JP3807835B2 - 振動ふるい - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉粒体、粉粒体と水などの液体の混合物スラリーなどをふるい分ける振動ふるいに係り、特に稼動時の低周波音を低減することができる振動ふるいに関する。
本発明は、土木工事(シールド工法)で使用される泥水の処理等に適用され、泥水中の泥分と粒状物とをふるい分ける振動ふるいに好適である。また本発明は、砂利、砂、鉱石、廃棄物、工業原料、粒状化製品などに一般的に使用する振動ふるいにも適用可能である。
【0002】
【従来の技術】
地下鉄等のトンネル工事、下水配管工事などの掘削工事において実施される泥水シールド工法においては、泥水中の固形分を分離するために振動ふるいが使用される。一般的に、振動ふるいは、上段スクリーンおよび下段スクリーンが枠体に取り付けられており、枠体の上部には加振体が固定されている。
【0003】
加振体は、不釣り合いの重錘を持つ一対の偏心軸で構成され、枠体に取り付けた電動機からVベルトなどの伝導手段を通じて、1000rpm程度で回転駆動される。回転により加振体およびこれに接合した枠体は水平に対して45度程度の直線振動が与えられる。枠体は所定の支持スプリングで支持絶縁されるので、枠体の振動は、設置床には伝わらない。
【0004】
泥水は下段スクリーンに投入され、はじめにmmオーダーの粗粒子が除去される。下段スクリーンの網を通過したスラリーは、ふるい下の受け槽に溜り、ポンプで上段スクリーンに投入される。上段スクリーンでは、スラリー中の固形分およびスラリーが濃縮された状態で網上に排出され、網下には液分が通過する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
投入された原水は、スクリーンを通過するが、網上に残るスラリー分は濃縮され、排出方向に移送される。排出部には堰を設け、スラリーが一定の状態で滞留することにより、脱水性能の向上を図っている。
【0006】
網上にスラリーが堆積した状態で振動ふるいを運転するため、枠体の振動に伴い、板状のスクリーンから低周波音が発生し、気中に伝播する。伝播した振動は、振動数が20Hz以下であるため、低周波音であって耳には聞こえないが、家屋や建具などをがたつかせたり、人体への圧迫感や振動感など不快感を与えるなどの問題点があった。
【0007】
上述の低周波音の発生を防止するために、振動ふるいを複数台設置し、半数の振動ふるいを他の半数の振動ふるいに対して逆位相で運転する方法が提案されている(例えば、特開平7−116603号、特開平7−124495号)。
しかしながら、上述の方法では、振動ふるいの設置台数を増加させなければならず、設置面積の増加をも伴うという問題点があった。また、奇数台の振動ふるいでは不適当であるという問題点があった。
【0008】
また振動ふるいを上下に分割し、上下の枠体にそれぞれ起振機を設け、上下の起振機を互いに逆位相で振動させる方法も提案されている(例えば、特開平7−116543号)。
しかしながら、この方法は、2つの起振機が必要となり、また2つの起振機を互いに逆位相で振動させるために複雑な制御装置が必要であるという問題点があった。
【0009】
さらにスクリーンを取り付けた枠体と、スクリーンを通過した泥水を収集可能な板状体を取り付けた枠体と、各枠体に固定された2つの起振機とを備え、板状体とスクリーンとを互いに逆位相で振動させる方法も提案されている(例えば、特開平7−116602号、特開平7−124494号)。
しかしながら、この方法も、2つの起振機を必要とし、また2つの起振機を互いに逆位相で振動させるために複雑な制御装置が必要であるという問題点があった。さらに、板状体は網を通過した泥水の搬送を行うシュートの役割を兼ねているため、泥などが付着しやすく、付着物による板状体の質量が増加すると振幅が小さくなり、相殺作用が減少するという問題点があった。
【0010】
さらにまた振動ふるいの振動と逆位相の振動を発生するスピーカからなる振動源を設置する方法も提案されている(例えば、特開平7−236857号、特開平8−309285号)。
しかしながら、この方法は、供給土砂の負荷によって、ふるい振動の周波数、位相が時々刻々変化するため、音源を適応制御する必要があり、複雑な制御装置が必要であり、また大きな出力の音源が必要であるという問題点があった。
【0011】
