JP2002290649A - データ処理装置、管理方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

データ処理装置、管理方法、プログラムおよび記録媒体

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JP2002290649A
JP2002290649A JP2001087942A JP2001087942A JP2002290649A JP 2002290649 A JP2002290649 A JP 2002290649A JP 2001087942 A JP2001087942 A JP 2001087942A JP 2001087942 A JP2001087942 A JP 2001087942A JP 2002290649 A JP2002290649 A JP 2002290649A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ処理装置において、効率よく、該装置
の使用状況を監視するとともに、該装置が私用目的で使
用されることを防止する。 【解決手段】 データ処理装置であるMFP1に、デー
タ処理部201、設定部202、判定部203、および
監視用データ作成部204を設け、さらに、判定部20
3に乱数発生部203aを設ける。ユーザによるMFP
1の使用に際し、判定部203が乱数発生部203aの
発生させる乱数に基づいて、使用状況をサンプリングす
るか否かの判定を行う。サンプリングする場合は、監視
用データ作成部204が画像データ100から監視用デ
ータ101を作成して、通信部15が管理者端末300
に送信する。さらに、管理者等が管理者端末300にお
いて、監視用データ101にアクセスできるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置の
使用状況を監視するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ファクシミリ等のデータ処理
装置において、私用目的での使用を抑制するために実際
の装置の使用状況を監視する技術が知られている。例え
ば、特開2000−196793公報には、画像データ
をファクシミリ装置で送信する際に管理者のメールアド
レスにも当該画像データを送信し、管理者が画像の内容
を確認することにより、装置の使用状況を監視する技術
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、画像データ
は特にデータ量が多く、すべての画像データについて管
理者への送信あるいは保存を行うと、ネットワークやハ
ードディスク等の記憶装置への負荷が大きくなるという
問題があった。
【0004】また、送信された画像データのすべてを管
理者に送信したとしても、管理者がこれらすべてをチェ
ックすることは負担が大き過ぎて現実的でない。
【0005】また、私用目的でのデータ処理装置の使用
状況を監視する目的以外に、ユーザが属する部署ごとに
どのような種類のデータについて処理を行っているかの
調査など各種の調査の目的で監視を行う場合において
も、利用されたすべてのデータを監視目的のために送信
または保存することは同様の問題が生じる。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、データ処理装置の使用状況を効率よく監視するこ
とを主な目的とする。
【0007】本発明の他の目的は、特に、データ処理装
置の私用目的での使用を効率よく監視して私用目的での
利用を抑制することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、データの処理を行うデータ処理装置であって、ユー
ザによる前記データ処理装置の使用状況を監視するため
の監視用データを作成するタイミングを設定する設定手
段と、前記設定手段により設定された前記タイミングに
おいて前記監視用データを作成する作成手段とを備え
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のデータ処理装置であって、前記設定手段は、乱数発生
手段を含み、該乱数発生手段によって発生された乱数に
従って前記タイミングを設定する。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のデータ処理装置であって、さらに、前記乱数発生手段
により前記乱数を発生させる頻度をユーザが設定するた
めの頻度設定手段を備える。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載のデータ処理装置であって、さら
に、前記作成手段により作成された前記監視用データを
所定の宛先に送信する送信手段を備える。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のデータ処理装置であって、さらに、データを送信すべ
き宛先が予め登録された登録手段を備え、前記設定手段
は、データ送信の宛先が前記登録手段に予め登録された
前記宛先を利用せずにユーザの手動により設定された場
合に前記作成手段が前記監視用データを作成するよう
に、前記タイミングを設定する。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載のデータ処理装置であって、さら
に、前記作成手段により作成された前記監視用データを
保存する保存手段を備える。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項1ないし
6のいずれかに記載のデータ処理装置であって、さら
に、画像データを入力する入力手段を備え、前記作成手
段は、前記入力手段により入力された画像データに基づ
いて前記監視用データを作成する。
【0015】請求項8に記載の発明は、請求項1ないし
6のいずれかに記載のデータ処理装置であって、前記作
成手段は、前記監視用データとして、前記設定手段によ
り設定されたタイミングにおいて前記データ処理装置を
使用していたユーザを特定するためのデータを作成す
る。
【0016】請求項9に記載の発明は、データ処理装置
の管理方法であって、ユーザによる前記データ処理装置
の使用状況を監視するための監視用データを作成するた
めのタイミングを設定する設定工程と、前記設定工程に
おいて設定されたタイミングにおいて、前記監視用デー
タを作成する作成工程とを有する。
【0017】請求項10に記載の発明は、コンピュータ
を、前記コンピュータによって制御される所定のデータ
