JP3805954B2 - 移動体搭載用ナビゲーション装置とその制御方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体搭載用ナビゲーション装置とその制御方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯可能な情報処理装置(PDA)が広く普及しており、このような装置の一例として、例えば特開平9−113599号には、携帯型の情報端末に測位センサを搭載し、そのセンサによって検出した位置情報に対応したスケジュール情報を、当該情報端末にて報知する技術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術によれば、現在位置に対応したスケジュール情報が容易な操作によって取得でき、利便性が向上する。
【0004】
しかしながら、ユーザが係る利便性を享受するためには、将来のスケジュール情報をあるイベント(例えば打ち合わせ等)の予定が決定する度に頻繁に入力していく必要が有り、携帯可能にすべく筐体がかなり小さい情報端末において様々なスケジュール情報を入力することは、ユーザにとってかなりの負担となる。
【0005】
そこで本発明は、情報処理装置を利用して情報管理を行う際のユーザの入力操作を簡略化する情報管理方法及び情報処理装置及び移動体搭載用情報処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係る移動体搭載用ナビゲーション装置は、以下の構成を特徴とする。
【0012】
即ち、自装置が搭載された移動体の現在位置を検出する位置検出手段と、ユーザによって入力され、位置情報を含むスケジュール情報を、外部装置または自装置にて記憶する記憶手段と、前記スケジュール情報に含まれる位置情報が示す位置に対して経路誘導を行う経路誘導手段と、前記移動体の始動時に前記位置検出手段によって検出された現在位置の位置情報に従って前記記憶手段を制御することにより、前記現在位置から所定範囲内の位置情報を含む前記スケジュール情報を取得する取得手段と、取得された前記スケジュール情報の内容を継承し、前記記憶手段に記憶すべき新たなスケジュール情報の雛形として設定変更可能に前記ユーザに報知する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記雛形として報知されたスケジュール情報の内容に対して前記ユーザからの変更を受け付け、前記新たなスケジュール情報の内容として設定するとともに、前記移動体の始動時に前記位置検出手段によって検出された前記現在位置の位置情報を前記新たなスケジュール情報の位置情報として設定し、前記記憶手段に前記新たなスケジュール情報として登録する設定手段を備えることを特徴とする。
【0013】
上記の構成を備える移動体搭載用ナビゲーション装置の場合において、前記記憶手段は、前記位置情報を前記スケジュール情報に含めて記憶するに際して、更に現在時刻の時刻情報を含めて記憶しており、前記取得手段は、前記移動体の始動時に前記記憶手段を制御することによって前記スケジュール情報を取得するに際して、現在時刻より所定時間以前の時刻情報を含む情報は取得しないと良い。
【0014】
また、前記移動体のイグニッションスイッチの起動を検知する起動検知手段を更に備え、前記位置検出手段は、前記起動検知手段により前記イグニッションスイッチの起動が検知された時点における前記移動体の現在位置を、前記移動体の始動時における現在位置として検出すると良い。
【0015】
また、前記スケジュール情報には、少なくとも、あるイベント及びそのイベントに関する時刻情報が含まれ、前記制御手段は、前記記憶手段より取得した前記イベント及びそのイベントに関する時刻情報を、前記記憶手段に記憶すべき新たなスケジュール情報として設定変更可能に表示すると良い。
【0016】
また、前記制御手段は、取得された前記スケジュール情報を過去の情報として扱うか否かの判断をユーザに要求すると共に、過去の情報として扱うと判断されたときには、該取得したスケジュール情報の内容を、前記記憶手段に記憶すべき前記新たなスケジュール情報の雛形として設定変更可能にユーザに報知すると良い。
【0019】
更に、上記の移動体搭載用ナビゲーション装置をコンピュータによって実現するプログラムコードが格納されている、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を特徴とする。
【0020】
【発明の効果】
上記の本発明によれば、情報処理装置を利用して情報管理を行う際のユーザの入力操作を簡略化する移動体搭載用ナビゲーション装置及びその制御方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の提供が実現する。
【0021】
即ち、請求項1の発明によれば、新たなスケジュール情報を入力すべきときに、その任意情報に関連する既に登録済みのスケジュール情報の内容が、現在位置の位置情報をキーとして表示等によって雛形として報知され、新たなスケジュール情報の位置情報を、移動体の始動時に検出された現在位置の位置情報に設定することができる。よって、ユーザは、報知された内容の中から更新が必要な事項だけを変更する少ない操作量で、新たなスケジュール情報を位置情報と共に登録することができ、利便性が向上する。
【0022】
また、請求項2の発明によれば、移動体のイグニッションスイッチの起動を検知して、その検知時点における移動体の現在位置を、移動体の始動時における現在位置として検出することができる。さらに、現在位置の位置情報であっても、所定時間以前の時刻情報が関連付けされているスケジュール情報には、新たなスケジュール情報を記憶する上で利用価値が低いと判断できるので、請求項3の発明によれば、係る情報を取得することなく、比較的利用価値が高いと判断できる最近のもの(例えば1ヶ月程度まで)だけを取得することができる。
【0023】
また、請求項5の発明によれば、現在位置またはその近傍位置の位置情報が関連付けされているスケジュール情報を、自装置において、将来のスケジュールとしての扱いから、過去の一イベントとして扱う切り替えタイミングを、例えば、打ち合わせが完了したユーザが他の場所に移動を開始するタイミング等の好適なタイミングに合わせることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、代表的な移動体である自動車に適用した実施形態として、図面を参照して詳細に説明する。
【0025】
[第1の実施形態]
図8は、本発明の第1の実施形態に係る移動体用情報処理装置Aの全体構成を示す図である。
【0026】
