JP3805458B2 - 紙幣処理装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、銀行等の金融機関で用いられ、紙幣の入出金処理や整理処理を行う紙幣処理装置に係り、特に装置内に存在する紙幣を再識別してその在高を確定する精査処理機能を備えた紙幣処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙幣の入出金処理や整理処理を行うための紙幣処理装置として、例えば特開平1−26997号公報に記載のものがある。この装置は、紙幣を収納する4個の収納庫を備え、そのうち3個の収納庫が固定収納庫とされて紙幣を上部から収納集積するとともに下部から繰出すようになされ、残る1個の収納庫は装置から取出して運搬することができるカセットタイプとされており、この収納庫には紙幣を上部から収納するのみで繰出すことはできない構成である。
【0003】
上記3個の固定収納庫には出金等のために還流使用可能な紙幣を金種別に収納するようにし、カセットタイプの収納庫には還流使用し得ない損券のような非還流紙幣を収納するようになされている。そしてカセットタイプの収納庫は、固定収納庫内の紙幣を回収して他所へ運搬する用途にも供されるようになっている。
【0004】
上記のような装置において、装置内に存在する紙幣を再識別してその在高を確定する精査処理を行うには、各固定収納庫内の紙幣を下部から繰出して同じ収納庫の上部から戻すことによりその間に再識別して在高を確定することになる。またそのとき繰出された紙幣と繰出し前の紙幣とが混ざらないようにするためセパレータ手段によって区分けするようになされており、カセットタイプの収納庫についてはその収納庫を装置から取出してその内部の紙幣を別途回収するようになっている。
【0005】
他の従来技術として特開平7−93636号公報に示される装置がある。この装置も紙幣を種類別に収納する4個の収納庫を有し、この4個の収納庫がすべて固定収納庫とされていて紙幣を上部から収納して下部から繰出すようになっており、このうち3個の収納庫には前述の従来例と同様に還流使用可能な紙幣を金種別に収納し、残る1個の収納庫には還流使用し得ない非還流紙幣を収納するようになされたものである。そして上記非還流紙幣を回収するときには、下部から紙幣を繰出して金種別の一時保留部へ振り分けて運搬し、その一時保留部から人手により取出すようになされている。
【0006】
上記の装置にいおても、装置内の紙幣を再識別してその在高を確定する精査処理を行う場合は、すべての収納庫について前述の従来例の3個の固定収納庫の場合と同様に紙幣を下部から繰出して同じ収納庫へ上部から戻すことにより再識別し、在高を確定するようになされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに前者の従来技術では、損券のような非還流紙幣はカセットタイプの収納庫に収納して回収するのみであるため、装置内に存在するすべての紙幣を精査してその在高を確定する精査処理を行うことができないという問題があり、また後者の従来技術では、すべての収納庫が装置内に固定のものであるため、カセットでの紙幣の回収を図ることができないという問題があった。
【0008】
また紙幣をカセットの上部から繰込み、下部から繰出すカセット構造とすると、カセット自体に上部および下部の2箇所に開口を設けることが必要となってその閉鎖手段も2箇所に必要となり、さらに繰出し手段もカセット内に設けるとするとカセットが大型かつ重量が増大し、運搬時に著しく不利となる。
【0009】
さりとてカセット外の下部の機体内に繰出し手段を設けるようにすると、カセットの底部に繰出しのためのローラが進入する大きな開口が必要となり、カセットを取出したとき上記開口を閉鎖する手段がさらに必要になるなどの問題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、装置から非還流紙幣をカセットにより回収することができながら非還流紙幣を含んで装置内に存在するすべての紙幣の在高を確定する精査処理を可能とする紙幣処理内を提供することを課題とするもので、その課題を解決する手段として請求項1に記載の発明は、入金口が設けられた機体と、前記入金口に投入される紙幣を1枚ずつ取込んで識別し、種類別に分類する取込み搬送手段と、この取込み搬送手段により取込まれた紙幣のうち還流使用可能な還流紙幣を金種別に一時保留したのち下方の収納庫へ上方から収納し、下方から繰出すとともに前記収納庫内の紙幣を区分可能なセパレータを