JP5674987B2 - 紙幣取扱装置 - Google Patents
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また、本発明は、リサイクル紙幣を収納する紙幣収納庫に対して、装填庫やリジェクト庫を着脱可能にして、係員による紙幣の取扱いの利便性を向上させることにある。
また、紙幣入出金口と一時収納部を紙幣取扱装置の上面に配置する構成や、装填庫やリジェクト庫を着脱可能な構成としたことにより、係員による紙幣の取扱いの利便性が向上する。
図1は、紙幣取扱装置を搭載した現金自動取引装置(ATM)の外観図、図2はその背面側から見た図を示す。
ATM101は、キャッシュカードや紙幣、明細票等を取引き媒体とし、利用者の操作によって現金の預け入れや支払い、振り込み等の処理を行う。ATM101の上部には、利用者の通帳を処理し、取引明細を印字して放出する通帳処理機構106と、利用者のカードを処理し、取引明細票を印字して放出するカード・明細票処理機構107が備えられる。通帳処理機構106はスロット106aから投入された利用者の通帳を処理し、取引明細を印字して放出する。カード・明細票処理機構107はスロット107aから投入された利用者のカードを処理し、取引明細票を印字して放出する。ATMの正面前方には、利用者の取引の内容を表示しおよび取引のための種々の情報や項目を入力する操作部104が備えられる。
リジェクト庫60も紙幣取扱装置1の後方へ着脱可能な機構を有している。
紙幣取扱装置1の上部には、取引される紙幣の処理機構が配置され、下部には紙幣の収納機構が配置される。
紙幣取扱装置1の上部において、その前側(利用者に面する側:図4の上部右側)には、利用者が紙幣の投入及び取り出しを行う紙幣入出金口20が配置される。また、中央部に紙幣の判別を行う紙幣判別部30が配置され、後部の上段には利用者が入金した紙幣を取引成立までの間一旦収納する一時収納部40が配置される。一時収納部40の下側には、入金取引や出金取引に供しない紙幣を収納するためもしくは顧客の抜き取り忘れた紙幣を収納するためのリジェクト庫60が配置される。これらの各機構部は双方向の搬送路により接続される。
紙幣入出金口20において、上から投入された紙幣を下方へ繰出す紙幣繰出部20bと、下方から搬送されてきた出金又は返却用の紙幣を集積する紙幣集積部2が、前後に配置されている。
また、一時収納部40の上部には開閉可能な扉402が配置される。この扉402は通常時は閉じているが、不慮の停電や故障によりATMの動作が停止した場合、係員がこの扉402を開いて一時収納部40内に在る紙幣を目視で確認でき、かつ容易に取り除くことができる。
このように、装置の背面側において上から、一時収納部40、リジェクト庫60、装填庫70が配置されることになる。なお、上記の各機構部の駆動、例えば、搬送路のローラの駆動、搬送路の振り分けゲートの切り替え等は、制御部(図示省略)により駆動制御される。
なお、紙幣取扱装置1は、搬送路を含む上記各機構部には駆動モータや電磁ソレノイドやセンサなど(図示せず)が取り付けられており、紙幣の取引に応じて必要な駆動モータや電磁ソレノイドが駆動され、センサで紙幣の搬送状態が監視される。
以上のように構成された紙幣取扱装置1により、紙幣の入出金、紙幣補充、紙幣回収、取り忘れ回収取引といった処理を実行することができる。以下、各動作について説明する。
入金取引は、紙幣入出金口20の紙幣繰出部20bに投入された紙幣の真偽判別、金種判別、および計数を行う入金計数処理を主体とする処理である。
まず、紙幣入出金口20の紙幣繰出部20bにセットされた複数枚の紙幣は一枚ずつ分離して下方の搬送路10bへ繰り出される。搬送路10bへ繰出された紙幣は、搬送路10aより紙幣判別部30内の搬送路30aを前方から後方へ通過する。紙幣判別部30では、その内部に実装されたセンサによって、通過する紙幣の画像が取得され、その紙幣の真偽、金種、および正損状態が判別される。
この入金計数処理の搬送において、第1の搬送路は、搬送路10a、30a、10d、10eの順に紙幣を第1の搬送方向に搬送する。
なお、搬送路上の紙幣の搬送動作の起動や停止、搬送方向の切り替え、ゲートの切り替え、等の動作の制御は、制御部(図示省略)の制御により行われる(以下の説明でも同様である)。
