JP3804306B2 - 往復封筒用シートとこれを用いた往復封筒 - Google Patents
往復封筒用シートとこれを用いた往復封筒 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3804306B2 JP3804306B2 JP32851798A JP32851798A JP3804306B2 JP 3804306 B2 JP3804306 B2 JP 3804306B2 JP 32851798 A JP32851798 A JP 32851798A JP 32851798 A JP32851798 A JP 32851798A JP 3804306 B2 JP3804306 B2 JP 3804306B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- envelope
- sheet
- cover sheet
- return
- outgoing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は返信用封筒を一体に備える往信用封筒が得られるようにした往復封筒用シートと、このシートを用いてなる往復封筒に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来から、ダイレクトメールなどのように顧客への商品の紹介と注文を得ることを目的として送付される郵便物においては、受取人側からの注文を出す際の手数を省くために予め返信用葉書や返信用封筒を同封して発送するようにしている。そして、昨今においては、往信用封筒にこのような返信用葉書や返信用封筒を挿入することなく、一枚のシートから往信用封筒を作成する時点で返信用葉書や返信用封筒が形成されるようにしてこの往信用封筒に一体的に組み込むようにしたものが多く利用されるようになってきている。
しかしながら、上述した一枚のシートから往信用封筒と返信用封筒とを形成するようにしたものでは、往信用封筒の内部寸法内でその返信用封筒が形成されるようにする必要があって、往信封筒側からの制限を受けて小さな寸法の返信用封筒となるという不都合がある。また、それぞれ別々に作成されている往信用封筒と返信用封筒との二つの封筒を用いて書面などの受け渡しを行なうものでは不経済な点がある。さらには、予め返信用封筒に対して別途作成の封入物を挿入して往復させることのできるものは提案されていなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、一枚のシートより往信用封筒と返信用封筒とを一体として得られ、返信用封筒に注文票などの別作成される封入物を挿入して簡易に往復封筒が作成できるようにすることを課題とし、返信用封筒に封入物を入れることのできる新規な往復封筒を得ることを目的とするものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、往信用封筒表紙シートと往信用封筒中紙シートと返信用封筒表紙シートと往信兼返信用封筒裏紙シートとの四シートが折り部を介して連接されて、前記往信用封筒中紙シートと返信用封筒表紙シートとが前記往信用封筒表紙シートと往信兼返信用封筒裏紙シートとの間となるように四シートが折り畳み可能に設けられ、前記四シートにおける前記折り部に直交する一方の側辺それぞれに、前記折り畳み時に対応する第一の封緘機能形成片を前記折り部に直交する切り取り部を介して設けるとともに、前記返信用封筒表紙シートと往信兼返信用封筒裏紙シートとにおける前記切り取り部に沿って、前記折り畳み時に対応する第二の封緘機能形成片を設け、前記往信用封筒表紙シートと往信用封筒中紙シートと返信用封筒表紙シートとの前記第一の封緘機能形成片を除く重ね合わせ対向面それぞれを剥離可能に接着する弱接着部とするとともに、前記返信用封筒表紙シートと往信兼返信用封筒裏紙シートとの前記第一、第二の封緘機能形成片を除く重ね合わせ対向面それぞれの折り部側を除く二辺に沿って剥離困難に接着する強接着部を設け、前記往信用封筒表紙シートの第一の封緘機能形成片における重ね合わせ対向面にシール剤塗布部を設け、かつ、前記往信用封筒中紙シートの第一の封緘機能形成片における往信用封筒表紙シート側の重ね合わせ対向面に剥離剤塗布部を設け、前記往信兼返信用封筒裏紙シートの第一の封緘機能形成片における前記返信用封筒表紙シート側の重ね合わせ面に、シール強度増強剤塗布部を設け、前記返信用封筒表紙シートと往信兼返信用封筒裏紙シートとの第二の封緘機能形成片における重ね合わせ対向面の少なくとも一方に、該第二の封緘機能形成片同士を綴じ合わせ可能な封緘手段を設けたことを特徴とする往復封筒用シートを提供して、上記課題を解消するものである。
【0004】
また、もう一つの発明は、上記往復封筒用シートの往信用封筒表紙シートと往信用封筒中紙シートと返信用封筒表紙シートと往信兼返信用封筒裏紙シートとの四シートが、前記往信用封筒中紙シートと返信用封筒表紙シートとを前記往信用封筒表紙シートと往信兼返信用封筒裏紙シートとの間となるようにして折り畳まれ、前記往信用封筒表紙シートと往信用封筒中紙シートとの第一の封緘機能形成片を除く重ね合せ対向面同士が剥離可能に貼り合わされているとともに、前記往信用封筒中紙シートと返信用封筒表紙シートとの重ね合せ対向面同士が剥離可能に貼り合わされ、返信用封筒表紙シートと往信兼返信用封筒裏紙シートとの重ね合せ対向面における折り部側を除いた二辺が剥離困難に貼り合わされ、この返信用封筒表紙シートと往信兼返信用封筒裏紙シートとの間に封入物を配してなる返信用封筒部が、往信用封筒中紙シートと返信用封筒表紙シートとの第一の封緘機能形成片を取り除いて直接相対向する往信用封筒表紙シートと往信兼返信用封筒裏紙シートとの第一の封緘機能形成片同士の綴じ合わせにより、封緘されていることを特徴とする往復封筒であり、この往復封筒を提供して上記課題を解消するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明を図1から図6に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図中1は返信用封筒を一体的に備える往復封筒を得るようにした往復封筒用シートで、該往復封筒用シート1は図1に示されているように、往信用封筒表紙シート2と往信用封筒中紙シート3と返信用封筒表紙シート4と往信兼返信用封筒裏紙シート5との順とした四シートが折り用または切り取り兼折り用とされたミシン目からなる折り部6を介して横一連にして連接されたものであって、前記往信用封筒表紙シート2と往信兼返信用封筒裏紙シート5との間に往信用封筒中紙シート3と返信用封筒表紙シート4とを位置させながら前記折り部6からZ状にしてこの四シートを折り畳むことができる配置で配列されている。
そして、この往復封筒用シート1より得られる往復封筒の往信時における封緘機能が得られるようにするために、また、封入物の返信用封筒への挿入前に封緘が行われないようにすべく、上記四シート2、3、4、5における折り部6と直交する一方の側辺である上側辺それぞれに、Z状の折り畳み時に対応するようにした第一の封緘機能形成片7が、折り部6と直交する方向に亘って入れられた切り取りミシン目からなる切り取り部8を介して連接されている。さらに、前記返信用封筒表紙シート4と往信兼返信用封筒裏紙シート5とは後述するように返信用封筒を構成するものであって、この返信用封筒表紙シート4と往信兼返信用封筒裏紙シート5とにおいては、前記切り取り部8に沿って第二の封緘機能形成片9が設けられており、この第二の封緘機能形成片9それぞれがZ状に折り畳んだときに相対するようにし、返信用封筒単独での差し出し時に封緘が行なえるようにしている。
【0006】
図1と図2に示すように、この往復封筒用シート1より得られる往復封筒Aでは上記往信用封筒表紙シート2と往信用封筒中紙シート3と返信用封筒表紙シート4とが剥離可能に貼り合わされたものであって、その往復封筒Aを形成する往復封筒用シート1では、往信用封筒表紙シート2と往信用封筒中紙シート3との前記第一の封緘機能形成片7を除く重ね合わせ対向面10、および往信用封筒中紙シート3と返信用封筒表紙シート4との重ね合わせ対向面10それぞれを、剥離可能に接着する弱接着部11としている。