有する複数の金種別収納手段と、前記取込み搬送手段により取込まれた紙幣のうち還流使用し得ない非還流紙幣を一括して一時保留したのち、前記機体に対して着脱可能な収納庫へ上方から収納するとともに上方から繰出し可能な一括収納手段と、前記各収納手段内の紙幣を再識別してその在高を確定する精査処理を指示する精査指示手段と、この精査指示手段による精査処理の指示に基づき在高を確定させる制御手段とを具有し、この制御手段は、前記一括収納手段内の非還流紙幣を、前記金種別収納手段のうち何れか一つの特定の収納手段へ移動させて、その特定の収納手段の前記収納庫において既に収納されている還流紙幣の上の前記セパレータ上に収納させることにより一括収納手段を空にし、前記特定の収納手段内に既に収納されていた還流紙幣を空になった前記一括収納手段内へ移動させ、再度その還流紙幣を、前記特定の収納手段へ戻すとき識別し、当該特定の収納手段の前記収納庫において残っている非還流紙幣の上の前記セパレータ上に収納させることにより一括収納手段を空にし、前記特定の収納手段内の非還流紙幣を空になった一括収納手段へ戻すとき識別することにより一括収納手段と前記特定の収納手段の在高を確定させ、他の金種別収納手段については、それぞれ、その収納庫において収納されている還流紙幣を、下方から繰出して当該収納庫へ上方から戻すときに識別し、当該収納庫における繰出し前の還流紙幣の上の前記セパレータ上に収納させることにより在高を確定するようにしたことにある。
【0011】
また請求項2に記載の発明は、入金口が設けられた機体と、前記入金口に投入される紙幣を1枚ずつ取込んで識別し、種類別に分類する取込み搬送手段と、この取込み搬送手段により取込まれた紙幣のうち還流使用可能な還流紙幣を金種別に一時保留したのち下方の収納庫へ上方から収納し、下方から繰出すとともに前記収納庫内の紙幣を区分可能なセパレータを有する複数の金種別収納手段と、前記取込み搬送手段により取込まれた紙幣のうち還流使用し得ない非還流紙幣を一括して一時保留したのち、前記機体に対して着脱可能な収納庫へ上方から収納するとともに上方から繰出し可能な一括収納手段と、前記各収納手段内の紙幣を再識別してその在高を確定する精査処理を指示する精査指示手段と、この精査指示手段による精査処理の指示に基づき在高を確定させる制御手段とを具有し、この制御手段は、前記金種別収納手段のうち何れか一つの特定の収納手段内の還流紙幣を、何れかもう一つの金種別収納手段へ移動させて、そのもう一つの金種別収納手段の前記収納庫において既に収納されている還流紙幣の上に混合状態に収納させることにより前記特定の収納手段を空にし、前記一括収納手段内の非還流紙幣を空になった前記特定の収納手段へ移動させ、再度その非還流紙幣を前記一括収納手段へ戻すときに識別して在高を確定し、前記もう一つの金種別収納手段から混合状態で収納されていた還流紙幣を繰出してそれぞれ該当する金種の金種別収納手段へ戻すとき識別して在高を確定すると共に、前記もう一つの金種別収納手段へ戻すときには、その収納庫において繰出し前の還流紙幣の上の前記セパレータ上に収納させ、他の金種別収納手段については、それぞれ、その収納庫において収納されている還流紙幣を、下方から繰出して当該収納庫へ上方から戻すときに識別し、当該収納庫における繰出し前の還流紙幣の上の前記セパレータ上に収納させることにより在高を確定するようにしたことにある。
【0012】
【発明の実施の態様】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して説明する。
図1は本発明に係る紙幣収納装置の適用対象例として紙幣入出金機を示す略示断面図で、その構成の概要を説明すると、機体1の上部には入金すべき紙幣Pを立位姿勢でセットする入金口2が設けられ、この入金口2には最前位の紙幣Pを1枚ずつ繰込むためのキッカローラ3、フィードローラ4、ゲートローラ5等からなる繰込み手段6が設けられており、紙幣Pの背後を押圧する押圧部材7により最前位の紙幣Pが繰込み手段6に所定の押付け力により当接されるようになっている。
【0013】
前記繰込み手段6により繰込まれた紙幣を搬送する取込み搬送路には、紙幣Pの真偽、金種、正損等を判別する識別部8が設けられ、この識別部8の下流には前記入金口2の背後位置に設けられているリジェクト口9へリジェクト紙幣と識別された紙幣を繰込むための搬送路10が分岐され、またその分岐点より下流側には表裏反転部11が設けられている。
【0014】
