JP3807665B2 - データ処理装置、管理方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

データ処理装置、管理方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ処理装置の使用状況を監視するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ファクシミリ等のデータ処理装置において、私用目的での使用を抑制するために実際の装置の使用状況を監視する技術が知られている。例えば、特開2000−196793公報には、画像データをファクシミリ装置で送信する際に管理者のメールアドレスにも当該画像データを送信し、管理者が画像の内容を確認することにより、装置の使用状況を監視する技術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、画像データは特にデータ量が多く、すべての画像データについて管理者への送信あるいは保存を行うと、ネットワークやハードディスク等の記憶装置への負荷が大きくなるという問題があった。
【0004】
また、送信された画像データのすべてを管理者に送信したとしても、管理者がこれらすべてをチェックすることは負担が大き過ぎて現実的でない。
【0005】
また、私用目的でのデータ処理装置の使用状況を監視する目的以外に、ユーザが属する部署ごとにどのような種類のデータについて処理を行っているかの調査など各種の調査の目的で監視を行う場合においても、利用されたすべてのデータを監視目的のために送信または保存することは同様の問題が生じる。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、データ処理装置の使用状況を効率よく監視することを主な目的とする。
【0007】
本発明の他の目的は、特に、データ処理装置の私用目的での使用を効率よく監視して私用目的での利用を抑制することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、データの処理を行うデータ処理装置であって、ユーザによる前記データ処理装置の使用状況を監視するための監視用データを作成するタイミングを設定する設定手段と、前記設定手段により設定された前記タイミングにおける前記使用状況のサンプリングによって前記監視用データを作成する作成手段とを備え、前記設定手段は、乱数発生手段を含み、該乱数発生手段によって発生された乱数に従って前記タイミングを設定し、さらに、前記乱数発生手段により前記乱数を発生させる頻度をユーザが設定するための頻度設定手段を備える。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のデータ処理装置であって、さらに、前記データ処理装置の使用態様毎に異なる閾値をユーザが設定するための閾値設定手段を備え、 前記設定手段は、前記データ処理装置の使用態様に対応する前記閾値を取得し、前記乱数発生手段によって発生された乱数と前記取得された閾値とを比較し、前記乱数が前記閾値よりも大きい場合に、前記作成手段に前記監視用データを作成させるように前記タイミングを設定する。
【0010】
請求項3に記載の発明は、データの処理を行うデータ処理装置であって、ユーザによる前記データ処理装置の使用状況を監視するための監視用データを作成するタイミングを設定する設定手段と、前記設定手段により設定された前記タイミングにおける前記使用状況のサンプリングによって前記監視用データを作成する作成手段と、前記作成手段により作成された前記監視用データを所定の宛先に送信する送信手段と、データを送信すべき宛先が予め登録された登録手段と、を備え、前記設定手段は、データ送信の宛先が前記登録手段に予め登録された前記宛先を利用せずにユーザの手動により設定された場合に前記作成手段が前記監視用データを作成するように、前記タイミングを設定する。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のデータ処理装置であって、さらに、前記作成手段により作成された前記監視用データを保存する保存手段を備える。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のデータ処理装置であって、さらに、画像データを入力する入力手段を備え、前記作成手段は、前記入力手段により入力された画像データに基づいて前記監視用データを作成する
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載のデータ処理装置であって、前記作成手段は、前記監視用データとして、前記設定手段により設定されたタイミングにおいて前記データ処理装置を使用していたユーザを特定するためのデータを作成する
【0014】
請求項7に記載の発明は、データの処理を行うデータ処理装置であって、ユーザによる前記データ処理装置の使用状況を監視するための監視用データを作成するタイミングを設定する設定手段と、前記設定手段により設定された前記タイミングにおいて前記監視用データを作成する作成手段と、を備え、前記設定手段は、乱数発生手段を含み、該乱数発生手段によって発生された乱数に従って前記タイミングを設定し、さらに、前記乱数発生手段により前記乱数を発生させる頻度をユーザが設定するための頻度設定手段を備える
【0015】
請求項8に記載の発明は、データの処理を行うデータ処理装置であって、ユーザによる前記データ処理装置の使用状況を監視するための監視用データを作成するタイミングを設定する設定手段と、前記設定手段により設定された前記タイミングにおいて前記監視用データを作成する作成手段と、前記作成手段により作成された前記監視用データを所定の宛先に送信する送信手段と、データを送信すべき宛先が予め登録された登録手段と、を備え、 前記設定手段は、データ送信の宛先が前記登録手段に予め登録された前記宛先を利用せずにユーザの手動により設定された場合に前記作成手段が前記監視用データを作成するように、前記タイミングを設定する
【0016】
請求項9に記載の発明は、データ処理装置の管理方法であって、ユーザによる前記データ処理装置の使用状況を監視するための監視用データを作成するためのタイミングを設定する設定工程と、前記設定工程において設定されたタイミングにおいて前記監視用データを作成する作成工程と、を有し、前記設定工程は、乱数発生手段によって発生された乱数に従って前記タイミングを設定し、さらに、前記乱数発生手段により前記乱数を発生させる頻度をユーザが設定する頻度設定工程を有する
【0017】
請求項10に記載の発明は、コンピュータを、前記コンピュータによって制御される所定のデータ処理装置のユーザによる使用状況を監視するための監視用データを作成するためのタイミングを設定する設定手段、および、前記設定手段により設定された前記タイミングにおける前記使用状況のサンプリングによって、前記監視用データを作成する作成手段、として機能させ、前記設定手段は、乱数発生手段を含み、該乱数発生手段によって発生された乱数に従って前記タイミングを設定し、前記コンピュータを、さらに、前記乱数発生手段により前記乱数を発生させる頻度をユーザが設定するための頻度設定手段として機能させるプログラムである