この弱接着部11それぞれは、例えば接合面相互を重ね合わせた状態で所要の押圧力を付与することで剥離可能な接着力を呈するようになる接着手段を塗布してなるものであり、往復封筒用シート1をZ状に折り畳んだ後に全体に圧力を加えるようにすることで往信用封筒表紙シート2と往信用封筒中紙シート3と返信用封筒表紙シート4とが剥離可能に貼り合わされるようにしている。なお、この往信用封筒表紙シート2と返信用封筒表紙シート4とのそれぞれの封筒形態時(往復封筒時、返信封筒時)に外面となる面には宛名情報が設けられるものであり、また、往信用封筒表紙シート2の重ね合わせ対向面10と往信用封筒中紙シート3の両面の重ね合わせ対向面10においては、往信封筒の受取人側が情報を記載できるような情報記載部を設けるようにしてもよい。即ち、この往復封筒用シート1から得られる往復封筒が受取人側に届いた後に、後述するように往信用封筒表紙シート2と往信用封筒中紙シート3とを捲って上記折り部6(往信用封筒中紙シート3と返信用封筒表紙シート4との間の折り部6)から分離することで単独のシートとして取り扱うことができるようになり、重ね合わせ対向面10に受取人側が情報記載する個所を設けてこれを返信用封筒に挿入する返信システムが構成できる。また、往復封筒差し出し人側から往信封筒受取人側への通知情報を記載する通知情報記載部を前記三面の重ね合わせ面10に設けるようにしてもよい。
【0007】
また、図2(イ)に示すように返信用封筒表紙シート4と往信兼返信用封筒裏紙シート5とにより往信用封筒(往復封筒A)に一体的にして返信用封筒Bが得られるようにするために、この返信用封筒表紙シート4と往信兼返信用封筒裏紙シート5の前記第一、第二の封緘機能形成片7、9を除く重ね合わせ対向面12それぞれの折り部6(二シート4と5の間の折り部6)側を除く二辺に沿って、剥離困難に接着する強接着部13を設けている。この強接着部13は、接合面相互を重ね合わせた状態で所要の圧力を付与することで剥離困難な接着力を呈するようになる接着手段を塗布してなるものであり、ジグザグ状に折り畳まれた往復封筒用シート1全体に押圧力を加えるようにすることで返信用封筒表紙シート4と往信兼返信用封筒裏紙シート5との前記二辺が剥離困難に貼り合わされて一辺開口型の返信用封筒Bを形成し、ここに封入物Cをが挿入するようにしている。なお、返信用封筒Bにおいて第二の封緘機能形成片9と交叉する折り部6にあっては封入物を入れ易くするために、また、往復封筒Aにおいて第一の封緘機能形成片7と交叉する折り部6にあっては往信用封筒中紙シート3と返信用封筒表紙シート4との第一の封緘機能形成片7の後述の取り除き作業を行い易くするために、切れ目を大きくして切断し易くしたものとしたりスリットからなるものとしてもよい。
【0008】
往復封筒用シート1にて封緘機能を有した状態で往復封筒が得るように、上記往信用封筒表紙シート2の第一の封緘機能形成片7における重ね合わせ対向面14にシール剤塗布部15が設けられている。このシール剤塗布部15は粘着剤がカプセル化されてそのカプセルが破壊されることで粘着力を生じるようにしたシール剤を塗布してなるものであり、上述したように往復封筒用シート1をZ状に折り畳んでから押圧力を付与する時点でこのシール剤塗布部15に粘着力が生じるようにしているものである。
そして、このシール剤塗布部15を有する第一の封緘機能形成片7に相対する往信用封筒中紙シート3の第一の封緘機能形成片7における重ね合わせ対向面16には剥離剤塗布部17が設けられており、前述したようにZ状に折り畳まれて押圧力が付与されカプセルが破壊されることで粘着力が生じたシール剤塗布部15が、このZ状に折り畳まれて前記押圧力が付与された時点で往信用封筒中紙シート3の第一の封緘機能形成片7に貼り合わされないようにしている。即ち、往信用封筒の封緘前に、往信用封筒表紙シート2の第一の封緘機能形成片7と往信用封筒中紙シート3の第一の封緘機能形成片7とが剥離困難に接着するのを防ぎ、かつ、封入物の挿入前に、往信用封筒表紙シート2の第一の封緘機能形成片7と往信兼返信用封筒裏紙シート5の第一の封緘機能形成片7とが剥離困難に接着されないように、この間に往信用封筒中紙シート3の第一の封緘機能形成片7や返信用封筒表紙シート4の第一の封緘機能形成片7を存在させておく必要があるためである。