上記搬送路の末端位置の上方部には出金口12が設けられており、この出金口12の下部には出金リジェクト紙幣P′を収納する出金リジェクト箱13が設けられている。上記出金口12へは周知のように搬送路14により出金紙幣が送り込まれ、その出金紙幣は図示しない押動手段により紙面に対し手前側に押し出されるようになっており、また出金リジェクトの場合は出金口12の底部を構成している左右一対の底板15,15が下方に開いて出金リジェクト箱13内に取込むようになっている。
【0015】
上記各部は機体1の上部領域内に配設され、この上部領域の下部の中間領域には紙幣を一時保留するための一時保留部が、その下方の下部領域には紙幣収納装置が配設され、この下部領域は機体1に対し一括引出し可能な構成とされる。
【0016】
前記下部領域には、固定金庫としての万円紙幣用、5千円紙幣用、千円紙幣用の第1〜第3収納庫161 ,162 ,163 が配設されるほか、機体1内の紙幣を回収して精算等の処理時に他所へ運搬するための第4収納庫として本発明でいう一括収納手段を構成する回収カセット17が着脱可能に収蔵されている。
【0017】
また上記各収納庫161 ,162 ,163 および回収カセット17の直上位置の中間領域内には第1〜第4一時保留部181 ,182 ,183 ,19が配設され、これら収納庫161 ,162 ,163 の一時保留部181 ,182 ,183 の上部位置には前記識別部8による識別結果に基づいて各収納庫に対応する金種の紙幣を送り込むため分岐路20を経て搬送する搬送路21および送込み手段22,22…が配設されており、一時保留部181 ,182 ,183 内には一時保留紙幣Pを収納庫161 ,162 ,163 内に一括して収納する際に開く昇降自在な一対の底板23,23があって入金承認時に収納するようになっている。一時保留紙幣Pの収納不承認による返却は、機体1の前面の扉を解錠して開け、そこから手で取出すようになっている。また回収カセット17の一時保留部19は、送込み手段24のほか繰出し手段25を備え、回収カセット17内の収納紙幣をも繰出すことができるようになっており、またそのとき底板26,26は左右にスライドして開閉されるようになっている。
【0018】
前記収納庫161 ,162 ,163 の底部は若干傾斜されており、その傾斜の下端位置に繰出し口27があって、下底部に設けられたキッカローラ28、フィードローラ29、ゲートローラ30等からなる繰出し手段31,31…により紙幣を1枚ずつ繰出すようになっており、繰出された紙幣は搬送路32,33を通じて前記出金口12への搬送路14に連なり、搬送路32の途中には出金識別部34が設けられている。
【0019】
したがって、入金時の紙幣の流れは、図1において入金口2に入金すべき紙幣Pを立位姿勢にセットし、繰込み手段6の駆動により1枚ずつ繰込まれ、識別部8を通る際に金種、正損、表裏等が判別され、表裏の反転を要する紙幣は表裏反転部11を通って各金種別の一時保留部へ送り込まれ、損券は回収カセット17の上方の一時保留部19へ送り込まれる。またリジェクト紙幣はリジェクト口9へ戻される。
【0020】
前記各収納庫161 ,162 ,163 にはセパレータ35,35…が収納庫内に進退自在に設けられ、回収カセット17内には昇降自在な載置板36が設けられている。
【0021】
図2は上記図1の主要部を抽象化して示すものであり、機内に存在する紙幣の在高を確定するための精査処理を行う精査指示手段37を有し、この指示手段37による精査処理の指示に基づいて在高を確定する制御手段38を有している。なお、図3、図4においては各紙幣の流れを分りやすくするため、万円紙幣をP0 、5千円紙幣をP5 、千円紙幣をP1 、損券紙幣をPQ 、リジェクト紙幣をPR として示す。
【0022】
これを基に上記精査処理時における制御手段38の制御内容について説明する。
【0023】
図3(A)〜(H)は請求項1に記載の発明の一態様を示すもので、図3の例では各収納庫161 ,162 ,163 および回収カセット17内に紙幣がそれぞれ収納されている。これらの紙幣の精査処理を行うときは、精査指示手段37に精査指示を入力すると、まず図3(B)に示すように回収カセット17内の損券紙幣PQ を繰出し、識別部8を通る搬送路を通じて一つの収納庫(図3では5千円用収納庫162 )の一時保留部182 へ送り込み、セパレータ35上に堆積収納し、回収カセット17を空にする。
【0024】
上記のように一時保留部182 に入れられた損券紙幣PQ は収納庫162 のセパレータ35上に堆積され、5千円紙幣P5 とは区切られる。
【0025】
