JP4556477B2 - 音声案内システム - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザが指定した目的地までの経路を音声により案内する経路案内の機能を備えた音声案内システムに関するものである。
車両の走行に伴ってGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)等により現在位置を検出し、その現在位置を表示装置上に道路地図と共に表示して、現在地から目的地までの適切な経路を設定し、表示装置や音声出力装置などによって案内するナビゲーション装置は、運転者の効率的で安全な運転に貢献している。
従来、ナビゲーション装置における経路案内など、音声での案内によるユーザへの情報伝達は広い分野で実施されているが、その多くは、予め内部の記憶手段内に格納されたシステム固定の音声を用いている。そのため、案内音声が単数あるいは複数にかかわらずシステム固定の音声でしか案内がされず、ユーザにとって必ずしも快適な音声案内が実現されているとはいいがたい。
なお、上述したカーナビゲーション装置の場合には、例えば標準語・関西弁・津軽弁・英語といった複数種類の音声から自由に選択できるものもあるが、これらはいずれもシステム側で予め準備されているものである。したがって、単調さの解消には役立つが、そのいずれも気に入ったものでなければ、やはり快適な音声案内とはならない。また、音声案内メッセージ自体を録音する方式もあるが、好みの音声にしたい音声案内メッセージの全てに対して録音しなくてはならない。例えば音声案内メッセージが100種類あれば、その全てについて録音する必要があるため、本人が行なうにしても非常に手間がかかってしまう。そこで、例えばテレビ放送やラジオ放送などを利用して、好みの音声を取り込み、その音声にて地名情報に対応する音声を合成し、該合成された音声によって、経路案内を行なう音声案内システムが考案されている(特許文献1参照)。
また、通信手段により、外部データベースから周辺のビルの名称,コンビニエンスストア等の店舗といったランドマーク情報を取り込み、記憶されているランドマーク情報を更新する構成をとることにより、経路案内を行なう際には、古いランドマーク情報に基づいて現状にそぐわない案内をすることなく、最新のランドマーク情報に基づいて的確な案内を行なうナビゲーション装置が考案されている(特許文献2参照)。
特開2001−209400号公報 特開2001−324348号公報
特許文献1の例では、入力された音声データから所定の部分(特徴データ)を取り出して、その特徴データの組み合わせにより地名情報に対応する音声を合成して用いる構成であるため、例えば、あるタレントの音声データにより案内を行なった場合、案内音声は該タレントの実際の音声とは一致しないためにユーザが違和感を受けることなどにより案内音声の認識率が低下して、効果的な音声案内を行なうことができないという問題がある。
複数種類の音声から自由に選択する方法においても、予め記憶媒体に音声データを記憶させておく必要があり、種類が多くなれば記憶容量も増大するのでナビゲーション装置の価格も上昇する。
また、特許文献2の例では、ランドマーク情報を取り込んでも、全ての情報が同じレベルで登録されているため、「よく利用する」,「よく知っている」などの意味付け(ランドマーク情報の重み付け)がなされていない。このため、隣接する多くの施設・道路があるためどの施設・道路名称をランドマークとして用いて音声案内をするかという基準が曖昧であることや、ユーザにとって馴染みのないランドマークを用いて経路案内を行なうこと等から、ユーザにとって真に役立つ経路案内を行なえないという問題がある。
さらに、ナビゲーション装置の表示装置の画面の大きさや地図表示範囲の制限などから、案内経路全体を表示して詳細な経路の確認を行なうことは困難である。例えば、地図を用いて全ルートの走行確認を行なう場合、「全ルート表示」「詳細表示」を切り替える操作が必要となり、一つの画面で案内経路全体を通しての確認をすることはできない。
一方、音声による案内経路全体あるいは所定の区間の概略案内は、従来のナビゲーション装置では記憶媒体(CD−ROM等)の容量が小さいため、予め地図上の全ての施設名や道路名の音声データを登録することは実質不可能である。また、登録された音声データを用いる場合でも、新たに開店した施設・道路および閉店や工事などによる一時閉店などには対応できない。とりわけ初めて走行する経路では、知らない施設や道路名で案内されても時間を空費するのみで、容易に走行経路を把握することはできない。
上記事情を背景とし、本発明の課題は、ユーザにとって真に役立つ経路案内を行なうことができる音声案内システムを提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明は、上記課題を解決するための音声案内システムを提供するものである。即ち、道路および施設を含む対象物についての、音声データおよび位置情報を含む対象物情報を記憶するデータ記憶手段と、対象物情報を送信する送信手段と、を備える情報サーバ装置と、情報サーバ装置から対象物情報を受信可能な通信装置と、対象物情報を記憶する情報記憶手段と、電子地図データと車両の現在位置データとに基づき目的地への経路を案内する経路案内手段と、経路案内の際に対象物情報に含まれる音声データを用いて報知を行なう音声報知手段と、を備える車両に搭載されたナビゲーション装置と、により構成される音声案内システムであって、ナビゲーション装置は、電子地図データと車両の現在位置データとに基づき該車両の走行履歴を記憶する走行履歴記憶手段と、走行履歴に含まれる対象物の利用状況に応じて該対象物に対応する音声データを経路案内に用いるか否かを判定する判定手段と、を備えることを前提とする。
