JP3806345B2 - 密閉式ゴム混練機及びゴム混練方法 - Google Patents

密閉式ゴム混練機及びゴム混練方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、密閉式ゴム混練機及びゴム混練方法に関し、詳しくは、原料投入からゴム練りまでのゴム混練作業の効率化を図るものである。
【0002】
【従来の技術】
ゴム材料や、硫黄、カーボン等の添加剤等の混練には、従来、密閉式ゴム混練機が多用されている。このような密閉式ゴム混練機において、原料であるゴム材料やその他の配合粉末は、原料投入部を通じて混練室内に投入された後、フローティングウエイトにより混練室が加圧され、混練室内を回転するロータにより混練されている。
【0003】
上記のようなゴム混練作業において、作業効率の向上を図るために、種々の提案がなされており、例えば、実開平5−93810号では、ゴム混練室の上部にノズルにより水を散布する散水装置が設けられ、水の散布によりゴム混練時のゴムの温度を低下させ、混練中のゴムの加硫を防ぎ、ゴム混練作業の効率化を図っている密閉式ゴム混練機が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実開平5−93810号の密閉式ゴム混練機では、混練室内のゴムの温度を低下させるために、ゴム混練室の上部にノズルが設けられており、混練室内の冷却には適しているものの、このノズルでは、原料投入時の原料投入口付近での配合粉末の飛散を防止することはできない。即ち、配合粉末は、原料投入口から投入される際に飛散しやすいため、原料投入口付近での飛散の抑制が重要であり、上記ノズルでは、この飛散の抑制が不十分である。
【0005】
このように、密閉式ゴム混練機において、原料を投入する際、原料中の配合粉末(カーボン、硫黄、シリカ等)が、原料投入口付近において空気中に飛散するため、作業環境が悪化し、ゴム混練作業の効率が悪くなるという問題がある。さらには、配合粉末の飛散により、原料の投入量にばらつきが生じ、練りゴムの物性にばらつきが発生したり、配合粉末が硫黄等の場合には、粉塵爆発を起こす恐れもある。
【0006】
配合粉末の飛散防止には、集塵ダクトの設置や、配合粉末の投入量の調整等が行われているが、集塵ダクト等を補強しても投入材料が微粒子ゆえ飛散・拡散を抑えることができなかったり、少量投入では原料投入に時間がかかり、混練作業の効率が悪くなるという問題がある。
【0007】
本発明は上記した問題に鑑みてなされたものであり、原料投入時に原料投入ホッパーや原料供給部で発生する配合粉末の飛散を防止し、作業環境の向上、混練作業の効率化を実現する密閉式ゴム混練機及びゴム混練方法を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、ケーシングとエンドフレームにより形成された混練室と、
上記混練室内に配置され、逆回転されて、ゴム及び配合粉末を混練する一対のロータと、
上記混練室の上面開口に連通するシリンダと、
上記シリンダ内を昇降するロッドの下端に取り付けられ、上記混練室を加圧するフローティングウエイトと、
上記シリンダの一面側に開口する原料投入口と、
上記原料投入口の下縁より突設した原料投入ホッパーとを備え、
上記原料投入ホッパーと対向する原料投入口の上縁に、粉末飛散防止用ミストを噴霧するノズルを付設すると共に、該ノズルと略同一高さ位置のシリンダ内壁に間隔をあけて他の粉末飛散防止用ミストを噴霧するノズルを付設していることを特徴とする密閉式ゴム混練機を提供している。
【0009】
このように、本発明の密閉式ゴム混練機は、原料投入ホッパーと対向する原料投入口の上縁に、粉末飛散防止用ミストを噴霧するノズルを付設しているため、原料投入により原料投入口付近で飛散している配合粉末(カーボン、硫黄、シリカ等)に、ミストを噴霧することができる。よって、配合粉末をミストにより混練機内等に落とすことができ、原料中に含まれる配合粉末の飛散を防止することができる。従って、配合粉末の飛散・拡散、特に微粒子の飛散・拡散を抑えることができ、原料投入ホッパーから混練機外への配合粉末の噴出を防止できるため、混練機の作業環境を改善できると共に、混練作業の効率化を図ることができる。
【0010】
