JP3804131B2 - 映像表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、CRTディスプレイ、テレビジョン受像機等の映像表示装置、特に、磁気(方位)センサーにより設置の向きおよび磁界の強さを検出し、検出結果に基づいて、地磁気によるランディングのずれを補正するようにしたランディング補正を行う映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
地磁気の影響によりCRTディスプレイ、テレビジョン受像機等の映像表示装置において、ミスランディングが発生し、色むらが生じる問題があった。特に、近年では、CRTの画面サイズの大型化、CRTの高精細度化に伴い、地磁気の影響がより顕著に現れるようになった。そのために、磁気(方位)センサーを映像表示装置に内蔵し、映像表示装置の設置の向き(方位)を検出し、向きにより異なるランディングのずれを補正するように、ランディング補正コイルに補正電流を流すことにより、設置の向きによらない最適なランディング特性を得ることが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、映像表示装置に磁気センサーを内蔵しても、このセンサーが受ける磁界は、地磁気以外の不要磁界を含んでいる。映像表示装置が設置される場所の環境によって、不要磁界が磁気センサーに作用する。例えば、設置場所が変電所の近くであったり、電車が通る線路に近い場合等では、不要な交流磁界が発生する。また、装置の内部でも、不要磁界(直流磁界および交流磁界)が発生する。例えば映像表示装置に設けられている水平または垂直偏向回路、スイッチング電源等は、磁気センサーに対して作用する磁界を発生する。
【0004】
磁気センサーが地磁気に加えて、上述した装置内外の不要磁界を検出するために、精度良く、地磁気の影響によるランディングのずれを補正できない問題があった。不要磁界が交流磁界の場合には、表示画像の安定度が損ねられたり、常時検出ができずにぎこちない補正がされたりする等の問題があった。交流磁界の周波数は、発生源により種々の範囲に分布するが、異なる発生源からの交流磁界が干渉し、差の周波数(ビート周波数)のような低い周波数の不要磁界も発生する。
【0005】
従って、この発明の目的は、装置の内外の不要磁界の影響を受けずに、安定で且つ高精度の補正を可能とする映像表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を達成するために、この発明は、磁気センサーにより設置の向きおよび磁界の強さを検出し、検出結果に基づいて、地磁気によるランディングのずれを補正するようにした映像表示装置において、
映像表示装置の内外で発生する交流磁界であって、磁気センサーの出力信号中に含まれる複数の交流磁界が干渉した直流に近い低い周波数成分に対しても十分な減衰特性を有するローパスフィルタと、
ローパスフィルタの出力信号に基づいてランディング補正用信号を発生する手段と、
ランディング補正用信号が供給され、補正磁界を発生する補正手段と
を備えたことを特徴とする映像表示装置である。
【0007】
この発明は、磁気(方位)センサーにより映像表示装置の設置の向きおよび磁界の強さを検出し、検出結果に基づいてランディングのずれを補正する。磁気センサーの出力信号に対して帯域制限を施すことにより、装置外部、または装置内部で発生する交流磁界の影響を除去することができ、安定した補正を実現できる。また、センサーの内部または映像表示装置の内部で発生している直流磁界の影響を取り除き、精度の良いランディング補正を行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明をアパチュアグリル形インライン式受像管(商品名「トリニトロン」)に対して適用した一実施例について図面を参照して説明する。図1において、1は、CRTディスプレイ、テレビジョン受像機等の映像表示装置の設置の向きと受ける磁界の強さを検出することができる磁気センサーである。この磁気センサー1は、その軸の方向が直交するように配置された二つの検知コイルを有している。地磁気の作用のみの場合、一方の検知コイルは、南北方向に対するCRTの向きに応じた検出信号S1を発生し、他方の検知コイルは、東西方向に対するその向きに応じた検出信号S2を発生する。
【0009】