上記構成によれば、施設・道路と車両との無線通信で、施設・道路の名称・省略名称・通称(ニックネーム)などの音声データを受信し、ナビゲーション装置に記憶されている施設・道路の利用履歴から、利用あるいは通行回数の多いものをよく知っている施設・道路と判定して該施設・道路の音声データを自動登録する。このため、運転者がよく知っている施設・道路(ランドマーク)の名称による音声案内を行なうことが可能となり、単にナビゲーション装置の表示画面の地図からのみの情報あるいは一律の音声案内よりも走行経路を把握しやすく、運転操作以外の負荷を軽減できる。
また、利用する施設の情報のみをダウンロードするので、地図データ上の全ての施設・道路についての音声データを記憶しておく必要はなく、音声データ等を記憶するための記憶容量も少なくて済むので、ナビゲーション装置の価格は上昇しない。さらに、音声データは、録音された音声から合成されるものではないため、該音声を聞いたときに違和感を受けることはない。そして、走行経路の概略を把握し易いことから、通常の音声案内を簡略化してもよいため、経路確認時のナビゲーション装置の操作ステップ数を減らすことができるとともに、案内を聞くための時間も短くなるため運転操作以外の負荷を軽減できる。
また、本発明の音声案内システムにおける判定手段は、走行履歴に含まれる対象物の利用回数が所定の範囲内にある場合に、該対象物の音声データを経路案内に用いるように判定する構成をとる。本構成によって、運転者がよく知っている施設・道路(ランドマーク)の名称による音声案内を行なうことが可能となり、単にナビゲーション装置の表示画面の地図からのみの情報よりも走行経路を把握しやすく、運転操作以外の負荷を軽減できる。
また、本発明の音声案内システムにおける音声データは、対象物に対して複数の音声データを含み、ナビゲーション装置は、走行履歴に基づいて複数の音声データのいずれかを選択する選択手段を有し、経路案内手段は選択された音声データを用いて経路案内を行なう構成をとる。
上記構成によって、運転者に馴染みのある・省略名称・通称(ニックネーム)による音声案内が可能となるため、単にナビゲーション装置の表示画面の地図のみを見て走行する、あるいは正式名称よる音声案内よりも走行経路の概略を把握し易い。また、施設のイメージキャラクターの音声などで施設名称・省略名称・通称を案内するように構成すれば、より走行経路の概略を把握し易くなるとともに運転に集中でき安全性も確保し易くなる。
また、本発明の音声案内システムにおけるナビゲーション装置は、目的地までの走行経路において案内を行なう地点を設定する案内開始地点設定手段と、案内開始地点から所定の範囲内に接近したかどうかを判定する接近判定手段と、を備え、案内開始地点から所定の範囲内に接近した場合に、経路案内手段は音声データを用いて案内開始地点から目的地までの走行経路における所定の区間についての経路を案内する構成をとる。
上記構成によって、例えば従来のナビゲーション装置では、高速道路のインターチェンジを降りるための流出路に入る手前では、「およそ300mで左方向です」といった音声案内が行なわれるが、本発明では、「○○インターを降りて国道××号線で、△△温泉街を通り、目的地□□まで20分です」といった所定の区間内の案内を音声データによって行なうことが可能となる。
また、必要な音声データのみをダウンロードして使用するため、日本全国の全ての施設名や道路名の音声データを登録する必要はなく、大容量の記憶媒体は不要なためナビゲーション装置等の車載機器の価格も上昇しない。音声データも最新のものを用いるため、新たに開店した施設・道路の情報および閉店の情報や工事などによる一時閉店などの情報も活用でき、適切な経路案内を行なうことができる。さらに、運転者に馴染みのある・省略名称・通称(ニックネーム)による音声案内が可能となるため、初めて走行する経路でも、走行経路を把握することが容易となる。
ユーザにとって真に役立つ経路案内を行なうことができる音声案内システムを提供する目的を、音声データおよび位置情報を含む対象物情報を記憶する情報サーバ装置と、情報サーバ装置からの対象物情報を受信して、走行履歴に含まれる対象物の利用状況に応じて該対象物に対応する音声データを経路案内に用いるナビゲーション装置との組み合わせにより実現した。
以下、本発明の実施例である音声案内システムについて、図面に示す実施例を参照しながら説明する。図1は音声案内システムの全体構成を示す図である。車両30がショップ31の駐車場内の通信エリア36の範囲内に進入すると、通信装置35(本発明の送信手段)と車両30に搭載された車両用ナビゲーション装置100(後述)がデータ通信を行なう。また、車両30はGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)衛星37から得られる現在位置から、ショップ31の位置を特定してショップ31から受信したデータを記憶する。
