JP3807625B2 - 熱転写プリンタ - Google Patents
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Description
熱転写プリンタでは、1色毎に印刷する仕様であるため、給紙した用紙を一旦逆に送り再
給紙する機構となっている。これを実現するためモータを逆回転させたりアイドラ機構を
利用したりしている。図4に一般的なアイドラ機構を備えた昇華型熱転写プリンタの部分
側面透過図を示す。なお、図面は簡略化のためギヤの歯を一点鎖線で示している。
ー11と、用紙トレー上の用紙をピックアップする給紙ローラ12と、用紙に圧を掛けな
がら搬送するプレスローラ13及びスパイクローラ14と、用紙を排紙する排紙ローラ1
6とを備える。
はフィードギヤ20aを駆動させる。第1のフィードギヤ20aと20bは同軸に一体成
形されており、第1のフィードギヤ20bは第2のフィードギヤ21aに噛合している。
第2のフィードギヤ21aと21bは同軸に一体成形されており、第2のフィードギヤ2
1bはフィードローラギヤ22に噛合している。
ラ14と連動する。フィードローラギヤ22は第1のピックアップギヤ27aに噛合して
いる。第1のピックアップギヤ27aと27bは同軸に一体成形されており、第1のピッ
クアップギヤ27bは第2のピックアップギヤ28に噛合している。
bに噛合している。これらのピックアップアイドラギヤ29a、29bはL字型のピック
アップアイドラアーム30で第2のピックアップギヤ28に接続されている。第1のピッ
クアップアイドラギヤ29aはピックアップアイドラアーム30の首振りによりピックア
ップローラギヤ31に噛合する。ピックアップローラギヤ31は給紙ローラ12と同軸に
固定されており、給紙ローラ12と連動する。一方、第2のピックアップアイドラギヤ2
9bはピックアップアイドラアーム30の首振りにより第3のピックアップギヤ32に噛
合する。図4では第1のピックアップアイドラギヤ29aがピックアップローラギヤ31
に噛合している状態を示している。
クアップローラギヤ31はイジェクトローラギヤ33に噛合している。イジェクトローラ
ギヤ33は排紙ローラ16と同軸に固定されており、排紙ローラ16と連動する。
、アイドラストッパ101と接触するように、ピックアップアイドラアーム30には突起
30bが形成されている。図4の状態では突起30bがアイドラストッパ101によって
上方向に付勢されているのでアイドラアーム30の角度が固定され、第1のピックアップ
アイドラギヤ29aがピックアップローラギヤ31に噛合している。
。給紙時にはピックアップレバー11が駆動して先端部が上昇する。その先端部で用紙ト
レーが持ち上げられ、最上部の用紙が給紙ローラ12に当たると、給紙ローラ11の回転
により給紙される。このとき、ピックアップレバー11の上昇により、アイドラストッパ
101が時計回りに回転し、突起30bへの付勢が解除される。給紙時に第2のピックア
ップギヤ28は矢印110に示した方向に回転しているので、アイドラアーム30に矢印
110に示した方向に回転トルクがかかる。従って、アイドラアーム30が回転し、第2
のピックアップアイドラギヤ29bが第3のピックアップギヤ32に噛合する。その結果
、第2のピックアップアイドラギヤ29bは矢印111に示した方向に回転し、第3のピ
ックアップギヤ32は矢印112に示した方向に回転し、ピックアップローラギヤ31は
矢印113に示した方向に回転し、給紙ローラ12は矢印114に示した方向に回転する
。
ード機構を給紙系又は排紙系のいずれの側で駆動するかを制御し、これによってフィード
機構を給紙及び排紙に両用する給排装置が開示されている。
首振り動作のためにピックアップレバー11とアイドラストッパ101とが介在しており
、構成が煩雑であった。
いるので、アイドラ機構とは異なる構成である。
熱転写プリンタを提供することを目的とする。
レバーと、ピックアップローラギヤと、該ピックアップローラギヤに噛合する第3のピッ
クアップギヤ及びイジェクトローラギヤと、揺動中心軸を中心として前記ピックアップロ
ーラギヤ側又は前記第3のピックアップギヤ側に揺動可能なL字型のピックアップアイド
ラアームと、該ピックアップアイドラアームの一端に配置され、前記ピックアップローラ
ギヤに噛合可能な第1のピックアップアイドラギヤと、前記ピックアップアイドラアーム
の他端に配置され、前記第3のピックアップギヤに噛合可能な第2のピックアップアイド
ラギヤと、前記揺動中心軸を中心として回転可能であって、前記第1及び第2のピックア
ップアイドラギヤを駆動する第2のピックアップギヤと、前記ピックアップローラギヤに
同軸に固定された給紙ローラと、前記イジェクトローラギヤに同軸に固定された排紙ロー
ラとを備えた熱転写プリンタにおいて、前記ピックアップアイドラアームに一体成形の突
起を設け、前記ピックアップレバーの一部をL字型に切り起こして形成した係止部を設け
、前記係止部が前記突起を係止している状態では前記第1のピックアップアイドラギヤが
前記ピックアップローラギヤに噛合し、前記係止部が前記突起を係止していない状態で前
記第2のピックアップギヤが所定方向に回転すると、前記第2のピックアップアイドラギ
ヤが前記第3のピックアップギヤに噛合することを特徴とするものである。
該第1の従動ギヤに噛合する第2の従動ギヤと、揺動中心軸を中心として前記第1又は第
2の従動ギヤ側に揺動可能なL字型のピックアップアイドラアームと、該ピックアップア
イドラアームの一端に配置され、前記第1の従動ギヤに噛合可能な第1のピックアップア
イドラギヤと、前記ピックアップアイドラアームの他端に配置され、前記第2の従動ギヤ
に噛合可能な第2のピックアップアイドラギヤと、前記揺動中心軸を中心として回転可能
であって、前記第1及び第2のピックアップアイドラギヤを駆動する主導ギヤとを備えた
熱転写プリンタにおいて、前記ピックアップアイドラアームに突起を設け、前記ピックア
ップレバーに前記突起を係止する係止部を設け、前記係止部が前記突起を係止している状
態では前記第1のピックアップアイドラギヤが前記第1の従動ギヤに噛合し、前記係止部
が前記突起を係止していない状態で前記主導ギヤが所定方向に回転すると、前記第2のピ
ックアップアイドラギヤが前記第2の従動ギヤに噛合することを特徴とするものである。
り起こして形成することができる。
態にし、一方、再給紙時にはピックアップレバーを下げて係止部が突起を係止することに
より、ピックアップアイドラアームの首振りを制御できる。ピックアップレバーに設けら
れた係止部で直接ピックアップアイドラアームの突起を操作しているので、従来のように
アイドラストッパを設ける必要がない分だけ構成が簡単になり不具合が生じる可能性が低
下するとともに製造コストも削減できる。
は簡略化のためギヤの歯を一点鎖線で示している。図1は、アイドラ機構を備えた昇華型
熱転写プリンタ10の側面透過図である。昇華型熱転写プリンタ10は、用紙トレー(図
2参照)を上下させるピックアップレバー11と、用紙トレー上の用紙をピックアップす
る給紙ローラ12と、用紙に圧を掛けながら搬送するプレスローラ13及びスパイクロー
ラ14と、ヘッド(不図示)が当たるプラテンローラ15と、用紙を排紙する排紙ローラ
16とを備える。
紙・排紙のモードを切り替えるためにモードギヤ18aを駆動させる。モードギヤ18a
と18bは同軸に一体成形されており、モードギヤ18bはカムギヤ19に噛合している
。
0aと20bは同軸に一体成形されており、第1のフィードギヤ20bは第2のフィード
ギヤ21aに噛合している。第2のフィードギヤ21aと21bは同軸に一体成形されて
おり、第2のフィードギヤ21bはフィードローラギヤ(主導ギヤ)22に噛合している
。
ラ14と連動する。またフィードローラギヤ22はアイドラギヤ23aに噛合している。
このアイドラギヤ23aはL字型のアイドラアーム24でフィードローラギヤ22と接続
されている。アイドラギヤ23aと23bは同軸に一体成形されており、アイドラギヤ2
3bはクラッチギヤ25又はカムギヤ19に噛合する。図1ではアイドラギヤ23bがク
ラッチギヤ25に噛合している状態を示している。
ピックアップギヤ27aと27bは同軸に一体成形されており、第1のピックアップギヤ
27bは第2のピックアップギヤ(主導ギヤ)28に噛合している。
bに噛合している。これらのピックアップアイドラギヤ29a、29bはL字型のピック
アップアイドラアーム30で第2のピックアップギヤ28に接続されている。ピックアッ
プアイドラアーム30には突起30aが一体成形されている。この突起30aがピックア
ップレバー11の一部をL字型に切り起こして形成した係止部11aで係止された場合、
ピックアップアイドラアーム30が固定される。ピックアップレバー11は板金で作製さ
れるので係止部11aを容易に形成することができる。
よりピックアップローラギヤ31に噛合する。ピックアップローラギヤ31は給紙ローラ
12と同軸に固定されており、給紙ローラ12と連動する。一方、第2のピックアップア
イドラギヤ29bはピックアップアイドラアーム30の首振りにより第3のピックアップ
ギヤ(第2の従動ギヤ)32に噛合する。図1では第1のピックアップアイドラギヤ29
aがピックアップローラギヤ31に噛合している状態を示している。
している。またピックアップローラギヤ31はイジェクトローラギヤ33に噛合している
。イジェクトローラギヤ33は排紙ローラ16と同軸に固定されており、排紙ローラ16
と連動する。
イドラ周辺の側面図であり、図3は再給紙時のピックアップアイドラ周辺の側面図である
。
バー11が駆動する。このピックアップレバー11の先端付近の上側に用紙トレー35が
重なっているので、ピックアップレバー11の先端部で用紙トレー35が持ち上げられる
。そして、用紙トレー35に積載されている最上面の用紙が給紙ローラ12に接触する。
これによって、最上面の用紙が給紙ローラ12の回転により給紙される。
る。まず、フィードモータ34が第1のフィードギヤ20aを駆動させる。それによって
、第1のフィードギヤ20b、第2のフィードギヤ21a、21b、フィードローラギヤ
22が回転する。ここで、フィードローラギヤ22が矢印40に示した方向に回転するよ
うにフィードモータ34の回転方向を制御する。これに従動して、第1のピックアップギ
ヤ27a、27bが矢印41に示した方向に、第2のピックアップギヤ28が矢印42に
示した方向に回転する。
30aが解放されるので、ピックアップアイドラアーム30は首振り可能な状態となる。
従って、ピックアップアイドラアーム30は揺動中心軸のある第2のピックアップギヤ2
8の回転方向に回転トルクを得る。今、第2のピックアップギヤ28は矢印42に示した
方向に回転しているので、ピックアップアイドラアーム30も同方向に回転する。これに
よって、第2のピックアップアイドラギヤ29bが第3のピックアップギヤ32に噛合す
る。そうすると、矢印42に示した方向に回転している第2のピックアップギヤ28に従
動して、第2のピックアップアイドラギヤ29bが矢印43に示した方向に、第3のピッ
クアップギヤ32が矢印44に示した方向に、ピックアップローラギヤ31が矢印45に
示した方向に回転する。その結果、ピックアップローラギヤ31と同軸に固定されている
給紙ローラ12は矢印45に示した方向、つまり給紙方向に回転する。
に回転させるために、各部は次のように動作する。まず、フィードモータ34が第1のフ
ィードギヤ20aを駆動させる。それによって、第1のフィードギヤ20b、第2のフィ
ードギヤ21a、21b、フィードローラギヤ22が回転する。ここで、フィードローラ
ギヤ22が給紙時と同じ矢印40に示した方向に回転するようにフィードモータ34の回
転方向を制御する。再給紙時もプレスローラ13とスパイクローラ14を給紙方向に回転
させるためである。これに従動して、第1のピックアップギヤ27a、27bが矢印41
に示した方向に、第2のピックアップギヤ28が矢印42に示した方向に回転する。
0aを係止しているので、ピックアップアイドラアーム30は固定される。従って、第2
のピックアップギヤ28の回転方向に関係なく第2のピックアップアイドラギヤ29bは
第3のピックアップギヤ32と離間し、第1のピックアップアイドラギヤ29aはピック
アップローラギヤ31と噛合する。そうすると、矢印42に示した方向に回転している第
2のピックアップギヤ28に従動して、第1のピックアップアイドラギヤ29aが矢印4
6に示した方向に、ピックアップローラギヤ31が矢印47に示した方向に、イジェクト
ローラギヤ33が矢印48に示した方向に回転する。その結果、イジェクトローラギヤ3
3と同軸に固定されている排紙ローラ16は矢印48に示した方向、つまり再給紙方向に
回転する。
係止しない状態にし、一方、再給紙時にはピックアップレバー11を下げて係止部11a
が突起30aを係止することにより、ピックアップアイドラアーム30の首振りを制御で
きる。ピックアップレバー11に設けられた係止部11aで直接ピックアップアイドラア
ーム30の突起30aを操作しているので、従来のようにアイドラストッパを設ける必要
がない分だけ構成が簡単になり不具合が生じる可能性が低下するとともに製造コストも削
減できる。
ーラギヤ31と噛合した状態で、フィードモータ34を給紙時と逆に回転させることによ
り、プレスローラ13とスパイクローラ14と排紙ローラ16とが排紙方向に回転する。
11 ピックアップレバー
11a 係止部
12 給紙ローラ
16 排紙ローラ
28 第2のピックアップギヤ
29a 第1のピックアップアイドラギヤ
29b 第2のピックアップアイドラギヤ
30 ピックアップアイドラアーム
30a 突起
31 ピックアップローラギヤ
32 第3のピックアップギヤ
33 イジェクトローラギヤ
35 用紙トレー
Claims (3)
- 用紙トレーを上下動させる板金製のピックアップレバーと、ピックアップローラギヤと
、該ピックアップローラギヤに噛合する第3のピックアップギヤ及びイジェクトローラギ
ヤと、揺動中心軸を中心として前記ピックアップローラギヤ側又は前記第3のピックアッ
プギヤ側に揺動可能なL字型のピックアップアイドラアームと、該ピックアップアイドラ
アームの一端に配置され、前記ピックアップローラギヤに噛合可能な第1のピックアップ
アイドラギヤと、前記ピックアップアイドラアームの他端に配置され、前記第3のピック
アップギヤに噛合可能な第2のピックアップアイドラギヤと、前記揺動中心軸を中心とし
て回転可能であって、前記第1及び第2のピックアップアイドラギヤを駆動する第2のピ
ックアップギヤと、前記ピックアップローラギヤに同軸に固定された給紙ローラと、前記
イジェクトローラギヤに同軸に固定された排紙ローラとを備えた熱転写プリンタにおいて
、
前記ピックアップアイドラアームに一体成形の突起を設け、前記ピックアップレバーの
一部をL字型に切り起こして形成した係止部を設け、
前記係止部が前記突起を係止している状態では前記第1のピックアップアイドラギヤが
前記ピックアップローラギヤに噛合し、
前記係止部が前記突起を係止していない状態で前記第2のピックアップギヤが所定方向
に回転すると、前記第2のピックアップアイドラギヤが前記第3のピックアップギヤに噛
合することを特徴とする熱転写プリンタ。 - 用紙トレーを上下動させるピックアップレバーと、第1の従動ギヤと、該第1の従動ギ
ヤに噛合する第2の従動ギヤと、揺動中心軸を中心として前記第1又は第2の従動ギヤ側
に揺動可能なL字型のピックアップアイドラアームと、該ピックアップアイドラアームの
一端に配置され、前記第1の従動ギヤに噛合可能な第1のピックアップアイドラギヤと、
前記ピックアップアイドラアームの他端に配置され、前記第2の従動ギヤに噛合可能な第
2のピックアップアイドラギヤと、前記揺動中心軸を中心として回転可能であって、前記
第1及び第2のピックアップアイドラギヤを駆動する主導ギヤとを備えた熱転写プリンタ
において、
前記ピックアップアイドラアームに突起を設け、前記ピックアップレバーに前記突起を
係止する係止部を設け、
前記係止部が前記突起を係止している状態では前記第1のピックアップアイドラギヤが
前記第1の従動ギヤに噛合し、
前記係止部が前記突起を係止していない状態で前記主導ギヤが所定方向に回転すると、
前記第2のピックアップアイドラギヤが前記第2の従動ギヤに噛合することを特徴とする
熱転写プリンタ。 - 前記ピックアップレバーは板金であり、前記係止部は前記ピックアップレバーの一部を
切り起こして形成したことを特徴とする請求項2記載の熱転写プリンタ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004132720A JP3807625B2 (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | 熱転写プリンタ |
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---|---|---|---|
JP2004132720A JP3807625B2 (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | 熱転写プリンタ |
Publications (2)
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---|---|
JP2005314043A JP2005314043A (ja) | 2005-11-10 |
JP3807625B2 true JP3807625B2 (ja) | 2006-08-09 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004132720A Expired - Fee Related JP3807625B2 (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | 熱転写プリンタ |
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Country | Link |
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Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6060885B2 (ja) | 2013-12-11 | 2017-01-18 | ブラザー工業株式会社 | 給送装置及び画像記録装置 |
JP6176173B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2017-08-09 | ブラザー工業株式会社 | 給送装置及び画像記録装置 |
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2004
- 2004-04-28 JP JP2004132720A patent/JP3807625B2/ja not_active Expired - Fee Related
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