JP3807021B2 - 消磁回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、カラーテレビジョン受像機、ディスプレイモニタ等のブラウン管の自動消磁のための消磁回路に関するもので、特に、消磁回路における消磁動作の改善を図るための改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カラーテレビジョン受像機、ディスプレイモニタ等において用いられている従来の消磁回路の典型的な2つの例が、図6および図7にそれぞれ示されている。
図6および図7にそれぞれ示すように、カラーテレビジョン受像機、ディスプレイモニタ等の電源回路1は、商用交流電源2に接続され、この商用交流電源2をたとえばダイオードブリッジで構成された整流回路3により整流し、次いで平滑コンデンサ4により平滑化された直流電圧を、負荷回路に供給するように構成されている。このような電源回路1は、また、ラインフィルタ6、およびコンデンサ4による突入電流を抑制するために抵抗器等によって構成される突入電流抑制用素子7を備えている。
【0003】
図6に示した消磁回路8および図7に示した消磁回路9は、それぞれ、上述した電源回路1から与えられる電流を用いて消磁動作を行なうようにされている。
図6に示した消磁回路8では、ブラウン管(図示せず。)に関連して配置される消磁コイル10と直列に消磁電流制御用正特性サーミスタ11が接続され、これらと並列にヒーター用正特性サーミスタ12が接続され、これら正特性サーミスタ11および12が互いに熱結合されている。
【0004】
この消磁回路8によれば、消磁電流制御用正特性サーミスタ11をヒーター用正特性サーミスタ12により加熱することにより、消磁電流制御用正特性サーミスタ11の抵抗値を押し上げ、それによって、消磁動作後の定常時において消磁コイル10に流れる消磁電流(残留電流)を小さくすることが行なわれる。
しかし、この消磁回路8では、消磁動作後において、消磁電流制御用正特性サーミスタ11の抵抗値が無限大まで大きくなるわけではなく、また、正特性サーミスタ11自体、静電容量を持ち、コンデンサとして働くため、定常時のインピーダンスを大きくするのには限界があった。このため、消磁コイル10に残留電流が流れ、不要な磁界を発生し、画像の揺れを生じさせたり、また、消磁回路8にノイズによる電流が侵入したとき、画像を乱すことがあった。また、消磁動作後も、両正特性サーミスタ11および12に通電され続けるため、無駄な電力消費がもたらされていた。
【0005】
図7に示した消磁回路9は、これらの問題を解決するものである。
この消磁回路9においても、図6に示した消磁回路8と同様、消磁コイル10と直列に消磁電流制御用正特性サーミスタ11が接続されるが、さらにこれらと直列に電磁リレー13が接続されている。この電磁リレー13には、図示しないマイクロコンピュータ等に含まれるタイマー回路で設定された一定時間だけハイレベルとなる制御信号15が電磁リレー制御回路14を通して与えられ、消磁動作を必要とするときに、電磁リレー13の接点が閉じ、消磁動作後は、接点が開くように制御される。
【0006】
この消磁回路9によれば、電磁リレー13という機械的な接点により消磁回路9を遮断するため、遮断時のインピーダンスが高く、残留電流やノイズ電流による画像の劣化を防止できる。また、正特性サーミスタ11への通電が遮断されるため、無駄な電力消費を招くこともない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図7に示した消磁回路9では、電磁リレー13、そのための制御回路14および制御信号15のための信号源が必要であり、そのため、回路構成が複雑になり、また部品点数が比較的多く、その分、回路基板上での部品占有面積が大きくなり、価格も高くなる、という問題があった。
【0008】
また、通常、消磁回路は、整流回路から見て1次側にのみ配置され、その他の回路は、2次側に配置されるため、1次側と2次側とは互いに分離かつ独立しているが、図7の消磁回路9では、この消磁回路9を遮断する電磁リレー13のための電磁リレー制御回路14への制御信号15を、2次側に設けられたマイクロコンピュータ等から送る必要があり、1次側と2次側との完全な分離ができないばかりでなく、1次側を2次側に対して完全に独立させ得ないため、カラーテレビジョン受像機、ディスプレイモニタ等の装置内での回路配置に制約を受ける。
