JP3872963B2 - 画像入力装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機、ファクシミリ装置及びスキャナ装置等のような画像入力装置において、画像データを入力して送信する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、原稿をスキャンして得られる画像データを送信する装置において、画像データの送信を行う場合、自動原稿給送装置に積載された複数原稿の画像データは1つのファイルとして送信するように構成されている。ところが、複数の原稿に関する画像が1つのファイルとして送信されると、ユーザの所望する原稿の画像がファイル中のどの部分に含まれているかを検索しようとすると、非常に手間がかかる作業となり、原稿数が多くなるほどこの問題は大きくなる。
【0003】
一方、自動原稿給送装置に積層された複数原稿のうちから白紙を検知し、その白紙部分で文書を仕分ける複写機等は従来より存在する。この機能を利用すれば、複数原稿に関するデータを複数のファイルに分割することが可能であり、文書内容等に応じてファイル管理を行うことができる点で好ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数のファイルをそのまま送信するように構成すると、互いに関連性のあるファイル群を特定することが困難になるという新たなファイル管理上の問題が発生する。例えば、原稿をスキャンする装置が、ネットワークに接続されたサーバに対してデータ送信する場合、複数のファイルをそのままサーバの記録装置に保存すると、その記録装置には他の様々なファイルも存在するため、ファイル同士の関連性を把握することができない。
【0005】
そこで、この発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、データ送信の際のファイル数を低減し、かつ、ユーザが簡単にファイル管理を行うことのできる画像入力装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、画像を入力して送信する画像入力装置であって、画像データを入力する入力手段と、前記入力手段により得られる画像データに基づいて、複数のファイルを作成するファイル作成手段と、前記ファイル作成手段によって作成された複数のファイルを結合して1つの送信用ファイルを生成する結合手段と、前記送信用ファイルを送信する送信手段と、を備え、前記結合手段、前記送信用ファイルから前記複数のファイルを復元可能な状態にして前記送信用ファイルを生成するとともに、前記画像入力装置は、前記複数のファイルの内容に関する参照用ファイルを生成する参照用ファイル生成手段をさらに備え、前記結合手段は、前記複数のファイルと前記参照用ファイルとを結合して前記送信用ファイルを生成することを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項 1 に記載の画像入力装置であって、画像入力又は送信に関する条件に応じて、前記結合手段を動作させるか否かを自動選択する自動選択手段をさらに備えることを特徴としている。
【0007】
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像入力装置において、前記画像データの区切りを示す区切り信号を発生させる信号発生手段をさらに備え、前記ファイル作成手段が、前記区切り信号ごとに前記複数のファイルを作成することを特徴としている。
【0008】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の画像入力装置において、前記入力手段が、原稿を読み取ることによって前記画像データを生成する読取手段であることを特徴としている。
【0009】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の画像入力装置において、複数の原稿群を連続的に前記読取手段に供給する自動原稿給送装置と、前記自動原稿給送装置により連続的に給送される前記複数の原稿群の区切りを検知する検知手段と、を備え、前記信号発生手段が、前記検知手段の検知結果に応じて前記区切り信号を発生させることを特徴としている。
【0010】
請求項に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像入力装置において、前記結合手段が、予め定められた期間ごとに前記複数のファイルを結合して1つの送信用ファイルを生成することを特徴としている。
【0011】
請求項に記載の発明は、請求項3又は4に記載の画像入力装置において、ユーザからの画像データの区切りを指示する操作を受け付けるインタフェース手段をさらに備え、前記信号発生手段が、前記インタフェース手段を介して受け付けられたユーザからの指示に応じて前記区切り信号を発生させることを特徴としている。
【0013】
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の画像入力装置において、前記送信用ファイルを圧縮する圧縮手段をさらに備えることを特徴としている。
【0014】
請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載の画像入力装置において、前記結合手段を動作させるか否かをユーザに選択させる選択受付手段をさらに備えることを特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0027】
<1.画像入力装置の全体構成>
図1はこの実施の形態における画像入力装置1を示す外観図である。この実施の形態において画像入力装置1はいわゆるマルチ・ファンクション・ペリフェラル(MFP)と呼ばれる装置であって、スキャナ、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の機能を有する複合機である。この画像入力装置1は、画像データを入力して送信する機能を有し、LANやインターネット等のネットワーク及び公衆電話回線等の通信網を介したデータの送受信が可能である。
【0028】
画像入力装置1は、図1に示すように、複数のキー11a及びタッチパネルセンサ11bを備え、ユーザの操作による各種の指示や、文字・数字等のデータの入力を受け付ける操作部11、ユーザに対する指示メニューや取得した画像に関する情報等の表示を行うディスプレイ12、原稿を光電的に読み取って画像データを得るスキャナ部13、及び画像データに基づいて記録シート上に画像を印刷するプリンタ部14を備える。
【0029】