また、上述したように、Z状に折り畳んで所要の押圧力を付与して返信用封筒を一体化した状態となり、一辺開口型とされた往復封筒の上記返信用封筒に所要の封入物Cを挿入した後に、上記往信用封筒表紙シート2の第一の封緘機能形成片7と往信兼返信用封筒裏紙シート5の第一の封緘機能形成片7とによる封緘が行われるようにするために、即ち、往信用封筒中紙シート3と返信用封筒表紙シート4とにおける第一の封緘機能形成片7をそれぞれ取り除き、前記両者を直接対向させてから貼り合わせることができるようにするために、往信兼返信用封筒裏紙シート5の第一の封緘機能形成片7の重ね合わせ対向面18にシール強度増強剤塗布部19が設けられている。なお、このシール強度増強剤塗布部自体では接着力などを生じるものではない。
そして、上述のように、シール剤塗布部15を剥離剤塗布部17で剥離可能に覆った状態の往復封筒Aでは返信用封筒Bが一辺開口した状態で一体化されているため、この返信用封筒Bに所要の封入物Cを入れた後に前記剥離剤塗布部17を備える第一の封緘機能形成片7と返信用封筒表紙シート4の第一の封緘機能形成片7とを取り除き、表出したシール剤塗布部15により往信用封筒表紙シート2と往信兼返信用封筒裏紙シート5との第一の封緘機能形成片7同士を貼り合わせて封緘を行ない、往復封筒Aを得ることができる(図2(ロ)参照)。
【0009】
上述のようにして得られた往復封筒Aを開封して封入物Cを取り出すには、封緘部分を形成している第一の封緘機能形成片7の下部にある切り取り部8から切り取るようにすれば良い。そして、往信用封筒表紙シート2と往信用封筒中紙シート3とを捲るようにしながら取り除くことで、この両シート2、3の重ね合わせ対向面10に受取人側が情報を記載するようにしたり、その重ね合わせ対向面10に予め表示させておいた情報などを受取人側に通知できるようになり、さらに、この両シート2、3を取り除くことで一辺開口型の返信用封筒Bが独立した状態で得られる(図2(ハ)参照)。
そして、上記返信用封筒Bにおいて封緘が行なえるようにするため、往復封筒用シート1にあっては返信用封筒表紙シート4と往信兼返信用封筒裏紙シート5との第二の封緘機能形成片9における重ね合わせ対向面20それぞれに、この第二の封緘機能形成片9同士を綴じ合わせ可能な封緘手段21が設けられている(何れか一方の重ね合わせ対向面にこの封緘手段を設けるようにすることも可能である)。この封緘手段21は例えば再湿性接着剤を塗布してなるものであったり、粘着剤を剥離紙で覆ってなるものであって、返信用封筒Bを封緘する際にこの封緘手段21にて第二の封緘機能形成片9同士を綴じ合わせることができるようにしている。さらに、この封緘手段21は上述した往復封筒用シート1を折り畳んで押圧力を付与して往復封筒を作成する時点ではその封緘作用が生じないものが用いられている。
封緘手段21が設けられている上記第二の封緘機能形成片9それぞれの下縁には切り取りミシン目からなる切り取り部22が設けられており、返信用封筒Bを受け取った側においてこの切り取り部22から封緘部分を取り除くことでこの返信用封筒Bを開封できるようにしている。
【0010】
上記した実施の例における往復封筒用シート1では、Z状に折り畳むようにしたものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。図4と図5に示すようにシート側辺側からC状に巻き込むようにした折り(観音折り状)にて往復封筒が得られる往復封筒用シート1を示している。この往復封筒用シート1では一方の側方から、往信用封筒中紙シート3と往信用封筒表紙シート2と往信兼返信用封筒裏紙シート5と返信用封筒表紙シート4との順とした四シートが上記折り部6を介して横一連にして連接しており、一方の側方に位置する往信用封筒中紙シート3を往信用封筒表紙シート2に折り重ねるとともに、他方の側方に位置する返信用封筒表紙シート4を、前記往信用封筒中紙シート3が位置する側と同じ側にして往信兼返信用封筒裏紙シート5に折り重ね、さらに、往信用封筒中紙シート3と返信用封筒表紙シート4とが相対するように折り重ねるようにした観音折り状の折りが行なえる配置としている。
そして、上述した例と同じように、この往復封筒用シート1より得られる往復封筒の往信時における封緘が行なえるようにするため、また、封入物の返信用封筒への挿入前に前記封緘が行われないようにすべく、上記四シート3、2、5、4における上側辺それぞれに、観音折り状の折り畳み時に対応するようにした第一の封緘機能形成片7が切り取り部8を介して連接されている。さらに、往信兼返信用封筒裏紙シート5と返信用封筒表紙シート4とで返信用封筒を構成するものであって、この二シート4、5とにおいては切り取り部8に沿って第二の封緘機能形成片9を設け、この第二の封緘機能形成片9それぞれが、観音折り状に折り畳んだときに相対するようにし、返信用封筒単独での差し出し時に封緘が行なえるようにしている。
【0011】
また、上記観音折り状に折り重ねた時点で往信用封筒上紙シート2と往信用封筒中紙シート3と返信用封筒上紙シート4とが剥離可能に貼り合わされるようにすべく、前記往信用封筒中紙シート3と返信用封筒表紙シート4との間では第一の封緘機能形成片7の部分も含んだ重ね合わせ対向面10を弱接着部11とし、往信用封筒中紙シート3と往信用封筒表紙シート2との間では第一の封筒機能形成片7を除く重ね合わせ対向面10を弱接着部11とし、返信用封筒上紙シート4と往信兼返信用封筒裏紙シート5とで相対する重ね合わせ対向面12においても、上記例と同じようにこの二シート4、5の前記第一、第二の封緘機能形成片7、9を除く重ね合わせ対向面12それぞれの折り部6(二シート4、5の間の折り部6)側を除く二辺に沿って、剥離困難に接着する強接着部13を設けている。
さらに、往信用封筒での封緘が行なえるようにする構成も上記例と同じであって、往信用封筒表紙シート2の第一の封緘機能形成片7における重ね合わせ対向面14にシール剤塗布部15が設けられ、往信用封筒中紙シート3の第一の封緘機能形成片7における前記重ね合わせ対向面14に対応した重ね合わせ対向面16に剥離剤塗布部17が設けられており、往信兼返信用封筒裏紙シート5の第一の封緘機能形成片7における重ね合わせ対向面18にシール強度増強剤塗布部19が設けられている。そして、返信用封筒での封緘が行なえるように、返信用封筒表紙シート4と往信兼返信用封筒裏紙シート5との第二の封緘機能形成片9の重ね合わせ対向面20の少なくとも一方に封緘手段21が設けられている。
【0012】
上記例では、往復封筒用シート1がジグザグ状や観音折り状に折り畳むことができるものとして示されているが、図1に示す例の変形例として図6(イ)に示すように、往信用封筒表紙シート2と往信用封筒中紙シート3とを構成する二シートの折り手順を変えるようにして重ね合わせる構成としたり、また、図4に示す例の変形例として図6(ロ)に示すように、往信用封筒表紙シート2と往信用封筒中紙シート3とを構成する二シートの折り手順を変えるようにして重ね合わせる構成としてもよい。
【0013】
【発明の効果】
以上説明した本発明の往復封筒用シートにあっては、この往復封筒用シートの一枚から往信用封筒表紙シートと往信用封筒中紙シートと返信用封筒表紙シートと往信兼返信用封筒裏紙シートとを重ね合わせて所要個所を接合させることで、返信用封筒側に注文票などを入れることのできる往復封筒が得られるようになる。そして、一枚の往復封筒用シートに往信時差し出し先情報が記載されることになる往信用封筒表紙シートと、返信時差し出し先情報とその差出人情報(往信時差し出し情報に対応する顧客情報)が記載されることになる返信用封筒表紙シートとを備えているため、往信時差し出し先情報と返信用封筒側の差出人情報との間でマッチングミスを生じさせ難くでき、そのマッチングの確認も容易に行なえるものとなる。
また、返信用封筒に予め封入物を入れた往復封筒にあっては目新しさがあって往復封筒の開封率が向上し、ダイレクトメールとしての機能を向上させることができるとともに、同封する封入物も返信用封筒に保持される形となるため、その封入物の散逸、紛失を防止できる。さらに、往信用封筒の内部に返信用封筒を位置させる形態を取るものではないことから、その返信用封筒の寸法を大きく確保できるなど、実用性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る往復封筒用シートの一例を示すもので、(イ)は一方の片面を示す説明図、(ロ)は他方の片面を示す説明図である。
【図2】往復封筒用シートよりなる往復封筒を示すもので、(イ)は四シートが重ね合わされた形態を示す説明図、(ロ)は封緘された往復封筒を示す説明図、(ハ)は返信用封筒の形態を示すものである。
【図3】封緘前の往復封筒を断面で示すもので、(イ)は図2(イ)におけるX−X線に沿った断面を示す説明図、(ロ)は図2(イ)におけるY−Y線に沿った断面を示す説明図である。
【図4】往復封筒用シートの他の例を示すもので、(イ)は一方の片面を示す説明図、(ロ)は他方の片面を示す説明図である。
【図5】往復封筒用シートの他の例における封緘前の往復封筒を示すもので、図2(イ)におけるY−Y線部分と同部の断面を示す説明図である。
【図6】同じく往復封筒用シートの他の例における封緘前の往復封筒を示すもので、図2(イ)におけるY−Y線部分と同部の断面を示す説明図である。
【符号の説明】
1…往復封筒用シート
2…往信用封筒表紙シート
3…往信用封筒中紙シート
4…返信用封筒表紙シート
5…往信兼返信用封筒裏紙シート
7…第一の封緘機能形成片
8…切り取り部
9…第二の封緘機能形成片
10,12,14,16,18,20…重ね合わせ対向面
11…弱接着部
13…強接着部
15…シール剤塗布部
17…剥離剤塗布部
19…シール強度増強剤塗布部
21…封緘手段
A…往復封筒
B…返信用封筒
Claims (2)
- 往信用封筒表紙シートと往信用封筒中紙シートと返信用封筒表紙シートと往信兼返信用封筒裏紙シートとの四シートが折り部を介して連接されて、前記往信用封筒中紙シートと返信用封筒表紙シートとが前記往信用封筒表紙シートと往信兼返信用封筒裏紙シートとの間となるように四シートが折り畳み可能に設けられ、
前記四シートにおける前記折り部に直交する一方の側辺それぞれに、前記折り畳み時に対応する第一の封緘機能形成片を前記折り部に直交する切り取り部を介して設けるとともに、前記返信用封筒表紙シートと往信兼返信用封筒裏紙シートとにおける前記切り取り部に沿って、前記折り畳み時に対応する第二の封緘機能形成片を設け、
前記往信用封筒表紙シートと往信用封筒中紙シートとの前記第一の封緘機能形成片を除く重ね合わせ対向面それぞれを剥離可能に接着する弱接着部とするとともに、前記往信用封筒中紙シートと返信用封筒表紙シートとの重ね合わせ対向面それぞれを剥離可能に接着する弱接着部とし、前記返信用封筒表紙シートと往信兼返信用封筒裏紙シートとの前記第一、第二の封緘機能形成片を除く重ね合わせ対向面それぞれの折り部側を除く二辺に沿って剥離困難に接着する強接着部を設け、
前記往信用封筒表紙シートの第一の封緘機能形成片における重ね合わせ対向面にシール剤塗布部を設け、かつ、前記往信用封筒中紙シートの第一の封緘機能形成片における往信用封筒表紙シート側の重ね合わせ対向面に剥離剤塗布部を設け、
前記往信兼返信用封筒裏紙シートの第一の封緘機能形成片における前記返信用封筒表紙シート側の重ね合わせ面に、シール強度増強剤塗布部を設け、
前記返信用封筒表紙シートと往信兼返信用封筒裏紙シートとの第二の封緘機能形成片における重ね合わせ対向面の少なくとも一方に、該第二の封緘機能形成片同士を綴じ合わせ可能な封緘手段を設けたことを特徴とする往復封筒用シート。 - 請求項1における往復封筒用シートの往信用封筒表紙シートと往信用封筒中紙シートと返信用封筒表紙シートと往信兼返信用封筒裏紙シートとの四シートが、前記往信用封筒中紙シートと返信用封筒表紙シートとを前記往信用封筒表紙シートと往信兼返信用封筒裏紙シートとの間となるようにして折り畳まれ、
前記往信用封筒表紙シートと往信用封筒中紙シートとの第一の封緘機能形成片を除く重ね合せ対向面同士が剥離可能に貼り合わされているとともに、前記往信用封筒中紙シートと返信用封筒表紙シートとの重ね合せ対向面同士が剥離可能に貼り合わされ、返信用封筒表紙シートと往信兼返信用封筒裏紙シートとの重ね合せ対向面における折り部側を除いた二辺が剥離困難に貼り合わされ、
この返信用封筒表紙シートと往信兼返信用封筒裏紙シートとの間に封入物を配してなる返信用封筒部が、往信用封筒中紙シートと返信用封筒表紙シートとの第一の封緘機能形成片を取り除いて直接相対向する往信用封筒表紙シートと往信兼返信用封筒裏紙シートとの第一の封緘機能形成片同士の綴じ合わせにより、封緘されていることを特徴とする往復封筒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32851798A JP3804306B2 (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 往復封筒用シートとこれを用いた往復封筒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32851798A JP3804306B2 (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 往復封筒用シートとこれを用いた往復封筒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000153848A JP2000153848A (ja) | 2000-06-06 |
