JP3803067B2 - シート通過の管理方法及び感光材料処理装置 - Google Patents

シート通過の管理方法及び感光材料処理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタプロセサなどの自動現像機でシートを搬送するときのシート通過の管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
写真現像所で使用されるプリンタプロセサでは、長尺の帯状に形成された感光記録紙をロール状に巻き取った記録紙ロールが使用されており、画像の記録を行うときには、装填部に装填された記録紙ロールから引き出された感光記録紙が露光部へ向かって連続的に送り出される。そして、露光部で各コマの画像が露光される毎に記録紙ロールからシート状に切り離されて記録紙シートとなる。そして、プリンタプロセサの露光部での焼き付け処理時間は、この後に行われる現像処理時間に比べて極めて短時間であるので、記録紙ロールから切り離された各記録紙シートは、複数列の搬送路に分配されて、現像処理を行う現像部へと送られる。
【0003】
現像部では、複数列の搬送路に分配された各記録紙シートが、複数列に搬送されていき、発色現像、漂白定着、水洗及び安定などの処理液や水の入った複数の処理槽内を通過することによって現像処理が行われる。このように複数列の各搬送路に沿って搬送する複数の記録紙シートを現像処理していくことによって、焼き付け処理の終了後に時間的間隔を空けることがなく現像部へ搬送し、露光部での速い処理時間に合わせて処理することができるので、プリンタプロセサでの全体の処理時間を短縮することが可能となる。現像処理後の記録紙シートは、複数列で搬送されたまま、乾燥部へ搬送され、乾燥処理が施される。乾燥部では、ヒータで温められた空気を送風機によって吹き付けて、記録紙シートを乾燥させている。
【0004】
上述のようにして複数列の搬送路に沿って搬送され、現像処理及び乾燥処理が行われた複数枚の記録紙シートは、露光部で焼き付け処理が行われて記録紙ロールから切り離された順番通りになるように、複数列から単列に整列して送り出され、ソータに集積される。このようなプリンタプロセサに組み込まれ、複数列で搬送されていた記録紙シートを単列に整列して送り出すシートの搬送装置が、例えば、特開平11−349201号公報に記載されている。このシートの搬送装置は、複数列の搬送路に沿って複数枚の記録紙シートを複数列で搬送する搬送路部と、この搬送路部の出口付近に配置され、搬送路上を搬送されてきた各記録紙シートを高速で送り出す高速送出手段と、この高速送出手段から送り出された各記録紙シートを移動中の無端ベルトで受け止めることにより記録紙シートを整列して送り出す送出部とから構成されている。このような構成とすることによって、簡素な構造で、かつ確実に記録紙シートを単列に整列して送り出すことができる。
【0005】
一方、最近では、いわゆるLサイズ、パノラマサイズ、ワイド六切、又はA4など様々なプリントサイズで感光記録紙に画像を記録することが一般的となっており、このような様々なプリントサイズに対応するために、上述したプリンタプロセサでは、露光部での焼き付け処理を終え、プリントサイズに合わせて切り離した記録紙シートとした後、小サイズの記録紙シートでは、複数列に分配して搬送し、現像処理、及び乾燥処理を行うが、大サイズの記録紙シートでは、単列のまま搬送して現像処理、及び乾燥処理を行う。これにより、大サイズのときには、複数列から単列に整列する必要がないので、上述したシート搬送装置では、単列のまま送り出す場合と、複数列から単列に整列して送り出す場合とで、搬送路を切り換えて記録紙シートを送り出している。
【0006】
上述したような搬送路の切り換えを行うために、上記公報記載のシート搬送装置では、乾燥部の下流側に記録紙シートを検出するセンサなどの検出手段を設けている。これによって、現像処理及び乾燥処理を終えた記録紙シートが搬送されてきたとき、検出手段によって、記録紙シートの列数、及び長さなどを読み取り、これに応じて搬送路を切り換えることが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報記載のシート搬送装置では、プリンタプロセサの使用中に、それぞれの搬送路に配置されている検出手段が全てオン状態となっており、このような場合、記録紙シートの種類、搬送されてくる列数などを誤検出するおそれがある。例えば複数列で搬送されてきた小サイズの記録紙シートが搬送方向や、幅方向に対して重なって搬送されてくると、検出手段は、大サイズの記録紙シートが、単列で搬送されてきたと誤って判定し、大サイズ用の搬送路へ誤って搬送してしまうことになる。また、搬送方向に対して前後に重なった2重送りの状態、または検出手段で判別できない程度に接近した状態で搬送されてくると、検出手段は、パノラマサイズなどの長尺のプリントであると誤って判定したり、枚数を誤ることも考えられる。
【0008】
そこで、上記特開平11−349201号公報に記載されているものとは異なるシートの検出手段として、例えば、特開2001−42496号公報や、特開平8−108968号公報に記載されているものが上げられるが、これらはいずれも記録紙シートが幅方向に対して重なって搬送されてきた状態についての対策とはならず、やはり誤って判定されることが考えられる。
【0009】
本発明は上記問題点を考慮してなされたものであり、複数列又は単列の搬送路に振り分けられて搬送されてきた記録紙シートを確実に検出し、所定の搬送路に確実に切換え、2重送りの状態でもスムーズに搬送することが可能なシート通過の管理方法及び感光材料処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のシート通過の管理方法は、複数列でシートを搬送し、各列毎に設けたシートセンサによりシートの通過を管理するシート通過の管理方法において、搬送される順番で各シート毎に、少なくともシート長さ、シートが通過する前記列を特定するエントリ列の情報を、シート管理情報として登録し、搬送される順番で、前記シート管理情報に基づき、シートが通過する列にある前記シートセンサを特定し、この特定したシートセンサがシートを検出していないオフ状態にあり、この状態からシートの先端を検出したときに、この特定したシートセンサについて後端監視処理に入り、この後端監視処理で後端を検出したときに後端監視処理を終了し、この後端監視処理の結果に基づきシートの排出を検出している。
【0011】
請求項2記載のシート通過の管理方法では、前記シートはサイズが異なり、このサイズの異なるシートが同一サイズ毎にまとまって且つ前記複数列での配列パターンが各サイズ毎に異なって搬送され、前記シート管理情報として、前記配列パターンの変更情報を含み、この配列パターンの変更情報を含むシートの搬送に際して、全てのシートセンサに対する後端監視処理が終了した後に、前記シート管理情報に基づき特定されたシートセンサについて後端監視処理に入っており、これによって、記録紙シートの検出をさらに高精度に行うことができる。なお、前記後端監視処理では、先端検出から後端検出までの送り時間又は送り長さのカウント値に基づき通過するシート長さを検出し、このシート長さが予め設定されたシート管理情報のシート長さを基準とした一定範囲内にないときに2重送りと判定することや、前記シート管理情報として、前記シートの受け入れから前記シートセンサにシートが到達するまでの排出予定時間を含み、この排出予定時間を経過する以前に、前記シートセンサがシート先端検出信号を発しても、これをシートの先端の検出とみなさないことなども非常に効果的である。
