JP3807229B2 - 映像データ通信装置および方法 - Google Patents
映像データ通信装置および方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3807229B2 JP3807229B2 JP2000604579A JP2000604579A JP3807229B2 JP 3807229 B2 JP3807229 B2 JP 3807229B2 JP 2000604579 A JP2000604579 A JP 2000604579A JP 2000604579 A JP2000604579 A JP 2000604579A JP 3807229 B2 JP3807229 B2 JP 3807229B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- video data
- error
- processing unit
- transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/54—Store-and-forward switching systems
- H04L12/56—Packet switching systems
- H04L12/5601—Transfer mode dependent, e.g. ATM
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04Q—SELECTING
- H04Q11/00—Selecting arrangements for multiplex systems
- H04Q11/04—Selecting arrangements for multiplex systems for time-division multiplexing
- H04Q11/0428—Integrated services digital network, i.e. systems for transmission of different types of digitised signals, e.g. speech, data, telecentral, television signals
- H04Q11/0478—Provisions for broadband connections
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/54—Store-and-forward switching systems
- H04L12/56—Packet switching systems
- H04L12/5601—Transfer mode dependent, e.g. ATM
- H04L2012/5638—Services, e.g. multimedia, GOS, QOS
- H04L2012/5646—Cell characteristics, e.g. loss, delay, jitter, sequence integrity
- H04L2012/5649—Cell delay or jitter
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/54—Store-and-forward switching systems
- H04L12/56—Packet switching systems
- H04L12/5601—Transfer mode dependent, e.g. ATM
- H04L2012/5638—Services, e.g. multimedia, GOS, QOS
- H04L2012/5646—Cell characteristics, e.g. loss, delay, jitter, sequence integrity
- H04L2012/565—Sequence integrity
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/54—Store-and-forward switching systems
- H04L12/56—Packet switching systems
- H04L12/5601—Transfer mode dependent, e.g. ATM
- H04L2012/5638—Services, e.g. multimedia, GOS, QOS
- H04L2012/5646—Cell characteristics, e.g. loss, delay, jitter, sequence integrity
- H04L2012/5652—Cell construction, e.g. including header, packetisation, depacketisation, assembly, reassembly
- H04L2012/5653—Cell construction, e.g. including header, packetisation, depacketisation, assembly, reassembly using the ATM adaptation layer [AAL]
- H04L2012/5654—Cell construction, e.g. including header, packetisation, depacketisation, assembly, reassembly using the ATM adaptation layer [AAL] using the AAL1
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/54—Store-and-forward switching systems
- H04L12/56—Packet switching systems
- H04L12/5601—Transfer mode dependent, e.g. ATM
- H04L2012/5638—Services, e.g. multimedia, GOS, QOS
- H04L2012/5646—Cell characteristics, e.g. loss, delay, jitter, sequence integrity
- H04L2012/5652—Cell construction, e.g. including header, packetisation, depacketisation, assembly, reassembly
- H04L2012/5653—Cell construction, e.g. including header, packetisation, depacketisation, assembly, reassembly using the ATM adaptation layer [AAL]
- H04L2012/5658—Cell construction, e.g. including header, packetisation, depacketisation, assembly, reassembly using the ATM adaptation layer [AAL] using the AAL5
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/54—Store-and-forward switching systems
- H04L12/56—Packet switching systems
- H04L12/5601—Transfer mode dependent, e.g. ATM
- H04L2012/5638—Services, e.g. multimedia, GOS, QOS
- H04L2012/5664—Support of Video, e.g. MPEG
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/54—Store-and-forward switching systems
- H04L12/56—Packet switching systems
- H04L12/5601—Transfer mode dependent, e.g. ATM
- H04L2012/5638—Services, e.g. multimedia, GOS, QOS
- H04L2012/5665—Interaction of ATM with other protocols
- H04L2012/5667—IP over ATM
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力された映像データストリームを変換して所定の伝送路を介して通信する映像データ通信装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、光ファイバ等を利用した通信システムの発達で、通信容量が大幅に拡大し、コンピュータ等で使用するディジタルデータだけではなく、例えば画像信号や音声信号およびその他の付加情報をディジタル化し伝送するシステムが実用化されている。例えば、非同期転送モード(ATM:Asynchronous Transfer Mode)等を用いれば、155メガビット/秒以上のネットワークを用いた高速伝送が可能となるため、ATM上で映像データを通信するシステムが実用化されている。
【0003】
ATMに関しては、ITU-T(International Telecommunication Union-Telecommunication Standardization Sector:国際電気通信連合−電気通信標準化部門)、および、The ATM Forum等で審議、規格化がされており、関連書物も多数発行されている。
【0004】
例えば、民生用のディジタルVTRの符号化方式の画像データ等を、ATMネットワークで伝送する例としては、1997年、映像情報メディア学会年次大会、No.23−5、「ATM/WANを用いたDVCノンリニア編集システム」や、1997年12月、映像情報メディア学会冬の大会、No.3−6、「ATM網によるDV/DVCPROデータのマルチキャスト/リアルタイム伝送」や、1998年7月、映像情報メディア学会大会、「ATM網によるDVCPRO50圧縮信号のリアルタイム伝送」、1998年11月、International Broadcasting Convention (IBC) conference paper, pp567,「DVCPRO25/50 Transmission System over ATM and Fibre Channel」などに示されている。
【0005】
前述した方式では、DV方式またはDVCPRO方式(SMPTE規格314Mに記載されている圧縮方式)により圧縮符合化されたいわゆるDVベース信号をATMセルにのせる伝送プロトコルとして、まず第1にTCP/IPプロトコルを利用している。TCP/IPでは、ネットワーク上の伝送エラーを補償するための再送処理時間分以上にバッファーを多く確保しなければならず、遅延が数十フルーム以上と大きくなってしまう。そこで、遠距離にある2者間でのリアルタイム中継における会話などで音声、画像が遅れるため通話が不自然になり、この遅延時間の短縮が望まれている。
【0006】
次に、遅延を減少させるために、DVベース信号を、TCP/IPプロトコルを使用せずに直接ATM層にマッピングし、いわゆるNative ATM伝送を行う方法が考えられる。このためには、ATMアダプテーション・タイプ1(AAL1)または、ATMアダプテーション・タイプ5(AAL5)を用いる。AAL1方式はクロック情報の伝送機構およびフォーワードエラー訂正(FEC)機構を具備しているため、受信側でクロック再生およびATM網のエラー補償が可能である。
【0007】
よって、放送、プロダクション用などコンテンツ制作に関係する素材伝送(contribution)分野において、AAL1の使用が始まりつつある。
【0008】
しかしながら、現在、AAL1方式を用いた伝送装置は高価であり、通信システムにコストをかけられない一般業務用分野においてはより安価なAAL5伝送方式が求められている。
【0009】
一方、AAL5方式は、AAL層でのプロトコル処理が単純であるためコンピュータネットワークの分野でよく使用されている。AAL5を用いてリアルタイム性を要求するAV信号の伝送には、AAL5層の上層にクロック再生機構やエラー補償機構を付加する必要があり、前述した方式で実現されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら従来の方式では、AAL1またはAAL5を用いてDVベース信号しか伝送できない。たとえば、DVベース信号の4倍速伝送や複数プログラムの伝送を可能とするSDTI方式(SMPTE305M規格)で伝送されてきたストリームを直接、すなわち、他の伝送フォーマットに変換することなくシームレスに、ATM信号に変換してATM網で中継できない。
【0011】
また、現在、WDM(wavelength division multiplex)技術などを適用した次世代の高速IP網、あるいは次世代インターネット(NGI, Next Generation Internet )の研究開発が活発にすすめられている。IETF(Internet Engineering Task Force)で規格を検討されるインターネット・プロトコル(IP)、すなわち、現在使用されているIPv4や、今後大きく発展すると考えられているIPv6への高品質AV信号の適応が要望されているが、現在、DVベース信号などの高品質AV信号をIPパケット化し、高速IP網や、"IP over WDM" などの次世代高速基幹網で伝送し、受信されたIPパケットを直接ATMパケットに変換してATM網での伝送することができないという問題点がある。
【0012】
AAL5方式を用いたストリ−ミングにおいては、受信側でATMセル損失またはビットエラ−を検出すればそのエラ−を含むPDU(プロトコル・デ−タ・ユニット)を廃棄するだけの単純な処理であり、端末間エンド・ツ−・エンドでの伝送遅延が小さくなる。一方、エラ−によりPDUが廃棄されれば、そのPDUを用いて再構成するフレ−ムデ−タが不完全となり、映像信号はコンシ−ル、音声信号はミュ−ティング等を行い、エラ−の波及を最小に抑制しなければならない。すなわち、AAL5を用いたストリ−ミングは低遅延であるのでリアルタイムのライブ伝送に適しているが、エラ−のない情報伝送が求められる素材伝送には適していない。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点に鑑みSDTI信号やIPパケットで送信されてきた情報を直接、ATMパケットへの変換を可能とする映像データ通信装置を提供すること、
さらに、AAL5を用いて、低遅延のライブ伝送と、エラ−のない素材伝送の両方が可能な映像データ通信装置を提供することを目的とする。
【0014】
上記目的を達成するため本発明の第1の発明は、映像データを含む少なくとも一つの入力データストリームを別のデータストリームに変換して送信する通信装置であって、映像データを含む1つ以上のデータストリームを入力する入力手段と、前記入力データストリームに含まれるヘッダから所定の情報を抽出し並べ替えることによって別のヘッダ情報を作成するヘッダ情報抜き出し・合成手段と、前記入力データストリームに含まれる映像データを抽出し所定の順に並べる映像データ抜き出し・合成手段と、前記ヘッダ情報の抜き出し・合成手段の出力と、前記映像データの抜き出し・合成手段の出力とを多重して1つのラッパー伝送ブロックに合成するラッパー生成手段とを具備し、前記ラッパー生成手段の出力を伝送する映像データ通信装置を提供する。本発明に係る映像データ通信装置において、前記入力手段に入力されるデータストリームは、SDTIストリーム、IPパケットデータ、または、ANSI規格であるFC−AVストリームであり、上記データストリームのペイロードとして伝送される映像データがDV方式またはDVCPRO方式のデータである場合に本発明は特に有効である。
【0015】
また、上記目的を達成するため本発明の第2の発明は、本発明の第1の発明において、前記ラッパー生成手段の出力データストリームと同等の入力データストリームを受信し映像データを抽出する受信手段と、前記受信手段で抽出された映像データを一時記憶する記憶手段と、前記記憶手段に一時記憶されている前記受信手段で抽出された映像データのエラーの有無を検出するエラー検出手段と、前記エラー検出手段で検出された映像データのエラー部を補償するエラー補償手段と、をさらに具備する映像データ通信装置を提供する。
また、上記目的を達成するため本発明の第3の発明は、本発明の第2の発明において、前記受信手段で抽出された映像データの少なくとも一部の再送を要求し、前記要求にもとづき再送された映像データにもとづいて、前記記憶手段に一時記憶されている前記受信手段で抽出された映像データのエラー部を修正するエラー処理手段と、前記エラー補償手段によってエラー補償された映像データを出力する第1の出力手段と、前記エラー処理手段によってエラー修正された映像データを出力する第2の出力手段と、をさらに具備する映像データ通信装置を提供する。
【0016】
上記本発明の第3の発明における第1の出力手段は、前記エラー補償手段によってエラー補償された映像データをライブ出力として出力し、第2の出力手段は、前記エラー処理手段によってエラー修正された映像データを素材出力として出力する。ライブ出力は、受信データを参考にしてエラー補償処理を行って出力するので低遅延である。素材出力は、再送データに基づいてエラー箇所を修正するので、エラーがない。したがって、モニタ上にはライブ画像を出力することができ、またVTRには伝送によるエラーのない映像データを記録することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】
以下の実施の形態においては、DVベース信号など高品位AV信号を広域ATMなどで伝送する場合について説明する。DVベース信号としては、例として、SMPTE314規格における25Mbps圧縮、525/60を用いるとする。また、これらDVベース信号の基となるDV規格については、「Specifications of Consumer-Use Digital VCRs using 6.3mm magnetic tape」 December,1994 HD DIGITAL VCR CONFERENCEに記載されており、またそのディジタルインターフェースについては、「Specifications of Digital Interface for Consumer Electric Audio/Video Equipment」December,1995 HD DIGITAL VCR CONFERENCE に記載されている。また、SDTIの規格はSMPTE305Mである。
【0019】
ATMとは、Asynchronous Transfer Mode、非同期転送モードのことであり、重要な規格を以下に示す。ATMプロトコルはITU-T I.361、また、AAL1プロトコルは ITU-T I.363.1に、さらに、AAL5プロトコルは、ITU-T I.363.5 に、それぞれ規定されている。また、シグナリングに関しては、たとえば、ITU-T Q.2931がある。一方、ATM網に求められる網品質に関しては ITU-T、I.356 に規定されている。また、User Network Interfaceについては、The ATM Forum、ATM User- Network Interface Specification Version 3.0(以下、UNI3.0)、The ATM Forum、ATM User-Network Interface Specification Version 3.1(以下、UNI3.1)、The ATM Forum、ATM User-Network Interface Specification Version 4.0(以下、UNI4.0)等で規格化されている。
【0020】
(第1の実施の形態)
図1は本発明の実施の形態に係る通信装置の概略構成を示すブロック図である。
【0021】
図1において101はATMラッパー変換部である。
【0022】
図1において、DVベース信号をペイロードとしたSDTI信号がSDTIバッファ102に入力される。バッファ102に入力したSDTI信号は、バッファ/セレクタ104経由で、SDTI情報抽出/構築部105に送られ、SDTI情報を抽出される。また、同様にDVベースデータ抽出/構築部106に送られ、DVベース信号を抽出される。
【0023】
前記105でSDTI信号のSDTIヘッダーから抽出され、構築されるSDTI情報を図2に示す。図2におけるSDTI情報は、SMPTE規格305Mにおいて規定されているSDTIヘッダーを変換した情報で、1ワード10ビットで53ワードからなるSDTIヘッダーのうち、"Ancillary Data Flag"3ワードを除去し、かつ、"Line Number 1"を"Reserved data"とした後、50ワードのデータのすべてのワードのLSBより下位8ビットを抜き出した信号である。
【0024】
DVベースデータ抽出/構築部106においては、入力されるSDTI信号からDVベース信号を抽出する。抽出される25Mbps圧縮のDVベース信号の例を図3に示す。
【0025】
さて、図1において、ATMラッパー生成部109においては、105および106より入力されたSDTI情報およびDVベース信号を、図4に示すプロトコル処理によりATMラッパー伝送ブロックに変換する。
【0026】
図4を参照しながらATMラッパー構造の一例について説明する。ATMラッパーは、上層のアプリケーション層と下層の共通層とから構成される。まず、アプリケーション層は、上層のオブジェクト層と下層のCompressed-AV層に分かれている。オブジェクト層では、SDTI情報と、Stream Descriptorと、Stream Time Stampと、CDS Packet Lengthと、1フレーム分のDIF信号が存在する。ここで、SDTI情報と、Stream Descriptorと、Stream Time Stampと、CDS Packet Lengthとは、伝送装置に入力してくるSDTI信号より生成される。また、Compressed AV Stream層では、Stream Descriptorと、Stream Time Stampと、CDS Packet Lengthと、1フレーム分のDIF信号から生成される。
【0027】
また、共通層は、上層のコンテナ層と下層の同期層とに分かれている。コンテナ層では、前記SDTI情報と、Compressed AV StreamからFC-AVで規定されたコンテナヘッダーが生成される。次に同期層では、SYNCパターン、SSBサイズ、Time Stamp、コンテナ数、コンテナ情報と、コンテナそのものが組み合わされATMラッパーブロックを生成する。
【0028】
ATMラッパー伝送ブロックはAAL層を介して、ATM物理層に渡される。
【0029】
以上は、送信側での動作であるが、受信側では、逆の動作となる。
【0030】
ここで、上記コンテナ層におけるコンテナ構造は、以下の文書に記載されている。 T11 Project 1237-D/Rev 1.0, Information technology, Fibre Channel, AudioVideo(FC-AV)、September30,1998。(出展はhttp//www.fibrechannel.com/search/ index.htm, 98-042vA.pdf, Chapter.10)
このFC−AVコンテナーの「オブジェクト0」に「SDTI情報」を用い、また、「オブジェクト2」に「コンプレストAVストリーム」を介して「DVベース信号」を用いて、それぞれマッピングする。図4に示す様なプロトコル構造を持つことにより、複数のオブジェクト、すなわち複数の情報を1つの伝送ブロックにまとめることができる。図4では、1つのATM伝送ブロックに1フレーム分のデータがマッピングされているので、SDTI情報のオーバヘッドはSDTI伝送路よりも小さくなる。また、「ATMラッパー伝送ブロック」におけるSYNCパターンはフレーム分のデータ同期を取るために使用する。「ATMラッパー伝送ブロック」においては、コンテナー数と、プログラム数をそのヘッダー情報として伝送するので、1つの「ATMラッパー伝送ブロック」中に、複数コンテナー、複数プログラムがある場合でも、プログラムナンバーなどの識別が容易にできる。
【0031】
図26に1つのATMラッパー伝送ブロックで1プログラムを伝送する場合、図27に1つのATMラッパー伝送ブロックで2プログラムを伝送する場合の概念図を示す。
【0032】
なお、上の説明では省略したが、遠隔制御情報抽出/構築部108では、必要に応じて入力信号に含まれた遠隔制御情報(Odetics,LauthなどのRS422制御信号準拠)を抽出し、ATMラッパー生成部109に送り105および106より入力されたSDTI情報、DVベース信号に対してさらに遠隔制御情報を付け加えATMラッパー伝送ブロックに変換する。
【0033】
図1において、このATMラッパー伝送ブロックが、AAL1処理部110に送られ、ITU−TI363.1で規定された処理に従い、ATMパケットに変換されATM網へ送り出される。
【0034】
SDTI信号をATM網を介して伝送する場合の構成を図5を参照して説明する。図5において、デジタルVTR(1)501より、SDTI−ATM変換装置502に対して、SDTI伝送路を介してSDTI信号が伝送される。SDTI−ATM変換装置502においては、前述した信号変換によりATMラッパー伝送ブロックが生成され、ATMパケットに分解された後、ATM網503を介して、SDTI−ATM変換装置504に伝送される。SDTI−ATM変換装置504では、ATMラッパー伝送パケットからSDTI情報と、DVベース信号が復元され、その後SDTI信号に再構成されデジタルVTR(2)505に伝送される。これらの信号処理は、論理関数的にはSDTI−ATM変換装置502における処理の逆変換処理である。定常伝送状態においては、SDTI情報は固定パターンであるため、SDTI−ATM変換装置における信号処理遅延を非常に小さくできる。また、図5において、前述とは逆の処理を行い、デジタルVTR(2)505より、ATM網503を介してデジタルVTR(1)501に伝送することも可能である。なお、本実施の形態においては、入力される映像信号をDVベース信号としたが、デジタル映像信号であればMPEGなど他の圧縮方式によるもの、また非圧縮信号のいずれでもよい。
【0035】
(第2の実施の形態)
次に、再び図1を用いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。図1において、DVベース信号をペイロードとしたIPパケット信号がバッファ103に入力される。バッファ103に入力したIPパケット信号は、IPバッファ/セレクタ104経由で、IP情報抽出/構築部107とDVベースデータ抽出/構築部106に送られ、それぞれIPパケット情報、DVベース信号を抽出される。
【0036】
IP情報抽出/構築部107において抽出されるIPパケット情報を図6に示す。図6におけるIPパケット情報は、IEFT( Internet Engineering Task force)において規定されているIPv4(RFC791)、または、IPv6(RFC2460)をペイロードとするデータブロックである。図6において、IPバージョンは4ビット、サイズは4ビットである。IPv4の場合、IP情報のサイズは21バイトまたは25バイトとなる。IPv6の場合、IP情報のサイズは41バイトとなる。
【0037】
図1において、ATMラッパー生成部においては、107および106より入力されたIP情報およびDVベース信号を、図7に示すプロトコル処理によりATMラッパー伝送ブロックに変換する。ATMラッパー伝送ブロックは、第1の実施の形態と同様のものである。FC−AVコンテナーの「オブジェクト0」に「IP情報」を用い、また、「オブジェクト2」に「コンプレストAVストリーム」を介して「DVベース信号」を用いて、それぞれマッピングする。図7に示す様なプロトコル構造を持つことにより、複数のオブジェクト、すなわち複数の情報を1つの伝送ブロックにまとめることができる。図7では、1つの「ATMラッパー伝送ブロック」に1フレーム分のデータがマッピングされているので、IP情報のオーバヘッドはIP伝送路よりも小さくなる。また、ATMラッパー伝送ブロックにおけるSYNCパターンはフレーム分のデータ同期を取るために使用する。「ATMラッパー伝送ブロック」では、そのヘッダー情報としてコンテナー数と、プログラム数を伝送するので、1つの「ATMラッパー伝送ブロック」中に、複数のコンテナー、複数プログラムがある場合でも、プログラムナンバーなどの識別が容易にできる。
【0038】
図1において、この「ATMラッパー伝送ブロック」は、第1の実施の形態と同様に、AAL1処理部110に送られ、ITU−TI363.1で規定された処理に従い、ATMパケットに変換されATM網へ送り出される。
【0039】
また、図1において、このATMラッパー伝送ブロックは、クロック再生処理部111に送られ、タイムスタンプおよび同期パターンを付加された後、エラー補償処理部112に送られ、たとえば前述した文献に示したFEC処理やインタリーブ処理が行われた後、AAL5ユーザPDU処理部113、AAL5CPCS−PDU処理部114によってITU−TI363.5で規定されたAAL5処理によりATMパケットに変換されATM網へ送り出される。
【0040】
また、IPパケットPDU分割/再構成部115、IPパケットPDU処理部116によって、所定の処理がなされた場合には、IPパケットとしてIPパケット網へ伝送されることができる。
【0041】
IPパケット信号をATM網を介して伝送する場合の構成を図8を参照して説明する。図8において、デジタルVTR(1)801より、IPパケット−ATM変換装置802に対して、IPパケット伝送路を介してIPパケットが伝送される。IPパケット−ATM変換装置802においては、前述した信号変換により「ATMラッパー伝送ブロック」が生成され、ATMパケットに分解された後、ATM網803を介して、IPパケット−ATM変換装置804に伝送される。IPパケット−ATM変換装置804では、「ATMラッパー伝送パケット」からIP情報と、DVベース信号が復元され、その後IPパケットに再構成されデジタルVTR(2)805に伝送される。これらの信号処理は、論理関数的にはIPパケット−ATM変換装置802における処理の逆変換処理である。定常伝送状態においては、IP情報は固定パターンであるため、IPパケット−ATM変換装置における信号処理遅延を非常に小さくできる。
【0042】
次に前述したSDTI−ATM変換装置とIPパケット−ATM変換装置の組み合わせであるATMラッパー変換装置(図1に示された構成)を使用した場合、運用例を図9を参照して説明する。図9において、デジタルVTR(1)901より、ATMラッパー変換装置902に対して、SDTI伝送路を介してSDTI信号が伝送される。ATMラッパー変換装置902においては、第1の実施の形態において説明した信号変換によりATMラッパー伝送ブロックが生成され、ATMパケットに分解された後、ATM網903を介して、ATMラッパー変換装置904に伝送される。ATMラッパー変換装置904では、ATMラッパー伝送パケットからSDTI情報と、DVベース信号が復元され、その後SDTI信号に再変換されデジタルVTR(2)905に伝送される。これらの信号処理は、第1の実施の形態で述べた処理と同様である。
【0043】
図9において、更に、デジタルVTR(3)906より、SDTI−IP変換装置907に対して、SDTI伝送路を介してSDTI信号が伝送される。SDTI−IP変換装置907においては、第1の実施の形態の送信側と同様の信号変換により「ATMラッパー伝送ブロック」が生成される。その後、SDTI−IP変換装置907において、「ATMラッパー伝送ブロック」が、さらに第2の実施の形態の受信側と同様の方式でIPパケットに変換される。このIPパケットは、既存IP(IPv4)網、IPv6をサポートするIP網、IP over WDM をサポートするIP網の単独網または組み合わせ網であるIPパケット網908を介して、SDTI−IP変換装置909に伝送され、SDTI−IP変換装置907における処理と逆の処理が行われSDTI信号がデジタルVTR(4)910に伝送される。また、図9において、前述とは逆の処理を行い、デジタルVTR(4)910より、IPパケット網908を介してデジタルVTR(3)906に伝送することも可能である。
【0044】
さて、図9において、SDTI−IP変換装置907より出力されたIPパケットがIPパケット網908を経由して、ATMラッパー変換装置902に入力され、ATMパケットに変換された後、ATM網903を経由してATMラッパー変換装置904に入力される場合でも本ATMラッパー装置は、SDTI信号、IPパケットおよびATMパケット間で、小さい変換オーバーヘッドで有効にパケット変換を行うことができる。ATMラッパー変換装置904の出力であるSDTI信号をデジタルVTRに伝送することができる。さらに、ATMラッパー変換装置904の出力であるIPパケットをIPパケット網908を経由させてSDTI−IP変換装置909に伝送し、デジタルVTR(4)910に送信することもできる。また、図9において、デジタルVTR(1)901、デジタルVTR(2)905、デジタルVTR(3)906、およびデジタルVTR(4)910より、ATM網903およびIPパケット網908を介して任意のそれぞれのデジタルVTR方向に伝送することも可能である。
【0045】
(第3の実施の形態)
次に、再び図1を用いて、本発明の第3の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態に係る通信装置の概略構成を示すブロック図である。図1において101はATMラッパー変換部である。図1において、DVベース信号をペイロードとしたSDTI信号がバッファ102に入力される。また、同様にDVベース信号をペイロードとしたIPパケット信号がバッファ103に入力される。
【0046】
バッファ102に入力したSDTI信号は、バッファ/セレクタ104経由で、SDTI情報抽出/構築部105に送られ、SDTI情報が抽出される。また、バッファ102に入力したSDTI信号は、バッファ/セレクタ104経由で、DVベースデータ抽出/構築部106に送られ、DVベース信号が抽出される。
【0047】
SDTI情報抽出/構築部105において抽出されるSDTI情報は第1の実施の形態と同様、図2に示す50バイトの情報である。また、DVベースデータ抽出/構築部106において抽出される25Mbps圧縮のDVベース信号も第1の実施の形態と同様であり、図3に示す。
【0048】
さて、図1において、ATMラッパー生成部109においては、105および106より入力されたSDTI情報およびDVベース信号を、図4に示すプロトコル処理により第1の実施の形態で記述したものと同様の「ATMラッパー伝送ブロック」に変換する。
【0049】
第1の実施の形態においては、このATMラッパー伝送ブロックが、AAL1処理部110に送られ、ITU−TI363.1で規定された処理に従い、ATMパケットに変換されATM網へ送り出される。
【0050】
本実施の形態においては、図1において、さらに、前記ATMラッパー伝送ブロックが、クロック再生処理部111に送られ、タイムスタンプおよび同期パターンを付加された後、エラー補償処理部112に送られ、たとえば前述した文献に示したFEC処理やインタリーブ処理が行われた後、ITU−TI363.5で規定されたAAL5処理によりAAL5プロトコルに準拠したATMパケットに変換されATM網へ送り出される。ATM網経由でSDTI−ATM変換装置504で受信されたAAL5方式のATMパケットをFEC処理を行うのに適切な量だけバッファに蓄積した後、FECによるエラー訂正を行う。エラー訂正後、さらに、伝送されてきたタイムスタンプなどクロック情報を基に、受信側(端末)で送信側(端末)のクロック再生を行う。これによりAAL5方式を用いた場合でもATM網のビットエラーやセルロスなどに影響されずにエラーの無いデータを送信することが可能である。また、送信側と受信側で同期を取ることができる。
【0051】
AAL5方式の場合でも、SDTI−ATM変換装置504では、ATMラッパー伝送パケットからSDTI情報と、DVベース信号が復元され、その後SDTI信号に再変換されデジタルVTR(2)505に伝送される。これらの信号処理は、論理関数的にはSDTI−ATM変換装置502における処理の逆変換処理である。定常伝送状態においては、SDTI情報は固定パターンであるため、SDTI−ATM変換装置における信号処理遅延を非常に小さくできる。
【0052】
図10は前述したプロトコル処理を階層的に表現したものである。伝送するデータペイロードとして、DV-basedデータ(SMPTE 314M準拠)、SDTI情報(SMPTE 305M準拠)、IP情報(IPパケット規格準拠)、IEEE1393情報(すなわち、IEC61883規格で定められたIEEE1394に関連するアイソクロナスパケットおよびアシンクロナスパケットなどの有効データを抽出・合成した伝送データ)、遠隔制御情報(Odetics,LauthなどのRS422制御信号準拠)、さらにMPEGデータ (ES, PES,TSなどのストリーム)をATMラッパー生成機能を用いて単一のATMラッパー伝送ブロックにまとめあげ、AAL1方式で伝送する。または、ATMラッパー伝送ブロックにクロック再生機能およびエラー補償機能を付加しAAL5方式で伝送する。
【0053】
(第4の実施の形態)
図11は本発明の実施の概念図である。スポ−ツ、コンサ−ト、またはニュ−ス等のライブ中継入力がデジタルVTR(1)1101に入力される。上記VTRは、DVベ−スデ−タに変換し、記録するとともに前記DVベ−スデ−タをペイロ−ドとしたストリ−ムに変換し、IEEE1394伝送路1103を介してDVベ−スデ−タ−ATM変換装置1102に入力する。DVベ−スデ−タ−ATM変換装置1102では、入力されるIEEE1394ストリ−ムよりDVベ−スデ−タを抽出しATMセルに変換する。このATMセルは、ATM網1104を介してDVベ−スデ−タ−ATM変換装置1105に伝送される。DVベ−スデ−タ−ATM変換装置1105では、受信したATMセルをDVベ−スデ−タに復元する。ここで、DVベ−スデ−タ−ATM変換装置1105の出力は2系統あり、1つはライブ伝送出力1106であり、他方は素材伝送出力1107である。
【0054】
ライブ伝送出力1106は、DVベ−スデ−タ−ATM変換装置1102の入力からDVベ−スデ−タ−ATM変換装置1105の出力までの伝送時間が最小であり、伝送エラ−は前フレ−ム信号等で置換(コンシ−ル)されたものである。すなわち、受信出力にエラ−が存在するのを許容するが、送受信処理時間が小さく、2つの端末間での双方向伝送における「かけあいすなわちリアルタイムの会話」等に適している。また、素材伝送出力は、受信出力が出てくるのには遅延があるが、受信出力のエラ−は再送により補償されたものである。
【0055】
図12は本発明の実施の形態に係る通信装置の概略構成を示すブロック図である。図12は、図11のDVベースデータ−ATM変換装置1102の詳細なブロック図である。まず、送信側としての動作を説明する。図12において1201はバッファ−処理部であり、また、1202はAAL5処理部である。
【0056】
図12において、DVベ−ス信号をペイロ−ドとしたIEEE1394ストリ−ムがDVベ−スデ−タ抽出部1203に入力される。1203に入力したIEEE1394ストリ−ムは、DVベ−スデ−タを抽出し、送信側バッファ書込み処理部1204に送る。送信側バッファ書込み処理部1204は、前記DVベ−スデ−タ抽出部の出力を入力しバッファ1205の伝送信号書込み領域に書込む。また、前記バッファより前記DVベ−スデ−タを読出す送信側バッファ読出し処理部1206を持つ。
【0057】
前に示した図3はDVベ−スデ−タ抽出部1203において抽出される25Mbps圧縮のDVベ−ス信号であり、DIF信号とも呼ばれる。図3の信号は、SMPTE規格314Mで説明されている。図3において示されているDIFブロック信号(80バイト)を、たとえば20個ずつ(1600バイトずつ)切り出して1PDUのペイロ−ドとして伝送する。
【0058】
送信側バッファ読出し処理部1206では図13で示したサブDIFシ−ケンス単位のデ−タをAAL5ユ−ザPDU送信処理部1207に送る。AAL5ユ−ザPDU送信処理部1207はデ−タをユ−ザPDUデ−タに変換し、AAL5CPCS−PDU処理部1208に送る。AAL5CPCS−PDU処理部1208は、AAL5形式のATMセルに変換してあらかじめ指定された特定のバ−チャルパス(VP)およびバ−チャルチャネル(VC)により指定されたATM網に送出する。AAL5を用いたNative−ATM方式伝送の場合におけるDIF信号からATMセルへの変換プロセスの一例を図14に示す。また、AAL5を用いたUDP/IP方式伝送の場合におけるDIF信号からATMセルへの変換プロセスの一例を図15に示す。
【0059】
次に受信側としての動作について説明する。図12でAAL5CPCS−PDU処理部1208は、ATM網を通じて伝送されてきたATMセルを受信し、ATMセルからCPCS−PDUを構築する。この構築プロセスは、図14、図15が参考となり、またITU−TI.363.5規格等に記述されている。次に、AAL5ユ−ザPDU受信処理部1209は、再構築したPDUデ−タおよびエラ−フラグ出力をエラ−補償処理部1210に入力する。エラ−補償処理部1210は、受信PDUデ−タおよびエラ−フラグ出力を入力してエラ−を特定し、廃棄されたPDUに関連する前フレ−ム等相関性の高いフレ−ムデ−タでコンシ−ルによるデ−タ補償を行ない、この補償されたデ−タを第1受信側バッファ書込み処理部1211に渡す。ここで、コンシ−ルはフレ−ム単位で行われる。第1受信側バッファ書込み処理部1211は、エラ−補償された連続的なサブDIFシ−ケンスデ−タをバッファ1205に書込む。なお、エラ−補償された連続的なフレ−ムデ−タはPDUデ−タから再構成されたものであり、図14、図15が参考となる。
【0060】
次に、第1受信側バッファ読出し処理部1212は、第1受信側バッファ書込み処理部1211によりバッファ1205に書込まれたDIFベ−スフレ−ムデ−タを即座に読み出し、第1DVベ−スデ−タストリーム構築部1213に送り、ここで低遅延タイプのライブ伝送用デ−タストリ−ムに変換し、IEEE1394伝送路を介してライブ伝送出力を出力する。
【0061】
次に、素材伝送出力の構築について説明する。前述のエラ−補償処理部1210は、受信PDUデ−タおよびエラ−フラグ出力を入力してエラ−フレ−ムを特定し、廃棄されたPDUに関連したフレ−ムデ−タ全ての再送を行うためにエラ−レス信号再構成処理部1214に対してエラ−PDUに関する特定情報を送る。そして、受信側端末におけるAAL5再送処理部1215はTCPプロトコルを用い、AAL5CPCS−PDU処理部1208を介し、送信側端末に対してエラ−の再送を要求する。ここで、再送プロトコルはSSCOP等一般に知られている他の再送プロトコルでもよい。送信側端末においては、AAL5再送処理部1215より受けた要求に従い、エラ−レス信号再構成処理部1214を介して第2送信側バッファ読み出し処理部が送信エラ−となったフレ−ムをすべて含むすべてのサブDIFシ−ケンスブロックデ−タを読み出し、受信側端末に再送する。なお、一般的なATM網における再送の発生頻度については前述した通りであり、約100万PDUに1個のエラ−PDU伝送のオ−ダ−である。
【0062】
受信側端末において、エラ−レス信号再構成処理部1214に再送されてきたPDUデ−タからエラ−レスのフレ−ム信号が再構成されると、第2受信側バッファ再書込み処理部1216に送り、ここでエラ−レス信号をバッファ1205のエラ−を含むブロック信号領域にオ−バライトし、バッファにあったエラ−を正しいデ−タと置換する。以上により、受信デ−タはすべて正しいデ−タとなったので、より正しいデ−タが要求される素材伝送出力として使用できる。第2受信側バッファ読出し処理部1218はバッファ1205のエラ−レス信号を読み出し、第2DVベ−スデ−タストリーム構築部1219よりIEEE1394伝送路を介してエラ−レスタイプの素材伝送デ−タストリ−ムを出力する。
【0063】
以上のように本実施の形態によれば、AAL5方式を用い、伝送遅延が最小であるライブ伝送出力とエラ−フリ−な素材伝送出力を同時に提供することができる。
【0064】
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施の形態について図12を参照しながら説明する。第4の実施の形態とは、素材伝送用出力を得るためのエラ−デ−タ再送処理が異なる。具体的には、送信側バッファ書込み処理部1204が、DVベ−スデ−タを特定の規則でバッファ1205の伝送信号書込み領域に書込む、あるいは、特定の規則でバッファから読み出される。
【0065】
この特定の書込む規則について説明する。図3に示したDIFブロック信号を、図13で示したサブDIFシ−ケンス単位のデ−タに再分割する。そしてこの再分割された周期的なデ−タブロックをAAL5ユ−ザPDU送信処理部1207に送る。
【0066】
PDUデ−タを映像フレ−ム中で周期的なサブブロックに分割することで、コンシ−ル処理を単純にすることができる。確率的な話であるが、たとえば、受信側で2フレ−ム連続して同じDIFブロック番号のDIFブロックにビットエラ−が存在した場合、フレ−ム先頭から単に同じ距離のサブブロックを置換すれば十分なのでエラ−処理が簡単になる。また、第1の実施の形態では1フレ−ムすべてのデ−タを再送する必要があったが、再送もサブDIFシ−ケンスデ−タだけで済む。
【0067】
受信側としての動作を説明する。ライブ伝送出力を得る処理は、第4の実施の形態とほぼ同じであるが、前の実施の形態ではエラ−補償処理部1210が、受信PDUデ−タおよびエラ−フラグ出力を入力してエラ−を特定し、廃棄されたPDUに対して相関性の高い前フレ−ム全体でデータ補償を行ったが、この実施の形態では廃棄されたPDUに対して相関性の高い前フレ−ムのサブブロックデ−タでコンシ−ルによるデ−タ補償を行なうことである。補償されたデ−タを第1受信側バッファ書込み処理部1211に渡す。第1受信側バッファ書込み処理部1211は、エラ−補償された連続的なサブDIFシ−ケンスデ−タをバッファ1205に書込む。なお、エラ−補償された連続的なサブDIFシ−ケンスデ−タは図14、図15にもとづいてPDUデ−タから再構成されたものであり、以下実施の形態4と同様にライブ伝送用デ−タストリ−ムに変換し、IEEE1394伝送路を介してライブ伝送出力を出力する。
【0068】
本実施の形態では図13のようにサブDIFシ−ケンスを定義し、これを1PDUのペイロ−ドとすることで、受信側でのコンシ−ル処理が効率的に行われ受信エラ−を目立たなくすることができる。
【0069】
次に、素材伝送出力の構築について説明する。前述のエラ−補償処理部1210は、受信PDUデ−タおよびエラ−フラグ出力を入力してエラ−を特定し、廃棄されたPDUの再送を行うためにエラ−レス信号再構成処理部1214に対してエラ−PDUに関する特定情報を送る。そして、受信側端末におけるAAL5再送処理部1215はTCPプロトコルを用い、AAL5CPCS−PDU処理部1208を介し、送信側端末に対してエラ−の再送を要求する。ここで、再送プロトコルはSSCOP等一般に知られている他の再送プロトコルでもよい。送信側端末においては、AAL5再送処理部1215より受けた要求に従い、エラ−レス信号再構成処理部1214を介して第2送信側バッファ読み出し処理部が送信エラ−となったサブDIFシ−ケンスブロックデ−タを読み出し、受信側端末に再送する。
【0070】
受信側端末において、エラ−レス信号再構成処理部1214に再送されてきたPDUデ−タからエラ−レス信号が再構成されると、第2受信側バッファ再書込み処理部1216に送り、ここでエラ−レス信号をバッファ1205のエラ−を含むブロック信号領域にオ−バライトし、バッファにあったエラ−を正しいデ−タと置換する。以上により、受信デ−タはすべて正しいデ−タとなったので、より正しいデ−タが要求される素材伝送出力として使用できる。第2受信側バッファ読出し処理部1218はバッファ1205のエラ−レス信号を読み出し、第2DVベ−スデ−タストリーム構築部1219よりIEEE1394伝送路を介してエラ−レスタイプの素材伝送デ−タストリ−ムを出力する。
【0071】
以上のように本実施の形態によればPDUデ−タを映像フレ−ムに周期的なサブブロックに分割することで、伝送エラ−発生時のコンシ−ル処理を単純化できる。また、再送デ−タを小さくできるので、コンシ−ル後の画質を向上することができる。
【0072】
(第6の実施の形態)
次に、第6の実施の形態について図12を参照しながら説明する。本実施の形態が第4および第5の実施の形態と異なる点は、素材伝送用出力を得るためのエラ−デ−タの効率的な再送処理の点である。
【0073】
具体的には、送信側バッファ書込み処理部1204が、シ−ケンス番号およびタイムコ−ドの少なくとも一方とDVベ−スデ−タとを特定の規則でバッファ1205の伝送信号書込み領域に書込む、あるいは、特定の規則でバッファから読み出される。
【0074】
このシ−ケンス番号について図16を用いて説明する。この図は、図3に示した1フレームのDIFブロック信号を、5つのサブDIFシ−ケンス単位のデ−タに分割する。さらにこのサブDIFシ−ケンス毎にシ−ケンス番号を付加する。図16に示したこのシ−ケンス番号とDIFブロックの組み合わせである周期的なデ−タブロックをAAL5ユ−ザPDU送信処理部1207に送る。
【0075】
PDUデ−タを映像フレ−ムに周期的なサブブロックに分割し、さらにシ−ケンス番号を付加することにより、再送処理およびコンシ−ル処理を効率的に行うことができる。
【0076】
サブDIFシ−ケンスに付加するサブDIFシ−ケンス番号の一例を図17に示す。サブDIFシ−ケンス番号は4バイトのタイムコ−ドと2バイトのシ−ケンス番号から成り立っている。また、2バイトのシ−ケンス番号は、12ビットのフレ−ムシ−ケンス番号と、4ビットのサブDIFシ−ケンス番号から成り立っている。これらのタイムコ−ドやシ−ケンス番号を使用することにより、下記に示すようにエラ−PDUの検出、コンシ−ル、再送処理がより効率的になる。
【0077】
以下、受信側としての動作を説明する。AAL5CPCS−PDU処理部1208は、ATM網を通じて伝送されてきたATMセルを受信し、ATMセルからCPCS−PDUを構築する。この構築プロセスは、図18を参考にして行われる。またITU−TI.363.5規格等に記述されている。次に、AAL5ユ−ザPDU受信処理部1209は、再構築したPDUデ−タおよびエラ−フラグ出力をエラ−補償処理部1210に入力する。エラ−補償処理部1210は、受信PDUデ−タおよびエラ−フラグ出力を入力してエラ−を特定し、廃棄されたPDUに対して相関性の高い前フレ−ムのサブブロックデ−タでコンシ−ルによるデ−タ補償を行ない、この補償されたデ−タを第1受信側バッファ書込み処理部1211に渡す。第1受信側バッファ書込み処理部1211は、エラ−補償された連続的なサブDIFシ−ケンスデ−タをバッファ1205に書込む。なお、エラ−補償された連続的なサブDIFシ−ケンスデ−タはPDUデ−タから図9に示す手順を参考にして再構成されたものである。以下、第4の実施の形態と同様にライブ伝送用データストリームが出力される。
【0078】
以上述べたように図3のDIFブロックを1フレ−ム抽出して並べ直し図16のようにシ−ケンス番号を付加したサブDIFシ−ケンスを定義し、これを1PDUのペイロ−ドとすることで、受信側でのコンシ−ル処理が効率的に行われ受信エラ−を目立たなくすることができる。
【0079】
つぎに素材伝送出力の構築について説明する。前述のエラ−補償処理部1210は、受信PDUデ−タおよびエラ−フラグ出力を入力してエラ−を特定し、廃棄されたPDUの再送を行うためにエラ−レス信号再構成処理部1214に対してエラ−PDUに関する特定情報としてシ−ケンス番号を送る。すなわち、受信側端末におけるAAL5再送処理部1215はTCPプロトコルを用い、AAL5CPCS−PDU処理部1208を介し、送信側端末に対してエラ−の再送を要求する。再送プロトコルはSSCOP等一般に知られている他の再送プロトコルでもよい。送信側端末においては、AAL5再送処理部より受けた要求に従い、エラ−レス信号再構成処理部1214を介して第2送信側バッファ読み出し処理部が送信エラ−となったサブDIFシ−ケンスブロックデ−タを読み出し、受信側端末に再送する。
【0080】
受信側端末において、エラ−レス信号再構成処理部1214に再送されてきたPDUデ−タからエラ−レス信号が再構成されると、第2受信側バッファ再書込み処理部1216に送り、ここでエラ−レス信号をバッファ1205のエラ−を含むブロック信号領域にオ−バライトし、バッファにあったエラ−を正しいデ−タと置換する。以上により、受信デ−タはすべて正しいデ−タとなったので、より正しいデ−タが要求される素材伝送出力として使用できる。第2受信側バッファ読出し処理部1218はバッファ1205のエラ−レス信号を読み出し、第2DVベ−スデ−タストリーム構築部1219よりエラ−レスタイプの素材伝送デ−タストリ−ムを出力する。
【0081】
以上のように本実施の形態によれば、PDUデ−タを映像フレ−ムに周期的なサブブロックに分割し、さらにシ−ケンス番号を付加することにより、再送処理およびコンシ−ル処理をさらに効率的にできる。
【0082】
(第7の実施の形態)
次に、第7の実施の形態について図2を参照しながら説明する。第7の実施の形態は、音声のエラ−耐性を向上させるために音声デ−タの伝送を2重に行うものである。第7の実施の形態において、たとえば、サブDIFシ−ケンスブロックを図19の如く構成する。図19においては音声に関係するDIFブロックが、元の位置より2サブDIFシ−ケンスの距離だけずれて、DIFデ−タブロックの前に配置される。PDUが連続して2つ廃棄された場合でもミュ−ティングのない連続した音声を遠隔地に送ることができる。
【0083】
AAL5の場合、PDU境界でエラ−が発生すると2PDUが廃棄されるので図19に示した様に音声DIFブロックを、元の位置より2サブDIFシ−ケンスの距離だけずらせて配置するのは有効である。同様に、図20に示すように音声専用のサブDIFシ−ケンスブロックを選ぶことも可能である。
【0084】
以上のように本実施の形態によれば、音声デ−タの伝送を2重に行ない、音声の伝送エラ−耐性を向上させることができる。
【0085】
(第8の実施の形態)
次に、第8の実施の形態について図21を参照しながら説明する。第8の実施の形態は、再送用に専用のバ−チャルチャネルを設定することである。これにより、バ−スト的に発生するTCP/IP等の再送デ−タトラフィックの影響を受けずに、安定したDVベ−スデ−タのストリ−ム伝送が可能となる。図21においてATM網へのATMセルの送受信以外は、第1の実施の形態と同様である。図21において、AAL5CPCS−PDU処理部から、ストリ−ムはストリ−ム専用VC、(VP,VC)=(VP0,VC0)を経由して受信側に伝送される。また、再送されるデ−タは再送専用VC、(VP,VC)=(VP0,VC1)を経由して伝送される。
【0086】
ATMではPCR(ピ−クセルレ−ト)をあらかじめ設定するが、ストリ−ム伝送用のVCと、バ−スト的なデ−タ伝送用のVCを1つにまとめた場合、バ−スト伝送トラフィックが急激に増加した瞬間のPCRが、網の監視しているPCR値を超えた場合、網の管理メカニズムによりセル廃棄される可能性がある。廃棄が発生すると、再送が発生し、また新たな廃棄に繋がり伝送が破綻する危険性がある。そこで、VCを分けることにより、この廃棄を防止することができる。
【0087】
以上のように、本実施の形態によれば再送用に専用のバ−チャルチャネルを設定することにより、バ−スト的に発生する再送デ−タトラフィックの影響を受けずに、安定したストリ−ム伝送が可能となる。
【0088】
(第9の実施の形態)
次に、第9の実施の形態について図22を参照しながら説明する。第9の実施の形態は、音声のエラ−耐性を向上させるために音声ストリ−ムデ−タの伝送をDIFベ−スデ−タストリ−ムとは別のVCにて2重に行うものである。これにより、バ−スト的に発生するTCP/IP等の再送デ−タトラフィックの影響を受けずに、安定したDVベ−スデ−タのストリ−ム伝送が可能となる。音声ストリ−ムの例としては図20のサブDIFシ−ケンスNo.5をフレ−ムごとに連続させ使用する。
【0089】
図22においてATM網へのATMセルの送受信以外は、第4の実施の形態と同様である。図22において、AAL5CPCS−PDU処理部から、ストリ−ムはストリ−ム専用VC、(VP,VC)=(VP0,VC0)を経由して受信側に伝送される。また、再送されるデ−タは再送専用VC、(VP,VC)=(VP0,VC1)を経由して伝送される。さらに、本実施の形態では、音声ストリ−ムは音声専用VC、(VP,VC)=(VP0,VC2)を経由して伝送される。
【0090】
ATMではPCR(ピ−クセルレ−ト)をあらかじめ設定するが、ストリ−ム伝送用のVCと、バ−スト的なデ−タ伝送用のVCを1つにまとめた場合、バ−スト伝送トラフィックが急激に増加した瞬間のPCRが、網の監視しているPCR値を超えた場合、網の管理メカニズムによりセル廃棄される可能性がある。廃棄が発生すると、再送が発生し、また新たな廃棄に繋がり伝送が破綻する危険性がある。そこで、VCを分けることにより、この廃棄を防止することができる。特に音声ストリ−ムを論理的だけでなく、物理的にも別の光ファイバに設定することにより、エラ−耐性は更に向上する。
【0091】
以上のように本実施の形態によれば、バ−スト的に発生する再送デ−タトラフィックの影響を受けずに、音声のエラ−耐性を向上させ、安定した音声伝送が可能となる。特に音声の途切れは聞き苦しいので効果的である。
【0092】
(第10の実施の形態)
次に、第10の実施の形態について図23を参照し説明する。図23においてランドトリップ時間測定処理部に関わる処理以外は、第4から第9までの実施の形態と同様である。本実施の形態は、素材伝送出力の動作を確実なものとするための必要条件を決めるための、再送ラウンドトリップ時間の評価部を具備する。
【0093】
図24に示すように送信端末と受信端末間のラウンドトリップ時間を測定する。第1受信側バッファ書込み処理部1211のバッファ1205へのデ−タ書込みタイミング(t_writel)に対して、第2受信側バッファ読出し処理部1218のバッファ1205からの読み出しタイミング(t_read2)の必要条件を決めることが可能である。図24の再送処理時間(t_re)に対して10倍程度の余裕を見れば十分である。すなわち、
(t_read2)−(t_writel)≒10×(t_re)
と決めれば良い。これにより、図24において、素材伝送出力のエラ−フリ−を補償することが可能となるバッファ1205の構成を決定することが可能となる。
【0094】
以上のように本実施の形態によれば、ラウンドトリップ時間を測定することにより素材伝送出力のエラ−フリ−を補償することが可能となるバッファ構成を効率的に決定することが可能となる。
【0095】
(第11の実施の形態)
第11の実施の形態について図25を参照し説明する。図25において再送回数制限部に関わる処理以外は、第10までの実施の形態と同様である。本実施の形態は、送信側のバッファ量の肥大化を制限するための再送回数制限処理部を具備する。
【0096】
図24に示すように送信端末と受信端末間のラウンドトリップ時間を測定する。第1受信側バッファ書込み処理部1211のバッファ1205へのデ−タ書込みタイミング(t_write1)に対して、第2受信側バッファ読出し処理部1218のバッファ1205からの読み出しタイミング(t_read2)の必要条件を決めることが可能である。たとえば、機器コストを削減するために、送信側および受信側バッファサイズの最小化をすることが可能である。たとえば、再送回数を2回に制限するなら、
(t_read2)−(t_write1)≒2×(t_re)
となる。これにより、図25において、送信側、および受信側のバッファサイズを最小な大きさに設定することが可能となる。
【0097】
なお、送受信端末間の同期は、共通の外部同期信号により行うことができる。たとえば、GPS信号や、電波時計の時間あわせを行う標準電波から作成されたものを利用できる。地上波テレビ放送信号または衛星テレビ放送信号からも作成することができる。
【0098】
以上のように本実施の形態によれば、再送回数制限部を具備することにより、送信側、および受信側のバッファサイズを最小サイズに設定でき、機器コストを削減できる。
【0099】
以上説明したように本発明では以下の様な効果を有する。すなわち、SDTI信号やIPパケットで送信されてきた複数のプログラム情報を1つのATM伝送データ形式で統一的に取り扱うことを可能とするATMラッパー伝送ブロックを構成できる装置を提供する。また、ATMラッパー伝送ブロックは、AA1方式およびAAL5方式の両方に対応できるため、ATMネットワークがAAL1とAAL5を用いている場合でも、ATMラッパー層でAAL1伝送とAAL5伝送を切り替えてシーケンシャルな接続をすることができる。
【0100】
またAAL5を用いた伝送装置でも、遅延の最小なリアルタイムストリ−ミングと、エラ−レスの素材伝送が同時に可能となる。
【0101】
【発明の効果】
本発明によれば、SDTI信号やIP信号で送られてきたデジタル映像入力信号をATMネットワークに伝送できる。一つのプログラムだけでなく複数のプログラムを同時に伝送することができる。またATM伝送の際にAAL1方式、AAL5方式の両方の方式をシーケンシャルに切り換えて伝送することができる。
【0102】
また、ATMネットワークのAAL5方式でライブ伝送と素材伝送の両方の要求を満たす映像データを通信することができる。したがって、高速ATM網および高速IP網を組み合わせて、地球レベルの広域で、高品位映像・音声コンテンツの伝送、交換をシ−ムレスに安価に提供することが可能となる。これにより、ATMによる映像伝送の用途を放送コンテンツの素材伝送だけでなく、遠隔医療、遠隔教育、企業間の高画質AV伝送、家庭への映像コンテンツ配信等に広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の通信装置の概略構成を示すブロック図
【図2】 SDTI情報の説明図
【図3】 DVベース信号の説明図
【図4】 SDTI情報とDVベース信号よりATMラッパー伝送ブロックを生成する例の説明図
【図5】 ATM網を用いた伝送システム構成例の説明図
【図6】 IP情報の説明図
【図7】 IP情報とDVベース信号よりATMラッパー伝送ブロックを生成する例の説明図
【図8】 IP網を用いた伝送システム構成例の説明図
【図9】 ATM網とIP網の組み合わせを用いた伝送システム構成例の説明図
【図10】 ATMラッパー伝送ブロックを用いたATM伝送装置のプロトコルの説明図
【図11】 第4の実施の形態における通信装置の動作概念を説明する図
【図12】 第4の実施の形態における送受信端末の構成に関する説明図
【図13】 DVベ−スデ−タ信号のサブブロックへの分割に関する説明図
【図14】 Native−ATM方式による伝送のプロトコルレイヤ−の説明図
【図15】 UDP/IP方式による伝送プロトコルレイヤ−の説明図
【図16】 シ−ケンス番号を付加したDVベ−スデ−タ信号のサブブロックへの分割に関する説明図
【図17】 シ−ケンス番号の構成例を示す図
【図18】 シ−ケンス番号を付加した場合のUDP/IP方式による伝送プロトコルレイヤ−の説明図
【図19】 音声デ−タを2重化した場合のDVベ−スデ−タ信号のサブブロックへの分割に関する説明図
【図20】 音声デ−タを独立ブロックとして2重化した場合のサブブロックへの分割に関する説明図
【図21】 再送用に専用VCを設けた場合の送受信端末構成に関する説明図
【図22】 音声専用ストリ−ム処理を具備する場合の送受信端末構成に関する説明図
【図23】 ラウンドトリップ時間の評価部を具備する場合の送受信端末の構成に関する説明図
【図24】 ラウンドトリップ時間に関する説明図
【図25】 再送回数を制限する場合の送受信端末の構成に関する説明図
【図26】 1つのATMラッパー伝送ブロックで1プログラムを伝送する場合の概念図
【図27】 1つのATMラッパー伝送ブロックで2プログラムを伝送する場合の概念図
【符号の説明】
101 ATMラッパー変換部
102 SDTIバッファ
103 IPバッファ
104 バッファ/セレクタ
105 SDTI情報抽出/構築部
106 DVベースデータ抽出/構築部
107 IP情報抽出/構築部
108 遠隔制御情報抽出/構築部
109 ATMラッパー生成部
110 AAL1処理部
111 クロック再生処理部
112 エラー補償処理部
113 AAL5ユーザPDU処理部
114 AAL5CPCS−PDU処理部
115 IPパケットPDU分割/再構成部
116 IPパケットPDU処理部
1101 デジタルVTR(1)
1102 DVベ−スデ−タ−ATM変換装置
1103 IEEE1394伝送路
1104 ATM網
1105 DVベ−スデ−タ−ATM変換装置
1106 ライブ伝送出力
1107 素材伝送出力
1108 デジタルVTR(2)
1201 バッファ−処理部
1202 AAL5処理部
1203 DVベ−スデ−タ抽出部
1204 送信側バッファ書込み処理部
1205 バッファ
1206 送信側バッファ読出し処理部
1207 AAL5ユ−ザPDU送信処理部
1208 AAL5CPCS−PDU処理部
1209 AAL5ユ−ザPDU受信処理部
1210 エラ−補償処理部
1211 第1受信側バッファ書込み処理部
1212 第1受信側バッファ読出し処理部
1213 第1DVベ−スデ−タストリーム構築部
1214 エラ−レス信号再構成処理部
1215 AAL5再送処理部
1216 第2受信側バッファ再書込み処理部
1217 第2送信側バッファ再書込み処理部
1218 第2受信側バッファ読出し処理部
1219 第2DVベ−スデ−タストリーム構築部
Claims (36)
- 映像データを含む少なくとも一つの入力データストリームを別のデータストリームに変換して送信する通信装置であって、1つ以上のデータストリームを入力する入力手段と、前記入力データストリームに含まれるヘッダから所定の情報を抽出し並べ替えることによって別のヘッダ情報を作成するヘッダ情報抜き出し・合成手段と、前記入力データストリームに含まれる映像データを抽出し所定の順に並べる映像データ抜き出し・合成手段と、前記ヘッダ情報の抜き出し・合成手段の出力と、前記映像データの抜き出し・合成手段の出力とを多重して1つのラッパー伝送ブロックに合成するラッパー生成手段とを具備し、前記ラッパー生成手段の出力を伝送することを特徴とする映像データ通信装置。
- 入力されるデータストリームは、少なくともSMPTE規格305Mで規定されたSDTIストリーム、IETF(Internet Engineering Task Force)で規定されたIPパケットデータ、ANSI規格であるFC−AVストリームのいずれかを含むことを特徴とする請求項1記載の映像データ通信装置。
- 前記データストリームのペイロードとして伝送される映像データは、DV方式またはDVCPRO方式(SMPTE規格、314M)のデータであることを特徴とする請求項2記載の映像データ通信装置。
- 前記入力されるデータストリームがSDTIストリームであり、ヘッダ情報の抜き出し・合成手段は、入力される前記SDTIストリームより、SMPTE規格305Mにおいて規定された53ワードからなるSDTIヘッダーのうち、"Ancillary Data Flag"に相当する3ワードを除去し、かつ、"Line Number 1"を"Reserved data"とした50ワードのデータの各ワードの下位8ビットを抽出した信号であるSDTI情報を抜き出すことを特徴とする請求項2記載の映像データ通信装置。
- 前記SDTI情報は、1フレームの映像データに対して1回多重されて出力されることを特徴とする請求項4記載の映像データ通信装置。
- 前記ラッパー生成手段の出力である前記ラッパー伝送ブロックを入力するATMアダプテーションレイヤ・タイプ1の処理手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の映像データ通信装置。
- 前記ラッパー生成手段の出力である前記ラッパー伝送ブロックが入力され前記ブロックに受信側でのクロック情報再生のためのタイミング情報を付加するクロック・リカバリー処理手段と、前記クロック・リカバリー処理手段の出力を入力しATM網における少なくともビットエラーまたはセルロスのいずれかを補償するエラー補償手段と、ATMアダプテーションレイヤ・タイプ5のユーザPDU処理手段をさらに具備し、前記エラー補償手段の出力を、前記ユーザPDU処理手段に出力することを特徴とする請求項1記載の映像データ通信装置。
- 前記ラッパー生成手段は、入力される映像データのフレーム信号より得られるフレームタイミングを用いて前記映像データの1フレーム期間内に1つの前記ラッパー伝送ブロックを生成することを特徴とする請求項1記載の映像データ通信装置。
- 前記ラッパー生成手段は、入力される映像データの1つのプログラムの1フレーム期間に相当するデータに対して、それぞれ1単位のラッパー伝送ブロックを生成することを特徴とする請求項1記載の映像データ通信装置。
- 前記入力されるデータストリームがIPパケットを含むIPストリームであり、前記情報の抜き出し・合成手段は、前記IPパケットよりIPヘッダーを抜き出し、IP情報を出力することを特徴とする請求項2記載の映像データ通信装置。
- 前記IP情報のデータ形式は、IPバージョン情報と、リザーブドデータと、IP情報ペイロードのすべてを含むことを特徴とする請求項10記載の映像データ通信装置。
- 前記リザーブドデータは、IP情報のサイズであることを特徴とする請求項11記載の映像データ通信装置。
- 前記ラッパー生成手段の出力データストリームと同等の入力データストリームを受信し映像データを抽出する受信手段と、
前記受信手段で抽出された映像データを一時記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に一時記憶されている前記受信手段で抽出された映像データのエラーの有無を検出するエラー検出手段と、
前記エラー検出手段で検出された映像データのエラー部を補償するエラー補償手段と、
をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の映像データ通信装置。 - 前記受信手段で抽出された映像データの少なくとも一部の再送を要求し、前記要求にもとづき再送された映像データにもとづいて、前記記憶手段に一時記憶されている前記受信手段で抽出された映像データのエラー部を修正するエラー処理手段と、
前記エラー補償手段によってエラー補償された映像データを出力する第1の出力手段と、
前記エラー処理手段によってエラー修正された映像データを出力する第2の出力手段と、
をさらに具備することを特徴とする請求項13記載の映像データ通信装置。 - 前記受信手段は、ATM網を通じて伝送されてきたATMセルを受信するAAL5CPCS−PDU処理部と、前記AAL5CPCS−PDU処理部で受信した前記ATMセルを入力するAAL5ユ−ザPDU受信処理部とからなり、
前記エラー補償手段は、前記AAL5ユ−ザPDU受信処理部のPDUデ−タおよびエラ−フラグ出力を入力しエラ−補償を行うエラ−補償処理部と、前記エラ−補償処理部の出力を前記記憶手段の受信信号書込み領域に入力する第1受信側バッファ書込み処理部と、前記記憶手段よりDVベ−ス形式の信号を読み出す第1受信側バッファ読み出し処理部とからなり、
前記第1の出力手段は、前記第1受信側バッファ読み出し処理部の出力を低遅延タイプのライブ伝送用デ−タストリ−ムに変換する第1DVベ−スデ−タストリーム構築部を具備するライブ伝送出力手段であり、
前記エラー処理手段は、前記エラ−補償処理部より前記PDUデ−タおよび前記エラ−フラグ出力を入力してエラ−を特定し、そのエラ−を含む特定の大きさの再送ブロックデ−タを再送要求し、再送されてきたデ−タからエラ−レス信号を再構成するエラ−レス信号再構成処理部と、前記エラ−レス信号再構成処理部で構築されたエラ−レスブロック信号を前記バッファのエラ−を含むブロック信号領域にオ−バライトする第2の受信側バッファ再書込み処理部と、前記バッファのエラ−レス信号を読み出す第2受信側バッファ読み出し処理部とからなり、
前記第2の出力手段は、前記第2受信側バッファ読み出し処理部の出力をエラ−レスタイプの素材伝送デ−タストリ−ムに変換する第2DVベ−スデ−タストリーム構築部を具備する素材伝送出力手段であることを特徴とする請求項14に記載の映像データ通信装置。 - DVベースデ−タを含むストリ−ムを入力する入力端子と、
前記入力端子より入力されたデ−タストリ−ムよりDVベ−スデ−タを抽出するDVベ−スデ−タ抽出部と、前記DVベ−スデ−タ抽出部の出力を入力し前記記憶手段の伝送信号書込み領域に書込む送信側バッファ書込み処理部と、前記記憶手段より所定の規則で前記DVベ−スデ−タを読出す送信側バッファ読出し処理部と、前記送信側バッファ読出し処理部の出力をAAL5のユ−ザPDUに変換するAAL5ユ−ザPDU送信処理部とを具備する信号変換手段と、前記AAL5ユ−ザPDU送信処理部の出力をAAL5形式のATMセルに変換して特定のバ−チャルパス(VP)およびバ−チャルチャネル(VC)により指定されたATM網に送出する手段と、前記エラ−レス信号再構成処理部より入力された前記再送ブロックデ−タをAAL5により前記AAL5CPCS−PDU処理部を用いて再送処理するAAL5再送処理部を具備する再送手段とをさらに具備したことを特徴とする請求項15に記載の映像データ通信装置。 - 前記入力端子より入力されるデ−タストリ−ムは、IEEE1394により伝送されるIEEE1394ストリ−ム、または、SMPTE規格305Mで規定されたSDTIストリ−ム、または、IETF(Internet Engineering Task Force)で規定されたIPパケットデ−タ、または、ANSI規格であるFC−AVストリ−ムであることを特徴とする請求項16に記載の映像データ通信装置。
- 前記IEEE1394ストリ−ム、またはSDTIストリ−ム、または、IPパケットデ−タ、または、FC−AVストリ−ムのペイロ−ドとして伝送されるDVベ−スデ−タは、DV方式またはDVCPRO方式(SMPTE規格、314M)のデ−タであることを特徴とする請求項17に記載の映像データ通信装置。
- AAL5再送処理部は、TCPプロトコル、または、SSCOPプロトコルを用いてエラ−デ−タの再送を行うことを特徴とする請求項16記載の映像データ通信装置。
- 前記エラ−補償処理部にエラ−フラグが入力した場合には、前記フラグによって特定されるエラ−を含むデ−タブロックを別のエラ−レスのデ−タブロックと置き換えるコンシ−ル処理を行なうことを特徴とする請求項15または16に記載の映像データ通信装置。
- 前記所定の規則は、1フレ−ムのDVベ−スデ−タを特定の周期律を持った読み出し規則でn個(ただし、nは自然数)に分割し読み出す方法であり、前記コンシール処理は前記特定の周期律にしたがって実行されることを特徴とする請求項20に記載の映像データ通信装置。
- 前記受信手段は、AAL5を用いた伝送処理において、ネイティブATM方式、または、UDP/IP方式によるストリ−ム伝送を行うことを特徴とする請求項15記載の映像データ通信装置。
- 前記受信手段は、イーサネット伝送方式に対応するものであり、UDP/IP方式によるストリ−ム伝送を行うことを特徴とする請求項13に記載の映像データ通信装置。
- 前記エラ−補償処理部において受信されたシ−ケンス番号またはタイムコ−ドの情報より廃棄されたAAL5形式PDUを効率的に特定するために、前記送信側バッファ書込み処理部は、DIFベ−スデ−タを特定の規則で複数のサブデ−タ群に分割し、それぞれの前記サブデ−タ群に前記シ−ケンス番号および前記タイムコ−ドの少なくとも一方を付加した後に前記記憶手段に出力することを特徴とする請求項16に記載の映像データ通信装置。
- 前記送信側バッファ読出し処理部は、前記記憶手段より特定の規則で前記DVベ−スデ−タを読出し、前記読み出されたデ−タに、シ−ケンス番号およびタイムコ−ドの少なくとも一方を付加した後に前記AAL5ユ−ザPDU送信処理部に出力することを特徴とする請求項16に記載の映像データ通信装置。
- 前記送信側バッファ読出し処理部は、前記記憶手段より特定の規則で前記DVベ−スデ−タを読出し、前記読み出されたDVベ−スデ−タより音声デ−タだけをコピ−して抜き出し音声デ−タブロックを作成した後、前記DVベ−スデ−タと前記音声デ−タブロックの双方を前記AAL5ユ−ザPDU送信処理部に出力し、前記受信手段で受信したデ−タを用いて前記エラ−補償処理部においてエラ−の無い連続的な音声デ−タを再構築することを特徴とする請求項16、請求項24、請求項25のいずれかに記載の映像データ通信装置。
- 前記送信側バッファ読出し処理部において生成された音声デ−タブロックは、前記AAL5ユ−ザPDU送信処理部に出力し、前記AAL5CPCS−PDU処理部より前記DVデ−タブロックが伝送されるVP、VC(バ−チャルパス、バ−チャルチャネル)とは別のVP,VCにより伝送されることを特徴とする請求項26に記載の映像データ通信装置。
- 前記音声デ−タブロックを伝送する前記別のVP,VCの帯域幅(またはピ−クセルレ−ト)は前記DVデ−タブロック伝送の帯域幅より狭い帯域に設定することを特徴とする請求項27に記載の映像データ通信装置。
- 前記エラ−を含む特定の大きさの再送ブロックデ−タの再送処理において、再送デ−タの伝送は、前記DVデ−タブロックが伝送されるVP、VC(バ−チャルパス、バ−チャルチャネル)とは別のVP,VCにより伝送されることを特徴とする請求項16に記載の映像データ通信装置。
- エラ−信号の再送に要する時間を測定するためのテストデ−タを生成する手段と、前記エラ−レス信号再構成処理部を介してAAL5再送処理部からATMネットワ−クに前記テストデ−タを出力する手段と、受信側でデ−タを正常に受信したことを示す受信側から送られる識別信号を確認するまでに要する時間であるラウンドトリップ時間を測定するラウンドトリップ時間測定手段とをさらに具備し、前記ラウンドトリップ時間に所定のマ−ジンを加えて前記第2受信側バッファ読み出し処理部のバッファ読み出しアドレスポインタを設定することを特徴とする請求項16記載の映像データ通信装置。
- 前記エラ−レス信号再構成送処理部によるエラ−信号の再送回数を制限する再送回数制限処理部を具備し、制限された回数の再送にてエラ−がなくならない場合には、前記再送回数制限部内のメモリに前記エラ−ブロックに関連するシ−ケンス番号またはタイムコ−ドとともに、前記DVデ−タブロックのフレ−ム識別情報を一時記憶させ、再送を繰り返し行い正常なデ−タが得られた時に、前記正常なデ−タをフレ−ム単位で前記再送回数制限部内のメモリに前記シ−ケンス番号またはタイムコ−ドとともに一時記憶し、ネットワ−クを通じたストリ−ム伝送が終了した後に、前記フレ−ム単位のDVデ−タを素材伝送出力から出力することを特徴とする請求項30記載の映像データ通信装置。
- 前記送信側と前記受信側との間のフレ−ム同期は、共通の外部同期信号により行うことを特徴とする請求項30に記載の映像データ通信装置。
- 前記共通の外部同期信号は、GPS信号、標準電波信号、地上波テレビ放送信号、衛星テレビ放送信号のうちのいずれかから作成されたものであることを特徴とする請求項32に記載の映像データ通信装置。
- 映像データを含む少なくとも一つの入力データストリームを
別のデータストリームに変換して送信する通信方法であって、1つ以上のデータストリームを入力するステップと、前記入力データストリームに含まれるヘッダから所定の情報を抽出し並べ替えることによって別のヘッダ情報を作成するヘッダ情報抜き出し・合成ステップと、前記入力データストリームに含まれる映像データを抽出し所定の順に並べる映像データ抜き出し・合成ステップと、前記ヘッダ情報の抜き出し・合成ステップの出力と、前記映像データの抜き出し・合成ステップの出力とを多重して1つのラッパー伝送ブロックに合成するラッパー生成ステップとを具備し、前記ラッパー生成ステップの出力を伝送することを特徴とする映像データ通信方法。 - 前記ラッパー生成ステップの出力データストリームと同等の入力データストリームを受信し映像データを抽出する受信ステップと、
前記受信ステップで抽出された映像データを一時記憶する記憶ステップと、
前記記憶ステップに一時記憶されている前記受信ステップで抽出された映像データのエラーの有無を検出するエラー検出ステップと、
前記エラー検出ステップで検出された映像データのエラー部を補償するエラー補償ステップと、
をさらに具備することを特徴とする請求項34記載の映像データ通信方法。 - 前記受信手段で抽出された映像データの少なくとも一部の再送を要求し、前記要求にもとづき再送された映像データにもとづいて、前記記憶ステップに一時記憶されている前記受信ステップで抽出された映像データのエラー部を修正するエラー処理ステップと、
前記エラー補償ステップによってエラー補償された映像データを出力する第1の出力ステップと、
前記エラー処理ステップによってエラー修正された映像データを出力する第2の出力ステップと、
をさらに具備することを特徴とする請求項35記載の映像データ通信方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5823799 | 1999-03-05 | ||
JP25523099 | 1999-09-09 | ||
PCT/JP2000/001328 WO2000054466A1 (fr) | 1999-03-05 | 2000-03-06 | Dispositif et procede de communication de donnees video |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3807229B2 true JP3807229B2 (ja) | 2006-08-09 |
Family
ID=26399293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000604579A Expired - Fee Related JP3807229B2 (ja) | 1999-03-05 | 2000-03-06 | 映像データ通信装置および方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6738372B1 (ja) |
EP (1) | EP1083712A4 (ja) |
JP (1) | JP3807229B2 (ja) |
WO (1) | WO2000054466A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3944908B2 (ja) * | 2003-07-18 | 2007-07-18 | ソニー株式会社 | メディアコンバーター |
WO2005034521A1 (en) * | 2003-10-06 | 2005-04-14 | Koninklijke Philips Electronics, N.V. | Digital television transmission with error correction |
CN101594640A (zh) * | 2009-06-30 | 2009-12-02 | 中兴通讯股份有限公司 | 用户面数据转发系统及方法 |
JP2014158257A (ja) * | 2013-01-18 | 2014-08-28 | Panasonic Corp | 通信装置及び通信システム |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04120991A (ja) * | 1990-09-12 | 1992-04-21 | Toshiba Corp | 画像表示通信端末装置 |
JP2669326B2 (ja) * | 1993-12-27 | 1997-10-27 | 日本電気株式会社 | 静止画像信号セル化符号化装置 |
US5548532A (en) * | 1994-04-28 | 1996-08-20 | Thomson Consumer Electronics, Inc. | Apparatus and method for formulating an interactive TV signal |
JP3290302B2 (ja) * | 1994-06-30 | 2002-06-10 | 富士通株式会社 | データの交換処理方法及び装置 |
US5623605A (en) * | 1994-08-29 | 1997-04-22 | Lucent Technologies Inc. | Methods and systems for interprocess communication and inter-network data transfer |
WO1996008924A1 (en) * | 1994-09-16 | 1996-03-21 | Sony Corporation | Data output device and data output method |
JPH08274785A (ja) * | 1995-03-31 | 1996-10-18 | Sony Corp | 画像データ伝送装置 |
DE19547707A1 (de) * | 1995-12-20 | 1997-07-03 | Thomson Brandt Gmbh | Verfahren, Encoder und Decoder zur Übertragung von hierarchisch in mehrere Teile gegliederten digitalen Signalen |
ES2146831T3 (es) * | 1996-02-23 | 2000-08-16 | Cit Alcatel | Dispositivo y metodo para tratar, ensamblar y transmitir paquetes de datos. |
KR19990021831A (ko) * | 1996-03-19 | 1999-03-25 | 이데이 노부유끼 | 데이터다중화장치및그방법 |
JP3216531B2 (ja) * | 1996-07-24 | 2001-10-09 | 三菱電機株式会社 | 再多重化装置および再多重化方法 |
US6178470B1 (en) * | 1996-10-30 | 2001-01-23 | The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration | Chip for CCSDS compatible serial data streams |
US6223285B1 (en) * | 1997-10-24 | 2001-04-24 | Sony Corporation Of Japan | Method and system for transferring information using an encryption mode indicator |
JPH11163934A (ja) * | 1997-11-27 | 1999-06-18 | Canon Inc | 伝送システム及び伝送装置及び受信装置及び実時間動画像及び音声送信システム及び装置及びその制御方法及び記憶媒体 |
JP2000083192A (ja) | 1998-04-02 | 2000-03-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 番組制作・送出システム |
US6275471B1 (en) * | 1998-05-12 | 2001-08-14 | Panasonic Technologies, Inc. | Method for reliable real-time multimedia streaming |
CN1272277A (zh) * | 1998-05-29 | 2000-11-01 | 索尼株式会社 | 中继装置和方法、通信系统以及记录媒体 |
US6584509B2 (en) * | 1998-06-23 | 2003-06-24 | Intel Corporation | Recognizing audio and video streams over PPP links in the absence of an announcement protocol |
-
2000
- 2000-03-06 WO PCT/JP2000/001328 patent/WO2000054466A1/ja not_active Application Discontinuation
- 2000-03-06 US US09/674,761 patent/US6738372B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-03-06 JP JP2000604579A patent/JP3807229B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2000-03-06 EP EP00906711A patent/EP1083712A4/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1083712A4 (en) | 2005-12-07 |
WO2000054466A1 (fr) | 2000-09-14 |
EP1083712A1 (en) | 2001-03-14 |
US6738372B1 (en) | 2004-05-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5742599A (en) | Method and system for supporting constant bit rate encoded MPEG-2 transport over local ATM networks | |
US5864554A (en) | Multi-port network adapter | |
US5966387A (en) | Apparatus and method for correcting jitter in data packets | |
US5805602A (en) | Network monitoring system for cell delay variation | |
US5790543A (en) | Apparatus and method for correcting jitter in data packets | |
KR100220873B1 (ko) | 멀티미디어 정보 처리 시스템 | |
US6744782B1 (en) | Communications device, method thereof, communications system and recording medium | |
US7061863B2 (en) | Data communication system, data receiving terminal and data sending terminal | |
JP3832263B2 (ja) | 映像データ通信装置および映像データ通信システム | |
US6373856B1 (en) | Communications system for transmission of multimedia digital data and a method therefor | |
JP3834825B2 (ja) | データ処理システム | |
JP3807229B2 (ja) | 映像データ通信装置および方法 | |
US6636531B1 (en) | Communication device and method | |
JP4783987B2 (ja) | 情報端末装置及び情報端末受信方法、ディジタル放送受信装置及び方法、並びに、出力時間演算装置及び方法 | |
JP3207709B2 (ja) | 多重化データ相互通信方法、多重化データ相互通信システム、ゲートウエイおよび非同期網上の端末 | |
KR100760259B1 (ko) | Mpeg-2 전송 스트림 패킷으로 분할 전송된 다중프로토콜 캡슐화 패킷의 재조합 장치 및 그 방법 | |
JP2000307637A (ja) | マルチメディア端末装置及び網間接続装置 | |
JP3172425B2 (ja) | マルチメディア情報送信システム、マルチメディア情報受信システム、マルチメディア情報送信方法、並びにマルチメディア情報受信方法 | |
JPH1188301A (ja) | 低ビットレートマルチメディア通信方法 | |
JP2851807B2 (ja) | クロック設定方法、クロック設定装置およびデータ伝送システム | |
JPH07240749A (ja) | セル送信方法とその装置 | |
EP0968613B1 (en) | Transmission of mpeg-encoded data in atm-systems | |
JPH07307735A (ja) | マルチメディアサービス方式 | |
JPH11252203A (ja) | デジタル信号伝送装置 | |
JP4160294B2 (ja) | デジタル放送番組中継送出システムとその放送局及びデジタル放送信号同期処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050630 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050830 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051028 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060425 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060508 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |