 この算出された最大濃度差の値を所定の閾値を用いて上
    記注目画素が文字領域、写真領域、または中間領域かを
    判定し、 上記注目画素を含む所定範囲内の画像情報から、所定の
    参照領域内の最大値、最小値を算出し、 上記注目画素を含む所定範囲内の画像情報から、所定の
    参照領域内の平均値を算出し、 この算出された平均値をDa、補正係数をγ、補正平均
    値をDa’として、Da’=γ+(1−2×γ/25
    5)Daを計算して平均値を補正し、 この補正された補正平均値と上記算出された最大値と最
    小値とから文字領域の動的閾値を算出し、 この算出された動的閾値と予め定められた固定閾値とか
    ら、上記算出された最大濃度差の値に応じて中間領域の
    閾値を算出し、 写真領域の画像情報を多値化するための写真領域の閾値
    を設定し、 上記判定により上記注目画素が、文字領域に対応してい
    ると判定された場合は文字領域の動的閾値を選択し、中
    間領域に対応していると判定された場合は上記中間領域
    の閾値を選択し、写真領域に対応していると判定された
    場合は上記写真領域の閾値を選択するようにしたことを
    特徴する画像処理方法。
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