JP3804306B2 true JP3804306B2 (ja) | 2006-08-02 |
Family
ID=18211172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32851798A Expired - Fee Related JP3804306B2 (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 往復封筒用シートとこれを用いた往復封筒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3804306B2 (ja) |
-
1998
- 1998-11-18 JP JP32851798A patent/JP3804306B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000153848A (ja) | 2000-06-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4599237B2 (ja) | 送付体 | |
JP3740630B2 (ja) | 折り畳み封書用シート | |
JP2010012702A (ja) | 封書用紙付き帳票 | |
JP3804306B2 (ja) | 往復封筒用シートとこれを用いた往復封筒 | |
JP3804307B2 (ja) | 往復封筒用シートとこれを用いた往復封筒 | |
JP3804305B2 (ja) | 往復封筒用シートとこれを用いた往復封筒 | |
JP3848794B2 (ja) | 折り畳み封書用シート | |
JP2556216Y2 (ja) | 貼り合わせ封書 | |
JP4353363B2 (ja) | 隠蔽往復葉書 | |
JP4847288B2 (ja) | 往復媒体 | |
JP3079848U (ja) | 隠蔽情報所持体 | |
JP3789568B2 (ja) | 返信手段を具備した隠蔽葉書およびその使用方法 | |
JP3965598B2 (ja) | シーラー不要秘匿情報隠蔽郵便はがき | |
JP3471980B2 (ja) | 収納部付きシート体 | |
JP2003072264A (ja) | 秘匿情報隠蔽シート | |
JP3667498B2 (ja) | 封筒付き葉書用シート | |
JP3891236B2 (ja) | 重ね合わせ往復葉書用シート | |
JP3865339B2 (ja) | 折り畳み封書の作成方法 | |
JP3849052B2 (ja) | 折り畳み封書用シート | |
JP4362819B2 (ja) | 封書式シート | |
JP3743585B2 (ja) | フォーム | |
JP5019838B2 (ja) | 紙製封筒 | |
JP5181599B2 (ja) | 往復封筒 | |
JP2003200680A (ja) | 返信用申込書付き封書 | |
JP4860344B2 (ja) | 簡易封筒 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060215 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060404 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060501 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120519 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120519 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130519 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |