JP3808771B2 - 皮膚貼付用粘着シートおよびその製造方法 - Google Patents

皮膚貼付用粘着シートおよびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エラストマーフィルムを用いた皮膚貼付用粘着シート、およびその製造方法に関するものである。詳しくは、製造過程での加工性と貼付時の操作性の両方に優れ、さらに貼付後に屈曲した被着体にも充分に追従できる柔軟性を有した皮膚貼付用粘着シートおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、皮膚のような曲面でかつ可動性、屈曲性を持った表面に対して適用される粘着シートの支持体(支持体とは粘着剤層を支持するものである。)には、皮膚に対する追随性を満たすために高いゴム弾性を持ったポリウレタンのようなエラストマーフィルムが頻繁に使用されている。また、このような粘着シートには、貼付時の違和感や、発汗を妨げることによって起こるカブレなどの皮膚刺激を低減するため、高い透湿度や柔軟性が要求される。そのため、皮膚貼付用の粘着シートに用いられる支持体には、低応力かつ極薄にする必要があり、おおむね50%伸張時のモジュラスが10N/mm2以下で、かつ厚みが70μm以下のエラストマーフィルムが多く使用されている。
【0003】
上記のようにエラストマーフィルムを用いた粘着シートは、低応力かつ極薄であるため、必然的に製造時の加工性や貼付時の操作性に劣る。そこで、この問題を解決するために、エラストマーフィルムを補強する目的で、例えば合成樹脂や紙のようなフィルム(以下、担持フィルムとする)にエラストマーフィルムを仮着担持させた、粘着剤層/エラストマーフィルム/担持フィルムの3層構造の粘着シートが提案されている。そして、この粘着シートの使用する際には、粘着剤層を目的部位に貼付した後、エラストマーフィルムから担持フィルムを剥離除去できるように設計されているのである。
【0004】
ところで、上記のような皮膚貼付用粘着シートでは、使用時に担持フィルムをエラストマーフィルムから剥離除去するという観点からは、エラストマーフィルムと担持フィルム間の接着力は極力低いことが望ましい。しかし、上記接着力があまりに低いと、製造時にエラストマーフィルムと担持フィルムが剥がれてしまうなどの問題が生じる。よって、このような粘着シートでは、使用時の操作性と製造時の加工性のバランスに優れたエラストマーフィルムと担持フィルム間の接着力が必要とされるが、このような接着力の許容範囲は大変狭く、安定して調整するのは至難の業である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであって、製造時においては、エラストマーフィルムと担持フィルムが容易に剥離しない接着性を有するとともに、使用時には、エラストマーフィルムと担持フィルム間の接着力が低下し、容易に担持フィルムをエラストマーフィルムから除去できるという、加工性と操作性に優れた皮膚貼付用粘着シートとその製造方法を提供するものである。
【0006】
そこで、本発明者らは上記課題を達成するために鋭意検討をした結果、特定の粘着剤と相溶する常温で液体やペースト状の成分が、粘着シート製造後に担持フィルムに存在することによって、エラストマーフィルムと担持フィルム間の接着力が適度に低下し、製造性、使用時の操作性の両方に優れることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明はエラストマーフィルムの片面に担持フィルムを設けてなる積層フィルムのエラストマーフィルム側に、粘着剤層が形成された粘着シートであって、該粘着剤層はアクリル系重合体を主成分としており、この重合体と相溶する常温で液状ないしはペースト状の成分が、上記粘着剤層および担持フィルムの両方に存在しており、担持フィルムが剥離可能な状態でエラストマーフィルムの片面に形成されていることを特徴とする皮膚貼付用粘着シートを提供するものである。
【0008】