【0018】
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のプログラムであって、前記コンピュータを、さらに、前記データ処理装置の使用態様毎に異なる閾値をユーザが設定するための閾値設定手段として機能させ、前記設定手段は、前記データ処理装置の使用態様に対応する前記閾値を取得し、前記乱数発生手段によって発生された乱数と前記取得された閾値とを比較し、前記乱数が前記閾値よりも大きい場合に、前記作成手段に前記監視用データを作成させるように前記タイミングを設定する
【0019】
請求項12に記載の発明は、コンピュータを、前記コンピュータによって制御される所定のデータ処理装置のユーザによる使用状況を監視するための監視用データを作成するためのタイミングを設定する設定手段、前記設定手段により設定された前記タイミングにおける前記使用状況のサンプリングによって、前記監視用データを作成する作成手段、および、前記作成手段により作成された前記監視用データを所定の宛先に送信する送信手段として機能させ、前記データ処理装置は、データを送信すべき宛先が予め登録された登録手段を備え、前記設定手段は、データ送信の宛先が前記登録手段に予め登録された前記宛先を利用せずにユーザの手動により設定された場合に前記作成手段が前記監視用データを作成するように、前記タイミングを設定するプログラムである
【0020】
請求項13に記載の発明は、請求項10ないし12に記載のプログラムであって、前記コンピュータを、さらに、前記作成手段により作成された前記監視用データを所定の保存装置に保存させる保存制御手段として機能させる
【0021】
請求項14に記載の発明は、請求項10ないし14のいずれかに記載のプログラムであって、前記コンピュータを、さらに、画像データを入力する入力手段として機能させ、前記作成手段は、前記入力手段により入力された画像データに基づいて前記監視用データを作成する
【0022】
請求項15に記載の発明は、請求項10ないし13のいずれかに記載のプログラムであって、前記作成手段は、前記監視用データとして、前記設定手段により設定された前記タイミングにおいて前記データ処理装置を使用していたユーザを特定するためのデータを作成する
【0023】
請求項16に記載の発明は、コンピュータを、前記コンピュータによって制御される所定のデータ処理装置のユーザによる使用状況を監視するための監視用データを作成するためのタイミングを設定する設定手段、および、前記設定手段により設定された前記タイミングにおいて、前記監視用データを作成する作成手段、として機能させ、前記設定手段は、乱数発生手段を含み、該乱数発生手段によって発生された乱数に従って前記タイミングを設定し、前記コンピュータを、さらに、前記乱数発生手段により前記乱数を発生させる頻度をユーザが設定するための頻度設定手段として機能させるプログラムである
【0024】
請求項17に記載の発明は、コンピュータを、前記コンピュータによって制御される所定のデータ処理装置のユーザによる使用状況を監視するための監視用データを作成するためのタイミングを設定する設定手段、および、前記設定手段により設定された前記タイミングにおいて、前記監視用データを作成する作成手段、さらに、前記作成手段により作成された前記監視用データを所定の宛先に送信する送信手段として機能させ、前記データ処理装置は、データを送信すべき宛先が予め登録された登録手段を備え、前記設定手段は、データ送信の宛先が前記登録手段に予め登録された前記宛先を利用せずにユーザの手動により設定された場合に前記作成手段が前記監視用データを作成するように、前記タイミングを設定するプログラムである
【0025】
請求項18に記載の発明は、請求項10ないし18のいずれかに記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。
【0027】
<1. 第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態におけるデータ処理装置では、ユーザによって該データ処理装置が使用される場合に、ランダムなタイミングで使用状況を監視するための監視用データを作成することによって使用状況のサンプリングを行い、これを所定の端末で閲覧可能とすることにより、データ処理装置の使用状況の監視ができるようにする。また、これにより、私用目的でデータ処理装置を使用することを抑制する。
【0028】
図1は、本実施の形態におけるデータ処理装置としてのマルチ・ファンクション・ペリフェラル(以下、「MFP」と略する。)1を示す外観図である。MFP1は、スキャナ、複写機、プリンタ、ファックス等の機能を有する複合機であり、ネットワークを介したデータの送受信が可能である。
【0029】
MFP1は、図1に示すように、複数のキー11aを備え、当該キーに対するユーザの操作による各種の指示や、文字・数字等のデータの入力を受け付ける操作部11、ユーザに対する指示メニューや取得した画像に関する情報等の表示を行うディスプレイ12、原稿を光電的に読み取って画像データを得るスキャナ部13、および画像データに基づいて記録シート上に画像を印刷するプリンタ部14を備える。
【0030】
また、MFP1は、本体上面に原稿をスキャナ部13に送るフィーダ部17、下部にはプリンタ部14に記録シートを供給する給紙部18、中央部にはプリンタ部14によって画像を印刷された記録シートが排出されるトレイ19、内部にはネットワークを介して外部機器と画像データ等の送受信を行う通信部15、および画像データ等を記憶する記憶部23を備えている。なお、図示は省略しているがMFP1はネットワーク・インターフェイスを有し、通信部15は外部機器との間で各種データの送受信が可能なようにネットワーク・インターフェイスを介してネットワークに接続されている。
【0031】
ディスプレイ12は、データ送信の宛先の一覧表示を含む種々の表示に使用される一方、操作部11はユーザによる宛先の選択を含む種々の入力に用いられるものであり、これらがユーザインタフェースの要部として機能する。
【0032】
スキャナ部13は、写真、文字、絵などの画像情報を原稿から光電的に読み取って画像データを取得する。すなわち、スキャナ部13は、MFP1に画像データを入力する入力手段として機能する。取得された画像データ(濃度データ)は、図示しない画像処理部においてデジタルデータに変換され、周知の各種画像処理を施された後、プリンタ部14や通信部15に送られ、画像の印刷やデータの送信に供されるか、または、後の利用のために記憶部23に格納される。
【0033】
プリンタ部14は、スキャナ部13により取得された画像データ、通信部15により外部機器から受信した画像データ、または記憶部23に格納されている画像データに基づいて記録シート上に画像を印刷する。
【0034】
通信部15は、公衆電話回線を介してファクシミリデータの送受信を行う他、LAN、インターネット等のネットワークを介して、該ネットワークに接続された外部機器との間で電子メール等を用いてデータの送受信を行う。これにより、MFP1は、通常のファクシミリ通信を行うファクシミリ装置としての機能のみならず、電子メールの送受信端末としての機能をも有する。したがって、電子メールの添付ファイルとして、各種画像データを送受信することもできる。なお、MFP1が行うネットワーク通信は有線でもよく無線でもよいが、以下の図示例では有線による通信方式が採用されている。