同図において、移動体用情報処理装置Aは、車両Vに搭載されたナビゲーション装置1(ナビゲーション手段)を備えている。このナビゲーション装置1は、ユーザ(個人)が使用するパーソナル・コンピュータ(以下、PC)20と、各種の情報を提供する専用の情報センタMCに設置されたサーバ・コンピュータ(以下、サーバ)30(図7参照)と、交通情報を提供する交通情報センタTCに設置されたサーバ(図示せず)とに対しデータを授受可能とされている。
【0027】
また、情報端末50は、ユーザが携帯可能な情報処理装置(所謂PDA)であり、無線通信機能により、後述するPC20と同様な機能を実現可能である。
【0028】
具体的には、情報センタMCとPC20とは電話回線等の通信回線28で接続されている。この通信回線28には無線通信アンテナ31が接続されており、この無線通信アンテナ31を介してPC20及び情報センタMCと車載ナビゲーション装置1との間で信号が無線により授受される。
【0029】
一方、交通情報センタTCにも無線通信アンテナ32が接続されており、この無線通信アンテナ32を介して交通情報センタTCとナビゲーション装置1との間で信号が無線により授受され、交通情報センタTCから交通情報がナビゲーション装置1に送信される。
【0030】
図5に示すように、上記ナビゲーション装置1は各種信号の制御処理を行うCPU2を備えている。このCPU2には、少なくとも、GPS衛星からのGPS信号を受信するGPS受信部3と、車両Vのハンドル舵角を検出する舵角センサ4と、車両Vの走行速度を検出する車速センサ5と、車両Vの方位を検出するジャイロセンサ6と、各種の情報を画面上に表示するディスプレイ7と、各種の情報や音楽等を音声で報知するスピーカ8と、上記ディスプレイ7の表示画面に表示されたアイコンを選択するジョイスティックスイッチやトラックボールスイッチ等を含む操作スイッチ9と、車両Vの運転を可能とするイグニッション(IG)スイッチ10と、ナビゲーション装置1の電源のON/OFF状態を切り換えるパワースイッチ11と、地図を記憶したDVD−ROMをドライブするDVD−ROMドライブ12と、各種の警報を行う警報装置13と、交通情報センタTCからの交通情報を受信するVICS受信部14と、上記情報センタMCのサーバ30及びPC20に接続されている通信アンテナ31との間でデータ信号の送受信を行う通信アンテナ15と、PIM(Personal Information Manager)プログラムやナビゲーションプログラム等を記憶するROM16と、各種のデータを記憶する不揮発性RAM17と、情報を音声で入力するためのマイクロフォン18とが信号の授受可能に接続されている。
【0031】
上記警報装置13による警報の形態としては、例えばPIMデータ及び交通情報に基づいてユーザの車両Vによる移動経路を誘導しているときに、車両Vの走行中、予定位置に予定時刻までに間に合わないと予測されるときに、そのことをユーザ(車両Vの乗員)に警報する。
【0032】
一方、図6に示すように、PC20は各種信号の制御処理を行うCPU21を備え、このCPU21には、上記ナビゲーション装置1と同様に、PIMプログラム等を記憶するROM22と、RAM23と、ディスプレイ24と、キーボードやマウス等の操作入力部25と、通信回線28に接続されるモデム26とが接続されている。そして、このPC20は、位置データ(詳しくは位置座標データ)とそれに関連する時刻データとを含む個人情報管理データ(PIMデータ)が入力されて設定記憶される。
【0033】
更に、図7に示すように、情報センタMCのサーバ3には、提供される各種の情報を蓄積したデータベースが内蔵されている。
【0034】
また、図12は、情報端末50の構成を示すブロック図であり、情報端末50は、情報端末50を所持するユーザの現在位置を検出するGPS受信部52、地図画像等を表示するディスプレイ53、電源スイッチ(メインスイッチ)や各種操作キー等の操作スイッチ54、公衆無線電話回線に接続し、少なくともデータの送受信が可能な通信インタフェース(I/F)55、各種データの一時記憶領域(ワークエリア)等として使用されるRAM56、起動プログラム等が予め格納されているROM57、地図情報や各種データが格納されるデータ・ベース(D/B)58(尚、後述する第2の実施形態では、D/B58にPIMデータを格納する)、そしてこれらの各構成の全体的な動作を司るCPU50を備える。
【0035】
ここで、データ・ベース58に格納される地図情報は、外部より適宜受信した情報であっても、着脱可能な記憶媒体から入手した情報であっても良い。また、情報端末50は、更にマイクやスピーカを備え、通話機能を有する電話の形状であっても良い。
【0036】
次に、上記ナビゲーション措置1のCPU2においてナビゲーション制御のために行われる信号処理動作を図1及び図2により説明する。この信号処理動作は、制御モードがナビゲーションモードまたはPIMモードに設定されているときに行われるもので、この制御モードのナビゲーションモードまたはPIMモードへの設定は、図4に示すように、ディスプレイ7の画面上に表示された画面切換アイコンE1を操作スイッチ9により選択して実行することで選択される。すなわち、ディスプレイ7の画面上に表示されている画面切換アイコンE1を操作スイッチ9により選択して実行すれば、ディスプレイ7の画面がナビゲーションモード画面、PIMモード画面またはテレビモード画面に切り換えられ、PIMモード画面への切換により現在のナビゲーション制御に関連するPIMデータが選択されて報知されるようになっている。
【0037】
上記信号処理動作における最初のステップS1では、操作スイッチ9によりPIMモードが選択されているかどうかを判定する。この判定がNOのときには、ナビゲーションモードが設定されているので、ステップS2に進んで通常のナビゲーション制御を実行した後にリターンする。すなわち、ディスプレイ7をナビゲーションモード画面に切り換えた上で、その画面上に地図と、GPS信号、車速信号、ジャイロ信号等に基づいて検出された車両Vの現在位置とを表示して車両Vの移動経路を誘導する。
【0038】
上記ステップS1の判定がYESであるときには、PIMモードが設定されているので、ステップS3に進み、上記PC20により入力されて設定記憶されたPIMデータが情報センタMCとの通信による信号授受によってナビゲーション装置1のRAM17に入力されているかどうかを判定する。この判定がNOのときにはそのままリターンする一方、YESのときには、ステップS4においてディスプレイ7をPIMモード画面に切り換える。
【0039】
