JP3807730B2 - カードコネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カードコネクタに関し、更に詳細には、メモリーカード等のような所定情報を記録可能なカードと電子機器等との間に介在してこれら両者間の情報伝送を可能にするカードコネクタに関し、特にカードの着脱がカードホルダを介してなされる構成のカードコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
メモリーカードは内部に小型のICチップを有して種々の情報を記録可能な構成となっており、小型の携帯機器にもメモリーカードが使用されるようになってきている。例えば、GSM(Global Systems for Mobile communication)方式の携帯電話にはIDカードとしてSIM(Subscriber Identification Module)カードと呼ばれる小型のメモリーカードが用いられており、基板に実装されたカードコネクタを介して電子機器等との間で情報伝送が行われる。
【0003】
携帯機器に使用されるカードコネクタとして、従来から種々の型式のカードコネクタが提案されている。例えば、機器の裏蓋内部にカード取り付けスペースを設け、メモリーカード(以下、カードと称する)の面端子が取り付けスペース奥部のコンタクトに当接接触するようにカードを取り付けた後、カードの上から機器の裏蓋を装着する構成のものが知られている。このような構成のカードコネクタは構成が簡単であるものの、カードの着脱がしにくいという難点がある他、カードの着脱時にカードを強く押さえ過ぎたりコンタクトの延びる方向と直交方向にカードをこすりつけたりした場合に、面端子やコンタクトを損傷させる虞があるという問題があった。
【0004】
そこで、上記問題に対処するため、カードユーザーが直接カードを扱って面端子とコンタクトとを接触させるのではなく、カードを一旦カードホルダに取り付け、このカードホルダを揺動させて面端子とコンタクトとを接触させる構成のカードコネクタが提案されている。
【0005】
このようなカードホルダを有するカードコネクタの一例を図8(a)に示す。同図に示すように、このカードコネクタ100は、複数のコンタクト110が設けられたベースプレート120に対してカードホルダ130の後端側が枢結されて先端側を上下に揺動可能に支持するように構成されている。カードホルダ130は前側に挿入孔を備えてカード80を受容保持可能なカード保持部を有し、このカード保持部内にカード80を受容保持したカードホルダ130をベースプレート120の上面を覆うように閉じた閉姿勢位置まで揺動させると、カード80の面端子82がこれに対応するベースコンタクト110に当接接触し、閉姿勢位置のままでカードホルダ130を前側にスライド移動させると、カードホルダ130及びベースプレート120に設けられたロック機構65により、カードホルダ130がベースプレート120に対してロックされるように構成されている。
【0006】
このようなカードコネクタ100には、携帯機器側がカードホルダ130にカード80が装着されているか否かを判断可能にするため、カード80の有無を検知するカード有無検知スイッチ機構が搭載されたものも提案されている。カード有無検知スイッチ機構の一例は、ベースプレート120の左右方向の一方側端部においてベースプレート120の前側と後側にそれぞれ前後方向に延びた状態で配置された上側コンタクト111及び下側コンタクト115と有して構成されている。
【0007】
下側コンタクト115は、図8(b)を更に追加して説明すると、ベースプレート120の前端側から後端側へ延びる下側基部115aと、下側基部115aの先端部から左右方向外側に屈曲及び後端側に再び屈曲して後端側へ延びて先端に上方へ突出する凸状の下接点部115cを有した下側コンタクトアーム部115bとを有して構成されている。一方、上側コンタクト111は、ベースプレート120の後端側から前端側延びて一部が斜め上方に折り曲げられて先端部が下側コンタクト115の下側基部155aの上方位置に延びる上側基部111aと、上側基部111aの先端部から後端側に折り返されて下側コンタクトアーム部115bの上方を後端側に延びて先端に下方へ突出する凸状の上接点部111cを有する上側コンタクトアーム111bとを有して構成され、上接点部111cは下接点部115cの上方位置に配置されている。
【0008】
下側コンタクト115及び上側コンタクト111は弾性変形可能な金属材料製であり、カードホルダ130にカード80が装着されている状態でカードホルダ130を閉姿勢位置まで揺動させると、カード80の下面が上側コンタクト111の上側コンタクトアーム111aの先端部に当接し、上側コンタクトアーム111aが下方へ弾性変形して上接点部111cが下接点部115cに当接接触した状態になり、その結果、下側コンタクト115と上側コンタクト111とが電気的に接続された状態になる。
【0009】