また、本発明は、エラストマーフィルムの片面に担持フィルムを設けてなる積層フィルムのエラストマーフィルム側に、アクリル系重合体と相溶する常温で液状ないしはペースト状の成分を含有した、アクリル系の粘着剤を塗布し、次いで粘着剤に含有された上記成分の一部を、担持フィルム側に移行させて存在せしめることを特徴とする請求項1〜9いずれか記載の皮膚貼付用粘着シートの製造方法を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の皮膚貼付用粘着シートの構成と使用方法の一例を、図1および2を用いて説明する。本発明の粘着シートAは、図2のように担持フィルム4、エラストマーフィルム3、粘着剤層2を順に積層した3層構造から成り、粘着剤層2および担持フィルム4に常温で液状ないしペースト状の成分が存在しているものである。なお、本発明において常温で液状ないしペースト状の成分が担持フィルムに存在しているとは、エラストマーフィルム側の担持フィルム表面にのみ常温で液状ないしペースト状の成分が存在することも含んでいる。また、本発明の皮膚貼付用粘着シートAは、粘着剤層表面の汚染を防ぐために、使用直前まで粘着剤層2表面を、シリコーン処理などを施した剥離紙1によって被覆してしておくのがよく、さらに、この剥離紙の剥離を容易にするために切れ目5を設けることがより好ましい。そして、この粘着シート使用方法としては、まず剥離紙1を粘着シートAから剥離し、粘着剤層2表面を皮膚へ貼付した後に担持フィルム4を除去して用いる。このような構成と使用方法の粘着シートは、皮膚への追従性が大変優れているだけでなく、貼付前には担持フィルムによってエラストマーフィルムが補強されているので、取扱い性にも優れたものである。
【0010】
次に本発明の粘着シートの製造方法の実例および構成成分について説明する。なお、本明細書における常温、常湿とは、23℃、60%RHのことである。
【0011】
本発明のような皮膚貼付用粘着シートは、通常、まずエラストマーフィルムと担持フィルムの積層フィルム(以下、積層フィルムという)を作製し、このエラストマーフィルム側に常温で液状ないしペースト状の成分を含有した粘着剤層を形成するという順で作製される。具体的には、まず積層フィルムの作製方法としては、T-ダイやインフレーションダイによる溶融押出し法や、溶液にしてキャスティング後、乾燥する方法、またカレンダーロールなどの方法が挙げられる。また、この積層フィルムの作製過程において、担持フィルム面に後述するコロナ処理等を施す場合には、予め作製しておいた担持フィルム上にエラストマーフィルムを上記方法によって形成するのがより好ましい。そして、上記の方法で作製された積層フィルムのエラストマーフィルム側に粘着剤層を形成する方法としては、エラストマーフィルム面に粘着剤を直に塗布する方法、また、剥離紙上に粘着剤層を形成しておき、この粘着剤層面と積層フィルムのエラストマーフィルム面とを貼り合せる方法などが挙げられる。上記のようにして作製された本発明の皮膚貼付用粘着シートは、そのままロール状に巻き取られた形状や、所定の形に打抜き切断された形状でも簡便に貼付操作できるが、操作性をさらに向上させるために、担持フィルムおよび剥離紙どちらかの一部を切断する所謂ハーフカット加工を施したり、また、担持フィルムおよび剥離紙両方の一部を切断除去する加工を施してもよい。
【0012】
本発明の粘着シートのエラストマーフィルムは、その柔軟性と透湿性によって、貼付時の皮膚への優れた追従性と、皮膚刺激を低減する効果を付与するものである。また、本発明の粘着シートは、粘着剤層と担持フィルムに常温で液状ないしペースト状の成分が存在していることが必須要件であるが、エラストマーフィルムにも移行成分が存在していることがより好ましい。このようなエラストマーフィルムは、屈曲した皮膚にも順応しうる柔軟性を持ったものであれば特に制限はなく、例えばポリエチレン、ポリ塩化ビニル、エチレン―酢酸ビニル共重合体、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン、アクリル重合体などを使用できるが、この内、皮膚からの発汗を妨げないために、特に水蒸気透過性の高いポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン、およびアクリル重合体が好適に用いられる。