収納処理では、まず紙幣振り分けゲート13を一時収納部40と紙幣判別部30を接続するように切り替え、紙幣振り分けゲート11を搬送路10aと搬送路50aへ接続するように切り替える。
一時収納部40から一枚ずつ繰出された紙幣は、搬送路40a、10e、10dを通って紙幣判別部30へ搬送される。紙幣判別部30を通過した紙幣は、搬送路10aによって搬送され、紙幣振り分けゲート11によって搬送路50aを通じて下部へ搬送される。さらに紙幣は、搬送路50a、50bによって搬送され、紙幣判別部30で判別された金種に応じて紙幣振り分けゲート51〜55が切り替えられて、装填庫70もしくは紙幣収納庫71〜74のいずれかに収納される。なお、装填庫70に紙幣を収納してもよい。
一時収納部40から繰出された紙幣の収納に関して、紙幣判別部30を通過した後に振り分けゲート55を配置したことにより、装填庫70は、装填庫としての機能だけでなく、紙幣収納庫としても利用することが可能となる。
このように、入金収納処理では、第1の搬送路及び第2の搬送路は、搬送路10e、10d、30a、10a、50a、50bにおいて、紙幣を第2の搬送方向(第1の搬送方向と逆方向)へ搬送するように動作する。
出金取引処理において、金種別に収納された紙幣収納庫71〜73から紙幣が一枚ずつ繰り出されて、搬送路50a,10a,30aを通って紙幣判別部30へ搬送される。紙幣判別部30で当紙幣が出金可能な紙幣か否かを判定する。判別の結果、出金可能な紙幣であれば、紙幣振り分けゲート13を搬送路10dと搬送路10cを接続するように切り替えて、紙幣集積部20cに紙幣を集積する。
一方、判別の結果、出金不可能な紙幣であれば、紙幣振り分けゲート13を搬送路10dと搬送路10eを接続するように切り替えて、搬送路10f、50bを通して、振り分けゲート54と55により搬送路を接続してリジェクト庫60へ紙幣を搬送する。この紙幣の判別と判別結果による紙幣振り分けゲート13の切り替え制御は、紙幣を搬送路10dに搬送している間に完了する。
このように、出金取引処理動作では、第1の搬送路は、搬送路50a、10a、10d、10e、10f、30aにおいて紙幣を第1の搬送方向へ搬送し、第2の搬送路50bは、紙幣を第2の搬送方向へ搬送するように動作する。
なお、紙幣収納庫74をリジェクト庫として使用する場合には、振り分けゲート54により搬送路を切り替えて、紙幣収納庫74に出金不可能な紙幣を収納することが可能である。
この処理は、装填庫70内の紙幣を、紙幣収納庫71〜73へ搬送して収納する動作である。
即ち、装填庫70から搬送路70aに一枚ずつ繰出された紙幣は、搬送路50b、10f、10e、10dを順に通って幣判別部30に搬送され、そこで金種及び装填紙幣として適切なものかを判別される。判別後、紙幣は、搬送路10a、50aを通り、金種に応じて振り分けゲート51〜53で振り分けられて、紙幣収納庫71〜73のいずれかに収納される。
この装填処理動作では、第2の搬送路50bは、紙幣を第1の搬送方向へ搬送し、第1の搬送路は、搬送路10f、10e、10d、30a、10a、50aにおいては、紙幣を第2の搬送方向へ搬送するように動作する。
このような装填処理動作により、装填庫70から繰出された紙幣は、紙幣収納部に一時保管されることなく、紙幣収納庫71〜73に直接振り分けられる。
紙幣判別部30による紙幣の判別は、紙幣が搬送路10aを搬送しているときに完了する。一旦、リジェクトと判定された場合は、装填庫70からの紙幣の繰出しを停止する。その後、搬送路70a、50b上の紙幣が、搬送路10fへ受け渡され、搬送路70a、50b上に紙幣が無くなり次第、搬送路70a、50bの搬送を停止する。搬送路50bの駆動が停止した後、搬送路50bを第2の搬送方向へ紙幣を搬送するように搬送方向を切り替えて駆動する。搬送路50bの搬送方向の切り替えと同時に、紙幣振り分けゲート15を搬送路50aと搬送路50bを接続するように切り替える。
搬送路50bの搬送方向の切り替えと、紙幣振り分けゲート15の切り替えは、リジェクトと判定された紙幣が搬送路10aを搬送している間に完了する。リジェクト紙幣は搬送路50b、60aを通過して、リジェクト庫60に収納される。