また、上記ノズルと略同一高さ位置のシリンダ内壁に間隔をあけて他の粉末飛散防止用ミストを噴霧するノズルを付設しているため、原料投入口付近の配合粉末の飛散をより効果的に防止することができる。
【0011】
上記原料投入ホッパーの上方で、上記原料投入口より上部のシリンダ外面に隣接させて集塵ダクトを設置していることが好ましい。このように、ミストにより配合粉末の飛散を防止すると共に、集塵ダクトを設けることで、配合粉末を吸引することができ、さらに効果的に配合粉末の拡散を防止することができる。
【0012】
上記配合粉末にミストを噴霧するノズルは水等の液体噴霧ノズルからなり、ミストは最大粒子径が100μm以下、平均粒子径が15μm以下であることが好ましい。これにより、ミストが原料に及ぼす影響を少なくできると共に、より効果的に微粒子の飛散を抑制することができる。なお、上記ノズルは水平面あるいは水平面より下方側に向けてミストを噴霧するように付設しているのが好ましい。その他、密閉式混練機の構成に応じて、配合粉末の飛散を効果的に防止できるように種々の方向に上記ノズルを付設することができ、ミストの噴霧も配合粉末の飛散状況に応じて集中的あるいは均一になるように調整することができる。
【0013】
上記ミストの成分としては、水が好ましいが、その他、砂糖水、石鹸水(界面活性剤水溶液)、アルコール等が挙げられる。なお、ミストと共に気体成分を噴霧することもできる。
【0014】
上記ミストは、原料に影響を及ぼさない範囲内で、水分等の噴霧量を適宜調整することができ、シリンダの断面積等に応じて噴霧状況も適宜調整することができる。上記ミストの噴霧量は20cm/min〜100cm/minが好ましく、ミストの噴霧圧は0.2MPa〜0.8MPaが好ましい。
【0015】
また、上記原料投入口は2箇所以上設けることができ、上記原料投入ホッパーには、原料を供給する原料搬送コンベアを備えていることが好ましい。これにより、飛散が起こりにくいゴム等の材料と、飛散が起こりやすい硫黄等の配合粉末とで原料投入口を異ならせたり、材料投入を分割して行うことができるため、原料投入の効率化を図ることができる。さらに、原料投入ホッパーと対向するシリンダの他面側には、もうひとつの原料投入口が開口され、原料投入口の下縁よりカーボン、フィラー投入用のスライダーを設けることもでき、スライダーの上縁に、粉末飛散防止用ミストを噴霧するノズルを付設することが好ましい。
【0016】
また、本発明は、ゴム及び配合粉末からなる原料を原料投入ホッパーよりフローティングウエイトのシリンダ内に投入時及び投入後にフローティングウエイトを昇降作動させている工程中に、上記原料投入ホッパーと対向する原料投入口の上縁と該上縁と略同一高さ位置で互いに対向するシリンダ内壁とに間隔をあけて設けたノズルにより上記配合粉末にミストを噴霧して粉末飛散を防止する一方、上記フローティングウエイトにより混練室内を圧入して原料を混練している時にはミストの噴霧を停止しているゴム混練方法を提供している。
【0017】
これにより、シリンダ内への原料投入作業やフローティングウエイトの昇降作動に伴う配合粉末の飛散をミストにより効率良く抑えることができ、原料投入から混練までの工程をスムーズに行うことができる。また、フローティングウエイトが完全に下降した後も混練り前であれば、ミストの噴霧をある程度継続することもできる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3は本発明の第1実施形態の密閉式ゴム混練機10を示す。
密閉式ゴム混練機10は、ケーシング11と混練ゴムを排出するエンドフレーム12により形成された混練室13と、混練室13内に配置され互いに逆回転されてゴム及び配合粉末からなる原料Gを混練する一対のロータ14(14A、14B)と、混練室13の上面開口13aに連通する略円筒状のシリンダ15と、シリンダ15内を昇降するロッド16の下端に取り付けられ混練室13を加圧するフローティングウエイト(ラムウエイト)17と、シリンダ15の一面15a側に開口する原料投入口18と、原料投入口18の下縁18aより突設した原料投入ホッパー19とを備えている。
【0019】
原料投入ホッパー19と対向する原料投入口18の上縁18bと、上縁18bと略同一高さ位置で互いに対向するシリンダ内壁15bとに、間隔をあけて粉末飛散防止用ミストMを噴霧するノズル20を付設している。ノズル20は、液体噴霧ノズルとし、主に水平面及び水平面より下方側に向けて集中的にミストを噴霧する構成としている。