【0012】
請求項5記載の感光材料処理装置では、現像処理前にサイズの違いに応じてサイズ毎に決定された配列パターンで同一サイズの感光材料を複数列に振り分け、この振り分けられた状態で現像処理槽及び乾燥部へ搬送して現像処理を行い排出部から排出する感光材料処理装置において、前記配列パターンにおける各列の感光材料を検出するためのシートセンサと、搬送される順番で前記各感光材料毎に、少なくとも各感光材料の長さ、感光材料が通過する前記列を特定するエントリ列の情報を、シート管理情報として登録するシート管理情報登録手段と、搬送される順番で、前記シート管理情報に基づき、感光材料が通過する列にある前記シートセンサを特定し、この特定したシートセンサで感光材料の先端を検出したときに、この特定したシートセンサについて後端監視処理に入り、この後端監視処理で後端を検出したときに後端監視処理を終了し、この後端監視処理の結果に基づき感光材料の排出を検出する排出検出手段とを備えている。
【0013】
なお、前記シート管理情報として、前記配列パターンの変更情報を含み、この配列パターンの変更情報を含む感光材料の搬送に際して、全てのシートセンサに対する後端監視処理が終了した後に、前記シート管理情報に基づき特定されたシートセンサについて後端監視処理に入ることや、前記後端監視処理では、先端検出から後端検出までの送り時間又は送り長さのカウント値に基づき通過する感光材料の長さを検出し、この長さがシート管理情報のシート長さを基準とした一定範囲内にないときに2重送りと判定することが好ましい。
【0014】
また、請求項8記載の感光材料処理装置では、前記感光材料を各オーダー毎に1まとまりにするソーターと、このソーターとは別に感光材料を受けるトレーと、前記シートセンサに対して感光材料搬送方向下流側に設けられ、前記感光材料をソーターまたはトレーに振り分ける分岐手段とを備えており、前記シート管理情報として、前記シートの受け入れから前記シートセンサにシートが到達するまでの排出予定時間を含み、この排出予定時間を経過する以前は前記分岐手段をトレー側に案内するように保持している。
【0015】
なお、前記排出予定時間を経過する以前に前記シートセンサがシート先端検出信号を発しても、これをシートの先端の検出とみなさないこと、あるいは、前記排出予定時間を経過しても、前記シートセンサで感光材料の先端を検出しない場合に、感光材料の搬送を停止すること、さらに、前記各感光材料毎の後端監視処理の処理回数に基づき感光材料の処理枚数を決定し、この決定した処理枚数が前記シート管理情報に基づく処理枚数を超えた以降で一定時間内は、シートセンサで感光材料の先端を検出したときに、駆動停止時間を延長することも効果的である。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1に本発明を実施したプリンタプロセサの内部構成の概略を示す。プリンタプロセサ2は、プリンタ部3とプロセサ部4とからなる。プリンタ部3は、マガジン5,6、カッタ7、裏印字部8、露光部9、及び振り分け部10から構成されている。マガジン5,6には、幅の異なるカラー印画紙(以下、単にペーパーという)11,12がロール状に巻取り収納されている。給紙ローラ13の回転によって、マガジン5からペーパー11が引き出され、カッタ7によりプリントサイズに応じて切断され、図2に示すように、例えばLCサイズのカットシート状ペーパー(以下、単に小サイズシートという)15と、例えばポストカードサイズのシート(以下、単に中サイズシートという)16にされる。同様にして、給紙ローラ14の回転によって、マガジン6からペーパー12が引き出され、カッタ7によりプリントサイズに応じて切断され、例えばA4サイズのシート(以下、単に大サイズシートという)17にされる。現像処理を効率良く行うためには、通常は各注文毎に同一サイズで一連のプリント処理が行われる。したがって、プリントサイズが切り換わるのは、大部分は各オーダー毎の切り換わりで行われる。また、中には1件のオーダー中でプリントサイズが混在したものも含まれるが、この場合には1件のオーダー中で同一サイズ毎に連続的にまとめられるようにプリント処理が行われる。
【0017】
裏印字部8では、ペーパー11,12の裏面にコマ番号や補正データなどの必要情報が印字される。露光部9には、周知のレーザープリンタが内蔵されており、内部の画像メモリに記憶された画像データ、または画像読取装置からデータ転送された画像データに基づいて、シート15〜17に画像が記録される。なお、以下の説明では、小サイズシート15を例にとって代表的に説明し、他の中サイズシート16、大サイズシート17を分けて説明する必要がある場合には、これらシート16,17を用いて説明する。
【0018】
図2に示すように、振り分け部10では、シート15〜17をそのサイズに応じて単列または複数列に整列するように振り分ける。この振り分けられた状態で、後に説明する現像部18、乾燥部19へ各シート15〜17は送られる。
【0019】
図2(A)に示すように、小サイズシート15の場合には、振り分け部10によって、第1〜第3の搬送路21〜23へ小サイズシート15が千鳥配置で振り分けられる。すなわち、第1搬送路21に最初の小サイズシート15aが振り分けられ、次に第2搬送路22に次の小サイズシート15bが振り分けられ、更に第3搬送路23に次の小サイズシート15cが振り分けられ、以下順次、第1〜第3搬送路21〜23に小サイズシート15d〜15fが振り分けられる。各小サイズシート15a〜15fは順番に振り分け部10に送られるため、先の小サイズシート15aに対して、例えば小サイズシート15の半分の長さ分のずれをもって、次の小サイズシート15bが千鳥配置で並べられる。
【0020】
図2(B)に示すように、中サイズシート16の場合には、振り分け部10によって、第1搬送路21と第2搬送路22とに跨がる列と、第3搬送路23と第2搬送部22とに跨がる列との2列で同じように千鳥配置で振り分けられる。
【0021】
図2(C)に示すように、大サイズシート17の場合には、振り分け部10によって振り分けは行われずに、第1〜第3搬送部21〜23に跨がるように、1列で送られる。
【0022】
なお、本実施形態においては、シート15〜17の大・中・小のサイズの分け方としては、幅が89mmで搬送方向の長さが82.5mm以上、254mm以内のものを小サイズシート15とし、幅が89mmを越え、152mm以内で搬送方向の長さが82.5mm以上、254mm以内のものを中サイズシート16とし、幅が152mmを超えるもの、又は長さが254mmを超えるものを大サイズシート17としているが、これに限定されない。また、特殊なプリントサイズ、例えば、露光管理維持用テストプリントや、ペーパー接合部(スプライス部)などは、大サイズシート17と同じ扱いとする。また、搬送路21〜23上には、各シート15〜17だけではなく、マガジン5,6をセットした後に最初に送られるペーパー先端部は製品としてのプリントには用いることができないため、この先端部を切り離した損紙も大サイズのシート17と同じ扱いで搬送される。
【0023】
振り分け部10によって、複数列、又は単列に振り分けて送り出された各シート15〜17は、振り分けられた配列パターンを維持した状態で、下流の現像部18、及び乾燥部19へと搬送されていく。
【0024】
図1に示すように、プロセサ部4は、現像部18、乾燥部19、排出装置25、及びソータ部26(図3参照)から構成される。現像部18には、シート15〜17の搬送方向上流側(図中左側)から順に、現像槽28と、漂白定着槽29と、第1水洗槽30、第2水洗槽31、第3水洗槽32、および第4水洗槽33からなる水洗槽34とが設けられている。現像槽28には、現像液が、漂白定着槽29には漂白定着液が、また、水洗槽34には洗浄水が所定量貯蔵されている。シート15〜17は、現像槽28、漂白定着槽29、及び水洗槽30〜33にそれぞれ設けられた搬送ラックの駆動力を受けて各槽28〜33内を搬送され、現像処理が行われる。なお、水洗槽30〜33は、液中スクイズ部を用いて、水平方向に液中搬送しているが、これに代えて搬送ラックを用いて搬送してもよい。
【0025】
乾燥部19は各処理槽28,29,34の上方に配置されており、搬送ベルトと送風ダクトとから構成されている。送風ダクトは搬送ベルトに向けてヒータで熱せられた乾燥風を吹き出して、各シートを搬送ベルト側に押し付ける。この状態で送風ダクト上を通過することで、各シートは乾燥される。乾燥されたシートは、排出装置25に向けて送られる。
【0026】
図3、図4、及び図5に示すように、排出装置25は、仕分け部36と送出部38とで構成されている。なお、この排出装置25は、システムコントローラ39によって制御されている。この仕分け部36には、乾燥部19側から搬送路21〜23上を送られてきたシート15〜17を受け入れる入口40から立ち上がり、小サイズ及び中サイズのシート15,16を排出する出口42まで水平方向に延びるように続く搬送路として設定された通常搬送路と、入口40から、通常搬送路の途中に配置された搬送路切換部45より分岐して斜め下方へと続き、大サイズシート17を排出する出口44までの特殊搬送路とが設定されている。
【0027】
仕分け部36には、一対の側板46,48の間に、通常搬送路と、特殊搬送路に沿って、複数の各搬送ローラ50,51と、出口用の高速排出ローラ対52とが配置されている。高速排出用ローラ対52は通常搬送路の出口42付近に配置され、これ以外の通常搬送路と特殊搬送路とに沿った各下側位置に略等間隔でそれぞれ各搬送ローラ50,51が配置されている。
【0028】
通常搬送路に設けられている各搬送ローラ50は、金属製の軸棒に等間隔で複数の太径のゴムローラ部材を装着して構成されている。この各搬送ローラ50の軸棒の両端近傍部分は、それぞれ各側板46、48に軸支されている。通常搬送路に沿った各搬送ローラ50の一方の側板48から延出された端部には、タイミングプーリ56が装着されている。また、特殊搬送路用の各搬送ローラ51は、金属製の軸棒に等間隔で複数の太径のゴムローラを嵌着して構成されている。さらに各搬送ローラ51の軸棒の両端部分はそれぞれ各側板46、48に軸支されている。なお、搬送路切換部45から出口44までの特殊搬送路に沿った各搬送ローラ51には、それぞれ一方の側板48から延出された端部に直接タイミングプーリ56が固着されている。そして、これらの複数のタイミングプーリ56と、駆動軸58のピニオン60とに対し、タイミングベルト62が巻き掛けられ、この駆動軸58を駆動源としてのモータ61との間でピンクラッチで接続して回転駆動力を伝達することにより、駆動軸58にタイミングベルト62で連動された通常搬送路と特殊搬送路との各搬送ローラ50、51を同時に回動するよう構成されている。
【0029】
また、各搬送ローラ50、51と対になって用いられる各押さえ込みローラ64がそれぞれ軸受け部材に軸着されている。この押さえ込みローラ64は、各搬送ローラ50、51と略同形の合成樹脂製で、各搬送ローラ50,51に接触して、個々に空転可能な状態に装着されている。この押さえ込みローラ64は、その太径の各外周面部分をそれぞれ各搬送ローラ50、51のゴム製ローラ部分に転接させるよう配置されている。
【0030】
このように各搬送ローラ50、51は、各押さえ込みローラ64と一対の組み合わされることにより、このローラ50、51が回動されるとこれに転接する押さえ込みローラ64が回動され、これらローラ50、51と押さえ込みローラ64との間に、シート15〜17が挟み込まれて送られるよう構成されている。さらに、通常搬送路における各搬送ローラ50は、ワンウェイクラッチを介して回転駆動されるので、シート15〜17を搬送方向下流側へ引張る等の動作により過回転する方向へ空回り可能となっている。よって、シート15、16を強制的により早い速度で搬送方向下流側へ引き出す動作が可能とされている。
【0031】
通常搬送路の出口42部分に配置された高速排出ローラ対52は、それぞれ金属製の軸棒に等間隔で複数の太径のゴム製ローラを嵌着して構成されており、その軸棒の両端近傍部分が、それぞれ各側板46、48に軸支されている。さらにこれら高速排出ローラ対52は同形に形成され、各々のゴム製ローラ部分を相互に転接させるよう配置されている。
【0032】
また、高速排出ローラ対52の一方の側板48から延出された端部には、それぞれ同形のピニオン66が相互に噛合した状態で固着されている。また、一方のピニオン66には、大径の増速用ギヤ68が噛合されている。この増速用ギヤ68は、各搬送ローラ50、51を駆動する図示しないモータ61でクラッチ、変速装置等により回転数を変更可能に接続され回転駆動される。このため、増速用ギヤ68は各搬送ローラ50、51と同じ回転数で回動されることになるが、増速用ギヤ68からピニオン66へ回転数が増速されて伝達されるので、高速排出ローラ対52は、各搬送ローラ50、51より早い回転数で回転することになる。また、図示しない制御部で変速装置を制御することにより各搬送ローラ50、51と同じ回転数で回動するよう制御可能とされている。
【0033】
このように構成された高速排出ローラ対52は、それらのゴム製ローラの間にシート15、又は16を挟み込んだ状態で強力にグリップしながら高速で回動してシート15、又は16を出口42から送出部38側へ飛び出させ、後述するように送出部38上へ安定して乗り移らせるようにする。なお、このシート15、又は16を飛び出させる動作の際、このシート15,16を挟んで送っている通常搬送路の各搬送ローラ50は、ワンウェイクラッチの作用により空転して、高速排出ローラ対52がシート15,16を素早く移動させる動作を妨げないようにする。
【0034】
なお、本実施形態においては、各搬送ローラによるシート15,16の通常搬送速度V1 と、高速排出ローラ対52によるシート15,16の高速排出速度V2 との関係は以下の式によって表される。