処理装置のユーザによる使用状況を監視するための監視
用データを作成するためのタイミングを設定する設定手
段、および、前記設定手段により設定された前記タイミ
ングにおいて、前記監視用データを作成する作成手段と
して機能させる。
【0018】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載のプログラムであって、前記設定手段は、乱数発生
手段を含み、該乱数発生手段によって発生された乱数に
従って前記タイミングを設定する。
【0019】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載のプログラムであって、前記コンピュータを、さら
に、前記乱数発生手段により前記乱数を発生させる頻度
をユーザが設定するための頻度設定手段として機能させ
る。
【0020】請求項13に記載の発明は、請求項10な
いし12のいずれかに記載のプログラムであって、前記
コンピュータを、さらに、前記作成手段により作成され
た前記監視用データを所定の宛先に送信する送信手段と
して機能させる。
【0021】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載のプログラムであって、前記データ処理装置は、デ
ータを送信すべき宛先が予め登録された登録手段を備
え、前記設定手段は、データ送信の宛先が前記登録手段
に予め登録された前記宛先を利用せずにユーザの手動に
より設定された場合に前記作成手段が前記監視用データ
を作成するように、前記タイミングを設定する。
【0022】請求項15に記載の発明は、請求項10な
いし12のいずれかに記載のプログラムであって、前記
コンピュータを、さらに、前記作成手段により作成され
た前記監視用データを所定の保存装置に保存させる保存
制御手段として機能させる。
【0023】請求項16に記載の発明は、請求項10な
いし15のいずれかに記載のプログラムであって、前記
コンピュータを、さらに、画像データを入力する入力手
段として機能させ、前記作成手段は、前記入力手段によ
り入力された画像データに基づいて前記監視用データを
作成する。
【0024】請求項17に記載の発明は、請求項10な
いし15のいずれかに記載のプログラムであって、前記
作成手段は、前記監視用データとして、前記設定手段に
より設定された前記タイミングにおいて前記データ処理
装置を使用していたユーザを特定するためのデータを作
成する。
【0025】請求項18に記載の発明は、請求項10な
いし17のいずれかに記載のプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。
【0027】<1. 第1の実施の形態>本発明の第1
の実施の形態におけるデータ処理装置では、ユーザによ
って該データ処理装置が使用される場合に、ランダムな
タイミングで使用状況を監視するための監視用データを
作成することによって使用状況のサンプリングを行い、
これを所定の端末で閲覧可能とすることにより、データ
処理装置の使用状況の監視ができるようにする。また、
これにより、私用目的でデータ処理装置を使用すること
を抑制する。
【0028】図1は、本実施の形態におけるデータ処理
装置としてのマルチ・ファンクション・ペリフェラル
(以下、「MFP」と略する。)1を示す外観図であ
る。MFP1は、スキャナ、複写機、プリンタ、ファッ
クス等の機能を有する複合機であり、ネットワークを介
したデータの送受信が可能である。
【0029】MFP1は、図1に示すように、複数のキ
ー11aを備え、当該キーに対するユーザの操作による
各種の指示や、文字・数字等のデータの入力を受け付け
る操作部11、ユーザに対する指示メニューや取得した
画像に関する情報等の表示を行うディスプレイ12、原
稿を光電的に読み取って画像データを得るスキャナ部1
3、および画像データに基づいて記録シート上に画像を
印刷するプリンタ部14を備える。
【0030】また、MFP1は、本体上面に原稿をスキ
ャナ部13に送るフィーダ部17、下部にはプリンタ部
14に記録シートを供給する給紙部18、中央部にはプ
リンタ部14によって画像を印刷された記録シートが排
出されるトレイ19、内部にはネットワークを介して外
部機器と画像データ等の送受信を行う通信部15、およ
び画像データ等を記憶する記憶部23を備えている。な
お、図示は省略しているがMFP1はネットワーク・イ
ンターフェイスを有し、通信部15は外部機器との間で
各種データの送受信が可能なようにネットワーク・イン
ターフェイスを介してネットワークに接続されている。
【0031】ディスプレイ12は、データ送信の宛先の
一覧表示を含む種々の表示に使用される一方、操作部1
1はユーザによる宛先の選択を含む種々の入力に用いら
れるものであり、これらがユーザインタフェースの要部
として機能する。
【0032】スキャナ部13は、写真、文字、絵などの
画像情報を原稿から光電的に読み取って画像データを取
得する。すなわち、スキャナ部13は、MFP1に画像
データを入力する入力手段として機能する。取得された
画像データ(濃度データ)は、図示しない画像処理部に
おいてデジタルデータに変換され、周知の各種画像処理
を施された後、プリンタ部14や通信部15に送られ、
画像の印刷やデータの送信に供されるか、または、後の
利用のために記憶部23に格納される。
【0033】プリンタ部14は、スキャナ部13により
取得された画像データ、通信部15により外部機器から
受信した画像データ、または記憶部23に格納されてい
る画像データに基づいて記録シート上に画像を印刷す
る。
【0034】通信部15は、公衆電話回線を介してファ
クシミリデータの送受信を行う他、LAN、インターネ
ット等のネットワークを介して、該ネットワークに接続
された外部機器との間で電子メール等を用いてデータの
送受信を行う。これにより、MFP1は、通常のファク
シミリ通信を行うファクシミリ装置としての機能のみな
らず、電子メールの送受信端末としての機能をも有す
る。したがって、電子メールの添付ファイルとして、各
種画像データを送受信することもできる。なお、MFP
1が行うネットワーク通信は有線でもよく無線でもよい
が、以下の図示例では有線による通信方式が採用されて
いる。
【0035】図2は、MFP1に設けられた構成のうち
主に本実施の形態に係る部分をネットワークNWとの関
係で示すブロック図である。なお、図2では管理者端末
300および通信端末301がネットワークNW上でM
FP1と接続されているよう示されているが、一般には
より多数の端末がネットワークNWに接続されており、
それらの端末はMFP1とのデータの送受信が可能とな
っている。
【0036】MFP1は、各種演算処理を行うととも
に、MFP1全体の動作を制御するCPU20を備え、
各種データを記憶するRAM21、およびプログラム2
21を記憶するROM22がCPU20に接続される。
また、CPU20には、操作部11、ディスプレイ1
2、スキャナ部13、プリンタ部14、および記憶部2
3も接続される。記憶部23は、画像データ等を保存す
るハードディスク231とメモリカード91から情報の
読み取りを行うカードスロット232とから構成されて
いる。なお、RAM21は、不揮発性メモリ(nonv
olatile RAM)である。
【0037】これにより、CPU20の制御の下にRA
M21、スキャナ部13、プリンタ部14、ハードディ
スク231、並びにカードスロット232に装填された
メモリカード91の間で各種データの受け渡しが可能と
されており、ディスプレイ12には、CPU20の制御
により、RAM21、ハードディスク231、メモリカ
ード91に記憶されている情報の表示が行われる。
【0038】さらに、CPU20には、ネットワークN
Wを介して接続される管理者端末300や通信端末30
1との間でデータの送受信を行うための通信部15も接
続される。
【0039】図3は、CPU20がROM22内のプロ
グラム221に従って動作することにより実現される機
能構成を他の構成とともに示す図である。図3に示す構
成のうち、データ処理部201、設定部202、判定部
203,および監視用データ作成部204が、CPU2
0等により実現される機能を示す。
【0040】データ処理部201は、操作部11からユ
ーザの入力を受け付けることにより、必要に応じて記憶
部23から画像データ100、管理者宛先データ10
2、宛先リスト103、および設定データ104を取得
して、RAM21に保存する。また、記憶部23への各
種データの保存、並びに管理者宛先データ102の作成
をも行う。さらに、各種データに必要な処理を行ってデ
ィスプレイ12に表示する機能をも有する。
【0041】設定部202は、操作部11からのユーザ
(システム管理者、以下、「管理ユーザ」と称す。)の
入力に基づいて、監視用データ101を作成するタイミ
ングを決定するための閾値Xと、監視用データ101を
作成するタイミングを決定するための乱数を発生させる
頻度(処理単位)とを指定するデータである設定データ
104を作成する。
【0042】判定部203は、設定データ104に基づ
いて、乱数発生部203aにより乱数を発生させ、閾値
Xと比較することにより、MFP1の使用状況を監視す
るためのデータである監視用データ101を作成するか
否かの判定を行い、監視用データ作成部204に指示を
与える。監視用データ作成部204は、判定部203か
らの指示に基づいて、画像データ100から監視用デー
タ101を作成する。
【0043】通信部15は、監視用データ作成部204
が監視用データ101を作成した場合に、その指示に基
づいて、管理者宛先データ102に登録されている宛先
(管理者端末300)に監視用データ101を送信す
る。
【0044】図4は、第1の実施の形態におけるMFP
1の設定処理動作を示す流れ図である。MFP1は、図
4に示す設定処理を行うことにより、監視用データ10
1の送信先である管理者端末300の宛先を示す管理者
宛先データ102と設定データ104とを作成する。
【0045】まず、データ処理部201が操作部11か
ら管理ユーザの設定処理における入力項目の選択を受け
付け(ステップS11)、選択された入力項目が閾値X
の設定、処理単位設定、および管理者宛先設定のいずれ
であるかを判定する(ステップS12,S14,S1
6)。
【0046】閾値Xの設定が選択された場合は、閾値X
の設定処理を行う(ステップS13)。ここで、閾値X
は、判定部203が乱数発生部203aにより発生され
る乱数N(1ないし9の自然数)と比較することによ
り、監視用データ101を作成するか否かのタイミング
を判定するための基準となる値である。なお、乱数N
は、一定の範囲を有する数値であれば、上記例に限られ
るものではない。
【0047】図5は、MFP1における閾値Xの設定処
理の詳細を示した流れ図である。図6および図7は、閾
値Xの設定処理におけるMFP1の表示画面の例を示し
た図である。これらの図を用いて、MFP1が閾値Xの
設定を受け付ける動作を説明する。
【0048】まず、データ処理部201が図6に示す処
理選択画面500をディスプレイ12に表示し(ステッ
プS101)、管理ユーザからの選択入力を受け付け
る。図6に示す処理選択画面500には、MFP1が実
行することのできるデータ処理の一覧が表示され、管理
ユーザが処理の項目をキー11aを操作して選択するこ
とにより、それぞれの処理について閾値Xが設定できる
ようにされている。なお、MFP1が実行することので
きるデータ処理は、ここに示される処理に限られるもの
ではなく、例えば、画像複写処理、電子メールの送信処
理等も含んでいる。また、この処理選択画面500によ
る選択処理は、システム管理者用パスワードを入力しな
いと選択を受け付けないようになっている。
【0049】次に、「ファクシミリ送信」が選択された
か否かを判定し(ステップS102)、「ファクシミリ
送信」が選択された場合は、図7に示す設定画面501
を表示する(ステップS103)。図7に示す設定画面
501には、「ファクシミリ送信」におけるMFP1の
使用態様の一覧が表示され、設定部202が、各使用態
様毎に閾値Xの設定入力を受け付け(ステップS10
4)、それぞれの使用態様毎に閾値Xが設定できるよう
にされている。後述するように、閾値Xは、乱数発生部
203aにより発生される乱数Nと比較され、乱数Nが
閾値Xよりも大きいときに監視用データ101が作成さ
れる。既に述べたように、本実施の形態では、乱数Nは
1ないし9の自然数であるので、閾値Xを1ないし9の
いずれかに設定した場合は、乱数Nの値に応じてランダ
ムなタイミングで監視用データ101が作成される。一
方、閾値Xを0に設定した場合は、乱数Nの値に関係な
く常に監視用データ101が作成され、逆に、閾値Xを
10に設定した場合は、乱数Nの値に関係なく監視用デ
ータ101は作成されない。例えば、図7に示すよう
に、「入力宛先への送信」の閾値Xを0に設定した場合
には、データ送信の宛先が宛先リスト103に予め登録
された宛先を利用せずにユーザ(一般利用者、以下、
「一般ユーザ」と称す。)の手動により設定された場合
に監視用データ作成部204が常に監視用データ101
を作成するようにすることができる。これは、宛先リス
ト103に登録された宛先を利用しないデータ送信は、
宛先リスト103を利用するデータ送信よりも、私用目