当該PIMモード画面には、図4に例示するように、PIMデータにおける本日のスケジュールとして時刻欄C1、予定項目欄C2、移動手段欄C3及び備考欄C4が表示され、例えば予定項目欄C2には予定項目の他に移動時間t3が、また移動手段欄C3には移動手段の他に後述の通知形態が、更に備考欄C4には予定位置への到着状況等がそれぞれ具体的に表示される。また、画面の右下には上記スケジュールに関連するナビゲーション用の地図が表示されている。更に、この他、上記画面切換アイコンE1に加え、スケジュールの入力・変更、交通情報センタTCからの交通情報を強制的に入力して更新するためのトラフィック更新、各種情報を表示するための表示、電話をかけるための電話、メールを送受信するためのメール、カレンダー等の各アイコンE2〜E7が表示されている。そして、上記トラフィック更新アイコンE3を選択実行するためのスイッチ操作をすると、ナビゲーション装置1が強制的に交通情報センタTCからの交通情報を入力して更新するように構成されている。
【0040】
尚、上記の如く例示したスケジュールでは、ユーザは自宅から会社に出勤した後、A社、B社、C社の順にそれぞれ車両Vで移動して打合わせを行い、C社から会社に戻った後、電車を利用して飛行場まで行き、飛行機で東京へ行くスケジュールを想定している。
【0041】
上記ステップS4の後はステップS5に進み、例えば所定時間(例えば10分)を繰り返してカウントする内蔵タイマがカウントアップして所定時間が経過したかどうかを判定し、この判定がNOのときにはそのままステップS7に進むが、所定時間が経過して判定がYESになると、ステップS6において、交通情報センタTCからの交通情報を受信してそれを前回の交通情報と更新した後に上記ステップS7に進む。
【0042】
上記ステップS7では余裕時間tを演算する。この余裕時間tは、スケジュールに予定されている予定位置(例えばB社)に対し現在の位置から交通情報による移動条件下で移動して打合わせの予定時刻(例えば午前11時)に到着するのに残っている時間を表すもので、スケジュールにより設定されている移動に要する予定時間t1に、例えば駐車場から予定位置に移動するまでのマージン時間t2を加え、それらの合計t1+t2から、上記交通情報を基にして計算される予想の移動時間t3を引くことで得られる。例えば予定時間t1がt1=30分、マージン時間t2がt2=5分、移動時間t3がt3=15分のといには、余裕時間tはt=20分(=30+5−15)となる。また、交通渋滞等により移動時間t3がt3=25分に延びたときには、余裕時間tはt=10分(=30+5−25)となる(尚、予定時間t1とマージン時間t2とは、ユーザによってマニュアル入力される値である)。
【0043】
この後、ステップS8において上記演算した余裕時間tが基準となる例えば15分(これは一般的に設定された基準時間で、15分以外でもよく、任意に変更できる)よりも短いか否かを判定する。この判定がt≧15分のNOのときには、予定位置に現在の位置から移動して予定時刻に到着するのに十分の時間が残っていると見なし、そのまま図2に示すステップS18に進む。
【0044】
これに対し、ステップS8でt<15分のYESと判定されると、予定位置に現在の位置から移動して予定時刻に到着するのに現状の移動スケジュールでは十分の時間がなくて遅刻する虞れがあると見なし、その対処を行うために図2のステップS9〜S17を実行する。すなわち、まずステップS9においてリルートが許可されているかどうかを判定する。このリルートとは、ユーザの車両Vによる移動経路を、当初に予定している移動経路から変更することであり、図4に示すPIMモード画面においてスケジュール中の備考欄C4に表示されているリルートアイコンE8を選択実行することで、リルートの許可状態とされる。
【0045】
上記ステップS9の判定がリルート不許可のNOのときには、ステップS16に進み、今のままの移動スケジュールでは次の予定位置に移動するのに遅刻する虞れがある旨の通報をユーザに行う(尚、予め、この通報自体を全く行わないように設定しておくこともできる)。この通報は、ぐたいてきにはユーザが携帯している携帯電話等において、音声による呼び出しが行われる、またはメールによる報知が行われる。これらのいずれを選択するかは予めユーザによって設定されており、例えば打合わせ中に音声で通報しても差し支えない場合には音声による呼出しが、また音声で通報するのは避けたい場合にはメールがそれぞれ選択される。また、選択した手段は、図4に示すPIMモード画面においてスケジュール中の移動手段欄C3に表示される。
【0046】
ステップS9の判定がリルート許可のYESのときには、ステップS10において、上記余裕時間tが15分以上となる新たな移動経路を探索し、次のステップS11で該当する移動経路(リルート)があるかどうかを判定する。例えば図4のPIMモード画面中の地図で示されるように、C社から会社に戻る際に、設定されている移動経路に含まれる道路r1に通行止めがあることが交通情報により判明した場合には、その通行止めの道路r1を迂回する道路r2を含むように移動経路を探索する。この判定が移動経路有りのYESのときには、ステップS12に進み、その新たな移動経路へ元の移動経路を変更したことを記憶した後にステップS18に進む。即ち、後述のステップS16にて行われるユーザへの通報は、この場合には行われない。
【0047】
上記ステップS11の判定が移動経路無しのNOのときには、ステップS13に進み、今度は移動手段の変更が許可されているか否かを判定する。この移動手段の変更とは、車両V以外の移動手段を使って予定位置に移動することであり、この変更についても、図4に示すPIMモード画面においてスケジュール中の備考欄C4に表示されている移動手段変更アイコン(図示せず)を選択実行することで、変更の許可状態とされる。そして、この判定が不許可のNOのときには、上記ステップS16に進み、遅刻する虞れがある旨の通報をユーザに対し、上記と同様に音声による呼出しまたはメールにより行う。
【0048】
上記ステップS13の判定が移動手段の変更許可のYESのときには、ステップS14において、上記余裕時間tが15分以上となる新たな移動手段を検索し、次のステップS15で該当する移動手段に変更可能か否かを判定する。この判定が不可能のNOのときには上記ステップS16に進み、遅刻の虞れがある旨の通報をユーザに音声による呼出しまたはメールにより行う。
【0049】
上記ステップS15において移動手段の変更可能のYESと判定されたときには、ステップS17に進み、その新たな移動手段に変更したことをユーザに通報するとともに、その移動手段を使用する経路を記憶した後にステップS20に進む。
【0050】
上記ステップS18では、車両Vが発進したかどうかを判定し、非発進状態ではリターンする。車両Vが発進してステップS18の判定がYESになると、ステップS19に進み、ディスプレイ7のPIMモード画面内の地図上で車両Vの現在位置を表示して、車両Vの次の予定位置に対する移動経路の誘導を開始する。この後、ステップS20において自動チェックサブルーチンを実行し、情報センタMCのサーバ3を介してPC20に対し、スケジュールの1つが消化されてPIMデータが更新されたこと、または車両Vの移動経路もしくは移動手段が変更されたことを送信する。その後、ステップS21でPIMデータの更新を確認し、しかる後にリターンする。
【0051】
上記ステップS20の自動チェックサブルーチンにおいてPIMデータの実行を自動チェックするための信号処理動作を図3により説明する。最初のステップS31で、PIMデータがナビゲーション装置1のRAM17に有るかどうかを判定する。この判定がNOのときには同じステップS31を繰り返すが、YESのときには、ステップS32に進み、車両Vの現在位置が、記憶されているPIMデータにおける位置データの近傍にありかつ現在の時刻がPIMデータにおける同じ時間帯にあるか否かを判定する。この判定がNOのときにはそのまま終了するが、YESのときにはステップS33において、車両Vの停止状態にある(移動体が一定時間停止した状態にある)かどうかを判定する。
【0052】
ここで、非停車状態のNOと判定されると終了するが、停車状態のYESと判定されたときには、PIMデータでの例えば打合わせ等の要件でユーザが降車しているために停車状態にあると判定し、ステップS34に進んで、PIMデータのうち停車状態に係る要件のPIMデータについてガイダンスに対する確認があるかどうかを判定する。このガイダンスの確認は、例えばディスプレイ7にメニュー画面を表示して行う。ステップS34の判定がガイダンス確認無しのNOのときには終了する一方、YESのときにはステップS35に進み、PIMデータについて停車状態に係る要件のスケジュールの終了のチェックを付与するとともに、ステップS36において、車両V外のPC20に対し情報センタMCを経て、車両Vの移動状況データに時刻データを関連付けて送信した後に終了する。そして、PC20では上記ナビゲーション装置1からの移動状況データ及び時刻データの受信により、記憶されているPIMデータを自動的に更新する。
【0053】
この実施形態では、図1及び図2に示すステップS4〜S21により、ナビゲーション装置1は、車両V外の交通情報センタTCから交通情報を入力して、PC20(設定手段)により設定記憶されたPIMデータに基づき、その位置データに関連付けてユーザの車両Vによる移動経路を誘導するように構成されている。
【0054】
また、ステップS7,S8,S16により、ナビゲーション装置1は、PC20により設定された時刻データと位置データ及び交通情報とに基づき、所定の余裕時間tを設定した上で、ユーザが車両VによりPIMデータでの予定位置に予定時刻までに余裕時間tをもって到着可能かどうかを判定して、到着不可能と判定されたときにユーザに対し音声による呼出しまたはメールにより所定の通報を行うように構成されている。
【0055】
また、ステップS9〜S15,S17により、ナビゲーション装置1は、上記ユーザが車両Vにより予定位置に予定時刻までに到着不可能と判定されたときには、車両Vの別の移動経路への変更または別の移動手段への変更による別の移動状態を設定するように構成されている。
【0056】
更に、ステップS5,S6により、ナビゲーション装置1は、所定時間毎に定期的に交通情報センタTCから交通情報を入力して更新するように構成されている。
【0057】
また、図3に示すステップS32,S35,S36により、ナビゲーション装置1は、ユーザの車両Vによる移動経路を誘導して、その移動状況データを、それに時刻データを関連付けて情報センタMCを介してPC20に送信するように構成されている。そして、上記PC20は、上記車両V側のナビゲーション装置1から送信された移動状況データと時刻データとに基づき元のPIMデータを自動的に更新するように構成されている。
【0058】
更に、ステップS31,S33,S34により、ナビゲーション装置1は、PC20からPIMデータを受信し、車両Vの停車状態で、対応するPIMデータの更新記録を行うかどうかを確認(ガイダンスに対する確認)するように構成されている。
【0059】
次に、上記実施形態の作用について説明すると、PC20においては、位置データとそれに関連する時刻データとを含むPIMデータが入力されて設定記憶され、このPIMデータはPC20から情報センタMCを経由して車両Vのナビゲーション装置1のRAM17に入力される。
【0060】
そして、ナビゲーション装置1の制御モードがPIMモードにあるとき、ディスプレイ7にPIMモード画像が表示されるとともに、所定時間(例えば10分)毎に定期的に交通情報センタTCからの交通情報が入力されて更新される。そして、設定したPIMデータのスケジュールによる予定時間t1にマージン時間t2を加え、上記交通情報を基にして計算される移動時間t3を引くことで余裕時間tが演算される。この余裕時間tが例えば15分以上のときには、現在の位置から予定位置に移動して予定時刻に到着するのに十分な時間が残っているので、車両Vの発進後にディスプレイ7のPIMモード画面に地図及び車両Vの現在位置が表示されて、車両Vの次の予定位置に対する移動経路の誘導が開始される。
【0061】
そのとき、上記交通情報センタTCからの交通情報を所定時間毎に入力して更新するので、更新の交通情報が定期的に入力されて、PIMデータに応じたナビゲーション制御を精度良く行うことができる。
【0062】
また、ディスプレイ7の画面上に表示されている画面切換アイコンE1を操作スイッチ9により選択して実行すると、ディスプレイ7の画面がナビゲーションモード画面またはテレビモード画面からPIMモード画面に切り換えられて、現在のナビゲーション制御に関連するPIMデータが選択されて報知される。このため、現在のナビゲーション制御に関連するPIMデータを簡単なスイッチ操作のみで容易に知ることができ、利便性を向上させることができる。
【0063】
これに対し、上記余裕時間tが15分よりも短いときには、予定位置に現在の位置から移動して予定時刻に到着するのに現状の移動スケジュールでは十分の時間が残っていないために遅刻する虞れがあるので、リルート許可の有無が判定される。そして、この許可により余裕時間tが15分以上となる新たな移動経路が探索され、それがあればその新たな移動経路に当初の移動経路が変更され、その変更された移動経路を基に車両Vの次の予定位置に対する移動経路の誘導が開始される。
【0064】
また、余裕時間tが15分以上となる新たな移動経路を探索してもそれがないときには、今度は移動手段の変更許可の有無が判定され、その許可が有ればその新たな移動手段への変更がユーザに通報される。