また、画像入力装置1の本体上部には原稿をスキャナ部13に送るための自動原稿給送装置(フィーダ部)17が設けられ、下部にはプリンタ部14に記録シートを供給する給紙部18が設けられる。さらに中央部にはプリンタ部14によって画像を印刷された記録シートが排出されるトレイ19が設けられ、内部にはネットワークを介して外部機器と画像データ等の送受信を行う通信部16、及び画像データ等を記憶するためのメモリや磁気ディスク装置等で構成された記憶部23が設けられる。なお、図示は省略しているが画像入力装置1はLAN等のネットワークに接続するためのネットワーク・インタフェースと、通信網からファクシミリデータを受信するためのインタフェースとを有し、通信部16は外部機器との間で各種データの送受信が可能なようにネットワーク・インタフェースを介してネットワークに接続されるとともに、通信網にも接続されている。
【0030】
ディスプレイ12はデータ送信の送信先を指定する際に送信先リストの一覧表示を行うとともに、スキャン条件やデータ送信条件等を設定する際の設定画面等を表示する。ディスプレイ12の表面側にはタッチパネルセンサ11bが設けられており、送信先の指定、スキャン条件の設定及びデータ送信条件の設定の際にユーザが操作し易いように構成されている。複数のキー11a及びタッチパネルセンサ11bを含む操作部11はユーザによる送信先の選択を含む種々の入力に用いられるものであり、操作部11とディスプレイ12とがユーザインタフェースの要部となるオペレーションパネルとして機能する。
【0031】
スキャナ部13は原稿を読み取る読取手段(入力手段)として機能するものであり、原稿から写真、文字、絵などの画像情報を光電的に読み取って画像信号を生成する。生成された画像信号は、画像データ生成部においてデジタルデータに変換され、周知の各種画像処理を施された後、プリンタ部14や通信部16に送られ、画像の印刷やデータの送信に供される。又、後に画像データを再利用する場合に備えて記憶部23にも格納される。
【0032】
プリンタ部14は、スキャナ部13により取得された画像データ、通信部16により外部機器から受信した画像データ、または記憶部23に格納されている画像データに基づいて記録シート上に画像を印刷する。
【0033】
通信部16は、通信網を介してファクシミリデータの送受信を行う他、ネットワークを介して、該ネットワークに接続された外部機器との間で電子メール等を用いてデータの送受信を行う。これにより、画像入力装置1は、通常のファクシミリ通信を行うファクシミリ装置としての機能のみならず、電子メールの送受信端末としての機能も有する。したがって、電子メールの添付ファイルとして、各種画像データを送受信することもできる。なお、画像入力装置1が行うネットワーク通信は有線又は無線のいずれを採用してもよい。
【0034】
自動原稿給送装置17は原稿載置部17aに載置される原稿を一枚ずつスキャナ部13に自動給送する装置であり、読み取られた原稿は排出部17bに順次積載されていく。自動原稿給送装置17の内部側には白紙原稿等を検知することによって載置された複数の原稿の区切りを検知する検知器17cが設けられる。なお、スキャナ部13が原稿を読み取ったときに有効な画像成分が存在しない場合に、その原稿を区切りとして検知するように構成してもよく、その場合はスキャナ部13が検知器17cとして機能する。
【0035】
また、区切り検知のための手法は、上記のような白紙の検知に限られず、従来の記録シート仕分けのための原稿区切り検知に関する種々の周知技術を用いることが可能である。例えば、原稿のサイズと異なるサイズの合紙を原稿群の間に挿入したり、各原稿群の先頭または末尾の原稿をその他の原稿と異なる向き(例えば90度回転させた向き)に載置したりして、これらを原稿サイズ検知センサ等の所定のセンサで検知することにより区切りを検知するようにしてもよい。
【0036】
図2は画像入力装置1と、画像入力装置1からデータの供給を受けるデータ受信装置4a,4b,4cとのシステム構成を示す図である。複数のデータ受信装置4a,4b,4cはそれぞれコンピュータによって構成され、複数のデータ受信装置4a,4b,4cのうち、少なくとも1台(例えばデータ受信装置4a)はサーバとして機能する。なお、図2では、ネットワーク5に画像入力装置1が一台のみ接続されている例を示しているが、画像入力装置1が複数台接続されていてもよく、またデータ受信装置の数は3台に限られることではない。
【0037】
画像入力装置1は通信網を介してファクシミリデータを受信することができ、受信したファクシミリデータの内容に基づいた印刷を行うことができるとともに、ファクシミリデータの内容を画像データとして保存したり、ネットワーク5に接続されているサーバ4aに送信する機能を有する。
【0038】
サーバ4aは画像入力装置1から入力するデータを磁気ディスク装置等の記憶部に保存し、データ受信装置4b,4c等からユーザがアクセスしてきた場合には、指定されるファイルをデータ受信装置4b,4cに対して送出するように構成されている。
【0039】
したがって、画像入力装置1のスキャナ部13で読み取った原稿の画像データがデータ受信装置4a,4b,4cのいずれにおいても利用されるように構成されている。なお、画像入力装置1がデータ送信を行う場合、必ずサーバ4aに対して送信しなければならないというものではなく、例えば電子メール等を利用すれば任意のデータ受信装置に対して直接的にデータ送信することが可能である。また、画像入力装置1が読み取った画像データに限らず、ファクシミリデータとして受信した画像データについてもデータ受信装置4a,4b,4cが入手可能である。
【0040】
そして、この実施の形態において画像入力装置1は、スキャナ部13又は通信部16を介して入力された画像データを所定の区切り毎に分割して複数の画像ファイルを作成し、データ送信を行う際にはその複数の画像ファイルを1つに纏めて送信用ファイルを生成して送信するように構成される。ただし、データ受信装置4a,4b,4cでは受信する送信用ファイルが利用可能でなければならないことから、画像入力装置1は複数の画像ファイルを1つに纏める際に、送信先において送信用ファイルから元の複数の画像ファイルを復元可能な状態にして送信用ファイルを生成する。
【0041】
以下、このような画像入力装置1の機能及び動作の詳細について説明する。
【0042】
<2.スキャン送信の際の機能及び動作>
まず、画像入力装置1がスキャナ部13により原稿をスキャンして画像データを入力し、その入力した画像データをネットワーク5を介して送信先となるデータ受信装置4a,4b,4cに送信するスキャン送信に関する機能及び動作について説明する。
【0043】