図2は音声案内システムのショップ31内および車両30内の構成を示したブロック図である。ショップ31内には情報サーバ装置32が設置され、情報サーバ装置32全体の制御を行なう制御部33と、ショップ31の名称の音声データおよび位置情報を記憶するメモリ34(本発明のデータ記憶手段)と、メモリ34の内容を車両30に送信するための通信装置35(本発明の送信手段)が含まれている。また、道路にも情報サーバ装置32に準ずる機能を有する機器(図示せず)が設置されていて、メモリ34には路線名および設置位置に関する情報が記憶されている。
なお、情報サーバ装置32は、周知のパーソナルコンピュータやワークステーションを用いて、該パーソナルコンピュータやワークステーションに記憶されたプログラムによって制御する方法を採ってもよいし、専用の機器を用いてもよい。つまり、車両31と通信可能であって、施設の名称の音声データおよび位置情報を記憶する構成を含むものであれば、情報サーバ装置32の構成に制約を設けるものではない。
一方、車両30にはナビゲーション装置100とナビゲーション装置100に接続された送受信装置13が搭載されている。図3はナビゲーション装置100の全体構成を示すブロック図である。本ナビゲーション装置100は、位置検出器1,地図データ入力器6,操作スイッチ群7,リモートコントロール(以下リモコンと称する)センサ11,音声案内などを行なうスピーカ15(本発明の音声報知手段),外部メモリ9,表示装置10,これらの接続された制御回路8,リモコン端末12を備えている。
位置検出器1は、周知の地磁気センサ2,ジャイロスコープ3,距離センサ4,およびGPS衛星37からの電波に基づいて車両の位置を検出するためのGPS受信機5を有している。これらのセンサ等2,3,4,5は各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、精度によっては前述したうちの一部センサで構成してもよく、さらに、ステアリングの回転センサや各転動輪の車輪センサ等を用いてもよい。
地図データ入力器6は、位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、道路の接続を表した道路データを含む各種データを記憶媒体18から入力するための装置である。記憶媒体としては、そのデータ量からCD−ROMやDVD,ハードディスクドライブ(以降、HDDと称する)を用いるのが一般的であるが、例えばメモリカード等の他の媒体を用いてもよい。
操作スイッチ群7は、例えば表示装置10と一体になったタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチ等が用いられる。タッチスイッチは、表示装置10の画面上に縦横に微細に配置された赤外線センサより構成されており、例えば指やタッチペンなどでその赤外線を遮断すると、その遮断した位置が2次元座標値(X,Y)として検出される。また、マウスやカーソル等のポインティングデバイスを用いてもよい。これら操作スイッチ群7およびリモコン端末12によって、種々の指示を入力することが可能である。
表示装置10はカラー液晶表示器により構成されており、表示装置10の画面には位置検出器1から入力された車両現在位置マークと、地図データ入力器6から入力された地図データと、更に地図上に表示する誘導経路等付加データとを重ね合わせて表示すると共に、本画面に経路案内の設定および経路誘導中の案内や画面の切り換え操作を行なうためのメニューボタンが表示される。
音声合成装置20は、外部メモリ9に記憶されている音声データあるいはマイク19を通じて音声データを基に新たな音声データを作成する場合に使用するものである。
送受信装置13(本発明の通信装置)は、ショップ31の情報サーバ装置32との通信を行なうための装置である。この送受信装置13を介して外部から受け取った情報は、外部メモリ9に記憶される。なお、送受信装置13として、ETC(自動料金収受システム,ETC:Electronic Toll Collection)車載器16,自動車電話機,携帯電話機などを用いることができる。また、通信方式として、DSRC(Dedicated Short Range Communication:専用狭域通信),Bluetooth、無線LAN(Local Area Network)などを用いることができる
制御回路8は通常のコンピュータとして構成されており、周知のCPU81,ROM82,RAM83,入出力回路であるI/O84およびこれらの構成を接続するバスライン85が備えられている。CPU81は、ROM82およびRAM83に記憶されたプログラムおよびデータにより制御を行なう。ROM82は、プログラム格納領域82aとデータ記憶領域82bとを有している。プログラム格納領域82aにはナビゲーションプログラム(以下、ナビプログラムと称する)82pが格納される。データ記憶領域82bにはナビプログラム82pの動作に必要なデータが格納されている。また、ナビプログラム82pは、RAM83上にてナビプログラム用ワークメモリ83wを作業領域とする形で作動する。なお、地図データ入力器6にHDDを用いる場合は、ROM82およびRAM83の機能をHDDによって実施してもよい。なお、制御回路8が本発明における経路案内手段,判定手段,選択手段,案内開始地点設定手段,接近判定手段に相当する。
さらに、外部メモリ9には、本ナビゲーション装置の動作に必要な情報およびデータが記憶されている。なお、外部メモリ9は、車両のアクセサリスイッチがオフ状態(即ち、ナビゲーション装置100がオフ状態)になっても、記憶内容が保持されるようになっている。なお、外部メモリ9が本発明における情報記憶手段および走行履歴記憶手段に相当する。