【0035】
図2は、MFP1に設けられた構成のうち主に本実施の形態に係る部分をネットワークNWとの関係で示すブロック図である。なお、図2では管理者端末300および通信端末301がネットワークNW上でMFP1と接続されているよう示されているが、一般にはより多数の端末がネットワークNWに接続されており、それらの端末はMFP1とのデータの送受信が可能となっている。
【0036】
MFP1は、各種演算処理を行うとともに、MFP1全体の動作を制御するCPU20を備え、各種データを記憶するRAM21、およびプログラム221を記憶するROM22がCPU20に接続される。また、CPU20には、操作部11、ディスプレイ12、スキャナ部13、プリンタ部14、および記憶部23も接続される。記憶部23は、画像データ等を保存するハードディスク231とメモリカード91から情報の読み取りを行うカードスロット232とから構成されている。なお、RAM21は、不揮発性メモリ(nonvolatile RAM)である。
【0037】
これにより、CPU20の制御の下にRAM21、スキャナ部13、プリンタ部14、ハードディスク231、並びにカードスロット232に装填されたメモリカード91の間で各種データの受け渡しが可能とされており、ディスプレイ12には、CPU20の制御により、RAM21、ハードディスク231、メモリカード91に記憶されている情報の表示が行われる。
【0038】
さらに、CPU20には、ネットワークNWを介して接続される管理者端末300や通信端末301との間でデータの送受信を行うための通信部15も接続される。
【0039】
図3は、CPU20がROM22内のプログラム221に従って動作することにより実現される機能構成を他の構成とともに示す図である。図3に示す構成のうち、データ処理部201、設定部202、判定部203,および監視用データ作成部204が、CPU20等により実現される機能を示す。
【0040】
データ処理部201は、操作部11からユーザの入力を受け付けることにより、必要に応じて記憶部23から画像データ100、管理者宛先データ102、宛先リスト103、および設定データ104を取得して、RAM21に保存する。また、記憶部23への各種データの保存、並びに管理者宛先データ102の作成をも行う。さらに、各種データに必要な処理を行ってディスプレイ12に表示する機能をも有する。
【0041】
設定部202は、操作部11からのユーザ(システム管理者、以下、「管理ユーザ」と称す。)の入力に基づいて、監視用データ101を作成するタイミングを決定するための閾値Xと、監視用データ101を作成するタイミングを決定するための乱数を発生させる頻度(処理単位)とを指定するデータである設定データ104を作成する。
【0042】
判定部203は、設定データ104に基づいて、乱数発生部203aにより乱数を発生させ、閾値Xと比較することにより、MFP1の使用状況を監視するためのデータである監視用データ101を作成するか否かの判定を行い、監視用データ作成部204に指示を与える。監視用データ作成部204は、判定部203からの指示に基づいて、画像データ100から監視用データ101を作成する。
【0043】
通信部15は、監視用データ作成部204が監視用データ101を作成した場合に、その指示に基づいて、管理者宛先データ102に登録されている宛先(管理者端末300)に監視用データ101を送信する。
【0044】
図4は、第1の実施の形態におけるMFP1の設定処理動作を示す流れ図である。MFP1は、図4に示す設定処理を行うことにより、監視用データ101の送信先である管理者端末300の宛先を示す管理者宛先データ102と設定データ104とを作成する。
【0045】
まず、データ処理部201が操作部11から管理ユーザの設定処理における入力項目の選択を受け付け(ステップS11)、選択された入力項目が閾値Xの設定、処理単位設定、および管理者宛先設定のいずれであるかを判定する(ステップS12,S14,S16)。
【0046】
閾値Xの設定が選択された場合は、閾値Xの設定処理を行う(ステップS13)。ここで、閾値Xは、判定部203が乱数発生部203aにより発生される乱数N(1ないし9の自然数)と比較することにより、監視用データ101を作成するか否かのタイミングを判定するための基準となる値である。なお、乱数Nは、一定の範囲を有する数値であれば、上記例に限られるものではない。
【0047】
図5は、MFP1における閾値Xの設定処理の詳細を示した流れ図である。図6および図7は、閾値Xの設定処理におけるMFP1の表示画面の例を示した図である。これらの図を用いて、MFP1が閾値Xの設定を受け付ける動作を説明する。
【0048】
まず、データ処理部201が図6に示す処理選択画面500をディスプレイ12に表示し(ステップS101)、管理ユーザからの選択入力を受け付ける。図6に示す処理選択画面500には、MFP1が実行することのできるデータ処理の一覧が表示され、管理ユーザが処理の項目をキー11aを操作して選択することにより、それぞれの処理について閾値Xが設定できるようにされている。なお、MFP1が実行することのできるデータ処理は、ここに示される処理に限られるものではなく、例えば、画像複写処理、電子メールの送信処理等も含んでいる。また、この処理選択画面500による選択処理は、システム管理者用パスワードを入力しないと選択を受け付けないようになっている。
【0049】
次に、「ファクシミリ送信」が選択されたか否かを判定し(ステップS102)、「ファクシミリ送信」が選択された場合は、図7に示す設定画面501を表示する(ステップS103)。図7に示す設定画面501には、「ファクシミリ送信」におけるMFP1の使用態様の一覧が表示され、設定部202が、各使用態様毎に閾値Xの設定入力を受け付け(ステップS104)、それぞれの使用態様毎に閾値Xが設定できるようにされている。後述するように、閾値Xは、乱数発生部203aにより発生される乱数Nと比較され、乱数Nが閾値Xよりも大きいときに監視用データ101が作成される。既に述べたように、本実施の形態では、乱数Nは1ないし9の自然数であるので、閾値Xを1ないし9のいずれかに設定した場合は、乱数Nの値に応じてランダムなタイミングで監視用データ101が作成される。一方、閾値Xを0に設定した場合は、乱数Nの値に関係なく常に監視用データ101が作成され、逆に、閾値Xを10に設定した場合は、乱数Nの値に関係なく監視用データ101は作成されない。例えば、図7に示すように、「入力宛先への送信」の閾値Xを0に設定した場合には、データ送信の宛先が宛先リスト103に予め登録された宛先を利用せずにユーザ(一般利用者、以下、「一般ユーザ」と称す。)の手動により設定された場合に監視用データ作成部204が常に監視用データ101を作成するようにすることができる。これは、宛先リスト103に登録された宛先を利用しないデータ送信は、宛先リスト103を利用するデータ送信よりも、私用目的の利用である可能性が高いという考えに基づいてである。
【0050】