【0065】
更に、上記リルート及び移動手段の変更の各許可がないとき、並びに余裕時間tが15分以上となる新たな移動手段がないときには、今のままの移動スケジュールでは次の予定位置に移動するのに遅刻する虞れがることがユーザに音声による呼出しまたはメールにより通報される。
【0066】
そのとき、このようにPIMデータの時刻データと位置データ及び交通情報とに基づき、ユーザが車両Vにより予定位置に予定時刻までに例えば15分以上の余裕時間tをもって到着可能かが判定され、別の移動経路または別の移動手段に変更しても到着不可能と判定されたときに、その旨がユーザに通報されるので、その予定位置に予定時刻まで余裕時間tをもって到着不可能の虞れのあることをユーザが前もって知ることができ、その対処を容易に行うことができる。
【0067】
また、上記余裕時間tは、PIMデータのスケジュールによる予定時間t1にマージン時間t2を加え、交通情報を基にした移動時間t3を差し引いて演算されるので、ユーザが車両Vにより予定位置に予定時刻までに到着可能かどうかを判定する際に余裕時間tが設定されるようになり、この余裕時間tの設定の分だけ、上記予定位置に到着不可能のときの対処に余裕が生じる。
【0068】
更に、上記ユーザに対する通報は音声による呼出しまたはメールにより行われるので、これら音声による呼出しまたはメールを状況に応じて適宜選択することができ、利便性が向上する。
【0069】
また、ユーザが車両VでPIMデータに対応する予定位置に余裕時間tをもって到着不可能と判定されたときには、自動的に、車両Vの他の移動経路や他の移動手段による別の移動態様が変更設定され、この別の移動態様の採用でも依然として到着不可能と判定された場合に上記ユーザへの通報が行われるので、別の移動態様の利用により車両Vが予定時刻までに予定位置に到着できる可能性が高くなり、その選択により利便性が向上する。
【0070】
この後、スケジュールの1つが消化されてPIMデータが更新されたこと、または上記車両Vの移動経路もしくは移動手段が変更されたことが情報センタMCのサーバを介してPC20に送信される。具体的には、車両Vの現在位置が、PIMデータにおける位置データの近傍で現在の時刻がPIMデータにおける同じ時間帯にあって停車状態となり、PIMデータのうち停車状態に係る要件のPIMデータについてのガイダンスに対する確認があるときに、PIMデータについて停車状態に係る要件のスケジュールの終了のチェックが付与され、車両V外のPC20に対し情報センタMCを経て、車両Vの移動状況データが時刻データと関連付けられて送信される。そして、PC20では上記ナビゲーション装置1からの移動状況データ及び時刻データの受信により、記憶されているPIMデータが自動的に更新される。
【0071】
従って、この実施形態においては、ナビゲーション装置1で、車両V外から入力された交通情報と、PC20により設定記憶されたPIMデータとを基にして、そのPIMデータの位置データに関連付けてユーザの車両Vによる移動経路が誘導されるので、ユーザの車両Vによる移動経路の誘導をPIMデータの位置データに応じて適切に行うことができ、利便性を向上させることができる。
【0072】
また、PIMデータは車両V外のPC20で入力されて設定記憶され、このPC20により設定されたPIMデータが車両V側のナビゲーション装置1に情報センタMCを経由して送信されるので、車両V側ではPIMデータを入力して設定する必要がなく、ナビゲーション装置1のみを設けるだけで済み、車両Vにおける構成の簡略化を図ることができる。
【0073】
また、ユーザの車両Vによる移動状況データは時刻データが関連付けられて車載のナビゲーション装置1から元のPC20に送信され、このPC20において、送信されたユーザの移動状況データ及び時刻データに基づいてPIMデータが自動的に更新されるので、ユーザの実際の移動状況に対応してPC20側でPIMデータが逐次更新されることとなり、そのPIMデータの更新を適切に行って利便性が向上する。
【0074】
そのとき、車両Vの停車後に、対応するPIMデータの更新記憶を行うかどうかを確認し、その実行が確認されたときのみにPIMデータの更新記憶が行われるので、PIMデータのうちの必要なデータのみを選択して更新することができ、利便性を高めることができる。
【0075】
<第1の実施形態の変形例>
尚、上記実施形態では、車両V外のPC20で設定されたPIMデータを情報センタMCを経由して車両Vのナビゲーション装置1に送信し、そのナビゲーション装置1ではPIMデータに応じてナビゲーション制御する一方、このナビゲーション装置1により誘導されたユーザの移動状況データを逆にPC20に戻して、そのPC20でPIMデータを更新するようにしているが、PIMデータを入力して設定記憶する設定手段を車両V側にナビゲーション装置1と組み合わせて設けることもできる。その場合、ナビゲーション装置1での地図情報を利用してPIMデータの位置データを入力するようにすればよい。
【0076】
また、上記実施形態では、ナビゲーション装置1及びPC20の双方にPIMプログラムを記憶させているが、ナビゲーション装置1にはPIMプログラムを記憶させず、単なるサーバとして機能するようにすることもできる。
【0077】
更に、PC20にもナビゲーションプログラムを記憶させて、このPC20でユーザの移動経路を入力設定し、このPC20により設定された移動経路のデータをもPIMデータと共に車両Vのナビゲーション装置1に送信するようにしてもよい。こうすると、車載ナビゲーション装置1にはユーザの車両Vによる移動経路を設定する機能が不要で、車両Vを移動経路に沿って誘導するのみの機能を持てばよく、車載ナビゲーション装置1の簡略化を図ることができる。
【0078】
また、上記実施形態のように、車載ナビゲーション装置1から情報センタMCを経て車両V外のPC20に対し、PIMデータの更新のために車両Vの移動状況データに時刻データを関連付けて送信するとき、その送信後に、車両Vの停止状態にあった予定位置に対して次回にも移動するスケジュールの予定があるかどうか(今回の移動による打合わせ等の結果により判る)を問い合わせ、その予定があれば、その次回の移動予定の日時を入力させ、この予定位置と予定日時とをPIMデータとして車外のPC20に送信するようにしてもよく、その場合、次回のスケジュールに関するPIMデータの設定が容易となる。
【0079】
また、上記実施形態では、ユーザが車両Vにより移動するようにしているが、車両V以外のタクシーやバス、電車等を用いて移動する場合についても適用でき、更にはユーザがナビゲーション機能付きの携帯電話等を携帯して移動する場合、或いはPIMデータをタクシーやバス等の運行の管理等を行うために用いる場合にも適用できる。