図3は、スキャン送信を行うための画像入力装置1の構成を示すブロック図である。なお、図3において斜線を施した矢印は画像信号又は画像データ等の流れを示しており、細い実線矢印は制御信号の流れを示している。画像入力装置1の内部にはCPU30が設けられており、メモリ40に格納されたプログラム41を実行することによって、CPU30は制御部31、画像データ生成部32、ファイル作成部34、復元可能データ生成部35として機能する。また、復元可能データ生成部35は制御部31からの指令によってファイル抽出部351、参照用ファイル生成部352及びファイル結合部353として機能し、ファイル結合部353はさらに圧縮部354として機能する。
【0044】
なお、プログラム41は予めメモリ40に格納されていてもよいし、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体9に格納されたプログラムをCPU30の制御によってメモリ40に格納するようにしてもよい。
【0045】
制御部31は、操作部11及びディスプレイ12を含むオペレーションパネル10を介してユーザが設定する入力情報に基づき、スキャン送信時における各部を制御する。
【0046】
オペレーションパネル10よりユーザがスキャン開始を指示すると、制御部31はスキャン条件や動作モードの設定等を行った後、自動原稿給送装置17とスキャナ部13とを同期させて動作させ、スキャナ部13において自動原稿給送装置17からの原稿を1枚ずつ自動的に読み取っていくように制御する。
【0047】
画像データ生成部32はスキャナ部13から得られる1枚ずつの画像信号を順次デジタルデータに変換するとともに、所定の処理を行って例えばPDF(Portable Document Format)形式等の画像データを生成していく。画像データ生成部32で生成される画像データは記憶部23に順次格納されていく。したがって、原稿の自動読み取りが開始されると、読み取り枚数に応じて記憶部23に画像データが蓄積されていくことになる。
【0048】
自動原稿給送装置17とスキャナ部13とが同期して動作し、原稿載置部17aに載置される複数の原稿を連続的に読み取る際、制御部31は設定された分割のタイミングごとに区切り信号を発生させる。区切り信号は、連続的に入力する原稿の画像データを分割し、分割した1つの原稿群(画像群)ごとに1つの画像ファイルを作成するための信号である。例えば、10枚の原稿を読み取って、最初の3枚の原稿画像を1つの画像ファイル、次の4枚の原稿画像を別の画像ファイル、最後の3枚の原稿画像をさらに別の画像ファイルとするために3分割するような場合、区切り信号は、3枚目の読み取りが終了した時点と7枚目の読み取りが終了した時点と、10枚目の読み取りが終了した時点とで発生する。
【0049】
区切り信号を発生させるタイミングは動作モードの種類に応じて異なる。動作モードにはオートモードとマニュアルモードとがあり、オートモードは、自動原稿給送装置17において複数原稿が連続的に給送される際に、自動原稿給送装置17の検知器17cが自動的に原稿の区切りを検知し、制御部31がその検知結果に応じて区切り信号を発生させるモードである。また、マニュアルモードは、オペレーションパネル10よりユーザがマニュアル指定する任意のタイミングで、制御部31が区切り信号を発生させるモードである。区切り信号は制御部31からファイル作成部34に与えらる。
【0050】
なお、制御部31が区切り信号を発生させるのは、文書区切り設定がユーザにより行われている場合に限られる。したがって、文書区切り設定が行われていない場合には、従来と同様に、最終的読み取りが完了した後、全ての原稿に関する画像が1つの画像ファイルとして生成され、その画像ファイルがデータ受信装置4a,4b,4cに送信される。
【0051】
ファイル作成部34は制御部31からの区切り信号を検出すると、その時点で記憶部23にアクセスし、記憶部23に格納されている画像データから1つの画像ファイルを作成する。そして、その画像ファイルに重複することのないユニークなファイル名を付加して再び記憶部23に格納する。例えば、10枚の原稿のうちの3枚の読み取りが終了した時点で区切り信号を検出した場合、ファイル作成部34は記憶部23に格納されている3枚分の画像データを取り出し、それら3枚分の画像データを含む1つの画像ファイルを作成し、ファイル名を付して再格納する。
【0052】
このような動作を全ての原稿の読み取り動作が完了するまで繰り返すことによって、記憶部23にはファイル作成部34において区切り信号ごとに作成された複数の画像ファイルが格納されることになる。例えば10枚の原稿を3分割した場合には、3つの画像ファイルが記憶部23に格納されることになる。
【0053】
次に、制御部31からの指令によって復元可能データ生成部35が機能し、記憶部23に格納された複数の画像ファイルを1つに纏めるための処理が行われる。
【0054】
まず、復元可能データ生成部35においてファイル抽出部351が機能し、記憶部23に格納された複数の画像ファイルの抽出が行われる。このとき、ファイル抽出部351は記憶部23に格納されている全ての画像ファイルを抽出対象としてもよいし、ファイル作成部34からの指示によって抽出対象の画像ファイルを特定するようにしてもよい。
【0055】
そしてユーザによって参照用ファイルの作成が指示されている場合、制御部31は次に参照用ファイル生成部352を機能させる。参照用ファイルとは、複数のファイルの内容に関するファイルであって、ファイル抽出部351で抽出される複数の画像ファイルのそれぞれがどのような内容の画像を含むかを示すファイルである。
【0056】
図4は参照用ファイル生成部352における処理の概要を示す図である。なお、図4では3つの画像ファイルが抽出された場合を例示している。
【0057】
参照用ファイル生成部352はファイル抽出部351によって抽出された画像ファイルGF1,GF2,GF3を入力すると、各画像ファイルGF1,GF2,GF3の先頭ページの画像に関するサムネイル画像を生成し、ファイル名と対応づけて参照用ファイルRFを生成する。参照用ファイルRFには、各画像ファイルGF1,GF2,GF3に関するファイル名及びサムネイル画像の他に、各画像ファイルGF1,GF2,GF3のデータサイズ、ページ数及び概要等が含まれる。ページ数は各画像ファイルGF1,GF2,GF3に含まれる画像の枚数を示す。また、概要は各画像ファイルGF1,GF2,GF3に含まれる画像の内容を示すテキスト情報等であり、例えば複数原稿のうちのどの部分に該当するか等の情報が示される。
【0058】