2 =αV1 ・・・(1)
但し、α=10
【0035】
すなわち、上記式中のαは比例係数であり、高速排出速度V2 は搬送速度V1 のα(=10)倍の速度で搬送されるように、高速排出ローラ対52の増速用ギヤ68のギヤ比が設定されている。なお、αの値は、千鳥配置の複数列に配置されたシート15,16を単列の状態に戻す目的から設定されているから、α=10の値に固定されるのではなく、各駆動部の処理能力に合わせて変更される。
【0036】
仕分け部36における通常搬送路と、特殊搬送路とに沿って並べて配置された隣接する各搬送ローラ50,51の間には、それぞれ上流側の各搬送ローラ50、51から送り出されたシート15〜17の先端が下流側の各搬送ローラ50、51へ良好に挟み込まれるよう適正に移動させるためのガイド板70が配設されている。
【0037】
仕分け部36における入口40から搬送路切換部45までの間の搬送路上の位置には、シート15〜17検出用の検出部71が配置されている。検出部71は、詳しくは図6に示すように、3個のシートセンサ72,73,74からなり、これらのシートセンサ72〜74は搬送路21〜23にそれぞれ配置されている。なお、搬送路21及び23に配置されているシートセンサ72及び74は、搬送路の幅方向に対してほぼ中心に位置しているが、搬送路22に配置されているシートセンサ73は、中心からずれた位置にあり、隣接する一方の搬送路21に近い位置に配置されている。これは、スプライス部が通過する際に、このスプライス部が通常のプリントと異なることを識別するためのマーク(搬送方向に沿って形成された長孔)をシートの切れ目と誤検出することがないように、そのマークが通過する部分を避けるように配置されている。シートセンサ72〜74は、システムコントローラ39の制御によって作動し、搬送されてきたシート15〜17を光学的手段、例えばフォトセンサなどを利用して読み取る。シートセンサ72〜74によって検出された信号はシステムコントローラ39へ送られる。シートセンサ72〜74がそれぞれ作動しているときには、シート15〜17が検出部71に搬送されてくると、先ず、シート15〜17の先端がシートセンサ72〜74上に位置したときから信号がシステムコントローラ39へと送信されていく。そして先端から読み取りを開始して後端の位置まで検出し、システムコントローラ39へと送信される。これによって、システムコントローラ39では、シート15〜17が搬送されてきたタイミング、及び枚数等の情報を得ることができる。
【0038】
仕分け部36の通常搬送路と特殊搬送路とを切り換える搬送路切換部45は、切り換えガイド部材78をソレノイド79により駆動するように構成されている。この切り換えガイド部材78は、シート15を通常搬送路側に導く第1ガイド面78aと、特殊搬送路側へ導く第2ガイド面78bとが形成されている。
【0039】
乾燥部19で乾燥されたシート15〜17が仕分け部36に入口40から搬送路上へ送り込まれると、中サイズ、小サイズのシート15,16は通常搬送路へ、大サイズのシート17は特殊搬送路へと搬送するように仕分けが行われる。システムコントローラ39は、シート15〜17が振り分け部10で振り分けられたときの振り分けパターンを読み出し、この振り分けパターン毎に配置されたシートセンサ72〜74のいずれかを用いてシート15〜17の通過を検出する。すなわち、仕分け部36に小サイズシート15が搬送されてきたときには上述のように3列に振り分けられているから、図6(A)に示すように、3個のシートセンサ72〜74の全てを用いる。これによって、各搬送路21〜23を搬送されてきた小サイズシート15を確実に検出することが可能である。
【0040】
そして、仕分け部36に中サイズのシート16が搬送されてきたときには、上述のように2列に振り分けられているから、図6(B)に示すように、中央のシートセンサ73を除く2個のシートセンサ72,74を用いてシート16を検出する。中サイズのシート16は、シートセンサ72,74が配置されている搬送路21,23を通過するので、シートセンサ22,23は中サイズのシート16を確実に読み取ることができる。また、このとき、第2搬送路22に配置されているシートセンサ73は作動を停止しているので、もし、シート16の搬送される位置がずれて、シートセンサ73上を通過したとしても、シートセンサ73によって信号が検出されることがないので、本来の2列で搬送されているシート16のデータのみがシステムコントローラ39へ送信され、誤った検出信号がシステムコントローラ39へ送信されることがない。
【0041】
さらに、仕分け部36に大サイズシート17が搬送されてきたときには、上述のように単列で搬送されているから、図6(C)に示すように、シートセンサ72,74を停止させて、1個のシートセンサ73だけを用いる。大サイズシート17は、搬送路22を通過するので、シートセンサ73は大サイズシート17を確実に読み取ることができる。また、このとき、シートセンサ72,74は用いられていないので、シート17がシートセンサ72,74上を通過した場合又は通過しない場合のいずれに関わらず、単列で搬送されているシート17の検出信号が、シートセンサ72又はシートセンサ74からシステムコントローラ39へ送信されることがなく、誤った検出信号がシステムコントローラ39へ送信されることがない。
【0042】
仕分け部36によって仕分けが行われ、出口42からローラ52によって飛び出したシート15、又は16は送出部38に送り出される。送出部38は出口42に接続されるように設けられており、受取側ベルト部86と、送出側ベルト部88とを一体的に組み合わせて搬送中にシート15、又は16の裏、表を反転させるよう構成されている。
【0043】
この受取側ベルト部86は、仕分け部36の通常搬送路の搬送方向に直交する方向へシート15、又は16を搬送するよう1枚の幅広な無端ベルト90を第1、第2回動軸92、94の間に巻き掛けて構成されている。第1回動軸92は、比較的細い従動軸であって、送出部38の矢印B方向へシート15、又は16を送り出す出口側の端部にその両端部を回動自由に軸着され配置されている。また、第2回動軸94は、比較的太い駆動軸として構成されており、送出部38の出口側と反対側の折り返し端部に配置されている。この第2回動軸94は、その両端部をそれぞれ送出部38のフレーム95に軸支され、フレームを貫通して外部に突出する一方の端部にモータ等の駆動源が接続されている。
【0044】
上述のように構成された第1、第2回動軸92、94間に巻き掛けられる無端ベルト90は、第2回動軸94を回転駆動することにより動力が伝達されて、この無端ベルト90が第1、第2回動軸92、94の間を周回する。
【0045】
送出側ベルト部88は、シート15、又は16の表裏を反転させる手段を構成するため、無端ベルト90の第2回動軸94に巻回した部分の外周面に圧接した状態で連動し、しかも蛇行せずに周回する動作を行う必要上、薄肉で幅狭の平ベルトを複数列(本実施形態では4列)配置して、搬送経路が構成されている。このような搬送経路を4本のベルト102、104、106、108を用いて構成するため、受取側ベルト部86の第2回動軸94の斜右上方に入口側ローラ部材110が配置されるとともに、第2回動軸94の斜左下方に中間ローラ部材112が配置され、送出部38の出口側端部(図中右端側)に受取側ベルト部86の第1回動軸92の下方に出口側ローラ部材114が配置されている。