【0080】
[第2の実施形態]
次に、上述した第1の実施形態を基本とする第2の実施形態を説明する。本実施形態では、上述した情報処理システムに適用して好適な打ち合わせスケジュール等の情報管理方法について説明する。以下の説明においては、第1の実施形態と同様な構成については重複する説明を省略し、本実施形態における特徴的な部分を中心に説明するが、本実施形態では、説明の便宜上、情報端末50におけるPIM(Personal Information Manager)データの情報管理を、自装置内のデータベース58において行う構成として説明する。
【0081】
はじめに、図9を参照して、本実施形態の特徴を説明する。現在位置を検出するGPS受信部52を備える情報端末50を利用してPIMデータの情報管理を行うに際して、情報端末50は、図9(a)に例示するスケジュール入力画面を表示する。このスケジュール入力画面には、日程(日付、時刻)の入力エリア101やスケジュール情報の入力エリア102が設けられており、これらの入力エリアにおいてユーザによって入力されたPIMデータ(任意情報)は、当該GPS受信部52によって検出された位置データ及び現在時刻(日付を含む時刻データ)が関連付けされた状態で、自装置のデータベース58に格納される。
【0082】
そして、例えばユーザが打ち合わせ等のあるイベントを終えた時点で情報端末50を起動すると、情報端末50は、その時点でGPS受信部52によって検出された位置データに従って、当該データベース58に記憶されているPIMデータを検索することにより、複数のレコードの中から、その位置データまたは該位置データが表わす位置周辺の所定範囲内に対応する位置データが関連付けされているPIMデータを取得し、取得したPIMデータの内容を、例えば図9(b)に例示する如く、当該データベース58に記憶すべき新たなPIMデータの雛形として、ユーザが所望の項目を設定変更可能に、ディスプレイ53に表示する。このとき、検索対象とするレコードは、あまり古い情報をユーザに報知しても実用性が乏しいので、所定の時間範囲内に限定すると良い。
【0083】
この表示画面において、ユーザが入力操作を終え、決定ボタン108の選択操作を行うのに応じて、その表示画面に表示されていた情報内容は、その時点で当該GPS受信部52によって検出された位置データ及び現在時刻と関連付けした状態で、新たなPIMデータのレコードとして、情報端末50のデータベース58に格納される。一方、キャンセルボタン107が操作されたときには、例えば、上記の如く雛形として自動的に表示した情報内容を全て空欄とし、全く新たなレコードとして設定可能な状態に遷移させると良い。
【0084】
次に、上述した情報端末50の動作を実現する制御処理について説明する。
【0085】
図10は、第2の実施形態における情報端末50の制御処理のフローチャートであり、情報端末50のCPU51が行う処理手順を示す。
【0086】
同図において、ステップS101,ステップS102:情報端末50の操作スイッチ54の中で、メインスイッチがユーザによってオン状態に操作されたかを判断し(ステップS101)、この判断でNO(オフ状態)のときにはステップS115に進み、YES(オン状態)のときには、起動直後であるか、即ち、起動後の制御周期において今回の制御周期が上記の判断結果がなされた最初の制御周期であるかを判断する(ステップS102)。そして、ステップS102で起動直後と判断されたときにはステップS103に進み、起動直後ではないと判断されたときにはステップS114に進む。
【0087】
ステップS103:GPS受信部52によって現時点において検出されている位置データに従って、データベース58に記憶されているPIMデータを検索することにより、複数のレコードの中から、その位置データまたは該位置データが表わす位置周辺の所定範囲内に対応する位置データが関連付けされているPIMデータを抽出する。
【0088】
ステップS104:ステップS103にて抽出したPIMデータのうち、それらのデータに関連付けされている時刻データと現在時刻との時間間隔が所定時間範囲内のPIMデータを抽出する。
【0089】
ステップS105:ステップS104にて抽出されたPIMデータが存在するかを判断し、この判断でYES(抽出されたPIMデータ有り)のときにはステップS106に進み、NO(抽出されたPIMデータ無し)のときにはステップS114に進む。
【0090】
ステップS106:ステップS105にて少なくとも1つ(1レコード)のPIMデータの存在が確認されたので、本ステップでは、抽出されたPIMデータの中から、それらのPIMデータに関連付けされている時刻データと、現在時刻との時間差が最も小さいPIMデータを抽出し(ステップS106)、その抽出したPIMデータの内容を、例えば図9(a)に例示する如く、ディスプレイに表示する(ステップS107)。
【0091】
このとき、選択エリア106には、「契約」、「発注」「打ち合わせ」等の選択項目が表示される(尚、図9(a)では、図示の便宜上、選択項目の例をディスプレイの下側に突出した状態で記載している)。
【0092】
例えば、選択エリア106において「契約」が選択されたときには、契約に際して決定すべき各種事項を入力可能な画面が表示され、その画面においてユーザによって入力された情報は、事業所等の所定のデータサーバに送信すれば良い。この場合、ユーザによって契約に最小限必要な事項が全て入力されるまで、データベース58への情報送信は禁止されるように、ソフトウエアを構成すると良い。
【0093】
また、選択エリア106において「発注」が選択されたときには、発注すべき商品(サービスを含む)、数量、単価等を入力可能な画面が表示され、その画面においてユーザによって入力された情報は、その情報に従って実際に商品を手配する事業所等の所定のデータサーバに送信すれば良い。
【0094】
ステップS108:ユーザによるスイッチ操作が行われたかを判断し、図9(a)に例示する表示画面において、チェックボタン103が操作されたときにはステップS114に進み、キャンセルボタン104が操作されたときにはステップS114に進み、次回設定ボタン105が操作されたときにはステップS110に進む。
【0095】
ステップS109:ユーザによってチェックボタン103が操作されたので、本ステップでは、現在表示されているPIMデータの内容を、当該データベース58の内部で過去のレコード(即ち、ユーザが将来実行すべきスケジュールの項目から外し、処理済みのレコード)として更新し、ステップS108に戻る。
【0096】