一例として、検出信号S1は、CRTを南に向けた時に+の最大電圧となり、CRTを北に向けた時に−の最大電圧となり、東または西に向けた時に0となるように、南北方向に対する向きに応じた電圧変化を有する。また、検出信号S2は、CRTを東に向けた時に+の最大電圧となり、CRTを西に向けた時に−の最大電圧となり、南または北に向けた時に0となるように、東西方向に対する向きに応じた電圧変化を有する。最大電圧の値は、映像表示装置が設置される地球上の位置によって変化する。このように、磁気センサー1によって、映像表示装置の設置の向きと受ける磁界の強さを検出することができる。
【0010】
この一実施例では、検出信号S1およびS2のそれぞれに基づいて、ランディングのずれを補正する構成が設けられている。しかしながら、二つの補正系統を持つ必要はなく、ランディングのずれの程度、CRTの種類等に応じて一方の補正系統例えば南北方向に対する向きに応じたランディングのずれを補正する系統を設けるようにしても良い。また、地磁気による影響は、色むらのみならず、画像全体が回転するような歪みも発生させる。この歪みの補正に対しても、この発明を適用できる。
【0011】
最初に磁気センサー1からの検出信号S1に基づきランディングのずれを補正する構成について説明する。検出信号S1がローパスフィルタ2に供給される。ローパスフィルタ2は、例えば1Hzにおける減衰量が20dBの特性を有している。その遮断特性が急峻であっても、緩やかであっても良い。ローパスフィルタ2は、装置の内外に存在する交流磁界による成分を取り除くために設けられている。ローパスフィルタ2は、コンデンサおよび抵抗からなる受動フィルタまたは演算増幅器を用いた能動フィルタの構成とされる。また、ローパスフィルタ2は、検出信号S1に対する帯域制限手段の一例であって、ローパスフィルタ以外の構成によって、検出信号S1中の交流成分を除去するようにしても良い。
【0012】
ローパスフィルタ2の出力信号が減算器3に供給される。減算器3の出力信号が減算器4に供給される。減算器3に対しては、補正項発生回路5からの補正項α1が供給され、減算器4に対しては、補正項発生回路5からの補正項β1が供給される。減算器3において、ローパスフィルタ2の出力信号から補正項α1が減算される。それによって、装置内部で発生する直流磁界の影響がキャンセルされる。減算器4において、減算器3の出力信号から補正項β1が減算される。それによって、磁気センサー1が持つ電源電圧の変動による検出信号の変動分がキャンセルされる。
【0013】
映像表示装置の内部では、水平リニアリティコイル、水平センタリングコイル等による直流磁界が存在している。予め装置内部の所定位置に磁気センサー1を取り付けた時に、内部の直流磁界のみにより生じる検出信号S1およびS2の変動を測定しておき、検出信号S1の変動をキャンセルするような補正項α1を補正項発生回路5が発生するようになされる。
【0014】
また、磁気センサー1は、映像表示装置の動作中の電源電圧の変動によって検出信号のレベルが影響される。電源電圧の変動は、部品のばらつきによって、個々の装置によっで相違するので、装置毎に電源電圧の変動のみによる検出信号S1およびS2のレベル変動を測定し、検出信号S1のレベル変動をキャンセルするような補正項β1を決定する。上述した内部磁界の影響は、個々の装置によるばらつきは少ないが、補正項α1を装置毎に決定しても良い。
【0015】
減算器4の出力信号が補正信号形成回路7に供給される。補正信号形成回路7は、例えば演算増幅器の構成とされ、適切なゲインのランディング補正用の信号S11を発生する。この補正信号S11が増幅器8を介してランディング補正コイル9に供給される。
【0016】
ランディング補正コイル9は、南北方向に対する設置の向きによって変化するランディングのずれを補正する補正手段の一つである。より具体的には、CRTのパネル(前面)と、偏向ヨーク部との間に、CRTに巻きつくように設けられたコイルによって、ランディング補正コイル9が構成される。この補正コイル9に対して、補正信号S11に基づく電流を供給することによって、ランディングのずれを補正できる。一般的に、南北方向に対する設置の向きによって変化するランディングのずれは、CRTの画面の上側および下側の周辺部において大きくなる。画面の中心では、ランディングのずれは生じない。
【0017】