データ処理部201は、管理ユーザの操作を受け付けることにより、ファクシミリ送信処理における閾値Xの設定入力を終了するか否かを判定し(ステップS105)、終了しない場合は、ステップS103ないしS105を繰り返し、終了する場合は、再び処理選択画面500を表示する(ステップS106)。なお、詳細は省略するが、ステップS101において「ファクシミリ送信」以外の処理が選択された場合は、「ファクシミリ送信」が選択された場合と同様(ステップS102ないしS105)に、選択された他の処理について閾値Xの設定を行う(ステップS107)。
【0051】
さらに、設定部202は、閾値Xの設定を終了するか否かを判定し(ステップS108)、終了しない場合は、ステップS101ないしS108を繰り返して閾値Xの設定を引き続き行い、終了する場合は、ステップS104(ファクシミリ送信処理以外の他の処理についてはステップS107)において使用態様毎に入力された閾値Xに基づいて設定データ104を作成して(ステップS109)、閾値Xの設定処理を終了する。
【0052】
これにより、一般ユーザによるMFP1の使用状況を管理ユーザが監視するための監視用データ101を作成するタイミングを決定するための閾値Xを、使用態様ごとに管理ユーザの任意の値に設定することができる。また、閾値Xを所定の値に設定することにより、一般ユーザが私用目的でMFP1を使用する可能性の高い場合に常に監視用データ101を作成するようにすることもできる。このため、管理ユーザが、効率よくMFP1の使用状況を監視することができる。
【0053】
図4に戻って、ステップS14において処理単位設定が選択されたとデータ処理部201により判定された場合、設定部202は、管理ユーザによる処理単位の入力を受け付け、入力された処理単位を示すデータに基づいて、設定データ104を作成する(ステップS15)。ここで、処理単位とは、一連のデータ処理(例えば、ファクシミリ送信処理)において、判定部203が乱数発生部203aを動作させて乱数を発生させる処理単位のことであり、例えば、ジョブ、ページ、または一定のデータ量等が処理単位として設定される。つまり、判定部203が乱数発生部203aを設定された処理単位毎に動作させることにより、設定された処理単位は乱数Nを発生させる頻度を示す値となる。
【0054】
これにより、乱数発生部203aにより乱数を発生させる頻度を管理ユーザが任意に設定することができる。このため、上記の閾値Xの設定と相まって、監視用データ101が作成される頻度を、管理ユーザの都合に合わせて設定することができる。例えば、処理単位をページに設定した場合は、原稿画像を1ページ読み取るごと、または、画像データを1ページ分送信するごとに、乱数Nが発生され、閾値Xと比較されることにより、監視用データ101を作成するかどうかの判断が行われる。このため、この場合には、処理する画像のページ数が多いほど監視用データ101が作成される確率も高くなる。一方、処理単位をジョブごとに設定した場合は、1ジョブすなわち一連のデータ処理が完了するごとに乱数Nが発生される。また、処理単位をデータ量に設定した場合は、一定のデータ量を処理するごとに乱数Nが発生される。
【0055】
ステップS16において、管理者宛先設定が選択された場合、キー11aから管理ユーザによる宛先の入力を受け付け、入力された宛先に基づいて、管理者宛先データ102を作成する(ステップS17)。これにより、MFP1がネットワークNWを介して監視用データ101を送信すべき宛先(本実施の形態では、管理者端末300)が予め登録できる。
【0056】
次に、データ処理部201は、設定処理の終了が選択されたか否かを判定し(ステップS18)、設定処理の終了が選択された場合は設定処理を終了し、そうでない場合は、さらにステップS11ないしS18の処理を繰り返す。
【0057】
このように、MFP1の設定処理が行われ、後述するデータ処理において、これらの設定が利用されることにより、MFP1の使用状況の監視が行われる。
【0058】
図8は、MFP1におけるデータ処理のうち一般ユーザによるファクシミリ送信処理の動作を示す流れ図である。ここでは、MFP1のデータ処理のうちファクシミリ送信処理を例に取り、図8を用いてMFP1の使用状況の監視がどのように行われるかを説明する。
【0059】
まず、データ処理部201が、予め記憶部23に保存されている画像データ100、管理者宛先データ102、宛先リスト103、および設定データ104をRAM21に保存する形式で取得し(ステップS21)、操作部11からファクシミリ送信の宛先の選択(予め宛先リスト103に登録されている宛先からの選択)または入力(宛先リスト103に登録されていない宛先の手動による入力)を受け付ける(ステップS22)。なお、画像データ100は、スキャナ部13から取得されてもよいし、ネットワークNWを介して他の端末から受信することによって取得されてもよい。また、ファクシミリデータ等のデータを送信すべき宛先(通信端末301等)が予め登録されている宛先リスト103は、データ処理部201により、上記のように一般ユーザによるキー操作によって入力された宛先を宛先リスト103に登録することにより作成されてもよいし、例えば、他の端末から送信されるデータに含まれる宛先に関するデータに基づいて予め作成され、記憶部23に保存されていてもよい。
【0060】
次に、通信部15は、一般ユーザからの指示に基づいてステップS22で受け付けた宛先に対して画像データ100の送信を開始する(ステップS23)。
【0061】
画像データ100の送信が開始されると、判定部203は、図4のステップS15で作成した設定データ104に基づいて処理単位分の送信がされたか否かを監視しつつ(ステップS24)、送信が完了するまでステップS24ないしS30の処理を繰り返し(ステップS30)、処理単位分の送信がされる度にステップS25ないしS29の処理を実行する。以下に詳しく説明する。
【0062】
まず、判定部203はステップS24において処理単位分の送信がされたと判定した場合、乱数発生部203aにより乱数Nを発生させて取得し(ステップS25)、それまでに行われた操作部11の操作に基づいて現在のMFP1の使用態様を判定し、設定データ104から該当する閾値Xを取得する(ステップS26)。例えば、ファクシミリ送信処理における各使用態様に対して図7に示す例のように閾値Xの値が設定されている場合、ステップS22においてファクシミリ送信の宛先が宛先リスト103から選択された場合は、使用態様に該当する閾値Xとして6が取得され、一般ユーザの手動により入力された場合には0が取得される。
【0063】
次に、乱数Nが閾値Xより大きいか否かを判定し(ステップS27)、乱数Nが閾値Xより大きい場合、監視用データ作成部204に監視用データ101を作成するよう指示を与える。監視用データ作成部204は、判定部203からの指示に基づいて、画像データ100から監視用データ101を作成し(ステップS28)、通信部15に管理者端末300に対して監視用データ101を送信するよう指示を与える。例えば、処理単位がページに設定されている場合、1ページ分の画像データ100を送信するごとに乱数Nが取得され、閾値Xと比較されることにより監視用データ101を作成するかどうかの判断が行われる。上記の例のように、閾値Xが6に設定されている場合であれば、発生された乱数Nが7以上である場合に監視用データ101が作成される。なお、本実施の形態では、監視用データ101は、画像データ100をそのままコピーすることにより作成されるが、監視用データ101の作成方法は、これに限られるものではない。例えば、監視用データ101は、画像データ100のサムネイル画像であってもよいし、画像データ100を圧縮したデータであってもよい。また、画像データ100がカラーデータである場合には、これをモノクロデータに変換したデータであってもよい。さらに、処理単位がジョブに設定されている場合であれば、当該ジョブを構成するページのうちの一部のページ(例えば、先頭ページ、奇数ページ、偶数ページ等)についてのみ、監視用データ101を作成するようにしてもよい。