的の利用である可能性が高いという考えに基づいてであ
る。
【0050】データ処理部201は、管理ユーザの操作
を受け付けることにより、ファクシミリ送信処理におけ
る閾値Xの設定入力を終了するか否かを判定し(ステッ
プS105)、終了しない場合は、ステップS103な
いしS105を繰り返し、終了する場合は、再び処理選
択画面500を表示する(ステップS106)。なお、
詳細は省略するが、ステップS101において「ファク
シミリ送信」以外の処理が選択された場合は、「ファク
シミリ送信」が選択された場合と同様(ステップS10
2ないしS105)に、選択された他の処理について閾
値Xの設定を行う(ステップS107)。
【0051】さらに、設定部202は、閾値Xの設定を
終了するか否かを判定し(ステップS108)、終了し
ない場合は、ステップS101ないしS108を繰り返
して閾値Xの設定を引き続き行い、終了する場合は、ス
テップS104(ファクシミリ送信処理以外の他の処理
についてはステップS107)において使用態様毎に入
力された閾値Xに基づいて設定データ104を作成して
(ステップS109)、閾値Xの設定処理を終了する。
【0052】これにより、一般ユーザによるMFP1の
使用状況を管理ユーザが監視するための監視用データ1
01を作成するタイミングを決定するための閾値Xを、
使用態様ごとに管理ユーザの任意の値に設定することが
できる。また、閾値Xを所定の値に設定することによ
り、一般ユーザが私用目的でMFP1を使用する可能性
の高い場合に常に監視用データ101を作成するように
することもできる。このため、管理ユーザが、効率よく
MFP1の使用状況を監視することができる。
【0053】図4に戻って、ステップS14において処
理単位設定が選択されたとデータ処理部201により判
定された場合、設定部202は、管理ユーザによる処理
単位の入力を受け付け、入力された処理単位を示すデー
タに基づいて、設定データ104を作成する(ステップ
S15)。ここで、処理単位とは、一連のデータ処理
(例えば、ファクシミリ送信処理)において、判定部2
03が乱数発生部203aを動作させて乱数を発生させ
る処理単位のことであり、例えば、ジョブ、ページ、ま
たは一定のデータ量等が処理単位として設定される。つ
まり、判定部203が乱数発生部203aを設定された
処理単位毎に動作させることにより、設定された処理単
位は乱数Nを発生させる頻度を示す値となる。
【0054】これにより、乱数発生部203aにより乱
数を発生させる頻度を管理ユーザが任意に設定すること
ができる。このため、上記の閾値Xの設定と相まって、
監視用データ101が作成される頻度を、管理ユーザの
都合に合わせて設定することができる。例えば、処理単
位をページに設定した場合は、原稿画像を1ページ読み
取るごと、または、画像データを1ページ分送信するご
とに、乱数Nが発生され、閾値Xと比較されることによ
り、監視用データ101を作成するかどうかの判断が行
われる。このため、この場合には、処理する画像のペー
ジ数が多いほど監視用データ101が作成される確率も
高くなる。一方、処理単位をジョブごとに設定した場合
は、1ジョブすなわち一連のデータ処理が完了するごと
に乱数Nが発生される。また、処理単位をデータ量に設
定した場合は、一定のデータ量を処理するごとに乱数N
が発生される。
【0055】ステップS16において、管理者宛先設定
が選択された場合、キー11aから管理ユーザによる宛
先の入力を受け付け、入力された宛先に基づいて、管理
者宛先データ102を作成する(ステップS17)。こ
れにより、MFP1がネットワークNWを介して監視用
データ101を送信すべき宛先(本実施の形態では、管
理者端末300)が予め登録できる。
【0056】次に、データ処理部201は、設定処理の
終了が選択されたか否かを判定し(ステップS18)、
設定処理の終了が選択された場合は設定処理を終了し、
そうでない場合は、さらにステップS11ないしS18
の処理を繰り返す。
【0057】このように、MFP1の設定処理が行わ
れ、後述するデータ処理において、これらの設定が利用
されることにより、MFP1の使用状況の監視が行われ
る。
【0058】図8は、MFP1におけるデータ処理のう
ち一般ユーザによるファクシミリ送信処理の動作を示す
流れ図である。ここでは、MFP1のデータ処理のうち
ファクシミリ送信処理を例に取り、図8を用いてMFP
1の使用状況の監視がどのように行われるかを説明す
る。
【0059】まず、データ処理部201が、予め記憶部
23に保存されている画像データ100、管理者宛先デ
ータ102、宛先リスト103、および設定データ10
4をRAM21に保存する形式で取得し(ステップS2
1)、操作部11からファクシミリ送信の宛先の選択
(予め宛先リスト103に登録されている宛先からの選
択)または入力(宛先リスト103に登録されていない
宛先の手動による入力)を受け付ける(ステップS2
2)。なお、画像データ100は、スキャナ部13から
取得されてもよいし、ネットワークNWを介して他の端
末から受信することによって取得されてもよい。また、
ファクシミリデータ等のデータを送信すべき宛先(通信
端末301等)が予め登録されている宛先リスト103
は、データ処理部201により、上記のように一般ユー
ザによるキー操作によって入力された宛先を宛先リスト
103に登録することにより作成されてもよいし、例え
ば、他の端末から送信されるデータに含まれる宛先に関
するデータに基づいて予め作成され、記憶部23に保存
されていてもよい。
【0060】次に、通信部15は、一般ユーザからの指
示に基づいてステップS22で受け付けた宛先に対して
画像データ100の送信を開始する(ステップS2
3)。
【0061】画像データ100の送信が開始されると、
判定部203は、図4のステップS15で作成した設定
データ104に基づいて処理単位分の送信がされたか否
かを監視しつつ(ステップS24)、送信が完了するま
でステップS24ないしS30の処理を繰り返し(ステ
ップS30)、処理単位分の送信がされる度にステップ
S25ないしS29の処理を実行する。以下に詳しく説
明する。
【0062】まず、判定部203はステップS24にお
いて処理単位分の送信がされたと判定した場合、乱数発
生部203aにより乱数Nを発生させて取得し(ステッ
プS25)、それまでに行われた操作部11の操作に基
づいて現在のMFP1の使用態様を判定し、設定データ
104から該当する閾値Xを取得する(ステップS2
6)。例えば、ファクシミリ送信処理における各使用態
様に対して図7に示す例のように閾値Xの値が設定され
