JP3802811B2 - 建設機械の管理システム - Google Patents
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Description
技術分野
本発明は、複数の建設機械から稼働状況を送信し、それらの稼働状況を基地局側で受信可能とした管理システムに関する。
【0002】
背景技術
建設機械やダンプ車等の作業機械の稼働状況に関するデータを収集する装置を個々の作業機械に設け、その収集装置で収集したデータを遠隔の基地局に通信手段を用いて送信可能に構成した監視システムが知られている(例えば特開平10−140616号公報)。このシステムによれば、複数の作業機械の稼働状況を基地局側で正確に把握でき、例えば故障する可能性のある機械に対して事前に適切な処置を施すことができる、というように保守管理の面で多大なメリットがある。
【0003】
ところで、複数の建設機械を所有し、これらをユーザに貸し出して収益を得るレンタル業においては、貸し出し中の建設機械の稼働状況を逐次把握するのは難しいのが現状である。これを把握できれば、例えば機械の稼働時間が非常に長い場合にユーザに対してもう1台薦めるといった「売り込み」が行え、経営戦略上極めて有利である。
【0004】
発明の開示
本発明の目的は、レンタル会社やユーザ等に建設機械の稼働状況に関する有益な情報を報知可能な建設機械の管理システムを提供することにある。
【0005】
上記の目的を達成するために、本発明に係る建設機械の管理システムは、建設機械の稼働時間に関する情報を送信する送信装置を各建設機械に設け、基地局には、複数の建設機械からの送信情報を受信する受信装置と、受信した稼働時間に関する情報に基づいて、複数の建設機械を多忙機、標準稼働機、非稼働機に分類する分類装置と、多忙機が存在する場合にその旨を多忙機の所有者に送信する基地局側送信装置とを設けた。
本発明によれば、多忙機の存在をレンタル会社あるいはユーザーが知ることができ、レンタル会社がユーザにもう1台薦めたり、あるいはユーザがもう1台レンタルする(購入する)か否かの判断材料としたり、種々のメリットがある。
建設機械の作業負荷に関する情報が送信され、作業負荷に関する情報から作業過多の建設機械があるか否かが判別され、作業過多の建設機械が存在すると判別された場合にその旨が作業過多の建設機械の所有者に送信されるよう構成してもよい。これによれば、レンタル会社が作業過多の機械を1ランク上の機械に交換することをユーザに推奨したり、またユーザ側が機械交換の判断材料とすることができる。
建設機械の作業状況および走行状況に関する情報が送信され、作業状況に関する情報から作業過多の建設機械があるか否かが判別されるとともに、走行状況に関する情報から走行過多の建設機械があるか否かが判別され、作業過多の建設機械および走行過多の建設機械の有無が建設機械の所有者に送信されるよう構成してもよい。これによれば、レンタル会社が作業過多の機械と走行過多の機械を互いに交換することをユーザに薦めたり、またユーザ側が機械交換の判断材料とすることができる。
また本発明によれば、レンタル業者間で建設機械の交換を行うことも可能である。
【0006】
発明を実施するための最良の形態
−第1の実施形態−
図1〜図5により本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は本発明に係るシステムの概略構成を示している。図中の複数の油圧ショベル10は全てレンタル会社60が所有するものである。この種のレンタル会社は複数存在するが、ここでは便宜上1つのレンタル会社60に絞って話を進める。
【0007】
各油圧ショベル10は、図2に示すようなメインコントロールユニット11と、通信用コントロールユニット12とを有する。メインコントロールユニット11には、入力としてエンジンキーの状態を検出するスイッチSWと、掘削負荷,旋回負荷および走行負荷をそれぞれ検出する圧力センサ13,14,15とが接続されている。メインコントロールユニット11は、各センサやスイッチからの入力情報に基づいて油圧ショベル(自車両)の稼働状況を求める。稼働状況の詳細については後述する。
【0008】
通信用コントロールユニット12は、毎日予め決められた時刻に油圧ショベル10の稼働状況を送信する。送信された情報は、通信衛星21を介して所定の管理サーバに送られる。本実施形態では、管理サーバとしてメールサーバ30を用いている。なお送信情報は、稼働状況の他に油圧ショベルの位置情報や故障情報など種々の情報がある。
【0009】
