JP3809498B2 - 給油所用ガード装置 - Google Patents

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京和工業株式会社
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有限会社安部技研
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばガソリン給油所等の閉店時における車両侵入を防ぐために好適に用いられる給油所用ガード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ガソリンスタンドとして知られている給油所では、タンクローリ車等により運搬されてくる油液(例えば、ガソリン、軽油または灯油等)を、その液種毎に個別に貯蔵しておくために複数の地下タンク(貯油タンク)を備えている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−287399号公報
【0004】
そして、この種の従来技術による給油所にあっては、その敷地内に設けたアイランド上に複数の計量機を設置し、この計量機に付設の給油ノズル等を用いてガソリン、軽油または灯油等の油液を、顧客の要求に応じた給油量で給油する構成としているものである。
【0005】
また、このような給油所は、例えば夜間等の閉店時に車両が敷地内へと侵入するのを防ぐため、敷地の境界線に沿って防犯用のチェーンまたはロープ等を張り巡らし、不法な侵入を禁止する作業等が一般的に行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術では、給油所の閉店時に防犯用のチェーン等を張り巡らす作業を、一人または複数人の作業者が手作業で行っているのが実状であるため、このような作業に労力と時間を費やすことになり、また翌日の開店時には、防犯用のチェーンを取外す作業が必要となり、作業者に対して大きな負担を与えるという問題がある。
【0007】
また、最近の傾向としては、タンクローリ車等の車載タンクから給油所の地下タンク内に油液を積卸して貯蔵する作業を、例えばタンクローリ車の乗務員が単独で行うことが許可されるようになっている。そして、このような単独荷卸し作業は、給油所の閉店後に夜間遅くなって行われることが多いものである。
【0008】
しかし、タンクローリ車の乗務員は、給油所の閉店後に単独荷卸し作業を行う場合、給油所の境界線に沿って張り巡らされた防犯用のチェーンを手作業で一旦取外した状態で、タンクローリ車を給油所の敷地内に搬入する必要がある。
【0009】
しかも、タンクローリ車の乗務員にとっては、危険物である油液を単独で取扱うため、単独荷卸し作業を十分な注意を払って行う必要がある上に、単独荷卸し作業の終了後には、タンクローリ車を給油所の敷地から搬出した状態で、防犯用のチェーンを再び手作業にて張り巡らすことが要求される。
【0010】
このため、タンクローリ車の乗務員には、給油所の閉店後に単独荷卸し作業を行う場合に、防犯用のチェーンを取外したり、張り巡らしたりする作業が非常に面倒で、大きな負担を与えるという問題がある。
【0011】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、例えば給油所の閉店後に単独荷卸し作業を円滑に行うことができ、作業者等の負担を軽減できると共に、作業性を大幅に向上できるようにした給油所用ガード装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、給油所の閉店時に敷地内への車両侵入を防ぐため当該敷地の境界線に沿って細長く延びた凹溝からなる排水溝側に設けられる給油所用ガード装置において、前記給油所の排水溝に沿って互いに離間して設けられ上,下方向に延びるガイド部を有した一対の支柱と、該一対の支柱にそれぞれ設けられ前記ガイド部に沿って上,下方向に昇降される一対の昇降体と、前記給油所の排水溝に沿って延びるように該一対の昇降体間に設けられるガードロープとを備え、該ガードロープは、前記各昇降体上昇位置となったときに前記各支柱の間で排水溝の上方に掛け渡されて前記車両の侵入を防ぎ、最も下降した位置では前記給油所の排水溝内に収納される構成とし、前記各支柱は、下端側が前記排水溝内に挿入して設けられ該排水溝の位置から上向きに延びた中空の筒状体により構成し、該筒状体からなる各支柱には、下端側が前記排水溝内に開口して該排水溝の位置から上向きに延び前記ガードロープが挿通されるロープ挿通穴を形成し、前記各昇降体は、該ロープ挿通穴内に挿通された前記ガードロープと共に前記支柱内に昇降可能に収容して設ける構成としたことを特徴としている。
【0013】
このように構成することにより、例えば給油所の境界線側に位置する排水溝に沿って左,右に離間して設置した左,右一対の支柱間で、ガードロープを左,右の昇降体と共に上,下に昇降することができ、その上昇位置では左,右の支柱間にガードロープを架け渡すようにして、給油所の敷地内に対する車両の不法な侵入を禁止することができる。また、給油所の開店時等には、左,右の昇降体を各支柱のガイド部に沿って下向きに下降させることにより、その下降位置ではガードロープを給油所の境界線側に位置する排水溝内に収納でき、車両の通行にガードロープが邪魔になるのを防ぐことができる。そして、前記各昇降体はロープ挿通穴内に挿通された前記ガードロープと共に前記支柱内に昇降可能に収容する構成としているので、筒状体からなる支柱内に昇降体を上,下動可能に収容でき、その外観形状を高めて全体をコンパクトに形成することができる。
【0014】
また、請求項2の発明によると、筒状体からなる支柱の内部には、昇降体が該支柱内で上,下に昇降するのをガイドするガイド部を設ける構成としている。
【0015】
これにより、筒状体からなる支柱の内部に設けたガイド部に沿って昇降体を上,下に昇降させることができる。そして、給油所の開店時等には、左,右の昇降体を各支柱内のガイド部に沿って下向きに下降させることにより、各支柱のロープ挿通穴内に挿通されたガードロープを、その下降位置となる排水溝の位置まで降ろし、給油所の境界線に沿って延びる排水溝内に収納することができる。
【0016】
一方、請求項3の発明によると、一対の支柱のうち一方の支柱には、ガードロープの長さ方向一側が巻取り、巻出し可能に巻回される回転ドラムを設け、他方の支柱には、前記ガードロープの長さ方向他側が固定されるロープ固定部を設け、一対の昇降体は、前記回転ドラムによるガードロープの巻取り、巻出し動作に従い前記各支柱のガイド部に沿って上,下に昇降する構成としている。
【0017】
これにより、一方の支柱側に設けた回転ドラムを回転させてガードロープを巻取るときには、他方の支柱側に設けたロープ固定部との間でガードロープに張力を付与しつつ、このときの張力で左,右の昇降体を各支柱に沿って上向きに引張り上げるように駆動でき、これらの昇降体間でガードロープを上昇位置に配置することができる。また、回転ドラムからガードロープを巻出したときには、ガードロープの張力が失われるに従って、左,右の昇降体が自重により各支柱に沿って下向きに移動するようになるので、これらの昇降体間に位置するガードロープも昇降体と共に下降し、その下降位置で給油所の排水溝内にガードロープを配置することができる。
【0018】
また、請求項4の発明によると、一対の昇降体には、一方の支柱側に設けた回転ドラムと他方の支柱側に設けたロープ固定部との間でガードロープの長さ方向中間部分が巻回され該ガードロープの移動に追従して回転されるプーリをそれぞれ設けてなる構成としている。
【0019】
これにより、一対の昇降体にそれぞれ設けたプーリは、ガードロープの移動に追従して回転するので、昇降体とガードロープとの間の摩擦抵抗等を小さく減じることができ、回転ドラムによるガードロープの巻取り、巻出し動作に従って昇降体を支柱の上,下方向に円滑に移動させることができる。
【0020】
また、請求項5の発明によると、一対の昇降体のうち他方の支柱側に設けた昇降体は、一方の支柱側に設けた昇降体よりも大なる重量に形成してなる構成としている。これにより、回転ドラムによるガードロープの巻取り、巻出し動作に従って左,右の昇降体を滑らかに上,下に昇降することができる。
【0021】
即ち、左,右の昇降体を互いに等しい重量に形成した場合には、回転ドラムを設けた一方の支柱側で昇降体を上,下に駆動できるが、他方の支柱(ロープ固定部)側では、ガードロープの張力変化が昇降体に上手く伝わらず、昇降体を他方の支柱に沿って上,下に駆動するのが難しくなる。しかし、他方の支柱側で昇降体の重量を大きくすることにより、この昇降体にもガードロープの張力変化を良好に伝えることができ、左,右の昇降体を各支柱に沿って上,下に駆動することができる。
【0022】
さらに、請求項6の発明によると、一方の支柱には、回転ドラムを回転駆動する回転源と、外部からの無線信号に従って該回転源の作動を制御する制御装置とを設ける構成としている。
【0023】
これにより、例えば給油所の閉店後に単独荷卸し作業等を行う場合でも、タンクローリ車の乗務員は、タンクローリ車に搭乗したままの状態で無線信号を制御装置に送出して回転源を駆動、停止させ、回転ドラムによるガードロープの巻取り、巻出し動作を制御することができ、各昇降体と共にガードロープを遠隔操作によって上昇位置と下降位置とに移動させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による給油所用ガード装置を添付図面に従って詳細に説明する。
【0025】
ここで、図1ないし図10は本発明の第1の実施の形態を示している。図中、1は給油所の敷地で、該敷地1は、図1に示すように左,右の側壁2,3と後壁4とからなる防火壁によって隣接地との間が区画され、その前側は車道等の道路(図示せず)に面した車両の出入り口5となっている。
【0026】
そして、給油所の敷地1は、例えばコンクリート等によって床面(表面)が覆われ、その地下部分には、複数種の油液(例えば、ガソリン、軽油、灯油等)を個別に貯留する複数の地下タンク(図示せず)が設けられている。
【0027】
また、給油所の敷地1には、後壁4側に建屋からなる事務所6が設けられ、事務所6の前側には、前記地下タンクの上側に位置して給油所のアイランド7が設けられている。そして、このアイランド7上には、複数の計量機8,8,…が設置され、これらの計量機8には給油ノズル(図示せず)等がそれぞれ付設されている。
【0028】
この場合、給油所の作業者は、顧客が運転する乗用車等の車両を出入り口5側からアイランド7の位置まで誘導し、当該車両をアイランド7に横付けさせるように停車させた状態で給油作業を行う。そして、この給油作業時には、計量機8に設けたポンプ(図示せず)を駆動して地下タンク内の油液(例えば、ガソリンまたは軽油等)吸上げつつ、計量機8に付設の給油ノズルを用いて車両の燃料タンク内へと油液を、顧客の要求に応じた給油量で給油するものである。
【0029】
9は給油所の敷地1に設けられた排水溝で、該排水溝9は、図1に示す如く給油所の出入り口5側に位置し、敷地1の境界線に沿って細長く延びるように形成されている。また、排水溝9は、図2に示す如く上側が開口した断面コ字形状の凹溝からなり、その溝幅は、例えば80〜100mm程度となっている。
【0030】
そして、この排水溝9は、一般に50〜100mm程度の溝深さをもって形成され、給油所の敷地1内で発生した洗浄水、雨水等を、コンクリートからなる敷地1の床面から捕集しつつ外部へと排出するものである。
【0031】
11は給油所の敷地1に設けられたガード装置で、該ガード装置11は、後述の支柱12,13と、スライダ19,20と、ガードロープ31およびロープ駆動装置33等とにより構成されている。
【0032】
12,13はガード装置11の一部を構成する一対の支柱で、該支柱12,13は、図2に示す如く給油所の排水溝9に沿って左,右方向に大きく離間し、排水溝9の位置から上向きに、例えば0.9〜1.0m程度の高さ寸法をもって立設されている。そして、支柱12,13は、例えば角形パイプ材等を用いて図3ないし図6に示す如く横断面が四角形状をなす中空の筒状体として形成され、その下端側は後述の底蓋14,15により閉塞されている。
【0033】
また、支柱12の下端側には、図2、図6に示す如く外側面に固定フランジ12A,12Aが溶接等の手段により一体に設けられ、これらの固定フランジ12Aを用いて支柱12は、下端側が給油所の敷地1に固定されている。このとき、支柱12の下端側は、図3に示す如く底蓋14と共に排水溝9内に挿入した状態に保持されるものである。
【0034】
また、他方の支柱13についても、その下端側に同様の固定フランジ13A,13Aが溶接等の手段により一体に設けられ、これらの固定フランジ13Aを用いて支柱13は、下端側が給油所の敷地1に固定されている。そして、この支柱13についても、図4に示す如く下端側が底蓋15と共に排水溝9内に挿入した状態に保持されるものである。
【0035】
ここで、四角形状の筒体からなる支柱12には、他方の支柱13との対向面側に位置して排水溝9の位置から上向きに延びるロープ挿通穴12Bが図6に示すように形成され、該ロープ挿通穴12Bの下端側は、図3に示す如く排水溝9内に開口している。そして、ロープ挿通穴12Bは、支柱12の下端から例えば0.8m程度の高さ位置まで延びている。また、他方の支柱13にも同様のロープ挿通穴13Bが形成されている。
【0036】
そして、支柱12,13のロープ挿通穴12B,13B内には、後述のガードロープ31が挿通され、このガードロープ31は、後述のスライダ19,20と共に支柱12,13に沿って上,下に昇降されるものである。
【0037】
また、四角形状の筒体からなる支柱12,13の内側面は、ロープ挿通穴12B,13Bの両側に位置する部位がガイド部としてのガイド面12C,13Cとなり、後述するスライダ19,20の各ローラ24は、これらのガイド面12C,13Cに沿って上,下に滑動されるものである。また、他方の支柱13は、ガイド面13Cとは反対側となる内側面が後述するバックアップローラ28用のガイド面13Dとなっている。
【0038】
14,15は支柱12,13の下端側を閉塞した底蓋で、これらの底蓋14,15は、図3ないし図6に示す如く四角形状をなす有底の角筒体として形成されている。そして、底蓋14,15は、支柱12,13の下端側に嵌合され、例えばボルトまたは溶接等の手段を用いて支柱12,13に固着されている。また、一方の底蓋14には、図5に示すように後述する昇降検出体41用のガイド板部14Aが形成されている。
【0039】
16,17は支柱12,13の上端側を閉塞した上蓋で、これらの上蓋16,17は、図3、図4に示す如く四角形状をなす有底の角筒体として形成されている。そして、上蓋16,17は、支柱12,13の上端側に嵌合され、例えばボルトまたは溶接等の手段を用いて支柱12,13に固着されている。
【0040】
ここで、一方の上蓋16には、図7に示す如く底部側に大,小の挿通穴16A,16Bが穿設され、大なる挿通穴16A内には後述のガードロープ31が隙間をもって挿通されている。また、小さい方の挿通穴16B内には、後述する昇降検出体41のばね受筒50が摺動可能に挿通されている。そして、上蓋16の上端には、後述のヘッドケース34がボルト等で着脱可能に取付けられている。
【0041】
また、他方の上蓋17には、図10に示すように底部側にロープ固定穴17Aが穿設され、ガードロープ31の先端部は、該ロープ固定穴17A内に挿通した状態で後述の安全ピン32を用いて固定されている。そして、上蓋17の上端には、図4に示す如く平板状のカバー18がボルト等の手段を用いて着脱可能に設けられている。
【0042】
19,20は支柱12,13内に昇降可能に設けられた一対の昇降体となるスライダで、該スライダ19,20のうち一方のスライダ19は、図7ないし図9に示す如く長方形状の金属板からなる2枚のプレート21,22と、該プレート21,22の上,下方向に離間して設けられプレート21,22を横方向に貫通した2本のシャフト23,23と、後述のローラ24、プーリ26およびウエイト27等とにより構成されている。
【0043】
また、他方のスライダ20についても、一方のスライダ19とほぼ同様に、プレート21、シャフト23、ローラ24、プーリ26およびウエイト27等を用いて図10に示す如く構成されている。しかし、他方のスライダ20には、後述のバックアップローラ28および追加ウエイト30が設けられ、これにより他方のスライダ20は、一方のスライダ19よりも大なる重量に形成されている。
【0044】
また、一方のスライダ19を構成する2枚のプレート21,22のうち図9中の右側に位置するプレート22には、その上,下両端側に略L字状の折曲げ部22A,22Bが設けられ、これらの折曲げ部22A,22Bは、後述する昇降検出体41のレバー48,44に当接する当接部を構成している。
【0045】
そして、昇降検出体41は、図7に示す如く折曲げ部22Aがレバー48に当接しスライダ19と一緒に矢示A方向に押動されたときに、これによってスライダ19が上昇位置まで駆動されたことを検出する。また、昇降検出体41は、図5に示す如く折曲げ部22Bがレバー44に当接したときに、スライダ19と一緒に矢示B方向に押動され、このときにはスライダ19が下降位置まで駆動されたことを検出するものである。
【0046】
なお、他方のスライダ20については、このような昇降検出体41を用いた検出動作を行う必要がない。このため、他方のスライダ20には、一方のスライダ19のようにプレート22を用いることなく、同一のプレート21を2枚用いてスライダ20を構成することができるものである。
【0047】
24,24,…はスライダ19,20の一部を構成するローラで、これらのローラ24は、図9に示すように各シャフト23の両端側にそれぞれベアリング25等を介して設けられ、ウレタン等の樹脂材料を用いた樹脂ローラとして形成されている。そして、これらのローラ24は、図6ないし図10に示すように支柱12,13のガイド面12C,13Cに沿って滑動しつつ回転することにより、スライダ19,20が支柱12,13内を滑らかに上,下動するのを補償するものである。
【0048】
26,26,…はスライダ19,20に設けられたプーリで、該各プーリ26は、例えばデルリン等の耐摩耗性の高い樹脂材料を用いて形成され、図9に例示するようにプレート21,22間に位置してシャフト23の外周に回転可能に設けられている。なお、他方のスライダ20側では、プーリ26が2枚のプレート21間に位置してシャフト23の外周に回転可能に設けられている。
【0049】
そして、これらのプーリ26には、図8、図10に示すように後述のガードロープ31が接触ないし巻回され、ガードロープ31の移動に追従してプーリ26は、シャフト23の周囲を低摩擦状態で回転する。これによりプーリ26は、ガードロープ31の移動に伴う摩擦抵抗等を小さく減じるものである。
【0050】
27,27はスライダ19,20に設けられた重量調整用のウエイトで、該各ウエイト27は、例えば数kgの重量をもった四角形状のブロック体として形成され、図9に例示するようにプレート21,22間にボルト等を用いて締着されている。なお、他方のスライダ20側では、ウエイト27が2枚のプレート21間に締着されるものである。
【0051】
28は他方のスライダ20側に設けられたバックアップローラで、該バックアップローラ28は、図10に示す如くウエイト27の位置から略L字形状をなして延びるブラケット29の上端側(先端側)に支軸28A等を介して回転可能に設けられている。そして、バックアップローラ28は、他方の支柱13内でガイド面13Dに当接または接触し、前記各ローラ24と共にスライダ20が支柱13内で斜めに傾いたりするのを抑えるものである。
【0052】
即ち、支柱12内のスライダ19は、後述のロープ駆動装置33によりガードロープ31に付加された張力等の影響を直接的に受ける駆動側のスライダ19であるに対し、支柱13内のスライダ20は従動側となる。そして、従動側のスライダ20は、ロープ駆動装置33によりガードロープ31に付加された張力等の影響を駆動側のスライダ19を介して間接的に受ける。
【0053】
このため、従動側のスライダ20は、ガードロープ31の張力が小さくなってロープ31に僅かでも弛み等が発生すると、支柱13内で斜めに傾いたりする可能性がある。そこで、バックアップローラ28は、ガイド面13C側の各ローラ24と共にスライダ20が支柱13内で斜めに傾いたりするのを抑え、スライダ20が支柱13のガイド面13C,13Dに沿って滑らかに上,下動するのを追加ウエイト30と共に補償するものである。
【0054】
30はスライダ20に追加して設けられた追加ウエイトで、該追加ウエイト30は、図10に示す如くウエイト27とバックアップローラ28との間に位置してブラケット29の途中に固定されている。そして、追加ウエイト30は、バックアップローラ28、ブラケット29と共に従動側のスライダ20を、駆動側のスライダ19に対しほぼ2倍となる重量に設定するものである。
【0055】
31は支柱12,13間にスライダ19,20を介して設けられたガードロープで、該ガードロープ31は、図3に示す如く長さ方向一側が後述の回転ドラム36に巻回され、その長さ方向他側となる先端部31Aは、図4、図10に示す如く支柱13側で上蓋17のロープ固定穴17Aに後述の安全ピン32を用いて固定されている。
【0056】
ここで、ガードロープ31は、一方の支柱12側に設けた後述のロープ駆動装置33により回転ドラム36から巻取り、巻出し操作される。そして、ガードロープ31を巻取り操作したときには、ガードロープ31に大きな張力が付与されることにより支柱12,13内でスライダ19,20が矢示A方向に上昇位置まで駆動される。
【0057】
これにより、ガードロープ31は、スライダ19,20間に位置する長さ方向の中間部分が図2ないし図4に示す如く支柱12,13間の上昇位置に架け渡すように保持され、例えば給油所の閉店時等に敷地1内へと車両が不法に侵入するのを遮断または防止するものである。
【0058】
また、ロープ駆動装置33によってガードロープ31を巻出し操作したときには、ガードロープ31の張力が大きく低下し支柱12,13内のスライダ19,20が、その自重により図3、図4中に二点鎖線で示す最も下降した位置(下降位置)まで移動する。このため、スライダ19,20間に位置するガードロープ31の中間部分は、図3、図4中に二点鎖線で示すように支柱12,13間の下降位置まで降ろされ、給油所の境界線上に位置する排水溝9内に収納されるものである。
【0059】
32はガードロープ31の先端部31Aを他方の支柱13側に固定するロープ固定部としての安全ピンで、該安全ピン32は、外力により剪断可能なシャーピン等により構成され、図10に示す如く支柱13側の上蓋17内にロープ固定穴17Aを介して挿通されたガードロープ31の先端部31Aを、上蓋17の底部側に抜止め状態で固定するものである。
【0060】
そして、安全ピン32は、ガードロープ31に過剰な外力(過負荷)等が後述の如く作用したときに剪断され、ガードロープ31の先端部31Aが上蓋17のロープ固定穴17Aから解放されて下方へと抜け落ちるのを許す。これにより安全ピン32は、ガードロープ31を介して支柱12,13、スライダ19,20等に過負荷が作用するのを防ぎ、ガード装置11全体を破損事故等から守るものである。
【0061】
また、安全ピン32が剪断(破断)されたようなときには、図4に示す如く上蓋17上に着脱可能に設けられた平板状のカバー18を取外すことにより、安全ピン32の交換作業を行い、ガードロープ31の先端部31Aを再び上蓋17のロープ固定穴17Aに抜止め状態で取付けることができる。
【0062】
33は一方の支柱12側に設けられたロープ駆動装置で、該ロープ駆動装置33は、図3に示す如く支柱12の上端側に上蓋16を介して着脱可能に設けられた箱形状のヘッドケース34と、該ヘッドケース34内に設けられた回転源となる電動モータ35と、後述の回転ドラム36等とにより構成されている。
【0063】
また、ヘッドケース34の底部側には、図7に示す如くガードロープ31が隙間をもって挿通される大径の挿通穴34Aが穿設されている。そして、回転ドラム36から延びるガードロープ31は、ヘッドケース34の挿通穴34A、上蓋16の挿通穴16A等を介して下向きに垂下され、図3に示す如くスライダ19のプーリ26等に巻回されるものである。
【0064】
36はロープ駆動装置33の一部を構成する回転ドラムで、該回転ドラム36は、図3に示す如く電動モータ35によって回転駆動され、その外周側に巻回されたガードロープ31の長さ方向一側を巻取り、巻出し操作するものである。即ち、ガードロープ31は、回転ドラム36が一方向に回転されるときに巻取り操作され、逆方向に回転されるときには、スライダ19側に向けて下向きに巻出されるものである。
【0065】
37は図2に示すようにヘッドケース34の外側面に設けられた操作部で、該操作部37は、例えば給油所の作業員がキー(図示せず)を挿入するための鍵穴等を有し、このキーを用いた手動操作により電動モータ35に電源(図示せず)を投入して回転ドラム36を回転駆動する。これによって、ロープ駆動装置33は、操作部37の手動操作により作動され、ガードロープ31を前述した上昇位置と下降位置との間で選択的に昇降動作させるものである。
【0066】
38は遠隔操作用の制御装置で、該制御装置38は、図2に示す如く無線用のアンテナ39等を備え、例えば給油所の閉店後に後述の如くタンクローリ車の乗務員が単独荷卸し作業等を行う場合に、ロープ駆動装置33を無線信号に従って遠隔操作(制御)するものである。この場合、単独荷卸し作業等を行うタンクローリ車の運転室側には無線器(図示せず)が装備されている。
【0067】
そして、単独荷卸し作業等を行うタンクローリ車の乗務員は、タンクローリ車に搭乗したままの状態で前記無線器を用いて無線信号を送出すると、制御装置38は、アンテナ39を通じて無線信号を受信し、ロープ駆動装置33の電動モータ35を選択的に駆動または停止させる。
【0068】
これにより、回転ドラム36によるガードロープ31の巻取り、巻出し動作が遠隔制御され、支柱12,13内のスライダ19,20と共にガードロープ31が、前記無線器による遠隔操作に従って前述した上昇位置と下降位置とに選択的に移動されるものである。
【0069】
40はヘッドケース34上に設けられた警報装置となる回転灯で、該回転灯40は、例えばロープ駆動装置33の電動モータ35が駆動されるとき等に内蔵の照明具(図示せず)を点灯状態で回転させ、例えば黄色光等を回転灯40の周囲に照射する。これにより、回転灯40は、例えば単独荷卸し作業等を行う作業者(タンクローリ車の乗務員等)にロープ駆動装置33が作動中であることを報知するものである。
【0070】
41は一方の支柱12内に設けられた昇降検出体で、該昇降検出体41は、図3に示す如く支柱12内を上,下方向に延びる長尺パイプ42と、該長尺パイプ42の下端側から下方に延び底蓋14のガイド板部14Aにより上,下に摺動可能に支持されたロッド43と、該ロッド43の下端側に螺合して設けられレバー44が一体に形成されたばね受45と、後述のレバー48およびロッド49等とにより構成されている。
【0071】
この場合、昇降検出体41のばね受45と底蓋14との間には、図5に示す如くスプリング46が配設され、該スプリング46は底蓋14上で昇降検出体41全体を下側から弾性的に支持している。そして、スライダ19が図5中の矢示B方向に支柱12内を下降してくるときには、スライダ19のプレート22に設けた折曲げ部22Bがレバー44に当接することにより、スプリング46は弾性的に圧縮変形され、昇降検出体41が下向きに変位するのを許すものである。
【0072】
47,47はレバー44を挟むように底蓋14に設けられた一対のピンで、該各ピン47は、図6に示す如くレバー44がロッド43の周囲で回転するのを規制し、昇降検出体41全体を支柱12内で廻止め状態に保持するものである。
【0073】
48は昇降検出体41の一部を構成する上側のレバーで、該レバー48は、図7に示す如く基端側の有底筒部48Aが長尺パイプ42の上端側にロッド49を介して設けられている。また、レバー48の有底筒部48A内にはロッド49を介して中空のばね受筒50が挿入して設けられ、該ばね受筒50の上端側は上蓋16の挿通穴16B内に摺動可能に挿嵌されている。
【0074】
51は昇降検出体41のばね受筒50と上蓋16の底部との間に設けられた上側のスプリングで、該スプリング51は、図7に示す如く昇降検出体41のレバー48をばね受筒50を介して下向きに付勢するものである。そして、スプリング51は、スライダ19が支柱12内を図7中の矢示A方向に上昇してきたときに、スライダ19のプレート22に設けた折曲げ部22Aをレバー48に当接させた状態に保持する。
【0075】
そして、支柱12,13内のスライダ19,20が図3、図4中に実線で示す上昇位置まで共に矢示A方向に上昇したときには、ガードロープ31に付与される張力によりレバー48がスライダ19(折曲げ部22A)を介して矢示A方向へと上向きに押上げられるのを、スプリング51が弾性的に圧縮変形されることにより許すことになる。
【0076】
この場合、駆動側のスライダ19は従動側のスライダ20よりも先に支柱12内を上昇移動し、その後に従動側のスライダ20が支柱13内を上昇移動する傾向がある。そこで、スプリング51は、スライダ19,20が共に上昇位置となったときに弾性的に圧縮変形され、昇降検出体41全体が上向きに変位するのを許すものである。
【0077】
52はロッド49の上端に設けられた検出対象物となるドッグ、53,54は該ドッグ52の変位を検出する検出器としてのリミットスイッチで、該リミットスイッチ53,54は、昇降検出体41の上,下動に伴ってドッグ52が図7中に二点鎖線で示す位置52A,52Bまで変位したときに、これを検出してロープ駆動装置33の作動を自動的に停止させるものである。
【0078】
本実施の形態による給油所用のガード装置11は上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
【0079】
まず、給油所の閉店時には、例えば給油所の作業員が図2に示すヘッドケース34の操作部37にキーを挿入し、このキーを用いた手動操作によりロープ駆動装置33の電動モータ35に電源を投入する。
【0080】
これにより、電動モータ35で回転ドラム36を回転駆動でき、ガードロープ31の長さ方向一側を回転ドラム36の外周側に巻取るように動作させる。このため、ガードロープ31には十分な張力を付与でき、支柱12内のスライダ19をガードロープ31と共に上向きに駆動することができる。
【0081】
そして、駆動側のスライダ19が支柱12内を図7中の矢示A方向に上昇してきたときには、スライダ19のプレート22に設けた折曲げ部22Aをレバー48に当接させ、スプリング51によりレバー48をこの当接状態に保持する。また、このときには従動側のスライダ20が、ガードロープ31に付与された張力により支柱13内を上向きに駆動され、図4中に実線で示す上昇位置まで移動して支柱13側の上蓋17に当接する。
【0082】
このため、ガードロープ31の張力は、駆動側のスライダ19をさらに上向きに押し上げるように作用し、図7に示すスプリング51をこの力で弾性的に圧縮変形させる。これにより、昇降検出体41全体がスプリング51に抗して上向きに変位するように動作される。
【0083】
そして、昇降検出体41の上端側に設けたドッグ52が、図7中に二点鎖線で示す位置52Aまで変位したときには、上側のリミットスイッチ53によりドッグ52の変位を検出でき、ロープ駆動装置33の電動モータ35を自動的に停止させることができる。なお、電動モータ35が停止するまでは、図2に示す回転灯40が回転しつつ点灯され、ガードロープ31が上昇移動していることを報知する。
【0084】
これにより、給油所のガード装置11は、スライダ19,20間に位置するガードロープ31の長さ方向中間部分を、図2ないし図4に示す如く支柱12,13間で上昇位置に架け渡すように保持でき、例えば給油所の閉店時等に敷地1内へと車両が不法に侵入するのを遮断または防止することができる。
【0085】
次に、給油所を開店するときには、作業員が再び操作部37を前記キー等で手動操作してロープ駆動装置33の電動モータ35に電源を投入する。そして、このときには電動モータ35が、回転ドラム36からガードロープ31を巻出すように動作し、ガードロープ31の張力が大きく低下する。
【0086】
このため、支柱12,13内のスライダ19,20が、その自重により図3、図4中に二点鎖線で示す下降位置まで移動する。この場合、従動側のスライダ20は駆動側のスライダ19よりも大なる重量に形成されているので、従動側のスライダ20が先に下降位置まで移動し、その後に駆動側のスライダ19が下降位置まで移動する。
【0087】
そして、支柱12内に設けた昇降検出体41は、スライダ19が図5中の矢示B方向に支柱12内を下降してくるときに、スライダ19のプレート22に設けた折曲げ部22Bがレバー44に当接することにより、スプリング46を弾性的に圧縮変形させ、昇降検出体41全体がスプリング46に抗して下向きに変位するようになる。
【0088】
これにより、昇降検出体41の上端側に設けたドッグ52は、図7中に二点鎖線で示す位置52Bまで下向きに変位し、このときには下側のリミットスイッチ54によりドッグ52の変位を検出でき、ロープ駆動装置33の電動モータ35を自動的に停止できる。なお、この場合も電動モータ35の作動中は、図2に示す回転灯40が回転しつつ点灯され、ガードロープ31が上昇移動していることを報知する。
【0089】
そして、ガードロープ31は、スライダ19,20間に位置する中間部分が図3、図4中に二点鎖線で示すように支柱12,13間の下降位置まで降ろされ、給油所の境界線上に位置する排水溝9内に収納される。これにより、給油所の敷地1内には、ガードロープ31に邪魔されることなく車両が出入りできるものである。
【0090】
また、給油所の開店時には、顧客が運転する乗用車等の車両を図1に例示した出入り口5側からアイランド7の位置まで誘導し、当該車両をアイランド7に横付けさせるように停車させた状態で給油作業を行うことができる。そして、この給油作業時には、計量機8に付設の給油ノズルを用いて車両の燃料タンク内へと油液を、顧客の要求に応じた給油量で給油することができる。
【0091】
一方、給油所の閉店後に夜間遅くなって、例えばタンクローリ車の乗務員が単独荷卸し作業等を行う場合には、車両の運転室側に予め装備した無線器を乗務員が遠隔操作することにより、タンクローリ車に搭乗したままの状態で無線信号を送出できる。
【0092】
そして、このときにはヘッドケース34側に設けた制御装置38により、アンテナ39を通じて無線信号を受信でき、ロープ駆動装置33の電動モータ35を遠隔操作で駆動制御することができる。これにより、回転ドラム36によるガードロープ31の巻取り、巻出し動作を遠隔制御でき、支柱12,13内のスライダ19,20と共にガードロープ31を、前述した上昇位置と下降位置とに選択的に移動できる。
【0093】
このため、タンクローリ車の乗務員は、運転室内に搭乗したままの状態でガード装置11のロープ駆動装置33を遠隔操作でき、例えばガードロープ31を下降位置まで移動させた状態で、タンクローリ車を給油所の敷地1内へと搬入して乗り入れることができる。
【0094】
そして、タンクローリ車の乗務員は、敷地1内における単独荷卸し作業を十分な余裕をもって行うことができ、単独荷卸し作業の終了後には、タンクローリ車を給油所の敷地1から搬出させた状態で、再び前記無線器を遠隔操作することにより、タンクローリ車に搭乗したままの状態でガード装置11のロープ駆動装置33を自動的に作動させることができる。
【0095】
これにより、ガードロープ31を支柱12,13内のスライダ19,20と共に前述した上昇位置まで移動させることができ、従来技術のように、防犯用のチェーンを張り巡らす面倒な作業を不要できる。そして、閉店後の給油所内に車両が不法に侵入するのを、ガードロープ31を上昇位置に保持することによって良好に防ぐことができ、給油所の防犯性、保安性等を向上できる。
【0096】
従って、本実施の形態によれば、支柱12,13内のスライダ19,20と共にガードロープ31を上昇位置と下降位置との間で選択的に移動させることができ、例えば給油所の閉店後に単独荷卸し作業を行う作業者等の負担を大幅に軽減できる。そして、このような単独荷卸し作業時の安全性を良好に確保することができ、全体の作業性を確実に向上できる。
【0097】
また、給油所の開店時等には、支柱12,13内のスライダ19,20と共にガードロープ31を下向きに下降させることにより、その下降位置ではガードロープ31を給油所の敷地1で境界線側に位置する排水溝9内に収納しておくことができ、給油所内に出入りする車両の通行にガードロープ31が邪魔になるのを防ぐことができる。
【0098】
これにより、給油所の開店時における営業活動をを遅滞なく円滑に行うことができる。また、従来技術で述べたような防犯用のチェーン等の取付け、取外しによる面倒な作業を廃止でき、これらのチェーン等を特別に保管するための場所を不要にできると共に、給油所の省スペース化等を図ることができる。
【0099】
また、一方の支柱12内に設けられた駆動側のスライダ19に対し、他方の支柱13内に設けられた従動側のスライダ20をより大なる重量に形成しているので、ロープ駆動装置33によるガードロープ31の巻取り、巻出し操作時に他方の支柱13内において、上蓋17側の安全ピン32(ロープ固定部)とスライダ20のプーリ26との間でガードロープ31に弛み等が発生するのを、追加ウエイト30等によるスライダ20の自重によって抑えることができる。
【0100】
そして、従動側のスライダ20には、ガイド面13C側の各ローラ24と共にスライダ20が支柱13内で斜めに傾いたりするのを抑えるバックアップローラ28を設けているので、ガードロープ31の張力が小さくなって弛み等が発生し易くなったときでも、支柱13内でスライダ20が斜めに傾いたりするのを防止でき、スライダ20が支柱13のガイド面13C,13Dに沿って滑らかに上,下動するのを補償できる。
【0101】
これにより、支柱12,13内でそれぞれのスライダ19,20をガードロープ31と共に滑らかに上,下動させることができ、一方の支柱12内に設けた昇降検出体41、リミットスイッチ53,54による検出動作を安定させ、スライダ19,20がガードロープ31と共に予め決められた上昇位置と下降位置とに昇降したか否かを安定して検出できると共に、これらを上昇位置と下降位置とで安定して自動停止させることができる。
【0102】
また、ガードロープ31を図2に示す上昇位置に保持し、不法な車両侵入を規制している状態で、例えば車両の誤った運転操作等によりガードロープ31に過剰な外力(過負荷)等が作用したときには、支柱13側で安全ピン32を剪断ないし破断することによって、ガードロープ31の先端部31Aを上蓋17のロープ固定穴17Aから解放し、フリーな状態におくことができる。
【0103】
このように過負荷防止具として安全ピン32を用いることにより、ガードロープ31を介して支柱12,13、スライダ19,20等に過負荷が作用するのを防止でき、ガード装置11を破損事故等から守ることができる。また、安全ピン32の破断時には、図4に示す如く上蓋17上に着脱可能に設けられた平板状のカバー18を取外すことにより、安全ピン32の交換作業を行い、ガードロープ31の先端部31Aを再び上蓋17のロープ固定穴17Aに抜止め状態で取付けることができる。
【0104】
次に、図11は本発明の第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、給油所の敷地の境界線に沿って2つのガード装置を設ける構成としたことにある。
【0105】
図中、61は給油所の敷地で、この敷地61は、第1の実施の形態で述べた敷地1とほぼ同様に構成され、例えば右側の側壁62と後壁63とからなる防火壁によって隣接地との間が区画されている。
【0106】
そして、給油所の敷地61は、後述の排水溝67,68側が車道等の道路(図示せず)に面した車両の出入り口となっている。また、この敷地61には、後壁63側に事務所64が設けられ、事務所64の前側には、地下タンク(図示せず)の上側に位置して給油所のアイランド65が設けられている。そして、このアイランド65上には、複数の計量機66,66,…が設置されている。
【0107】
67,68は給油所の敷地61に設けられた2つの排水溝で、該排水溝67,68は、第1の実施の形態で述べた排水溝9とほぼ同様に構成され、敷地61の境界線に沿って細長く延びるように形成されている。しかし、この場合の排水溝67は、給油所の後壁63とはアイランド65と挟んで反対側に位置する前側の境界線に沿って形成され、排水溝68は、給油所の側壁62とはアイランド65と挟んで反対側に位置する左側の境界線に沿って形成されている。
【0108】
そして、これらの排水溝67,68は、敷地61の左前側に位置する角隅69において互いに連通し、給油所の敷地61内で発生した洗浄水、雨水等を、コンクリートからなる敷地61の床面から捕集しつつ外部へと排出するものである。
【0109】
71は給油所の敷地61に排水溝67に沿って設けられたガード装置で、該ガード装置71は、第1の実施の形態で述べたガード装置11と同様に構成され、支柱72,73、ガードロープ74およびロープ駆動装置75等を備えているものである。そして、これらの支柱72,73、ガードロープ74およびロープ駆動装置75は、第1の実施の形態で述べた支柱12,13、ガードロープ31およびロープ駆動装置33と同様に構成されている。
【0110】
しかし、この場合のガード装置71は、敷地61の角隅69側に設けた支柱73が排水溝67内に収納可能な構成となっている。即ち、給油所の開店時には、顧客が運転する車両が角隅69の位置を通過して敷地61内へと出入りすることがる。このため、支柱73は、角隅69の近傍位置に起伏可能に設置されているものである。
【0111】
そして、給油所の開店時には、支柱73が必要に応じて排水溝67内へと傾転して倒され、排水溝67内にガードロープ74と共に収納される。この点は後述の支柱78についても同様である。このため、顧客が運転する車両等は、角隅69の位置を通過して敷地61内へと出入りでき、給油所における営業活動を円滑に行うことができるものである。
【0112】
また、給油所の閉店時には、支柱73が排水溝67の位置から上向きに立上げられ、この状態で支柱72との間にガードロープ74を架け渡す(ガードロープ74を上昇位置に配置する)ことにより、前述した第1の実施の形態と同様に敷地61内への車両侵入を防ぐことができる。
【0113】
76は給油所の敷地61に排水溝68に沿って設けられた他のガード装置で、該ガード装置76も、第1の実施の形態で述べたガード装置11と同様に構成され、支柱77,78、ガードロープ79およびロープ駆動装置80等を備えている。そして、この場合のガード装置76は、敷地61の角隅69側に設けた支柱78が起伏可能に設置され、必要に応じて排水溝68内に倒し込むように収納されるものである。
【0114】
かくして、このように構成される本実施の形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができ、給油所の閉店時における敷地61内への不法な車両侵入を防ぐことができ、給油所の防犯性、保安性を向上することができる。
【0115】
しかも、本実施の形態にあっては、敷地61の角隅69側に設けた支柱73,78を起伏可能な構成とすることにより、給油所の開店時には支柱73,78をガードロープ74,79と共に排水溝67,68内に収納でき、給油所の開店時における営業活動を円滑に行うことができる。
【0116】
なお、前記第2の実施の形態では、給油所の排水溝67,68に沿って2つのガード装置71,76を設ける場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばガード装置71,76のうちいずれか一方のガード装置を廃止し、この廃止した位置には従来技術で述べた防犯用のチェーン等を張り巡らす構成としてもよい。
【0117】
また、ガード装置71,76は、必ずしも排水溝67,68の長さ方向にほぼ全長にわたって配置する必要はなく、例えば単独荷卸し作業を行うタンクローリ車が通過可能な範囲にわたってのみ排水溝の長さ方向にガード装置を設ける構成としてもよい。そして、この点は第1の実施の形態についても同様である。
【0118】
また、前記第1の実施の形態では、ガードロープ31の先端部31Aを上蓋17の底部側に安全ピン32を用いて固定し、ガードロープ31に大きな外力が付加されたときには、安全ピン32を破断して過負荷の発生を防止するものとして説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばロープ駆動装置33の電動モータ35が過負荷の発生時に空転する構成としてもよい。
【0119】
そして、この場合にはガードロープ31の先端部31Aを上蓋17の底部側に頑丈に固定することができ、安全ピン32等の過負荷防止具を用いる必要はなくなるものである。また、この点は第2の実施の形態についても同様である。
【0120】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1に記載の発明によれば、給油所の閉店時に敷地内への車両侵入を防ぐためのガード装置を、給油所の境界線に沿って細長く延びた凹溝からなる排水溝に沿って互いに離間して設けられる一対の支柱と、該一対の支柱に沿って上,下方向に昇降される一対の昇降体と、これらの昇降体間に設けられるガードロープとにより構成し、前記各支柱は、下端側が前記排水溝内に挿入して設けられ該排水溝の位置から上向きに延びた中空の筒状体により構成し、該筒状体からなる各支柱には、下端側が前記排水溝内に開口して該排水溝の位置から上向きに延び前記ガードロープが挿通されるロープ挿通穴を形成し、前記各昇降体は、該ロープ挿通穴内に挿通された前記ガードロープと共に支柱内に昇降可能に収容して設ける構成としているので、給油所の排水溝に沿って左,右に離間した左,右の支柱間で、ガードロープを左,右の昇降体と共に上,下に昇降することができ、その上昇位置では左,右の支柱間にガードロープを架け渡すようにして、給油所の敷地内に対する車両の不法な侵入を禁止することができる。
【0121】
また、給油所の開店時等には、左,右の昇降体を各支柱のガイド部に沿って下向きに下降させることにより、最も下降した位置ではガードロープを給油所の境界線側に位置する排水溝内に収納することができる。この結果、車両の通行にガードロープが邪魔になるのを防ぐことができ、給油所の営業活動を円滑に行うことができる。そして、例えば給油所の閉店後に行う単独荷卸し作業時にも作業者等の負担を大幅に軽減でき、その作業性を確実に高めることができる。しかも、筒状体からなる支柱内に昇降体を上,下動可能に収容でき、当該ガード装置全体をコンパクトに形成して外観形状を高めることができる。
【0122】
また、請求項2に記載の発明によると、筒状体からなる支柱の内部には、昇降体が該支柱内で上,下に昇降するのをガイドするガイド部を設ける構成しているので、筒状体からなる支柱内昇降体をガイド部に沿って滑らかに上,下動することができ、当該ガード装置全体をコンパクトに形成して外観形状を高めることができる。
【0123】
一方、請求項3に記載の発明は、一対の支柱のうち一方の支柱に、ガードロープの長さ方向一側が巻取り、巻出し可能に巻回される回転ドラムを設け、他方の支柱には、前記ガードロープの長さ方向他側が固定されるロープ固定部を設ける構成としているので、一方の支柱側に設けた回転ドラムを回転させてガードロープを巻取るときには、他方の支柱側に設けたロープ固定部との間でガードロープに張力を付与しつつ、このときの張力で左,右の昇降体を各支柱に沿って上向きに引張り上げるように駆動でき、これらの昇降体間でガードロープを上昇位置へと移動することができる。また、回転ドラムからガードロープを巻出したときには、ガードロープの張力が失われるに従って、左,右の昇降体が自重により各支柱に沿って下向きに移動するようになるので、これらの昇降体間に位置するガードロープも昇降体と共に下降し、その下降位置で給油所の排水溝内にガードロープを収納するように配置できる。
【0124】
また、請求項4に記載の発明によると、一対の昇降体には、ガードロープの長さ方向中間部分が巻回され該ガードロープの移動に追従して回転されるプーリをそれぞれ設ける構成としているので、各昇降体に設けたプーリをガードロープの移動に追従して回転させ、昇降体とガードロープとの間の摩擦抵抗等を小さく減じることができ、回転ドラムによるガードロープの巻取り、巻出し動作に従って昇降体を支柱の上,下方向に円滑に昇降動作させることができる。
【0125】
また、請求項5に記載の発明は、一対の昇降体のうち他方の支柱側に設けた昇降体を、一方の支柱側に設けた昇降体よりも大なる重量に形成する構成としているので、回転ドラムによるガードロープの巻取り、巻出し動作に伴ったガードロープの張力変化を左,右の昇降体に良好に伝えることができ、左,右の昇降体を各支柱に沿って滑らかに昇降駆動することができる。
【0126】
さらに、請求項6に記載の発明によると、一方の支柱には、回転ドラムを回転駆動する回転源と、外部からの無線信号に従って該回転源の作動を制御する制御装置とを設ける構成としているので、例えば給油所の閉店後に単独荷卸し作業等を行う場合でも、タンクローリ車の乗務員はタンクローリ車に搭乗したままの状態で無線信号を制御装置に送出でき、回転ドラムによるガードロープの巻取り、巻出し動作を遠隔制御できると共に、単独荷卸し作業時の負担を大幅に軽減でき、その作業性を確実に高めることがことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるガード装置が設けられた給油所を示す平面図である。
【図2】図1中のガード装置を拡大して示す斜視図である。
【図3】ロープ駆動装置が設けられた一方の支柱側を図2中の矢示 III−III 方向からみた縦断面図である。
【図4】ガードロープの先端部が固定された他方の支柱側を図2中の矢示IV−IV方向からみた縦断面図である。
【図5】図3中の底蓋側を拡大して示す要部断面図である。
【図6】一方の支柱を図5中の矢示VI−VI方向からみた断面図である。
【図7】図3中の上蓋側を拡大して示す要部断面図である。
【図8】駆動側のスライダを拡大して示す縦断面図である。
【図9】駆動側のスライダを図8中の矢示IX−IX方向からみた断面図である。
【図10】従動側のスライダ等を拡大して示す図4中の要部断面図である。
【図11】第2の実施の形態によるガード装置が設けられた給油所を示す平面図である。
【符号の説明】
1,61 敷地
6,64 事務所
7,65 アイランド
8,66 計量機
9,67,68 排水溝
11,71,76 ガード装置
12,13,72,73,77,78 支柱
12B,13B ロープ挿通穴
12C,13C ガイド面(ガイド部)
14,15 底蓋
16,17 上蓋
18 カバー
19,20 スライダ(昇降体)
21,22 プレート
23 シャフト
24 ローラ
25 ベアリング
26 プーリ
27 ウエイト
28 バックアップローラ
30 追加ウエイト
31,74,79 ガードロープ
32 安全ピン(ロープ固定部)
33,75,80 ロープ駆動装置
34 ヘッドケース
35 電動モータ(回転源)
36 回転ドラム
37 操作部
38 制御装置
39 アンテナ
40 回転灯
41 昇降検出体
44,48 レバー
46,51 スプリング
52 ドッグ(検出対象物)
53,54 リミットスイッチ

Claims (6)

  1. 給油所の閉店時に敷地内への車両侵入を防ぐため当該敷地の境界線に沿って細長く延びた凹溝からなる排水溝側に設けられる給油所用ガード装置において、
    前記給油所の排水溝に沿って互いに離間して設けられ上,下方向に延びるガイド部を有した一対の支柱と、
    該一対の支柱にそれぞれ設けられ前記ガイド部に沿って上,下方向に昇降される一対の昇降体と、
    前記給油所の排水溝に沿って延びるように該一対の昇降体間に設けられるガードロープとを備え、
    該ガードロープは、前記各昇降体上昇位置となったときに前記各支柱の間で排水溝の上方に掛け渡されて前記車両の侵入を防ぎ、最も下降した位置では前記給油所の排水溝内に収納される構成とし、
    前記各支柱は、下端側が前記排水溝内に挿入して設けられ該排水溝の位置から上向きに延びた中空の筒状体により構成し、
    該筒状体からなる各支柱には、下端側が前記排水溝内に開口して該排水溝の位置から上向きに延び前記ガードロープが挿通されるロープ挿通穴を形成し、
    前記各昇降体は、該ロープ挿通穴内に挿通された前記ガードロープと共に前記支柱内に昇降可能に収容して設ける構成としたことを特徴とする給油所用ガード装置。
  2. 前記筒状体からなる支柱の内部には、前記昇降体が該支柱内で上,下に昇降するのをガイドするガイド部を設ける構成としてなる請求項1に記載の給油所用ガード装置。
  3. 前記一対の支柱のうち一方の支柱には、前記ガードロープの長さ方向一側が巻取り、巻出し可能に巻回される回転ドラムを設け、他方の支柱には、前記ガードロープの長さ方向他側が固定されるロープ固定部を設け、前記一対の昇降体は、前記回転ドラムによるガードロープの巻取り、巻出し動作に従い前記各支柱のガイド部に沿って上,下に昇降する構成としてなる請求項1または2に記載の給油所用ガード装置。
  4. 前記一対の昇降体には、前記一方の支柱側に設けた回転ドラムと前記他方の支柱側に設けたロープ固定部との間で前記ガードロープの長さ方向中間部分が巻回され該ガードロープの移動に追従して回転されるプーリをそれぞれ設けてなる請求項3に記載の給油所用ガード装置。
  5. 前記一対の昇降体のうち他方の支柱側に設けた昇降体は、前記一方の支柱側に設けた昇降体よりも大なる重量に形成してなる請求項3または4に記載の給油所用ガード装置。
  6. 前記一方の支柱には、前記回転ドラムを回転駆動する回転源と、外部からの無線信号に従って該回転源の作動を制御する制御装置とを設ける構成としてなる請求項3,4または5に記載の給油所用ガード装置。
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