ている場合、ステップS22においてファクシミリ送信
の宛先が宛先リスト103から選択された場合は、使用
態様に該当する閾値Xとして6が取得され、一般ユーザ
の手動により入力された場合には0が取得される。
【0063】次に、乱数Nが閾値Xより大きいか否かを
判定し(ステップS27)、乱数Nが閾値Xより大きい
場合、監視用データ作成部204に監視用データ101
を作成するよう指示を与える。監視用データ作成部20
4は、判定部203からの指示に基づいて、画像データ
100から監視用データ101を作成し(ステップS2
8)、通信部15に管理者端末300に対して監視用デ
ータ101を送信するよう指示を与える。例えば、処理
単位がページに設定されている場合、1ページ分の画像
データ100を送信するごとに乱数Nが取得され、閾値
Xと比較されることにより監視用データ101を作成す
るかどうかの判断が行われる。上記の例のように、閾値
Xが6に設定されている場合であれば、発生された乱数
Nが7以上である場合に監視用データ101が作成され
る。なお、本実施の形態では、監視用データ101は、
画像データ100をそのままコピーすることにより作成
されるが、監視用データ101の作成方法は、これに限
られるものではない。例えば、監視用データ101は、
画像データ100のサムネイル画像であってもよいし、
画像データ100を圧縮したデータであってもよい。ま
た、画像データ100がカラーデータである場合には、
これをモノクロデータに変換したデータであってもよ
い。さらに、処理単位がジョブに設定されている場合で
あれば、当該ジョブを構成するページのうちの一部のペ
ージ(例えば、先頭ページ、奇数ページ、偶数ページ
等)についてのみ、監視用データ101を作成するよう
にしてもよい。
【0064】通信部15は、監視用データ作成部204
からの指示に基づいて、管理者宛先データ102に登録
してある宛先(管理者端末300)に監視用データ10
1を送信する(ステップS29)。
【0065】これにより、入力された画像データ100
に基づいて、監視用データ101を作成すること、およ
び、作成された監視用データ101を所定の宛先に送信
することができ、管理ユーザが管理者端末300で監視
用データ101をチェックすることによって、MFP1
がどのような画像について使用されたのかを確認するこ
とができ、MFP1の使用状況の監視ができる。なお、
乱数Nが閾値Xより大きくない場合は、判定部203か
ら監視用データ作成部204に対して監視用データ10
1を作成する指示はされないことから、監視用データ1
01は作成されない。
【0066】以上のように、予め設定された閾値Xと乱
数発生部203aにより発生された乱数Nとを用いてM
FP1の使用状況をサンプリングするか否か、すなわ
ち、監視用データ101を作成するか否かを判定するこ
とから、ランダムなタイミングにおいて監視用データ1
01を作成することができ、どのタイミングで使用状況
がサンプリングされるかを一般ユーザが知得することが
できないので、すべての使用について監視用データ10
1を作成してMFP1の監視を行わなくても、私用目的
でのMFP1の使用を抑制することができる。また、M
FP1が使用される度に監視用データ101を作成して
送信する場合に比べて、ネットワークNWや管理者端末
300の記憶装置の負荷を軽減することができる。
【0067】<2. 第2の実施の形態>第1の実施の
形態におけるMFP1は、監視用データ101として画
像データ100を用いていたが、MFP1を使用してい
た一般ユーザを特定する情報から監視用データ101を
作成し、それを閲覧可能にすることにより、MFP1の
使用状況を監視することも有効である。
【0068】また、監視用データ101を閲覧可能にす
る端末は、第1の実施の形態のように管理者端末300
に限られるものではなく、MFP1に監視用データ10
1を保存し、パスワードを入力した管理ユーザのみが閲
覧可能としてもよい。
【0069】図9は、このような原理に従って構成した
第2の実施の形態におけるMFP1の構成を示した図で
ある。図9において、第1の実施の形態とほぼ同様の機
能を有する構成については、適宜、同符号を用いてい
る。また、図9を用いて第2の実施の形態におけるMF
P1の各構成について説明するが、第1の実施の形態と
同様の機能については、適宜、説明を省略する。
【0070】データ処理部201は、MFP1を使用し
た一般ユーザを特定するためのユーザデータ105を作
成する。さらに、必要に応じて、監視用データ101等
の各種データを記憶部23に保存する機能を有する。
【0071】監視用データ作成部204は、判定部20
3からの指示に基づいて、ユーザデータ105から監視
用データ101を作成する。
【0072】図10は、第2の実施の形態におけるMF
P1のデータ処理のうちのファクシミリ送信処理の動作
を示す流れ図である。図10に示すステップS41ない
しS50は、図8におけるステップS21ないしS30
とほぼ同様の処理である。
【0073】まず、データ処理部201が、必要なデー
タを取得し(ステップS41)、ファクシミリ送信の宛
先の選択または入力を受け付けるとともに、ユーザID
の入力を受け付け(ステップS42)、入力されたユー
ザIDに基づいてユーザデータ105を作成する。な
お、ユーザIDとは、一般ユーザごと、あるいは、一般
ユーザが属する部署ごとに割り付けられた識別情報であ
り、例えば、数桁の数字やアルファベットによって構成
される。MFP1には、予め正規の一般ユーザのユーザ
IDが記憶されており、一般ユーザから入力されたユー
ザIDがこの予め記憶されたユーザIDと一致すること
を条件として、MFP1の使用が許可される。従って、
ユーザIDに基づいて作成されたユーザデータ105に
より、MFP1を使用した一般ユーザ若しくは部署の特
定が可能である。
【0074】次に、データ処理部201は、第1の実施
の形態におけるステップS23ないしS30と同様にス
テップS43ないしS50の処理を実行する。ここで、
ステップS48で作成される監視用データ101は、第
1の実施の形態と異なり、画像データ100からではな
く、ユーザIDに基づいて作成されたユーザデータ10
5から作成される。
【0075】これにより、監視用データ101として、
設定されたタイミングにおいてMFP1を使用していた
一般ユーザを特定するためのユーザデータ105を作成
することができ、画像データ100等のデータ量の多い
データを用いる場合に比べて、MFP1の記憶部23の
負荷を軽減できる。また、画像の内容をチェックする場
合と比べて、管理ユーザの負担も軽減することができ
る。
【0076】なお、ユーザデータ105としては、ユー