【0009】
また、カラーテレビジョン受像機、ディスプレイモニタ等の中には、使用中に使用者が画面の乱れなどを取り除くため、必要に応じて、消磁を行なう手動消磁機能をもった機種がある。このような機種の場合には、使用者がリモートコントロールスイッチや本体に設けられた押しボタンスイッチ等を操作することにより、本体に内蔵されたマイクロコンピュータから上述の電磁リレー13へ制御信号15が送られ、消磁を行なうように構成されている。このため、手動操作による消磁機能を必要とする機種には、2次側のマイクロコンピュータからの信号線が必要であり、1次側が2次側に対して完全には独立できないため、装置内での回路配置に制約を受ける。
【0010】
また、電磁リレー13は、周囲温度や消磁制御用正特性サーミスタ11の状態によらず、常に一定の時間の経過後に消磁回路9を遮断するように動作する。しかし、周囲温度や正特性サーミスタ11の温度が低いときには、正特性サーミスタ11の温度上昇が遅く、したがって、消磁電流の減衰が遅くなることがある。このため、たとえば周囲温度が低いときには、消磁電流が十分に減衰する前に、消磁回路9が遮断されることがある。このように、消磁電流が十分に減衰しないまま、消磁電流が遮断されると、消磁効果が十分でないばかりでなく、むしろ逆に、シャドウマスクを着磁し、色むらを発生することがある。
【0011】
なお、上述した図7に示す消磁回路9と同様、消磁回路を機械的な接点により遮断するように構成されたものとして、特開昭57−26982号公報に記載された自動消磁装置がある。ここでは、消磁電流を遮断するため、感熱スイッチが用いられ、この感熱スイッチを動作させるための加熱手段として、電源の突入電流抑制用の発熱抵抗体が専ら用いられている。
【0012】
しかしながら、この公報に記載の技術では、感熱スイッチが、消磁回路とは独立の発熱抵抗体の熱によって動作されるため、消磁電流の大きさによらずに、この発熱抵抗体の温度状況のみによって、感熱スイッチが動作されることになる。その結果、周囲温度によっては、消磁電流が十分に減衰する前に、消磁回路を遮断したり、画像が映し出されてからも消磁回路が遮断されず、そのため画像揺れが生じたりすることがある。また、発熱抵抗体は、電源回路の一部であり、その抵抗値の自由度はほとんどなく、感熱スイッチの遮断時間を適切なものに調整することが困難である。また、電源電圧や、カラーテレビジョン受像機、ディスプレイモニタ等の消費電力(負荷電流)の違いによっても、遮断時間が大きく変動する。
【0013】
ところで、カラーテレビジョン受像機、ディスプレイモニタ等の電源回路には、突入電流抑制用素子として、固定抵抗器が用いられたり、素子温度が比較的低いときは抵抗値が比較的高く通電による自己発熱によって素子温度が高くなると抵抗値が比較的低くなる負特性サーミスタが用いられたりしており、このような突入電流抑制用素子が整流回路と直列に接続されている。
【0014】
固定抵抗器と負特性サーミスタとを比較すると、負特性サーミスタの方が初期抵抗値を高くできるため、突入電流抑制効果が高いこと、安定時には抵抗値が低く突入電流抑制用素子による消費電力が少ないため、電源の効率が良いこと、また、部品を小さくでき回路基板上での占有面積が小さいことから、電源回路における突入電流抑制用素子としては適している。
【0015】
しかしながら、電源オフ後、このような負特性サーミスタが十分冷えない間に電源スイッチが再びオンされたときには、突入電流抑制効果が十分に得られない場合がある。このため、オフからオンになるまでの時間が比較的短い可能性があるカラーテレビジョン受像機には、負特性サーミスタが上述したような利点を有しているにも関わらず、固定抵抗器が一般に用いられている。
【0016】
そこで、この発明の目的は、上述したような種々の問題を解決し得る消磁回路を提供しようとすることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る消磁回路は、上述した技術的課題を解決するため、次のような構成を備えることを特徴としている。
すなわち、この消磁回路は、まず、周知のように、電源スイッチと、消磁コイルと、消磁電流制御用正特性サーミスタとを備えている。
【0018】
また、消磁回路は、上述の消磁電流制御用正特性サーミスタと熱結合され、所定の温度以上で開くようにされた第1の常閉接点、および所定の温度以上で閉じるようにされた第1の常開接点を有する、感熱スイッチを備えるとともに、駆動コイル、この駆動コイルが能動化されたときに開く第2の常閉接点、および駆動コイルが能動化されたときに閉じる第2の常開接点を有する、電磁リレーとを備えている。
【0019】
これらの回路要素は、以下のように接続される。
消磁コイルおよび消磁電流制御用正特性サーミスタが直列に接続されて第1の直列回路部を構成する。また、第1の常閉接点および第2の常閉接点が直列に接続されて第2の直列回路部を構成する。そして、これら第1の直列回路部、第2の直列回路部および電源スイッチが電源とともに第1の閉回路を形成するように直列に接続される。また、第1の常開接点、第2の常閉接点、駆動コイルおよび電源スイッチが電源とともに第2の閉回路を形成するように直列に接続される。さらに、第2の常開接点、駆動コイルおよび電源スイッチが電源とともに第3の閉回路を形成するように直列に接続される。
【0020】
この発明において、好ましくは、第1の常閉接点を開きかつ第1の常開接点を閉じる前述した所定の温度は、消磁電流制御用正特性サーミスタが消磁電流を十分に減衰し得る抵抗値を与える温度になったときに感熱スイッチに及ぼされる温度に設定される。
また、この発明において、好ましくは、開いた第1の常閉接点を閉じかつ閉じた第1の常開接点を開くように復帰させる温度は、消磁電流制御用正特性サーミスタが十分な消磁電流を流し得る抵抗値を与える温度になったときに感熱スイッチに及ぼされる温度に設定される。
【0021】
また、この発明において、前述した電磁リレーは、駆動コイルが能動化されたときに閉じる第3の常開接点をさらに備え、また、電源には、突入電流を抑制するための突入電流抑制用素子を介して負荷回路が接続され、第3の常開接点は突入電流抑制用素子に対して並列に接続されていてもよい。
また、この発明において、第2の閉回路または第3の閉回路を形成しているときに、駆動コイルへの電源の供給を手動で遮断するための手動スイッチをさらに備えていてもよい。
【0022】
また、この発明において、電磁リレーは、駆動コイルが能動化されたときに開く第4の常閉接点をさらに備えていてもよい。この第4の常閉接点は、第1の閉回路において、第1の直列回路部の、第2の直列回路部が接続された側とは逆の側に直列に接続される。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の第1の実施形態による消磁回路21を示すものである。
この消磁回路21は、電源スイッチ22、消磁コイル23、消磁電流制御用正特性サーミスタ24、感熱スイッチ25、および電磁リレー26を備えている。感熱スイッチ25は、消磁電流制御用正特性サーミスタ24と熱結合され、所定の温度以上で開くようにされた第1の常閉接点27、および同じ所定の温度以上で閉じるようにされた第1の常開接点28を備えている。
【0024】
また、電磁リレー26は、駆動コイル29、この駆動コイル29が能動化されたときに開く第2の常閉接点30、および駆動コイル29が能動化されたときに閉じる第2の常開接点31を備えている。
以下に、上述した電源スイッチ22、消磁コイル23、消磁電流制御用正特性サーミスタ24、感熱スイッチ25、および電磁リレー26の接続態様について説明する。
【0025】
消磁コイル23および消磁電流制御用正特性サーミスタ24が直列に接続されて構成された第1の直列回路部と、第1の常閉接点27および第2の常閉接点30が直列に接続されて構成された第2の直列回路部とは、電源スイッチ22および電源32とともに第1の閉回路を形成するように直列に接続される。この実施形態では、第1の閉回路は、電源32に対して、電源スイッチ22、消磁コイル23、消磁電流制御用正特性サーミスタ24、第1の常閉接点27、および第2の常閉接点30がこの順序で接続され、これら回路要素22〜24、27および30を経て電源32へと戻る、閉回路となっている。
【0026】
また、第1の常開接点28、第2の常閉接点30、および駆動コイル29は、電源スイッチ22および電源32とともに第2の閉回路を形成するように直列に接続される。この実施形態では、第2の閉回路は、電源32に対して、電源スイッチ22、駆動コイル29、および第1の常開接点28、および第2の常閉接点30がこの順序で接続され、これら回路要素22、29、28および30を経て電源32へと戻る、閉回路となっている。
【0027】
また、第2の常開接点31、駆動コイル29および電源スイッチ22は、電源32とともに第3の閉回路を形成するように直列に接続される。この実施形態では、第3の閉回路は、電源32に対して、電源スイッチ22、駆動コイル29、および第2の常開接点31がこの順序で接続され、これら回路要素22、29および31を経て電源32へと戻る、閉回路となっている。
【0028】
以下に、上述したように構成された消磁回路21において生じる動作について説明する。
まず、電源スイッチ22が閉じられると、電源32からの電流は、前述した第1の閉回路を流れる。すなわち、電源32から、電磁リレー26の第2の常閉接点30、感熱スイッチ25の第1の常閉接点27、消磁電流制御用正特性サーミスタ24、および消磁コイル23を経て、電源32に戻るように、電流が流れる。このとき、消磁電流制御用正特性サーミスタ24は加熱され、その温度上昇に伴い、抵抗値が高められる。この消磁電流制御用正特性サーミスタ24の働きにより、消磁コイル23に与えられる電流が徐々に絞られ、それによって、所望の消磁動作が達成される。
【0029】
次いで、上述の状態で、所定の時間が経過したとき、消磁電流制御用正特性サーミスタ24の熱により、これと熱結合されている感熱スイッチ25が所定の温度にまで加熱される。このとき、感熱スイッチ25における第1の常閉接点27が開くとともに、第1の常開接点28が閉じる。これによって、電源32からの電流は、前述した第2の閉回路を流れる。すなわち、電源32から、第2の常閉接点30、第1の常開接点28、駆動コイル29を経て、電源32に戻るように、電流が流れる。したがって、駆動コイル29が能動化される。また、このとき、第1の常閉接点27が開いているので、消磁コイル23および消磁電流制御用正特性サーミスタ24には通電されず、この消磁電流制御用正特性サーミスタ24は冷やされつつある。
【0030】
なお、上述したように、第1の常閉接点27を開きかつ第1の常開接点28を閉じる温度は、消磁電流制御用正特性サーミスタ24が消磁電流を十分に減衰し得る抵抗値を与える温度になったときに感熱スイッチ25に及ぼされる温度に設定されることが好ましい。これによって、消磁電流が適切な電流値に達してから、これを遮断することができるようになり、優れた消磁動作を確実に得ることができるからである。
【0031】
上述のような駆動コイル29の能動化により、電磁リレー26における第2の常閉接点30が開くとともに、第2の常開接点31が閉じる。その結果、電源32からの電流は、前述した第3の閉回路を流れる。すなわち、電源32から、第2の常開接点31および駆動コイル29を経て、電源32に戻るように、電流が流れる。
【0032】
他方、前述のように、第2の閉回路が形成されたとき、消磁電流制御用正特性サーミスタ24は冷やされつつあるので、このような消磁電流制御用正特性サーミスタ24の降温の結果、感熱スイッチ25において、第1の常閉接点27が閉じるとともに第1の常開接点28が開くというように、元の状態に復帰する。しかしながら、電磁リレー26における駆動コイル29には、第3の閉回路に含まれる閉じた第2の常開接点31を介して電源32からの電流が流れ続けるため、電磁リレー26におけるこれら第2の常開接点31は閉じた状態および第2の常閉接点30は開いた状態が持続され、第1の閉回路における消磁電流の遮断された状態が維持される。
【0033】
次いで、電源スイッチ22が開かれると、電磁リレー26の駆動コイル29には電流が流れず、初期の状態に戻り、電磁リレー26の第2の常閉接点30が閉じるとともに、第2の常開接点31が開く。
なお、上述のように、開いた第1の常閉接点27を閉じかつ閉じた第1の常開接点28を開くように復帰させる温度が、消磁電流制御用正特性サーミスタ24が十分な消磁電流を流し得る抵抗値を与える温度になったときに感熱スイッチ25に及ぼされる温度に設定されると、電源スイッチ22が再び閉じられても、消磁電流制御用正特性サーミスタ24が未だ上述の温度にまで冷えていない場合には、消磁電流は流れず、消磁効果不足や消磁不良の状況を確実に生じなくすることができる。
【0034】
図2は、この発明の第2の実施形態による消磁回路21aを示している。なお、図2において、図1に示した要素に相当する要素には、同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図2に示した消磁回路21aにおいては、電磁リレー26aは、図1に示した電磁リレー26と比較して、駆動コイル29が能動化されたときに開く第3の常閉接点33および駆動コイル29が能動化されたときに閉じる第3の常開接点34をさらに備えていることにおいて相違している。
【0035】
電源32には、突入電流を抑制するための突入電流抑制用素子35を介して、電源回路36が接続されている。電源回路36は、電源32をたとえばダイオードブリッジで構成された整流回路37により整流し、次いで平滑コンデンサ38により平滑化された直流電圧を、負荷回路に供給するように構成されている。
上述した第3の常開接点34は、突入電流抑制用素子35に対して並列に接続されている。
【0036】
このような構成によれば、電源スイッチ22が閉じられると、まず、電源32から突入電流抑制用素子35を通じて負荷回路へと電流が流れる。次いで、前述の第1の実施形態において説明した動作に従って、電磁リレー26aにおける駆動コイル29が能動化されたとき、第3の常閉接点33は開くとともに、第3の常開接点34が閉じるので、突入電流抑制用素子35を経ないで電源32からの電流が負荷回路へと流れるようになる。
【0037】
これによって、電源スイッチ22が閉じられ、突入電流が流れた後においては、突入電流抑制用素子35には通電されないため、突入電流抑制用素子35の発熱が抑えられ、他の部品等への影響が少なくなり、また、突入電流抑制用素子35による消費電力ロスをなくすことができる。また、整流回路37の効率が高められる。
【0038】
なお、突入電流抑制用素子35としては、固定抵抗器や負特性サーミスタ等が用いられるが、固定抵抗器が用いられる場合には、サイズの大きい大電力容量のものを使用しなくてもよいため、素子サイズを小さくでき、回路基板上での占有面積が小さくて済み、また、コスト的にもメリットがある。他方、負特性サーミスタが用いられる場合には、通電が遮断されることにより、負特性サーミスタが冷えて抵抗値が初期の状態に戻るため、再通電時にも十分な突入電流抑制効果を持たせることができる。
【0039】
図3は、この発明の第3の実施形態による消磁回路21bを示している。なお、図3において、図1に示した要素に相当する要素には、同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
この消磁回路21bは、第1の実施形態に係る消磁回路21と比較して、第2の閉回路または第3の閉回路を形成しているときに、駆動コイル29への電源32の供給を遮断するための手動スイッチ39をさらに備えている点において相違している。特にこの実施形態では、手動スイッチ39は、第2の閉回路および第3の閉回路の各一部を形成する、駆動コイル29と電源スイッチ22とを結ぶ接続ラインを選択的に遮断するように設けられている。手動スイッチ39には、たとえば、押しボタンスイッチといった簡単な構成のスイッチを用いることができる。
【0040】
この消磁回路21bによれば、簡単な構成で、手動操作による消磁を行なうことができるようになる。すなわち、駆動コイル29が能動化されているときに手動スイッチ39を一瞬でも開くと、電磁リレー26における駆動コイル29への通電が断たれるため、第2の常閉接点30が閉じるとともに、第2の常開接点31が開いて、電磁リレー26が初期の状態に戻る。したがって、第1の実施形態に係る消磁回路21において電源スイッチ22を閉じたときと同じ動作が進行し、それによって、消磁動作を行ない、再び、手動スイッチ39を開く前の状態に戻る。
【0041】
このようにして、図7に示したような2次側からの制御信号15等を用いたマイクロコンピュータなどによる制御を必要とせず、手動スイッチ39として押しボタンなどの簡単な構成を追加するだけで、手動操作による消磁を行なうことができる。また、このような手動操作による消磁が可能になっても、電磁リレー26の制御は、整流回路の1次側のみで行なうことができ、したがって、1次側に構成される消磁回路21bを2次側と電気的に完全に分離独立させることができる、という利点が阻害されるものではない。
【0042】
図4は、この発明の第4の実施形態に係る消磁回路21cを示している。
図4とたとえば図2および図3とを対照すればわかるように、図4に示した消磁回路21cは、図2に示した消磁回路21aに対して、図3に示した手動スイッチ39を追加したものに相当する。したがって、図4において、図1、図2または図3に示した要素に相当する要素には、同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0043】
この第4の実施形態によれば、前述した第1、第2および第3の各実施形態が有する効果のすべてを奏することができる。
図5は、この発明の第5の実施形態による消磁回路21dを示している。なお、図5において、図1に示した要素に相当する要素には、同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0044】
図5に示した消磁回路21dにおいては、電磁リレー26bは、図1に示した電磁リレー26と比較して、駆動コイル29が能動化されたときに開く第4の常閉接点40および駆動コイル29が能動化されたときに閉じる第4の常開接点41をさらに備えていることにおいて相違している。
この消磁回路21dにおいても、消磁コイル23および消磁電流制御用正特性サーミスタ24によって構成された第1の直列回路部と、第1の常閉接点27および第2の常閉接点30によって構成された第2の直列回路部と、電源スイッチ22と、電源32とによって、第1の閉回路が形成されるが、上述の第4の常閉接点40は、この第1の閉回路において、第1の直列回路部の、第2の直列回路部が接続された側とは逆の側に直列に接続される。
【0045】
この消磁回路21dにおいても、前述の第1の実施形態において説明した動作に従って、電磁リレー26bにおける駆動コイル29が能動化されたとき、第1の常閉接点27が開いているので、消磁コイル23には通電されないが、特に、この消磁回路21dによれば、第4の常閉接点40も開かれるので、消磁コイル23は、その両端において、電源32に対して遮断される。したがって、消磁動作完了後において消磁コイル23から放射される電磁妨害波を効果的に低減することができる。
【0046】
なお、図示を省略するが、上述のような電磁妨害波を低減するための第4の常閉接点40を備える構成は、図2に示した消磁回路21aに対しても、図3に示した消磁回路21bに対しても、さらには、図4に示した消磁回路21cに対しても、適用することができる。
以上、この発明を、図示した各実施形態に関連して説明したが、この発明の範囲内において、その他、種々の実施形態が可能である。
【0047】
たとえば、この発明に係る消磁回路に備える回路要素の接続の順番は、当該消磁回路の機能が損なわれない限り、任意に変更することができる。一例を言えば、消磁コイル23と消磁電流制御用正特性サーミスタ24とは逆の順序で接続されてもよく、また、電源スイッチ22は、電源32と電磁リレー26との間に介挿されてもよい。
【0048】
また、感熱スイッチ25に備える第1の常閉接点27および第1の常開接点28が有する図示の構造と、電磁リレー26、26aまたは26bに備える第2の常閉接点30および第2の常開接点31、第3の常閉接点33および第3の常開接点34または第4の常閉接点40および第4の常開接点41がそれぞれ有する図示の構造とでは、接点間を接続する接続導体の動作態様が異なっているが、両者とも同じであっても、これら両者の構造が入れ換えられてもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係る消磁回路によれば、電源スイッチが閉じられると、電源電流は、電源から、電磁リレーの第2の常閉接点、感熱スイッチの第1の常閉接点、消磁電流制御用正特性サーミスタ、および消磁コイルを経て、電源に戻る、第1の閉回路を流れる。このとき、消磁電流制御用正特性サーミスタの働きにより、消磁コイルに与えられる電流が徐々に絞られ、それによって、所望の消磁動作が達成される。
【0050】
次いで、消磁電流制御用正特性サーミスタと熱結合されている感熱スイッチが所定の温度に達したとき、感熱スイッチにおける第1の常閉接点が開き、第1の常開接点が閉じる。これによって、第1の常開接点、第2の常閉接点、駆動コイルおよび電源スイッチが電源とともに直列に接続された第2の閉回路が形成され、上述のように閉じた第1の常開接点および電磁リレーにおける第2の常閉接点を介して、電磁リレーにおける駆動コイルに電源からの電流が流れる。また、このとき、第1の常閉接点が開いているので、消磁電流が遮断された状態となり、消磁電流制御用正特性サーミスタには通電されず、この消磁電流制御用正特性サーミスタは冷やされつつある。
【0051】
なお、この発明において、第1の常閉接点を開きかつ第1の常開接点を閉じる温度は、消磁電流制御用正特性サーミスタが消磁電流を十分に減衰し得る抵抗値を与える温度になったときに感熱スイッチに及ぼされる温度に設定されると、消磁電流が適切な電流値に達してから、この消磁電流を遮断することができるようになり、優れた消磁動作を確実に得ることができる。
【0052】
上述のような駆動コイルの能動化により、第2の常閉接点が開くとともに、第2の常開接点が閉じ、そのため、第2の常開接点、駆動コイルおよび電源スイッチが電源とともに直列に接続された第3の閉回路が形成される。前述のように、第2の閉回路が形成されたとき、消磁電流制御用正特性サーミスタは冷やされつつあるので、このような消磁電流制御用正特性サーミスタの降温の結果、感熱スイッチにおいて、第1の常閉接点が閉じるとともに第1の常開接点が開くといった元の状態に復帰する。しかしながら、電磁リレーにおける駆動コイルには、第3の閉回路に含まれる閉じた第2の常開接点を介して電源電流が流れ続けるため、電磁リレーにおけるこれら第2の常開接点および第2の常閉接点の接続状態は変化せず、消磁電流の遮断された状態が維持される。
【0053】
次いで、電源スイッチが開かれると、電磁リレーの駆動コイルには電流が流れず、初期の状態に戻り、電磁リレーの第2の常閉接点が閉じるとともに、第2の常開接点が開く。
なお、この発明において、上述のように、開いた第1の常閉接点を閉じかつ閉じた第1の常開接点を開くように復帰させる温度が、消磁電流制御用正特性サーミスタが十分な消磁電流を流し得る抵抗値を与える温度になったときに感熱スイッチに及ぼされる温度に設定されると、電源スイッチが再び閉じられても、消磁電流制御用正特性サーミスタが未だ上述の温度にまで冷えていない場合には、消磁電流は流れず、消磁効果不足や消磁不良の状況を確実に生じなくすることができる。
【0054】
このように、この発明によれば、電磁リレーの制御は、整流回路の1次側のみで自動的に行なわれており、したがって、1次側に構成される消磁回路を2次側と電気的に完全に分離独立させることができる。
また、図7に示したような特別な電磁リレー制御回路14を必要とすることなく、消磁電流を遮断することができ、残留電流の遮断とノイズ電流遮断による画面乱れを防止できる。
【0055】
また、消磁電流制御用正特性サーミスタによる不要な消費電力を削減できる。また、消磁電流制御用正特性サーミスタの発熱温度を検知して感熱スイッチが動作するため、周囲温度等の変動要因に左右されず、消磁電流の状況に合ったタイミングで消磁電流を遮断することができる。
この発明において、電磁リレーは、駆動コイルが能動化されたときに閉じる第3の常開接点をさらに備え、また、電源には、突入電流を抑制するための突入電流抑制用素子を介して負荷回路が接続され、第3の常開接点は突入電流抑制用素子に対して並列に接続されていると、次のような利点が奏される。
【0056】
すなわち、突入電流抑制後は、突入電流抑制用素子を経ないで電源から負荷回路へ通電されるため、突入電流抑制用素子による不要な消費電力を削減できる。また、整流回路の効率が高められる。また、突入電流抑制後は、突入電流抑制用素子での発熱がないため、この素子を取り付ける回路基板や周辺部品への熱の影響を小さくできる。
【0057】
なお、突入電流抑制用素子としては、たとえば固定抵抗器や負特性サーミスタ等が用いられるが、固定抵抗器が用いられる場合には、素子サイズを小さくでき、コストメリットが大きい。他方、負特性サーミスタが用いられる場合には、電源オフ後、突入電流の再突入時までに抵抗値が初期値に戻るまでの復帰特性を考慮せずに、これを用いることができる。
【0058】
また、この発明において、第2の閉回路または第3の閉回路を形成しているときに、駆動コイルへの電源の供給を手動で遮断するための手動スイッチをさらに備えていると、図7に示したような2次側からの制御信号15等を用いることなく、簡単な構成で、手動操作による消磁を行なうことができるようになる。また、このような手動操作による消磁が可能になっても、電磁リレーの制御は、整流回路の1次側のみで行なうことができ、したがって、1次側に構成される消磁回路を2次側と電気的に完全に分離独立させることができる、という利点が阻害されるものではない。
【0059】
また、この発明において、電磁リレーは、駆動コイルが能動化されたときに開く第4の常閉接点をさらに備え、この第4の常閉接点が、第1の閉回路において、消磁コイルを含む第1の直列回路部に対して、第1の常閉接点を含む第2の直列回路部が接続された側とは逆の側において直列に接続されていると、駆動コイルが能動化されたとき、第1の常閉接点とともに、この第4の常閉接点も開かれるので、消磁コイルは、その両端において、電源に対して遮断されることができる。したがって、消磁動作完了後において消磁コイルから放射される電磁妨害波を効果的に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態による消磁回路21を示す回路図である。
【図2】この発明の第2の実施形態による消磁回路21aを示す回路図である。
【図3】この発明の第3の実施形態による消磁回路21bを示す回路図である。
【図4】この発明の第4の実施形態による消磁回路21cを示す回路図である。
【図5】この発明の第5の実施形態による消磁回路21dを示す回路図である。
【図6】従来のカラーテレビジョン受像機、ディスプレイモニタ等の電源回路1、および従来の消磁回路8を示す回路図である。
【図7】従来のカラーテレビジョン受像機、ディスプレイモニタ等の電源回路1、および従来の他の形式の消磁回路9を示す回路図である。
【符号の説明】
21,21a,21b,21c,21d 消磁回路
22 電源スイッチ
23 消磁コイル
24 消磁電流制御用正特性サーミスタ
25 感熱スイッチ
26,26a,26b 電磁リレー
27 第1の常閉接点
28 第2の常開接点
29 駆動コイル
30 第2の常閉接点
31 第2の常開接点
32 電源
34 第3の常開接点
35 突入電流抑制用素子
39 手動スイッチ
40 第4の常閉接点

Claims (6)

  1. 電源スイッチと、
    消磁コイルと、
    消磁電流制御用正特性サーミスタと、
    前記消磁電流制御用正特性サーミスタと熱結合され、所定の温度以上で開くようにされた第1の常閉接点、および前記所定の温度以上で閉じるようにされた第1の常開接点を有する、感熱スイッチと、
    駆動コイル、前記駆動コイルが能動化されたときに開く第2の常閉接点、および前記駆動コイルが能動化されたときに閉じる第2の常開接点を有する、電磁リレーと
    を備え、
    前記消磁コイルおよび前記消磁電流制御用正特性サーミスタが直列に接続されて第1の直列回路部を構成し、
    前記第1の常閉接点および前記第2の常閉接点が直列に接続されて第2の直列回路部を構成し、
    前記第1の直列回路部、前記第2の直列回路部および前記電源スイッチが電源とともに第1の閉回路を形成するように直列に接続され、
    前記第1の常開接点、前記第2の常閉接点、前記駆動コイルおよび前記電源スイッチが前記電源とともに第2の閉回路を形成するように直列に接続され、
    前記第2の常開接点、前記駆動コイルおよび前記電源スイッチが前記電源とともに第3の閉回路を形成するように直列に接続されている、
    消磁回路。
  2. 前記第1の常閉接点を開きかつ前記第1の常開接点を閉じる前記所定の温度は、前記消磁電流制御用正特性サーミスタが消磁電流を十分に減衰し得る抵抗値を与える温度になったときに前記感熱スイッチに及ぼされる温度に設定される、請求項1に記載の消磁回路。
  3. 開いた前記第1の常閉接点を閉じかつ閉じた前記第1の常開接点を開くように復帰させる温度は、前記消磁電流制御用正特性サーミスタが十分な消磁電流を流し得る抵抗値を与える温度になったときに前記感熱スイッチに及ぼされる温度に設定される、請求項1または2に記載の消磁回路。
  4. 前記電磁リレーは、前記駆動コイルが能動化されたときに閉じる第3の常開接点をさらに備え、前記電源には、突入電流を抑制するための突入電流抑制用素子を介して負荷回路が接続され、前記第3の常開接点は前記突入電流抑制用素子に対して並列に接続されている、請求項1ないし3のいずれかに記載の消磁回路。
  5. 前記第2の閉回路または前記第3の閉回路を形成しているときに、前記駆動コイルへの前記電源の供給を手動で遮断するための手動スイッチをさらに備える、請求項1ないし4のいずれかに記載の消磁回路。
  6. 前記電磁リレーは、前記駆動コイルが能動化されたときに開く第4の常閉接点をさらに備え、前記第4の常閉接点は、前記第1の閉回路において、前記第1の直列回路部の、前記第2の直列回路部が接続された側とは逆の側に直列に接続される、請求項1ないし5のいずれかに記載の消磁回路。
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