また、図9(a)に示すように、カードコネクタ100には、カードホルダ130がベースプレート120に対して閉じた状態でロック機構65によりカードホルダ130がベースプレート120に対してロックされた状態にあるか否かを検知するロック有無検知スイッチ機構が搭載されたものも提案されている。このロック有無検知スイッチ機構は、ベースプレート120の左右方向の一方側端部の前後両端部に前後方向にぞれぞれ配設されたコンタクト100a、100bと、カードホルダ130の左右方向の一方側端部の下面側の中央部であってカード80が挿入される挿入孔を遮らない位置に前後方向に延びた状態で配設される板状のスイッチコンタクト部116とを有して構成されている。カードホルダ130を閉姿勢位置まで揺動させると、スイッチコンタクト部116は後端側のコンタクト110bの先端部と当接接触した状態になり、カードホルダ130を閉姿勢位置から前側にスライド移動させて、ロック機構65によりカードホルダ130がベースプレート120に対してロック状態にされると、スイッチコンタクト部116が後側のコンタクト110bと接触したままで前側のコンタクト110aの先端部と当接接触した状態になる。その結果、一対のコンタクト110a、110bがスイッチコンタクト部116を介して電気的に接続された状態になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図8(a)に示すカード有無検知スイッチ機構では、ロック機構65が解除されてカードホルダー130がベースプレート120に対して非ロック状態にあるときでも、カードホルダー130が閉姿勢位置にあれば、下側コンタクト115と上側コンタクト111とは電気的に接続された状態に維持される。このため、図8(a)に示すカード有無検知スイッチ機構では、これを有したカードコネクタが搭載された携帯機器が例えば落下等して、カードホルダー130が非ロック状態になっても、この非ロック状態を検知することができない。
【0011】
また、図9(a)に示すロック有無検知スイッチ機構は、カードホルダー130がロック状態にあるか否かを検知することはできるが、カードホルダー130にカード80が収容保持されているか否かを検知することができないという問題が生じる。
【0012】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、カードホルダのロック状態を検知することができるとともに、カードホルダーにカードが装着されているか否かを検知することができるカードコネクタを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明のカードコネクタは、複数のベースコンタクト(例えば、実施形態における前側ベースコンタクト30、後側ベースコンタクト35)が設けられたベースプレートと、後端側がベースプレートに枢結されて前端側が上下に揺動可能に支持され、カードを受容保持するカード保持部を有したカードホルダとを備え、ベースプレートに対してカードホルダを上方に揺動させた開姿勢位置でカード保持部にカードを受容して保持するように構成され、カード保持部にカードを受容保持させたカードホルダをベースプレートの上面を覆うように閉じた閉姿勢位置まで揺動させると、カードの面端子がこれに対応したベースコンタクトに当接接触し、閉姿勢位置に揺動されたカードホルダをベースプレートの上面上に沿ってスライド移動させると、カードホルダが閉姿勢状態でベースコンタクトにロックされるように構成されたカードコネクタにおいて、ベースプレートには、上下に移動可能な接触部を有した第1スイッチコンタクトと、左右に移動可能な接点部を有した第2スイッチコンタクトとが設けられ、第1スイッチコンタクトは、カードを受容保持したカードホルダを閉姿勢位置に揺動させると、接触部が接点部の上下位置と略同じ上下位置に移動するように構成され、第2スイッチコンタクトは、カードホルダを閉姿勢位置に揺動させた状態でベースプレートの上面上に沿ってスライド移動させて、カードホルダをベースプレートに対してロック状態にさせると、平面視において、接点部が接触部に当接可能な位置に移動するように構成される。
【0014】
上記構成のカードコネクタによれば、第1スイッチコンタクトは、カードを受容保持したカードホルダを閉姿勢位置に揺動させると、接触部を接点部の上下位置と略同じ上下位置に移動させ、第2スイッチコンタクトは、カードホルダを閉姿勢位置に揺動させた状態でスライド移動させて、カードホルダをベースプレートに対してロック状態にさせると、平面視において、接点部が接触部に当接可能な位置に移動するように構成されることで、カードを受容保持したカードホルダを閉姿勢位置に揺動させるとともに、このベースプレートに対してロック状態にさせれば、接触部が接点部の上下位置と略同じ上下位置に移動し、接点部が接触部側へ移動して、接点部と接触部とが当接接触した状態になり、第1スイッチコンタクトと第2スイッチコンタクトとを電気的に接続させた状態にすることができる。
【0015】
上記構成のカードコネクタにおいて、カードを受容保持したカードホルダをベースプレートに対してロック状態にさせると、カードの下面が接触部に当接して接触部を下方へ押圧移動させるとともに、カードホルダの先端部が第2スイッチコンタクトの先端部に当接して接点部を左右方向の接触部側に押圧移動させて、接点部と接触部とが当接接触し、カードホルダにカードが受容保持されていない状態でカードホルダをロック状態にさせると、接触部が接点部よりも上方位置に移動したまま保持されて、接点部の左右方向の移動にも拘わらず接点部と接触部とが非接触状態になるように構成されてもよい。
【0016】