ザIDのほかに、例えば電子メールの送信処理であれ
ば、当該電子メールの発信元アドレス(Fromアドレ
ス)を利用することもできる。
【0077】また、ステップS49では、第1の実施の
形態と異なり、監視用データ101を通信部15により
管理者端末300に送信する(図8:ステップS29)
のではなく、データ処理部201が、作成された監視用
データ101を記憶部23に保存する。なお、本実施の
形態においても、第1の実施の形態と同様に、監視用デ
ータ101を管理者端末300等の所定の宛先へ返信す
るようにしてもよい。また、第1の実施の形態におい
て、本実施の形態と同様に、監視用データ101を記憶
部23等のMFP1内部の所定の記憶装置に保存するよ
うにしてもよい。さらに、監視用データ101を所定の
宛先へ返信するとともに、MFP1内部の所定の記憶装
置に保存するようにしてもよい。
【0078】これにより、管理ユーザがMFP1で監視
用データ101を閲覧することができ、MFP1の使用
状況の監視ができる。
【0079】さらに、第1の実施の形態と同様に判定部
203により送信が完了したか否かが判定され(ステッ
プS50)、送信が完了している場合にはファクシミリ
送信処理を終了する。
【0080】以上のように、第2の実施の形態における
MFP1においても、第1の実施の形態と同様にMFP
1の使用状況を監視することができる。また、画像デー
タ100の代わりにユーザデータ105を用いて監視用
データ101を作成することから監視用データ101の
データ量を減らすことができ、MFP1の記憶装置およ
び管理ユーザの負担を軽減することができる。さらに、
作成された監視用データ101をネットワークNWを介
して送信するのではなく、MFP1に保存する場合に
は、監視すべき装置に監視用データ101が保存される
ことから、容易に使用状況を確認すること、並びにネッ
トワークNWの負荷を軽減することができる。
【0081】<3. 変形例>以上、本発明の実施の形
態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に
限定されるものではなく様々な変形が可能である。
【0082】例えば、操作部11は上記実施の形態のよ
うに、キー入力によるものに限られるものではなく、各
ユーザの操作によって指示や、文字・数字等のデータを
入力できるものであれば他のものが用いられてもよい。
例えば、タッチパネル式ディスプレイやタブレット等の
ようにディスプレイと一体となったものであってもよ
い。
【0083】また、上記実施の形態に係る処理をCPU
20に実行させるプログラムは、必ずしもROM22に
予め書き込まれていなくてもよい。例えば、事前にカー
ドスロット232を介してメモリカード91からプログ
ラムが読み出され、ハードディスク231に記憶された
後、実行されてもよく、ネットワーク経由でロードされ
てもよい。
【0084】また、MFP1では、一連のデータ処理が
全てCPU20によるソフトウェア的処理で実行されて
いるが、それらの処理の一部または全部を専用のハード
ロジック回路により実現することも可能である。
【0085】また、MFP1は、監視用データ101を
作成しないモードを備えていてもよい。例えば、MFP
1は、使用する際に特定のパスワード入力等を行うこと
により、どのデータ処理が実行されるかにかかわらず、
監視用データ101が作成されないようにされてもよ
い。このようにすることにより、機密文書等の管理ユー
ザといえども閲覧することが望ましくないデータを処理
する場合に、当該データに基づいて監視用データ101
が作成され、管理ユーザに閲覧されることを防止するこ
とができる。
【0086】また、上記実施の形態では、乱数発生部2
03aを動作させる頻度は、すべてのデータ処理および
使用態様において同じ処理単位に基づいて定められてい
るが、例えば、閾値Xと同様にMFP1の使用態様ごと
に設定されてもよいし、データ処理の種別ごとに設定さ
れてもよい。
【0087】また、上記実施の形態では、監視用データ
101を作成するタイミングは、乱数Nに依存して定ま
るが、これに限られるものではなく、周期的、あるいは
特定の時刻において作成される等してもよい。この場
合、設定される周期や時刻は、一般ユーザが知ることが
できないようにすることが望ましい。
【0088】また、監視用データ101は、画像データ
100またはユーザデータ105のいずれか一方のみに
基づいて作成されることに限定されるものではない。例
えば、第1の実施の形態において、画像データ100に
基づく監視用データ101に加えて、ユーザデータ10
5に基づく監視用データ101も作成し、管理ユーザに
閲覧可能にするようにしてもよい。このようにすれば、
管理ユーザは、処理されていた画像の内容と、その処理
を行った一般ユーザとを同時に把握することができるた
め、例えば、私用目的でのMFP1の使用の防止にさら
に効果的である。さらに、監視用データ101を作成す
るための情報はこれらに限定されるものではない。例え
ば、MFP1を使用した日付、データの送信先、データ
のファイル名、電子メールの本文データおよびタイトル
または処理種別等、MFP1の使用状況の監視に役立つ
情報であればどのようなものから作成されてもよく、さ
らに、それらの用いられる組み合わせはどのようなもの
であってもよい。
【0089】また、管理者端末300に送信、あるいは
MFP1に保存された監視用データ101は、管理ユー
ザによる確認がされたときや一定の期間が経過したとき
等に削除されることが望ましい。さらに、監視用データ
101は、管理ユーザによる監視が行われる前に私用目
的で使用した一般ユーザによって削除等されることのな
いよう、例えば、管理ユーザのみがパスワードの入力等
によりアクセスできるようにする、または一般に閲覧が
できるようにする場合には、一般ユーザが監視用データ
101を削除できないようにする等のアクセス制御がさ
れることが望ましい。
【0090】また、上記の実施の形態においては、デー
タをファクシミリ送信する場合について説明したが、本
発明は、この他の各種データ処理についても、同様に適
用することができることは言うまでもない。例えば、ス
キャナ部13で原稿画像を読み取って得た画像データを
電子メールに添付してネットワークNWへ送信する処理
においては、原稿画像を1ページ読み取るごと、電子メ
ールを送信するごと等の処理単位で乱数Nを発生させる
ようにすることが考えられる。また、図6に示したファ
クシミリ送信以外の処理についても同様である。例え
ば、ウェブの閲覧であれば、閲覧するウェブページが切
り換えられるごと等の処理単位で乱数Nを発生させるよ
