JP3807476B2 - 現像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、あるいはプリンタ等の電子写真方式をとる画像形成装置に関し、特に、姿勢の異なる複数の現像器を用いる現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式のカラー画像形成装置の現像器の配置の仕方としては、感光体に対して4色が対応する4個の現像器をロータリ状に回転可能に配置し、そのロータリを回転させて各色の現像器を順に感光体に接触させるタイプ(例えば、特開平7−271210号)と、直線状に動く感光体に対して同じ姿勢の同一の4個の現像器を並列配置し、各色の現像器を順に感光体に接触させるタイプ(例えば、特開平10−148989号)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような方式の現像器を用いて高速で小型のカラー画像形成装置を構成する場合、ロータリを回転させタイプの場合、現像器の切り換えを高速に行うのが困難な問題がある。また、同じ姿勢の4個の現像器を並列したタイプの場合は、装置が大型になる問題がある。
【0004】
本発明は上記のような問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、姿勢の異なる複数の現像器を用いて小型、高速のカラー画像形成装置等を可能にする現像装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の現像装置は、潜像担持体に形成された静電潜像に現像器から供給された乾式現像剤で現像する現像装置であって、姿勢の異なる複数の現像器を上下に並列配置してなる現像装置において、各現像器は1個以上のアジテータを有するメインホッパと、現像剤担持体を回転可能に支持する現像室とを有し、前記現像室と前記メインホッパとの重力方向での相互の上下関係が、現像室に対してメインホッパが下側に位置する少なくとも一つの現像器においては、前記アジテータに現像剤搬送手段を設け、かつ、前記アジテータの軸の少なくとも一つを現像室に対してメインホッパが上側に位置する他の現像器のアジテータの軸に対して大径化したことを特徴とするものである。
【0006】
本発明のもう1つの現像装置は、潜像担持体に形成された静電潜像に現像器から供給された乾式現像剤で現像する現像装置であって、姿勢の異なる複数の現像器を上下に並列配置してなる現像装置において、各現像器は現像剤を補給可能にする現像剤補給口と1個以上のアジテータとを有するメインホッパと、現像剤担持体を回転可能に支持する現像室と、前記メインホッパと前記現像室とを隔てるパーテッションウォールとを有し、前記パーテッションウォールと前記アジテータの回転中心と前記現像剤補給口との重力方向での相互の上下関係が、パーテッションウォールの上辺に対してアジテータの回転中心が下側に位置し、かつ、現像剤補給口に対してアジテータの回転中心が下側に位置する現像器においては、前記アジテータに現像剤搬送手段を設け、かつ、前記アジテータの軸を他の現像器のアジテータの軸に対して大径化したことを特徴とするものである。
【0007】
これらにおいて、大径化したアジテータの軸が中空の軸からなることが望ましい。
【0008】
また、現像剤搬送手段はメインホッパの内壁に接触するように構成することが望ましい。
【0009】
また、現像剤搬送手段は薄肉樹脂フィルムで構成することが望ましい。
【0010】
また、アジテータの少なくとも一端は軸受に対してリング状のシール部材を介して現像剤が侵入しないようにシールして取り付けれており、かつ、アジテータは軸方向に1mm以上の可動範囲を設けて軸受に取り付けられていることが望ましい。
【0011】