【0064】
通信部15は、監視用データ作成部204からの指示に基づいて、管理者宛先データ102に登録してある宛先(管理者端末300)に監視用データ101を送信する(ステップS29)。
【0065】
これにより、入力された画像データ100に基づいて、監視用データ101を作成すること、および、作成された監視用データ101を所定の宛先に送信することができ、管理ユーザが管理者端末300で監視用データ101をチェックすることによって、MFP1がどのような画像について使用されたのかを確認することができ、MFP1の使用状況の監視ができる。なお、乱数Nが閾値Xより大きくない場合は、判定部203から監視用データ作成部204に対して監視用データ101を作成する指示はされないことから、監視用データ101は作成されない。
【0066】
以上のように、予め設定された閾値Xと乱数発生部203aにより発生された乱数Nとを用いてMFP1の使用状況をサンプリングするか否か、すなわち、監視用データ101を作成するか否かを判定することから、ランダムなタイミングにおいて監視用データ101を作成することができ、どのタイミングで使用状況がサンプリングされるかを一般ユーザが知得することができないので、すべての使用について監視用データ101を作成してMFP1の監視を行わなくても、私用目的でのMFP1の使用を抑制することができる。また、MFP1が使用される度に監視用データ101を作成して送信する場合に比べて、ネットワークNWや管理者端末300の記憶装置の負荷を軽減することができる。
【0067】
<2. 第2の実施の形態>
第1の実施の形態におけるMFP1は、監視用データ101として画像データ100を用いていたが、MFP1を使用していた一般ユーザを特定する情報から監視用データ101を作成し、それを閲覧可能にすることにより、MFP1の使用状況を監視することも有効である。
【0068】
また、監視用データ101を閲覧可能にする端末は、第1の実施の形態のように管理者端末300に限られるものではなく、MFP1に監視用データ101を保存し、パスワードを入力した管理ユーザのみが閲覧可能としてもよい。
【0069】
図9は、このような原理に従って構成した第2の実施の形態におけるMFP1の構成を示した図である。図9において、第1の実施の形態とほぼ同様の機能を有する構成については、適宜、同符号を用いている。また、図9を用いて第2の実施の形態におけるMFP1の各構成について説明するが、第1の実施の形態と同様の機能については、適宜、説明を省略する。
【0070】
データ処理部201は、MFP1を使用した一般ユーザを特定するためのユーザデータ105を作成する。さらに、必要に応じて、監視用データ101等の各種データを記憶部23に保存する機能を有する。
【0071】
監視用データ作成部204は、判定部203からの指示に基づいて、ユーザデータ105から監視用データ101を作成する。
【0072】
図10は、第2の実施の形態におけるMFP1のデータ処理のうちのファクシミリ送信処理の動作を示す流れ図である。図10に示すステップS41ないしS50は、図8におけるステップS21ないしS30とほぼ同様の処理である。
【0073】
まず、データ処理部201が、必要なデータを取得し(ステップS41)、ファクシミリ送信の宛先の選択または入力を受け付けるとともに、ユーザIDの入力を受け付け(ステップS42)、入力されたユーザIDに基づいてユーザデータ105を作成する。なお、ユーザIDとは、一般ユーザごと、あるいは、一般ユーザが属する部署ごとに割り付けられた識別情報であり、例えば、数桁の数字やアルファベットによって構成される。MFP1には、予め正規の一般ユーザのユーザIDが記憶されており、一般ユーザから入力されたユーザIDがこの予め記憶されたユーザIDと一致することを条件として、MFP1の使用が許可される。従って、ユーザIDに基づいて作成されたユーザデータ105により、MFP1を使用した一般ユーザ若しくは部署の特定が可能である。
【0074】
次に、データ処理部201は、第1の実施の形態におけるステップS23ないしS30と同様にステップS43ないしS50の処理を実行する。ここで、ステップS48で作成される監視用データ101は、第1の実施の形態と異なり、画像データ100からではなく、ユーザIDに基づいて作成されたユーザデータ105から作成される。
【0075】
これにより、監視用データ101として、設定されたタイミングにおいてMFP1を使用していた一般ユーザを特定するためのユーザデータ105を作成することができ、画像データ100等のデータ量の多いデータを用いる場合に比べて、MFP1の記憶部23の負荷を軽減できる。また、画像の内容をチェックする場合と比べて、管理ユーザの負担も軽減することができる。
【0076】
なお、ユーザデータ105としては、ユーザIDのほかに、例えば電子メールの送信処理であれば、当該電子メールの発信元アドレス(Fromアドレス)を利用することもできる。
【0077】
また、ステップS49では、第1の実施の形態と異なり、監視用データ101を通信部15により管理者端末300に送信する(図8:ステップS29)のではなく、データ処理部201が、作成された監視用データ101を記憶部23に保存する。なお、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、監視用データ101を管理者端末300等の所定の宛先へ返信するようにしてもよい。また、第1の実施の形態において、本実施の形態と同様に、監視用データ101を記憶部23等のMFP1内部の所定の記憶装置に保存するようにしてもよい。さらに、監視用データ101を所定の宛先へ返信するとともに、MFP1内部の所定の記憶装置に保存するようにしてもよい。
【0078】
これにより、管理ユーザがMFP1で監視用データ101を閲覧することができ、MFP1の使用状況の監視ができる。
【0079】
さらに、第1の実施の形態と同様に判定部203により送信が完了したか否かが判定され(ステップS50)、送信が完了している場合にはファクシミリ送信処理を終了する。
【0080】
以上のように、第2の実施の形態におけるMFP1においても、第1の実施の形態と同様にMFP1の使用状況を監視することができる。また、画像データ100の代わりにユーザデータ105を用いて監視用データ101を作成することから監視用データ101のデータ量を減らすことができ、MFP1の記憶装置および管理ユーザの負担を軽減することができる。さらに、作成された監視用データ101をネットワークNWを介して送信するのではなく、MFP1に保存する場合には、監視すべき装置に監視用データ101が保存されることから、容易に使用状況を確認すること、並びにネットワークNWの負荷を軽減することができる。