【0020】
また、原料投入ホッパー19の上方で、原料投入口18より上部のシリンダ15外面に隣接させて配合粉末Fを吸引する集塵ダクト21を設置していると共に、原料投入ホッパー19には、原料Gを供給する原料搬送コンベア22を備えている。
【0021】
混練室13内の一対のロータ14は、各ロータ14間に原料Gを挟み込む方向(ロータ14Aが矢印a方向、ロータ14Bが矢印b方向)へ回転可能とされており、ロータ14の回転によって原料がロータ14の外周部を回転しながら混練される構成としている。なお、混練時において、シリンダ15内を上限位置から下限位置まで昇降自在であるフローティングウエイト17が下降した位置で、原料Gの浮き上がりを防止するために混練室13内が加圧される構成としている。
【0022】
以下、本発明の密閉式ゴム混練機10を用いた、ゴム混練方法を示す。
まず、ゴム及び硫黄、カーボン等の配合粉末Fからなる原料Gを原料投入ホッパー19よりフローティングウエイト17が昇降するシリンダ15内に投入する。原料投入時に、配合粉末Fにノズル20によりミストMを噴霧して粉末の飛散を防止している。
【0023】
次に、原料投入後、フローティングウエイト17をシリンダ15内で下限位置まで下降させる。フローティングウエイト17下降時及び、下降後10秒間、ノズル20よりミストMを噴霧している。
そして、フローティングウエイト17をシリンダ15内で上限位置まで上昇させる。フローティングウエイト17上昇時には、ノズル20よりミストMを噴霧しており、上限位置まで作動させた後にミストMの噴霧を停止している。
【0024】
その後、再度、ノズル20よりミストMを噴霧しながら、シリンダ15内を圧入してフローティングウエイト17をシリンダ15内で下限位置まで下降させ、混練室13内を加圧する。下限位置まで下降後、ミストMの噴霧は停止している。混練室13内が加圧された状態で、混練室13内の一対のロータ14が互いに逆回転されてゴム及び配合粉末Fを混練する。
なお、本実施形態では、ミストMは常温の水とし、最大粒子径は80μm、平均粒子径が12μmとしている。
【0025】
このように、本発明の密閉式ゴム混練機10は、原料投入ホッパー19と対向する原料投入口18の上縁18bと、上縁18bと略同一高さ位置で互いに対向するシリンダ内壁15bとに、間隔をあけて粉末飛散防止用ミストMを噴霧するノズル20を付設している。このため、原料投入により原料投入口18付近で飛散している配合粉末F(カーボン、硫黄、シリカ等)に、ミストMを噴霧することができる。よって、配合粉末FをミストMにより混練機13内等に落とすことができ、原料中に含まれる配合粉末Fの飛散を防止することができる。従って、配合粉末Fの飛散・拡散、特に微粒子の飛散・拡散を抑えることができ、原料投入ホッパー19から混練機外への配合粉末Fの噴出を防止できるため、混練機の作業環境を改善できると共に、混練作業の効率化を図ることができる。
【0026】
さらに、図4に示すように、原料投入ホッパー19と対向するシリンダ15の他面15c側には、もうひとつの原料投入口18’が開口され、原料投入口18’の下縁よりカーボン、フィラー投入用のスライダー19’を設けることもできる。
【0027】
以下、本発明の密閉式ゴム混練機を用いたゴム混練方法の実施例、比較例について詳述する。下記の表1に示す配合A、配合Bからなる材料について同量、混練りを行った。
【0028】
【表1】
Figure 0003806345
【0029】
(実施例)
上記第1実施形態の密閉式ゴム混練装置を用い、上記同様のゴム混練方法により、ミストを噴霧し混練を行った。
【0030】
(比較例)
上記第1実施形態の密閉式ゴム混練装置と同様の混練性能を有する混錬機を用い、ミスト噴霧を行わずに通常の混練を行った。
【0031】
配合A、配合Bの材料を、各々実施例及び比較例の方法により混練りを行い、混練に要した時間を測定した。測定結果を下記の表2に示す。
【0032】
【表2】
Figure 0003806345
【0033】