本発明は上述の事情に鑑みなされたもので、低周波音の発生を防止するための別途の起振機等の駆動装置を必要とせず、また複雑な制御装置を必要とせず、さらに稼働中の土砂等の付着物による影響を受けることがなく、簡易に稼動中の低周波音を低減することができる振動ふるいを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の第1の態様は、枠体と枠体内に配置されたスクリーンと枠体に固定された加振体とを備えた振動ふるいにおいて、振動ふるいの近傍に振動板を設置し、前記加振体の回転軸と前記振動板とを伝達手段を介して連結し、前記振動板に前記スクリーンの振動と逆位相の振動を付与するようにしたことを特徴とするものである。
【0013】
また本発明の第2の態様は、枠体と枠体内に配置されたスクリーンと枠体に固定された加振体とを備えた振動ふるいにおいて、振動ふるいの近傍に振動板を設置し、前記枠体又は加振体と前記振動板とを伝達手段を介して連結し、前記振動板に前記スクリーンの振動と逆位相の振動を付与するようにしたことを特徴とするものである。
【0014】
本発明によれば、振動ふるいを運転すると、スクリーンの振動によって加振体の振動による位相と同位相の低周波音が発生するが、振動ふるいの近傍に設けた振動板には、加振体と同一周波数で、位相が逆の振動が伝達され、この振動板の振動により、低周波音が発生して、それぞれの低周波音が相殺され振動の音圧レベルが低減する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る振動ふるいの実施の形態を図1乃至図14を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1および図2は、第1の実施の形態に係る振動ふるいを示す図であり、図1は振動ふるいの正面図、図2は振動ふるいの側面図である。
図1および図2に示すように、振動ふるいは、枠体1と、枠体1を支持スプリング2を介して設置面Gに対して支持する4個の支持脚3と、枠体1内に設けられた上段スクリーン4A,中段スクリーン4B,下段スクリーン4Cと、枠体1の上部に固定された加振体5とを備えている。
【0016】
前記加振体5は公知の2軸不平衡重錘駆動形であり、2本の回転軸6,6の偏心部(図示せず)および該回転軸6,6の両側部に取り付けられた4個のアンバランスウエイト(図示せず)とから構成されている。2つの回転軸6,6はそれぞれベルト7,7によってモータ8,8に連結されている。モータ8,8は枠体1に固定されている。
【0017】
上述の構成の加振体5において、モータ8,8を互いに逆方向に1000rpm程度で回転駆動すると、回転軸6,6の偏心部とアンバランスウエイトの合成された遠心力により、加振体5およびこれに固定された枠体1は水平に対して45°程度傾いた方向に直線振動する。これによって、スクリーン4A,4B,4C上の土砂に上下成分の振動を与え所定粒径の土砂を選別しつつ、水平成分の振動によって選別土砂を排出側に移送するようになっている。
【0018】
上述の土砂選別作業中に、スクリーン4A,4B,4Cが音波発生源となって1000rpm程度に相当する20Hz程度の低周波音が発生する。
そこで、本発明においては、前記低周波音の発生を抑制する機構が設けられている。次に、この機構を詳述する。
すなわち、前記機構は、4本の支柱11によって支持スプリング12を介して支持された振動板13と、加振体5の一方の回転軸6の両端部に設けられたクランク14,14と、振動板13の中央部とクランク14,14とをそれぞれ連結する連接棒15とから構成されている。振動板13は加振体5の上方に設置され、振動板13を支持する4本の支柱11は、設置面Gに支持されている。
【0019】
図3は、クランク14の詳細を示す図であり、図3(a)は縦断面図、図3(b)は図3(a)のA−A線断面図である。図3に示すように、クランク14は、回転軸6にキー16を介して固定された偏心輪17と、偏心輪17の外周側にベアリング18を介して設けられた外輪19とから構成されており、外輪19の外周部に連接棒15が固定されている。回転軸6の中心O1と偏心輪17の中心O2とは、距離eだけ偏心している。
【0020】
上述の構成において、加振体5の回転軸6が回転すると、偏心輪17が回転軸6と一体に回転する。外輪19は、回転が拘束されているため、偏心輪17の偏心量eの2倍の振幅で振動をする。この振動が連接棒15により振動板13に伝えられ、振動板13が振動する。図1および図2に示す実施の形態においては、連接棒15と振動板13とが角度θだけ傾いているため、振動板13の垂直方向の振動の振幅Aは、A=2e sinθである。クランク14の偏心方向は、振動板13に加振体5によるスクリーンの振動と逆位相の振動を付与する方向であり、また偏心量eで振動板13の振幅を調整するようにしている。
【0021】
図1乃至図3に示す実施の形態においては、加振体5の回転軸6と振動板13とをクランク14および連接棒15を介して連結している。このように加振体5と振動板13とを連結した振動ふるいを運転すると、スクリーン4A,4B,4Cの振動によって加振体5の振動による位相と同位相の低周波音が発生するが、振動ふるいの近傍に設けた振動板13には、加振体5と同一周波数で、位相が逆の振動が伝達され、この振動板13の振動により、低周波音が発生して、それぞれの低周波音が相殺され振動の音圧レベルが低減する。
【0022】
(第2の実施の形態)
図4および図5は、第2の実施の形態に係る振動ふるいを示す図であり、図4は振動ふるいの正面図、図5は振動ふるいの側面図である。
本実施の形態においては、振動板13を振動させるクランクを振動板13の中央部下方に設置し、クランクの偏心輪の偏心量がそのまま振動板13の振幅に変換されるように構成している。即ち、振動板13の中央部の下方に、図3に示すものと同様の構成を有するクランク14,14を設置している。各クランク14は、偏心輪17、ベアリング18および外輪19を備えている点は、図3に示すものと同様であるが、偏心輪17は専用の振動板駆動軸21にキー(図示せず)を介して固定されている。
【0023】
前記振動板駆動軸21は、タイミングベルト22によって加振体5の回転軸6に連結されている。したがって、加振体5の回転軸6の回転はタイミングベルト22を介してクランク14に伝達され、外輪19は偏心輪17の偏心量eの2倍の振幅で振動をする。そして、この振動は、そのまま連接棒15によって振動板13に伝えられる。その他の構成は、第1の実施の形態のものと同様である。本実施の形態における振動ふるいの作用は、第1の実施の形態における振動ふるいと同様である。
【0024】
(第3の実施の形態)
図6および図7は、第3の実施の形態に係る振動ふるいを示す図であり、図6は振動ふるいの正面図、図7は振動ふるいの側面図である。
本実施の形態においては、振動板13と加振体5の回転軸6とを連結するために、静止系の伝達機構を介して連結している。即ち、加振体5の回転軸6の端部と、静止系の第1軸31とをユニバーサルジョイント32によって接続し、静止系の第1軸31と静止系の第2軸33とをタイミングベルト34によって連結し、静止系の第2軸33と静止系の第3軸35とをユニバーサルジョイント36によって接続し、この静止系の第3軸35の両端部にクランク14,14を設置している。
【0025】
前記静止系の第1軸31,第2軸33,第3軸35およびクランク14,14は、支柱11に固定された支持台38によって支持されている。本実施の形態によれば、加振体5の回転軸6の回転は、静止系の第1軸31,第2軸33,第3軸35を介して静止系のクランク14に伝達された後、クランク14および連接棒15によって振動板13の振動に変換される。そのため、軸受の潤滑が容易になり、耐久性を向上させやすく、また、ふるい枠本体に取り付けないので、振動部分を軽量化することができる。本実施の形態における振動ふるいの作用は、第1の実施の形態における振動ふるいと同様である。なおフレキシブルシャフトを使用して加振体5の回転軸6と静止系の第3軸35とを直接に結合し、静止系の第1軸及び第2軸を省略することもできる。
【0026】
(第4の実施の形態)
図8および図9は、第4の実施の形態に係る振動ふるいを示す図であり、図8は振動ふるいの正面図、図9は振動ふるいの側面図である。
本実施の形態は、第3の実施の形態に垂直な振動板を付加したものである。即ち、振動板13を振動させるクランク14の駆動軸21とクランク40の駆動軸41とをタイミングベルト42によって連結する。クランク40は、図3に示すものと同様の構成を有する。クランク40の外輪19は、連接棒43を介して垂直な振動板45に連結されている。
【0027】
垂直な振動板45は、並列した2本の支柱46(図8では1本のみ示す)によって支持スプリング47を介して支持されている。本実施の形態によれば、スクリーン4A,4B,4Cは水平方向に対して略45°の方向に振動する。スクリーン4A,4B,4Cの振動によって加振体5の振動による位相と同位相の低周波音が発生するが、スクリーン4A,4B,4Cから発生する垂直方向の低周波音は、振動板13から発生する逆位相の低周波音により相殺され、スクリーン4A,4B,4Cから発生する水平方向の低周波音は、振動板45から発生する逆位相の低周波音により相殺される。即ち、本実施の形態においては、スクリーン4A,4B,4Cから生ずる全ての方向の低周波音が振動板13,45によって打ち消される。
【0028】
(第5の実施の形態)
図10および図11は、第5の実施の形態に係る振動ふるいを示す図であり、図10は振動ふるいの正面図であり、図11は振動ふるいの側面図である。
本実施の形態においては、加振体5の振動をリンクを介して振動板13に伝達するようにしている。即ち、加振体5の両端部に隣接して2本のサポート51,51が設置され、サポート51,51にリンク52,52が回転可能に支持されている。そして、リンク52,52の下端は加振体5又は枠体1に連結され、リンク52,52の上端はスプリング53,53を介して振動板13に連結されている。
【0029】
本実施の形態においては、加振体5が矢印方向に振動すると、この振動がリンク52,52を介して振動板13を振動させる。リンク52,52の中央部がサポート51,51により支持されているため、振動板13には、加振体5と同一周波数で、位相が逆の振動が伝達され、この振動板13の振動により、低周波音が発生して、スクリーン4A,4B,4Cの振動により発生する低周波音が相殺される。この場合、振動板13の重量、スプリング53のバネ定数、リンク52の長さおよび支点位置を調整することにより、振動板13の振動数、振幅、位相を最適な状態に調整することができる。
【0030】
(第6の実施の形態)
図12は、第6の実施の形態に係る振動ふるいを示す図であり、振動ふるいの側面図である。
本実施の形態においては、振動板13を上下のスプリングを介して枠体1に支持させ、振動板13を枠体1の振動に同調させて逆位相で振動させるようにしている。即ち、枠体1より上方に延びる4本の支持体61を立設する(図12においては2本のみ示す)。そして、支持体61の上部に設けられた上部スプリング62と下部スプリング63とで振動板13を挟持する。
【0031】
上述の構成によって、加振体5の振動は上下部スプリング62,63を介して振動板13に伝達される。この場合、上下部スプリング62,63のバネ定数および振動板13の重量を調整することにより、振動板13の固有振動数f0 をスクリーンの振動周波数に実質的に一致させ、かつ振動板13の振動の位相をスクリーンの振動の位相の逆位相とする。これにより、スクリーンから発生する低周波音は振動板13から発生する低周波音により相殺される。
【0032】
(第7の実施の形態)
図13は、第7の実施の形態に係る振動ふるいを示す模式図である。
本実施の形態は、第5の実施の形態の振動板に、さらに直交する振動板を付加したものである。即ち、門形のサポート70にはリンク52,52が回転可能に支持されている。リンク52,52の下端は加振体5又は枠体1に連結され、リンク52,52の上端は振動板71に連結されている。振動板71は略水平方向に延びる振動板71Aと略垂直方向に延びる振動板71Bとから構成されている。
【0033】
本実施の形態によれば、振動ふるいが矢印方向に振動すると、振動板71も同一周波数でかつ逆位相で矢印方向に振動する。スクリーンから発生する垂直方向の低周波音は、振動板71Aから発生する逆位相の低周波音により相殺され、スクリーンから発生する水平方向の低周波音は、振動板71Bから発生する逆位相の低周波音により相殺される。
図13に示す例においては、振動の伝達は、リンク方式を示したが、クランク方式、スプリング方式など第1乃至第6の実施形態のいずれであってもよい。
【0034】
(振動板の実施の形態)
図14は、第1乃至第6の実施の形態に使用される振動板の斜視図である。
振動板100は、複数の角形断面を有する部材によって格子状に形成された剛性を有する構造体101と、構造体101の1面に接合された板状体102とから構成されている。構造体101は、木材や、アルミニウム等の軽量金属から形成され、板状体102は、アルミニウム等の軽金属の薄板、又は紙、樹脂、織布等のフィルム状材料から形成されている。この場合、フィルム状材料は、太鼓の皮のように張力を与えて用いるのが好ましい。
本発明では、振動板は、純粋に振動を発生するだけの機能があればよく、処理物の集積、搬送には兼用していない。すなわち、空気に振動を与えるだけの作用があればよく、このため振動板を軽量化することができる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は以下に列挙する効果を奏する。
▲1▼振動板を設置し、該振動板を加振体の回転軸又は振動ふるい本体に伝達手段を介して連結したため、低周波音を抑制するためのみに使用される別途の起振機等の駆動装置を設置する必要がない。
▲2▼振動板と加振体の回転軸又は振動ふるい本体とを、クランクやスプリング等の機械的な伝達手段を介して連結しているため、振動板の振動数はスクリーンの振動数と完全に一致し、しかも容易に振動板をスクリーンに対して逆位相で振動させることができる。したがって、複雑な制御装置を設ける必要がない、
▲3▼振動板は、逆位相の低周波で振動するだけの役割であり、他のシュートなどの機能を兼用していないので、それ自体が振動に耐えるだけの強度があればよい。したがって、振動板を軽量化することができる。
▲4▼振動板の軽量化とともに、別途の駆動装置を必要としないこと、それを駆動する制御装置を必要としないことなどにより、振動ふるいのトータル消費電力の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動ふるいの第1の実施の形態を示す正面図である。
【図2】本発明に係る振動ふるいの第1の実施の形態を示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるクランクの詳細を示す図である。
【図4】本発明に係る振動ふるいの第2の実施の形態を示す正面図である。
【図5】本発明に係る振動ふるいの第2の実施の形態を示す側面図である。
【図6】本発明に係る振動ふるいの第3の実施の形態を示す正面図である。
【図7】本発明に係る振動ふるいの第3の実施の形態を示す側面図である。
【図8】本発明に係る振動ふるいの第4の実施の形態を示す正面図である。
【図9】本発明に係る振動ふるいの第4の実施の形態を示す側面図である。
【図10】本発明に係る振動ふるいの第5の実施の形態を示す正面図である。
【図11】本発明に係る振動ふるいの第5の実施の形態を示す側面図である。
【図12】本発明に係る振動ふるいの第6の実施の形態を示す側面図である。
【図13】本発明に係る振動ふるいの第7の実施の形態を示す模式図である。
【図14】本発明の第1乃至第6の実施の形態に使用される振動板の斜視図である。
【符号の説明】
1 枠体
2 支持スプリング
3 支持脚
4A,4B,4C スクリーン
5 加振体
6 回転軸
7 ベルト
8 モータ
11,46 支柱
12,47 支持スプリング
13,45,71,100 振動板
14,40 クランク
15,43 連接棒
17 偏心輪
19 外輪
21,41 駆動軸
22,42 タイミングベルト
31 第1軸
33 第2軸
35 第3軸
32,36 ユニバーサルジョイント
51 サポート
52 リンク
53,62,63 スプリング
61 支持体
101 構造体
102 板状体

Claims (13)

  1. 枠体と枠体内に配置されたスクリーンと枠体に固定された加振体とを備えた振動ふるいにおいて、振動ふるいの近傍に振動板を設置し、前記加振体の回転軸と前記振動板とを伝達手段を介して連結し、前記振動板に前記スクリーンの振動と逆位相の振動を付与するようにしたことを特徴とする振動ふるい。
  2. 前記伝達手段は、前記加振体の回転軸の回転を往復動に変換するクランクと連接棒とからなることを特徴とする請求項1記載の振動ふるい。
  3. 前記クランクは、前記加振体の回転軸に設けられていることを特徴とする請求項2記載の振動ふるい。
  4. 前記クランクは、前記加振体の回転軸とは別の振動板駆動軸に設けられ、前記振動板駆動軸と加振体の回転軸とはタイミングベルトにより連結されていることを特徴とする請求項2記載の振動ふるい。
  5. 前記伝達手段は、前記加振体の回転軸に継ぎ手を介して結合された静止系の第1軸と、該第1軸とタイミングベルトで結合された静止系の第2軸と、該第2軸に継ぎ手を介して結合された静止系の第3軸と、該第3軸に設けられたクランクと、該クランクと前記振動板とを結合する連接棒とからなることを特徴とする請求項1記載の振動ふるい。
  6. 枠体と枠体内に配置されたスクリーンと枠体に固定された加振体とを備えた振動ふるいにおいて、振動ふるいの近傍に振動板を設置し、前記枠体又は加振体と前記振動板とを伝達手段を介して連結し、前記振動板に前記スクリーンの振動と逆位相の振動を付与するようにしたことを特徴とする振動ふるい。
  7. 前記伝達手段は、リンクからなることを特徴とする請求項6記載の振動ふるい。
  8. 前記伝達手段は、スプリングからなることを特徴とする請求項6記載の振動ふるい。
  9. 前記振動板は、略水平方向に延びる板状体から構成されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の振動ふるい。
  10. 前記振動板は、略垂直方向に延びる板状体から構成されることを特徴とする請求項9記載の振動ふるい。
  11. 前記振動板は、略水平方向に延びる部分と略垂直方向に延びる部分とを有した板状体から構成されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の振動ふるい。
  12. 前記振動板は、剛性のある構造体と、構造体に接合された板状体とからなることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の振動ふるい。
  13. 前記板状体は、張力を与えたフィルム状材料からなることを特徴とする請求項12記載の振動ふるい。
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