【0081】
<3. 変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
【0082】
例えば、操作部11は上記実施の形態のように、キー入力によるものに限られるものではなく、各ユーザの操作によって指示や、文字・数字等のデータを入力できるものであれば他のものが用いられてもよい。例えば、タッチパネル式ディスプレイやタブレット等のようにディスプレイと一体となったものであってもよい。
【0083】
また、上記実施の形態に係る処理をCPU20に実行させるプログラムは、必ずしもROM22に予め書き込まれていなくてもよい。例えば、事前にカードスロット232を介してメモリカード91からプログラムが読み出され、ハードディスク231に記憶された後、実行されてもよく、ネットワーク経由でロードされてもよい。
【0084】
また、MFP1では、一連のデータ処理が全てCPU20によるソフトウェア的処理で実行されているが、それらの処理の一部または全部を専用のハードロジック回路により実現することも可能である。
【0085】
また、MFP1は、監視用データ101を作成しないモードを備えていてもよい。例えば、MFP1は、使用する際に特定のパスワード入力等を行うことにより、どのデータ処理が実行されるかにかかわらず、監視用データ101が作成されないようにされてもよい。このようにすることにより、機密文書等の管理ユーザといえども閲覧することが望ましくないデータを処理する場合に、当該データに基づいて監視用データ101が作成され、管理ユーザに閲覧されることを防止することができる。
【0086】
また、上記実施の形態では、乱数発生部203aを動作させる頻度は、すべてのデータ処理および使用態様において同じ処理単位に基づいて定められているが、例えば、閾値Xと同様にMFP1の使用態様ごとに設定されてもよいし、データ処理の種別ごとに設定されてもよい。
【0087】
また、上記実施の形態では、監視用データ101を作成するタイミングは、乱数Nに依存して定まるが、これに限られるものではなく、周期的、あるいは特定の時刻において作成される等してもよい。この場合、設定される周期や時刻は、一般ユーザが知ることができないようにすることが望ましい。
【0088】
また、監視用データ101は、画像データ100またはユーザデータ105のいずれか一方のみに基づいて作成されることに限定されるものではない。例えば、第1の実施の形態において、画像データ100に基づく監視用データ101に加えて、ユーザデータ105に基づく監視用データ101も作成し、管理ユーザに閲覧可能にするようにしてもよい。このようにすれば、管理ユーザは、処理されていた画像の内容と、その処理を行った一般ユーザとを同時に把握することができるため、例えば、私用目的でのMFP1の使用の防止にさらに効果的である。さらに、監視用データ101を作成するための情報はこれらに限定されるものではない。例えば、MFP1を使用した日付、データの送信先、データのファイル名、電子メールの本文データおよびタイトルまたは処理種別等、MFP1の使用状況の監視に役立つ情報であればどのようなものから作成されてもよく、さらに、それらの用いられる組み合わせはどのようなものであってもよい。
【0089】
また、管理者端末300に送信、あるいはMFP1に保存された監視用データ101は、管理ユーザによる確認がされたときや一定の期間が経過したとき等に削除されることが望ましい。さらに、監視用データ101は、管理ユーザによる監視が行われる前に私用目的で使用した一般ユーザによって削除等されることのないよう、例えば、管理ユーザのみがパスワードの入力等によりアクセスできるようにする、または一般に閲覧ができるようにする場合には、一般ユーザが監視用データ101を削除できないようにする等のアクセス制御がされることが望ましい。
【0090】
また、上記の実施の形態においては、データをファクシミリ送信する場合について説明したが、本発明は、この他の各種データ処理についても、同様に適用することができることは言うまでもない。例えば、スキャナ部13で原稿画像を読み取って得た画像データを電子メールに添付してネットワークNWへ送信する処理においては、原稿画像を1ページ読み取るごと、電子メールを送信するごと等の処理単位で乱数Nを発生させるようにすることが考えられる。また、図6に示したファクシミリ送信以外の処理についても同様である。例えば、ウェブの閲覧であれば、閲覧するウェブページが切り換えられるごと等の処理単位で乱数Nを発生させるようにすることが考えられる。ファイルのダウンロードであれば、所定のデータ量のファイルがダウンロードされるごと等の処理単位で乱数Nを発生させるようにすることが考えられる。
【0091】
また、上記実施の形態では、データ処理装置としてMFP1を例に説明したが、データ処理装置は、このような装置に限定されるものではなく、一般的なパーソナルコンピュータにより実現されてもよい。図11は、本発明におけるデータ処理装置のハードウェア構成を一般的なパーソナルコンピュータにより構成したデータ処理装置4の正面図である。図11に示すように、データ処理装置4は、ユーザからの指示を受け付けるためのキーボード411およびマウス412、並びにユーザに対する指示メニューや取得した画像等の表示を行うディスプレイ42を備える。また、内部に電子メールのデータやプログラム等を記憶するハードディスク431を有しており、さらに、各種データを記録した記録メディア92がメディア読取装置432に装填可能となっている。
【0092】
図12は、データ処理装置4の背面図である。データ処理装置4は、内部にネットワークを介してデータの送受信を行うための通信部44を有し、ネットワークインターフェイス441により、公衆電話回線や、LAN、インターネット等のネットワークに接続される。
【0093】
図13は、データ処理装置4の構成を示すブロック図である。データ処理装置4のハードウエア構成は、CPU45、RAM47およびROM46をバスラインに接続した一般的なコンピュータシステムの構成となっている。ただし、通信ソフトウエアとしては、この発明の特徴に応じた新規な電子メール送信処理のプログラム部分がインストールされる。バスラインにはさらに、ディスプレイ42、操作部41としてユーザからの入力を受け付けるキーボード411およびマウス412、記憶部43としてデータやプログラム431a等を保存するハードディスク431、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等の記録媒体である記録メディア92から情報の読み取りを行うメディア読取装置432、およびネットワークを介して外部機器との電子メールの送受信を行う通信部44が、適宜、接続インターフェイス(I/F)を介する等して接続される。そして、データ処理装置4は、ハードディスク431に保存されているプログラム431aをCPU20が、適宜実行することにより、当該データ処理装置4において実行可能なデータ処理に対して、上記実施の形態および変形例におけるMFP1と同様の監視用データの作成等の処理をするように制御される。
【0094】
【発明の効果】
請求項1、7、9、10および16に記載の発明では、ユーザーが乱数発生手段により乱数を発生させる頻度を設定し、設定手段が、乱数発生手段によって発生された乱数に従ってユーザによるデータ処理装置の使用状況を監視するための監視用データを作成するタイミングを設定して、そのタイミングにおいて監視用データを作成することにより、ネットワークへの負荷や監視用データの保存のための記憶装置の容量、および監視用データの閲覧のための管理者等の労力等を軽減することができるとともに、ユーザーにどのような場合に監視用データが作成されるかを悟られないようにすることができ、私用目的でデータ処理装置が使用されることを効率的に抑制することができる。さらに、監視用データが作成される頻度を管理者としてのユーザが任意に設定することができる
【0095】
請求項2および11に記載の発明では、ユーザがデータ処理装置の使用態様毎に異なる閾値を設定し、設定手段が、前記データ処理装置の使用態様に対応する前記閾値を取得し、乱数発生手段によって発生された乱数と前記取得された閾値とを比較し、前記乱数が前記閾値よりも大きい場合に、作成手段に前記監視用データを作成させるように、前記監視用データを作成するタイミングを設定することにより、管理者等が、効率良くデータ処理装置の使用状況を監視することができる。
【0096】
請求項3、8、12および17に記載の発明では、データを送信すべき宛先が予め登録され、データ送信の宛先が予め登録された宛先を利用せずにユーザの手動により設定された場合に監視用データを作成するように、ユーザによるデータ処理装置の使用状況を監視するための監視用データを作成するタイミングを設定し、そのタイミングで作成された監視用データを所定の宛先に送信することにより、ネットワークへの負荷や監視用データの保存のための記憶装置の容量、および監視用データの閲覧のための管理者等の労力等を軽減することができる。さらに、例えば、管理者等が遠隔でデータ処理装置の使用状況の監視をすることができるとともに、データ処理装置が私用目的で使用された可能性の高い場合に監視用データを作成することができ、効率のよく私用目的での使用を監視することができる
【0097】
請求項4および13に記載の発明では、作成された前記監視用データをデータ処理装置の保存手段に保存することにより、該データ処理装置において容易に使用状況の監視をすることができる。
【0098】
請求項5および14に記載の発明では、入力された画像データに基づいて前記監視用データを作成することにより、データ処理装置がどのようなデータについて使用されたかを監視することができる
【0099】
請求項6および15に記載の発明では、監視用データとして、設定されたタイミングにおいてデータ処理装置を使用していたユーザを特定するためのデータを作成することにより、管理者等がデータ処理装置のユーザを把握することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるMFPの外観図である。
【図2】MFPの構成とネットワークとの関係とを示す図である。
【図3】MFPに設けられた構成とネットワークとの関係とを示すブロック図である。
【図4】MFPにおける設定処理の動作を示す流れ図である。
【図5】MFPにおける閾値Xの設定処理の動作を示す流れ図である。
【図6】MFPにおける処理選択画面の例を示す図である
【図7】MFPにおける設定画面の例を示す図である
【図8】MFPにおけるファクシミリ送信処理の動作を示す流れ図である。
【図9】第2の実施の形態におけるMFPに設けられた構成とネットワークとの関係とを示すブロック図である。
【図10】MFPにおけるファクシミリ送信処理の動作を示す流れ図である。
【図11】本発明におけるデータ処理装置の正面図である。
【図12】データ処理装置の背面図である。
【図13】データ処理装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 MFP
11 操作部
13 スキャナ部
15 通信部
221 プログラム
23 記憶部
101 監視用データ
102 管理者宛先データ
103 宛先リスト
104 設定データ
105 ユーザデータ
201 データ処理部
202 設定部
203 判定部
203a 乱数発生部
204 監視用データ作成部
4 データ処理装置
43 記憶部
431 ハードディスク
431a プログラム
44 通信部

Claims (18)

  1. データの処理を行うデータ処理装置であって、
    ユーザによる前記データ処理装置の使用状況を監視するための監視用データを作成するタイミングを設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された前記タイミングにおける前記使用状況のサンプリングによって前記監視用データを作成する作成手段と、
    を備え、
    前記設定手段は、乱数発生手段を含み、該乱数発生手段によって発生された乱数に従って前記タイミングを設定し、
    さらに、前記乱数発生手段により前記乱数を発生させる頻度をユーザが設定するための頻度設定手段を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 請求項1に記載のデータ処理装置であって、
    さらに、前記データ処理装置の使用態様毎に異なる閾値をユーザが設定するための閾値設定手段を備え、
    前記設定手段は、前記データ処理装置の使用態様に対応する前記閾値を取得し、前記乱数発生手段によって発生された乱数と前記取得された閾値とを比較し、前記乱数が前記閾値よりも大きい場合に、前記作成手段に前記監視用データを作成させるように前記タイミングを設定することを特徴とするデータ処理装置。
  3. データの処理を行うデータ処理装置であって、
    ユーザによる前記データ処理装置の使用状況を監視するための監視用データを作成するタイミングを設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された前記タイミングにおける前記使用状況のサンプリングによって前記監視用データを作成する作成手段と、
    前記作成手段により作成された前記監視用データを所定の宛先に送信する送信手段と、
    データを送信すべき宛先が予め登録された登録手段と、
    を備え、
    前記設定手段は、データ送信の宛先が前記登録手段に予め登録された前記宛先を利用せずにユーザの手動により設定された場合に前記作成手段が前記監視用データを作成するように、前記タイミングを設定することを特徴とするデータ処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のデータ処理装置であって、
    さらに、前記作成手段により作成された前記監視用データを保存する保存手段を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のデータ処理装置であって、
    さらに、画像データを入力する入力手段を備え、
    前記作成手段は、前記入力手段により入力された画像データに基づいて前記監視用データを作成することを特徴とするデータ処理装置。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載のデータ処理装置であって、