本発明においては、現像室とメインホッパとの重力方向での相互の上下関係が、現像室に対してメインホッパが下側に位置する現像器、あるいは、パーテッションウォールとアジテータの回転中心と現像剤補給口との重力方向での相互の上下関係が、パーテッションウォールに対してアジテータの回転中心が下側に位置し、かつ、現像剤補給口に対してアジテータの回転中心が下側に位置する現像器においては、アジテータに現像剤搬送手段を設け、かつ、アジテータの軸を他の現像器のアジテータの軸に対して大径化したので、アジテータはトナー攪拌能力に加えて搬送能力を持つにも係わらず、その周囲のトナーの量が減ることにより、アジテータの駆動トルクが上昇するのを防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の現像装置を適用する画像形成装置の一例の概略を図1を参照にして説明する。
【0013】
この画像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアシ(C)、ブラック(K)の4色のトナーによる現像器を用いてフルカラー画像を形成することのできるカラー電子写真プリンタである。
【0014】
図1において、100は像担持体ユニットが組み込まれた像担持体カートリッジであり、この例では感光体カートリッジとして構成されていて、その感光体140が、図示しない適宜の駆動手段によっで図示矢印方向に回転駆動される。感光体140は、薄肉円筒状の導電性基材とその表面に形成された感光層とを有している。
【0015】
感光体140の周りには、その回転方向に沿って、帯電手段としての帯電ローラ160、露光ユニット40、現像手段としての現像器10(Y,M,C,K)、中間転写装置30、及び、クリーニング手段170が配置されている。
【0016】
帯電ローラ160は、感光体140の外周面に当接して外周面を一様に帯電させる。一様に帯電した感光体140の外周面には、露光ユニット40によって所望の画像情報に応じた選択的な露光L1がなされ、この露光L1によって感光体140上に静電潜像が形成される。
【0017】
この静電潜像は、現像器10で例えば一成分非磁性トナーが付与されて現像される。現像器として、イエロー用の現像器10Y、マゼンタ用の現像器10M、シアン用の現像器10C、及び、ブラック用の現像器10Kが感光体140の外周面に異なる姿勢で上下に並列配置されている。これら現像器10Y,10M,10C,10Kはそれぞれ揺動可能に構成されており、選択的に一つの現像器の現像ローラ11のみが感光体140に当接し得るようになっている。したがって、これら現像器10は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの中の何れかのトナーを感光体140の表面に付与して感光体140上の静電潜像を現像する。現像ローラ11は、硬質のローラ、例えば、表面を粗面化した金属ローラ、又は、硬質の樹脂ローラで構成されている。
【0018】
現像されたトナー像は、中間転写装置の中間転写ベルト36上に転写される。
【0019】
クリーニング手段170は、上記転写後に、感光体140の外周面に残留し付着しているトナーを掻き落とすクリーナブレードと、このクリーナブレードによって掻き落とされたトナーを受ける受け部とを備えている。
【0020】
中間転写装置30は、駆動ローラ31と、4本の従動ローラ32、33、34、35と、これら各ローラの周りに張架された無端状の中間転写ベルト36とを有している。
【0021】
駆動ローラ31は、その端部に固定された図示しない歯車が感光体140の駆動用歯車と噛み合っていることによって、感光体140と略同一の周速で回転駆動され、したがって、中間転写ベルト36が感光体140と略同一の周速で図示矢印方向に循環駆動されるようになっている。
【0022】
従動ローラ35は、駆動ローラ31との間で中間転写ベルト36がそれ自身の張力によって感光体140に圧接される位置に配置されており、感光体140と中間転写ベルト36との圧接部において一次転写部T1が形成されている。従動ローラ35は、中間転写ベルト36の循環方向上流側において一次転写部T1の近くに配置されている。
【0023】
駆動ローラ31には、中間転写ベルト36を介して図示しない電極ローラが配置されており、この電極ローラを介して、中間転写ベルト36の導電層に一次転写電圧が印加される。
【0024】
従動ローラ32はテンションローラであり、図示しない付勢手段によって中間転写ベルト36をその張り方向に付勢している。