上記構成のカードコネクタによれば、カードを受容保持したカードホルダをベースプレートに対してロック状態にさせると、接触部が下方へ移動するとともに、接点部が左右方向の接触部側に移動して、接点部と接触部とが当接接触するので、この状態でカードホルダのロック状態が解除されると、接点部が接触部から左右方向に離反する方向に移動して、第1スイッチコンタクトと第2スイッチコンタクトとが電気的に遮断された状態になる。また、カードホルダにカードが受容保持されていない状態でカードホルダをロック状態にさせると、接触部が接点部よりも上方位置に移動したまま保持されて、接点部と接触部とが非接触状態になり、第1スイッチコンタクトと第2スイッチコンタクトとが電気的に遮断された状態になる。その結果としてカードコネクタが携帯機器等に搭載され、第1スイッチコンタクトと第2スイッチコンタクトとが電気的に接続された状態になれば、携帯機器等がカードコネクタから信号を受けるように構成される場合、携帯機器等がカードコネクタからの信号を受けない状態になると、携帯機器等は、カードホルダーが非ロック状態にあり若しくはカードホルダーにカードが非装着状態にあると判断することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について図1から図7を使用して説明する。図1はカードコネクタ及びカードの斜視図を示し、図2(a)はカードコネクタの平面図を示し、図2(b)はカードコネクタの側面図を示し、図2(c)は同図(a)のA−A矢視に相当する部分の断面図を示す。尚、本明細書においては、説明の便宜上、図1中に示す座標軸を前後、左右及び上下方向として定義して説明する。
【0018】
カードコネクタ1は、図1に示すように、矩形平板状のベースプレート10と、このベースプレート10に上下に揺動可能および前後にスライド移動可能に支持されたカードホルダー20と、ベースプレート10に圧入固定された複数の前側ベースコンタクト30及び後側ベースコンタクト35と、ベースプレート10に圧入固定された第1スイッチコンタクト40及び第2スイッチコンタクト50とを有して構成されている。ベースプレート10に対してカードホルダー20を開いた開姿勢位置でカードホルダー20が1枚のカード80(例えば、メモリカード)を受容保持し、ベースプレート10の上面を覆うようにカードホルダー20を倒伏させて閉じた閉姿勢位置において、カード80に設けられた面端子82と前側ベースコンタクト30とを当接接触させるとともに、カード80に設けられた面端子82と後側ベースコンタクト35とを当接接触させる形態のカードコネクタである。
【0019】
ベースプレート10は、矩形平板状のプレート部11とこのプレート部11の後端側の左右に形成された軸支部12,12とプレート部11の前端側の左右に形成された前方保持部13L,13Rとプレート部11の中間部の左右側部に立設された中央張出部14,14とを有して形成され、例えば、液晶ポリマー(LCP)やポリフェニレンサルファイド(PPS)ポリアミドイミド(PAI)などの電気絶縁性の樹脂材料を用いて射出成形等の成形手段により図示する形状に一体成形される。
【0020】
プレート部11の前側中央部及び後側中央部には、プレート部11の前後方向に延びる長孔状のコンタクトスロット15が左右に3個ずつ前後2列に並んで形成され、コンタクトスロット15とプレート部11の前側端面及び後側端面との間には前側ベースコンタクト30及び後側ベースコンタクト35を保持する蟻溝状のコンタクト保持溝16が複数形成されている。プレート部11の右側端部には、プレート部11の前後方向に延びる長孔状のスイッチスロット17が形成され、スイッチスロット17とプレート部11の前側端面及び後側端面との間には第1スイッチコンタクト40及び第2スイッチコンタクト50を保持する蟻溝状のコンタクト保持溝16がそれぞれ形成されている。スイッチスロット17は、プレート部11の前側に形成されて前後方向に延びてコンタクトスロット15よりも開口面積が大きな矩形状の前側スロット部17aと、プレート部11の後側に形成されて前後方向に延びコンタクトスロット15よりも開口面積が大きな矩形状の後側スロット部17bと、前側スロット部17a及び後側スロット部17bを連通する連通スロット部17cとを有して形成されている。連通スロット部17cは前側スロット部17aの先端右側位置と後側スロット部17bの先端右側位置との間を繋いでいる。
【0021】
前側ベースコンタクト30は、図2(c)に示すように、コンタクト保持溝16に固定される図3(b)に示す基部30aと、この基部30aから細長いフィンガー状に斜め上方に延びたコンタクトアーム部30bと、コンタクトアーム部30bの先端部に形成された上方に凸状の接触部30cと、基部30aから下方に屈曲および水平に折り返されたリード部30dとからなり、例えば、ベリリューム銅やバネ用ステンレス鋼などの導電性金属材料の薄板をファインブランキングプレス等の成形手段により加工成形して図示する形状に構成する。
【0022】
前側ベースコンタクト30は、図2(c)に示すプレート部11に形成されたコンタクト保持溝16からコンタクトスロット15側に向けて挿入され、基部30aがコンタクト保持溝16に圧入されてベースプレート10に取り付けられる。前側ベースコンタクト30は、基部30aがコンタクト保持溝16に固定保持されると、コンタクトスロット15に突出するコンタクトアーム部30bが片持ち支持された板バネのように作用し、アーム先端の接触部30cが上下に揺動可能に支持される。
【0023】
このため、接触部30cは無負荷時においてコンタクトスロット15からプレート部11の上面に突出して位置しているが、上方から押圧されるとコンタクトアーム部30bが弾性変形して下方に揺動し、接触部30cを含むコンタクトアーム部30b全体がコンタクトスロット15内に押し沈められるようにして収容される。基部30aから下方に屈曲および水平に折り返されたリード部30dは、このコンタクトが取り付けられた状態においてプレート部11の下面と略同一高さに位置しており、プレート部下面から突出する位置決めピン18で実装基板の回路パターン(図示せず)と位置整合されたリード部30dがこの基板上の回路パターンに半田接合(サーフェースマウント)される。
【0024】
後側ベースコンタクト35は、前側ベースコンタクト30と同様な構成であるので、同一態様部分については準じた符号を附してその説明を省略する。なお、基部を35aとし、コンタクトアーム部を35bとし、接触部を35cとし、リード部を35dとして表す。
【0025】
後側ベースコンタクト35は、プレート部11の後部に形成されたコンタクト保持溝16からコンタクトスロット15に向けて挿入され、基部35aがコンタクト保持溝16に圧入されてベースプレート10に取り付けられる。後側ベースコンタクト35は、基部35aがコンタクト保持溝16に固定保持されると、前側に突出するコンタクトアーム部35bが片持ち支持された板バネのように作用し、アーム先端の接触部35cが上下方向に揺動可能に支持される。
【0026】
このため、カードホルダ20が下方へ揺動して後述するカードの下面が後側ベースコンタクト35の接触部35cを上方から押圧すると、コンタクトアーム部35bが弾性変形して下方に揺動し、接触部35cがコンタクトスロット15内に押し沈められるようにして収容される。基部35aから下方に屈曲および水平に折り返されたリード部35dは、このコンタクトが取り付けられた姿勢においてプレート部11の下面と略同一高さに位置しており、プレート部下面に突出する位置決めピン18で実装基板の回路パターン(図示せず)と位置整合されたリード部35dが基板上の回路パターンに半田接合(サーフェースマウント)される。
【0027】
さて、第1スイッチコンタクト40は、図3(a)に示すように、図1に示すベースプレート10の前側に形成されたコンタクト保持溝16に固定される基部40aと、この基部40aから細長いフィンガー状に延びた連結アーム部40bと、連結アーム部40bの先端部から折り返されて前側上方へ延びるスイッチアーム部40cと、スイッチアーム部40cの先端部に形成され、左側へ突出して下方へ屈曲した接触部40dと、基部30aから下方に屈曲および水平に折り返されたリード部40eとからなり、例えば、ベリリューム銅やバネ用ステンレス鋼などの導電性金属材料の薄板をファインブランキングプレス等の成形手段により加工成形して図示する形状に構成する。
【0028】
第1スイッチコンタクト40は、図1に示すベースプレート10の前側に形成されたコンタクト保持溝16から前側スロット部17a側に向けて挿入され、図3(c)に示すように、基部40aが図1に示すコンタクト保持溝16に圧入されてベースプレート10に取り付けられる。第1スイッチコンタクト40は、基部40aがコンタクト保持溝16に固定保持されると、連結アーム部40bは前側スロット部17a内に突出した状態で収容され、連結アーム部40bに繋がるスイッチアーム部40cは連結アーム部40bにより片持ち支持された板バネのように作用し、アーム部先端の接触部40dが上下に揺動可能に支持される。
【0029】
このため、接触部40dは無負荷時において前側スロット部17aからプレート部11の上面に突出して位置しているが、上方から押圧されるとスイッチアーム部40cが弾性変形して下方に揺動し、接触部40dを含むスイッチアーム部40c全体が前側スロット部17a内に押し沈められるようにして収容される。基部40aから下方に屈曲および水平に折り返されたリード部40eは、このコンタクトが取り付けられた状態においてプレート部11の下面と略同一高さに位置しており、プレート部下面から突出する図2(c)に示す位置決めピン18で実装基板の回路パターン(図示せず)と位置整合されたリード部40eがこの基板上の回路パターンに半田接合(サーフェースマウント)される。
【0030】
第2スイッチコンタクト50は、図3(a)に示すように、図3(b)に示す後側のコンタクト保持溝16に固定される基部50aと、この基部50aから細長いフィンガー状に延びた連結アーム部50bと、連結アーム部50bの先端部から下側に屈曲、左側に屈曲する接続アーム部50cと、接続アーム部50cの先端部から前側に屈曲して前側に延びるスイッチアーム部50dと、スイッチアーム部50dの先端部に形成されて右側に突出する凸状の接点部50eと、接点部50eよりも前側へ延びるコンタクト先端部50fと、コンタクト先端部50fの先端部に形成されて左側に突出する凸状の突出部50gと、基部50aから下方に屈曲および水平に折り返されたリード部50hとからなり、例えば、ベリリューム銅やバネ用ステンレス鋼などの導電性金属材料の薄板をファインブランキングプレス等の成形手段により加工成形して図示する形状に構成する。なお、図3(b)は、前側ベースコンタクト30、後側ベースコンタクト35、第1スイッチコンタクト40及び第2スイッチコンタクト50がベースプレート10に一部が仮挿入されている状態を示している。
【0031】