    前記作成手段は、前記監視用データとして、前記設定手段により設定されたタイミングにおいて前記データ処理装置を使用していたユーザを特定するためのデータを作成することを特徴とするデータ処理装置。
  7. データの処理を行うデータ処理装置であって、
    ユーザによる前記データ処理装置の使用状況を監視するための監視用データを作成するタイミングを設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された前記タイミングにおいて前記監視用データを作成する作成手段と、を備え、
    前記設定手段は、乱数発生手段を含み、該乱数発生手段によって発生された乱数に従って前記タイミングを設定し、
    さらに、前記乱数発生手段により前記乱数を発生させる頻度をユーザが設定するための頻度設定手段を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  8. データの処理を行うデータ処理装置であって、
    ユーザによる前記データ処理装置の使用状況を監視するための監視用データを作成するタイミングを設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された前記タイミングにおいて前記監視用データを作成する作成手段と、
    前記作成手段により作成された前記監視用データを所定の宛先に送信する送信手段と、
    データを送信すべき宛先が予め登録された登録手段と、を備え、
    前記設定手段は、データ送信の宛先が前記登録手段に予め登録された前記宛先を利用せずにユーザの手動により設定された場合に前記作成手段が前記監視用データを作成するように、前記タイミングを設定することを特徴とするデータ処理装置。
  9. データ処理装置の管理方法であって、
    ユーザによる前記データ処理装置の使用状況を監視するための監視用データを作成するためのタイミングを設定する設定工程と、
    前記設定工程において設定されたタイミングにおいて前記監視用データを作成する作成工程と、
    を有し、
    前記設定工程は、乱数発生手段によって発生された乱数に従って前記タイミングを設定し、
    さらに、前記乱数発生手段により前記乱数を発生させる頻度をユーザが設定する頻度設定工程
    を有することを特徴とするデータ処理装置の管理方法。
  10. コンピュータを、
    前記コンピュータによって制御される所定のデータ処理装置のユーザによる使用状況を監視するための監視用データを作成するためのタイミングを設定する設定手段、および、
    前記設定手段により設定された前記タイミングにおける前記使用状況のサンプリングによって、前記監視用データを作成する作成手段、
    として機能させ、
    前記設定手段は、乱数発生手段を含み、該乱数発生手段によって発生された乱数に従って前記タイミングを設定し、
    前記コンピュータを、さらに、前記乱数発生手段により前記乱数を発生させる頻度をユーザが設定するための頻度設定手段として機能させることを特徴とするプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムであって、前記コンピュータを、
    さらに、前記データ処理装置の使用態様毎に異なる閾値をユーザが設定するための閾値設定手段として機能させ、
    前記設定手段は、前記データ処理装置の使用態様に対応する前記閾値を取得し、前記乱数発生手段によって発生された乱数と前記取得された閾値とを比較し、前記乱数が前記閾値よりも大きい場合に、前記作成手段に前記監視用データを作成させるように前記タイミングを設定することを特徴とするプログラム。
  12. コンピュータを、
    前記コンピュータによって制御される所定のデータ処理装置のユーザによる使用状況を監視するための監視用データを作成するためのタイミングを設定する設定手段、
    前記設定手段により設定された前記タイミングにおける前記使用状況のサンプリングによって、前記監視用データを作成する作成手段、および、
    前記作成手段により作成された前記監視用データを所定の宛先に送信する送信手段
    として機能させ、
    前記データ処理装置は、データを送信すべき宛先が予め登録された登録手段を備え、
    前記設定手段は、データ送信の宛先が前記登録手段に予め登録された前記宛先を利用せずにユーザの手動により設定された場合に前記作成手段が前記監視用データを作成するように、前記タイミングを設定することを特徴とするプログラム。
  13. 請求項10ないし12に記載のプログラムであって、前記コンピュータを、
    さらに、前記作成手段により作成された前記監視用データを所定の保存装置に保存させる保存制御手段として機能させることを特徴とするプログラム。
  14. 請求項10ないし13のいずれかに記載のプログラムであって、前記コンピュータを、
    さらに、画像データを入力する入力手段として機能させ、
    前記作成手段は、前記入力手段により入力された画像データに基づいて前記監視用データを作成することを特徴とするプログラム。
  15. 請求項10ないし13のいずれかに記載のプログラムであって、
    前記作成手段は、前記監視用データとして、前記設定手段により設定された前記タイミングにおいて前記データ処理装置を使用していたユーザを特定するためのデータを作成することを特徴とするプログラム。
  16. コンピュータを、
    前記コンピュータによって制御される所定のデータ処理装置のユーザによる使用状況を監視するための監視用データを作成するためのタイミングを設定する設定手段、および、
    前記設定手段により設定された前記タイミングにおいて、前記監視用データを作成する作成手段、として機能させ、
    前記設定手段は、乱数発生手段を含み、該乱数発生手段によって発生された乱数に従って前記タイミングを設定し、
    前記コンピュータを、さらに、前記乱数発生手段により前記乱数を発生させる頻度をユーザが設定するための頻度設定手段として機能させることを特徴とするプログラム。
  17. コンピュータを、
    前記コンピュータによって制御される所定のデータ処理装置のユーザによる使用状況を監視するための監視用データを作成するためのタイミングを設定する設定手段、および、
    前記設定手段により設定された前記タイミングにおいて、前記監視用データを作成する作成手段、
    さらに、前記作成手段により作成された前記監視用データを所定の宛先に送信する送信手段として機能させ、
    前記データ処理装置は、データを送信すべき宛先が予め登録された登録手段を備え、
    前記設定手段は、データ送信の宛先が前記登録手段に予め登録された前記宛先を利用せずにユーザの手動により設定された場合に前記作成手段が前記監視用データを作成するように、前記タイミングを設定することを特徴とするプログラム。
  18. 請求項10ないし17のいずれかに記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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