ステップS110:現在表示されているPIMデータの内容を、当該データベース58に記憶すべき新たなPIMデータの雛形として、ユーザが所望の項目を設定変更可能に、例えば図9(b)に例示する如く、ディスプレイに表示する。
【0097】
ステップS111:ユーザによるスイッチ操作が行われたかを判断し、図9(b)に例示する表示画面において、キャンセルボタン107が操作されたときにはステップS114に進み、決定ボタン108が操作されたときにはステップS113に進み、表示内容を更新するスイッチ操作が行われたときにはステップS112に進む。
【0098】
ステップS112:入力された操作に応じた情報内容を、RAMに記憶し、ステップS111に戻る。
【0099】
ステップS113:RAM56に一時記憶しているところの、変更された内容を含むPIMデータを、次回のスケジュールに関する新たなPIMデータのレコードとして、情報端末50の今回の起動時にGPS受信部52によって検出された位置データと、現在時刻と共に、当該データベース58に格納する。
【0100】
ステップS114:携帯可能なPDAにおける現在では一般な他の制御処理(例えば、電子メール、文書作成、データ通信、オンラインまたはオフラインの情報検索等)を行う。
【0101】
ステップS115:所定の時間周期でGPS受信部52によって検出される位置データ、ユーザによって設定された目的地、地図情報等に基づいて、一般的なナビゲーション制御処理を行い、ステップS101にリターンする。
【0102】
上述した本実施形態によれば、ステップS107乃至ステップS113において、図9(a)に表示されていたPIMデータの内容は、図9(b)に示す表示画面に継承され、それらの内容は、ユーザのスイッチ操作により、所望の情報内容に変更可能に扱われる。一般に、打ち合わせ等の終了時には、次回の打ち合わせ日程等のように、同じ案件についてのスケジュールが決められることが多いが、本実施形態では、そのような場面において、ユーザが情報端末50を起動すれば、略同じ場所の位置データが関連付けされているPIMデータが自動的に表示される。従ってユーザは、表示された内容の中から更新が必要な事項だけを変更する少ない操作量で、新たなPIMデータのレコードとして登録することができ、入力操作が簡略化され、利便性が向上する。
【0103】
尚、本実施形態では、携帯可能な情報端末50におけるPIMデータの情報管理について説明したが、第1の実施形態で説明したPC20に測位センサを接続する、或いは、図10に示す制御処理をPC20の設置場所の座標情報を予めユーザが設定するように構成することにより、上述した機能をPC20において実現しても良い。
【0104】
[第3の実施形態]
次に、上述した第2の実施形態を基本とする第3の実施形態を説明する。以下の説明においては、第2の実施形態と同様な構成については重複する説明を省略し、本実施形態における特徴的な部分を中心に説明する。
【0105】
本実施形態では、上述した情報端末50の制御処理を、自動車等の移動体に搭載されたナビゲーション装置1に適用するが、説明の便宜上、本実施形態においても、ナビゲーション装置1におけるPIM(Personal Information Manager)データの情報管理を、自装置内のメモリ(例えばRAM17)において行う構成として説明する。
【0106】
図11は、第3の実施形態におけるナビゲーション装置1の制御処理のフローチャートであり、ナビゲーション装置1のCPUが行う処理手順を示す。
【0107】
同図において、ステップS201,ステップS202:イグニッションスイッチ10がオン状態(またはアクセサリ操作が可能なポジション)であることを検出したときには、その操作の直後であるか、即ち、今回の制御周期が上記の判断結果がなされた最初の制御周期であるかを判断する(ステップS202)。そして、ステップS202で起動直後と判断されたときにはステップS203に進み、起動直後ではないと判断されたときにはステップS205に進む。
【0108】
ステップS203,ステップS204:GPS受信部3やジャイロセンサ6等を用いて検出した現在位置と、現在時刻とをRAM17に格納する。
【0109】
ステップS205〜ステップS219:図10のステップS101乃至ステップS115において説明した処理と同様な処理を行い、ステップS201にリターンする。
【0110】
上述した本実施形態によれば、ナビゲーション装置1が自動車に搭載されているため、ユーザが携帯可能な情報端末50とは異なり、例えば打ち合わせの席上においてPIMデータの操作を行うことはできないが、イグニッションスイッチ10がオンに状態に操作された時点で、現在位置またはその近傍の位置データに関連付けされたPIMデータが、第2の実施形態と同様に自動的に表示されるので、ユーザは、第2の実施形態で説明した効果と同様な効果を享受することができ、利便性が向上する。
【0111】
<第2の実施形態及び第3の実施形態の変形例>
尚、上述した第2の実施形態及び第3の実施形態では、PIMデータ(打ち合わせスケジュール等の任意情報)の記憶管理を自装置の内部において行ったが、この装置構成に限られるものではなく、PIMデータの記憶管理自体は、第1の実施形態において詳述した外部のサーバ30と連携して実現するように構成しても良い。即ち、図10のステップS103乃至ステップS113、図11のステップS207乃至ステップS217の各ステップを、ナビゲーション装置1または情報端末50とサーバ30との間で、電気通信回線を介した双方向通信を利用して行えば良い。
【0112】
この場合のサーバ30の具体的な動作としては、ナビゲーション装置1または情報端末50より受信したPIMデータ、位置データ、並びに現在時刻を関連付けして当該サーバ30内のデータベースに記憶しておき、ナビゲーション装置1または情報端末50の始動(または移動開始)に応じて受信した位置データに従って、当該データベースに記憶されている情報を検索することにより、その位置データまたは該位置データが表わす位置周辺の所定範囲内に対応する位置データが関連付けされているPIMデータを取得し、取得したPIMデータを、ナビゲーション装置1または情報端末50に送信することになる。また、データベースを検索するに際しては、現在時刻より所定時間以前の時刻データが関連付けされている任意情報は検索対象から外して検索を行う。
【0113】
上記の如くPIMデータの記憶管理を外部のサーバ30を用いて行えば、そのサーバ30にアクセス可能な複数の他の情報端末50のユーザとの間で、様々な情報を共有することができ、所謂ナレッジ・マネジメントを図ることができる。
【0114】