うにすることが考えられる。ファイルのダウンロードで
あれば、所定のデータ量のファイルがダウンロードされ
るごと等の処理単位で乱数Nを発生させるようにするこ
とが考えられる。
【0091】また、上記実施の形態では、データ処理装
置としてMFP1を例に説明したが、データ処理装置
は、このような装置に限定されるものではなく、一般的
なパーソナルコンピュータにより実現されてもよい。図
11は、本発明におけるデータ処理装置のハードウェア
構成を一般的なパーソナルコンピュータにより構成した
データ処理装置4の正面図である。図11に示すよう
に、データ処理装置4は、ユーザからの指示を受け付け
るためのキーボード411およびマウス412、並びに
ユーザに対する指示メニューや取得した画像等の表示を
行うディスプレイ42を備える。また、内部に電子メー
ルのデータやプログラム等を記憶するハードディスク4
31を有しており、さらに、各種データを記録した記録
メディア92がメディア読取装置432に装填可能とな
っている。
【0092】図12は、データ処理装置4の背面図であ
る。データ処理装置4は、内部にネットワークを介して
データの送受信を行うための通信部44を有し、ネット
ワークインターフェイス441により、公衆電話回線
や、LAN、インターネット等のネットワークに接続さ
れる。
【0093】図13は、データ処理装置4の構成を示す
ブロック図である。データ処理装置4のハードウエア構
成は、CPU45、RAM47およびROM46をバス
ラインに接続した一般的なコンピュータシステムの構成
となっている。ただし、通信ソフトウエアとしては、こ
の発明の特徴に応じた新規な電子メール送信処理のプロ
グラム部分がインストールされる。バスラインにはさら
に、ディスプレイ42、操作部41としてユーザからの
入力を受け付けるキーボード411およびマウス41
2、記憶部43としてデータやプログラム431a等を
保存するハードディスク431、光ディスク、磁気ディ
スク、光磁気ディスク等の記録媒体である記録メディア
92から情報の読み取りを行うメディア読取装置43
2、およびネットワークを介して外部機器との電子メー
ルの送受信を行う通信部44が、適宜、接続インターフ
ェイス(I/F)を介する等して接続される。そして、
データ処理装置4は、ハードディスク431に保存され
ているプログラム431aをCPU20が、適宜実行す
ることにより、当該データ処理装置4において実行可能
なデータ処理に対して、上記実施の形態および変形例に
おけるMFP1と同様の監視用データの作成等の処理を
するように制御される。
【0094】
【発明の効果】請求項1ないし18に記載の発明では、
ユーザによるデータ処理装置の使用状況を監視するため
の監視用データを作成するタイミングを設定し、このタ
イミングにおいて監視用データを作成することにより、
ネットワークへの負荷や監視用データの保存のための記
憶装置の容量、および監視用データの閲覧のための管理
者等の労力等を軽減することができる。
【0095】請求項2および11に記載の発明では、乱
数発生手段によって発生された乱数に従って監視用デー
タを作成するタイミングを設定することにより、ユーザ
にどのような場合に監視用データが作成されるかを悟ら
れないようにすることができ、私用目的でデータ処理装
置が使用されることを効率的に抑制することができる。
【0096】請求項3および12に記載の発明では、乱
数発生手段により乱数を発生させる頻度をユーザが設定
することにより、監視用データが作成される頻度を管理
者としてのユーザが任意に設定することができる。
【0097】請求項4および13に記載の発明では、作
成された監視用データを所定の宛先に送信することによ
り、例えば、管理者等が遠隔でデータ処理装置の使用状
況の監視をすることができる。
【0098】請求項5および14に記載の発明では、デ
ータを送信すべき宛先が予め登録され、データ送信の宛
先が予め登録された宛先を利用せずにユーザの手動によ
り設定された場合に監視用データを作成するように、タ
イミングを設定することにより、データ処理装置が私用
目的で使用された可能性の高い場合に監視用データを作
成することができ、効率のよく私用目的での使用を監視
することができる。
【0099】請求項6および15に記載の発明では、作
成された前記監視用データをデータ処理装置の保存手段
に保存することにより、該データ処理装置において容易
に使用状況の監視をすることができる。
【0100】請求項7および16に記載の発明では、入
力された画像データに基づいて前記監視用データを作成
することにより、データ処理装置がどのようなデータに
ついて使用されたかを監視することができる。
【0101】請求項8および17に記載の発明では、監
視用データとして、設定されたタイミングにおいてデー
タ処理装置を使用していたユーザを特定するためのデー
タを作成することにより、管理者等がデータ処理装置の
ユーザを把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるMFPの外
観図である。
【図2】MFPの構成とネットワークとの関係とを示す
図である。
【図3】MFPに設けられた構成とネットワークとの関
係とを示すブロック図である。
【図4】MFPにおける設定処理の動作を示す流れ図で
ある。
【図5】MFPにおける閾値Xの設定処理の動作を示す
流れ図である。
【図6】MFPにおける処理選択画面の例を示す図であ
【図7】MFPにおける設定画面の例を示す図である
【図8】MFPにおけるファクシミリ送信処理の動作を
示す流れ図である。
【図9】第2の実施の形態におけるMFPに設けられた
構成とネットワークとの関係とを示すブロック図であ
る。
【図10】MFPにおけるファクシミリ送信処理の動作
を示す流れ図である。
【図11】本発明におけるデータ処理装置の正面図であ
る。
【図12】データ処理装置の背面図である。
【図13】データ処理装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 MFP 11 操作部 13 スキャナ部 15 通信部 221 プログラム 23 記憶部 101 監視用データ 102 管理者宛先データ 103 宛先リスト 104 設定データ 105 ユーザデータ 201 データ処理部 202 設定部 203 判定部 203a 乱数発生部 204 監視用データ作成部 4 データ処理装置 43 記憶部 431 ハードディスク 431a プログラム 44 通信部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの処理を行うデータ処理装置であ
    って、 ユーザによる前記データ処理装置の使用状況を監視する
    ための監視用データを作成するタイミングを設定する設
    定手段と、 前記設定手段により設定された前記タイミングにおいて
    前記監視用データを作成する作成手段と、を備えること
    を特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ処理装置であっ
    て、 前記設定手段は、乱数発生手段を含み、該乱数発生手段
    によって発生された乱数に従って前記タイミングを設定
    することを特徴とするデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のデータ処理装置であっ
    て、 さらに、前記乱数発生手段により前記乱数を発生させる
    頻度をユーザが設定するための頻度設定手段を備えるこ
    とを特徴とするデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のデ
    ータ処理装置であって、 さらに、前記作成手段により作成された前記監視用デー
    タを所定の宛先に送信する送信手段を備えることを特徴
    とするデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のデータ処理装置であっ
    て、 さらに、データを送信すべき宛先が予め登録された登録
    手段を備え、 前記設定手段は、データ送信の宛先が前記登録手段に予
    め登録された前記宛先を利用せずにユーザの手動により
    設定された場合に前記作成手段が前記監視用データを作
    成するように、前記タイミングを設定することを特徴と
    するデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし3のいずれかに記載のデ
    ータ処理装置であって、 さらに、前記作成手段により作成された前記監視用デー
    タを保存する保存手段を備えることを特徴とするデータ
    処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載のデ
    ータ処理装置であって、 さらに、画像データを入力する入力手段を備え、 前記作成手段は、前記入力手段により入力された画像デ
    ータに基づいて前記監視用データを作成することを特徴
    とするデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし6のいずれかに記載のデ
    ータ処理装置であって、 前記作成手段は、前記監視用データとして、前記設定手
    段により設定されたタイミングにおいて前記データ処理
    装置を使用していたユーザを特定するためのデータを作
    成することを特徴とするデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 データ処理装置の管理方法であって、 ユーザによる前記データ処理装置の使用状況を監視する
    ための監視用データを作成するためのタイミングを設定
    する設定工程と、 前記設定工程において設定されたタイミングにおいて、
    前記監視用データを作成する作成工程と、を有すること
    を特徴とするデータ処理装置の管理方法。
  10. 【請求項10】 コンピュータを、 前記コンピュータによって制御される所定のデータ処理
    装置のユーザによる使用状況を監視するための監視用デ
    ータを作成するためのタイミングを設定する設定手段、
    および、 前記設定手段により設定された前記タイミングにおい
    て、前記監視用データを作成する作成手段、として機能
    させることを特徴とするプログラム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のプログラムであっ
    て、 前記設定手段は、乱数発生手段を含み、該乱数発生手段
    によって発生された乱数に従って前記タイミングを設定
    することを特徴とするプログラム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のプログラムであっ
    て、前記コンピュータを、 さらに、前記乱数発生手段により前記乱数を発生させる
    頻度をユーザが設定するための頻度設定手段として機能
    させることを特徴とするプログラム。
  13. 【請求項13】 請求項10ないし12のいずれかに記
    載のプログラムであって、前記コンピュータを、 さらに、前記作成手段により作成された前記監視用デー
    タを所定の宛先に送信する送信手段として機能させるこ
    とを特徴とするプログラム。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のプログラムであっ
    て、 前記データ処理装置は、データを送信すべき宛先が予め
    登録された登録手段を備え、 前記設定手段は、データ送信の宛先が前記登録手段に予
    め登録された前記宛先を利用せずにユーザの手動により
    設定された場合に前記作成手段が前記監視用データを作
    成するように、前記タイミングを設定することを特徴と
    するプログラム。
  15. 【請求項15】 請求項10ないし12のいずれかに記
    載のプログラムであって、前記コンピュータを、 さらに、前記作成手段により作成された前記監視用デー
    タを所定の保存装置に保存させる保存制御手段として機
    能させることを特徴とするプログラム。
  16. 【請求項16】 請求項10ないし15のいずれかに記
    載のプログラムであって、前記コンピュータを、 さらに、画像データを入力する入力手段として機能さ
    せ、 前記作成手段は、前記入力手段により入力された画像デ
    ータに基づいて前記監視用データを作成することを特徴
    とするプログラム。
  17. 【請求項17】 請求項10ないし15のいずれかに記
    載のプログラムであって、 前記作成手段は、前記監視用データとして、前記設定手
    段により設定された前記タイミングにおいて前記データ
    処理装置を使用していたユーザを特定するためのデータ
    を作成することを特徴とするプログラム。
  18. 【請求項18】 請求項10ないし17のいずれかに記
    載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
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