【0025】
従動ローラ33は、二次転写部T2を形成するバックアップローラである。このバックアップローラ33には、中間転写ベルト36を介して二次転写ローラ38が対向配置されている。二次転写ローラ38は、図示しない接離機構により中間転写ベルト36に対して接離可能である。二次転写ローラ38には、二次転写電圧が印加される。
【0026】
従動ローラ34は、ベルトクリーナ39のためのバックアップローラである。ベルトクリーナ39は、中間転写ベルト36と接触してその外周面に残留し付着しているトナーを掻き落とすクリーナブレード39aと、このクリーナブレード39aによって掻き落とされたトナーを受ける受け部39bとを備えている。このベルトクリーナ39は、図示しない接離機構によって中間転写ベルト36に対して接離可能である。
【0027】
中間転写ベルト36が循環駆動される過程で、一次転写部T1において、感光体140上のトナー像が中間転写ベルト36上に転写され、中間転写ベルト36上に転写されたトナー像は、二次転写部T2において、二次転写ローラ38との間に供給される用紙等のシート(記録材)Sに転写される。
【0028】
シートSは、給紙装置50から給送され、ゲートローラ対Gによって所定のタイミシグで二次転写都T2に供給される。51は給紙カセット、52はピックアップローラである。
【0029】
二次転写部T2でトナー像が転写されたシートSは、定着装置60を通ることによってそのトナー像が定着され、排紙経路70を通つて、装置本体のケース80上に形成されたシート受け部81上に排出される。なお、この画像形成装置は、排紙経路70として、互いに独立した2つの排紙経路71、72を有しており、定着装置60を通ったシートは何れかの排紙経路(71又は72)を通って排出される。また、この排紙経路71、72はスイッチバック経路をも構成しており、シートの両面に画像を形成する場合には、排紙経路71又は72に一旦進入したシートが、返送路73を通って再び二次転写部T2に向けて給送されるようになっている。
【0030】
このような構成により、この画像形成装置全体は次のような順で動作する。
【0031】
図示しないホストコンピュータ等(パーソナルコンピュータ等)からの描画指令信号(画像形成信号)が画像形成装置の制御部90に入力されると、感光体140、現像器10の各ローラ11、及び、中間転写ベルト36が回転駆動される。
【0032】
感光体140の外周面が帯電ローラ160によって一様に帯電される。一様に帯電した感光体140の外周面に、露光ユニット40によって第1色目(例えばイエロー)の画像情報に応じた選択的な露光L1がなされ、イエロー用の静電潜像が形成される。
【0033】
感光体140には、第1色目(例えばイエロー)用の現像器10Yの現像ローラのみが接触し、これによって上記静電潜像が現像され、第1色目(例えばイエロー)のトナー像が感光体140上に形成される。
【0034】
中間転写ベルト36には上記トナーの帯電極性と逆極性の一次転写電圧が印加され、感光体140上に形成されたトナー像が、一次転写部T1において中間転写ベルト36上に転写される。このとき、二次転写ローラ38及びベルトクリーナ39は、中間転写ベルト36から離間している。
【0035】
感光体140上に残留しているトナーがクリーニング手段170によって除去された後、除電手段(不図示)からの除電光によって感光体140が除電される。
【0036】
上記の動作が上記描画指令信号の内容に応じて、第2色面、第3色面、第4色面と繰り返され、上記描画指令信号の内容に応じたトナー像が中間転写ベルト36上において重ね合わされて中間転写ベルト36上に形成される。
【0037】
所定のタイミングで給紙装置50からシートSが供給され、シートSの先端が二次転写部T2に達する直前にあるいは達した後に(要するに、シートS上の所望の位置に、中間転写ベルト36上のトナー像が転写されるタイミングで)、二次転写ローラ38が中間転写ベルト36に押圧されると共に二次転写電圧が印加され、中間転写ベルト36上のトーナ像(基本的には4色のトナー像が重ね合わされたフルカラー画像)がシートS上に転写される。また、ベルトクリーナ39が中間転写ベルト36に当接し、二次転写後に中間転写ベルト36上に残留しているトナーが除去される。
【0038】
シートSが定着装置60を通過することによってシートS上にトナー像が定着し、その後、シートSが所定の位置に向け(両面印刷でない場合にはシート受け部81に向け、両面印刷の場合には、スイッチバック経路71又は72を経て返送路73に向け)搬送される。
【0039】
図2に、図1の現像装置1の拡大図を示す。前記のように、本発明の現像装置1においては、重力方向上から下にイエロー用の現像器10Y、マゼンタ用の現像器10M、シアン用の現像器10C、ブラック用の現像器10Kの順に感光体140の周りに異なる姿勢で並列配置されている。各現像器10Y,M,C,Kは、基本的に同じ作用の基本構成部材からなるので、当面各部材を示す数字の後のY,M,C,Kを省いて説明するが、図2に示されているように、現像器10Y,10M,10C,10Kを構成する部材と区別するために数字の後にY,M,C,Kが付加される。
【0040】
各現像器は、現像室14と、メインホッパ15と、トナーカートリッジ20とからなり、現像室14には、現像ローラ(現像剤担持体)11と、その現像ローラ11表面に現像剤(トナー)を供給する供給ローラ(現像剤供給体)12と、現像ローラ11表面に担持されているトナー層の厚さを規制する規制部材13とが配置され、図示の方向に回転しており、現像ローラ11には現像バイアス電圧が、供給ローラ12には供給バイアス電圧がそれぞれ印加されており、供給ローラ12の回転により摩擦帯電されたトナーは供給ローラ12から現像ローラ11へ供給され、その表面に担持されているトナー層の厚さは規制部材13で規制されると共に、現像ローラ11表面に担持されているトナーはさらなる摩擦帯電を受ける。
【0041】
メインホッパ15内には、トナーカートリッジ20からトナー補給口17を介して補給されたトナーを攪拌して流動性の高い状態に保つアジテータ16が1個以上配置されており(図示の例では、何れも2個のアジテータ16が配置されている。)、トナーの流動性を保ったまま現像室14へと搬送する。
【0042】
メインホッパ15と現像室14の間には、両室を下からある程度分けるパーテションウォール18が配置され、その上辺を乗り越えたトナーのみがメインホッパ15から現像室14へ搬送される。
【0043】
図2から明らかなように、感光体140の上流に配置されている現像器(例えば10Y)に比べて下流側に配置されている現像器(例えば10K)は、現像室14に対するメインホッパ15の位置が低くなっている。これは、円筒状の感光体140の周りに複数の現像器を配置する構成では避けられないことである。現像室14に対してメインホッパ15が高いと、トナーは重力でメインホッパ15から現像室14へ搬送でき、逆に、現像室14に対してメインホッパ15が低いと、トナーは重力ではメインホッパ15から現像室14へ搬送することは困難である。
【0044】
したがって、本発明のような姿勢の異なる複数の現像器10(Y,M,C,K)を上下に並列配置してなる現像装置においては、現像室14(Y,M,C,K)に対するメインホッパ15(Y,M,C,K)の重力方向に対する上下関係に応じてメインホッパ内のアジテータ16(Y,M,C,K)の構造を異ならせ、現像器10(Y,M,C,K)の姿勢に応じた最適なトナー搬送能力を持たせるようにすることが必要である。このように構成することにより、アジテータ16(Y,M,C,K)に加えるトルクを低減することができる。
【0045】
また、例えば、現像器10Yのようにメインホッパ15Yが現像室14Yより高い現像器10Yのアジテータ16Yに、フィン等のトナーを現像室14Yへ強制的に搬送させる部材を設けた場合には、過剰なトナー搬送能力が与えられるため、トナーを現像室へ押し込み(圧粉)、トナー漏れ、規制部材による規制不良等の不具合を起こすことになる。
【0046】
以下、図3を参照にしてこの点をより詳細に説明する。図3は図2の実施例に対応し、それらの実施例のマゼンタ用の現像器10Mとシアン用の現像器10Cのみを代表例として図示してある。他のイエロー用の現像器10Y、ブラック用の現像器10Kの構造については、図2の図示及び図3の説明からそれらの構成は明らかになる。なお、図3においては、各現像器10M,10Cのトナーカートリッジ20M,20Cを外した状態で図示してあり、また、マゼンタ用の現像器10Mが揺動され選択的にその現像器10Mの現像ローラ11Mのみが感光体140に当接した状態で図示してある。
【0047】
図3から明らかなように、現像器10Mにおいては、現像室14Mよりメインホッパ15Mが高く、パーテションウォール18Mの上辺よりアジテータ16Mの中心が重力方向でより高い姿勢になっている。このように、現像室14Mよりメインホッパ15Mが高く、パーテションウォール18Mの上辺よりアジテータ16Mの中心が重力方向でより高い場合には、アジテータ16Mにはトナー搬送能力を持った構成にはしないで、攪拌能力のみを持つように構成する。
【0048】
図4に攪拌能力のみを持つアジテータの1例の一部省略斜視図を示す。このアジテータは剛性を向上させた形状の軸161の周囲に開口163を設けたリブ162を設けた構成とし、このような構成のアジテータ16Mが回転することより、トナーをほぐして流動させ、重力によってトナーをメインホッパ15Mから現像室14Mへ移動(搬送)させる。
【0049】
このように、現像室14Mよりメインホッパ15Mが高く、パーテションウォール18Mの上辺よりアジテータ16Mの中心が重力方向でより高い場合に、トナー搬送能力を持たず攪拌能力のみを持つアジテータ16Mを用いると、特に、トナーのタッピングによる沈降時にアジテータ16Mに加える駆動トルクが大幅に低減する。また、過剰なトナー搬送能力による現像室14Mへの圧粉が防止され、トナーの劣化による画質劣化、過剰な圧力による現像室14M各部からのトナー漏れ、規制部材による規制不良による画像濃度上昇、規制部からのトナー漏れによる画質劣化等が防止できる。
【0050】
これに対して、下側に配置されたシアン用の現像器10Cにおいては、現像室14Cよりメインホッパ15Cが低く、パーテションウォール18Cの上辺よりアジテータ16Cの中心が重力方向でより低い位置になっている。また、特に、トナー補給口17C側のアジテータ16Cの中心は、トナーカートリッジ20Cからのトナー補給口17Cより低い位置になっていて、トナーカートリッジ20Cからメインホッパ15C内に重力でトナーが搬送されるようになっている。このように、現像室14Cよりメインホッパ15Cが低く、パーテションウォール18Cの上辺よりアジテータ16Cの中心が低く、かつ、アジテータ16Cの中心がトナー補給口17Cより低い場合には、アジテータ16Cにはトナー攪拌能力に加えて搬送能力を持った構成にする。
【0051】
そのために、アジテータ16Cとしては、図5に軸方向の断面を示すような中空で外径の太い軸168を用い、その外面にPET等の薄肉樹脂フィルムからなるトナー搬送手段としてのフィン19を両面接着テープによる接着あるいは溶着等により取り付けて構成されるものを用いる。メインホッパ15C中でこのような構成のアジテータ16Cを図3の矢印方向に回転させると、フィン19が回転するため、流動状態のトナーを重力に抗してパーテションウォール18Cの上辺を越えて現像室14Cへ搬送できるようになる。なお、フィン19がメインホッパ15Cの内壁面と接触しながら回転するようにすると、デットトナーの低減、搬送能力の向上が図れる。また、薄肉樹脂フィルムからなるフィン19を中空の太い軸168に貼り付けるだけで、トナー搬送能力を持たせることができ、簡単にトナー攪拌能力+搬送能力を持つアジテータを構成できる。
【0052】
このようにトナー攪拌能力に加えてトナー搬送能力を持つアジテータ16Cに、現像器10Mのアジテータ16Mのような、現像室よりメインホッパが高く、パーテションウォールの上辺よりアジテータの軸に比べて、大径化した軸168を用いる理由を説明する。トナー搬送手段を持つアジテータの中心若しくはアジテータ全体がトナーに埋没する場合、トナーからアジテータへ加わる圧力が増大する。また、アジテータの駆動トルクはアジテータの周囲に存在するトナーの量に大きく依存する(特に、タッピング沈降時)。流動時には流体に近い状態のトナーも、輸送、マシン稼働時等の振動が加わったタッピング時には、固体に近い状態となる。
【0053】
したがって、アジテータ駆動トルクが増大し、回転時のアジテータへの負荷が大きくなり、その結果、駆動モータへの負担増大、アジテータの軸撓み、ギアの噛み合い不良、軸受け部での慴動抵抗増大による駆動不良が発生する恐れがある。
【0054】
そこで、現像室14Cよりメインホッパ15Cが低く、パーテションウォール18Cの上辺よりアジテータ16Cの中心が低く、かつ、アジテータ16C(特に、トナー補給口17C側のアジテータ16C)の中心がトナー補給口17Cより低い現像器10Cのアジテータ16Cのように、特にトナーに埋没しやすいアジテータにおいては、中空で外径の太い軸168のような大径の軸のアジテータを用いて周囲のトナーの量を減らして、アジテータの駆動トルクの上昇を防止するようにすることが望ましい。
【0055】
このようなアジテータを用いると、歯トビ、振動のない安定したアジテータ駆動による安定したトナー供給が可能になる。また、大径の軸のアジテータは、トナー補給口から現像ローラまでの距離が長いレイアウトの場合に有利である(レイアウト自由度が高い)。メインホッパ内壁の半径を小さくしてもアジテータ周囲のトナー量を減らすことは可能であるが、この場合には、トナー補給口から現像ローラまでの距離を短くする必要がある等、レイアウト上の自由度がなくなる。
【0056】
ところで、大径化した軸168として、中空でなく中実の重い軸を用いると、現像器10C全体の総重量が増大し、現像器10Cの感光体140への当接時の衝撃が大きくなり、そのとき感光体140が瞬間的に振動して露光位置が瞬間的にずれることにより、印字方向に対して垂直なスジ(バンディング、色ズレ)が発生して画質の低下が起こる。そこで、外径の太い軸168を中空の構成とすることにより、現像器10C全体の重量の増加を防止することができ、画質の低下を防止することができる。
【0057】
ところで、図5のような中空で外径の太い軸168を樹脂成型により作製するには、溶融状態の樹脂を型内に流し込むと同時に、矢印169のようなガスを吹き込むガスインジェクション成形あるいはブロー成形にて作製することができる。
【0058】
なお、従来一般に用いられているアジテータは、アジテータ中心位置がトナーに埋没した場合、形状にもよるが、埋没しない場合に比べて、駆動トルクが、トナーがほぐれた状態で1.3〜1.5倍、振動等によってトナーが沈降した状態(タッピング時)で3〜5倍、時によってはそれ以上の差異がある。図5のように軸を大径化することによって(φ6mm→φ15mm)、通常の流動状態でアジテータ駆動トルクが3/5〜4/5、タッピング時では1/3〜1/2の駆動トルクの低減効果がある。
【0059】
具体例を示しておく。例えば、現像器10Mのメインホッパ15M、及び、そのアジテータ16Mにフィン19を取り付けて構成した従来例の現像器と、上記のような本発明の現像器10Cを比較した場合、アジテータの軸の径の比は6:15となり、メインホッパ内のトナーとアジテータとの容積比は、従来例は12:1、本発明の例は2:1となる。その結果、アジテータ周囲のトナー量は、従来例では50〜60g、本発明の例では30〜40gとなり(A3幅の場合)、アジテータ駆動トルクは、従来例に対して本発明の例では、1/1.3〜1/1.5(トナーがほぐれた状態で)、1/3〜1.5(トナーが沈降した状態で)となった。
【0060】
次に、アジテータ端部を軸受にシールして回転可能に取り付ける構成を説明する。この説明においては、各現像器10Y,10M,10C,10Kに共通の事項であるので、現像器を構成する部材を示す数字の後のY,M,C,Kを省いて用いる。
【0061】
図6は現像器10のカバーを外して見た平面図であり、現像室14とメインホッパ15を構成するハウジングの対向する壁面21間にアジテータ16が取り付けられている。各アジテータ16の軸161の両端は、図7に示すように、軸受22へ挿入するための小径の導入部165と、根元の大径の嵌合部167と、導入部165と嵌合部167を繋ぐテーパー部166とからなり、軸受22の軸端挿入部には、メインホッパ15内のトナーが軸受22内に侵入しないようにシールするGシールと呼ばれるシール部材23が取り付けられている。このシール部材23はリング状の形状をしており、図示のように、軸161の先端を受け入れる側の径が小さく、反対側の径が大きく、内面が円錐状に広がる形状をしたゴム等の弾性材からなるものである。
【0062】
アジテータ16の軸161の先端を軸受22に対して図7の矢印方向へ挿入すると、まずシール部材23の小さい方の穴径より径の小さい導入部165がシール部材23の穴内に入り、テーパー部166を経てシール部材23の小さい方の穴径より径の大きい嵌合部167がシール部材23の穴内に嵌まると共に、軸受22内にこの嵌合部167が嵌合して取り付けられる。図8(a)はシール部材23が正常に軸161の嵌合部167に嵌まった状態を示しており、シール部材23がこのような形態で嵌合されていれば、シール部材23はトナーが軸受22内に侵入しないように正常にシールすると共に、軸161の回転に対して余分な抵抗を与えず、かつ、十分な寿命を有する。
【0063】
しかしながら、図7のような取り付け方をすると、シール部材23の小さい方の穴径の部分が嵌合部167によって引っ張られ、図8(b)に示すようにめくれた状態になる。この状態では、シール部材23のシール機能が不良になるだけでなく、軸161の回転に対して余分な抵抗を与え駆動トルクが上昇し、かつ、長時間回転させるとシール部材23が破れて破壊されてしまう。
【0064】
そこで、図6に示すように、壁面21とアジテータ16の軸161の根元との間に軸方向にΔの可動範囲(ガタ)を積極的に設ける。このようなガタΔを設けると、ハウジングに対してアジテータ16と軸受22とをセットした後、アジテータ16をスラスト方向へガタΔの分だけ2〜3回往復させることによって、アジテータ16と軸161の組み立て時の図8(b)のようなシール部材23のめくれが解消し、図8(a)のような正常な状態になる。
【0065】
ここで、アジテータ16の軸方向への可動範囲は1mm以上あれば上記のような作用を行わせるために十分である。また、アジテータ16の軸161の先端のシール部材23への導入部165の長さも1mm以上あればよい。
【0066】
以上、本発明の現像装置を実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。
【0067】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の現像装置によると、現像室とメインホッパとの重力方向での相互の上下関係が、現像室に対してメインホッパが下側に位置する現像器、あるいは、パーテッションウォールとアジテータの回転中心と現像剤補給口との重力方向での相互の上下関係が、パーテッションウォールに対してアジテータの回転中心が下側に位置し、かつ、現像剤補給口に対してアジテータの回転中心が下側に位置する現像器においては、アジテータに現像剤搬送手段を設け、かつ、アジテータの軸を他の現像器のアジテータの軸に対して大径化したので、アジテータはトナー攪拌能力に加えて搬送能力を持つにも係わらず、その周囲のトナーの量が減ることにより、アジテータの駆動トルクが上昇するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置を適用する画像形成装置の一例の概略の構成を示す図である。
【図2】図1の現像装置の拡大図である。
【図3】図2のマゼンタ用の現像器とシアン用の現像器のみを代表例として示す図である。
【図4】攪拌能力のみを持つアジテータの1例の一部省略斜視図である。
【図5】本発明による中空で大径化したアジテータの軸の断面図である。
【図6】アジテータ端部を軸受にシールして回転可能に取り付ける構成を説明するための現像器のカバーを外して見た平面図である。
【図7】アジテータの軸の端部を軸受に取り付ける様子を示す図である。
【図8】シール部材が正常にアジテータの軸の嵌合部に嵌まった状態とめくれて嵌まった状態とを示す図である。
【符号の説明】
1…現像器
10Y…イエロー用現像器(Y現像ユニット)
10M…マゼンタ用現像器(M現像ユニット)
10C…シアン用現像器(C現像ユニット)