また、このようなエラストマーフィルムの厚みは好ましくは10〜150μm、さらに好ましくは20〜70μmに設定される。エラストマーフィルムの厚みが10μmに満たないと、剥離時などにフィルムが破れてしまう可能性があり、150μmを超えると、皮膚への追従性や水蒸気透過性に劣る恐れがある。さらに、このエラストマーフィルムの機械的物性は、皮膚に順応する柔軟性の面から、常温常湿での引張試験による測定値において、50%伸長時のモジュラスが0.2〜15N/mm2に設定することが望ましい。
【0013】
本発明における担持フィルムは、上記エラストマーフィルムに積層され、柔軟なエラストマーフィルムを補強して、粘着シートの製造性や操作性を向上させる役割を果たす。また、この担持フィルムは使用時に貼付部位が確認できるような視認性を考慮すると、透明もしくは半透明であることが望ましい。さらに、この担持フィルムは、エラストマーフィルムに対し相対的に高い弾性率を有することが一般的であり、常温常湿での引張試験による測定値において、50%伸長時のモジュラスが2〜200N/mm2となることが好ましく、さらに8〜50N/mm2のものが好ましい。このような担持フィルムの弾性率はエラストマーフィルムの弾性率によって適宜決定するものであるが、エラストマーフィルムの3〜20倍程度の弾性率のものが一般的である。また、担持フィルムのエラストマーフィルムを積層する側には、エラストマーフィルムと適度な接着性を保って積層される必要があるため、各種処理を行っておくことが適切である。このような処理としては、コロナ処理、プラズマ処理、紫外線処理などの処理が例示される。
【0014】
上記のような担持フィルムとして用いられるのは、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンレテフタレートなどのポリエステル、ナイロンなどのポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどが挙げられる。また、これらの単体フィルムだけでなく、紙、不織布、織布、編布、金属箔と積層した複合体のフィルムであっても差し支えないが、このような担持フィルムには、視認性やコストなどの観点からポリオレフィンおよびポリエステルフィルムが用いられることが好ましい。
【0015】
本発明の皮膚貼付用粘着シートにおいて、エラストマーフィルム面に形成される粘着剤層には、皮膚に対する刺激性が低く、水蒸気透過性を高く設定でき、さらに透明性にも優れるアクリル系重合体を主成分とした粘着剤を用いる。これらのアクリル系重合体の具体例としては、モノマーとして(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸デシルなどの(メタ)アクリル酸のアルキルエステルを主成分とし、これに(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル酸エトキシエチル、(メタ)アクリル酸ブトキシエチル、(メタ)アクリル酸エチレングリコールといった親水性のモノマーを一種もしくは二種以上共重合させたものが挙げられる。また、このような粘着剤層の厚さは、皮膚への接着性や追従性、水蒸気透過性の観点から10〜100μmとするのが好ましい。さらに、このような粘着剤層はその粘着特性をより良好にするために、イソシアネート化合物、有機過酸化物、エポキシ基含有化合物、金属キレート化合物といった熱架橋剤による処理や、紫外線、γ線、電子線などの処理によって架橋を施すことが好適である。
【0016】
本発明の皮膚貼付用粘着シートにおいて、上記粘着剤層に含有される常温で液状ないしペースト状の成分は、エラストマーフィルムと担持フィルム間の接着力を調整するために重要な役割を果たす。具体的に一例を説明すると、本発明の皮膚貼付用粘着シート製造時において、上記常温で液状ないしペースト状の成分を含有した粘着剤を積層フィルムのエラストマーフィルム側に塗布すると、常温なら24時間程度の時間経過によって、粘着剤層中の常温で液状ないしペースト状の成分の一部がエラストマーフィルムを介して担持フィルムに移行して、ほぼ平衡状態に達する。この現象によってエラストマーフィルムと担持フィルムの接着力が低下し、製造時には密着していたエラストマーフィルムと担持フィルムが、使用時には剥離可能な状態になるのである。
【0017】
このような常温で液状ないしペースト状の成分としては、アクリル系重合体と相溶するものであれば特に制限はない。例えば、フタル酸、マレイン酸、アジピン酸、ステアリン酸や各種脂肪酸とアルキルアルコールとのエステル類、エチレングリコール、グリセリンなどの多価アルコールとのエステル類などを用いることができる。より具体的には、1価のアルコールのエステルとしては、ジブチルフタレート、ジ2-エチルヘキシルフタレート、ジブチルアジペート、ジ2エチルヘキシルセバケート、ジブチルマレエート、ミリスリン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、イソステアリン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、フタル酸ジエチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、2-エチルへキサン酸セチル、2-エチルヘキサン酸イソセチル、2-エチルヘキサン酸ステアリル、コハク酸ジオクチル等が挙げられる。また、2価以上のアルコールのエステルとしては、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジイソステアリン酸プロピレングリコール、モノカプリル酸グリセリル、トリカプリル酸グリセリル、トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリル、トリカプリン酸グリセリル、トリラウリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリオレイン酸グリセリル、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパンなどを1種もしくは2種以上併用して使用することができる。このような常温で液状ないしペースト状の成分は粘着シートの他の要因などによって適宜決定できるが、アクリル系粘着剤との相溶性の観点から、カルボン酸エステル、さらに好ましくはグリセリン脂肪酸エステルが好適に用いられる。また、常温で液状ないしペースト状の成分の含有量としては、粘着剤やエラストマーフィルムおよび常温で液状ないしペースト状の成分などの材質によって異なるが、通常粘着剤に対して20〜200重量部、坪量にして5〜30g/m2である。
【0018】
ここで、本発明の皮膚貼付用粘着シートにおいて特長とされる、エラストマーフィルムと担持フィルム間の接着力の低下は、具体的にどの程度かについてエラストマーフィルムと担持フィルムの剥離強度を用いて説明する。まず、粘着剤層形成前のエラストマーフィルムと担持フィルム剥離強度は、製造時の加工性の観点から一般的に1.5〜10N/20mmが適当である。そして、粘着剤層中の常温で液状ないしペースト状の成分の一部が、エラストマーフィルムを通して担持フィルム側に移行することによって、上記剥離強度は約0.08〜1.0N/20mmという範囲に低下する。このようなエラストマーフィルムと担持フィルム間の接着力の低下する現象の原因は、必ずしも明らかではないが、粘着剤層中の常温で液状ないしペースト状の成分の一部が、時間経過と共にエラストマーフィルムを通して担持フィルム側へ移行することによって、エラストマーフィルムと担持フィルムの境界にごく弱い界面層(WBL層)が形成されるのではないかと推定される。この常温で液状ないしペースト状の成分の担持フィルムへの移行量は、担持フィルムの単位面積あたり0.1〜5g/m2の範囲のが好適である。移行量が0.1g/m2未満であると、エラストマーフィルムと担持フィルム間の接着力を低下させる効果が充分に得られ難く、逆に、5g/m2を超えると上記フィルム間の接着強度が必要以上に低下し、粘着シートの保存中に担持フィルムの一部がエラストマーフィルムから剥離する可能性があるだけでなく、上記移行量を超えるまで常温で液状ないしペースト状の成分を含有した粘着剤は、その粘着特性も低下して実用性に劣る傾向が見られる。