上述したようなランディングのずれを補正する構成と同様に、東西方向に対する映像表示装置の設置向きによって変化するランディングのずれを補正するために、ローパスフィルタ12、減算器13、減算器14、補正信号形成回路17、増幅器18、ランディング補正コイル19が設けられている。ローパスフィルタ2と同様の特性を有するローパスフィルタ12に対しては、東西方向に対する設置の向きと磁界の強さに応じたレベルの検出信号S2が供給される。
【0018】
減算器13および14には、それぞれ補正項α2およびβ2が供給される。これらの補正項は、補正項α1およびβ1と同様に決定される。減算器14の出力から補正信号S12を補正信号形成回路17が形成する。補正信号形成回路17は、補正信号形成回路7と同様に演算増幅器により構成される。補正信号S12が増幅器18を介してランディング補正コイル19に供給される。
【0019】
ランディング補正コイル19は、映像表示装置の東西方向に対する向きによって変化するランディングのずれを補正するものである。このランディングのずれは、CRTの画面の4隅において大きなものとなり、その方向が同一ではないので、CRTのパネル部の4隅の各コーナーに4個のコイルが設けられる。従って、実際には、ランディング補正コイル19は、4個の補正コイルを含み、各コイルに対して適切な補正信号が供給される。また、この一実施例におけるCRTでは、三原色の蛍光体が上下に延びるストライプ状であるので、ランディング補正コイル9および19によって、横方向のランディングのずれを補正するようになされる。
【0020】
上述したこの発明の一実施例では、補正信号S11およびS12を形成するためにアナログ演算回路を使用しているが、ディジタル演算回路を使用しても良い。また、コンピュータのソフトウェアによる処理によって補正信号を形成するようにしても良い。ローパスフィルタ2および12を、ディジタルフィルタまたはソフトウェア処理により実現するようにしても良い。
【0021】
【発明の効果】
この発明は、帯域制限手段(ローパスフィルタ)を設けているので、装置内外に存在する不要な交流磁界の影響を除去することができ、安定なランディング補正を行うことができる。また、この発明では、装置内部で発生する不要磁界(直流磁界)をキャンセルすることによって、高精度のランディング補正を行うことができる。従って、CRTディスプレイ、テレビジョン受像機における地磁気による色むらを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・磁気センサー、2,12・・・ローパスフィルタ、3,4,13,14・・・減算器、5,6・・・補正項発生回路、7,17・・・補正信号形成回路、9,19・・・ランディング補正コイル

Claims (5)

  1. 磁気センサーにより設置の向きおよび磁界の強さを検出し、検出結果に基づいて、地磁気によるランディングのずれを補正するようにした映像表示装置において、
    上記映像表示装置の内外で発生する交流磁界であって、磁気センサーの出力信号中に含まれる複数の交流磁界が干渉した直流に近い低い周波数成分に対しても十分な減衰特性を有するローパスフィルタと、
    上記ローパスフィルタの出力信号に基づいてランディング補正用信号を発生する手段と、
    上記ランディング補正用信号が供給され、補正磁界を発生する補正手段と
    を備えたことを特徴とする映像表示装置。
  2. 請求項1において、
    上記ローパスフィルタの出力信号から所定の補正値を減算することで上記装置の内部で発生する直流磁界をキャンセルする直流磁界補正手段を設けたことを特徴とする映像表示装置。
  3. 請求項1において、
    上記ローパスフィルタの出力信号から所定の補正値を減算することで電源電圧変動による上記磁気センサーの出力信号の変動をキャンセルするための出力変動補正手段を設けたことを特徴とする映像表示装置。
  4. 請求項1において、
    上記ローパスフィルタおよび上記補正用信号を発生する手段が演算増幅器により構成されることを特徴とする映像表示装置。
  5. 請求項1において、
    上記ローパスフィルタおよび上記補正用信号を発生する手段がソフトウェアを用いたプログラムにより実現されることを特徴とする映像表示装置。
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