表2に示すように、本発明の密閉式ゴム混練機を用い、本発明のゴム混練方法によりミストを噴霧して混練りを行った実施例では、硫黄等の配合粉末の飛散が発生せず、材料の投入をスムーズに行えた。このため、いずれの配合においても混練時間が比較例に比べ短く、効率良く混練作業を行えることが確認できた。
一方、ミストの噴霧を行わなかった比較例では、投入した配合粉末の飛散を防止することができず、少量ずつ材料の投入を行ったため、混練時間が長くなった。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明の密閉式ゴム混練機によれば、原料投入ホッパーと対向する原料投入口の上縁に、粉末飛散防止用ミストを噴霧するノズルを付設しているため、原料投入により原料投入口付近で飛散している配合粉末(カーボン、硫黄、シリカ等)に、ミストを噴霧することができる。よって、配合粉末をミストにより混練機内等に落とすことができ、原料中に含まれる配合粉末の飛散を防止することができる。従って、配合粉末の飛散・拡散、特に微粒子の飛散・拡散を抑えることができ、原料投入ホッパーから混練機外への配合粉末の噴出を防止できるため、混練機の作業環境を改善できると共に、混練作業の効率化を図ることができる。
【0035】
また、本発明のゴム混練方法によれば、シリンダ内への原料投入作業やフローティングウエイトの昇降作動に伴う配合粉末の飛散をミストにより効率良く抑えることができ、原料投入から混練までの工程をスムーズに行うことができる。
【0036】
従って、混練機の作業環境が改善されると共に、硫黄等による粉塵爆発も防止することができる。また、配合粉末の飛散量が低減かつ安定されるため、混練ゴムの物性安定性も向上することができると共に、配合粉末の投入時間が早くなるため、混練サイクルの短縮が図れ、混練効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の密閉式ゴム混練機の概略断面図である。
【図2】 ノズルよりミストを噴霧している状況を示す図である。
【図3】 混練室内を加圧している状況を示す図である。
【図4】 本発明のゴム混練機の他の形態を示す図である。
【符号の説明】
10 密閉式ゴム混練機
11 ケーシング
12 エンドフレーム
13 混練室
14(14A、14B) ロータ
15 シリンダ
16 ロッド
17 フローティングウエイト
18 原料投入口
19 原料投入ホッパー
20 ノズル
21 集塵ダクト
22 原料搬送コンベア
F 配合粉末
G 原料
M ミスト

Claims (4)

  1. ケーシングとエンドフレームにより形成された混練室と、
    上記混練室内に配置され、逆回転されて、ゴム及び配合粉末を混練する一対のロータと、
    上記混練室の上面開口に連通するシリンダと、
    上記シリンダ内を昇降するロッドの下端に取り付けられ、上記混練室を加圧するフローティングウエイトと、
    上記シリンダの一面側に開口する原料投入口と、
    上記原料投入口の下縁より突設した原料投入ホッパーとを備え、
    上記原料投入ホッパーと対向する原料投入口の上縁に、粉末飛散防止用ミストを噴霧するノズルを付設すると共に、該ノズルと略同一高さ位置のシリンダ内壁に間隔をあけて他の粉末飛散防止用ミストを噴霧するノズルを付設していることを特徴とする密閉式ゴム混練機。
  2. 上記原料投入ホッパーの上方で、上記原料投入口より上部のシリンダ外面に隣接させて集塵ダクトを設置している請求項1に記載の密閉式ゴム混練機。
  3. 上記配合粉末にミストを噴霧するノズルは水等の液体噴霧ノズルからなり、ミストは最大粒子径が100μm以下、平均粒子径が15μm以下である請求項1または請求項2に記載の密閉式ゴム混練機。
  4. ゴム及び配合粉末からなる原料を原料投入ホッパーよりフローティングウエイトのシリンダ内に投入時及び投入後にフローティングウエイトを昇降作動させている工程中に、上記原料投入ホッパーと対向する原料投入口の上縁と該上縁と略同一高さ位置で互いに対向するシリンダ内壁とに間隔をあけて設けたノズルにより上記配合粉末にミストを噴霧して粉末飛散を防止する一方、上記フローティングウエイトにより混練室内を圧入して原料を混練している時にはミストの噴霧を停止しているゴム混練方法。
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