次いで上記収納庫162 に元々入っていた5千円紙幣P5 を図3(C)のように下部から繰出して搬送路32,21を通じ空になった回収カセット17の一時保留部19を経て回収カセット17内の載置板36上に堆積収納し、次に回収カセット17に収納された5千円紙幣P5 が5千円用の収納庫162 のセパレータ35上に識別部8を通して戻される(図3(D))。これにより5千円紙幣P5 の精査が終り、5千円紙幣P5 の在高が確定する。
【0026】
続いて5千円用収納庫162 のセパレータ35の下に収納されている損券紙幣PQ が下部から繰出され、搬送路32、出金識別部34、搬送路21を通って回収カセット17へ送られ(図3(E))、損券紙幣PQ の在高が確定する。
【0027】
次いで万円用収納庫161 内の万円紙幣P0 が繰出され、出金識別部34を通してその収納庫161 の一時保留部181 へ送り込まれ、セパレータ35上に収納され、万円紙幣P0 の在高を確定する(図3(F))。
【0028】
さらに図3(G)のように千円用収納庫163 内の千円紙幣P1 が繰出されてその収納庫163 の一時保留部183 へ送り込まれ、セパレータ35上に収納されて千円紙幣P1 の在高が確定する。
【0029】
上記の処理過程において2枚繰出しや斜行等によるリジェクト紙幣も通常の処理時に生じたリジェクト紙幣と共にリジェクト箱13内に入っているので、最後にリジェクト箱13内のリジェクト紙幣PR を入金口2へ手で戻し、この紙幣を繰込んで識別し、各対応する収納庫161 〜163 へ収納し、損券であれば回収カセット17またはリジェクト口9へ送られる(図3(H))。
【0030】
上記により装置内に存在するすべての紙幣の在高が確定し、精査処理が完了する。
【0031】
図4(A)〜(G)は請求項2に記載の発明の一態様を示すもので、図4(A)の状態から精査指示手段37により精査指示が入力されると、図4(B)に示すように万円用収納庫161 から万円紙幣P0 を繰出して千円用収納庫163 内の千円紙幣P1 上に仕切ることなく混合状態に送り込んで万円用収納庫161 を空にし、次いで回収カセット17内の紙幣を万円用収納庫161 の一時保留部181 へ送り込み、空の万円用収納庫161 のセパレータ35上へ収納する(図4(C))。そしてその収納庫161 内に収納した損券紙幣PQ を回収カセット17へ戻し、損券紙幣PQ の在高を確定する(図4(D))。
【0032】
次に前記千円用収納庫163 に元々入っている千円紙幣P1 と先程入った万円紙幣P0 を繰出し、出金識別部34により識別して各対応する収納庫161 ,163 のセパレータ35上へ送り込み、これにより千円紙幣P1 、万円紙幣P0 の在高が確定する(図4(E))。
【0033】
次いで5千円用収納庫162 内の5千円紙幣P5 を繰出してその上部の一時保留部182 へ送り込み、セパレータ35上に収納することによって5千円紙幣P5 の在高が確定する(図4(F))。
【0034】
最後に図3の場合と同様にリジェクト箱13内に入ったリジェクト紙幣PR を入金口2へ手で戻し、前記と同様にそれぞれ対応する箇所に分類収納する(図4(G))。
【0035】
以上により装置内に存在するすべての紙幣の在高を確定することができ、精査処理が完了する。
【0036】
なお前述の紙幣の流れは一例を示したもので、どの収納庫をどのような順番で使用するかは制御手段38の制御回路の設計上任意に選定することができ、図3、図4の流れに限られるものではないことはもちろんである。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、損券のように環流使用し得ない非還流紙幣の精査処理も還流使用可能な還流紙幣と共に精査処理することができ、それでいて非還流紙幣を収納する一括収納手段の収納庫は機体から取り外して他所への運搬が可能となり、従来技術の問題点をすべて解消することができる。また一括収納手段の収納庫は、紙幣を上部から収納し、上部から繰出すので、開口は上部の1箇所のみとなり、その閉鎖手段も1箇所に設ければ足り、これらにより一括収納手段の収納庫の構造が複雑化しないとともに小型で軽量なものとすることができ、運搬も容易になる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用対象である紙幣処理機の一例を示す略示断面図。
【図2】図1の各部を要約した説明図。
【図3】(A)〜(H)は請求項1に対応する制御内容を示す紙幣の流れの説明図。
【図4】(A)〜(G)は請求項2に対応する制御内容を示す紙幣の流れの説明図。
【符号の説明】
1 機体
2 入金口
6 繰込み手段
8 識別部
9 リジェクト口
12 出金口
13 リジェクト箱
161 〜163 金種別収納手段としての収納庫
17 一括収納手段としての回収カセット
181 〜183 ,19 一時保留部
34 出金識別部
35 セパレータ
36 載置板

Claims (2)

  1. 入金口が設けられた機体と、
    前記入金口に投入される紙幣を1枚ずつ取込んで識別し、種類別に分類する取込み搬送手段と、
    この取込み搬送手段により取込まれた紙幣のうち還流使用可能な還流紙幣を金種別に一時保留したのち下方の収納庫へ上方から収納し、下方から繰出すとともに前記収納庫内の紙幣を区分可能なセパレータを有する複数の金種別収納手段と、
    前記取込み搬送手段により取込まれた紙幣のうち還流使用し得ない非還流紙幣を一括して一時保留したのち、前記機体に対して着脱可能な収納庫へ上方から収納するとともに上方から繰出し可能な一括収納手段と、
    前記各収納手段内の紙幣を再識別してその在高を確定する精査処理を指示する精査指示手段と、
    この精査指示手段による精査処理の指示に基づき在高を確定させる制御手段と
    を具有し、
    この制御手段は、
    前記一括収納手段内の非還流紙幣を、前記金種別収納手段のうち何れか一つの特定の収納手段へ移動させて、その特定の収納手段の前記収納庫において既に収納されている還流紙幣の上の前記セパレータ上に収納させることにより一括収納手段を空にし、
    前記特定の収納手段内に既に収納されていた還流紙幣を空になった前記一括収納手段内へ移動させ、
    再度その還流紙幣を、前記特定の収納手段へ戻すとき識別し、当該特定の収納手段の前記収納庫において残っている非還流紙幣の上の前記セパレータ上に収納させることにより一括収納手段を空にし、
    前記特定の収納手段内の非還流紙幣を空になった一括収納手段へ戻すとき識別することにより一括収納手段と前記特定の収納手段の在高を確定させ、
    他の金種別収納手段については、それぞれ、その収納庫において収納されている還流紙幣を、下方から繰出して当該収納庫へ上方から戻すときに識別し、当該収納庫における繰出し前の還流紙幣の上の前記セパレータ上に収納させることにより在高を確定する
    ようにしたことを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 入金口が設けられた機体と、
    前記入金口に投入される紙幣を1枚ずつ取込んで識別し、種類別に分類する取込み搬送手段と、
    この取込み搬送手段により取込まれた紙幣のうち還流使用可能な還流紙幣を金種別に一時保留したのち下方の収納庫へ上方から収納し、下方から繰出すとともに前記収納庫内の紙幣を区分可能なセパレータを有する複数の金種別収納手段と、
    前記取込み搬送手段により取込まれた紙幣のうち還流使用し得ない非還流紙幣を一括して一時保留したのち、前記機体に対して着脱可能な収納庫へ上方から収納するとともに上方から繰出し可能な一括収納手段と、
    前記各収納手段内の紙幣を再識別してその在高を確定する精査処理を指示する精査指示手段と、
    この精査指示手段による精査処理の指示に基づき在高を確定させる制御手段と
    を具有し、
    この制御手段は、
    前記金種別収納手段のうち何れか一つの特定の収納手段内の還流紙幣を、何れかもう一つの金種別収納手段へ移動させて、そのもう一つの金種別収納手段の前記収納庫において既に収納されている還流紙幣の上に混合状態に収納させることにより前記特定の収納手段を空にし、
    前記一括収納手段内の非還流紙幣を空になった前記特定の収納手段へ移動させ、
    再度その非還流紙幣を前記一括収納手段へ戻すときに識別して在高を確定し、
    前記もう一つの金種別収納手段から混合状態で収納されていた還流紙幣を繰出してそれぞれ該当する金種の金種別収納手段へ戻すとき識別して在高を確定すると共に、前記もう一つの金種別収納手段へ戻すときには、その収納庫において繰出し前の還流紙幣の上の前記セパレータ上に収納させ、
    他の金種別収納手段については、それぞれ、その収納庫において収納されている還流紙幣を、下方から繰出して当該収納庫へ上方から戻すときに識別し、当該収納庫における繰出し前の還流紙幣の上の前記セパレータ上に収納させることにより在高を確定する
    ようにしたことを特徴とする紙幣処理装置。
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