第2スイッチコンタクト50は、図3(b)に示すプレート部11の後側に形成されたコンタクト保持溝16から後側スロット部17b側に向けて挿入され、図3(c)に示すように、基部50aがコンタクト保持溝16に圧入されてベースプレート10に取り付けられる。第2スイッチコンタクト50は、基部50aがコンタクト保持溝16に固定保持されると、連結アーム部50bが後側スロット部17b内に突出した状態で収容され、連結アーム部50bの先端部がプレート部11の右側に突設された段部9の後側端部に当接して、第2スイッチコンタクト50の前後位置が位置決めされている。図3(b)に示す接続アーム部50cは段部9の下面の下方に位置して右側に延び、連結スロット部17cに延出している。連結スロット部17cの先端部に繋がるスイッチアーム部50dは、連通スロット部17c内を前後方向に挿通して前側スロット部17a内に突出した状態で収容され、スイッチアーム部50dの先端部に形成された接点部50eも前側スロット部17a内に突出した状態で収容される。また、基部50aがコンタクト保持溝16に固定保持されると、スイッチアーム部50dの先端部に繋がるコンタクト先端部50fは、前側スロット部17aから上方へ延出して前側スロット部17aよりも左側のプレート部11の上面上に沿ってベースプレート10の前側に延び、コンタクト先端部50fの先端に形成された突出部50gは、前方保持部13Rよりも後側であってプレート部11の左側側面よりも左側に突出する。
【0032】
ここで、接点部50eは第1スイッチコンタクト40の接触部40dのベースプレート10に対する前後位置と略同一位置になるように配置されている。このため、第1スイッチコンタクト40が無負荷時において、接触部40dは前側スロット部17aの上方位置に移動しているので、接点部50eがベースプレート10の内側方向に移動しても、接点部50eが接触部40dに当接接触することはない。一方、第1スイッチコンタクト40に負荷が作用している時においては、接触部40dは前側スロット部17a内に移動するので、接点部50eがベースプレート10の内側に移動すると、接点部50eが接触部40dに当接接触する。
【0033】
このような第2スイッチコンタクト50の基部50aから下方に屈曲および水平に折り返されたリード部50hは、このコンタクトが取り付けられた状態においてプレート部11の下面と略同一高さに位置しており、プレート部下面から突出する図2(c)に示す位置決めピン18で実装基板の回路パターン(図示せず)と位置整合されたリード部30dがこの基板上の回路パターンに半田接合(サーフェースマウント)される。
【0034】
さて、図1に示すように、カードホルダ20には前端が開口して前後方向に延びてカード80を受容保持するカード保持部21が形成されている。カード保持部21は下面側が開口し、前端側の左右両側部に前後に延びるとともに内側へ突出してカード80の左右両端部を保持する前方張出部22を有している。カードホルダ20の左右両端部の略中央部には後端側へ延出する後方張出部28,28が形成され、後方張出部28,28の先端部には前方側へ突出する後段部28aが形成されている。前方長出部22の前端部には前方側へ突出する前段部22aが形成され、カード保持部21の後端内側には前側へ突出するストッパ24が形成されている。カードホルダ20はベースプレート10と同様の樹脂材料を用いて一体成形される。
【0035】
カード保持部21に形成された前方長出部22の前端は中心側が開口した「コ」字状に形成されており、この「コ」字状に形成された前方長出部22は、前端に形成されたカード挿入口59から挿入されるカード80を前方長出部22の内面で案内して、スムーズに挿入できるように構成されている。
【0036】
カードホルダ20の後側に形成されたストッパ24は、カードホルダ20に挿入されたカード80の先端部(カードホルダ20に挿入された側の端部)を当接させて、カードホルダ20内でカード80を位置決めする。なお、図1に示すカード80の本体部81の後端側の右角部には、カード80の向きを明瞭にするためのテーパ部83が形成されており、カード80はこのテーパ部83がカード80の挿入方向に対して後方右側に位置する姿勢(このときカード裏面の面端子82が倒伏方向下面になる)でカードホルダ20内に挿入される。
【0037】
カードホルダ20の左右に形成された後方張出部28,28の後端部分はカードホルダ20の後端から延出しており、図4に示すように、その先端部にはそれぞれ左右内側に突出する半円筒状の軸部22cが形成されている。
【0038】
一方、これらの左右の軸部22c,22cを受容して支持するベースプレート側の軸支部12,12は、前後に形成されたスライド規制面12a,12b、下方に凸の円筒形状面12c、及び前側スライド規制面12aと円筒形状面12cとの間を滑らかに繋げる逃げ面12dなどから構成されており、これらの各面に囲まれて下方および左右外方に開いた軸支空間12sが形成されている。後側スライド規制面12bと円筒形状面12cとの間には、図2(a)に示す平面視において左右外側に開く「コ」字状のカードホルダ取付口8が形成されており、カードホルダ側の軸部22cは図1に示すカードホルダ20を垂直にした取付姿勢(軸部22cの平坦面が円筒形状面12cに当接する姿勢)でカードホルダ取付口8の上方から圧入され、軸支空間12s内に挿入される。
【0039】
軸支空間12s内では、下方に凸の円筒形状面12cと上方に凸の軸部22cとが対峙し、常に円筒面同士が当接している。また軸支空間12sにおける前後のスライド規制面12a,12bの間隔は軸部22cの直径よりも大きく形成されており、軸部22cはこの軸支空間12s内を前後に移動することができる。このため、図1に示すように、カードホルダ20はベースプレート10に対して開いた開姿勢位置と、カードホルダ20がベースコンタクト30等を上方から覆うようにベースプレート10上に閉じた閉姿勢位置との間で上下に揺動(開閉)可能である。
【0040】
このようにして揺動可能かつスライド移動可能に支持されたカードホルダ20の前方張出部22と後方張出部28との間には、図2(b)に示すように、切り欠き部61が形成され、この切り欠き部61内を移動する中央張出部14の後部と後方張出部28の前部との間にはロック機構65が設けられている。
【0041】
ロック機構65は、左右の中央張出部14の後部に形成されたプレート側ロックアーム14mと、後方張出部28の前部に形成されたホルダー側ロックアーム28mとからなる。プレート側ロックアーム14mは、中央張出部14の後方上部から後方に向けて突出する腕部14m1の後端側に下向きの凸状突起14m2が形成されて構成され、ホルダー側ロックアーム28mは後方張出部28の前方下部から前方に向けて突出する腕部28m1の前端側に上向きの凸状突起28m2が形成されて構成される。
【0042】
また、ベースプレート10の左右前端部に形成された図2(a)に示す前方保持部13L,13Rの各底面側部には、カードホルダ20の前端側に延びた前方張出部22、22の先端部に形成された前段部22aを受容する保持溝13h,13hが形成されている。ベースプレート10側の保持溝13hとカードホルダー20側の前段部22aとは、カードホルダ20が倒伏され、カードホルダ20がベースプレート10の前方側にスライド移動されると、カードホルダ20の前段部22aがベースプレート10の保持溝13h内に案内されて嵌入するように構成されている。
【0043】
更に、切り欠き部61内を移動する中央張出部14の前部と前方張出部22の後部との間にはカム機構(ガイド機構)69が設けられている。カム機構69は、中央張出部14の上端面からプレート部11に向けて斜めに傾斜する円弧状の第1カム面(ガイド面)14fと、前方張出部22の後方縁部に形成されて斜め下方に傾斜する円弧状の第2カム面(スライド面)22fとを有して構成される。このため、カードホルダ20が閉姿勢位置まで揺動倒伏されるときに、第2カム面22fが第1カム面14fに当接してこの面上を滑り、カードホルダ20が揺動倒伏しながらベースプレート10の前方側にスライド移動するように案内される。
【0044】
このようにカム機構69を設けると、図5に示すように、カード80を保持したカードホルダ20を下方へ揺動させると、カードホルダ20が図4に示す軸部22cを揺動中心としてベースプレート10の上面を覆うように倒伏動し、更にカードホルダ20を下方へ揺動させると、図4に示す軸部22cの円弧状の面がスライド規制面12b及び円筒形状面12cと摺接しながら軸部22cが時計方向に回動して、図7(a)に示すように、カードホルダ20がベースプレート10の上面を覆うように倒伏する。そして、更にカードホルダ20を倒伏させると、図7(b)に示すように、カードホルダ20の第2カム面22fが第1カム面14fと当接し、このときカードホルダ20を押し下げる力が両カム面14f,22fの当接法線方向に作用してカードホルダ20は前方へスライド移動される。
【0045】
その結果、カードホルダ20は、図2(b)に示すように、ホルダ側ロックアーム28mの円弧状の突起28m2がプレート側ロックアーム14mの円弧状の突起14m2を乗り越えるように移動して相互に係合し、カードホルダ20の前後方向の自由移動が規制される。また、この係合状態では上下に組み合う腕部14m1,28m1によりカードホルダ20が開放方向に揺動することを規制する。更に、閉姿勢位置において、前段部22a,22aが保持溝13h、13hに嵌入してカードホルダ20の開放方向への揺動を規制する。
【0046】
図7(b)に示すように、左右の前方保持部13L,13Rのうち右側の前方保持部13Rには、カードホルダ20に保持されたカード80の右角部に形成されたテーパ部83と対峙するカード保持壁13Raが形成されている。このカード保持壁13Raは、カードホルダ20が閉じられた閉姿勢位置においてカードホルダ後端側の図1に示すストッパ24との間で前後方向にカード80を保持し、前後方向に衝撃力が作用したときに、その反力で滑り移動するカード80を当接支持してカード80の脱落を防止する。
【0047】
次に、上記構成のカードコネクタ1に、カード80を取り付ける際の手順および各部の作動について説明する。先ず、図1に示すように、カードホルダ20が上方に開いた開姿勢位置において、カード80の前端部をカード保持部21のカード挿入口59からカードホルダ20と平行に挿入する。カード80はカード保持部21内を移動し、カード80の前端面がストッパ24に当接した位置でカードホルダ20に保持される。
【0048】
続いて、カード80を保持したカードホルダ20を図5に示す矢印の方向へ揺動させると、カードホルダ20は、図7(a)に示すように、図4に示す軸部22cを揺動中心としてベースプレート10の上面を覆うように倒伏動し、図2(b)に示すカム機構69により、図7(b)に示すように、カードホルダ20が下方へ揺動しながら前方にスライド移動されて閉姿勢位置に移動する。そして、カードホルダ20を閉姿勢位置のままでベースプレート10の上面を沿うように前側にスライド移動させると、図2(b)に示すように、カードホルダ20の前段部22aがベースプレート10の保持溝13h内に入り込んで係止保持され、且つ、プレート側ロックアーム14mとホルダー側ロックアーム28mとが係合し、カードホルダ20は閉姿勢の状態でロック保持される。
【0049】
ここで、第1スイッチコンタクト40と第2スイッチコンタクト50の作動について説明する。図7(b)に示すカードホルダ20を閉姿勢位置まで揺動倒伏させると、図6(a)に示すように、図5に示すカード80の前端右側の下面が第1スイッチコンタクト40の接触部40dの上面に当接して接触部40dを下方へ押圧移動させて、接触部40dが第2スイッチコンタクト50の接点部50eの上下位置と略同じ上下位置に移動する。このとき、図7(b)に示すカードホルダ20は閉姿勢位置まで揺動倒伏されると、前方張出部22の先端部は突出部50gよりも後方側に位置するように構成されているので、前方張出部22の先端部が突出部50gに当接することはない。
【0050】
続いて、図7(b)に示すカードホルダ20を前側にスライド移動させると、図6(b)に示すように、前方長出部22の内側面22bが第2スイッチコンタクト50の先端の突出部50gに当接し、突出部50gを左右方向の接触部40d側へ押圧移動させる。その結果、スイッチアーム部50d全体が接触部40d側へ撓み、接点部50eが接触部40d側へ移動する。このとき、接触部40dの上下位置は前述したように接点部50eのそれと略同一位置にあるので、接点部50eは接触部40dと当接接触した状態に保持され、第1スイッチコンタクト40及び第2スイッチコンタクト50が電気的に接続された状態になる。
【0051】
ここで、本発明に係わる図1に示すカードコネクタ1が図示しない携帯機器等に搭載され、第1スイッチコンタクト40と第2スイッチコンタクト50とが電気的に接続された状態になると信号を受けるように携帯機器等が構成されている場合を想定する。図5に示すカードホルダー20にカード80が装着され、且つ図2(b)に示すロック機構65によりカードホルダー20がベースプレート10に対してロック状態にされているときに、携帯機器等が落下等してカードホルダー20のロック状態が解除されると、図6(a)に示すように、第1スイッチコンタクト40と第2スイッチコンタクト50とは非接触状態になる。これは、カードホルダー20のロックが解除されると、前方長出部22の先端部が第2スイッチコンタクト50の先端の突出部50gよりも後端側へ移動し、接触部40d側へ撓んでいたスイッチアーム部50d全体が接触部40dから左右方向の離反する方向(図6の左側方向)に揺動して、接点部50eが接触部40dから離反するためである。
【0052】
また、図2(a)に示すように、カードホルダー20にカード80が装着されていない状態で、カードホルダー20がベースプレート10に対してロックされた状態にあるときには、図6(b)に示すように、第2スイッチコンタクト50の接点部50eは、平面視において左右方向の接触部40d側に移動して接触部40dと当接可能な位置にあるにも拘わらず、第1スイッチコンタクト40のスイッチアーム部40cはカード80による押圧がないので、スイッチアーム部40cは元の状態にある。このため、接触部40dは図3(c)に示す前側スロット部17aよりも上方位置にあり、接触部40dと接点部50eは非接触状態になる。
【0053】
その結果、携帯機器等は、前述したようにカードコネクタ1からの信号を受けない状態になると、カードホルダー20が非ロック状態にあり、若しくはカードホルダー20にカード80が装着されていない状態にあると判断することができる。
【0054】
なお、前述した実施の形態では、図1に示すように、第1スイッチコンタクト40及び第2スイッチコンタクト50をベースプレート10の左側端部に配設したが、ベースプレート10の右側端部に配設してもよい。また、前述した実施の形態では、ベースプレート10の上面上をカードホルダ20が前側にスライド移動可能な構成を示したが、カードホルダ20がベースプレート10の上面上を後側、左側及び右側のいずれかにスライド移動できるようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第1スイッチコンタクトは、カードを受容保持したカードホルダを閉姿勢位置に揺動させると、接触部を接点部の上下位置と略同じ上下位置に移動させ、第2スイッチコンタクトは、カードホルダを閉姿勢位置に揺動させた状態でスライド移動させて、カードホルダをベースプレートに対してロック状態にさせると、平面視において、接点部が接触部に当接可能な位置に移動するように構成することで、カードを受容保持したカードホルダを閉姿勢位置に揺動させるとともに、このベースプレートに対してロック状態にさせれば、接触部が接点部の上下位置と略同じ上下位置に移動し、接点部が接触部側へ移動して、接点部と接触部とが当接接触した状態になり、第1スイッチコンタクトと第2スイッチコンタクトとを電気的に接続させた状態にすることができる。
【0056】
また、カードを受容保持したカードホルダをベースプレートに対してロック状態にさせると、接触部が下方へ押圧移動するとともに、接点部が左右方向の接触部側に押圧移動して、接点部と接触部とが当接接触するように構成される場合、この状態でカードホルダのロック状態が解除されると、接点部が接触部から左右方向に離反する方向に移動して第1スイッチコンタクトと第2スイッチコンタクトとが電気的に遮断された状態になる。またカードホルダにカードが受容保持されていない状態でカードホルダをロック状態にさせると、接触部が接点部よりも上方位置に移動したまま保持されて、接点部と接触部とが非接触状態になるように構成された場合、カードホルダにカードが受容保持されていない状態でカードホルダがロック状態になると、第1スイッチコンタクトと第2スイッチコンタクトとが電気的に遮断された状態になる。その結果としてカードコネクタが携帯機器等に搭載され、第1スイッチコンタクトと第2スイッチコンタクトとが電気的に接続された状態になると、携帯機器等がカードコネクタから信号を受けるように構成される場合、携帯機器等がカードコネクタからの信号を受けない状態になれば、携帯機器等は、カードホルダーが非ロック状態にあり若しくはカードホルダーにカードが非装着状態にあることを判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るカードコネクタをこのカードコネクタに装着されるメモリーカードとともに示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るカードコネクタを示し、同図(a)はカードホルダがベースプレートに対してロック状態にあるときにカードコネクタの平面図であり、同図(b)はカードコネクタの側面図であり、同図(c)は同図(a)のA−A矢視に相当する部分の断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るベースプレートとこれに装着される第1スイッチコンタクト及び第2スイッチコンタクトを示し、同図(a)は第1スイッチコンタクト及び第2スイッチコンタクトの斜視図であり、同図(b)は第1スイッチコンタクト及び第2スイッチコンタクトの一部がベースプレートに仮挿入された状態を示す斜視図であり、同図(c)は第1スイッチコンタクト及び第2スイッチコンタクトがベースプレートに装着された状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係るカードコネクタの図1中のB−B矢視に相当する部分の断面図を示す。
【図5】本発明の一実施の形態に係るカードコネクタにおいて、カードを装着したカードホルダを閉揺動させる状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係るカードコネクタの要部を示し、同図(a)はカードホルダが前側にスライド移動しているときのカードコネクタの要部を示し、同図(b)はカードホルダがベースプレートに対してロック状態にあるときのカードコネクタの要部を示す。
【図7】本発明の一実施の形態に係るカードコネクタにおいて、カードを装着したカードホルダを閉揺動させる状態を示す斜視図である。
【図8】従来におけるカードコネクタ及びこれに装着されるスイッチコンタクトの斜視を示す。
【図9】従来におけるカードコネクタ及びこれに装着されるスイッチコンタクトの斜視を示す。
【符号の説明】
1 カードコネクタ
10 ベースプレート
20 カードホルダ
21 カード保持部
30 前側ベースコンタクト(ベースコンタクト)
35 後側ベースコンタクト(ベースコンタクト)
40 第1スイッチコンタクト
40d 接触部
50 第2スイッチコンタクト
50e 接点部
80 カード
82 面端子

Claims (2)

  1. 複数のベースコンタクトが設けられたベースプレートと、
    後端側が前記ベースプレートに枢結されて前端側が上下に揺動可能に支持され、カードを受容保持するカード保持部を有したカードホルダとを備え、
    前記ベースプレートに対して前記カードホルダを上方に揺動させた開姿勢位置で前記カード保持部に前記カードを受容して保持するように構成され、
    前記カード保持部に前記カードを受容保持させた前記カードホルダを前記ベースプレートの上面を覆うように閉じた閉姿勢位置まで揺動させると、前記カードの面端子がこれに対応した前記ベースコンタクトに当接接触し、前記閉姿勢位置に揺動された前記カードホルダを前記ベースプレートの上面上に沿ってスライド移動させると、前記カードホルダが閉姿勢状態で前記ベースコンタクトにロックされるように構成されたカードコネクタにおいて、
    前記ベースプレートには、上下に移動可能な接触部を有した第1スイッチコンタクトと、左右に移動可能な接点部を有した第2スイッチコンタクトとが設けられ、
    前記第1スイッチコンタクトは、前記カードを受容保持した前記カードホルダを前記閉姿勢位置に揺動させると、前記接触部が前記接点部の上下位置と略同じ上下位置に移動するように構成され、
    前記第2スイッチコンタクトは、前記カードホルダを前記閉姿勢位置に揺動させた状態で前記ベースプレートの上面上に沿ってスライド移動させて、前記カードホルダを前記ベースプレートに対してロック状態にさせると、平面視において、前記接点部が前記接触部に当接可能な位置に移動するように構成されていることを特徴とするカードコネクタ。
  2. 前記カードを受容保持した前記カードホルダを前記ベースプレートに対してロック状態にさせると、前記カードの下面が前記接触部に当接して前記接触部を下方へ押圧移動させるとともに、前記カードホルダの先端部が前記第2スイッチコンタクトの先端部に当接して前記接点部を左右方向の前記接触部側に押圧移動させて、前記接点部と前記接触部とが当接接触し、
    前記カードホルダに前記カードが受容保持されていない状態で前記カードホルダをロック状態にさせると、前記接触部が前記接点部よりも上方位置に移動したまま保持されて、前記接点部の左右方向の移動にも拘わらず前記接点部と前記接触部とが非接触状態になるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のカードコネクタ。
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