尚、上述した第2の実施形態及び第3の実施形態では、説明の便宜上、ユーザへのPIMデータの報知の態様をディスプレイによる表示として説明したが、この態様に限られるものではなく、音声を適宜併用する、或いは音声のみによるシステムとして実現しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車載ナビゲーション装置のCPUにおいてナビゲーション制御のために行われる信号処理動作の前半部を示すフローチャート図である。
【図2】ナビゲーション制御のために行われる信号処理動作の後半部を示すフローチャートである。
【図3】PIMデータの実行を自動チェックするための自動チェックサブルーチンの信号処理動作を示すフローチャート図である。
【図4】ディスプレイの表示がPIMモード画面にある状態を示す図である。
【図5】車載ナビゲーション装置1の構成を示すブロック図である。
【図6】PC20の構成を示すブロック図である。
【図7】情報センタの構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係る移動体用情報処理装置の全体構成を示す図である。
【図9】第2の実施形態及び第3の実施形態における表示画面を例示する図である。
【図10】第2の実施形態における情報端末50の制御処理のフローチャートである。
【図11】第3の実施形態におけるナビゲーション装置1の制御処理のフローチャートである。
【図12】情報端末50の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
A:移動体用情報処理装置,
V:車両,
1:ナビゲーション装置,
2,21,51:CPU,
7,24,53:ディスプレイ,
8:スピーカ,
9,25,54:操作スイッチ,
12:DVD−ROMドライブ,
13:警報装置,
14:VICS受信部,
15:通信アンテナ,
16,22,57:ROM,
17,23,56:RAM,
18:マイクロフォン,
20:パーソナルコンピュータ(PC),
26:モデム,
30:サーバ,
50:情報端末,
55:通信インタフェース,
58:データベース,
E1:画面切換アイコン,
E3:トラフィック更新アイコン,
t:余裕時間,
t2:マージン時間,
TC:交通情報センタ,
MC:情報センタ,
Claims (7)
- 自装置が搭載された移動体の現在位置を検出する位置検出手段と、
ユーザによって入力され、位置情報を含むスケジュール情報を、外部装置または自装置にて記憶する記憶手段と、
前記スケジュール情報に含まれる位置情報が示す位置に対して経路誘導を行う経路誘導手段と、
前記移動体の始動時に前記位置検出手段によって検出された現在位置の位置情報に従って前記記憶手段を制御することにより、前記現在位置から所定範囲内の位置情報を含む前記スケジュール情報を取得する取得手段と、
取得された前記スケジュール情報の内容を継承し、前記記憶手段に記憶すべき新たなスケジュール情報の雛形として設定変更可能に前記ユーザに報知する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記雛形として報知されたスケジュール情報の内容に対して前記ユーザからの変更を受け付け、前記新たなスケジュール情報の内容として設定するとともに、前記移動体の始動時に前記位置検出手段によって検出された前記現在位置の位置情報を前記新たなスケジュール情報の位置情報として設定し、前記記憶手段に前記新たなスケジュール情報として登録する設定手段を備えることを特徴とする移動体搭載用ナビゲーション装置。 - 前記移動体のイグニッションスイッチの起動を検知する起動検知手段を更に備え、
前記位置検出手段は、前記起動検知手段により前記イグニッションスイッチの起動が検知された時点における前記移動体の現在位置を、前記移動体の始動時における現在位置として検出することを特徴とする請求項1記載の移動体搭載用ナビゲーション装置。 - 前記記憶手段は、前記位置情報を前記スケジュール情報に含めて記憶するに際して、更に現在時刻の時刻情報を含めて記憶しており、
前記取得手段は、前記移動体の始動時に前記記憶手段を制御することによって前記スケジュール情報を取得するに際して、現在時刻より所定時間以前の時刻情報を含む情報は取得しない
ことを特徴とする請求項1又は2記載の移動体搭載用ナビゲーション装置。 - 前記スケジュール情報には、少なくとも、あるイベント及びそのイベントに関する時刻情報が含まれ、
前記制御手段は、前記記憶手段より取得された前記イベント及びそのイベントに関する時刻情報を、前記記憶手段に記憶すべき新たなスケジュール情報として設定変更可能に表示する
ことを特徴とする請求項1記載の移動体搭載用ナビゲーション装置。 - 前記制御手段は、取得された前記スケジュール情報を過去の情報として扱うか否かの判断をユーザに要求すると共に、過去の情報として扱うと判断されたときには、該取得した前記スケジュール情報の内容を、前記記憶手段に記憶すべき前記新たなスケジュール情報の前記雛形として設定変更可能にユーザに報知する
ことを特徴とする請求項1記載の移動体搭載用ナビゲーション装置。 - 請求項1乃至請求項5の何れかに記載の移動体搭載用ナビゲーション装置を、移動体に搭載可能なコンピュータによって実現可能なプログラムコードが格納されていることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
- 移動体搭載用ナビゲーション装置の制御方法であって、
自装置が搭載された移動体の現在位置を検出する位置検出工程と、
ユーザによって入力され、位置情報を含むスケジュール情報を外部装置または自装置の記憶手段に記憶する工程と、
前記移動体の始動時に前記位置検出工程において検出された現在位置の位置情報に従って前記記憶手段を制御することにより、前記現在位置から所定範囲内の位置情報を含む前記スケジュール情報を取得する取得工程と、
取得された前記スケジュール情報の内容を継承し、前記記憶手段に記憶すべき新たなスケジュール情報の雛形として設定変更可能に前記ユーザに報知する制御工程と、を備え、
前記制御工程では、前記雛形として報知されたスケジュール情報の内容に対して前記ユーザからの変更を受け付け、前記新たなスケジュール情報の内容として設定するとともに、前記移動体の始動時に前記位置検出工程において検出された前記現在位置の位置情報を前記新たなスケジュール情報の位置情報として設定し、前記記憶手段に前記新たなスケジュール情報として登録する設定工程を備え、
前記スケジュール情報に含まれる位置情報が示す位置に対して経路誘導が行われることを特徴とする移動体搭載用ナビゲーション装置の制御方法。
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