10K…ブラック用現像器(K現像ユニット)
11、11Y、11M、11C、11K…現像ローラ
12、12Y、12M、12C、12K…供給ローラ(現像剤供給体)
13、13Y、13M、13C、13K…規制部材
14、14Y、14M、14C、14K…現像室
15、15Y、15M、15C、15K…メインホッパ
16、16Y、16M、16C、16K…アジテータ
17、17Y、17M、17C、17K…トナー補給口
18、18Y、18M、18C、18K…パーテションウォール
19…フィン(トナー搬送手段)
20、20Y、20M、20C、20K…トナーカートリッジ
21…現像室とメインホッパのハウジングの壁面
22…軸受
23…シール部材(Gシール)
30…中間転写装置
31…駆動ローラ
32、33、34、35…従動ローラ
36…中間転写ベルト
38…二次転写ローラ
39…ベルトクリーナ
39a…クリーナブレード
39b…受け部
40…露光ユニット
50…給紙装置
51…給紙カセット
52…ピックアップローラ
60…定着装置
70、71、72…排紙経路
73…返送路
80…ケース
81…シート受け部
90…制御部
100…像担持体カートリッジ
140…感光体
160…帯電ローラ
161…アジテータの軸
162…リブ
163…開口
165…導入部
166…テーパー部
167…嵌合部
168…中空で外径の太いアジテータの軸
169…ガス吹き込み方向
170…クリーニング手段
L1…露光光
T1…一次転写部
T2…二次転写部
S…シート(記録材)
G…ゲートローラ対

Claims (6)

  1. 潜像担持体に形成された静電潜像に現像器から供給された乾式現像剤で現像する現像装置であって、姿勢の異なる複数の現像器を上下に並列配置してなる現像装置において、各現像器は1個以上のアジテータを有するメインホッパと、現像剤担持体を回転可能に支持する現像室とを有し、前記現像室と前記メインホッパとの重力方向での相互の上下関係が、現像室に対してメインホッパが下側に位置する少なくとも一つの現像器においては、前記アジテータに現像剤搬送手段を設け、かつ、前記アジテータの軸の少なくとも一つを現像室に対してメインホッパが上側に位置する他の現像器のアジテータの軸に対して大径化したことを特徴とする現像装置。
  2. 潜像担持体に形成された静電潜像に現像器から供給された乾式現像剤で現像する現像装置であって、姿勢の異なる複数の現像器を上下に並列配置してなる現像装置において、各現像器は現像剤を補給可能にする現像剤補給口と1個以上のアジテータとを有するメインホッパと、現像剤担持体を回転可能に支持する現像室と、前記メインホッパと前記現像室とを隔てるパーテッションウォールとを有し、前記パーテッションウォールと前記アジテータの回転中心と前記現像剤補給口との重力方向での相互の上下関係が、パーテッションウォールの上辺に対してアジテータの回転中心が下側に位置し、かつ、現像剤補給口に対してアジテータの回転中心が下側に位置する現像器においては、前記アジテータに現像剤搬送手段を設け、かつ、前記アジテータの軸を他の現像器のアジテータの軸に対して大径化したことを特徴とする現像装置。
  3. 前記の大径化したアジテータの軸が中空の軸からなることを特徴とする請求項1又は2記載の現像装置。
  4. 前記現像剤搬送手段はメインホッパの内壁に接触するように構成されていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載の現像装置。
  5. 前記現像剤搬送手段は薄肉樹脂フィルムで構成されていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項記載の現像装置。
  6. 前記アジテータの少なくとも一端は軸受に対してリング状のシール部材を介して現像剤が侵入しないようにシールして取り付けれており、かつ、前記アジテータは軸方向に1mm以上の可動範囲を設けて前記軸受に取り付けられていることを特徴とする請求項1から5の何れか1項記載の現像装置。
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