【0046】
入口側ローラ部材110は、フレームに支持された軸棒118の周りに4本の平ベルト102、104、106、108の各々に対応した各位置にそれぞれクラウンローラが嵌め込まれ、一体的に回動するように固定して構成されている。また、中間ローラ112及び掃出し用ローラ部材114も同様に、フレームに支持された軸棒120、及び122に平ベルト102、104、106、108に対応するクラウンローラが嵌め込まれ、一体的に固定して構成されている。
【0047】
3本の入口側ローラ部材110、中間ローラ部材112、出口側ローラ部材114には、幅狭無端ベルト状の平ベルト102、104、106、108が巻き掛けられている。各平ベルト102、104、106、108は、入口側ローラ部材110から第2回動軸94に巻き掛けられた無端ベルト90の外周面上に圧接するように約中心角180度に渡って巻回され、さらにこれより出口側ローラ部材114に巻き掛けられ折り返され、中間ローラ部材112に巻き掛けられてから入口側ローラ部材110に巻き掛けられるという経路により全体で無端状に巻き掛けられてシート16、又は17の搬送路が形成されている。
【0048】
また、この平ベルト102、104、106、108の搬送路は、出口側となる第1回動軸92と出口側ローラ部材114とが、所定の間隔を持って配置されている。これにより第2回動軸94の折り返し端部で無端ベルト90と平ベルト102、104、106、108とが接している部分から出口側へかけて所定角度で広がっているので、出口側において、シート16、又は17が平ベルト102、104、106、108から無端ベルト90側へ移動してしまうことを防いでいる。
【0049】
仕分け部36で仕分けされたシート16、又は17が、出口42から送出部38へと順次送り出されたとき、受取側ベルト部86の無端ベルト90が常時周回するよう移動中であるので、出口42から送り出され無端ベルト90上に載せられたシート16、又は17は、直ちに搬送方向下流側へ移送される。このようにして仕分け部36から送り出されるシート16、又は17は、順次無端ベルト90によって下流側に送り出され、1列に並んで矢印C方向へ移動する。そして、折り返し端部の第2回動軸94側で、この無端ベルト90とこの無端ベルト90と平ベルト102、104、106、108との間に挟み込まれた状態とされ、第2回動軸94の外周の上側から下側へ回り込むように反転する。すなわち、仕分け部36から無端ベルト90の上側の搬送路における外周面に乗り移ったシート15、又は16は、画像形成面を下にして載置された状態にある。そして、第2回動軸94の外周に沿って半周回ることにより、平ベルト102、104、106、108上に載せられた状態となり、画像形成面が上向きになって矢印B方向へ搬送され、第1回動軸92と出口側ローラ部材の間からソータ部26のトレイ124に向かって送り出される。
【0050】
送出部38から送り出されたシート15、又は16を集積するためのソータ部26は、複数のトレイ124を無限軌道状の搬送手段に装着され、送出部38から下方へ順次送られ、その最下端部でターンして再び出口174側へ送られるよう構成されている。そして、第1回動軸92と出口側ローラ部材の間からなる出口の直下にあるトレイ124に1オーダー分のシート15、又は16が載せられると、1オーダー毎に発せられるソート信号に基づき、このトレイ124を下へ一段移動し、このトレイ124の上に空のトレイ124をセットして次に送り出されるシート15、又は16を受けるように構成されている。また、トレイ124の上に載置されているシート15、又は16は、これを載せたトレイ124が送出部38の出口直下の最下位置に移動する間にオペレータが適宜取り出す。
【0051】
また、仕分け部36によって仕分けが行われ、特殊搬送路を通過して出口44から送り出された大サイズシート17はプロセッサ部12に固定された集積トレイ126上へ排出される。
【0052】
システムコントローラ39は、プリンタ部3及びプロセサ部4の各部の駆動を制御する他に、シート通過の管理処理を行う。以下、この管理処理について説明する。図7は、システムコントローラ39の内部構成の概略を示すものであり、その構成は 大別してプリンタ部3及びプロセサ部4を制御するプリンタ制御部128及びプロセサ制御部129からなる。さらにプロセサ制御部129には、仕分け制御部130及び送出制御部131が接続されている。
【0053】
プリンタ部3側で、プリント指示情報に基づきプリント処理を開始すると、プリンタ制御部128からプロセサ制御部129に向かって、シート幅、シート長さ、ソート指示、エントリ列の情報からなるエントリ通知が発信される。エントリ通知は、プロセサ制御部129からさらに仕分け制御部130へと送信される。
【0054】
仕分け制御部130には、ペーパー管理キュウ情報登録部132が内蔵されており、エントリ通知を受信すると、このエントリ通知に基づいてペーパー管理キュウ情報登録部132が、ペーパー管理キュウ情報を作成する。ペーパー管理キュウ情報の「キュウ」とは、コンピュータ用語で、先に到着したものから順に処理される仕組みを指すものであり、ペーパー管理キュウ情報は、この仕組みを実行するのに必要な種々の情報から構成されている。
【0055】
図8に示すように、ペーパー管理キュウ情報は、紙幅、送り長さ、排出予定時間、エントリ列(前列、中列、奥列、すなわち、小サイズシート15の場合、第1〜3搬送路21〜23からなる3列、または中サイズシート16の場合、2列のうちのどこに振り分けられるのかという情報)、ソート指示(ソータ部26に集積されるのか否か)、ペーパー排出先、シート長さ基準時間、排出路変更要求などの各種情報から構成されている。また、エントリ列の情報では、さらにその対象となる特定のエントリ列において、排出管理、送り長さ検出カウンタ、2枚重なり、先端検出状態などの各種情報が含まれている。
【0056】
仕分け制御部130は、作成したペーパー管理キュー情報に基づき、対象シート15〜17の該当するエントリ列のフラグに従ってシートセンサ72〜74を決める。また、ペーパー管理キュウ情報の各フラグでは、振り分けパターンに変更があるか否か(すなわち、プリントサイズの切り換わりがあるか否か)を判断する。
【0057】
以下、上記構成の作用について説明する。プリンタプロセサ2の電源をオンにし、オペレータがペーパー11,12に記録を行う画像データやプリントサイズ、枚数などの画像記録情報を入力し、プリントスタートボタンをオンにすると、ペーパー11,12への画像の記録を開始する。そして、マガジン5,6から感光ペーパー11,12が引き出されてカッタ7により各プリントサイズのシート15〜17に切断された後、裏印字部8、及び露光部9へと順に搬送され、画像形成面の裏面への印字、及び画像データに基づく画像形成面への画像の露光記録が行われる。裏印字及び画像の記録が行われたシート15〜17は振り分け部10へと搬送される。
【0058】
振り分け部10へと送り込まれたシート15〜17は、それぞれのサイズに合わせて予め設定されている振り分けパターンに基づき、第1〜第3の搬送路21〜23への振り分けが行われる。振り分け部10によって、振り分けられたシート15〜17は、搬送路21〜23に沿って搬送され、現像部18、及び乾燥部19へと送り込まれる。
【0059】
現像部18、及び乾燥部19を通過して現像処理及び乾燥処理が順に施されたシート15〜17は排出装置25に送られる。排出装置25では、上述したようにシート通過の管理処理に従って、単列又は複数列で搬送路21〜23を搬送されてきたシート15〜17の仕分けを行い、ソータ部26、又は集積トレイ126へと排出する。
【0060】
排出装置25では、図9に示すフローチャートに示すようにシート15〜17が通過する際の管理処理を行い、これに従って、シート15〜17の仕分け及び排出が行われる。先ず排出装置25が作動を開始すると、プリンタ制御部128からプロセサ制御部129に向かってエントリ通知が送信される。そしてエントリ通知に基づいてペーパー管理キュウ情報が登録される。
【0061】
ペーパー管理キュウ情報を作成した仕分け制御部130は、このペーパー管理キュウ情報の各情報、すなわち作動させるシートセンサ72〜74の決定、ソート指示、ペーパー排出先、送り長さ基準値、排出路変更要求、振り分けパターンに変更があるか否かなどの情報に従って排出装置25の各部を駆動させ、シート15〜17の仕分けを行う。
【0062】
仕分け制御部130は、まずエントリ列に基づき、使用するシートセンサ72〜74を特定する。次に、特定したシートセンサ27の後端監視フラグがクリアであるか否かを判定し、フラグがクリアでない場合、すなわち、該当するシートセンサ72〜74のいずれかがシート15〜17の後端を監視している状態であり、これがクリアの状態、すなわち後端の監視がオフ状態になるまで待機する。そして、後端監視フラグが初期状態からクリアになっているときには、次の判定に進む。
【0063】
後端監視フラグの判定の次には、振り分けパターン変更フラグがセット状態を指示しているか否かを判定し、セット状態の場合、プリントサイズの切り換わりがある状態であり、全シートセンサ72〜74の後端監視フラグの判定に進む。この全シートセンサ72〜74の後端監視フラグが全て初期状態、すなわちクリア状態となっているときには、次の判定に進み、シートセンサ72〜74の後端監視フラグのうち1つでもセット状態になっているときには、後端監視フラグがクリア状態になるまで待機し、次の判定に進む。また、振り分けパターン変更フラグがクリア状態のときには、次の判定に進む。
【0064】
次は2枚重なりフラグがセットを指示しているか否かを判定し、セットを指示している場合、2枚重なりフラグのセットがクリア状態になるまで待機する。セットを指示していないときには、次の判定に進む。このようにして、各フラグでの判定を行い。全てが完了した時点で、シート15〜17の検出を行う。
【0065】
各フラグでの判定を行い、各部が制御された排出装置25では、該当するシートセンサ72〜74のいずれかによってシート15〜17の検出を開始する。仕分け部36の検出部71に小サイズシート15が搬送されてきたときには、3個のシートセンサ72〜74の全てが用いられる。そして、シート15は振り分け部10で振り分けられたように搬送されてくるので、第1の搬送路を搬送されてきたシート15aの先端が最も前方に位置しており、この第1の搬送路21を搬送されてきたシート15aから順に検出が行われ、続いて第2、第3の搬送路22,23を搬送されてきたシート15b,15cも検出が行われていく。
【0066】
また、仕分け部36の検出部71に中サイズのシート16が搬送されてきたときには、2個のシートセンサ72,74が用いられ、真ん中のシートセンサ73はオフ状態となっている。搬送路21と搬送路22とに跨る列を搬送されてきたシート16から、搬送路23と搬送路22とに跨がる列を搬送されてきたシート16と順に読み取りが行われる。そして、大サイズのシート17が搬送されてきたときには、真ん中のシートセンサ73のみが用いられる。シートセンサ73は搬送路21〜23に跨って単列のまま搬送されてきたシート17を読み取る。
【0067】
このようにして、ペーパー管理キュウ情報に基づいて作動するシートセンサ72〜74によってシート15〜17の検出が行われる。シート15〜17の検出では、図10に示すフローチャートのようにして各シート15〜17の後端監視が行われる。小サイズシート15の場合、先ず該当するシートセンサ72によってシート15の先端が検出される。シート15〜17の先端を検出したときには、引き続いてシート15〜17の後端監視処理に入り、この後端監視処理で後端が検出されるまで継続され、シート15〜17の後端が検出した後に後端監視処理が終了し、仕分け制御部130へと送信される。
【0068】
仕分け制御部130では、シート15〜17の先端を検出した時間からカウントを開始し、後端を検出した時間(シート毎のカウント終了) までのカウント値に基づいたシート長さ検出時間T1 を算出し、このシート長さ検出時間T1 がペーパー管理キュウ情報に登録されたシート長さ基準時間T2 を基準とした一定範囲内にあるか否かを判定し、この判定結果に基づいて排出装置25の制御を行っている。
【0069】
なお、上述したシート長さ基準時間T2 を求めるための前提条件としては、通常搬送速度V1 と高速排出速度V2 と、図11に表すシートセンサ72〜74から高速排出ローラ対52までの距離D(本実施形態においてはD=160mm)と、搬送方向の長さ寸法Lを考慮する必要がある。これにより、シート長さ基準時間T2 は以下の式によって表される。但し、式(2)は大サイズシート17の場合で、式(3),(4)は小サイズシート15、又は中サイズシート16の場合である。また、長さ寸法Lは各プリントサイズによって異なる。
2 =L/V1 ・・・(2)
2 =L/V1 ・・・(3)
但し、D=160mm,L≦Dのとき
2 =D/V1 +(L−D)/V2 ・・・(4)
但し、D=160mm,D<Lのとき
【0070】
そして、仕分け制御部130では、上記の式(2)〜(4)から求められたシート長さ基準時間T2 がペーパー管理キュウ情報に登録されており、上述したシート長さ検出時間T1 と、シート長さ基準時間T2 の30%の時間とを比較する。シート長さ検出時間T1 がシート長さ基準時間T2 の30%を超えているときには誤検出ではないと判定し、シート長さ検出時間T1 がシート長さ基準時間T2 の30%に満たないときには誤検出であると判定して、シート15〜17の後端監視を継続する。これによって、振動や塵埃による汚れなどから発生する誤検出がシステムコントローラ39に送信された場合を避けて、後端の位置を高精度に検出することができる。
【0071】
そして、誤検出ではなく、後端位置を検出したときには、次の比較に進み、シート長さ検出時間T1 と、シート長さ基準時間T2 の140%の時間と比較する。シート長さ検出時間T1 がシート長さ基準時間T2 の140%以下であるときには、シート15〜17が搬送方向の前後における重なりは発生していないと判定し、シート長さ検出時間T1 がシート長さ基準時間T2 の140%を超えているときには、検出部71を通過しているときにシートが重なっている2重送りが発生していると判定し、オペレータに警告をした上で、プリントサイズの種類によらず全て集積トレイ126に排出する。そして、誤検出ではない後端を検出し、シート重なりが発生していないと判定されたときには、シート15〜17の種類によって搬送路切換部45が作動し、大サイズのシート15は、特殊搬送路を通過して集積トレイ126に排出され、中・小サイズのシート16、17は、通常搬送路を通過して送出部38に搬送されていき、送出部38によって集積トレイ124に集積される。
【0072】
このようにして、検出部71の誤検出や、シート15〜17の2重送りがあった場合を避けて、確実にシートを搬送し、かつ、上述したように、振り分けパターンに基づき、シート15〜17が搬送されてくる列に合わせた数のシートセンサ72、73、74を作動させており、シート15〜17の先端及び後端の位置を確実に検出することできるので、搬送路の切り換えを高精度に行って、正確な仕分けをすることにより、集積トレイ124又は126へ間違うことがなく確実に搬送することが可能となる。なお、シート15〜17のシート長さ検出時間T1 からシートセンサ72〜74の誤検出及び2重送りを検出するときの判定エリアA1 を、0.3T2 ≦A1 ≦1.4T1 と設定しているが、これは、シートセンサ72〜74や、排出装置25、及びプリンタプロセサ2の全体の処理能力などに合わせて適宜変更してもよい。
【0073】
なお、本発明は上記構成によらず種々の変形した実施例を上げることができる。以下では、上記構成とは異なる実施例について説明する。上記構成では検出部71による誤検出、及びシートの2重送りがあった場合のみを判定しているが、本発明はこれに限るものではない。例えば現像部18へのシート15〜17の搬送が開始された時間を検出してシステムコントローラ39へ送信し、この搬送開始時間から予め設定された排出予定時間が経過する前は、検出部71のシートセンサ72〜74の作動を全てオフ状態にし、検出を行わないようにする。あるいは、シートセンサ72〜74がオン状態であり、該当するシートセンサ72〜74がシート15〜17の先端検出信号を発信しても、これをシートの先端の検出とはみなさないようにする。これによって、排出予定時間が経過するまでに発生しやすい振動などの原因による誤検出を、シートの先端検出とみなすことがなく、搬送がスムーズに行われる。
【0074】
また、検出部71によって、シート15〜17の先端から後端までが検出されることにより1枚のシート15〜17が通過したとして、枚数をカウントするカウンタ部を設け、さらに、このカウンタ部によってカウントされた枚数が予め入力された画像データに基づく枚数よりも多いときには、予め設定された枚数分の作動時間よりも長く、現像部18、乾燥部19、及び排出装置25、ソータ部26の作動を一定時間継続する。これによって、検出部71の検出に誤検出があり、枚数が誤ってカウントされた場合でも、全てのシート15〜17が集積トレイ124又は集積トレイ126に排出される前に搬送が停止することがなく、スムーズにシート15〜17の搬送・排出を行うことができる。
【0075】
現像部18へのシート15〜17の搬送が開始された時間を検出してシステムコントローラ39へ送信し、この搬送開始時間から予め設定された初期不良発生時間が経過する前は、検出部71の検出器72〜74の検出に関わらず、全てのシートを排出トレイとしての集積トレイ126に排出するようにしてもよい。これによって、プリントの最初に排出される損紙や、スプライスペーパを分別することができる。
【0076】
また、現像部18へのシート15〜17の搬送が開始された時間を検出してシステムコントローラ39へ送信し、この搬送開始時間から予め設定された検出開始予想時間が経過するまでに、検出部71のシートセンサ72〜74によってシート15〜17の検出が開始されない場合には、故障が発生していると判定し、オペレータに警告、あるいは作動を停止するようにしてもよい。
【0077】
あるいは、ソータ部26の駆動制御を検出部71からの検出に合わせて制御するようにしてもよい。例えば、検出部71上を長めの寸法サイズのシート16、又は17(例えば、パノラマサイズのプリントなど)が通過し、検出されたときには、その検出が送信されたシステムコントローラ39は、ソータ部27の駆動するスピードを通常よりも低減させ、集積トレイ124が次のものに切り換わるまでの時間を遅くして、長めのシート16、又は17が集積トレイ124に到着するまでの時間に合わせるようにしてもよい。また、入力された枚数や、振り分けられた列数が多いときにも同様にしてソータ部26のスピードを遅くするようにしてもよい。
【0078】
なお、上記実施形態では、マガジンから感光材料を引き出した直後にカッタ7を用いて、所定のプリントサイズになるように感光材料を切断したが、このカッタの配置位置は、振り分け部10よりも感光材料送り方向の上流側であればよく、特に限定されない。また、カッタ7は感光材料の幅方向で切断して、その送り長さを変えることでプリントサイズを変更し、感光材料の幅方向でのサイズ変更は幅の異なるマガジンをセットしておき、これを選択的に用いることで行っているが、この他に感光材料を送り方向で切断するスリッタを設け、感光材料の幅を変更してもよい。また、用いるマガジンは、2個に限らず3個以上であってもよい。
【0079】
上記実施形態では、感光材料を現像処理する処理装置に本発明を実施したが、この他に多列搬送でシートを搬送する各種シート搬送装置に本発明を実施してもよい。例えば、インクジェットプリンタにおいて、プリント後の記録シートを多列搬送して乾燥する場合に、本発明を実施しても良い。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のシート通過の管理方法では、搬送される順番で各シート毎に、少なくともシート長さ、シートが通過する前記列を特定するエントリ列の情報を、シート管理情報として登録し、搬送される順番で、前記シート管理情報に基づき、シートが通過する列にある前記シートセンサを特定し、この特定したシートセンサがシートを検出していないオフ状態にあり、この状態からシートの先端を検出したときに、この特定したシートセンサについて後端監視処理に入り、この後端監視処理で後端を検出した後に後端監視処理を終了し、この後端監視処理に基づきシートの排出を検出しているので、振り分け機構によって振り分けられた、シートの誤検出を防ぎ、確実に検出を行うことが可能であるとともに、シートが2重送りになった場合や、振動などによるシートセンサの誤検出にも対応することが可能であり、シートの仕分け、搬送、排出をスムーズに行うことができる。
【0081】
また、請求項4に記載されている感光材料処理装置では、配列パターンにおける各列の感光材料を検出するためのシートセンサと、搬送される順番で前記各感光材料毎に、少なくとも各感光材料の長さ、感光材料が通過する前記列を特定するエントリ列の情報を、シート管理情報として登録するシート管理情報登録手段と、搬送される順番で、前記シート管理情報に基づき、感光材料が通過する列にある前記シートセンサを特定し、この特定したシートセンサを除くシートセンサは感光材料を検出していないオフ状態にあり、この状態から感光材料の先端を検出したときに、この特定したシートセンサについて後端監視処理に入り、この後端監視処理で後端を検出した後に後端監視処理を終了し、この後端監視処理に基づき感光材料の排出を検出する排出検出手段とを備えているので、振り分けられた感光材料を、シートセンサによって高精度に検出し、現像処理を終えた感光材料を所定の場所に確実に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したプリンタプロセサの構成を示す概略図である。
【図2】振り分け機構によるシートの振り分けの状態を示す説明図である。
【図3】排出装置の排出口側周辺の構成を示す斜視図である。
【図4】排出装置の構成を示す概略図である。
【図5】図3とは別の方向から排出装置を見た斜視図である。
【図6】シートセンサ周辺を上方から見た平面図である。
【図7】システムコントローラの構成を示す概略図である。
【図8】ペーパー管理キュウ情報の構成を示す説明図である。
【図9】仕分け制御部がシートセンサを作動させるまでのシーケンスを示すフローチャートである。
【図10】仕分け制御部がシートセンサを作動し、シートを検出するときのシーケンスを示すフローチャートである。
【図11】シート、シートセンサ、及び高速排出ローラ対の寸法関係を示す説明図である。
【符号の説明】
2 プリンタプロセサ
10 振り分け部
11,12 ペーパー
15,16,17 シート
18 現像部
19 乾燥部
25 排出装置
26 ソータ部
36 仕分け部
38 送出部
39 システムコントローラ
45 搬送路切換部
71 検出部
72、73、74 シートセンサ
124、126 集積トレイ

Claims (11)

  1. 複数列でシートを搬送し、各列毎に設けたシートセンサによりシートの通過を管理するシート通過の管理方法において、
    搬送される順番で各シート毎に、少なくともシート長さ、シートが通過する前記列を特定するエントリ列の情報を、シート管理情報として登録し、
    搬送される順番で、前記シート管理情報に基づき、シートが通過する列にある前記シートセンサを特定し、
    この特定したシートセンサがシートを検出していないオフ状態にあり、この状態からシートの先端を検出したときに、この特定したシートセンサについて後端監視処理に入り、この後端監視処理で後端を検出したときに後端監視処理を終了し、
    この後端監視処理の結果に基づきシートの排出を検出することを特徴とするシート通過の管理方法。
  2. 前記シートはサイズが異なり、このサイズの異なるシートが同一サイズ毎にまとまって且つ前記複数列での配列パターンが各サイズ毎に異なって搬送され、
    前記シート管理情報として、前記配列パターンの変更情報を含み、この配列パターンの変更情報を含むシートの搬送に際して、全てのシートセンサに対する後端監視処理が終了した後に、前記シート管理情報に基づき特定されたシートセンサについて後端監視処理に入ることを特徴とする請求項1記載のシート通過の管理方法。
  3. 前記後端監視処理では、先端検出から後端検出までの送り時間又は送り長さのカウント値に基づき通過するシート長さを検出し、このシート長さが予め設定されたシート管理情報のシート長さを基準とした一定範囲内にないときに2重送りと判定することを特徴とする請求項1または2記載のシート通過の管理方法。
  4. 前記シート管理情報として、前記シートの受け入れから前記シートセンサにシートが到達するまでの排出予定時間を含み、この排出予定時間を経過する以前に、前記シートセンサがシート先端検出信号を発しても、これをシートの先端の検出とみなさないことを特徴とする請求項1ないし3いずれか1つ記載のシート通過の管理方法。
  5. 現像処理前にサイズの違いに応じてサイズ毎に決定された配列パターンで同一サイズの感光材料を複数列に振り分け、この振り分けられた状態で現像処理槽及び乾燥部へ搬送して現像処理を行い排出部から排出する感光材料処理装置において、
    前記配列パターンにおける各列の感光材料を検出するためのシートセンサと、搬送される順番で前記各感光材料毎に、少なくとも各感光材料の長さ、感光材料が通過する前記列を特定するエントリ列の情報を、シート管理情報として登録するシート管理情報登録手段と、
    搬送される順番で、前記シート管理情報に基づき、感光材料が通過する列にある前記シートセンサを特定し、この特定したシートセンサで感光材料の先端を検出したときに、この特定したシートセンサについて後端監視処理に入り、この後端監視処理で後端を検出したときに後端監視処理を終了し、この後端監視処理の結果に基づき感光材料の排出を検出する排出検出手段とを備えたことを特徴とする感光材料処理装置。
  6. 前記シート管理情報として、前記配列パターンの変更情報を含み、この配列パターンの変更情報を含む感光材料の搬送に際して、
    全てのシートセンサに対する後端監視処理が終了した後に、前記シート管理情報に基づき特定されたシートセンサについて後端監視処理に入ることを特徴とする請求項5記載の感光材料処理装置。
  7. 前記後端監視処理では、先端検出から後端検出までの送り時間又は送り長さのカウント値に基づき通過する感光材料の長さを検出し、この長さがシート管理情報のシート長さを基準とした一定範囲内にないときに2重送りと判定することを特徴とする請求項5まはた6記載の感光材料処理装置。
  8. 前記感光材料を各オーダー毎に1まとまりにするソーターと、このソーターとは別に感光材料を受けるトレーと、前記シートセンサに対して感光材料搬送方向下流側に設けられ、前記感光材料をソーターまたはトレーに振り分ける分岐手段とを備え、
    前記シート管理情報として、前記シートの受け入れから前記シートセンサにシートが到達するまでの排出予定時間を含み、この排出予定時間を経過する以前は前記分岐手段をトレー側に案内するように保持することを特徴とする請求項5ないし7いずれか1つ記載の感光材料処理装置。
  9. 前記排出予定時間を経過する以前に前記シートセンサがシート先端検出信号を発しても、これをシートの先端の検出とみなさないことを特徴とする請求項8記載の感光材料処理装置。
  10. 前記排出予定時間を経過しても、前記シートセンサで感光材料の先端を検出しない場合に、感光材料の搬送を停止することを特徴とする請求項8又は9記載の感光材料処理装置。
  11. 前記各感光材料毎の後端監視処理の処理回数に基づき感光材料の処理枚数を決定し、この決定した処理枚数が前記シート管理情報に基づく処理枚数を超えた以降で一定時間内は、シートセンサで感光材料の先端を検出したときに、駆動停止時間を延長することを特徴とする請求項5ないし10いずれか1つ記載の感光材料処理装置。
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