一方、油圧ショベル10に対して遠隔地にある基地局(例えば建設機械会社の本社あるいは支社)40には、センタサーバ41が設置される。センタサーバ41は、上記メールサーバ30に転送された情報を取り込んだり、必要に応じてユーザ50やレンタル会社60の各端末機51,61にメール等で情報を送信することが可能である。
【0010】
次に、図3〜図5のフローチャートを参照して情報送受信処理の具体例を説明する。
【0011】
図3は各油圧ショベル10のメインコントロールユニット11おける処理を示している。まずエンジン始動に伴ってその時刻がエンジン始動時刻としてメモリ11Aに記憶される(ステップS1)。その後、ステップS2でスイッチSWの状態からエンジン停止が判定されると、その時刻(エンジン停止時刻)から上記記憶された始動時刻を差し引くことで油圧ショベルの稼働時間が演算される(ステップS3)。そして、演算された稼働時間が現在記憶されているその日の稼働時間に加算され、これがメモリ11Aに記憶される(ステップS4)。なお、その日の稼働時間がまだ記憶されていなければ、上記演算した稼働時間がそのまま記憶される。これによりメモリ11Aには最終的に1日の総稼働時間が記憶されることになる。
【0012】
図4は油圧ショベル10の通信用コントロールユニット12における処理を示している。ステップS11で予め決められた送信時刻になったと判断されると、上記メモリ11Aから1日の総稼働時間が読み出される(ステップS12)、この総稼働時間は、当該油圧ショベル10を特定するためのID番号とともに送信される(ステップS13)。ここで、送信は他からの通信料が比較的少ない深夜に行われ、前日1日分の総稼働時間が毎日送信されるものとする。また送信は、その油圧ショベル10がユーザ50に貸し出されているか否かに拘わらず全ての油圧ショベルにて行われる。
【0013】
送信された各油圧ショベル10からの情報は、上述したように通信衛星21を介してメールサーバ30に送られ、基地局40に転送される。
【0014】
図5は基地局40のセンタサーバ41における処理を示している。油圧ショベル10から送信された情報が着信しているか否かが判定され(ステップS21)、着信している場合はその情報が読み込まれる(ステップS22)。そして、読み込まれた情報および過去のデータに基づいて油圧ショベル10のグループ化処理が行われる(ステップS23)。
【0015】
グループ化処理の具体例を説明する。
ここでは、油圧ショベルが「多忙機」,「標準稼働機」および「非稼働機」の3グループに分類されるものとする。ステップS22で読み込まれたデータ(油圧ショベルの1日の稼働時間)はメモリに記憶され、そのデータと過去に記憶された数日分の同種データ(図6参照)とから最近の平均1日稼働時間が求められる。そして、例えば図6Aのように平均1日稼働時間が極めて長い場合(例えば12時間以上の場合)は、その建設機械は多忙機であると認定される。また図6Bのように平均1日稼働時間が標準的な時間であれば(例えば1時間以上12時間未満であれば)、その建設機械は標準稼働機であると認定される。さらに図6Cのように平均1日稼働時間が短ければ(例えば1時間未満であれば)、その建設機械は非稼働機であると認定される。
【0016】
ステップS24において、上述した処理が全油圧ショベルに10対して終了したと判定されると、ステップS25以降の処理が行われる。すなわち非稼働機が存在し、かつ多忙機が存在すると判断された場合(ステップS25,S26)、当該油圧ショベル10を所有するレンタル会社60に多忙機が存在する旨が例えば電子メールにて通知される。その際、その多忙機のID番号が同時に通知される(ステップS27)。
【0017】
レンタル会社60は、基地局40からのメールを受信すると、ID番号から当該多忙機およびこれがいずれのユーザに貸し出されているかを確認する。そして、そのユーザ50に電子メール等で連絡をとり、そのID番号の油圧ショベルは多忙機であるので油圧ショベル10をもう1台レンタルするよう推奨することができる。この場合、多忙機と非稼働機とが同じユーザ50に貸し出されている場合には、その非稼働機を多忙な現場に回すことを推奨することもできる。
【0018】
このように本実施形態では、レンタル会社60の所有する複数の油圧ショベル10の稼働時間が基地局40に送られ、基地局40において多忙機の有無が判別され、多忙機が存在する場合にその旨がレンタル会社60に通知されるシステムとなっているので、レンタル会社60側でユーザ50に「売り込み」が行え、経営戦略上有利である。またユーザ側においても、多忙機がある場合にもう1台レンタルする、あるいは非稼働機を多忙な現場へ回すなどして作業を効率よく進めることができる。
【0019】
なお以上では、基地局側で多忙機の有無が判別され、多忙機が存在する場合にのみレンタル会社に通知されるようにしたが、基地局は多忙機の有無に拘わらずグループ化の結果をレンタル会社に通知し、レンタル会社においてグループ化の結果を検討し、適切な処理を行うよう構成してもよい。
【0020】
またグループ化の方法は上述のものに限定されず、他の方法を用いてもよい。例えば、連続して数日間(例えば3日間)稼働実績が全くない場合にその油圧ショベルが非稼働機と判断され、逆に連続して数日間(例えば15日間)以上稼働している場合、つまり土日の休みが2週続けてないような場合に多忙機と判断されるようにしてもよい。また、雨天時には作業を行わないことに鑑み、インターネット上の気象情報をも加味して稼働状況を判断することも考えられる。
【0021】
−第2の実施形態−
図7および図8は本発明の第2の実施形態を示している。
本実施形態は、油圧ショベル10における掘削負荷圧が所定値以上の時間を送信可能としたものである。システムの基本構成は図1と同様とする。
【0022】
図7は油圧ショベル10のメインコントロールユニット11における処理を示す。エンジンが始動されると、圧力センサ13の検出出力である掘削負荷圧が読み込まれ(ステップS31)、その圧力が所定値以上か否かが判定される(ステップS32)。圧力が所定値以上であればタイマ作動中であるか否かが判定され(ステップS33)、作動中でなければステップS34でタイマがスタートして最初に戻る。圧力が所定値未満の場合には、タイマ作動中であるか否かが判定され(ステップS35)、作動中であればタイマが停止され(ステップS36)、タイマ作動から停止までの経過時間が既に記憶されている計時時間に加算されてメモリ11Aに記憶される(ステップS37)。これによれば、メモリ11Aには掘削負荷が所定値以上に保持されている時間が記憶されることになる。
【0023】
ここで、掘削負荷が所定値以上ということは、その油圧ショベル10にとってかなりハードな掘削作業を行っていることを示し、その時間が長い場合には1ランク上の油圧ショベルを使用した方が効率よく作業が行える。
【0024】
メモリ11Aの記憶情報、つまり掘削負荷が所定値以上の時間(作業負荷に関する情報に相当)は、先の実施形態と同様に通信用コントロールユニット12を介して送信される。
【0025】
図8は基地局のセンタサーバ41における処理を示している。ステップS41で油圧ショベル10からの情報が着信していると判断された場合には、その情報が読み込まれる(ステップS42)。その読み込まれた情報に基づいて、1日あるいは所定日数のうち掘削負荷が所定値以上の時間Tが何時間あったかが把握される(ステップS43)。そして、その時間Tが所定時間以上か否かが判定され(ステップS44)、所定時間以上の場合に作業過多と判断され、その旨がレンタル会社60に電子メール等で通知される(ステップS45)。その際、当該油圧ショベルのID番号および時間Tも併せて通知される。
【0026】
レンタル会社60は、基地局40からの通知を受信すると、ユーザ50に電子メール等で連絡し、作業過多の油圧ショベルをバケット容量の大きい1ランク上の油圧ショベルに交換するよう薦めることができる。
【0027】
なお以上では、掘削負荷に基づいて作業過多か否かを判断するようにしたが、旋回負荷に基づいて同様な判断を行ってもよい。すなわち、圧力センサ14で検出される旋回負荷が所定値以上の時間を求めて送信し、その時間が所定時間以上か否かで作業過多か否かを判断してもよい。また、作業過多と判断された場合にのみレンタル会社に知らせるようにしたが、作業過多の有無に拘わらず時間Tを通知し、レンタル会社側で判断を行わせるようにしてもよい。
【0028】
さらに、例えば掘削作業過多の油圧ショベルと走行過多の油圧ショベルの双方が存在する場合に、両者の現場を互いに交換する、つまり作業過多の油圧ショベルを走行過多の油圧ショベルがいた現場に回し、逆に走行過多の油圧ショベルを作業過多の油圧ショベルがいた現場に回すよう推奨するシステムが考えられる。すなわち作業過多のものは、作業フロントのピンなどフロント回りの損傷を早める一方、走行過多のものは走行ローラなど走行系の損傷を早めることになる。両者の作業現場を交換することにより、各部の早期の損傷を防止できる。この場合、油圧ショベル10側では、作業を行っている時間(例えば、作業フロントが作動している時間)Trおよび走行を行っている時間(例えば、走行用油圧モータが駆動されている時間)Tbを別々に計時し、それぞれの時間を定期的に基地局40に送信する。基地局40側では、油圧ショベル10から送信された情報に基づいて例えば図9に示すような処理を行う。なお、掘削作業時間および走行時間は、不図示の油圧回路中の各操作用パイロット圧を検出することで算出することができる。
【0029】
図9において、ステップS51で油圧ショベル10からの情報が着信していると判断された場合には、その情報(作業時間Tbおよび走行時間Tr)が読み込まれる(ステップS52)。作業時間Tbが所定値以上と判定されると(ステップS53)、作業過多と判断されその油圧ショベルのID番号がメモリに記憶される(ステップS54)。また走行時間Trが所定値以上と判定されると(ステップS55)、走行過多と判断されその油圧ショベルのID番号が別にメモリに記憶される(ステップS56)。全油圧ショベルに対して上記処理が行われたか否かが判定され(ステップS57)、否定されるとステップS51に戻り、肯定されるとステップS58に進む。
【0030】
ステップS58,S59では、メモリの内容に基づいて、作業過多の油圧ショベル,走行過多の油圧ショベルがそれぞれ存在するか否かが判断され、双方とも存在する場合にレンタル会社にその旨が通知される(ステップS60)。
【0031】
レンタル会社では、作業過多の油圧ショベルと走行過多の油圧ショベルとについてその作業現場を交換することをユーザに薦めることができる。
【0032】
なお、作業過多および走行過多を単に作業時間および走行時間の長短でそれぞれ判断したが、作業負荷,走行負荷が所定値以上の時間によって判断してもよい。また、作業過多のショベルおよび走行過多のショベルの双方が存在する場合に通知するようにしたが、作業過多および走行過多のショベルの有無を通知するようにしてもよい。
【0033】
また以上の第1,第2の実施形態では、基地局からレンタル会社に通知するようにしたが、基地局から直接ユーザーに通知するようにしてもよい。
【0034】
−第3の実施形態−
図10および図11により本発明の第3の実施形態を説明する。
本実施形態は、油圧ショベル10の稼働状況に応じてレンタル会社間で油圧ショベルの交換が行えるようにしたものである。
【0035】
図10は本実施形態におけるシステムの構成図を示し、図1と同様の構成要素には同一の符号を付す。基地局40のセンタサーバ41は、複数のレンタル会社(60A,60B,60C・・・であり、以下、総称して符号60で示す)の各端末機61に電子メール等で情報を送信することが可能である。
【0036】
油圧ショベル10からは、上述した図5の処理に従って1日の総稼働時間およびID番号が送信されるものとする。
【0037】
図11は基地局40のセンタサーバ41における処理を示している。油圧ショベル10から送信された情報(1日の総稼働時間およびID番号)が着信したか否かが判定され(ステップS101)、着信している場合はその情報が読み込まれる(ステップS102)。読み込まれた情報および過去のデータに基づいて油圧ショベル10のグループ化処理が行われる(ステップS103)。グループ化処理の内容は上述したとおりであり、これにより複数のレンタル会社60の複数の油圧ショベル10が「多忙機」,「標準稼働機」および「非稼働機」の3グループに分類される。
【0038】
上述した処理が全油圧ショベル10に対して終了したと判定されると(ステップS104)、各レンタル会社60の油圧ショベル10の稼働状況が比較され(ステップS105)、その比較結果に基づいて交換条件が成立するか否かが判定される(ステップS106)。交換条件が成立する場合には、その旨が油圧ショベル10のID番号とともに例えば電子メールでレンタル会社60に通知される(ステップS107)。
【0039】
一例として、
(1)レンタル会社60Aには「多忙機」があるが「非稼働機」はない
(2)レンタル会社60Bには「非稼働機」があるが「多忙機」はない
というような場合には、交換条件成立と判断される。そして、レンタル会社60Aの「多忙機」とレンタル会社60Bの「非稼働機」との交換を推奨する電子メールが両レンタル会社60A,60Bに通達される。その際、レンタル会社60Aには当該多忙機のID番号が、レンタル会社Bには当該非稼働機のID番号がそれぞれ知らされる。
【0040】
レンタル会社60では、基地局40からのメールを受信すると、レンタル会社間で互いに連絡を取り合って油圧ショベルを交換するか否かを決める。その際、レンタル料金の分配等も考慮することで、双方に有利な条件を導き出すことができる。例えば、多忙機を多く抱えていたレンタル会社60は自社の油圧ショベルの早期損傷を抑制でき、また非稼働機を多く抱えていたレンタル会社60は貸出機が増えることで増収が図れる。
【0041】
このようなレンタル会社間での油圧ショベル10の交換は、上述した第2の実施形態にも適用できる。すなわち、あるレンタル会社が保有する作業過多の油圧ショベルと、他のレンタル会社が保有する走行過多の油圧ショベルとの交換も可能である。この場合、基地局40のセンタサーバ41は、例えば図9のステップS51〜S57の処理を行った後、作業過多の油圧ショベルを保有するレンタル会社と走行過多の油圧ショベルを保有するレンタル会社の双方の存在を確認し、その結果に応じて双方のレンタル会社に交換を推奨する旨の通知を行うようにすればよい。
【0042】
なお、異なるレンタル会社間ではなく、同一のレンタル会社の支社間で交換を行うようにしてもよい。この場合、上記基地局は、建設機械メーカーではなくレンタル会社の本社あるいはいずれかの支社であってもよい。
【0043】
産業上の利用可能性
以上では、油圧ショベルの管理システムについて説明したが、油圧ショベル以外の建設機械(例えば、クレーン等)の管理システムにも本発明を適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態における管理システムの概略構成図。
【図2】 油圧ショベルの制御系の構成を示すブロック図。
【図3】 第1の実施形態における油圧ショベルの処理を示すフローチャート。
【図4】 第1の実施形態における油圧ショベルの処理を示すフローチャート。
【図5】 第1の実施形態における基地局の処理を示すフローチャート。
【図6A〜6C】 グループ化処理の一例を示す図。
【図7】 第2の実施形態における油圧ショベルの処理を示すフローチャート。
【図8】 第2の実施形態における基地局の処理を示すフローチャート。
【図9】 他の実施形態における基地局の処理を示すフローチャート。
【図10】 第3の実施形態における管理システムの概略構成図。
【図11】 第3の実施形態における基地局の処理を示すフローチャート。
Claims (6)
- 複数の建設機械から送信される情報を基地局で受信する管理システムであって、
前記各建設機械は、その建設機械の稼働時間に関する情報を送信する送信装置を有し、
前記基地局は、前記複数の建設機械からの送信情報を受信する受信装置と、受信した稼働時間に関する情報に基づいて、前記複数の建設機械を多忙機、標準稼働機、非稼働機に分類する分類装置と、前記多忙機が存在する場合にその旨を当該多忙機の所有者に送信する基地局側送信装置とを有することを特徴とする建設機械の管理システム。 - 請求項1に記載の建設機械の管理システムにおいて、
前記所有者は建設機械のレンタル業者であり、前記基地局側送信装置は、前記多忙機が存在する場合にその多忙機と他の建設機械との交換を推奨する旨を前記レンタル業者に送信することを特徴とする建設機械の管理システム。 - 複数の建設機械から送信される情報を基地局で受信する管理システムであって、
前記各建設機械は、その建設機械の作業負荷に関する情報を送信する送信装置を有し、
前記基地局は、前記複数の建設機械からの送信情報を受信する受信装置と、受信した作業負荷に関する情報から作業過多の建設機械があるか否かを判別する判別装置と、前記作業過多の建設機械が存在すると判別された場合にその旨を当該作業過多の建設機械の所有者に送信する基地局側送信装置とを有することを特徴とする建設機械の管理システム。 - 複数の建設機械から送信される情報を基地局で受信する管理システムであって、
前記各建設機械は、その建設機械の作業状況および走行状況に関する情報を送信する送信装置を有し、
前記基地局は、前記複数の建設機械からの送信情報を受信する受信装置と、受信した作業状況に関する情報から作業過多の建設機械があるか否かを判別するとともに、走行状況に関する情報から走行過多の建設機械があるか否かを判別する判別装置と、該判別装置の判別結果に基づいて、作業過多の建設機械および走行過多の建設機械の有無を建設機械の所有者に送信する基地局側送信装置とを有することを特徴とする建設機械の管理システム。 - 請求項4に記載の建設機械の管理システムにおいて、
前記所有者は建設機械のレンタル業者であり、前記基地局側送信装置は、前記判別装置の判別結果に基づいて、レンタルされた建設機械同士の交換を推奨する旨を前記レンタル業者に送信することを特徴とする建設機械の管理システム。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の建設機械の管理システムにおいて、
前記基地局側送信装置は、電子メールによって前記所有者に送信を行うことを特徴とする建設機械の管理システム。
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