このような構成を持つことにより、本ナビゲーション装置は、制御回路8のCPU81によりナビプログラム82pが起動されると、運転者が操作スイッチ群7あるいはリモコン端末12を操作して、表示装置10上に表示されるメニューから目的地経路を表示装置10に表示させるための経路案内処理を選択した場合、次のような処理を実施する。即ち、運転者が表示装置10上の地図に基づいて目的地を入力すると、GPS受信機5から得られる衛星のデータに基づき車両の現在地が求められ、現在地から目的地までの最適な経路を求める処理が行われる。そして、表示装置10上の道路地図に誘導経路を重ねて表示し、運転者に適切な経路を案内する。また、本発明の報知手段である表示装置10およびスピーカ15によって、操作時のガイダンスや動作状態に応じたメッセージの送出を行なう。
図4のフロー図のように、車両30が例えばショップ31のような施設・道路を利用した際、該施設・道路の名称などの音声データを含む各施設・道路や周辺の情報が外部メモリ9に記憶されていない場合や該情報が更新されている場合には(S2:YES)、該施設(ショップ31)・道路から該情報をダウンロードする(S3)。なお、ダウンロードするデータを予め選択してもよいし、全てのデータをダウンロードした後に必要なデータを選択して外部メモリ9に記憶する方法を採ってもよい。また、データ選択の条件としては、使用者の年齢,性別,走行時間帯,嗜好,居住地域等が挙げられる。さらに、メモリ34に該施設・道路だけでなく、例えばショップ31の周辺(例えば、半径100m以内)の情報を記憶しておいて、車両30がダウンロードできるような構成を採ってもよい。
外部メモリ9には、図14のように、施設・道路名、ロケーション(緯度経度、住所など)、音声データ(施設・道路の音声案内データ)、その他の情報(電話番号、URL、開店時間、周辺情報など)、利用履歴(施設・道路の利用履歴)、音声案内登録(音声案内として利用するかどうかの利用フラグ)などが記憶される。
そして、図5のフロー図のように、施設・道路の情報をダウンロードして(S11)更新した際に該施設・道路の利用履歴(利用回数)を更新し(S12)、所定の回数利用した場合(S13:YES)に該施設・道路をよく知っているものと判断し、外部メモリ9の「音声案内登録」のフラグ(図14参照)をセットして音声案内を行なうように設定する(S14)。逆に、利用履歴が所定の期間内に所定の回数に満たない場合には、外部メモリ9の「音声案内登録」のフラグ(図14参照)をクリアして音声案内を行なわないように設定する。(詳細については後述する)
また、走行履歴を参照して該施設の周辺(該施設から所定の距離の範囲内)を通った回数を利用回数に加えるように登録条件を変更してもよい。該施設の周辺をよく通るということは、該施設についての認知度が高いと見なすことができるためである。
外部メモリ9に記憶されている情報は、操作スイッチ群7あるいはリモコン端末12を用いて、表示装置10に所定のメニュー画面を表示させて設定内容の変更を行なうことも可能である。例えば、利用回数が所定の回数に満たない施設・道路を音声案内を可能としたい場合、「音声案内登録」のフラグをセットすることができる。また、友人の家など記憶媒体18に記憶されている場所をデータとして登録できる。さらに、マイク19を通じて音声データを録音することも可能である。
音声データは図15のように分類される。即ち、大分類の「従来基本音声案内データ」および「基本音声案内データ」は、ナビゲーション装置100の外部メモリ9あるいは記憶媒体18などに予め登録されている音声データである。これら登録されている音声データを用いることで、例えば”「23号線」から「155号線」で「飯田」に抜け、「飯田IC」から「長野自動車道」に入り、「中野IC」から「アップルライン」で「志賀高原」へ「21時25分」頃到着。”というように音声による経路案内を行なう。
図6のフロー図を用いてショップ31を例とする音声案内登録を行なう処理の詳細について説明する。なお、本処理はナビゲーション装置100のナビプログラム82pによって実行される。まず、ショップ31との通信を開始する(S22)。ショップ31から受信したデータが外部メモリに記憶されていない、即ち初来店の場合(S23:YES)、来店回数Xを1,保留時来店回数Yを0とする(S25)。一方、過去に来店したことがある場合(S23:NO)、来店回数Xを更新(1増加)する(S24)。
来店回数Xが所定の回数N回を下回る場合(S27:NO)、あるいは音声案内登録保留中(S26:YES)で保留時来店回数Yが所定の回数P回を下回る場合(S29:NO)、ショップ31との通信を終了して処理を終了する(S39)。一方、来店回数Xが所定の回数N回以上となる場合(S27:YES)、あるいは保留時来店回数Yが所定の回数P回以上となる場合(S29:YES)は、ショップ31についての更新情報の有無(ナビゲーション装置100外部メモリ9に記憶されている内容との相違があるか)を調べ、更新情報がない場合(S30:NO)はステップS37へ進む。更新情報がある場合(S30:YES)は、音声案内登録を行なうように設定するとともに(S31)、音声データ等のデータをダウンロードする(S32)。そして、表示装置10の画面上にデータをダウンロードして音声案内登録を行なう設定がなされた旨のメッセージとダウンロードしたデータを編集するかどうかを問い合わせるメッセージとを表示する(S33)。
ダウンロードしたデータを編集したい場合(S34:YES)、操作スイッチ群7あるいはリモコン端末12を用いて編集したい項目(例えば、図16の住所欄)を選択して編集を行なう(S35)。
利用履歴(図16参照)を参照して、前回の来店から所定の期間(Mヶ月)を経過している場合(S36:YES)には、音声案内を保留する設定を行ない(S37)、保留時来店回数Yをゼロクリアする(S38)。そして、ショップ31との通信を終了する(S39)。
音声案内を保留する設定がなされた施設・道路については、再度音声案内をするように設定する利用回数Yの条件Pを新規に音声案内をするように設定する利用回数Xの条件Nよりも少ない回数とする。
上記で説明した音声案内の設定について、図16を例に挙げて説明する。図16は外部メモリ9に記憶されている施設・道路に関する情報の一例である。図16では、デニーズ栄店,デンパーク,マクドナルド白土店の情報が記憶されていて、デニーズ栄店,デンパークは利用回数が1回のため音声案内が行なわれないように設定されている。マクドナルド白土店は今回の来店(X)が3回目となり、利用回数の条件(N)を満たしたので、音声案内が行なわれるように設定され、以降の経路案内に用いられる。
そして、音声案内設定前は、”「36号線」と「219号線」を通って「名古屋IC」から「東名」に入り”と案内していたものを、音声案内設定後は、”「マクドナルド白土店」経由で「東名」に入り”というように、「36号線」と「219号線」の経路上にあり運転者に馴染みのある「マクドナルド白土店」をランドマークとして用いることが可能になる。
以下に、1つの施設・道路に対する音声データを複数登録する例について説明する。図17は外部メモリ9に音声データを複数記憶する一例である。図17の例では、正式名称の他に通称を2つ(通称1,通称2)記憶することができ、「マクドナルド白土店」については、通称1に「マック白土店」,通称2に「マクド白土店」が記憶されている。これらの通称は、情報サーバ装置32のメモリ34に記憶されているものを車両30がダウンロードして用いる。
全ての音声データをダウンロードすることも複数の音声データのいずれかを選択してダウンロードすることも可能である。全ての音声データをダウンロードする場合は、ダウンロード後に音声案内で使用する音声データを選択する。選択方法は、施設・道路の住所,ドライバーの現住所,ETCカードの登録住所等から、その地域に関連のある通称を選択する方法と、操作スイッチ群7あるいはリモコン端末12を用いて表示装置10に音声データ選択画面を表示させて選択する方法がある。
また、複数の音声データのいずれかを選択してダウンロードする場合は、施設・道路の住所,ドライバーの現住所,ETCカードの登録住所等から、その地域に関連のある通称を選択してダウンロードする方法と、操作スイッチ群7あるいはリモコン端末12を用いて表示装置10に音声データ選択画面を表示させて選択選択してダウンロードする方法がある。
図17の「マクドナルド白土店」の場合では、施設・道路の住所,ドライバーの現住所,ETCカードの登録住所等から、その地域に関連のある通称を選択する場合、該住所が関東地方であれば関東地方に馴染みの深い「マック白土店」を選択し、該住所が関西地方であれば関西地方に馴染みの深い「マクド白土店」を選択する。
図7を用いて外部メモリ9に記憶された音声データを用いて経路案内を行なう例を、図7(b)のように車両30が高速道路を走行中に次のインターチェンジで降りる場合について説明する。ナビゲーション装置100の外部メモリ9の所定領域には、「案内経路の分岐点で目的地あるいは指定地点までの経路の概略を案内する」設定がされている。該設定は、操作スイッチ群7あるいはリモコン端末12を用いて表示装置10に設定画面を表示させて行なうものである。概略を案内する地点は案内経路上の任意の地点を設定でき、一定走行時間毎に概略を案内するように設定することも可能である。図7(b)の例では、高速道路の降車するICの所定の距離手前の地点で概略を案内するように設定されている。
車両30が降車するIC(中野IC)の所定の距離手前の地点に到達した場合(S52:YES)、従来の音声案内では、”およそ300m先、左方向です”という走行方向指示の案内のみであるが、本実施例では、”次の「中野IC」で右折し、「292号線」から「湯田中温泉街」を通過して「志賀高原」へ”というように、道路・施設名の音声データを用いて目的地までの経路の概略を案内する(S53)。
図8を用いて走行履歴を用いて走行経路上の施設の名称の音声データを登録する方法について説明する。図8(a)で、通勤途上の経路に隣接するショップAの方が、普段あまり通らない経路上のショップBよりも認知度が高いと判断できる。よって、図8(b)において、ショップAの近辺を走行してショップAとの通信を行ない(S61)、外部メモリに記憶されている走行履歴情報を参照し、該経路の走行回数が所定の回数を上回る場合(S63:YES)は、普段よく利用している経路であると判定する。そして、走行回数が所定の回数Mを上回る場合(S66:YES)は、ショップAの名称を音声案内するように設定する(S67)。一方、該経路の走行回数が所定の回数を下回る場合(S63:NO)は、あまり利用しない経路であると判定する。そして、走行回数が所定の回数Nを上回る場合(S64:YES)は、ショップBの名称を音声案内するように設定する(S65)。
上記の方法において、所定の回数Mは所定の回数Nよりも小さく設定されている。また、よく利用するかしないかの判定は、所定の期間内の利用あるいは走行回数を基準とする方法や、利用あるいは走行回数の間隔の日数を基準とする方法を用いてもよい。
図9および図18を用いて、音声案内として利用する情報が複数存在した場合、利用履歴によって音声データを選択して経路案内を行なう例を説明する。図9(a)のように、自宅から目的地の間にショップAとショップBがほぼ隣接するように存在しているとする。このとき、案内経路を検索すると(S71)、案内経路とともに該案内経路上に音声案内可能な施設があるかどうかを検索する(S72)。
検索の結果、複数の施設(ショップAとショップB)が検索され、該施設間の距離(ショップAとショップBとの距離)が所定の値を下回る場合(S73:YES)は、該施設が隣接していると判断し、いずれか一方を音声案内に用いる。施設の利用回数が同じ場合(S74:YES)は、最近利用した施設を選ぶ(S75)。施設の利用回数が異なる場合(S74:NO)は、該施設の利用履歴を参照し(S77)、利用頻度が多く最近利用した施設を選択して(S78)音声案内に用いる(S79)。
図18の例では、利用履歴例1の場合は、利用回数が多いショップBを選択する。また、利用履歴例2の場合は、ショップBは利用回数は多いが最終利用日が1年前であることからショップAを選択する。
図10を用いて、音声案内として利用する施設が複数存在した場合、施設の位置によって音声データを選択して経路案内を行なう例を説明する。図10(a)のように、出発地から目的地の間にショップAとショップBが存在しているとする。このとき、図10(b)のように、案内経路を検索すると(S91)、案内経路とともに該案内経路上に音声案内可能な施設があるかどうかを検索し、その結果ショップAとショップBが検索される(S92)。該案内経路上に音声案内可能な施設が複数ある場合(S93:YES)、出発地と目的地の中間点に最も近い施設(ショップA)を選択して(S94)音声案内に用いる(S95)。
音声案内として利用する施設を選択する方法は、施設の利用履歴によって音声データを選択する方法、および施設の位置によって音声データを選択する方法のうちの一方あるいは両方を用いる。いずれの方法を用いるか、あるいは、いずれの方法を優先して用いるかは、操作スイッチ群7あるいはリモコン端末12を用いて表示装置10に設定画面を表示させて、該画面上から設定可能とするものである。該設定内容は、外部メモリ9に記憶される。
図11のように、地図データに登録されていて施設・道路に通信設備がない場合には、地図データと車両の現在位置とから車両の現在位置に駐車場などの施設があり(S103:YES)、該駐車場に一定時間以上停車している(S104:YES)ことで該施設を利用したと判断し利用履歴を更新する。そして、利用履歴から該施設の利用回数が所定の回数を上回る場合(S105:YES)には、該施設・道路の名称を音声案内に利用する(S106)。
例えば、地図データにショップA、ショップBに関してショップ名や位置情報が登録されていて、一定時間以上ショップAに停車していた場合には、外部メモリ9に記憶されているショップAに関する情報を更新する。
このとき、施設名・道路名の音声データはダウンロードできないため、音声データ作成用のデータ(例えば、「あ」,「い」,「う」などの五十音や濁音,半濁音,撥音,拗音,促音など)が予め記憶されている場合には、操作スイッチ群7あるいはリモコン端末12を用いて表示装置10に五十音図のような音声データ登録画面を表示させて、文字を選択して音声データを作成する。あるいは、操作スイッチ群7あるいはリモコン端末12を用いて表示装置10に音声データ登録画面を表示させて施設名・道路を選択の上、マイク19を用いて音声を録音する方法がある。さらに、外部記憶媒体から音声データを読み込む方法もある。
施設の種別によって停車時間の判定値を変える方法を採ってもよい。即ち、図12のように、車両の現在位置に駐車場などの施設がある場合(S113:YES)、地図データから該施設のジャンルを読み出す(S114)。車両の停車時間が該施設のジャンルに対応した規定時間を超えた場合(S115:YES)、該施設を利用したと判断し利用履歴を更新する。そして、利用履歴から該施設の利用回数が所定の回数を上回る場合(S116:YES)には、該施設の名称を音声案内に利用する(S117)。
車両の停車時間は、ファストフード店はファミリーレストランよりも食事に要する時間が短いので、音声案内登録するための規定時間を短くし、コンビニエンスストアはファストフード店よりもさらに短くする。停車時間の計測方法は、駐車場に停車した時の時刻と、駐車場を出た時刻(あるいは車両が動き出した時刻)との差を計算して求める方法などがある。また、ETCを利用した有料駐車システムであれば、ETCゲートを入退場した時刻の差から停車時間を求めることができる。
図13に停車時間に基づいて音声案内利用登録を行なうフロー図を示す。まず、車両のエンジンを停止する(S131)と登録システムが起動する(S132)。車両の現在位置に駐車場などの施設がある場合(S133:YES)、停車時刻T(例えば、エンジン停止時刻)と車両の現在位置Pを外部メモリ9に記憶する(S134)。アクセサリスイッチがオフ状態になるとナビゲーション装置100もオフ状態になる(S135)。
アクセサリスイッチがオン状態になってナビゲーション装置100もオン状態になると(S136)、車両の現在位置を確認する(S137)。現在位置と先に外部メモリ9に記憶したアクセサリスイッチがオフ状態になる前の車両の現在位置Pとを比較して、現在位置とPが同じ場合(S138:YES)には、現在に時刻と停車時刻Tの差を求める。求めた差の値が所定値を上回る場合(S139:YES)には、該施設を利用したと判断し利用履歴を更新する。そして、利用履歴から該施設の利用回数が所定の回数を上回る場合(S140:YES)には、該施設の名称を音声案内に利用する(S141)。
なお、本発明の実施の形態で用いた施設の名称(マクドナルド等)は、本発明の実施の形態を説明するために便宜的に用いたものであり、実際に存在するものとは無関係である。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
音声案内システムの全体構成を示すブロック図。 音声案内システムの制御の構成を示すブロック図。 ナビゲーション装置の全体構成を示すブロック図。 施設・道路の情報を更新する例を説明するフロー図。 音声案内登録を行なう例を説明するフロー図。 走行履歴に基づいて音声案内登録を行なう例を説明するフロー図。 音声案内の一例について説明するためのフロー図。 走行履歴に基づいて音声案内登録を行なう例を説明するフロー図。 施設の利用頻度に基づいて音声案内登録を行なう例を説明するフロー図。 音声案内登録を行なう施設を選択する方法について説明するためのフロー図。 停車時間と利用履歴に基づいて音声案内登録を行なう方法について説明するためのフロー図。 施設のジャンルをも条件に含めて音声案内登録を行なう方法について説明するためのフロー図。 停車時間と利用履歴に基づいて音声案内登録を行なう方法の詳細について説明するためのフロー図。 施設・道路の情報の記憶内容の一例を示す図。 音声案内データの記憶内容の一例を示す図。 走行履歴に基づいて音声案内登録を行なう例を説明するための図。 施設・道路の通称を記憶する例を説明するための図。 施設の利用履歴の一例を示す図。
符号の説明
7 操作スイッチ群
8 制御回路(経路案内手段,判定手段,選択手段,案内開始地点設定手段,接近判定手段)
9 外部メモリ(情報記憶手段,走行履歴記憶手段)
10 表示装置
12 リモコン端末
13 送受信装置(通信手段)
15 スピーカ(音声報知手段)
22 送受信装置(通信装置)
32 情報サーバ装置
34 メモリ(データ記憶手段)
35 通信装置(送信手段)
100 ナビゲーション装置

Claims (17)

  1. 道路および施設を含む対象物についての、音声データおよび位置情報を含む対象物情報を記憶するデータ記憶手段と、前記対象物の予め定められた送信範囲内に前記対象物情報を送信する送信手段と、を備える情報サーバ装置と、
    前記情報サーバ装置から前記対象物情報を受信可能な通信装置と、前記対象物情報を記憶する情報記憶手段と、電子地図データと車両の現在位置データとに基づき目的地への経路を案内する経路案内手段と、経路案内の際に前記対象物情報に含まれる前記音声データを用いて報知を行なう音声報知手段と、を備える車両に搭載されたナビゲーション装置と、
    により構成される音声案内システムであって、
    前記ナビゲーション装置は、前記電子地図データと前記車両の現在位置データとに基づき該車両の走行履歴を記憶する走行履歴記憶手段と、前記走行履歴に含まれる前記対象物の利用状況に応じて該対象物に対応する音声データを経路案内に用いるか否かを判定する判定手段と、を備え
    前記情報サーバ装置から前記対象物情報を受信可能となったときに、前記対象物情報を受信して前記走行履歴記憶手段に記憶することを特徴とする音声案内システム。
  2. 道路および施設を含む対象物についての、音声データおよび位置情報を含む対象物情報を記憶するデータ記憶手段と、前記対象物情報を送信する送信手段と、を備える情報サーバ装置と、
    前記情報サーバ装置から前記対象物情報を受信可能な通信装置と、前記対象物情報を記憶する情報記憶手段と、電子地図データと車両の現在位置データとに基づき目的地への経路を案内する経路案内手段と、経路案内の際に前記対象物情報に含まれる前記音声データを用いて報知を行なう音声報知手段と、を備える車両に搭載されたナビゲーション装置と、
    により構成される音声案内システムであって、
    前記ナビゲーション装置は、前記電子地図データと前記車両の現在位置データとに基づき該車両の走行履歴を記憶する走行履歴記憶手段と、前記走行履歴に含まれる前記対象物の利用状況に応じて該対象物に対応する音声データを経路案内に用いるか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記音声データは、前記対象物に対して複数の音声データを含み、前記ナビゲーション装置は、前記走行履歴に基づいて前記複数の音声データのいずれかを選択する選択手段をさらに有し、前記経路案内手段は前記選択された音声データを用いて経路案内を行なうことを特徴とする音声案内システム。
  3. 前記ナビゲーション装置は、前記目的地までの走行経路において案内を行なう地点を設定する案内開始地点設定手段と、前記案内開始地点から所定の範囲内に接近したかどうかを判定する接近判定手段と、を備え、前記案内開始地点から所定の範囲内に接近した場合に、前記経路案内手段は前記音声データを用いて前記案内開始地点から前記目的地までの走行経路における所定の区間についての経路を案内するものである請求項2に記載の音声案内システム。
  4. 道路および施設を含む対象物についての、音声データおよび位置情報を含む対象物情報を記憶するデータ記憶手段と、前記対象物情報を送信する送信手段と、を備える情報サーバ装置と、
    前記情報サーバ装置から前記対象物情報を受信可能な通信装置と、前記対象物情報を記憶する情報記憶手段と、電子地図データと車両の現在位置データとに基づき目的地への経路を案内する経路案内手段と、経路案内の際に前記対象物情報に含まれる前記音声データを用いて報知を行なう音声報知手段と、を備える車両に搭載されたナビゲーション装置と、
    により構成される音声案内システムであって、
    前記ナビゲーション装置は、前記電子地図データと前記車両の現在位置データとに基づき該車両の走行履歴を記憶する走行履歴記憶手段と、前記走行履歴に含まれる前記対象物の利用状況に応じて該対象物に対応する音声データを経路案内に用いるか否かを判定する判定手段と、
    前記目的地までの走行経路において案内を行なう地点を設定する案内開始地点設定手段と、前記案内開始地点から所定の範囲内に接近したかどうかを判定する接近判定手段と、を備え、
    前記案内開始地点から所定の範囲内に接近した場合に、前記経路案内手段は前記音声データを用いて前記案内開始地点から前記目的地までの走行経路における所定の区間についての経路を案内することを特徴とする音声案内システム。
  5. 前記音声データは、前記対象物に対して複数の音声データを含み、前記ナビゲーション装置は、前記走行履歴に基づいて前記複数の音声データのいずれかを選択する選択手段を有し、前記経路案内手段は前記選択された音声データを用いて経路案内を行なうものである請求項4に記載の音声案内システム。
  6. 前記ナビゲーション装置は、ユーザの音声入力により前記音声データを編集する音声入力手段を備えるものである請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の音声案内システム。
  7. 前記ナビゲーション装置は、ユーザの入力操作により前記対象物情報を編集する編集手段を備えるものである請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の音声案内システム。
  8. 前記ナビゲーション装置は、自動料金収受システムの車載器に含まれる住所情報に基づいて、その住所から予め定められた範囲の前記対象物情報を受信するものである請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の音声案内システム。
  9. 前記ナビゲーション装置は、前記車両の現在位置が含まれる地域に応じた前記対象物情報を受信するものである請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の音声案内システム。
  10. 前記判定手段は、前記走行履歴に含まれる前記対象物の利用回数が所定の範囲内にある場合に、該対象物の音声データを経路案内に用いるように判定するものである請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の音声案内システム。
  11. 前記車両が前記対象物から所定の範囲内を走行したときに、前記利用回数を更新するものである請求項10に記載の音声案内システム。
  12. 前記車両が前記対象物から所定の範囲内において所定の停車時間を超えて停車していたときに、前記利用回数を更新するものである請求項10または請求項11に記載の音声案内システム。
  13. 前記所定の停車時間は、前記対象物が含まれるジャンル毎に設定するものである請求項12に記載の音声案内システム。
  14. 前記ナビゲーション装置は、前記利用回数が予め定められた回数を超えたときに、前記対象物情報を受信するものである請求項10ないし請求項13のいずれか1項に記載の音声案内システム。
  15. 前記ナビゲーション装置は、前記対象物情報を記憶してから予め定められた期間が経過したときに、該対象物情報に含まれる音声データを経路案内に用いることを保留する音声案内保留手段を備え、
    前記判定手段は、前記音声データを経路案内に用いることを保留した後に該音声データを経路案内に用いるか否かの判定条件を、該対象物情報に含まれる対象物の利用回数が前記所定の範囲よりも小さいものとするものである請求項10ないし請求項14のいずれか1項に記載の音声案内システム。
  16. 前記経路案内手段は、経路案内を行なう地点である案内開始地点から前記目的地までの走行経路において、前記音声データを用いて報知を行なう2つの地点が予め定められた距離内にあるとき、
    これら2つの地点の前記利用回数が同じときには、前記走行履歴のより新しいものを含む地点を選択し、
    これら2つの地点の前記利用回数が異なるときには、該利用回数の多い地点を選択し、
    選択した地点に対応した前記音声データを用いて案内するものである請求項10ないし請求項15のいずれか1項に記載の音声案内システム。
  17. 前記経路案内手段は、経路案内を行なう地点である案内開始地点から前記目的地までの走行経路において、前記音声報知手段により前記音声データを用いて報知を行なう2つの地点が予め定められた距離よりも離れているとき、
    これら2つの地点ののうち、前記案内開始地点と前記目的地との中間点により近い地点を選択し、選択した地点に対応した前記音声データを用いて案内するものである請求項1ないし請求項16のいずれか1項に記載の音声案内システム。
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