【0019】
このような担持フィルムへの常温で液状ないしペースト状の成分の移行量の範囲は、常温で液状ないしペースト状の成分の配合量や種類および粘着剤やエラストマーフィルムの厚さや種類などによって調整できるが、より好ましい範囲にするためには、アクリル系重合体からなる粘着剤に対し、常温で液状ないしペースト状の成分として、特にカルボン酸エステルを20〜200重量部、坪量にして5〜30g/m2配合させ、この粘着剤を乾燥後の厚さ10〜100μmとなるように、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタンおよびアクリル重合体などから成る厚さ10〜150μmのエラストマーフィルムの片面に形成する組み合わせが適している。
【0020】
今までの説明では、従来技術の欠点を、常温で液状ないしペースト状の成分を粘着剤層からの移行成分として機能させ、該粘着剤層および担持フィルムの両方に存在させて解決する技術として説明したが、これ以外にも次のような技術を用いても解決できる。例えば、常温で液状ないしペースト状の成分を担持フィルムおよび/またはエラストマーフィルムに含有させておいて、担持フィルムとエラストマーフィルムとの積層フィルムを作製し、このエラストマーフィルム側に粘着剤層を形成することによって、皮膚貼付用粘着シートとしてもよいのである。
【0021】
以下に本発明の実施例を示し、さらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の応用が可能である。なお、以下において、「%」は「重量%」を、「部」は「重量部」を意味するものとする。
【0022】
実施例1
エラストマー樹脂として、ポリエーテルポリウレタン(大日精化工業(株)製、レザミンP-210)を、2軸スクリュー型の混練機で樹脂を加熱溶融させた後、T-ダイ式の押出し機で厚みが30μmになるように押出し、エラストマーフィルムを成型した。次に、担持フィルムとして、コロナ処理を行い、濡れ指数液による測定で表面張力が420N/mmとなるように調整しておいた延伸ポリプロピレンフィルム(グンゼ(株)製、シルファンMT厚み40μm)の該コロナ処理面に、上記エラストマーフィルムをゴムロールを用いて密着させて、エラストマーフィルムと担持フィルムの積層フィルムを得た。
【0023】
次に、イソノニルアクリレート、2-メトキシエチルアクリレート、アクリル酸が65:30:5の重量分率からなる共重合体を主成分とする溶剤型のアクリル系粘着剤100部(固形分)に、常温で液状ないしペースト状の成分としてカプリル酸トリイソグリセライド60部を配合し、さらにイソシアネート系化合物によって熱架橋処理を施した粘着剤層を、乾燥後の厚さが30μmになるように剥離紙上に形成した。次いで、この粘着剤層面と上記積層フィルムのエラストマーフィルム面をゴムロールを用いて貼り合わせた後、60℃で24時間保存し、剥離紙付きの皮膚貼付用粘着シートを得た。
【0024】
実施例2
エラストマー樹脂として、ポリエーテルポリウレタン(BASFポリウレタンエラストマー(株)製、エラストランOH3-37)を用い、カプリン酸トリグリセライドの量を50部とした以外は、実施例1と同様にして剥離紙付きの皮膚貼付用粘着シートを得た。
【0025】
実施例3
カプリル酸トリグリセライドの量を100部とした以外は、実施例1と同様にして剥離紙付きの皮膚貼付用粘着シートを得た。
【0026】
実施例4
カプリル酸トリグリセライドの量を30部とした以外は、実施例1と同様にして剥離紙付きの皮膚貼付用粘着シートを得た。
【0027】
実施例5
カプリル酸トリグリセライドの量を10部とした以外は、実施例1と同様にして剥離紙付きの皮膚貼付用粘着シートを得た。
【0028】
実施例6
カプリル酸トリグリセライドの量を5部とした以外は、実施例1と同様にして剥離紙付きの皮膚貼付用粘着シートを得た。
【0029】
実施例7
担持フィルムとして、コロナ処理を行い濡れ指数液による測定で表面張力が500N/mmに調整した以外は、実施例1と同様にして剥離紙付きの皮膚貼付用粘着シートを得た。
【0030】
実施例8
カプリル酸トリグリセライド60部の代わりに、ミリスチン酸イソプロピルを60部加えた以外は、実施例1と同様にして剥離紙付きの皮膚貼付用粘着シートを得た。
【0031】
比較例1
カプリル酸トリグリセライドを添加しなかったこと以外は、実施例1と同様にして剥離紙付きの粘着シートを得た。
【0032】
実施例1〜8および比較例1で得られた積層フィルムおよび粘着シートの特性を表1に記載する。なお、表1における用語の定義および評価方法は、以下の記載によるものである。
【0033】
[A] 常温で液状ないしペースト状の成分量(表中では成分量)
(a-1) 配合量
上記実施例1〜8および比較例1により得られた剥離紙付き粘着シートの製造直後(つまり、常温で液状ないしペースト状の成分が、担持フィルムに存在していない状態にある時)における、粘着剤層の常温で液状ないしペースト状の成分量を以下のように算出した。まず、粘着剤層の比重hと粘着剤層の厚さiから求められる粘着剤層の坪量jと、粘着剤と移行成分の配合比(それぞれk、lとする)から、粘着剤の単位面積あたりに含有される常温で液状ないしペースト状の成分量mを以下の計算式により求めた。
h(1)×106(g/m3)×i(m)=j(g/m2
j(g/m2)×k(部)/(k+l)(部)=m(g/m2
【0034】
(a-2) 移行量
上記実施例1〜8および比較例1で得られた剥離紙付き粘着シートの、常温で液状ないしペースト状の成分が担持フィルム側へ移行した時の担持フィルムに存在する常温で液状ないしペースト状の成分量を、以下のように測定した。まず製造後60℃で24時間保存した剥離紙付き粘着シートから剥離紙を剥がし、次いでエラストマーフィルムから担持フィルムを剥離した。この剥離した担持フィルムを30×50mmに裁断した後、50ccの酢酸エチルに24時間、常温で浸漬抽出させた。そして、抽出液をキャピラリーガラスクロマトグラフィー分析装置に注入し、クロマトグラムのピーク面積から、担持フィルムに移行した常温で液状ないしペースト状の成分量を定量した。なお、担持フィルムをエラストマーフィルムから剥離する際には、剥離紙を剥がした粘着シートをアルミニウム板に貼付け、次いで担持フィルムをエラストマーフィルムから剥離した。
【0035】
[B] 剥離力
(b-1) 粘着剤層形成前
実施例1〜8および比較例1により得られた積層フィルムの、粘着剤層形成前のエラストマーフィルムと担持フィルムの剥離力(つまり、常温で液状ないしペースト状の成分が担持フィルムに存在していない状態にある時のエラストマーフィルムと担持フィルムの接着力)を、以下のように測定した。まず、エラストマーフィルム面に市販の両面接着テープを貼り合わせ、20×100mmに裁断してアルミニウム板に貼付固定した。次いで、上記のように貼付固定した積層フィルムの担持フィルムの端をつかみ、エラストマーフィルムから90度方向に速度300mm/minで剥離するのに要した力を、常温常湿において引張試験機を用いて測定した。
【0036】
(b-2) 粘着剤層形成後
実施例1〜8および比較例1により得られた剥離紙付き粘着シートの、粘着剤層形成後のエラストマーフィルムと担持フィルムの剥離力(つまり、常温で液状ないしペースト状の成分が、担持フィルムに存在した状態のエラストマーフィルムと担持フィルムの接着力)を以下のように測定した。まず、製造後60℃で24時間保存した剥離紙付き粘着シートを20×100mmに裁断し、剥離紙を除いて表面平滑なアルミニウム板の表面に貼付固定し、(b-1)と同様の方法にて剥離力を測定した。
【0037】
[C] 製造性
実施例1〜8および比較例1により得られた剥離紙付き粘着シートの製造性を、以下のように評価した。まず、積層フィルムを200×600mmに裁断し、エラストマーフィルム面と、剥離紙の片面に形成した粘着剤層面をゴムロールを用いて積層した。この時、エラストマーフィルムから担持フィルムの浮き上がりが全く認められなかったものを「○」、担持フィルムの浮き上がりが少しでも認められたものを「×」として評価した。
【0038】
[D] 操作性
実施例1〜8および比較例1により得られた剥離紙付き粘着シートの使用時における操作性を、以下のように評価した。まず、剥離紙付き粘着シートを50×50mmに切り出し、剥離紙を取り除いて前腕内側に貼付した。そして、貼付した直後に指で担持フィルムを剥した。その時のエラストマーフィルムから担持フィルムの剥し易さを、容易に剥離できたものを「◎」、剥離できたものを「○」、エラストマーフィルムと密着して剥離し難いものを「×」として評価した。
【0039】
【表1】
Figure 0003808771
【0040】
【発明の効果】
本発明の皮膚貼付用粘着シートは、以上のように構成したため、使用時には担持フィルムとエラストマーフィルムから容易に剥離できる効果を有する。また、常温で液状ないしペースト状の成分が、移行成分として粘着剤層および担持フィルムの両方に存在する構造の粘着シートは、製造時にエラストマーフィルムと担持フィルムが剥がれることがなく、使用時には担持フィルムをエラストマーフィルムから容易に除去できるという、加工性と操作性の両方に優れた効果を示すのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の皮膚貼付用粘着シートの一例を示す斜視図である。
【図2】図1のX-Xを矢印方向から見た略断面図である。
【符号の説明】
1 剥離紙
2 粘着剤層
3 エラストマーフィルム
4 担持フィルム
5 切れ目
A 皮膚貼付用粘着シート

Claims (10)

  1. エラストマーフィルムの片面に担持フィルムを設けてなる積層フィルムのエラストマーフィルム側に、粘着剤層が形成された粘着シートであって、該粘着剤層はアクリル系重合体を主成分としており、この重合体と相溶する常温で液状ないしペースト状の成分が、上記粘着剤層および担持フィルムの両方に存在しており、担持フィルムが剥離可能な状態でエラストマーフィルムの片面に形成されていることを特徴とする皮膚貼付用粘着シート。
  2. 粘着剤層側を被着体に貼付し、次いで担持フィルムをエラストマーフィルムから剥して使用する請求項1記載の皮膚貼付用粘着シート。
  3. エラストマーフィルムが、ポリエステルポリウレタン、ポリエーテルポリウレタン、ポリエーテルポリエステル、またはポリエーテルポリアミドのうちから選ばれる請求項1または2いずれか記載の皮膚貼付用粘着シート。
  4. エラストマーフィルムの厚さが、10〜150μmである請求項1〜3いずれか記載の皮膚貼付用粘着シート。
  5. 担持フィルムが、ポリエチレン、ポリプロピレン、またはポリエステルのうちから選ばれる請求項1〜4いずれか記載の皮膚貼付用粘着シート。
  6. 担持フィルムの厚さが、5〜120μmである請求項1〜5いずれか記載の皮膚貼付用粘着シート。
  7. 担持フィルムに存在する、アクリル系重合体と相溶する常温で液状ないしはペースト状の成分量が、0.1〜5g/m2である請求項1〜6いずれか記載の皮膚貼付用粘着シート。
  8. アクリル系重合体と相溶する常温で液状ないしはペースト状の成分が、カルボン酸エステルである請求項1〜7いずれか記載の皮膚貼付用粘着シート。
  9. アクリル系重合体と相溶する常温で液状ないしはペースト状の成分が、グリセリン脂肪酸エステルである請求項1〜8いずれか記載の皮膚貼付用粘着シート。
  10. エラストマーフィルムの片面に担持フィルムを設けてなる積層フィルムのエラストマーフィルム側に、アクリル系重合体と相溶する常温で液状ないしはペースト状の成分を含有した、アクリル系の粘着剤を塗布し、次いで粘着剤に含有された上記成分の一部を、担持フィルム側に移行させて存在せしめることを特徴とする請求項1〜9いずれか記載の皮膚貼付用粘着シートの製造方法。
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