リジェクト紙幣に後続する搬送中の紙幣は、紙幣判別部30で金種及び装填の適格性が判別されるが、リジェクトの判定が無い場合、金種に応じて振り分けゲート51〜53で振り分けられて紙幣収納庫71〜73のいずれかに収納される。リジェクト紙幣と判定された場合、リジェクト庫60に収納される。
搬送路を搬送された紙幣が各収納先の収納庫に収納され次第、装填庫70の紙幣の繰出し動作を再開し、装填処理を継続する。装填庫70内の全ての紙幣又は所定枚数の紙幣が繰出されて各収納先の収納庫に収納されると、装填処理が完了する。
係員は、リジェクト紙幣が収納されたリジェクト庫60をATM101の後面より取り出すことにより、ATM101の稼動を停止することなく、紙幣補充の際のリジェクトと判定された紙幣をATM101から抜き取り回収することができる。
この処理は、紙幣収納庫71〜73から装填庫70に紙幣を回収する処理動作である。紙幣の回収は、紙幣収納庫71〜73から繰出された紙幣が、搬送路50a、10aを通って紙幣判別部30に搬送され、その後、搬送路10d、10e、10f、50b、70aを通って装填庫70に収納されることで行われる。紙幣判別部30でリジェクトと判別された紙幣は、紙幣振り分けゲート55により搬送路60aに切り替えられて、リジェクト庫60に収納される。なお、リジェクトと判別された紙幣は、紙幣振り分けゲート54にて搬送路74aに切り替えられ紙幣収納庫74に収納されてもよい。
なお、変形例によれば、紙幣収納庫74を、紙幣回収用の臨時の紙幣装填庫として用いてもよい。この場合、紙幣取扱装置1は装填庫70と紙幣収納庫74の2つの装填庫を持つことになり、紙幣の回収時に装填庫70と紙幣収納庫74の2つの回収用庫に紙幣を回収することができ、ATM内の紙幣を一度に一括して回収することが可能となる。
この処理は、装填庫70に収納された紙幣を紙幣収納部71〜73に装填することなく、直接に入出金口部20に出金する動作である。
装填庫70から一枚ずつ繰出された紙幣は、搬送路70a、50b、50a、10aを通って紙幣判別部30へ搬送され、そこで、出金可能な紙幣か否か判別される。出金可能と判別されると、振り分けゲート13が搬送路10dと搬送路10cを接続するように切り替えて、これらの搬送路10d、10cを通って、紙幣集積部20cに紙幣を集積する。ここまでの装填庫からの出金処理の動作で、第1の搬送路の搬送路10a、10d、10e、30a、50a、第2の搬送路50bは、紙幣を第1の搬送方向へ搬送するように動作する。
装填庫70は、ATMの運用を停止することなく、装置の背面から着脱可能である。装置内部の紙幣容量が空もしくは減少した際、紙幣を収納した装填庫70を紙幣取扱装置1に装填することにより、紙幣収納庫71〜73へ紙幣を分配装填することなく、装填庫70から直接的に短時間で出金することが可能となる。
以上の動作により、紙幣収納庫71〜74に収納するには不適であるとリジェクト判定された紙幣を一時収納部40や、紙幣入出金口30などに一時収納することなく、直接リジェクト庫60、もしくは紙幣収納庫74へ直接搬送することができ、装置の処理時間を短縮することができる。
この処理は、入出金口20に出金された紙幣を利用者が取り忘れた際に、その紙幣をリジェクト庫60(又は紙幣収納庫74)に回収する動作である。
紙幣集積部20cに出金されて取り忘れた紙幣は、紙幣集積部20c内で押圧板22に押されて入出金口部前方へ移動しながら、一枚ずつ搬送路10bへ繰出される。紙幣は、搬送路10a、30a、10d、10e、10f、50b、60aを通過して、リジェクト庫60へ収納される。
ここまでの取り忘れ紙幣の回収処理動作において、第1の搬送路の搬送路10a、30a、10d、10e、10fは、第1の搬送方向に紙幣を搬送し、第2の搬送路50bは、第2の搬送方向に紙幣を搬送する。
図5の例では、入金計数処理時に、紙幣判別部30で偽札などのように再流通不適紙幣と判別された紙幣は、紙幣振り分けゲート14を切り替えて一時収納部40に収納した。この代替例によれば、再流通不適紙幣を一時収納部40に収納せずに搬送路10d、10e、10f、50b、60aを通過させて、リジェクト庫60に収納することができる。なお、紙幣振り分けゲート14の切り替えは、搬送路10dで紙幣を搬送している間に完了する。
また、本実施例によれば、装填処理の際、紙幣を一時収納部40に一時収納する必要がなく、装填庫70から紙幣判別部30を通って直接的に紙幣収納庫71〜73のいずれか一つに収納することができる。また、紙幣判別部30でリジェクトと判定された紙幣も、一時収納部40に一時収納する必要がなく、リジェクト庫60もしくは紙幣収納庫74に直接収納することができ、効率よく処理することができる。
また、回収処理の際、紙幣判別部30でリジェクトと判定された紙幣も、一時収納部40に一時収納する必要がなく、リジェクト庫60に直接収納することができ、効率よく処理することができる。
また、リジェクト庫60、装填庫70、紙幣収納庫71〜74の各搬送路へ紙幣を授受するための搬送路接続口は各1つずつで良い構成となり、構成を簡略化することができる。一時収納部40や入出金口部20の、下方の搬送路の階層を少なくし、装置を小型化することができる。
また、搬送路50bに接続される紙幣収納庫74は紙幣収納庫としての機能だけでなく、紙幣収納庫71〜73へ紙幣を装填や、紙幣収納庫71〜73の紙幣を回収する装填庫としての機能をもたすことができる。
つまり、双方向搬送路50bに接続された装填庫70もしくは紙幣収納庫74は、ATMに要求される運用に応じて、装填庫の機能、紙幣収納庫の機能、リジェクト庫の機能といった複数の機能形態をとることができ、小型の装置において、紙幣の大容量化と、装置運用に応じた多機能化を同時に実現できる。
また、装填庫70と紙幣収納庫71〜74を紙幣取扱装置1の下部に前後に並べて配置することで、装填庫70と紙幣収納庫71〜74の着脱が同時にできるトレイ111が実現でき、着脱操作が容易になる。
また、装填庫70と紙幣収納庫71〜74を上端の高さを揃えることで、トレイ111を図15、図16に示すように、ATM101の後方又は前方に自在に引き出すことができ、利便性が向上する。
これにより、係員が装填庫70に紙幣を表向きにセットした場合、紙幣収納庫71〜74のいずれかに紙幣が装填処理された際に、紙幣収納庫には紙幣が表向きにセットされ、装填庫70に紙幣を裏向きにセットした場合には、紙幣収納庫71〜74に装填処理された際、紙幣は裏向きにセットされる。
一方、もし紙幣収納庫71の搬送路71aを紙幣収納庫71の中心より紙幣取扱装置1の前面よりに配置した場合、搬送路50aを、より紙幣取扱装置1の前面にまで延長して搬送路71aと接続する必要がある。このため、本実施例によれば搬送路50aの長さを短縮でき、構成部品を省略できる。
特に、装填庫70は、紙幣収納庫71〜74に紙幣を装填し、紙幣収納庫71〜74から紙幣を回収する役割を有しており、一時収納部40、リジェクト庫60と比べ大容量が要求される。このため、装填庫70の容量を確保しつつ、一時収納部40、リジェクト庫60、装填庫70への搬送経路における構成部品点数を減少させるには、本実施例のように、装填庫70を紙幣取扱装置1の後面の下段に配置するのが最適である。
Claims (8)
- 入出金用の紙幣を取扱う紙幣取扱装置であって、
紙幣入出金口と、
紙幣の金種を判別する紙幣判別部と、
前記紙幣判別部で判別された紙幣を一時的に収納する一時収納部と、
紙幣を収納する複数の紙幣収納庫と、
前記紙幣収納庫に対して補充する紙幣を保管する装填庫と、
前記紙幣判別部でリジェクトと判別された紙幣を収納するリジェクト庫と、
前記紙幣判別部を通過し、該紙幣入出金口、該一時収納部、及び該複数の紙幣収納庫が接続されて、紙幣を搬送する第一の搬送路と、
前記第一の搬送路と、前記装填庫及び前記リジェクト庫に接続される第二の搬送路との間を接続する接続部を備え、
前記第一の搬送路の両終端は、前記接続部に接続され、前記紙幣入出金口、前記一時収納部、前記複数の紙幣収納庫、前記リジェクト庫及び前記装填庫は、前記第一の搬送路の外側に接続されて、
前記紙幣取扱装置の後部において、前記一時収納部と、前記リジェクト庫と、前記装填庫とを配置し、
前記第一の搬送路は、
前記紙幣入出金口より分離された紙幣を、前記紙幣判別部に搬送する入金計数処理、前記紙幣収納庫から分離された紙幣を、前記紙幣入出金口に搬送する出金取引処理、及び前記紙幣収納庫から分離された紙幣を、前記装填庫に搬送する回収処理における紙幣の搬送方向である第一の搬送方向と、
前記一時収納部から分離された紙幣を、前記紙幣収納庫に搬送する入金収納処理、及び前記装填庫から分離された紙幣を、前記紙幣収納庫に搬送する装填処理における紙幣の搬送方向であって、前記第一の搬送方向とは異なる搬送方向である第二の搬送方向と、に搬送し、
該装置の後面部に前記装填庫が配置され、該装填庫の前に複数の前記紙幣収納庫が配置され、
前記装填庫と複数の前記紙幣収納庫とが着脱可能に搭載される搭載部を有し、前記搭載部は、複数の前記紙幣収納庫を搭載する第一の搭載部と、前記装填庫を搭載する第二の搭載部とに分離可能であり、前記第一の搭載部と前記第二の搭載部とが結合した状態で、全体が装置の背面側に引き出すことが可能である
ことを特徴とする紙幣取扱装置。 - 前記第二の搬送路に配置され、前記第二の搬送路から前記リジェクト庫又は前記装填庫へ紙幣を搬送するかを切り替える切替部と、を備え、
前記第二の搬送路と、前記切替部とは、前記第一の搬送路の外側に接続されることを特徴とする、請求項1に記載の紙幣取扱装置。 - 前記第一の搭載部を引き出さずに固定した状態において、前記第二の搭載部のみを引き出すことを可能とする機構を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の紙幣取扱装置。
- 入出金用の紙幣を取扱う紙幣取扱装置であって、
紙幣入出金口と、
紙幣の金種を判別する紙幣判別部と、
前記紙幣判別部で判別された紙幣を一時的に収納する一時収納部と、
紙幣を収納する複数の紙幣収納庫と、
前記紙幣収納庫に対して補充する紙幣を保管する装填庫と、
顧客により取り忘れられた紙幣を収納する回収庫と、
前記紙幣判別部を通過し、該紙幣入出金口、該一時収納部、及び該複数の紙幣収納庫が接続されて、紙幣を搬送する第一の搬送路と、
前記第一の搬送路と、前記装填庫及び前記回収庫に接続される第二の搬送路との間を接続する接続部を備え、
前記搬送路の両終端は、前記接続部に接続され、前記紙幣入出金口、前記一時収納部、前記複数の紙幣収納庫、前記回収庫及び前記装填庫は、前記第一の搬送路の外側に接続されて、
前記紙幣取扱装置の後部において、前記一時収納部と、前記回収庫と、前記装填庫とを配置し、
前記第一の搬送路は、
前記紙幣入出金口より分離された紙幣を、前記紙幣判別部に搬送する入金計数処理、前記紙幣収納庫から分離された紙幣を、前記紙幣入出金口に搬送する出金取引処理、及び前記紙幣収納庫から分離された紙幣を、前記装填庫に搬送する回収処理における紙幣の搬送方向である第一の搬送方向と、
前記一時収納部から分離された紙幣を、前記紙幣収納庫に搬送する入金収納処理、及び前記装填庫から分離された紙幣を、前記紙幣収納庫に搬送する装填処理における紙幣の搬送方向であって、前記第一の搬送方向とは異なる搬送方向である第二の搬送方向と、に搬送し、
該装置の後面部に前記装填庫が配置され、該装填庫の前に複数の前記紙幣収納庫が配置され、
前記装填庫と複数の前記紙幣収納庫とが着脱可能に搭載される搭載部を有し、前記搭載部は、複数の前記紙幣収納庫を搭載する第一の搭載部と、前記装填庫を搭載する第二の搭載部とに分離可能であり、前記第一の搭載部と前記第二の搭載部とが結合した状態で、全体が装置の背面側に引き出すことが可能である
ことを特徴とする紙幣取扱装置。 - 前記第二の搬送路に配置され、前記第二の搬送路から前記回収庫又は前記装填庫へ紙幣を搬送するかを切り替える第一の切替部と、を備え、
前記第二の搬送路と、前記第一の切替部とは、前記第一の搬送路の外側に接続されることを特徴とする、請求項4に記載の紙幣取扱装置。 - 前記紙幣判別部でリジェクトと判別された紙幣を収納するリジェクト庫を備え、
前記リジェクト庫は、前記装填庫の前方に配置されることを特徴とする、請求項4または請求項5に記載の紙幣取扱装置。 - 前記第二の搬送路に配置され、前記第二の搬送路から前記リジェクト庫へ搬送するように、紙幣の搬送先を切り替える第二の切替部を備えることを特徴とする、請求項6に記載の紙幣取扱装置。
- 前記第一の搭載部を引き出さずに固定した状態において、前記第二の搭載部のみを引き出すことを可能とする機構を有することを特徴とする、請求項4〜7のいずれかに記載の紙幣取扱装置。
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