このような参照用ファイルRFの内容をデータ受信装置4a,4b,4cの画面に表示することにより、ユーザは複数の画像ファイルのうちから所望する画像がどの画像ファイルに含まれているかを容易に識別することが可能になる。なお、参照用ファイルRFを例えばHTML形式で作成し、参照用ファイルRFにおける各画像ファイルGF1,GF2,GF3のファイル名表示と、抽出された各画像ファイルGF1,GF2,GF3とをリンクさせれば、ユーザがより簡単に所望の画像ファイルを取得することができる。
【0059】
そしてファイル抽出部351で抽出された複数の画像ファイルと、参照用ファイル生成部352で生成された参照用ファイルとが、ファイル結合部353に与えられ、制御部31の指令によってファイル結合部353が機能する。
【0060】
また、参照用ファイルの作成が指示されていない場合、制御部31は参照用ファイル生成部352を機能させず、ファイル抽出部351で抽出された画像ファイルがファイル結合部353に与えられ、制御部31の指令によってファイル結合部353が機能する。
【0061】
ファイル結合部353は、参照用ファイルが生成された場合には、ファイル抽出部351で抽出された複数の画像ファイルと、参照用ファイル生成部352で生成された参照用ファイルと、を結合して1つの送信用ファイルを生成する。また、参照用ファイルが生成されなかった場合には、ファイル抽出部351で抽出された複数の画像ファイルを結合して1つの送信用ファイルを生成する。
【0062】
ファイル結合部353は、送信用ファイルを生成する際、送信先となるデータ受信装置4a,4b,4c側で複数の画像ファイル又は複数の画像ファイルと参照用ファイルを復元できる形式、例えばアーカイブファイルや自己解凍ファイル等として送信用ファイルを生成する。アーカイブファイルとして送信用ファイルを生成する場合は、データ受信装置4a,4b,4cに画像ファイル等を復元するためのアーカイブソフトウェア(アーカイバ)を予めインストールしておく必要がある。これに対して、自己解凍ファイルとして送信用ファイルを生成する場合、データ受信装置4a,4b,4cにソフトウェアを予めインストールしておく必要がないので、より好ましい。
【0063】
また、必要に応じて制御部31が圧縮部354を機能させることにより、複数の画像ファイルと参照用ファイルとを結合した送信用ファイルを圧縮する。送信用ファイルを圧縮することにより、送信用ファイルのデータ量を低減することができる。なお、送信用ファイルを圧縮することに限らず、複数の画像ファイルと参照用ファイルとを圧縮して結合するように構成してもよい。圧縮部354が機能することによって、サーバ4a等において送信用ファイルを格納するための領域を小さくすることができ、又データ送信時のネットワーク5の負荷を軽減することが可能になる。
【0064】
上記のようにして生成される送信用ファイルは、通信部16の送信機能(送信手段)を構成するデータ送信部16bを介してネットワーク5に送出される。このとき制御部31はオペレーションパネル10よりユーザから指定された送信先をデータ送信部16bに与え、データ送信部16bはデータ受信装置4a,4b,4cのうちの指示された送信先に送信用ファイルを送信する。また、データ送信部16bは通信網を介して他の外部機器に送信用ファイルを送信してもよい。
【0065】
例えば、送信用ファイルがサーバ4aに送信される場合には、サーバ4aにおいて送信用ファイルが記録保存されることになるが、複数の原稿を読み取って得られた画像が全て1つの送信用ファイルの中に含まれているため、互いに関連性のあるファイルを検索する必要がない。また、ユーザがサーバ4aからデータ受信装置4b,4cに1つの送信用ファイルをダウンロードするだけで、データ受信装置4b,4cにおいて全ての原稿を読み取った画像を簡単に入手できる。
【0066】
図5乃至図7は画像入力装置1、サーバ4a及びデータ受信装置4bでのファイル形態を示す図であり、図5は参照用ファイルを付加しない例を、図6は参照用ファイルを付加する例を、図7は参照用ファイルを付加するとともに、参照用ファイルにリンク情報を付与する例を示している。
【0067】
参照用ファイルを付加しない場合は、図5に示すように画像入力装置1において複数の画像ファイルGF1,GF2,GF3を結合させて1つの送信用ファイルSFを生成し、サーバ4aに送信する。データ受信装置4bはサーバ4aにアクセスし、ユーザの所望する送信用ファイルSFを特定してダウンロードする。そしてデータ受信装置4bにおいて、自己解凍ファイルやアーカイブファイル等の形式で得られた送信用ファイルSFから複数の画像ファイルGF1,GF2,GF3を復元する。
【0068】
したがって、画像入力装置1からのデータ送信の際には、1つの送信用ファイルを送信するだけでよいため、送信時のファイル数を低減することができ、ファイル管理が容易になる。また、データ受信装置4a,4b,4c側で1つの送信用ファイルから文書内容等に応じた複数の画像ファイルに復元することができるので、文書内容等に応じたファイル管理を行うことができ、この点でもユーザのファイル管理が簡単になる。
【0069】
次に、図6に示すように参照用ファイルRFを複数の画像ファイルGF1,GF2,GF3とともに結合させて送信用ファイルSFを生成する場合にも、上記と同様にユーザのファイル管理が簡単になる。それに加えて、データ受信装置4bでは、画像ファイルGF1,GF2,GF3の復元と同時に、参照用ファイルRFを取得することができるため、この参照用ファイルRFを参照することにより、ユーザのファイル管理がさらに簡単になる。
【0070】
さらに、図7に示すように、各画像ファイルGF1,GF2,GF3とのリンク情報を有する参照用ファイルRFを複数の画像ファイルGF1,GF2,GF3とともに結合させて送信用ファイルSFを生成する場合にも、上記と同様にユーザのファイル管理が簡単になる。それに加えて、さらに、参照用ファイルRFには各画像ファイルGF1,GF2,GF3と関連づけられたリンク情報が付与されているため、参照用ファイルRFから直接的に画像ファイルGF1,GF2,GF3を抽出することができ、ユーザのファイル管理がより簡単になる。
【0071】
次に、スキャン送信の際に、プログラム41を実行することでCPU30によって行われる処理手順について説明する。図8は画像入力装置1においてスキャン送信を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。ただし、文書区切りを行って複数の画像ファイルを結合させる処理を行うか否かを、選択受付手段となるオペレーションパネル10に対してユーザが予め選択入力しておくこととし、さらに複数の画像を結合させる処理を行う場合は区切り信号を発生させる動作モードをオートモードとマニュアルモードとのうちから予め選択入力しておくこととする。
【0072】
ユーザによって原稿載置部17aに複数の原稿がセットされ、操作部11に含まれるスキャン開始キーが押されると、図8に示すステップS100の処理が開始される。まず、CPU30は文書区切り設定が行われているか否かを判断し、設定が行われている場合にはステップS102に進み、設定が行われていない場合にはステップS122に進んで従来と同様の処理を行う。
【0073】
ステップS102ではCPU30は区切り信号を発生させる動作モードがオートモードであるか、又はマニュアルモードであるかを判断し、オートモードであれば自動原稿給送装置17の検知器17cによる自動区切り検出モードをオン状態にする(ステップS104)。一方、マニュアルモードであればインタフェース手段となるオペレーションパネル10を介してユーザのマニュアル操作を受け付け、何枚目を読み取った時点で区切り信号を発生させるか等について区切り設定を行う(ステップS106)。
【0074】
その後、自動原稿給送装置17において原稿の自動給送が開始され、複数の原稿を自動的に読み取るスキャン動作が開始される(ステップS108)。スキャン動作の開始後、CPU30は1枚の原稿を読み取るごとに得られる画像データを記憶部23に順次蓄積し(ステップS110)、区切り信号を検出したか否かを判断する(ステップS112)。区切り信号を検出した場合は、その時点で記憶部23に蓄積されている画像データを纏めて1つの画像ファイルを作成する(ステップS114)。一方、区切り信号を検出しなかった場合は、原稿のスキャンによって得られる画像データの蓄積を繰り返す(ステップS110,S112)。
【0075】
ステップS114において画像ファイルが作成されると、CPU30は全原稿のスキャンが終了したか否かを判断し(ステップS116)、終了していない場合はステップS110に戻って原稿のスキャンによって得られる画像データの蓄積を繰り返す。一方、全原稿のスキャン動作が終了した場合はステップS118に進む。
【0076】
参照用ファイルを生成する設定が行われている場合は、ステップS118において記憶部23に格納されている複数の画像ファイルから参照用ファイルを生成するが、参照用ファイルを生成する設定が行われていない場合は、ステップS118をそのまま通過してステップS120に進む。
【0077】
そして記憶部23に格納されている複数の画像ファイルを結合させて送信用ファイルを生成し、ユーザによって指定された送信先に向けて送信用ファイルを送信する(ステップS120)。
【0078】
なお、文書区切り設定が行われていない場合は、原稿の自動給送を開始し(ステップS122)、全ての原稿をスキャンした後に全ての画像を1つの画像ファイルとして指定された送信先に送信する(ステップS124)。
【0079】
画像入力装置1のCPU30が、スキャン送信の際に行う処理は以上の通りであるが、画像入力装置1において上記の処理が行われれることにより、送信時のファイル数を低減することができるとともに、ユーザのファイル管理が簡単になる。
【0080】
なお、上記の説明では、予めユーザが、複数の画像ファイルを結合させる処理を行うか否かを選択入力しておく場合について説明したが、画像入力又は送信に関する条件に応じてCPU30が自動的に複数の画像ファイルを結合させる処理を行うか否かを選択決定するように構成してもよい。画像入力に関する条件としては、例えば入力画像の数(原稿の数)、分割して生成される画像ファイルの数、ユーザによって設定される区切りの数等があり、これらの数が多くなれば結合処理の際の負担が大きくなるため、例えばこれらの数が所定の閾値よりも多い場合にはCPU30が自動的に複数の画像ファイルを結合させる処理を行わないように選択決定し、処理効率を優先するように構成してもよい。逆に、上記の入力画像の数、画像ファイルの数、区切りの数等が上記閾値よりも多い場合にCPU30が自動的に複数の画像ファイルを結合させる処理を行うように選択決定し、処理効率よりも管理の容易さを優先するように構成することも考えられる。また、送信に関する条件としては、例えば送信先として指定されるアドレス、送信先として指定されるデータ受信装置の処理能力等があり、これらに応じてCPU30が自動的に複数の画像ファイルを結合させるか否かを選択決定することで、送信先に適したデータ送信を行うことができる。
【0081】
また、上記の説明では、ファイル作成部34が記憶部23に一旦格納された画像データから画像ファイルを作成する構成について示したが、これに限定されず、ファイル作成部34が画像データ生成部32から直接的に画像データを入力するように構成してもよい。この場合、ファイル作成部34は区切り信号を検出するまでは入力する画像データをバッファに蓄積しておき、区切り信号を検出したタイミングで蓄積した画像データに基づいた画像ファイルを作成して記憶部23に格納すればよい。
【0082】
<3.受信データを送信する際の機能及び動作>
次に、画像入力装置1が通信部16を介してファクシミリデータ等として画像データを入力し、その入力した画像データをネットワーク5を介して送信先に送信する機能及び動作について説明する。
【0083】
図9は、受信データを送信するための画像入力装置1の構成を示すブロック図である。なお、図9において斜線を施した矢印は画像信号又は画像データ等の流れを示しており、細い実線矢印は制御信号の流れを示している。また、図9において、図3に示した構成部材と同様の構成部材については同一符号を付している。
【0084】
画像入力装置1の内部のCPU30が、メモリ40に格納されたプログラム41を実行することによって、CPU30は制御部31、ファイル作成部34、復元可能データ生成部35、及びタイマ37として機能する。また、復元可能データ生成部35は制御部31からの指令によってファイル抽出部351、参照用ファイル生成部352及びファイル結合部353として機能し、ファイル結合部353はさらに圧縮部354として機能する。
【0085】
画像入力装置1は通信網を介してファクシミリデータ等の画像データを常に受信可能な状態、すなわち受信待機状態となっている。そして画像入力装置1は画像データを受信すると画像ファイルとして記憶部23に格納しておき、ユーザによって指定された所定期間(時間や日付け等)ごとに、記憶部23に蓄積された複数の画像ファイルを結合させて送信用ファイルを生成し、ネットワーク5を介して予め定められた送信先に対して送信用ファイルを送信するように構成される。
【0086】
制御部31は、オペレーションパネル10を介してユーザが設定する期間設定値に基づき、上記のような動作の制御を行う。
【0087】
データ受信部16aは通信部16の受信機能(入力手段)を構成し、通信網を介して外部機器よりファクシミリデータ等の画像データを受信する。データ受信部16aが受信した画像データは例えばGIF(Graphics Interchange Format)形式の画像データとしてファイル作成部34に与えられる。
【0088】
ファイル作成部34はデータ受信部16aから得られる画像データを受信が終了するまで保持しておき、受信が終了した時点で保持している全ての画像データに基づいて1つの画像ファイルを作成する。つまり、この実施の形態においてファイル作成部34は1回のデータ受信で得られる画像データから1つの画像ファイルを生成するのである。例えば、1回の受信で4枚分の原稿に関するファクシミリデータを受信した場合には、その4枚分の原稿に関する画像について1つの画像ファイルが作成される。そして、ファイル作成部34は作成した画像ファイルに重複することのないユニークなファイル名を付加して記憶部23に格納する。
【0089】
データ受信部16aは受信データが終了した際に制御部31に対してその旨を伝達するように構成され、制御部31はデータ受信部16aに対して回線切断の指令を与えるとともに、ファイル作成部34に対して上記の区切り信号を与えるように構成される。したがって、ファイル作成部34は受信が終了した時点で制御部31からの区切り信号を検出することとなり、その区切り信号の検出を、保持している画像データから1つの画像ファイルを作成する契機とする。
【0090】
データ受信部16aにおける1回のデータ受信が終了すると、画像入力装置1は再び受信待機状態に戻る。
【0091】
受信待機状態において、制御部31はタイマ37のタイマ値を定期的に検査し、期間設定値に対応する期間(所定期間)が経過したか否かを判断する。そして所定期間が経過している場合、制御部31は復元可能データ生成部35を機能させる。換言すれば、所定期間が経過しない間、復元可能データ生成部35は機能しない。したがって、所定期間が経過しない間は、データ受信部16aが画像データを受信する都度、ファイル作成部34において1つの画像ファイルが作成されるため、所定期間内に複数回のデータ受信があった場合は、ファイル作成部34において複数の画像ファイルが作成され、それら複数の画像ファイルが記憶部23に格納されることになる。
【0092】
次に、所定期間が経過した場合には、制御部31からの指令によって復元可能データ生成部35が機能し、記憶部23に格納された複数の画像ファイルを1つに纏めるための処理が行われる。
【0093】
まず、復元可能データ生成部35においてファイル抽出部351が機能し、記憶部23に格納された複数の画像ファイルの抽出が行われる。
【0094】
そしてユーザによって参照用ファイルの作成が指示されている場合、制御部31は次に参照用ファイル生成部352を機能させ、参照用ファイル生成部352に参照用ファイルRFを生成させる(図4参照)。そしてファイル抽出部351で抽出された複数の画像ファイルと、参照用ファイル生成部352で生成された参照用ファイルとが、ファイル結合部353に与えられ、制御部31の指令によってファイル結合部353が機能する。
【0095】
また、参照用ファイルの作成が指示されていない場合、制御部31は参照用ファイル生成部352を機能させず、ファイル抽出部351で抽出された画像ファイルがファイル結合部353に与えられ、制御部31の指令によってファイル結合部353が機能する。
【0096】
ファイル結合部353は、参照用ファイルが生成された場合には、ファイル抽出部351で抽出された複数の画像ファイルと、参照用ファイル生成部352で生成された参照用ファイルと、を結合して1つの送信用ファイルを生成する。また、参照用ファイルが生成されなかった場合には、ファイル抽出部351で抽出された複数の画像ファイルを結合して1つの送信用ファイルを生成する。送信用ファイルは、上述したように、送信先となるデータ受信装置4a,4b,4c側で複数の画像ファイル又は複数の画像ファイルと参照用ファイルを復元できる形式、例えばアーカイブファイルや自己解凍ファイル等として生成される。
【0097】
また、必要に応じて制御部31が圧縮部354を機能させることにより、データ圧縮された送信用ファイルを生成することができ、送信用ファイルのデータ量を低減させる。
【0098】
そして送信用ファイルは、データ送信部16bを介して制御部31より指示される送信先に対して送信される。
【0099】
例えば、送信用ファイルがサーバ4aに送信される場合には、サーバ4aにおいて送信用ファイルが記録保存されることになるが、設定された所定期間内に受信した画像が全て1つの送信用ファイルの中に含まれているため、ファクシミリデータ等の管理が容易になる。また、ユーザがサーバ4aからデータ受信装置4b,4cに1つの送信用ファイルをダウンロードするだけで、データ受信装置4b,4cにおいて全ての受信データを簡単に入手できる。また、データ受信装置4a,4b,4c側で、1つの送信用ファイルから1回の受信ごとに生成された複数の画像ファイルに復元することができるので、文書内容や発信元等に応じたファイル管理を行うことができ、この点でもユーザのファイル管理が簡単になる。また、参照用ファイルを生成する場合には、複数の画像ファイルの復元と同時に、参照用ファイルを取得することができるため、この参照用ファイルを参照することにより、ユーザのファイル管理がさらに簡単になる。さらに、参照用ファイルにリンク情報を付与することで、参照用ファイルから直接的に所望する画像ファイルを抽出することができ、ユーザのファイル管理がより簡単になる。
【0100】
次に、受信データを送信する際に、プログラム41を実行することでCPU30によって行われる処理手順について説明する。図10は画像入力装置1において受信データを送信する場合の処理手順を示すフローチャートである。ただし、所定期間を示す期間設定値については、設定受付手段となるオペレーションパネル10に対してユーザが予め設定入力しているものとする。
【0101】
受信待機状態においては図10に示すステップS200の処理から開始する。CPU30は通信網を介して外部機器からの受信データの有無を確認する(ステップS200)。受信データが無ければステップS210に進み、CPU30は所定期間が経過したか否かを判断する(ステップS210)。ここで所定期間が経過していない場合は、ステップS200に戻って、受信待機状態でのループ処理が行われる。
【0102】
受信データがあった場合にはステップS202に進み、データ受信部16aにおいてデータ受信が行われ、CPU30はファイル作成部34を機能させて受信する画像データはファイル作成部34に蓄積される(ステップS202)。データ受信処理はデータの受信が終了するまで行われ(ステップS204)、データの受信が終了した場合にはステップS206に進み、ファイル作成部34の機能によって受信した画像データを纏めた1つの画像ファイルを作成する(ステップS206)。そしてファイル作成部34は作成した画像ファイルを記憶部23に記録した後(ステップS208)、再び受信待機状態に戻る。
【0103】
そしてデータ受信がある度にステップS200,S202,S204,S206,S208の処理が繰り返され、記憶部23には複数の画像ファイルが格納される。
【0104】
一方、受信待機状態において所定期間が経過した場合には、ステップS210において「YES」と判断されてステップS212に進み、CPU30において復元可能データ生成部35が機能する。
【0105】
ファイル抽出部351が記憶部23に格納されている画像ファイルを抽出し、参照用ファイルを生成する設定が行われている場合は、参照用ファイル生成部352が機能して参照用ファイルの生成が行われる(ステップS212)。なお、参照用ファイルを生成する設定が行われていない場合は、ステップS212をそのまま通過してステップS214に進む。
【0106】
そして記憶部23に格納されている複数の画像ファイルを結合させて、送信先で複数の画像ファイルを復元可能な状態にして送信用ファイルを生成し(ステップS214)、送信用ファイルをデータ送信部16bに与えて予め定められた送信先に送信する(ステップS216)。送信用ファイルの送信が完了すると、ステップS200に戻って再び受信待機状態となる。
【0107】
CPU30が上記のような処理を行うことにより、1時間や1日間等の所定期間内に受信したファクシミリデータ等の画像データを纏めた1つの送信用ファイルとしてサーバ4a等に送信することができるので、送信時のファイル数を低減することができるとともに、ユーザのファイル管理が簡単になる。特にユーザは送信用ファイルが何時頃受信したものであるかを容易に把握することができる。
【0108】
なお、上記説明では画像入力装置1が受信した画像データを送信用ファイルとして所定期間ごとに送信するための機能及び動作を説明したが、データを受信した際、上記の動作を行うとともに受信内容を記録シートに印刷するようにしてもよい。
【0109】
また、上述した機能は期間設定値が設定されている場合に有効に動作するものであるため、制御部31が期間設定値の有無を確認することによって上述した機能を有効に動作させるか否かを決定することになる。ただし、スキャン送信の場合と同様に、画像入力又は送信に関する条件に応じてCPU30が自動的に複数の画像ファイルを結合させる処理を行うか否かを選択決定するように構成してもよい。
【0110】
さらに、ファイル抽出部351が所定期間内に受信して作成された複数の画像ファイルを記憶部23から抽出する際、それぞれの画像ファイルの発信元毎に抽出するように構成してもよい。この場合、復元可能データ生成部35が機能すると、ファイル抽出部351が発信元特定手段としても機能し、記憶部23に格納されている複数の画像ファイルのうちから、発信元が同一である画像ファイルを特定し、同一発信元から入力した少なくとも1つの画像ファイルを含む画像ファイル群を抽出する。つまり、画像ファイル群は、記憶部23に格納された複数の画像ファイルから、発信元毎に纏められた少なくとも1つの画像ファイルによって構成される。そして、ファイル結合部353は画像ファイル群ごとに少なくとも1つの画像ファイルを結合して送信用ファイルを生成し、送信先に送信するように構成される。
【0111】
このように複数の画像ファイルを発信元毎に抽出して送信用ファイルを生成し、その送信用ファイルを送信するように構成することで、ファイル管理を発信元毎に行うことが可能になるので、ユーザがさらにファイル管理を行い易くなる。また、発信元毎に送信用ファイルを送信するように構成することで、発信元毎に送信用ファイルの送信先を変更することもできる。
【0112】
なお、送信用ファイルの送信先を予め複数設定し、この送信先毎に画像ファイルを抽出して、送信用ファイルを生成するようにしてもよい。例えば、画像入力装置1において原稿をスキャンして得たデータは画像入力装置1内部の記憶装置に送信し、画像入力装置1が外部から受信したファクシミリデータはサーバ4aに送信するように予め送信先を設定するようにすることが考えられる。
【0113】
<4.変形例>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
【0114】
例えば、上記説明においては、画像入力装置1が複合機である場合を例示したが、これに限定されるものではなく、例えばスキャナ、複写機、ファクシミリ装置等のうちの単独の機能を有する装置であってもよい。
【0115】
また、画像データを入力する形態は、原稿を読み取って生成する形態や公衆電話回線等の通信網を介して受信する形態の他に、LANやインターネット等のネットワークを介して受信する形態であっても構わない。
【0116】
また、スキャン送信を行う場合にも、受信データの送信処理で説明したように、所定期間が経過するまで画像ファイルを蓄積しておき、所定期間経過時に送信用ファイルを作成して送信するように構成してもよい。
【0117】
さらに、上記説明においては、復元可能データ生成部35で生成された送信用ファイルがデータ送信部16bを介して外部機器に送信される例について説明したが、これに限定されるものでもなく、例えば画像入力装置1内部の磁気ディスク装置等に送信するように構成してもよい。このように構成した場合、画像入力装置1が上記の実施の形態におけるサーバ4aの機能を果たし、データ受信装置4b,4cは、画像入力装置1にアクセスして、送信用ファイルをダウンロードすることができる。
【0118】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項に記載の発明によれば、入力する画像データに基づいて複数のファイルを作成し、それら複数のファイルを結合して、復元可能な送信用ファイルを生成し、その送信用ファイルを送信するように構成されるため、データ送信の際のファイル数を低減することができ、かつ、送信先で複数のファイルを復元することができるのでユーザが簡単にファイル管理をすることができる。さらに、複数のファイルの内容に関する参照用ファイルを生成し、複数のファイルと参照用ファイルとを結合して送信用ファイルを生成するように構成されるため、参照用ファイルにより複数のファイルの内容を確認することができるので、ユーザのファイル管理がさらに簡単になる。
請求項2に記載の発明によれば、画像入力又は送信に関する条件に応じて、結合手段を動作させるか否かを自動選択するように構成されているため、処理効率の低下の防止や送信先に適したデータ送信が可能になる。
【0119】
請求項に記載の発明によれば、画像データの区切りを示す区切り信号を発生させて、区切り信号ごとに複数のファイルを作成するように構成されるため、入力する画像データを複数のファイルに分割して管理することができるので、ユーザのファイル管理が簡単になる。
【0120】
請求項に記載の発明によれば、原稿を読み取ることによって画像データを生成するため、原稿を読み取って得られるファイルの管理が簡単になる。
【0121】
請求項に記載の発明によれば、自動原稿給送装置により連続的に給送される複数の原稿群の区切りを検知し、その検知結果に応じて区切り信号を発生させるように構成されるため、複数の原稿群を自動的に原稿群ごとの複数のファイルに分割することができるので、ユーザのファイル管理が簡単になる。
【0122】
請求項に記載の発明によれば、予め定められた期間ごとに複数のファイルを結合して1つの送信用ファイルを生成するため、期間内に入力して生成された複数のファイルの管理が容易になる。
【0123】
請求項に記載の発明によれば、ユーザからの画像データの区切りを指示する操作を受け付け、ユーザからの指示に応じて区切り信号を発生させるように構成されるため、入力する画像データをユーザが所望する状態で複数のファイルに分割することができ、ユーザのファイル管理が簡単になる。
【0125】
請求項に記載の発明によれば、送信用ファイルを圧縮するように構成されているため、データ送信時のデータ量を低減することができるとともに、送信用ファイルを保存する際の必要容量も少なくすることができる。
【0126】
請求項に記載の発明によれば、結合手段を動作させるか否かをユーザに選択させるように構成されているため、複数のファイルを結合して1つの送信用ファイルを生成するか否かをユーザの希望に応じて行うことができ、ユーザの希望に応じたファイル管理が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態における画像入力装置を示す外観図である。
【図2】画像入力装置とデータ受信装置とのシステム構成を示す図である。
【図3】スキャン送信を行うための画像入力装置の構成を示すブロック図である。
【図4】参照用ファイル生成部における処理の概要を示す図である。
【図5】画像入力装置及びデータ受信装置でのファイル形態を示す図である。
【図6】画像入力装置及びデータ受信装置でのファイル形態を示す図である。
【図7】画像入力装置及びデータ受信装置でのファイル形態を示す図である。
【図8】スキャン送信を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】受信データを送信するための画像入力装置の構成を示すブロック図である。
【図10】受信データを送信する場合の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像入力装置
9 記録媒体
10 オペレーションパネル(インタフェース手段,選択受付手段)
11 操作部
12 ディスプレイ
13 スキャナ部(入力手段,読取手段)
16a データ受信部(入力手段)
16b データ送信部(送信手段)
17 自動原稿給送装置
17c 検知器(検知手段)
23 記憶部
30 CPU
31 制御部(信号発生手段,自動選択手段)
34 ファイル作成部(ファイル作成手段)
35 復元可能データ生成部
37 タイマ
41 プログラム
352 参照用ファイル作成部(参照用ファイル作成手段)
353 ファイル結合部(結合手段)
354 圧縮部(圧縮手段)

Claims (9)

  1. 画像を入力して送信する画像入力装置であって、
    画像データを入力する入力手段と、
    前記入力手段により得られる画像データに基づいて、複数のファイルを作成するファイル作成手段と、
    前記ファイル作成手段によって作成された複数のファイルを結合して1つの送信用ファイルを生成する結合手段と、
    前記送信用ファイルを送信する送信手段と、
    を備え、
    前記結合手段は、前記送信用ファイルから前記複数のファイルを復元可能な状態にして前記送信用ファイルを生成するとともに、
    前記画像入力装置は、前記複数のファイルの内容に関する参照用ファイルを生成する参照用ファイル生成手段をさらに備え、
    前記結合手段は、前記複数のファイルと前記参照用ファイルとを結合して前記送信用ファイルを生成することを特徴とする画像入力装置。
  2. 請求項 1 に記載の画像入力装置であって、
    画像入力又は送信に関する条件に応じて、前記結合手段を動作させるか否かを自動選択する自動選択手段をさらに備えることを特徴とする画像入力装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像入力装置において、
    前記画像データの区切りを示す区切り信号を発生させる信号発生手段をさらに備え、
    前記ファイル作成手段は、前記区切り信号ごとに前記複数のファイルを作成することを特徴とする画像入力装置。
  4. 請求項に記載の画像入力装置において、
    前記入力手段は、原稿を読み取ることによって前記画像データを生成する読取手段であることを特徴とする画像入力装置。
  5. 請求項に記載の画像入力装置において、
    複数の原稿群を連続的に前記読取手段に供給する自動原稿給送装置と、
    前記自動原稿給送装置により連続的に給送される前記複数の原稿群の区切りを検知する検知手段と、を備え、
    前記信号発生手段は、前記検知手段の検知結果に応じて前記区切り信号を発生させることを特徴とする画像入力装置。
  6. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像入力装置において、
    前記結合手段は、予め定められた期間ごとに前記複数のファイルを結合して1つの送信用ファイルを生成することを特徴とする画像入力装置。
  7. 請求項3又は4に記載の画像入力装置において、
    ユーザからの画像データの区切りを指示する操作を受け付けるインタフェース手段をさらに備え、
    前記信号発生手段は、前記インタフェース手段を介して受け付けられたユーザからの指示に応じて前記区切り信号を発生させることを特徴とする画像入力装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の画像入力装置において、
    前記送信用ファイルを圧縮する圧縮手段をさらに備えることを特徴とする画像入力装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の画像入力装置において、
    前記結合手段を動作させるか否かをユーザに選択させる選択受付手段をさらに備えることを特徴とする画像入力装置。
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